JP2558187Y2 - 磁気ディスク駆動装置 - Google Patents

磁気ディスク駆動装置

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JP2558187Y2
JP2558187Y2 JP1362493U JP1362493U JP2558187Y2 JP 2558187 Y2 JP2558187 Y2 JP 2558187Y2 JP 1362493 U JP1362493 U JP 1362493U JP 1362493 U JP1362493 U JP 1362493U JP 2558187 Y2 JP2558187 Y2 JP 2558187Y2
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adhesive
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豊 石塚
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株式会社三協精機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気ディスク駆動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示されるような磁気ディス
ク駆動装置が知られている。この磁気ディスク駆動装置
は所謂中心軸固定の釣り鐘型であり、図が煩雑になるの
を避けるために、中心線より右半分のみが示されてい
る。同図において、符号1は中心軸部分1aとフレーム
部分1bとが一体成形された中心軸一体フレームを示し
ている。このフレーム部分1bは略円板状をなしてお
り、その片面には一定幅を有し円周に沿う溝が形成され
ている。この溝の内周面1cには鉄心コア2が固定され
ており、このコア2にはコイル3が巻回されている。上
記中心軸1aの外周の軸受配設位置には、環状の接着剤
充填用の溝1d,1eがそれぞれ形成され、これら接着
剤充填溝1d,1eには接着剤が充填されており、当該
部位に軸受5,5の内輪5a,5aがそれぞれ嵌合固定
されている。中心軸1aの図における下端には、下側軸
受5の位置決めをなすための環状の段差部1gが形成さ
れており、その隅部には、下方側軸受5の内輪5a角部
との干渉を避けるための環状の逃げ1fが形成されてい
る。軸受5,5の外輪5b,5bには上記コア2、コイ
ル3等を覆うような形状のハブ6が嵌合固定されてい
る。このハブ6の外周面には、図示されない磁気ディス
クが装着されており、一方内周の上記コア2の対向する
位置には、駆動マグネット7が固定されている。上記コ
イル3からは端末線8が導出しており、該端末線8は電
源供給手段9に接続されている。そして、電源供給手段
9からコイル3に所定の駆動電圧を印加することによ
り、磁気ディスクを装着したハブ6が回転するようにな
っている。なお、符号10は磁性リングを、11はシー
ル部材をそれぞれ示している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記磁
気ディスク駆動装置においては以下の問題点がある。す
なわち、上述の如く、中心軸1aに接着剤充填溝1d,
1e及び逃げ1fを機械加工により形成する訳である
が、逃げ1fの加工が比較的複雑なこともあり、加工作
業が煩雑となるという問題がある。また、逃げ1fの曲
率が小さいために、切削工具の刃先曲率を小さくせねば
ならず、工具の送りスピードも低下し、従って加工時間
が長くなって、切削工具の寿命が短くなるという問題も
ある。さらにまた、接着剤充填溝1eに万一バリが発生
した場合、下側軸受5装着時に剥がれ落ち、段差部1g
と内輪5a側面との間に侵入したり、最悪の場合、バリ
が軸受内に侵入したりすると、軸受の回転精度が悪化す
るという問題もある。
【0004】そこで本考案は、比較的簡易に加工でき、
しかも切削工具の寿命を長くし得ると共に、回転精度に
優れた磁気ディスク駆動装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の磁気ディスク駆
動装置は上記目的を達成するために、磁気ディスクを外
周面に装着して駆動するハブと、このハブの内周面に固
定した駆動マグネットと、この駆動マグネットと対向す
るコイルの巻回された鉄心コアと、前記ハブを回転可能
に支承する軸受と、この軸受の内輪を固定する中心軸
と、を備える磁気ディスク駆動装置において、前記中心
軸の前記軸受固着部に、前記軸受内輪の軸方向の途中か
ら該内輪の端面部分まで連通する接着剤充填溝を形成し
てなることを特徴としている。
【0006】
【作用】このような手段における磁気ディスク駆動装置
によれば、接着剤充填溝は軸受内輪の軸方向の途中から
該内輪の端面部分まで連通し、軸受端部の逃げを兼用す
るようになることから、接着剤充填溝と逃げの加工が1
回で済むようになる。また、逃げの加工の曲率を大きく
することができ、加工時間が短縮される。また、万一接
着剤充填溝にバリがあったとしても、軸受下端に達する
長い接着剤充填溝に吸収されるようになり、軸受の回転
精度の向上がなされる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案の第1の実施例を示す磁気ディスク
駆動装置の側断面図を示しており、従来技術で説明した
のと同一なものに対しては同一符号を付し、ここでの説
明は省略する。この第1の実施例の磁気ディスク駆動装
置が従来技術のそれと違う点は、下側軸受用の接着剤充
填溝を、下側軸受内輪5aの軸方向の略中心から該内輪
5aの下端面部分まで延ばして接着剤充填溝1hとした
点である。
【0008】従って、この接着剤充填溝1hは、従来技
術で説明した逃げ1fを兼用することとなり、接着剤充
填溝と逃げの加工が1回で済むようになっている。
【0009】また、接着剤充填溝1hの下端部における
曲率は、上端部のそれと同じで、従来の逃げ1fより大
きくすることができ、切削工具の刃先曲率を大きくでき
ることにより、刃先の送りスピードを上げることができ
るようになっている。従って、切削工具の寿命を長くす
ることが可能となっている。
【0010】さらにまた、万一接着剤充填溝に発生した
バリが脱落しても、軸受下端に達する長い接着剤充填溝
1hに吸収されるようになっており、軸受の回転精度の
向上がなされるようになっている。
【0011】図2は本考案の第2の実施例を示す磁気デ
ィスク駆動装置の側断面図を示している。この第2の実
施例の磁気ディスク駆動装置が第1の実施例のそれと違
う点は、逃げ1fを兼用する接着剤充填溝1hの他に、
その上方に下側軸受内輪5a固定用の接着剤充填溝1e
を新たに設けた点である。この接着剤充填溝1eは、下
側軸受内輪5aの接着強度を増すためのものであり、下
側の接着剤充填溝1hに何ら影響を与えるものではな
い。
【0012】従って、このように構成しても第1の実施
例と同様な効果を得られるというのはいうまでもない。
【0013】図3は本考案の第3の実施例を示す磁気デ
ィスク駆動装置の要部の側断面図を示している。この第
3の実施例の磁気ディスク駆動装置が第1の実施例のそ
れと違う点は、逃げ1fを兼用する接着剤充填溝1hの
形状を、下端面に向かうに従って溝深さが深くなる(図
における左に向かって深くなる)テーパ形状とした点で
ある。
【0014】ここで、このテーパ形状の接着剤充填溝1
iは、逃げ1fの機能を兼用しており、曲率も従来の逃
げ1fよりは大きくなっている。また、接着剤充填溝に
万一バリがあり、剥がれ落ちたとしても、そのバリを吸
収し得るようにもなっている。このように第3の実施例
においても、第1の実施例と同様な効果を得られるよう
になっている。
【0015】以上本考案者によってなされた考案を各実
施例に基づき具体的に説明したが、本考案は上記各実施
例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例
えば、上記各実施例においては、中心軸固定型の磁気デ
ィスク駆動装置に対する適用例が述べられているが、中
心軸回転型の磁気ディスク駆動装置に対しても適用可能
である。
【0016】
【考案の効果】以上述べたように本考案の磁気ディスク
駆動装置によれば、接着剤充填溝を軸受内輪の軸方向の
途中から該内輪の端面部分まで連通するようにしたの
で、接着剤充填溝が軸受端部の逃げを兼用し、接着剤充
填溝と逃げの加工が1回で済むようになり、従って加工
が簡易となる。また、接着剤充填溝が軸受端部の逃げを
兼用することから、逃げの加工の曲率を大きくでき、従
って加工時間が短縮されて、加工用の切削工具の寿命を
長くできる。また、接着剤充填溝が軸受下端に達するよ
うになるので、接着剤充填溝に万一バリが発生し剥がれ
落ちても、この充填溝に吸収されるようになり、従って
軸受の回転精度を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す磁気ディスク駆動
装置の側断面図である。
【図2】本考案の第2の実施例を示す磁気ディスク駆動
装置の側断面図である。
【図3】本考案の第3の実施例を示す磁気ディスク駆動
装置の要部の側断面図である。
【図4】従来技術を示す磁気ディスク駆動装置の側断面
図である。
【符号の説明】
1a 中心軸 1h,1i 接着剤充填溝 2 コア 3 コイル 5 軸受 5a 軸受内輪 6 ハブ 7 駆動マグネット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクを外周面に装着して駆動す
    るハブと、このハブの内周面に固定した駆動マグネット
    と、この駆動マグネットと対向するコイルの巻回された
    鉄心コアと、前記ハブを回転可能に支承する軸受と、こ
    の軸受の内輪を固定する中心軸と、を備える磁気ディス
    ク駆動装置において、 前記中心軸の前記軸受固着部に、前記軸受内輪の軸方向
    の途中から該内輪の端面部分まで連通する接着剤充填溝
    を形成してなる磁気ディスク駆動装置。
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JPH0668156U JPH0668156U (ja) 1994-09-22
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