JPH0993507A - 衛星放送受信機 - Google Patents

衛星放送受信機

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Publication number
JPH0993507A
JPH0993507A JP25067595A JP25067595A JPH0993507A JP H0993507 A JPH0993507 A JP H0993507A JP 25067595 A JP25067595 A JP 25067595A JP 25067595 A JP25067595 A JP 25067595A JP H0993507 A JPH0993507 A JP H0993507A
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JP
Japan
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ntsc
broadcast
muse
detection
output
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Application number
JP25067595A
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English (en)
Inventor
Hirofumi Okabe
浩文 岡部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0993507A publication Critical patent/JPH0993507A/ja
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 MUSE放送の自動検知を行いつつ、BSビ
デオがNTSC受信時にはM−Nコンバーターを動作さ
せないよう省電力化を図り、BSテレビでの検波出力端
子が1系統でもBSビデオがNTSC放送を録画中な
ら、BSテレビでMUSE放送を見ることができる衛星
放送受信機を提供することを目的とする。 【構成】 一つの検波入力端子でも検波入力端子9に入
力される検波信号を75Ωで終端して検波信号レベルを
半分にした後、後段のスイッチ回路53で元のレベルに
増幅し、しかもM−Nコンバーター3及び有料デコーダ
ー4の両方で75Ω終端できるため、BSテレビ2の検
波出力端子が1系統でもM−Nコンバーター3と有料デ
コーダー4の両方に,しかも同時に供給することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
ー(以下、ビデオと記す)に搭載される衛星放送受信機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、衛星放送は受信世帯数を着実に伸
ばし、テレビにもビデオにも衛星放送受信機が搭載され
ており、特に高級タイプである大画面テレビ及びS−V
HS方式ビデオのほとんどに衛星放送受信機が搭載され
ている。そのためビデオに搭載される衛星放送受信機に
はNTSC有料デコーダーやMUSE−NTSCコンバ
ーターを共用できるよう様々な端子及び回路が構成され
ている。
【0003】以下にビデオに搭載されている従来の衛星
放送受信機について説明する。図2は従来のBSチュー
ナー内蔵ビデオと関連機器のシステム及びビデオに搭載
された衛星放送受信機の構成を示すものである。図2に
おいて、1は衛星放送を受信するBSアンテナ、2はB
Sチューナー内蔵テレビ(以下、BSテレビと記す)、
3はMUSE放送をNTSC放送に変換するMUSE−
NTSCコンバーター(以下、M−Nコンバーターと記
す)、4はNTSC有料デコーダー(以下有料デコーダ
ーと記す)、5はBSチューナー内蔵ビデオ(以下、B
Sビデオと記す)である。
【0004】BSビデオ5において、6はBSアンテナ
1で受信した衛星放送(約11GHz)における中間周波
数帯域(約1GHz)を入力するBS−IF入力端子、7
はBSテレビ2に信号を出力するBS−IF出力端子、
8はBSテレビ2に自動周波数制御信号を出力する自動
周波数制御出力端子(以下、AFC出力端子と記す)、
9及び10はBSテレビ2からの検波信号を入力する第
1及び第2の検波入力端子、11はBSテレビ2からビ
ットストリームを入力するビットストリーム入力端子、
12はM−Nコンバーター3からの自動周波数制御出力
を入力する自動周波数制御入力端子(以下、AFC入力
端子と記す)、13は検波信号をM−Nコンバーター3
に出力する検波出力端子、14は有料デコーダー4に検
波信号を出力する検波出力端子、15は有料デコーダー
4にビットストリームを出力するビットストリーム出力
端子、16は有料デコーダー4にAC電源を出力するA
C出力端子、17はAC電源を入力するAC入力端子、
18はBS−IF入力を分配する分配器、19は分配器
18の出力信号をダウンコンバートするダウンコンバー
ト回路、20はBSアンテナ1に電源を供給するBSア
ンテナ電源供給回路、21は分配器18の出力を検知す
る検知回路、22はダウンコンバート回路19の出力信
号をFM復調するFM復調回路、23はスイッチ回路、
24はビット入力を検知する検知回路、25はFM復調
回路22の出力信号を映像信号と音声信号とに分離する
映像処理回路、26は映像処理回路25から出力される
音声信号を復調するQPSK復調回路、27はPCM音
声信号を復調するPCM復調回路、28はPCM復調回
路27から出力されるデジタル音声信号をアナログ信号
に変換するデジタル・アナログコンバーター(以下、D
ACと記す)、29及び30及び31はスイッチ回路、
32はマイクロコンピューター、33は録画再生回路で
ある。
【0005】以上のように構成された衛星放送受信機に
ついて、以下その動作について説明する。
【0006】まず、検知回路21はBS−IF出力端子
7のDC電圧を検出し、BSテレビ2がBSアンテナ電
源を供給しているか否かを、マイクロコンピューター3
2に出力する。マイクロコンピューター32は、BSビ
デオ5が衛星放送を受信している時か、またはBSテレ
ビ2がBSビデオ5にBSアンテナ電源を供給している
時のみ、BS−IF入力6からBSアンテナ2にBSア
ンテナ電源を供給するよう、アンテナ電源供給回路20
を制御する。これにより、BSアンテナ1が動作するの
はBSテレビ2もしくは、BSビデオ5が衛星放送受信
中のみに限定することができ、その分、省電力を達成で
きる。
【0007】分配器18はBS−IF入力端子6に入力
される、BSアンテナ1から出力されるBS−IF信号
を分配し、ダウンコンバート回路19及びBS−IF出
力端子7に供給し、BSビデオ5とBSテレビ2で同時
に衛星放送受信を可能とするものである。そして、マイ
クロコンピューター32の指令に基づき、ダウンコンバ
ート回路19はチャンネル毎に周波数の違うBS−IF
信号を全て同一の周波数である2nd−IF信号に変換
し、その2nd−IF信号をFM復調回路22が復調し
て検波信号を得る。そして、FM復調回路22は2nd
−IF信号の周波数が高いか低いかをマイクロコンピュ
ーター32に伝達し、マイクロコンピューター32は、
その情報に基づきダウンコンバーター回路19のローカ
ル周波数を変化させ、2nd−IF信号の周波数を一定
に保つ自動周波数制御を実現している。
【0008】映像処理回路25は検波信号から4.5M
Hz帯域の映像信号及び5.72MHzの音声副搬送波
を分離生成する回路で、5.72MHzバンドパスフィ
ルター、4.5MHzローパスフィルター、ディエンフ
ァシス回路、デイスパーサル除去回路、各種増幅回路等
から構成されている。そして、5.72MHz音声副搬
送波はQPSK復調回路26でベースバンドのデジタル
データであるビットストリーム信号に変換され、PCM
復調回路27で通常のデジタル音声データに変換された
後、DAC28にてアナログ音声信号に変換される。
【0009】映像処理回路25で得られた映像信号及び
DAC28で得られた音声信号は、マイクロコンピュー
ター32の指令に基づき、録画再生回路33で録画再生
される。
【0010】図2では省略しているが、BSビデオ5に
は映像出力端子及び音声出力端子が、またBSテレビ2
には映像入力端子及び音声入力端子が構成されており、
録画再生回路33で録画再生された映像信号及び音声信
号は、BSテレビ2でモニターできる。
【0011】スイッチ回路31は通常電磁リレーで、マ
イクロコンピューター32の指令に基づき、AC入力端
子17に現れるAC100VをAC出力16を通して、
有料デコーダー4に供給する。有料デコーダー4にはA
C100Vのスルー入力端子4a及びスルー出力端子4
bが設けられており、そのスルー出力端子4bを介して
M−Nコンバーター3にもAC100VがAC出力端子
16から供給できる。
【0012】マイクロコンピューター32はPCM復調
回路27からNTSC有料放送(スクランブル放送)で
あるかどうかの情報を引き出し、NTSC有料放送であ
ればAC100Vを有料デコーダー4に出力する。な
お、1995年7月現在ではMUSE放送はBS−9C
Hだけで、しかもBS−9CHではNTSC放送は行わ
れていないため、BS−9CH受信時にもAC100V
を出力させ、M−Nコンバーター3を動作させる。強制
的にAC100Vを出力させるチャンネルは将来のチャ
ンネルプランの変更に備え、どのチャンネルでも設定で
きるようになっており、この動作により、BSビデオ5
がNTSC有料放送かまたはMUSE放送を受信する時
のみ、有料デコーダー4及びM−Nコンバーター3を動
作させるため、その分省電力が実現できる。
【0013】そして、BSビデオ5でNTSC有料放送
とMUSE放送を受信する時に、スイッチ回路31を手
動でオンさせなくてもよいよう、BSテレビ2のビット
ストリーム信号が出力されているかどうかを検知回路2
4で検出し、その情報に基づきマイクロコンピューター
32がAC100Vを供給する。
【0014】尚、検知回路24はビットストリーム信号
有り無しをパルス列をピークホールドする形で判断して
いるため、BSテレビ2がMUSE放送を受信し、無意
味なビットストリーム信号(ランダムパルス列)を出力
してもビットストリーム信号有りと検知する。この動作
により、BSテレビ2がビットストリーム信号をBSビ
デオ5に出力すれば、マイクロコンピューター32がス
イッチ回路31を制御し、自動的にM−Nコンバーター
3と有料デコーダー4にAC100Vを供給する。
【0015】スイッチ回路30はマイクロコンピュータ
ー32の指令に基づき、検波入力端子10に入力される
BSテレビ2の検波信号か、FM復調回路22から出力
される検波信号のどちらかの検波信号を、検波出力端子
14を介して有料デコーダー4に供給する。スイッチ回
路29はマイクロコンピューター32の指令に基づき、
ビットストリーム入力端子11に入力されるBSテレビ
2のビットストリーム信号か、QPSK復調回路26か
ら出力されるビットストリーム信号のどちらかのビット
ストリーム信号を、ビットストリーム出力端子15を介
して有料デコーダー4に供給する。そして、有料デコー
ダー4はスクランブルされた信号を通常の映像信号及び
音声信号にデコードする。
【0016】また、マイクロコンピューター32はPC
M復調回路27の情報でNTSC有料放送受信時にはF
M復調回路22から出力される検波信号及びQPSK復
調回路26から出力されるビットストリーム信号を、有
料デコーダー4に供給し、それ以外の時は検波入力端子
10及びビットストリーム入力端子11の信号を有料デ
コーダー4に供給するよう、スイッチ回路29及び30
を制御する。この動作により、BSビデオ5がNTSC
有料放送受信時のみ、BSビデオ5が有料デコーダー4
を使用し、それ以外の時はBSテレビ2が有料デコーダ
ー4を使用できる。
【0017】図2では省略しているが、有料デコーダー
4にはデコードした映像及び音声をBSテレビ2及びB
Sビデオ5に供給する映像出力端子及び音声出力端子が
2系統具備されており、もちろんBSテレビ2にもBS
ビデオ5にも有料デコーダー4から出力される映像入力
端子及び音声入力端子が構成され、さらには有料デコー
ダー4から出力される映像音声信号をテレビでモニター
するかあるいはビデオで録画するか、その他の映像音声
信号をテレビでモニターするかあるいはビデオで録画す
るかを選択するスイッチ回路もそれぞれに構成されてい
て、しかもそのスイッチ回路は先に述べたスイッチ回路
29及び30と同様の方法で、自動的にNTSC有料放
送を受信時のみ有料デコーダー4から出力される映像音
声信号を選択する。この動作によりNTSC有料放送を
BSビデオ5で録画しながらNTSCの無料放送(ノン
スクランブル放送)をBSテレビ2で見る、あるいはそ
の逆にNTSC有料放送をBSテレビ2で見ながら、N
TSC無料放送をBSビデオ5で録画することができ
る。
【0018】スイッチ回路23はマイクロコンピュータ
ー32の指令に基づき、検波入力端子9に入力されるB
Sテレビ2の検波信号か、FM復調回路22から出力さ
れる検波信号のどちらかの検波信号を、検波出力端子1
3を介してM−Nコンバーター3に供給する。M−Nコ
ンバーター3は入力された検波信号がMUSE信号であ
れば、MUSE信号からNTSCの映像信号及び音声信
号を生成し、またキードAFCパルスを出力する。その
キードAFCパルスは、AFC入力端子12を通してF
M復調回路22と、さらにはAFC出力端子8を介して
BSテレビ2にも供給される。FM復調回路22及びB
Sビデオ5のBSチューナーはキードAFCパルスによ
りAFC動作を行い、MUSE放送でのAFCを精度よ
く行うキードAFCが可能となる。
【0019】マイクロコンピューター32は、現在MU
SE放送が行われているBS−9CH受信時にはFM復
調回路22から出力される検波信号をM−Nコンバータ
ー3に供給し、MUSE放送以外の放送を受信している
時は、検波入力端子9の信号をM−Nコンバーター3に
供給するよう、スイッチ回路23を制御する。この動作
により、BSビデオ5がMUSE放送受信時のみ、BS
ビデオ5がM−Nコンバーター3を使用し、それ以外の
時はBSテレビ2がM−Nコンバーター4を使用でき
る。
【0020】図2では省略しているが、M−Nコンバー
ター3には生成した映像及び音声をBSテレビ2及びB
Sビデオ5に供給する映像出力端子及び音声出力端子が
2系統具備されており、もちろんのBSテレビ2にもB
Sビデオ5にもM−Nコンバーター3から出力される映
像入力端子及び音声入力端子が構成され、さらには有料
デコーダー4から出力される映像音声信号をテレビでモ
ニターするかあるいはビデオで録画するか、その他の映
像音声信号をテレビでモニターするかあるいはビデオで
録画するかを選択するスイッチ回路もそれぞれに構成さ
れていて、しかもそのスイッチ回路は先に述べたスイッ
チ回路23と同様の方法で、自動的にMUSE放送受信
時のみM−Nコンバーター3から出力される映像音声信
号を選択する。この動作によりMUSE放送をBSビデ
オ5に録画しながら、BSテレビ2でNTSC無料放送
並びにNTSC有料放送を見ることができ、あるいはB
Sテレビ2でMUSE放送を見ながら、NTSC無料放
送並びにNTSC有料放送をBSビデオ5で録画でき
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、スイッチ回路23及び30は電磁リレーな
ので、検波入力端子9及び10の二つの検波入力端子が
必要で、ひいてはBSテレビ2にも検波出力端子が2系
統なければ、BSテレビ2でMUSE放送を見ることが
できないという問題点を有していた。
【0022】また、BSビデオ5の検波出力端子が1系
統の場合、検波入力端子9に接続すればMUSE放送は
見れるが、検波入力端子10には入力されないためBS
テレビ2でNTSC有料放送が見れなくなるという問題
点を有していた。
【0023】さらに、BSビデオ5でMUSE放送を録
画する場合は、あらかじめBS−9CHはMUSE放送
であるとの設定が必要のため、同一チャンネルでMUS
EとNTSCの混合放送(時間毎にMUSEとNTSC
を切り換える)のサービスが開始されると、MUSEと
NTSCが切り換わる度に設定を換えねばならず、非常
に煩雑である。これにより、MUSE放送とNTSC放
送を連続してタイマー録画する際、MUSEかNTSC
の設定を換えられず、どちらかの放送が録画できないと
いう問題点を有していた。
【0024】MUSE放送の自動検知を行えば上記の2
番目の問題点は解決するのであるが、現在の技術ではM
−Nコンバーター3から出力されるキードAFCパルス
有り無しでしか正確な判断ができないので、MUSE放
送の自動検知を行うためには、BS受信中は常にAC出
力端子16からAC100Vを出力してM−Nコンバー
ター3を動作させなければならないし、検波出力端子1
3からは常にFM復調回路22から出力される検波信号
をを出力しなければならない。そのため、BSビデオ5
がNTSC放送を録画していても、M−Nコンバーター
3を動作させる分省電力化にならないし、BSビデオ5
がNTSC放送を録画していれば、BSテレビ2でMU
SE放送を見れないという問題点を有することになる。
【0025】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、MUSE放送の自動検知を行いつつ、BSビデオが
NTSC受信時にはM−Nコンバーターを動作させない
よう省電力化を図り、BSテレビでの検波出力端子が1
系統でもBSビデオがNTSC放送を録画中なら、BS
テレビでMUSE放送を見ることができる衛星放送受信
機を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の衛星放送受信機は、MUSE−NTSCコン
バーターへ検波信号を出力する第1の検波出力端子と、
NTSC有料デコーダーへ検波信号を出力する第2の検
波出力端子と、他の衛星放送受信機の検波信号を入力す
る一つの検波入力端子とを備えた衛星放送受信機であっ
て、NTSC放送以外の放送を受信している時は本機の
検波信号をMUSE−NTSCコンバーターに出力しN
TSC放送を受信している時は他の衛星放送受信機の検
波信号をMUSE−NTSCコンバーターへ出力するよ
う切り換える第1の切り換え回路と、NTSC有料放送
を受信している時は検波信号をNTSC有料デコーダー
へ出力しNTSC有料放送以外の放送を受信している時
は他の衛星放送受信機の検波信号をNTSC有料デコー
ダーへ出力するよう切り換える第2の切り換え回路とを
備えたものである。
【0027】
【作用】この構成によって、一つの検波入力端子でも検
波入力端子に入力される検波信号を75Ωで終端して検
波信号レベルを半分にした後、後段のスイッチ回路で元
のレベルに増幅し、しかもM−Nコンバーター及び有料
デコーダーの両方で75Ω終端できるため、BSテレビ
の検波出力端子が1系統でもM−Nコンバーターと有料
デコーダーの両方にしかも同時に供給することができ
る。
【0028】また、衛星放送は基本的に24時間放送さ
れており、放送がないチャンネル(ノイズチャンネル)
をあらかじめ選択できないようにしておけば、実質上は
NTSC放送でなければMUSE放送となるため、BS
ビデオがNTSC放送を受信していない時にAC出力端
子からAC100Vを出力すれば、BSビデオがMUS
E放送受信時のみM−Nコンバーターを動作することが
でき、同時に検波出力端子からBSビデオの検波信号を
出力することにより、M−Nコンバーターから出力され
るキードAFCパルスによる自動判別も可能となり、ま
たBSビデオがNTSC放送を受信していれば検波出力
端子からはBSテレビの検波信号を出力するため、BS
ビデオがNTSC放送を受信していれば、BSテレビで
MUSE放送を見ることができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0030】図1は本実施例の衛星放送受信機の構成を
示すブロック図である。図1において、従来技術と同様
の構成要素については同一番号を付与してその説明は省
略する。50、53及び59はスイッチ回路、52はマ
イクロコンピューターである。
【0031】以上のように構成された本実施例の衛星放
送受信機について、以下図1を用いてその動作を説明す
る。
【0032】まず、スイッチ回路50とスイッチ回路5
3が従来技術と同様電磁リレーで構成されている。BS
ビデオ5がNTSC有料放送を受信していない時にはス
イッチ50はBSテレビ2の検波信号を有料デコーダー
4へ供給し、BSビデオ5がMUSE放送を受信してい
ない時にはスイッチ回路53はBSテレビ2の検波信号
をM−Nコンバーター3に供給する。したがって、BS
ビデオ5がNTSC有料放送もMUSE放送も受信して
いない時には、BSテレビ2の検波信号はM−Nコンバ
ーター3と有料デコーダー4の両方で75Ω終端され、
検波信号のレベルが約3分の2に小さくなるため、M−
Nコンバーター3あるいは有料デコーダー4から出力さ
れる映像信号も約3分の2となってしまう。検波信号の
レベルが変化しないようにするには、検波入力端子9の
検波信号を一度75Ω終端し検波信号を半分にした後、
スイッチ回路50とスイッチ回路53で+6dB増幅と
75Ωドライバーを構成する必要がある。実際には検波
入力端子9の検波信号にもFM復調回路22の検波信号
にも+6dBの増幅回路を構成し、出力する方の検波信
号のみを+6dB増幅し、出力しない方の検波信号の増
幅回路は駆動電源を供給しない形で、スイッチを実現す
る。スイッチ回路50及び53の場合、IC化する方が
安価にできるため、スイッチ回路59も同一チップに同
様の回路構成でIC化した方がより安価となる。さらに
は、検知回路24及び映像処理回路25とも1チップ化
は容易である。
【0033】次に、マイクロコンピューター52の動作
の違いについて述べる。従来技術ではMUSE放送を受
信するチャンネルをあらかじめ設定し、設定されたチャ
ンネルを受信する時にAC出力端子16からAC100
Vを出力するようスイッチ回路31を制御し、またFM
復調回路22から出力される検波信号を検波出力端子1
3を介して出力するようスイッチ回路53を制御してい
たが、本実施例においては以下に述べる方法でMUSE
放送を自動検知する。
【0034】NTSC放送の音声信号はPCM変調され
ており、そのPCM信号をPCM復調回路27で復調す
る。PCM信号はデジタル信号で2048ビットずつま
とめて送信されており、その2048ビットのデータを
1フレームと呼ぶ。フレーム周波数は1KHzのため、
1秒間に2.048Mビットのデータが送信されている
ことになる。フレームの先頭位置がわからないとPCM
復調できないため、フレームの先頭位置にはフレーム同
期信号(16ビット:000100110101111
0)が存在する。逆にPCM復調回路27はこのフレー
ム同期信号に同期してPCM復調を行うことになる。衛
星放送受信器によっては、フレーム同期がかかっている
かどうかをマイクロコンピューター52に送信し、フレ
ーム同期がかかっていないない場合はNTSC放送を受
信していない(ノイズチャンネル)と判断し、復調され
る音声信号及び映像信号をミュートしているものもあ
る。そこでマイクロコンピューター52はPCM復調回
路27よりフレーム同期がかかっているかどうかの情報
により、フレーム同期がかかっていない時はMUSE放
送を受信していると考え(衛星放送は基本的に24時間
放送であり放送されないチャンネルをあらかじめ受信し
ないように設定しておけば実質上NTSC放送でなけれ
ばMUSE放送となる)、スイッチ回路31をONにし
てM−Nコンバーター3を動作させ、また検波出力端子
13からはFM復調回路22の検波信号を出力するよう
スイッチ回路53を制御する。そして、M−Nコンバー
ター3から出力されるキードAFCパルスにより、FM
復調回路22がキードAFC動作をしているかどうかの
情報を入手し、キードAFC動作をしていればマイクロ
コンピューター52はMUSE放送であると判断し、M
−Nコンバーター3から出力される映像信号及び音声信
号を録画するよう制御を行う。
【0035】以上の動作によりMUSE放送自動検知を
行いつつ、NTSC放送受信時は、スイッチ回路31は
オフしているため、その分、省電力化を図れるし、検波
出力端子13からは検波入力端子9の検波信号を出力す
るようスイッチ回路53を制御するため、BSテレビ2
でMUSE放送を見ることができる。
【0036】また先の説明では、FM復調回路22がキ
ードAFC動作をしている時にM−Nコンバーター3か
ら出力される映像信号及び音声信号を録画しているが、
もしマイクロコンピューター52が、M−Nコンバータ
ー3から出力される映像信号及び音声信号を録画するか
どうかを、FM復調回路22がキードAFC動作をして
いるかどうかだけで判断した場合、BSビデオ5がNT
SC放送を受信していてもBSテレビ2がMUSE放送
を受信していればM−Nコンバーター3から出力される
映像信号及び音声信号を録画されてしまう。
【0037】それを避けるためには、FM復調回路22
から出力される検波信号を検波出力端子13から出力し
ている時のみ、FM復調回路22がキードAFC動作を
しているかどうかを見ればよい。すなわち、NTSC放
送受信時はFM復調回路22がキードAFC動作をして
いてもこれを無視すればよい。もしくはスイッチ回路5
3を制御している信号を利用して、検波出力端子13か
ら検波入力端子9の検波信号を出力するようスイッチ回
路53を制御している時は、FM復調回路22がキード
AFC動作をしないようにすればよい。このようにFM
復調回路22がキードAFC動作をするかどうかを制御
すれば、BSビデオ5がNTSC放送受信している時
は、BSテレビ2がMUSE放送を受信していてもキー
ドAFC動作しなくなるため、前記のキードAFC動作
を無視する方法よりもよい。
【0038】また、もっと単純に制御を行うには、FM
復調回路22がキードAFC動作をしているかどうかを
見ないで、フレーム同期がかかっていなければM−Nコ
ンバーター3から出力される映像信号及び音声信号を録
画すればよい。すなわち、NTSC放送を受信していな
ければ、スイッチ回路31をONにしてM−Nコンバー
ター3を動作させ、また検波出力端子13からはFM復
調回路22の検波信号を出力するようスイッチ回路53
を制御するが、それに同期してM−Nコンバーター3か
ら出力される映像信号及び音声信号を録画することであ
る。
【0039】さらに、省電力化に関してであるが、BS
テレビ2がビットストリーム信号を出力していれば、検
知回路24によりビットストリーム信号が検知され、マ
イクロコンピューター52がAC出力端子16からAC
100Vを出力するよう、スイッチ回路31を制御す
る。したがって、BSテレビ2がNTSC無料放送を受
信している時にもビットストリーム信号を出力すると、
BSビデオ5がどの状態であっても、M−Nコンバータ
ー3及び有料デコーダー4が動作し、その分、省電力化
ができないことになる。それを避けるためには、BSテ
レビ2がNTSC有料放送とMUSE放送を受信してい
る時のみ検波信号とビットストリーム信号を出力すれば
解決できる。BSテレビ2においても従来技術で述べた
ようにNTSC有料放送を受信しているかどうかは判別
できるため、NTSC有料放送受信中のみ検波信号とビ
ットストリーム信号を出力することは簡単である。ま
た、MUSE放送に関しても、本実施例で述べたように
NTSC放送でなければMUSE放送と判断すれば可能
である。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明は、BSテレビの検
波信号を出力するかBSビデオの検波信号を出力するか
のスイッチ回路を+6dB利得の増幅回路と75Ωドラ
イバーを持つスイッチ回路で構成することと、NTSC
放送であるかどうかの判定をPCM復調回路のフレーム
同期がかかっているかどうかで行い、その情報に基づき
マイクロコンピューターが、AC出力端子からAC10
0Vを出力するかどうか、また検波出力端子からBSテ
レビの検波信号を出力するかBSビデオの検波信号を出
力するかの制御を行うことにより、BSビデオの検波入
力端子が1個しかなくても、MUSE放送の自動検知を
行いつつ、BSテレビがMUSE放送かまたはNTSC
有料放送受信時及びBSビデオがMUSE放送かまたは
NTSC有料放送受信時のみM−Nコンバーターと有料
デコーダーを動作させて省電力化を図りつつ、しかも周
辺機器との接続を変更することなく、BSテレビでMU
SE放送を見ながらBSビデオでNTSC有料放送を録
画するかあるいはBSテレビでNTSC有料放送を見な
がらBSビデオでMUSE放送を録画できるという優れ
た衛星放送受信機を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衛星放送受信機の一実施例の構成を示
すブロック図
【図2】従来の衛星放送受信機の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 BSアンテナ 2 BSチューナー内蔵テレビ 3 MUSE−NTSCコンバーター 4 NTSC有料デコーダー 5 BSチューナー内蔵ビデオ 9 検波入力端子 10 検波入力端子 11 ビットストリーム入力端子 13 検波出力端子 14 検波出力端子 15 ビットストリーム出力端子 16 AC出力端子 17 AC入力端子 20 BSアンテナ電源供給回路 21 検知回路 24 検知回路 27 PCM復調回路 50 スイッチ回路 52 マイクロコンピューター 53 スイッチ回路 59 スイッチ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MUSE−NTSCコンバーターへ検波
    信号を出力する第1の検波出力端子と、NTSC有料デ
    コーダーへ検波信号を出力する第2の検波出力端子と、
    他の衛星放送受信機の検波信号を入力する一つの検波入
    力端子とを備えた衛星放送受信機であって、NTSC放
    送を受信している時は前記他の衛星放送受信機の検波信
    号を前記MUSE−NTSCコンバーターへ出力しNT
    SC放送以外の放送を受信している時は本機の検波信号
    を前記MUSE−NTSCコンバーターへ出力するよう
    切り換える第1の切り換え回路と、NTSC有料放送を
    受信している時は検波信号をNTSC有料デコーダーへ
    出力し前記NTSC有料放送以外の放送を受信している
    時は前記他の衛星放送受信機の検波信号をNTSC有料
    デコーダーへ出力するよう切り換える第2の切り換え回
    路とを備えたことを特徴とする衛星放送受信機。
  2. 【請求項2】 他の衛星放送受信機の検波信号を入力す
    る検波入力端子と、MUSE−NTSCコンバーターへ
    検波信号を出力する検波出力端子と、前記他の衛星放送
    受信機の検波信号を前記MUSE−NTSCコンバータ
    ーへ出力するか本機の検波信号を前記MUSE−NTS
    Cコンバーターへ出力するかを選択する切り換え回路と
    を備えた衛星放送受信機であって、PCM変調されたN
    TSC放送の音声信号を復調するPCM復調回路と、前
    記PCM復調回路で復調した音声PCM信号のフレーム
    同期によりNTSC放送であるかどうかの判別を行いN
    TSC放送でない時は本機から検波信号を出力するよう
    制御するマイクロコンピューターとを備えたことを特徴
    とする衛星放送受信機。
  3. 【請求項3】 他の衛星放送受信機の検波信号を入力す
    る検波入力端子と、MUSE−NTSCコンバーターへ
    検波信号を出力する検波出力端子と、前記他の衛星放送
    受信機の検波信号を前記MUSE−NTSCコンバータ
    ーへ出力するか本機の検波信号を前記MUSE−NTS
    Cコンバーターへ出力するかを選択する切り換え回路と
    を備え、前記MUSE−NTSCコンバーターより入力
    されるキードAFCパルスがある場合にMUSE放送で
    あると判断する衛星放送受信機であって、PCM変調さ
    れたNTSC放送の音声信号を復調するPCM復調回路
    と、前記PCM復調回路で復調した音声PCM信号のフ
    レーム同期によりNTSC放送であるかどうかの判別を
    行うマイクロコンピューターとを備え、前記マイクロコ
    ンピューターによる判別結果がキードAFCパルスあり
    の場合でもNTSC放送受信時はMUSE放送ではない
    と判断することを特徴とする衛星放送受信機。
  4. 【請求項4】 他の衛星放送受信機の検波信号を入力す
    る検波入力端子と、MUSE−NTSCコンバーターへ
    検波信号を出力する検波出力端子と、前記他の衛星放送
    受信機の検波信号を前記MUSE−NTSCコンバータ
    ーへ出力するか本機の検波信号を前記MUSE−NTS
    Cコンバーターへ出力するかを選択する切り換え回路
    と、前記MUSE−NTSCコンバーターに電源を供給
    する電源出力端子と、前記電源を出力するか否かを選択
    する第3の切り換え回路とを備えた衛星放送受信機であ
    って、PCM変調されたNTSC放送の音声信号を復調
    するPCM復調回路と、前記PCM復調回路で復調した
    音声PCM信号のフレーム同期によりNTSC放送であ
    るかどうかの判別を行うマイクロコンピューターとを備
    え、前記マイクロコンピューターによる判別結果がNT
    SC放送ではない時はAC電源を出力することを特徴と
    する衛星放送受信機。
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