JPH0993855A - 回転電機用軸受押圧バネ及び回転電機 - Google Patents
回転電機用軸受押圧バネ及び回転電機Info
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- JPH0993855A JPH0993855A JP24913895A JP24913895A JPH0993855A JP H0993855 A JPH0993855 A JP H0993855A JP 24913895 A JP24913895 A JP 24913895A JP 24913895 A JP24913895 A JP 24913895A JP H0993855 A JPH0993855 A JP H0993855A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ステータ支持ボス先端の軸受保持部における
軸受嵌合凹部の底面を平坦にすることができる回転電機
用軸受押圧バネを提供する。 【解決手段】 ステータ支持ボス２の軸受保持部８にお
ける軸受嵌合凹部９の底面９ａとラジアル軸受４との間
に押圧バネ１０を介在させる。押圧バネ１０は、環状の
ウエーブ状押圧バネ本体１５にへたり防止突起１６を設
けた構造とする。
軸受嵌合凹部の底面を平坦にすることができる回転電機
用軸受押圧バネを提供する。 【解決手段】 ステータ支持ボス２の軸受保持部８にお
ける軸受嵌合凹部９の底面９ａとラジアル軸受４との間
に押圧バネ１０を介在させる。押圧バネ１０は、環状の
ウエーブ状押圧バネ本体１５にへたり防止突起１６を設
けた構造とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機や発電機等
の回転電機の軸受を押圧する回転電機用軸受押圧バネ及
び該押圧バネを組込んだ回転電機に関するものである。
の回転電機の軸受を押圧する回転電機用軸受押圧バネ及
び該押圧バネを組込んだ回転電機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の回転電機は、その一種で
あるブラシレス直流電動機を例にとって説明すると、図
６に示すように、フランジ１に筒状のステータ支持ボス
２が支持され、該ステータ支持ボス２の外周にステータ
３が取付けられている。該ステータ３は、ステータ鉄心
３ａの極部にステータ巻線３ｂが巻装された構造になっ
ている。ステータ支持ボス２には、ラジアル軸受４，５
を介して回転軸６が回転自在に貫通支持されている。回
転軸６の一端側には、ステータ３に対向する駆動用磁石
７ａをカップ状のロータヨーク７ｂに備えたロータ７が
支持されている。
あるブラシレス直流電動機を例にとって説明すると、図
６に示すように、フランジ１に筒状のステータ支持ボス
２が支持され、該ステータ支持ボス２の外周にステータ
３が取付けられている。該ステータ３は、ステータ鉄心
３ａの極部にステータ巻線３ｂが巻装された構造になっ
ている。ステータ支持ボス２には、ラジアル軸受４，５
を介して回転軸６が回転自在に貫通支持されている。回
転軸６の一端側には、ステータ３に対向する駆動用磁石
７ａをカップ状のロータヨーク７ｂに備えたロータ７が
支持されている。
【０００３】図７〜図１０に示すように、ステータ支持
ボス２の先端の軸受保持部８には軸受嵌合凹部９が設け
られ、該軸受嵌合凹部９にラジアル軸受４が嵌合されて
支持されている。軸受嵌合凹部９における底面９ａとラ
ジアル軸受４ａの軸心方向端面との間には、環状の押圧
バネ１０が介在されている。押圧バネ１０は、図１０
（Ａ）（Ｂ）に示すようにウエーブ状をしている。軸受
嵌合凹部９における底面９ａの中央に設けられている回
転軸貫通孔１１の周囲は、その内周に沿って環状にへた
り防止突起１２がＨなる高さで突設されている。押圧バ
ネ１０は、ラジアル軸受４を軸心方向に押圧して該ラジ
アル軸受４の変位を抑制し、該ラジアル軸受４と軸受保
持部８との間のガタをなくし、騒音の低減を図るように
なっている。回転軸貫通孔１１は、軸受嵌合凹部９にお
ける底面９ａ部分が小径で、他の部分は図７に示すよう
にテーパ形の大径部１１ａとなっている。
ボス２の先端の軸受保持部８には軸受嵌合凹部９が設け
られ、該軸受嵌合凹部９にラジアル軸受４が嵌合されて
支持されている。軸受嵌合凹部９における底面９ａとラ
ジアル軸受４ａの軸心方向端面との間には、環状の押圧
バネ１０が介在されている。押圧バネ１０は、図１０
（Ａ）（Ｂ）に示すようにウエーブ状をしている。軸受
嵌合凹部９における底面９ａの中央に設けられている回
転軸貫通孔１１の周囲は、その内周に沿って環状にへた
り防止突起１２がＨなる高さで突設されている。押圧バ
ネ１０は、ラジアル軸受４を軸心方向に押圧して該ラジ
アル軸受４の変位を抑制し、該ラジアル軸受４と軸受保
持部８との間のガタをなくし、騒音の低減を図るように
なっている。回転軸貫通孔１１は、軸受嵌合凹部９にお
ける底面９ａ部分が小径で、他の部分は図７に示すよう
にテーパ形の大径部１１ａとなっている。
【０００４】ステータ支持ボス２の基端の軸受保持部１
３には軸受嵌合凹部１４が設けられ、該軸受嵌合凹部１
４にラジアル軸受５が嵌合されて支持されている。
３には軸受嵌合凹部１４が設けられ、該軸受嵌合凹部１
４にラジアル軸受５が嵌合されて支持されている。
【０００５】このような従来の回転電機では、図９に示
すようにラジアル軸受４に矢印方向の押圧力が付加され
たとき、へたり防止突起１２にラジアル軸受４が当たっ
て押圧バネ１０がそれ以上圧縮されないようにして、該
押圧バネ１０のへたりを防止している。
すようにラジアル軸受４に矢印方向の押圧力が付加され
たとき、へたり防止突起１２にラジアル軸受４が当たっ
て押圧バネ１０がそれ以上圧縮されないようにして、該
押圧バネ１０のへたりを防止している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の回転電機では、回転軸貫通孔１１の周囲にへ
たり防止突起１２を設ける関係で、図７に示すように回
転軸貫通孔１１の内径ｄが小さくなるため、軸受嵌合凹
部９を切削した切削バイトが該回転軸貫通孔１１を通れ
ず、このため他方の軸受嵌合凹部１４の同時加工ができ
ず、チャック換えをして軸受嵌合凹部１４の加工を行わ
なければならず、それ故に軸受嵌合凹部１４の加工精度
が低下し、またコスト高になる問題点があった。
うな従来の回転電機では、回転軸貫通孔１１の周囲にへ
たり防止突起１２を設ける関係で、図７に示すように回
転軸貫通孔１１の内径ｄが小さくなるため、軸受嵌合凹
部９を切削した切削バイトが該回転軸貫通孔１１を通れ
ず、このため他方の軸受嵌合凹部１４の同時加工ができ
ず、チャック換えをして軸受嵌合凹部１４の加工を行わ
なければならず、それ故に軸受嵌合凹部１４の加工精度
が低下し、またコスト高になる問題点があった。
【０００７】本発明の目的は、ステータ支持ボス先端の
軸受保持部における軸受嵌合凹部の底面を平坦にするこ
とができる回転電機用軸受押圧バネを提供することにあ
る。
軸受保持部における軸受嵌合凹部の底面を平坦にするこ
とができる回転電機用軸受押圧バネを提供することにあ
る。
【０００８】本発明の他の目的は、ステータ支持ボス先
端の軸受保持部における軸受嵌合凹部の底面を平坦にす
ることができる回転電機を提供することにある。
端の軸受保持部における軸受嵌合凹部の底面を平坦にす
ることができる回転電機を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回転電機用
軸受押圧バネは、環状のウエーブ状押圧バネ本体にへた
り防止突起が設けられていることを特徴とする。
軸受押圧バネは、環状のウエーブ状押圧バネ本体にへた
り防止突起が設けられていることを特徴とする。
【００１０】このようにウエーブ状押圧バネ本体にへた
り防止突起が設けられていると、該へたり防止突起でウ
エーブ状押圧バネ本体のへたりを防止できる。このため
ステータ支持ボス先端の軸受保持部における軸受嵌合凹
部の底面を平坦にすることができ、該軸受嵌合凹部の底
面中央の回転軸貫通孔の内径を従来より大きくすること
ができる。それ故、軸受嵌合凹部を切削した切削バイト
が該回転軸貫通孔を通れるようになって、他方の軸受嵌
合凹部の同時加工ができ、チャック換えが不要になり、
それ故に軸受嵌合凹部の加工精度が向上し、またコスト
の低減を図ることができる。
り防止突起が設けられていると、該へたり防止突起でウ
エーブ状押圧バネ本体のへたりを防止できる。このため
ステータ支持ボス先端の軸受保持部における軸受嵌合凹
部の底面を平坦にすることができ、該軸受嵌合凹部の底
面中央の回転軸貫通孔の内径を従来より大きくすること
ができる。それ故、軸受嵌合凹部を切削した切削バイト
が該回転軸貫通孔を通れるようになって、他方の軸受嵌
合凹部の同時加工ができ、チャック換えが不要になり、
それ故に軸受嵌合凹部の加工精度が向上し、またコスト
の低減を図ることができる。
【００１１】この場合、へたり防止突起は環状のウエー
ブ状押圧バネ本体の内周に環状に突設することができ
る。このへたり防止突起は、環状のウエーブ状押圧バネ
本体の内周に突設された立上がり部と、該立上がり部の
先端に一体に設けられた環状の軸受当接部とを備えた構
造にすることができる。
ブ状押圧バネ本体の内周に環状に突設することができ
る。このへたり防止突起は、環状のウエーブ状押圧バネ
本体の内周に突設された立上がり部と、該立上がり部の
先端に一体に設けられた環状の軸受当接部とを備えた構
造にすることができる。
【００１２】また、本発明は軸受保持部とラジアル軸受
と回転軸と押圧バネとを有し、軸受保持部が固定子側に
設けられ、ラジアル軸受が軸受保持部の軸受嵌合凹部に
嵌着され、回転軸が回転子側に設けられてラジアル軸受
を介して固定子側に回転自在に支持され、押圧バネが軸
受保持部の軸受嵌合凹部における底面とラジアル軸受の
軸心方向端面との間に介在され、押圧バネがラジアル軸
受の変位を抑制しラジアル軸受に軸心方向の押圧力を付
与するものである回転電機を改良の対象としている。
と回転軸と押圧バネとを有し、軸受保持部が固定子側に
設けられ、ラジアル軸受が軸受保持部の軸受嵌合凹部に
嵌着され、回転軸が回転子側に設けられてラジアル軸受
を介して固定子側に回転自在に支持され、押圧バネが軸
受保持部の軸受嵌合凹部における底面とラジアル軸受の
軸心方向端面との間に介在され、押圧バネがラジアル軸
受の変位を抑制しラジアル軸受に軸心方向の押圧力を付
与するものである回転電機を改良の対象としている。
【００１３】本発明に係る回転電機においては、押圧バ
ネは環状のウエーブ状押圧バネ本体にへたり防止突起が
設けられた構造になっており、軸受保持部の軸受嵌合凹
部における底面は平坦になっていることを特徴とする。
ネは環状のウエーブ状押圧バネ本体にへたり防止突起が
設けられた構造になっており、軸受保持部の軸受嵌合凹
部における底面は平坦になっていることを特徴とする。
【００１４】このように押圧バネ側にへたり防止突起を
設け、軸受保持部の軸受嵌合凹部における底面を平坦に
すると、該軸受嵌合凹部の底面中央の回転軸貫通孔の内
径を従来より大きくすることができる。このため軸受嵌
合凹部を切削した切削バイトが該回転軸貫通孔を通れる
ようになって、他方の軸受嵌合凹部の同時加工ができ、
チャック換えが不要になり、それ故に軸受嵌合凹部の加
工精度が向上し、またコストの低減を図ることができ
る。
設け、軸受保持部の軸受嵌合凹部における底面を平坦に
すると、該軸受嵌合凹部の底面中央の回転軸貫通孔の内
径を従来より大きくすることができる。このため軸受嵌
合凹部を切削した切削バイトが該回転軸貫通孔を通れる
ようになって、他方の軸受嵌合凹部の同時加工ができ、
チャック換えが不要になり、それ故に軸受嵌合凹部の加
工精度が向上し、またコストの低減を図ることができ
る。
【００１５】この場合、へたり防止突起は環状のウエー
ブ状押圧バネ本体の内周に環状に突設することができ
る。このへたり防止突起は、環状のウエーブ状押圧バネ
本体の内周に突設された立上がり部と、該立上がり部の
先端に一体に設けられた環状の軸受当接部とを備えた構
造にすることができる。
ブ状押圧バネ本体の内周に環状に突設することができ
る。このへたり防止突起は、環状のウエーブ状押圧バネ
本体の内周に突設された立上がり部と、該立上がり部の
先端に一体に設けられた環状の軸受当接部とを備えた構
造にすることができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】図１（Ａ）（Ｂ）及び図２は、本
発明に係る回転電機用軸受押圧バネ１０の実施の形態の
第１例を示したものである。図１（Ｂ）は図１（Ａ）の
Ｃ−Ｏ−Ｃ線断面図であるが、該図１（Ｂ）ではウエー
ブ状押圧バネ本体はその一部だけを図示している。
発明に係る回転電機用軸受押圧バネ１０の実施の形態の
第１例を示したものである。図１（Ｂ）は図１（Ａ）の
Ｃ−Ｏ−Ｃ線断面図であるが、該図１（Ｂ）ではウエー
ブ状押圧バネ本体はその一部だけを図示している。
【００１７】本例の回転電機用軸受押圧バネ１０は、環
状のウエーブ状押圧バネ本体１５の内周に環状にへたり
防止突起１６が突設された構造になっている。このへた
り防止突起１６は、環状のウエーブ状押圧バネ本体１５
の内周に突設された傾斜した立上がり部１６ａと、該環
状の立上がり部１６ａの先端に一体に設けられた環状の
軸受当接部１６ｂとで形成されている。立上がり部１６
ａは環状のウエーブ状押圧バネ本体１５の内周に120 °
間隔で突設され、隣接する立上がり部１６ａの間は窓１
６ｃとなっている。
状のウエーブ状押圧バネ本体１５の内周に環状にへたり
防止突起１６が突設された構造になっている。このへた
り防止突起１６は、環状のウエーブ状押圧バネ本体１５
の内周に突設された傾斜した立上がり部１６ａと、該環
状の立上がり部１６ａの先端に一体に設けられた環状の
軸受当接部１６ｂとで形成されている。立上がり部１６
ａは環状のウエーブ状押圧バネ本体１５の内周に120 °
間隔で突設され、隣接する立上がり部１６ａの間は窓１
６ｃとなっている。
【００１８】この場合、図２に示すようにウエーブ状押
圧バネ本体１５のウエーブ高さをＬ、へたり防止突起１
６の高さをＨとすると、矢印方向の荷重が該回転電機用
軸受押圧バネ１０に加わっていない場合はＬ＞Ｈとなっ
ている。矢印方向の荷重が該回転電機用軸受押圧バネ１
０に加わって、ウエーブ状押圧バネ本体１５のウエーブ
高さがＬからＬ´に低くなる。回転電機の通常運転時の
ウエーブ状押圧バネ本体１５のウエーブ高さＬ´は、Ｌ
´＞Ｈである。
圧バネ本体１５のウエーブ高さをＬ、へたり防止突起１
６の高さをＨとすると、矢印方向の荷重が該回転電機用
軸受押圧バネ１０に加わっていない場合はＬ＞Ｈとなっ
ている。矢印方向の荷重が該回転電機用軸受押圧バネ１
０に加わって、ウエーブ状押圧バネ本体１５のウエーブ
高さがＬからＬ´に低くなる。回転電機の通常運転時の
ウエーブ状押圧バネ本体１５のウエーブ高さＬ´は、Ｌ
´＞Ｈである。
【００１９】このような回転電機用軸受押圧バネ１０に
おいては、取扱い等の不具合により、図２に矢印方向に
過大な押圧荷重が該押圧バネ１０に加わった場合は、高
さＨのへたり防止突起１６でその押圧荷重を受け、それ
以上のウエーブ状押圧バネ本体１５の圧縮を阻止し、該
ウエーブ状押圧バネ本体１５のへたりを防止する。
おいては、取扱い等の不具合により、図２に矢印方向に
過大な押圧荷重が該押圧バネ１０に加わった場合は、高
さＨのへたり防止突起１６でその押圧荷重を受け、それ
以上のウエーブ状押圧バネ本体１５の圧縮を阻止し、該
ウエーブ状押圧バネ本体１５のへたりを防止する。
【００２０】図３は、本発明に係る回転電機用軸受押圧
バネ１０の実施の形態の第２例の要部のみを示したもの
である。
バネ１０の実施の形態の第２例の要部のみを示したもの
である。
【００２１】本例では、本例の回転電機用軸受押圧バネ
１０では、環状のウエーブ状押圧バネ本体１５の内周に
環状にへたり防止突起１６が直角に突設された構造にな
っている。即ち、このへたり防止突起１６は、環状のウ
エーブ状押圧バネ本体１５の内周に直角に突設された立
上がり部１６ａと、該環状の立上がり部１６ａの先端に
一体に設けられた環状の軸受当接部１６ｂとで形成され
ている。その他の構成は、前述した第１例と同様になっ
ている。
１０では、環状のウエーブ状押圧バネ本体１５の内周に
環状にへたり防止突起１６が直角に突設された構造にな
っている。即ち、このへたり防止突起１６は、環状のウ
エーブ状押圧バネ本体１５の内周に直角に突設された立
上がり部１６ａと、該環状の立上がり部１６ａの先端に
一体に設けられた環状の軸受当接部１６ｂとで形成され
ている。その他の構成は、前述した第１例と同様になっ
ている。
【００２２】このような構造でも、第１例と同様の効果
を得ることができる。
を得ることができる。
【００２３】図４及び図５は、本発明に係る回転電機の
実施の形態の一例を示したものである。
実施の形態の一例を示したものである。
【００２４】本例の回転電機においては、ステータ支持
ボス２の先端の軸受保持部８に設けられている軸受嵌合
凹部９の底面９ａは平坦になっている。このようにへた
り防止突起１２が省略されて該軸受嵌合凹部９の底面９
ａが平坦になっている関係で、該底面９ａの中央におけ
る回転軸貫通孔１１の内径ｄは従来より大きく形成され
ている。このような軸受嵌合凹部９内には、ラジアル軸
受４が前述した図１（Ａ）（Ｂ）及び図２に示すへたり
防止突起１６付きの回転電機用軸受押圧バネ１０を介し
て収容されている。その他の構成は、図６と同様になっ
ている。
ボス２の先端の軸受保持部８に設けられている軸受嵌合
凹部９の底面９ａは平坦になっている。このようにへた
り防止突起１２が省略されて該軸受嵌合凹部９の底面９
ａが平坦になっている関係で、該底面９ａの中央におけ
る回転軸貫通孔１１の内径ｄは従来より大きく形成され
ている。このような軸受嵌合凹部９内には、ラジアル軸
受４が前述した図１（Ａ）（Ｂ）及び図２に示すへたり
防止突起１６付きの回転電機用軸受押圧バネ１０を介し
て収容されている。その他の構成は、図６と同様になっ
ている。
【００２５】このように押圧バネ１０側にへたり防止突
起１６を設け、軸受保持部８の軸受嵌合凹部９における
底面９ａを平坦にすると、該軸受嵌合凹部９の底面中央
の回転軸貫通孔１１の内径ｄを従来より大きくすること
ができる。このため軸受嵌合凹部９を切削した切削バイ
トが該回転軸貫通孔１１を通れるようになって、他方の
軸受嵌合凹部１４（図７参照）の同時加工ができ、チャ
ック換えが不要になり、それ故に軸受嵌合凹部１４の加
工精度が向上し、またコストの低減を図ることができ
る。
起１６を設け、軸受保持部８の軸受嵌合凹部９における
底面９ａを平坦にすると、該軸受嵌合凹部９の底面中央
の回転軸貫通孔１１の内径ｄを従来より大きくすること
ができる。このため軸受嵌合凹部９を切削した切削バイ
トが該回転軸貫通孔１１を通れるようになって、他方の
軸受嵌合凹部１４（図７参照）の同時加工ができ、チャ
ック換えが不要になり、それ故に軸受嵌合凹部１４の加
工精度が向上し、またコストの低減を図ることができ
る。
【００２６】なお、上記実施例は本発明をブラシレス直
流電動機に適用した例について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、他の電動機や発電機等の
回転電機にも同様に適用できるものである。
流電動機に適用した例について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、他の電動機や発電機等の
回転電機にも同様に適用できるものである。
【００２７】
【発明の効果】本発明に係る回転電機用軸受押圧バネ
は、環状のウエーブ状押圧バネ本体にへたり防止突起を
設けたので、該へたり防止突起でウエーブ状押圧バネ本
体のへたりを防止することができる。
は、環状のウエーブ状押圧バネ本体にへたり防止突起を
設けたので、該へたり防止突起でウエーブ状押圧バネ本
体のへたりを防止することができる。
【００２８】このため回転電機のステータ支持ボス先端
の軸受保持部における軸受嵌合凹部の底面を平坦にする
ことができ、該軸受嵌合凹部の底面中央の回転軸貫通孔
の内径を従来より大きくすることができる。それ故、軸
受嵌合凹部を切削した切削バイトが該回転軸貫通孔を通
れるようになって、他方の軸受嵌合凹部の同時加工がで
き、チャック換えが不要になり、それ故に軸受嵌合凹部
の加工精度が向上し、またコストの低減を図ることがで
きる。
の軸受保持部における軸受嵌合凹部の底面を平坦にする
ことができ、該軸受嵌合凹部の底面中央の回転軸貫通孔
の内径を従来より大きくすることができる。それ故、軸
受嵌合凹部を切削した切削バイトが該回転軸貫通孔を通
れるようになって、他方の軸受嵌合凹部の同時加工がで
き、チャック換えが不要になり、それ故に軸受嵌合凹部
の加工精度が向上し、またコストの低減を図ることがで
きる。
【００２９】また、本発明に係る回転電機においては、
押圧バネは環状のウエーブ状押圧バネ本体にへたり防止
突起を設けた構造にし、軸受保持部の軸受嵌合凹部にお
ける底面は平坦にしているので、該軸受嵌合凹部の底面
中央の回転軸貫通孔の内径を従来より大きくすることが
できる。このため軸受嵌合凹部を切削した切削バイトが
該回転軸貫通孔を通れるようになって、他方の軸受嵌合
凹部の同時加工ができ、チャック換えが不要になり、そ
れ故に軸受嵌合凹部の加工精度が向上し、またコストの
低減を図ることができる。
押圧バネは環状のウエーブ状押圧バネ本体にへたり防止
突起を設けた構造にし、軸受保持部の軸受嵌合凹部にお
ける底面は平坦にしているので、該軸受嵌合凹部の底面
中央の回転軸貫通孔の内径を従来より大きくすることが
できる。このため軸受嵌合凹部を切削した切削バイトが
該回転軸貫通孔を通れるようになって、他方の軸受嵌合
凹部の同時加工ができ、チャック換えが不要になり、そ
れ故に軸受嵌合凹部の加工精度が向上し、またコストの
低減を図ることができる。
【図１】（Ａ）は本発明に係る回転電機用軸受押圧バネ
の実施の態様の第１例を示す正面図、（Ｂ）は（Ａ）の
Ｃ−Ｏ−Ｃ線の一部拡大断面図である。
の実施の態様の第１例を示す正面図、（Ｂ）は（Ａ）の
Ｃ−Ｏ−Ｃ線の一部拡大断面図である。
【図２】第１例の回転電機用軸受押圧バネの縦断面図で
ある。
ある。
【図３】本発明に係る回転電機用軸受押圧バネの実施の
態様の第２例の要部縦断面図である。
態様の第２例の要部縦断面図である。
【図４】本発明に係る回転電機の実施の態様の一例の要
部縦断面図である。
部縦断面図である。
【図５】（Ａ）は図４で用いている軸受保持部の正面
図、（Ｂ）は（Ａ）の縦断面図である。
図、（Ｂ）は（Ａ）の縦断面図である。
【図６】従来の回転電機の一例の縦断面図である。
【図７】従来の回転電機で用いている軸受保持部付きス
テータ支持ボスの縦断面図である。
テータ支持ボスの縦断面図である。
【図８】（Ａ）は図７で用いている軸受保持部の正面
図、（Ｂ）は（Ａ）の縦断面図である。
図、（Ｂ）は（Ａ）の縦断面図である。
【図９】従来の回転電機の要部縦断面図である。
【図１０】（Ａ）は従来の回転電機用軸受押圧バネを示
す正面図、（Ｂ）は（Ａ）の横断面図である。
す正面図、（Ｂ）は（Ａ）の横断面図である。
１ フランジ ２ ステータ支持ボス ３ ステータ ３ａ ステータ鉄心 ３ｂ ステータ巻線 ４，５ ラジアル軸受 ６ 回転軸 ７ ロータ ７ａ 駆動用磁石 ７ｂ ロータヨーク ８ 軸受保持部 ９ 軸受嵌合凹部 ９ａ 底面 １０ 押圧バネ １１ 回転軸貫通孔 １１ａ 大径部 １２ へたり防止突起 １３ 軸受保持部 １４ 軸受嵌合凹部 １５ ウエーブ状押圧バネ本体 １６ へたり防止突起 １６ａ 立上がり部 １６ｂ 軸受当接部 １６ｃ 窓
Claims (6)
- 【請求項１】 環状のウエーブ状押圧バネ本体にへたり
防止突起が設けられていることを特徴とする回転電機用
軸受押圧バネ。 - 【請求項２】 前記へたり防止突起は環状の前記ウエー
ブ状押圧バネ本体の内周に環状に突設されていることを
特徴とする請求項１に記載の回転電機用軸受押圧バネ。 - 【請求項３】 前記へたり防止突起は、環状の前記ウエ
ーブ状押圧バネ本体の内周に突設された立上がり部と、
該立上がり部の先端に一体に設けられた環状の軸受当接
部とを備えた構造になっていることを特徴とする請求項
２に記載の回転電機用軸受押圧バネ。 - 【請求項４】 軸受保持部とラジアル軸受と回転軸と押
圧バネとを有し、前記軸受保持部が固定子側に設けら
れ、前記ラジアル軸受が前記軸受保持部の軸受嵌合凹部
に嵌着され、前記回転軸が回転子側に設けられて前記ラ
ジアル軸受を介して前記固定子側に回転自在に支持さ
れ、前記押圧バネが前記軸受保持部の前記軸受嵌合凹部
における底面と前記ラジアル軸受の軸心方向端面との間
に介在され、前記押圧バネが前記ラジアル軸受の変位を
抑制し前記ラジアル軸受に軸心方向の押圧力を付与する
ものである回転電機において、 前記押圧バネは環状のウエーブ状押圧バネ本体にへたり
防止突起が設けられた構造になっており、 前記軸受保持部の前記軸受嵌合凹部における底面は平坦
になっていることを特徴とする回転電機。 - 【請求項５】 前記へたり防止突起は環状の前記ウエー
ブ状押圧バネ本体の内周に環状に突設されていることを
特徴とする請求項４に記載の回転電機。 - 【請求項６】 前記へたり防止突起は、環状の前記ウエ
ーブ状押圧バネ本体の内周に突設された立上がり部と、
該立上がり部の先端に一体に設けられた環状の軸受当接
部とを備えた構造になっていることを特徴とする請求項
５に記載の回転電機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24913895A JPH0993855A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 回転電機用軸受押圧バネ及び回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24913895A JPH0993855A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 回転電機用軸受押圧バネ及び回転電機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0993855A true JPH0993855A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17188495
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24913895A Withdrawn JPH0993855A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 回転電機用軸受押圧バネ及び回転電機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0993855A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008511278A (ja) * | 2004-08-25 | 2008-04-10 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 軸方向のばねエレメントを備えた電気機器 |
-
1995
- 1995-09-27 JP JP24913895A patent/JPH0993855A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008511278A (ja) * | 2004-08-25 | 2008-04-10 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 軸方向のばねエレメントを備えた電気機器 |
| US7592726B2 (en) | 2004-08-25 | 2009-09-22 | Robert Bosch Gmbh | Electric machine comprising an axial spring-loaded element |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |