JPH0995211A - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

車両用盗難防止装置

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JPH0995211A
JPH0995211A JP27724295A JP27724295A JPH0995211A JP H0995211 A JPH0995211 A JP H0995211A JP 27724295 A JP27724295 A JP 27724295A JP 27724295 A JP27724295 A JP 27724295A JP H0995211 A JPH0995211 A JP H0995211A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、低温時等のバッテリが弱
っている場合の通信の途切れによる通信不良を防止し得
て、エンジンの始動不良を防止し得て、エンジンが完全
に始動する前に識別コードの判定を行い得るようにする
ことにある。 【構成】 このため、この発明は、イグニションキー4
とコイルユニット6とイモビライザ制御部8とエンジン
制御部10とを設け、イグニションキー4の回転による
始動開始後に電源電圧Vが設定低電圧VL 未満となった
場合にイモビライザ制御部8及びエンジン制御部10間
の通信を確保するよう低電圧通信モードを実行する低電
圧通信モード部34・36を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両用盗難防止装
置に係り、特に、低温時等のバッテリが弱っている場合
の通信の途切れによる通信不良を防止し得て、エンジン
の始動不良を防止し得て、エンジンが完全に始動する前
に識別コードの判定を行うことができる車両用盗難防止
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両には、不正解錠による盗難防止を目
的とした車両用盗難防止装置を設けたものがある。車両
用盗難防止装置には、イグニションキーの挿入及び始動
位置への回転により識別コードを出力するコイルユニッ
トを設け、前記イグニションキーの正否を判断する盗難
防止制御部であるイモビライザ制御部を設け、イグニシ
ョンキーの回転による始動開始から設定通信時間内に前
記イモビライザ制御部から正規のイグニションキーであ
るとのエンジン駆動許容信号が入力された場合にエンジ
ンの駆動を続行するエンジン制御部を設けたものがあ
る。
【0003】このような車両用盗難防止装置としては、
特開昭63−93649号公報、特開平6−27076
4号公報、特開平7−69173号公報に開示されるも
のがある。
【0004】特開昭63−93649号公報に開示され
る装置は、錠前側の環状コアとキー側の軸状コアとの磁
気軸結合によりエンジン駆動のための情報の授受を行
い、キー側からの情報が錠前側の情報と一致した場合に
エンジンの始動を許容するものである。
【0005】特開平6−270764号公報に開示され
る装置は、キー及び錠前からなるキーユニットとキー検
出回路とエンジン制御回路とを備え、キー検出回路とエ
ンジン制御回路と間の複数の通信線を設け、エンジン制
御回路は複数の通信線のいずれかにエンジン始動許可信
号が入力されるとエンジンを始動させ、前記複数の通信
線が断線した場合にその断線した時間間隔を計測して盗
難か否かを判断するものである。
【0006】特開平7−69173号公報に開示される
装置は、シリンダに挿入されたキーがスタータ方向に回
転したときに一定時間のみエンジン始動の許可信号を出
力するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のイグ
ニションキーの挿入及び始動位置への回転により識別コ
ードを出力するコイルユニットを設け、イグニションキ
ーの正否を判断するイモビライザ制御部を設け、このイ
モビライザ制御部から正規のイグニションキーであると
のエンジン駆動許容信号が入力された場合にエンジンの
駆動を続行するエンジン制御部を設けた車両用盗難防止
装置においては、イモビライザ制御部とエンジン制御部
との間で通信を行う場合に、イモビライザ制御部側がマ
スタになる場合とエンジン制御部側がマスタになる場合
とがある。
【0008】イモビライザ制御部がマスタになる場合
は、図5に示す如く、イグニションキーの回転によるイ
グニションスイッチのONと同時に、エンジン制御部に
エンジンの始動を許容するか否かの判定結果を通知して
いる。また、エンジン制御部がマスタになる場合は、エ
ンジン制御部がイモビライザ制御部に判定結果を問い合
わせ、イモビライザ制御部が応答している。
【0009】ところが、車両においては、搭載する電源
としてのバッテリが、低温時等に弱って電圧降下を来す
ことがある。このように弱ったバッテリは、エンジンを
始動するようスタータモータを駆動してクランキングを
開始すると、電源電圧がさらに低下して制御部のリセッ
ト電圧付近まで降下することがある。
【0010】このように電源電圧がリセット電圧まで降
下した場合には、前記イモビライザ制御部とエンジン制
御部とのリセット電圧の差によって、いずか一方がリセ
ットされることになり、イモビライザ制御部とエンジン
制御部との間の通信が途切れる場合がある。
【0011】イモビライザ制御部側をマスタとしてい
て、このイモビライザ制御部がリセットした場合には、
図6に示す如く、電源電圧がリセット電圧以上に復帰し
て再起動して再度通信した際に、エンジン制御部への設
定通信時間が経過していて、エンジンの始動が不能にな
る不都合がある。
【0012】また、エンジン制御部側をマスタとしてい
る場合には、逆に、エンジン制御部がイモビライザ制御
部に通信を行った際に、イモビライザ制御部がリセット
によって通信不能状態となっている場合がある。
【0013】このようにエンジン制御部側をマスタとし
た場合に、モビライザ制御部が通信不能状態となること
をきらって、エンジンの始動完了後に通信を開始するも
のが考えられている。
【0014】しかし、この場合には、エンジンが始動を
完了していることにより、盗難防止のためのセキュリテ
ィ上において、問題を生じる不都合がある。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、トランスポンダを備えた
イグニションキーを設け、このイグニションキーの挿入
及び始動位置への回転により前記トランスポンダに電源
を供給して識別コードを発生させるとともにこの識別コ
ードを出力するコイルユニットを設け、このコイルユニ
ットから入力する識別コードが正の場合にエンジン駆動
許容信号を出力するとともに前記識別コードが否の場合
にエンジン駆動禁止信号を出力するイモビライザ制御部
を設け、前記イグニションキーの始動位置への回転によ
る始動開始から設定通信時間内に前記イモビライザ制御
部から前記エンジン駆動許容信号が入力された場合にエ
ンジンの駆動を続行するエンジン制御部を設け、前記イ
グニションキーの回転による始動開始後に電源電圧が設
定低電圧未満となった場合に前記イモビライザ制御部及
びエンジン制御部間の通信を確保するよう低電圧通信モ
ードを実行する低電圧通信モード部を夫々前記イモビラ
イザ制御部及びエンジン制御部に設けたことを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の車両用盗難防止装置
は、イグニションキーとコイルユニットとイモビライザ
制御部とエンジン制御部とを設け、イモビライザ制御部
及びエンジン制御部にはイグニションキーの回転による
始動開始後に電源電圧が設定低電圧未満となった場合に
イモビライザ制御部及びエンジン制御部間の通信を確保
するよう低電圧通信モードを実行する低電圧通信モード
部を夫々設けている。
【0017】イモビライザ制御部の低電圧通信モード部
は、イグニションキーによる始動開始後に電源電圧が設
定低電圧未満となった後に電源電圧が前記設定低電圧を
越えて設定再開電圧以上となった場合に、再び通信を開
始する。エンジン制御部の低電圧通信モード部は、イグ
ニションキーによる始動開始後に電源電圧が設定低電圧
未満となった後に電源電圧が前記設定低電圧を越えて設
定再開電圧以上となった場合に、設定通信時間の終了時
期を延長する。
【0018】これにより、車両用盗難防止装置は、電源
電圧が低下した場合のイモビライザ制御部とエンジン制
御部との間の通信を確保することができ、イモビライザ
制御部によってエンジンのクランキング中にエンジンの
始動を許容するか否かの判定を行うことができる。
【0019】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を説明
する。図1〜図4は、この発明の実施例を示すものであ
る。図4において、2は車両用盗難防止装置である。車
両用盗難防止装置2は、イグニションキー4とコイルユ
ニット6とイモビライザ制御部(盗難防止制御部)8と
エンジン制御部10とから構成される。
【0020】前記イグニションキー4は、キー溝12を
設けており、トランスポンダ14を備えている。トラン
スポンダ14は、コイル部及びコード発生部(図示せ
ず)を有し、コイルユニット6からの電源の供給により
駆動されて識別コードを発生させる。また、前記イグニ
ションキー4は、始動位置へ回転することにより、後述
の如くイグニション回路22をONするとともに図示し
ないスタータスイッチをONしてスタータモータ(図示
せず)を駆動させる。
【0021】前記コイルユニット6は、イグニションキ
ー4が挿入及び回転されるコイル部16を設け、このコ
イル部16に接続されるコイル用回路部18を設けてい
る。
【0022】コイル部16は、挿入されたイグニション
キー4を始動位置に回転させてイグニション回路22が
ONすることより、コイル用回路部18より電源を供給
されて励磁される。これにより、コイル部16は、トラ
ンスポンダ4のコイル部を電磁的に結合して電源を供給
し、コード発生部に識別コードを発生させてその識別コ
ードを受ける。
【0023】コイル用回路部18は、イモビライザ制御
部8に接続され、コイル部16の受けた識別コードをイ
モビライザ制御部8に出力する。
【0024】前記イモビライザ制御部8は、コイルユニ
ット6から入力する識別コードの正否を判定する。イモ
ビライザ制御部8には、図示しないエンジンのアクセサ
リ回路20やイグニション回路22が接続されている。
イモビライザ制御部8は、制御用通信回線24によりエ
ンジン制御部10に接続されている。
【0025】イモビライザ制御部8は、コイルユニット
6から入力する識別コードが正の場合に、エンジン制御
部10にエンジン駆動許容信号を出力する。また、イモ
ビライザ制御部8は、コイルユニット6から入力する識
別コードが否の場合に、エンジン制御部10にエンジン
駆動禁止信号を出力する。
【0026】前記エンジン制御部10は、イモビライザ
制御部8から入力するエンジン駆動許容信号あるいはエ
ンジン駆動禁止信号により、エンジンの始動を許容ある
いは始動を禁止する。このエンジン制御部10には、図
示しないエンジンの燃料噴射弁26やイグニションコイ
ル28が接続され、イグニション回路22のONにより
前記スタータモータの駆動とともに通常の燃料噴射及び
点火を行う。
【0027】エンジン制御部10は、イグニションキー
4の始動位置への回転による始動開始から設定通信時間
T内に、イモビライザ制御部8からエンジン駆動許容信
号が入力された場合に、燃料噴射弁26による燃料やイ
グニションコイル28による点火を許容して、エンジン
の駆動を続行する。
【0028】また、エンジン制御部10は、イグニショ
ンキー4の始動位置への回転による始動開始から設定通
信時間T内に、イモビライザ制御部8からエンジン駆動
禁止信号が入力された場合(信号が入力されない場合を
含む)に、燃料噴射弁26による燃料やイグニションコ
イル28による点火をカットして、エンジンの駆動を禁
止する。なお、符号30は故障診断部、符号32は故障
診断部30への電源を供給・遮断するリレーである。
【0029】前記イモビライザ制御部8及びエンジン制
御部10は、図示しないバッテリの供給する電源電圧V
B の監視機能を有し、イグニションキー4の回転による
始動開始後に電源電圧VB が設定低電圧VL 未満となっ
た場合に、イモビライザ制御部8及びエンジン制御部1
0間の通信を確保するよう低電圧通信モードを実行する
低電圧通信モード部34・36を設けている。
【0030】前記イモビライザ制御部8の低電圧通信モ
ード部34は、イグニションキー4の始動位置への回転
による始動開始後に電源電圧VB が設定低電圧VL 未満
となった後に、電源電圧VB が前記設定低電圧VL を越
えて設定再開電圧VR 以上となった場合に、再び通信を
開始する。
【0031】前記エンジン制御部10の低電圧通信モー
ド部36は、イグニションキー4の始動位置への回転に
よる始動開始後に電源電圧VB が設定低電圧VL 未満と
なった後に、電源電圧VB が前記設定低電圧VL を越え
て設定再開電圧VR 以上となった場合に、設定通信時間
Tの終了時期を設定延長時間tだけ延長する。
【0032】次に、この実施例の作用を図1・図2のフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0033】車両用盗難防止装置2は、イグニションキ
ー4をコイルユニット6に挿入して始動位置へ回転する
と、イグニション回路22がONするともにスタータモ
ータの駆動と燃料噴射及び点火とが行われ、イモビライ
ザ制御部8及びエンジン制御部10の制御がスタートす
る。
【0034】イモビライザ制御部8は、図1に示す如
く、制御がスタートすると(ステップ100)、コイル
ユニット6によりイグニションキー4のトランスポンダ
14に電源を供給して、発生した識別コードがコイルユ
ニット6を介して入力される。
【0035】イモビライザ制御部8は、コイルユニット
6から入力する識別コードの正否を判定し、判定結果を
制御用通信回線24によりエンジン制御部10と通信す
る(ステップ102)。
【0036】イモビライザ制御部8は、コイルユニット
6から入力する識別コードが正の場合に、制御用通信回
線24によりエンジン制御部10にエンジン駆動許容信
号を出力する。また、イモビライザ制御部8は、コイル
ユニット6から入力する識別コードが否の場合に、制御
用通信回線20によりエンジン制御部10にエンジン駆
動禁止信号を出力する。
【0037】エンジン制御部10は、イグニションキー
4の始動位置への回転による始動開始から設定通信時間
T内にイモビライザ制御部8からエンジン駆動許容信号
が入力された場合に、エンジンの駆動を続行する。エン
ジン制御部10は、イグニションキー4の始動位置への
回転による始動開始から設定通信時間T内にイモビライ
ザ制御部8からエンジン駆動禁止信号が入力された場合
やいずれの信号も入力されない場合に、エンジンの駆動
を禁止する。
【0038】このとき、イモビライザ制御部8は、低電
圧通信モード部34によって電源電圧Vを監視し、イグ
ニションキー4の回転による始動開始後の通信終了まで
に電源電圧VB が設定低電圧VL 未満となったか否かを
判断する(ステップ104)。
【0039】通信終了までに電源電圧VB が設定低電圧
L 未満とならず、判断(ステップ104)がNOの場
合は、エンドになる(ステップ106)。
【0040】一方、通信終了までに電源電圧VB が設定
低電圧VL 未満となって、判断(ステップ104)がY
ESの場合は、図3に示す如く通信が途切れるため、電
源電圧VB が設定低電圧VL 未満となった後に電源電圧
B が前記設定低電圧VL を越えて設定再開電圧VR
上となった場合に再び通信を開始し(ステップ10
8)、エンドになる(ステップ106)。
【0041】このように、イモビライザ制御部8の低電
圧通信モード部34は、イグニションキー4の回転によ
る始動開始後に電源電圧VB が設定低電圧VL 未満とな
った後に、電源電圧VB が設定低電圧VL を越えて設定
再開電圧VR 以上となった場合に、再びエンジン駆動許
容信号(あるいは、エンジン駆動禁止信号)の出力を開
始する。
【0042】また、エンジン制御部10は、図2に示す
如く、制御がスタートすると(ステップ200)、イグ
ニション回路22がONして(ステップ202)、スタ
ータモータの駆動と燃料噴射及び点火とを実施し、イモ
ビライザ制御部8から制御用通信回線24によりエンジ
ン駆動許容信号あるいはエンジン駆動禁止信号の通信が
有ったか否かを判断する(ステップ204)。
【0043】この判断(ステップ204)がYESの場
合は、通信されたエンジン駆動許容信号あるいはエンジ
ン駆動禁止信号のコードを照合し(ステップ206)、
コードが一致しているか否かを判断し(ステップ20
8)、この判断(ステップ208)がYESの場合は正
常終了する(ステップ210)。
【0044】前記判断(ステップ204)がNOの場合
は、設定通信時間Tが経過したか否かを判断する(ステ
ップ212)。設定通信時間Tが経過していず、判断
(ステップ212)がNOの場合は、判断(ステップ2
04)にリターンする。
【0045】設定通信時間Tが経過していて、判断(ス
テップ212)がYESの場合は、イグニションキー4
の回転による始動開始後の通信終了(設定通信時間T)
までに電源電圧VB が設定低電圧VL 未満となったか否
かを判断する(ステップ214)。
【0046】通信終了までに電源電圧VB が設定低電圧
L 未満とならず、判断(ステップ214)がNOの場
合は、異常終了する(ステップ216)。また、前記判
断(ステップ208)がNOの場合も、異常終了する
(ステップ216)。
【0047】一方、通信終了までに電源電圧VB が設定
低電圧VL 未満となって、判断(ステップ214)がY
ESの場合は、図3に示す如く通信が途切れるため、電
源電圧VB が設定低電圧VL 未満となった後に、電源電
圧VB が前記設定低電圧VLを越えて設定再開電圧VR
以上となってから、設定通信時間Tの終了時期を延長す
る設定延長時間tが経過したか否かを判断する(ステッ
プ218)。
【0048】設定延長時間tが経過していず、判断(ス
テップ218)がNOの場合は、イモビライザ制御部8
から制御用通信回線24によりエンジン駆動許容信号あ
るいはエンジン駆動禁止信号の通信が有ったか否かを判
断する(ステップ220)。
【0049】この判断(ステップ220)がNOの場合
は、設定延長時間tが経過したか否かの判断(ステップ
218)にリターンする。判断(ステップ220)がY
ESの場合は、通信されたエンジン駆動許容信号あるい
はエンジン駆動禁止信号のコードを照合し(ステップ2
22)、コードが一致しているか否かを判断し(ステッ
プ224)、この判断(ステップ224)がYESの場
合は正常終了する(ステップ226)。
【0050】一方、設定延長時間tが経過していて、前
記判断(ステップ218)がYESの場合は、異常終了
する(ステップ228)。また、前記コードの一致の判
断(ステップ224)がNOの場合も、異常終了する
(ステップ228)。
【0051】なお、設定通信時間Tの終了時期の延長
は、電源電圧VB が設定低電圧VL を越えて設定再開電
圧VR 以上となってから設定延長時間tでも良く、ま
た、スタータモータの駆動が停止(スタータスイッチが
OFF)されてから設定延長時間tでも良い。
【0052】このように、エンジン制御部10の低電圧
通信モード部36は、イグニションキー4による始動開
始後に電源電圧VB が設定低電圧VL 未満となった後
に、電源電圧VB が設定低電圧VL を越えて設定再開電
圧VR 以上となった場合に、設定通信時間Tの終了時期
を設定延長時間tだけ延長する。
【0053】これにより、車両用盗難防止装置2は、イ
グニションキー4の回転による始動開始後に電源電圧V
B が設定低電圧VL 未満となった場合に、イモビライザ
制御部8及びエンジン制御部10間の通信を確保するよ
う低電圧通信モード部34・36により低電圧通信モー
ドを実行し、低電圧通信モード部34においては再び信
号を出力するとともに低電圧制御部36においては設定
通信時間Tの終了時期を設定延長時間tだけ延長するこ
とにより、電源電圧VB が低下した場合のイモビライザ
制御部8とエンジン制御部10との間の通信を確保する
ことができ、イモビライザ制御部8によってエンジンの
クランキング中にエンジンの始動を許容するか否かの判
定を行うことができる。
【0054】このため、この車両用盗難防止装置2は、
低温時等のバッテリが弱っている場合のイモビライザ制
御部8とエンジン制御部10との間の通信を確保し得る
ことにより、通信の途切れによる通信不良を防止し得
て、エンジンの始動不良を防止することができる。ま
た、この車両用盗難防止装置2は、エンジンのクランキ
ング中にエンジンの始動を許容するか否かの判定を行う
ことができることにより、エンジンが完全に始動する前
に識別コードの判定を行うことができ、盗難防止のセキ
ュリティ上において有利となすことができる。
【0055】
【発明の効果】このように、この発明の車両用盗難防止
装置は、電源電圧が低下した場合のイモビライザ制御部
とエンジン制御部との間の通信を確保することができ、
イモビライザ制御部によってエンジンのクランキング中
にエンジンの始動を許容するか否かの判定を行うことが
できる。
【0056】このため、この車両用盗難防止装置は、低
温時等のバッテリが弱っている場合のイモビライザ制御
部とエンジン制御部との間の通信を確保し得ることによ
り、通信の途切れによる通信不良を防止し得て、エンジ
ンの始動不良を防止することができる。また、この車両
用盗難防止装置は、エンジンのクランキング中にエンジ
ンの始動を許容するか否かの判定を行うことができるこ
とにより、エンジンが完全に始動する前に識別コードの
判定を行うことができ、盗難防止のセキュリティ上にお
いて有利となすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す車両用盗難防止装置の
イモビライザ制御部の制御のフローチャートである。
【図2】エンジン制御部の制御のフローチャートであ
る。
【図3】車両用盗難防止装置の電源電圧が低下した場合
のタイミングチャートである。
【図4】車両用盗難防止装置の回路構成図である。
【図5】従来例を示す車両用盗難防止装置の電源電圧が
正常な場合のタイミングチャートである。
【図6】従来例を示す車両用盗難防止装置の電源電圧が
低下した場合のタイミングチャートである。
【符号の説明】
2 車両用盗難防止装置 4 イグニションキー 6 コイルユニット 8 イモビライザ制御部(盗難防止制御部) 10 エンジン制御部 14 トランスポンダ 16 コイル部 18 コイル用回路部 22 イグニション回路 24 制御用通信回線 26 燃料噴射弁 28 イグニションコイル 30 故障診断部 32 リレー 34 イモビライザ側低電圧通信モード部 36 エンジン側低電圧通信モード部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスポンダを備えたイグニションキ
    ーを設け、このイグニションキーの挿入及び始動位置へ
    の回転により前記トランスポンダに電源を供給して識別
    コードを発生させるとともにこの識別コードを出力する
    コイルユニットを設け、このコイルユニットから入力す
    る識別コードが正の場合にエンジン駆動許容信号を出力
    するとともに前記識別コードが否の場合にエンジン駆動
    禁止信号を出力するイモビライザ制御部を設け、前記イ
    グニションキーの始動位置への回転による始動開始から
    設定通信時間内に前記イモビライザ制御部から前記エン
    ジン駆動許容信号が入力された場合にエンジンの駆動を
    続行するエンジン制御部を設け、前記イグニションキー
    の回転による始動開始後に電源電圧が設定低電圧未満と
    なった場合に前記イモビライザ制御部及びエンジン制御
    部間の通信を確保するよう低電圧通信モードを実行する
    低電圧通信モード部を夫々前記イモビライザ制御部及び
    エンジン制御部に設けたことを特徴とする車両用盗難防
    止装置。
  2. 【請求項2】 前記イモビライザ制御部の低電圧通信モ
    ード部は、前記イグニションキーの回転による始動開始
    後に電源電圧が設定低電圧未満となった後に電源電圧が
    前記設定低電圧を越えて設定再開電圧以上となった場合
    に再び通信を開始する低電圧通信モード部である請求項
    1に記載の車両用盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 前記エンジン制御部の低電圧通信モード
    部は、前記イグニションキーの回転による始動開始後に
    電源電圧が設定低電圧未満となった後に電源電圧が前記
    設定低電圧を越えて設定再開電圧以上となった場合に前
    記設定通信時間の終了時期を延長する低電圧通信モード
    部である請求項1に記載の車両用盗難防止装置。
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KR100435733B1 (ko) * 2001-08-28 2004-06-12 현대자동차주식회사 차량용 디젤 엔진의 엔진 시동 제어 방법
CN113628372A (zh) * 2021-08-18 2021-11-09 中铁第一勘察设计院集团有限公司 轨道交通全自动运行防护区spks与门禁连锁管理系统

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