JPH0993993A - ステッピングモータの脱調検出装置 - Google Patents

ステッピングモータの脱調検出装置

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JPH0993993A
JPH0993993A JP25170195A JP25170195A JPH0993993A JP H0993993 A JPH0993993 A JP H0993993A JP 25170195 A JP25170195 A JP 25170195A JP 25170195 A JP25170195 A JP 25170195A JP H0993993 A JPH0993993 A JP H0993993A
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JP
Japan
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stepping motor
rotation angle
angle position
motor
rotation
Prior art date
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Pending
Application number
JP25170195A
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English (en)
Inventor
Junji Koyama
順二 小山
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Harmonic Drive Systems Inc
Original Assignee
Harmonic Drive Systems Inc
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Publication date
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Publication of JPH0993993A publication Critical patent/JPH0993993A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステッピングモータの脱調検出を、簡単な回
路構成で廉価に構成でき、しかもリアルタイムで行なう
ことの可能な脱調検出装置を実現すること。 【解決手段】 脱調検出装置1のアップ・ダウンカウン
タ5において、モータ軸2aの正方向への1回転の間に
供給される指令パルスであるCWパルスの数をカウント
する。モータ軸2aの原点位置センサ3の出力3Sが出
力される前にカウンタ値が予め設定されたCARRY値
を越える場合には、脱調が発生したことを示すCARR
Y信号が脱調検出信号9Sとして出力される。モータ逆
回転の場合には、CCWパルスの数が予め設定したプリ
セット値を越える場合には、脱調が発生したことを示す
BORROW信号を出力する。原点位置センサとカウン
タを用いるのみで、モータ軸の1回転毎にステッピング
モータの脱調を検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡単な回路構成お
よび簡単な演算処理によってステッピグモータの脱調を
リアルタイムで検出できる脱調検出装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ステッピングモータは、低価格の位置決
め用モータとして幅広い分野で利用されている。しか
し、オープンループ制御のモータであるので、当該モー
タを駆動するための指令信号(駆動パルス信号)に実際
のモータ軸動作が追従しない「脱調現象」が発生した場
合には、モータ駆動を適切に行なうことができなくなる
という問題がある。
【0003】この対策としては、ステッピングモータに
ロータリエンコーダを付加して、モータ軸の実際の回転
動作をモニターすることにより、脱調を検出する方法等
が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、エンコーダ、その出力信号を計数するための計数回
路、計数値に演算を施して脱調の有無を判別する演算回
路などが必要となり、高価である。また、従来の方法で
は、脱調検出をリアルタイムで行なうことが困難である
という問題点もある。
【0005】本発明の課題は、簡単な回路構成で廉価に
製造でき、しかもリアルタイムで脱調検出を行なうこと
のできるステッピングモータの脱調検出装置を提案する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のステッピグモータの脱調検出装置は、第
1の回転角度位置から第2の回転角度位置までステッピ
ングモータを回転させるために必要となる駆動信号のパ
スル数を予め記憶した記憶手段と、前記ステッピングモ
ータが前記第1の回転角度位置から前記第2の回転角度
位置に至る時点までに前記ステッピングモータに供給さ
れる駆動信号のパルス数を計数する計数手段と、前記ス
テッピングモータが実際に前記第2の回転角度位置に至
った時点での前記計数手段による計数値と前記記憶手段
によって記憶されているパルス数が一致しない場合には
ステッピングモータに脱調が発生したものと判断する検
出手段とを有する構成を採用している。
【0007】典型的な実施態様では、前記第1の回転角
度位置から前記第2の回転角度位置までの間をステッピ
ングモータ1回転に相当するように選択し、前記ステッ
ピングモータがこれらの第1および第2の回転角度位置
に至った時点を、当該ステッピングモータに設置された
原点位置を検出する原点位置センサによって検出する構
成を採用すればよい。
【0008】また、前記計数手段および前記検出手段
は、アップ・ダウンカウンタから構成することができ、
この場合には、前記ステッピングモータが正転する場合
には駆動信号のパルス値を加算し、逆転する場合には前
記記憶手段に記憶されているパルス数から実際に供給さ
れるパルス数を減算し、当該加算および減算動作を、前
記原点位置センサの出力によってクリアするように構成
して、前記加算値が前記記憶手段に記憶されているパル
ス値を越えた場合には脱調の発生を示すキャリー信号を
出力し、前記減算値が負になった場合には脱調の発生を
示すボロー信号を出力するように構成すればよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に図1を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0010】図に示すステッピングモータの脱調検出装
置1は、ステッピングモータ2が正常動作中には指令パ
ルス(駆動パルス)に同期して動作するのでモータ軸2
aの回転角度位置と指令パルスCW、CCWとの位相関
係が維持されるが、脱調が生じると指令パルスとモータ
軸位置に位相のずれが生じることに着目したものであ
る。
【0011】すなわち、モータ軸2aに取り付けた原点
センサ3の信号3Sと、指令パルスであるCWパルスお
よびCCWパルスを、プリセッタブルなアップ・ダウン
カウンタ5に導入して、位相のずれをモータ軸2aの1
回転毎に確認することにより、脱調の発生を検出するよ
うにしている。
【0012】詳細に説明すると、ステッピングモータ2
のモータ軸2aには、その回転の原点位置を検出するた
めの光学式の原点位置センサ3が取付けられている。ス
テッピングモータ2は、ステッピングモータドライバ4
によって駆動される。このモータドライバ4は、不図示
の制御回路の側からの制御に基づき、正回転用の指令パ
ルスであるCWパルスおよび逆回転用の指令パルスであ
るCCWパルスを出力する。
【0013】これらのCWパルスおよびCCWパルス
は、プリセッタブルなアップ・ダウンカウンタ5の加算
入力端子UPおよび減算入力端子DOWNに入力され
る。このアップ・ダウンカウンタ5のリセット端子に
は、2入力アンドゲート7の出力が入力され、プリセッ
ト入力端子にも同じく2入力アンドゲート8の出力が入
力される。
【0014】アンドゲート7の一方の入力端子にはCW
パルスが入力され、他方の入力端子には原点位置センサ
3の出力3Sが入力される。同様に、アンドゲート8の
一方の入力端子にはCCWパルスが入力され、他方の入
力端子には原点位置センサ3の出力3Sが入力される。
【0015】一方、アップ・ダウンカウンタ5のキャリ
ー出力CARRYおよびボロー出力BORROWは、オ
アゲート9を介して、脱調が発生した旨を示す脱調検出
信号9Sとして出力される。
【0016】なお、アップ・ダウンカウンタ5のキャリ
ー値Aおよびプリセット値Bは、モータ2を1回転させ
るために必要とされるCWパルスの数およびCCWパル
スの数となるように設定される。
【0017】次に、本例の脱調検出装置1の動作を説明
する。以下の説明は、5相のステッピングモータ2をフ
ルステップで駆動する場合である。
【0018】まず、モータ軸2aが原点位置にある状態
からCWパルスが入力されると、カウンタ5はリセット
される。すなわち、ゲート7の双方の入力端子にCWパ
ルスおよび原点位置センサ3からの出力3Sが入力され
るので、ゲート7からの出力によってカウンタ5がリセ
ットされる。このリセットと同時に、モータ軸2aが回
転を始めるので、原点信号3Sの出力が無くなり、ゲー
ト7が閉じ、カウンタ5では入力されるCWパルスのカ
ウントアップを開始する。ここで、本例では、モータ1
回転に必要なパルス数は500であるので、キャリー値
Aはこれよりも大きな値、例えば「501」に設定され
る。
【0019】モータ2が正常に動作している間は、モー
タ軸2aが1回転(500ステップ動作)する毎に、原
点信号3Sが入力されるので、その都度カウンタ5がリ
セットされる。したがって、キャリー信号CARRYが
出力されることはない。
【0020】しかるに、動作中に脱調が発生すると、モ
ータ軸2aの原点信号3Sが入力する前にパルスカウン
トがキャリー値である「501」を越える。したがっ
て、カウンタ5からはCARRY信号が出力され、これ
がオアゲート9を介して、脱調検出信号9Sとして不図
示の制御回路の側に出力される。
【0021】次に、モータ2が逆回転する場合には、モ
ータ軸2aの原点信号3Sが入力する毎に、カウンタ5
の内容がプリセットされて、CCWパルスの入力の度毎
にその値がカウントダウンされる。本例では、プリセッ
ト値として例えば「501」がセットされる。
【0022】モータ2が正常に動作している間は、正回
転動作と同様に、プリセット、カウントダウンが繰り返
される。したがって、BORROW信号が出力されるこ
とはない。
【0023】しかるに、脱調が発生すると、プリセット
信号である原点位置信号3Sが入力される前に、プリセ
ッチ値を越える数のCCWパルスが入力されるので、カ
ウンタダウン値が負となり、BORROW信号が、脱調
検出信号として出力することになる。
【0024】一方、モータ2が1回転する間に、正逆回
転を繰り返す場合にも同様に動作する。すなわち、正回
転を指示するCWパルスが加算であり、逆回転を指令す
るCCWパルスが減算であるので、モータ2が正常動作
を行なっている限りは、モータ軸2aの原点位置信号3
Sがカウンタ5に入力されるされる時点では、当該カウ
ンタ5のカウント値は500または零の何れかであり、
この直後にカウンタ5はリセットあるいはプリセットさ
れる。したがって、CARRY信号あるいはBORRO
W信号が出力されることはない。
【0025】しかし、脱調が発生した場合には、モータ
軸2aの原点位置信号3Sが入力される前にカウント値
が500を越え、あるいは負になるので、CARRY信
号あるいはBORROW信号が出力されて、脱調が発生
したことが検出される。
【0026】なお、CARRY値およびプリセット値
は、モータ2の分解能、計測タイミングのずれ等の要素
を考慮して決定すべきものである。また、本例の検出装
置1では、起動直後の状態では機能しない場合があるの
で、モータ軸2aを原点位置に復帰させる動作を起動時
に行なうことが望ましい。
【0027】(その他の実施の形態)上記の例では、脱
調の検出をモータ軸の1回転毎に行なっている。しか
し、これよりも短い周期で脱調の検出を行ないたい場合
には、モータ軸に取り付けるセンサの分解能を高めて、
1回転未満の2つの回転角度位置の間において脱調の検
出を行なえばよい。この場合には、当然に、その2つの
角度位置の間を回転させるために必要となるCWパルス
の数、CCWパルスの数に基づき、カウンタのCARR
Y値およびプリセット値を設定することになる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のステッピ
ングモータの脱調検出装置においては、モータ軸が所定
の回転角度範囲を回転する際に必要となる指令パルス
と、実際のモータ軸の回転時に所定の回転角度範囲を回
転する間に供給されるパルス数を計数手段によって計数
し、この計数値と、モータ軸が正常時にこの回転角度範
囲を回転する際に必要となる指令パルスとを比較するこ
とにより、モータの脱調を検出するようにしている。し
たがって、本発明によれば、モータ軸の回転位置を検出
するセンサと、指令パルスのパルス数を計数する計数手
段とを用いるのみで、ステッピングモータの脱調を検出
できるので、従来の検出装置に比べて、簡単な回路構成
で廉価な検出装置を実現できる。また、モータ1回転
毎、あるいはそれよりも小さな回転角度範囲毎に脱調を
検出できるので、その検出をリアルタイムで行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したステッピングモータの脱調検
出装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 脱調検出装置 2 モータ 2a モータ軸 3 モータ軸の原点位置センサ 4 ステッピングモータドライバ 5 アップ・ダウンカウンタ 7、8 アンドゲート 9 オアゲート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の回転角度位置から第2の回転角度
    位置までステッピングモータを回転させるために必要と
    なる駆動信号のパスル数を予め記憶した記憶手段と、前
    記ステッピングモータが前記第1の回転角度位置から前
    記第2の回転角度位置に至る時点までに前記ステッピン
    グモータに供給される駆動信号のパルス数を計数する計
    数手段と、前記ステッピングモータが実際に前記第2の
    回転角度位置に至った時点での前記計数手段による計数
    値と前記記憶手段によって記憶されているパルス数が一
    致しない場合にはステッピングモータに脱調が発生した
    ものと判断する検出手段とを有することを特徴とするス
    テッピングモータの脱調検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1の回転角度
    位置から前記第2の回転角度位置までの間は、ステッピ
    ングモータ1回転に相当し、前記ステッピングモータが
    これらの第1および第2の回転角度位置に至った時点
    を、当該ステッピングモータに設置された原点位置を検
    出する原点センサ位置によって検出することを特徴とす
    るステッピグモータの脱調検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記計数手段および
    前記検出手段は、アップ・ダウンカウンタから構成され
    ており、前記ステッピングモータが正転する場合には駆
    動信号のパルス値を加算し、逆転する場合には前記記憶
    手段に記憶されているパルス数から実際に供給されるパ
    ルス数を減算し、当該加算および減算動作が、前記原点
    位置センサの出力によってクリアされるようになってお
    り、前記加算値が前記記憶手段に記憶されているパルス
    値を越えた場合には、脱調の発生を示すキャリー信号を
    出力し、前記減算値が負になった場合には、脱調の発生
    を示すボロー信号を出力するようになっていることを特
    徴とするステッピングモータの脱調検出装置。
JP25170195A 1995-09-29 1995-09-29 ステッピングモータの脱調検出装置 Pending JPH0993993A (ja)

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JP (1) JPH0993993A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011036781A1 (ja) * 2009-09-26 2011-03-31 ティーオーエー株式会社 旋回型カメラ
KR101722862B1 (ko) * 2015-12-31 2017-04-03 엘에스산전 주식회사 전동기 제어 장치

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JP5395184B2 (ja) * 2009-09-26 2014-01-22 Toa株式会社 旋回型カメラ
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