JPH0993018A - 自動車用ガラスアンテナ - Google Patents

自動車用ガラスアンテナ

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JPH0993018A
JPH0993018A JP7244924A JP24492495A JPH0993018A JP H0993018 A JPH0993018 A JP H0993018A JP 7244924 A JP7244924 A JP 7244924A JP 24492495 A JP24492495 A JP 24492495A JP H0993018 A JPH0993018 A JP H0993018A
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JP
Japan
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antenna
conductor
broadcasting band
common
glass
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JP7244924A
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English (en)
Inventor
Tatsuji Asakawa
辰司 浅川
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】指向性向上。 【解決手段】給電端子9、10を使用しAM放送帯、F
M帯2チャンネル、TV帯2チャンネル用の第一のアン
テナと、第一のアンテナと空間配置が異なり給電端子1
6、17を使用するTV帯2チャンネル用の第二のアン
テナで構成し、FM帯は第一のアンテナの2チャンネ
ル、TV帯は第一、第二のアンテナの4チャンネルでダ
イバーシティ受信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の後部ガラ
ス面上の導体パターンのアンテナより、AMラジオ放送
帯、FMラジオ放送帯、テレビ放送帯の信号を出力する
自動車用ガラスアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は従来の自動車用ガラスアンテナ
の構成図である。146は自動車の後部ガラス、147
は導体線によるアンテナパターン、148と149はデ
フォッガーの導体線である。デフォッガーパターンは、
ガラス面の両側端部の共通電極150と151、152
を結ぶ、導体線148と149に平行な複数本の導体線
によりコの字状に形成されている。
【0003】154はチョークコイルであり、間に電圧
安定化用の容量155を接続した、一方の二つの端子を
それぞれ電源線156、157を通して車体の接地電位
と直流電源電位VDDに接続し、チョークコイルの他方の
二つの端子それぞれに接続した電源線158、159を
二本の共通電極152、151に接続している。153
は、アンテナパターン147に接続した、ガラス面の側
端部の給電端子であり、接地線160を通して外部導体
を車体に接続した同軸ケーブル161の内部導体に接続
され、同軸ケーブルを通してアンテナの信号Xを出力し
ている。
【0004】この従来の自動車用ガラスアンテナは、A
Mラジオ放送帯とFMラジオ放送帯の信号出力用であ
り、アンテナが一つであることもあって、テレビ放送帯
の信号出力用としては特性が充分でない。自動車は、放
送局からの送信電波に対して様々な方向をとるため、ア
ンテナの感度に指向性があると、低感度の方向でテレビ
画像が不明瞭になったり、変化したりするからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
有する前述の欠点を解消することを目的とするものであ
り、従来知られていなかった構成の、AMラジオ放送
帯、FMラジオ放送帯、テレビ放送帯の信号を出力する
自動車用ガラスアンテナを新規に提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決すべくなされたものであり、自動車の後部ガラス面上
の両側端部の共通電極を結ぶ複数本の平行な導体線と、
該共通電極間にある複数本の平行な導体線を垂直方向に
共通接続する共通導体線とを有するパターンをアンテナ
として用い、共通電極又は共通導体線から、車体の窓枠
に近いガラス辺に配置された導体線を通って、近在する
二つの給電端子よりAMラジオ放送帯、FMラジオ放送
帯、テレビ放送帯の信号を出力する第一のアンテナと、
同じパターンのアンテナの共通電極又は共通導体線か
ら、テレビ放送帯にある波長のガラス中の長さの1/4
以下で平行する部分を有する近接線を通って、給電端子
にテレビ放送帯の信号を出力する第二のアンテナが備え
られていることを特徴とする自動車用ガラスアンテナを
新規に提供する。
【0007】また、本発明は第一のアンテナが、更に共
通電極又は共通導体線から近接線を通って、車体の窓枠
に近いガラス辺に配置された導体線に平行する部分を有
する上記自動車用ガラスアンテナを提供する。
【0008】また、本発明は第二のアンテナが、共通導
体線に接続され、両側端部の共通電極を結ぶ複数本の平
行な導体線に平行な導体線を有する上記自動車用ガラス
アンテナを提供する。
【0009】また、本発明は第二のアンテナが、共通電
極又は共通導体線から近接線を通って、空間的に離した
二つの給電端子それぞれよりテレビ放送帯の信号を出力
し、同軸ケーブルの内部導体を容量を通して給電端子に
接続し、外部導体を車体に接続する上記自動車用ガラス
アンテナを提供する。
【0010】また、本発明は第二のアンテナが、共通電
極又は共通導体線から近接線を通って近在する二つの給
電端子よりテレビ放送帯の信号を出力する上記自動車用
ガラスアンテナを提供する。
【0011】また、本発明は第一又は第二のアンテナの
近在する二つの給電端子それぞれに、第一、第二の同軸
ケーブルの内部導体を容量を通して接続し、第一、第二
の同軸ケーブルの外部導体を車体に共通接続し、第一、
第二の同軸ケーブルを平行に揃えて配線する上記自動車
用ガラスアンテナを提供する。
【0012】また、本発明は第一又は第二のアンテナの
近在する二つの給電端子に、トランスの一次側のコイル
の二端子のそれぞれを、容量を通して接続し、トランス
の一次側のコイルの巻線の中間に容量を通して第一の同
軸ケーブルの内部導体を接続し、外部導体を車体に接続
し、二次側のコイルの二端子のそれぞれに第二の同軸ケ
ーブルの容量を通した内部導体と外部導体を接続し、第
一、第二の同軸ケーブルを平行に揃えて配線する上記自
動車用ガラスアンテナを提供する。
【0013】また、本発明は第一のアンテナの近在する
二つの給電端子に、二個直列接続したトランスの各一次
側のコイルの端子をそれぞれ容量を通して接続し、共通
接続した一次側のコイルの端子を容量を通して第一の同
軸ケーブルの内部導体に接続し、外部導体を車体に接続
し、該トランスの各二次側のコイルの二端子それぞれ
に、第二、第三の同軸ケーブルの容量を通した内部導体
と外部導体を接続し、第一、第二、第三の同軸ケーブル
を揃えて配線する上記自動車用ガラスアンテナを提供す
る。
【0014】また、本発明は第一のアンテナの近在する
二つの給電端子の一方にコイルと容量を直列接続し、A
Mラジオ放送帯の信号出力用として、第一又は第二の同
軸ケーブルの内部導体に接続する上記自動車用ガラスア
ンテナを提供する。
【0015】また、本発明は第一のアンテナのトランス
の一次側のコイルの端子間に、容量とインダクタンス素
子を含む回路を並列接続し、該回路がFMラジオ放送帯
及びFMラジオ放送帯に近い周波数のテレビ放送帯で容
量であり、より高周波のテレビ放送帯でFMラジオ放送
帯より小さい容量又はインダクタンス性のインピーダン
スである上記自動車用ガラスアンテナを提供する。
【0016】また、本発明は近接線の平行する部分の長
さが、UHFテレビ放送帯にある波長のガラス中の長さ
の1/4である上記自動車用ガラスアンテナを提供す
る。
【0017】また、本発明はチョークコイルの一方の二
つの端子をそれぞれ電源線を通して車体の接地電位と直
流電源電位に接続し、チョークコイルの他方の二つの端
子それぞれに接続した電源線を、FMラジオ放送帯の低
周波付近の周波数より高く、VHFテレビ放送帯の高周
波側の周波数帯より低い周波数で自己共振するコイルを
通して、二本の共通電極に接続している上記自動車用ガ
ラスアンテナを提供する。
【0018】本発明は、デフォッガーの複数本の平行な
導体線を垂直方向に共通接続する、ガラス面両側端部の
共通電極、又はガラス面内の共通導体線から、ガラス辺
の導体線を通って近在する二つの給電端子よりAMラジ
オ放送帯、FMラジオ放送帯二チャンネル、テレビ放送
帯二チャンネルの信号を出力する第一のアンテナと、同
じデフォッガーの共通電極又は共通導体線から、近接線
の容量結合を通って給電端子にテレビ放送帯二チャンネ
ルの信号を出力する第二のアンテナで構成している。
【0019】FMラジオ放送帯は、第一のアンテナの二
チャンネルで、テレビ放送帯は空間配置の異なる第一、
第二のアンテナの四チャンネルでダイバーシティして受
信することにより、個々のアンテナの低感度の方向を互
いに補償して、自動車のどの方向にも良好な感度のアン
テナが得られる。
【0020】
【実施例】図1は、本発明の自動車用ガラスアンテナの
構成図であり、第1の実施例を示している。1は自動車
の後部ガラス、2はデフォッガーの導体線である。デフ
ォッガーパターンは、ガラス面上の両側端部の共通電極
3と4を結ぶ、導体線2に平行な複数本の導体線により
日の字状に形成されている。このデフォッガーとその共
通電極3と4の間にある複数本の平行な導体線を垂直方
向に共通接続する、ガラス面内の共通導体線5、6を有
するパターンをアンテナとして用いている。
【0021】このアンテナは、共通電極3とパターン中
央の共通導体線5から、車体の窓枠に近いガラス辺に配
置された導体線7と8を通って、近在する二つの給電端
子9と10よりAMラジオ放送帯、FMラジオ放送帯、
テレビ放送帯の信号を出力する第一のアンテナと、この
同じパターンのアンテナの共通電極4と、共通電極4の
側にある共通導体線6から、ガラス辺に配置された導体
線11、12と13を経て、丁度導体線12、13の長
さであり、テレビ放送帯にある波長のガラス中の長さの
1/4以下で平行する部分を有する、同じガラス辺の近
接線14、15を通って、給電端子16、17にテレビ
放送帯の信号を出力する第二のアンテナを備えている。
【0022】18はチョークコイルであり、間に電圧安
定化用の容量19を接続した一方の二つの端子をそれぞ
れ電源線20、21を通して車体の接地電位と直流電源
電位VDDに接続し、チョークコイルの他方の二つの端子
それぞれに接続した電源線22、23を、FMラジオ放
送帯の低周波付近の周波数より高く、VHFテレビ放送
帯の高周波側の周波数帯VHFH より低い周波数で自己
共振するコイル24、25を通して二本の共通電極3、
4に接続している。
【0023】共通電極3とパターン中央の共通導体線5
の間の水平方向の導体線の長さは、FMラジオ放送帯の
波長のガラス中の長さの1/4以上、即ち空気中の波長
の1/4にガラスの短縮率を掛けた長さで、空気中の波
長の1/6.2以上にあって、AMラジオ放送帯(0.
5〜1.6MHz)、FMラジオ放送帯(76〜90M
Hz)と、FMラジオ放送帯に近い周波数のテレビ放送
帯VHFL (90〜108MHz)の信号を感度高く給
電端子9、10に出力し、より高周波のテレビ放送帯V
HFH (170〜222MHz)とUHF(470〜7
70MHz)の信号も出力する。
【0024】共通電極3及び導体線7、パターン中央の
共通導体線5の垂直方向の導体線の長さは、FMラジオ
放送帯に近いVHFL テレビ放送帯の波長のガラス中の
長さの1/4付近以上あって、第一のアンテナは、AM
ラジオ放送帯、FMラジオ放送帯、テレビ放送帯VHF
(VHFL とVHFH )、UHFで、水平偏波と垂直偏
波の両方に感度のあるアンテナになっている。
【0025】共通電極4と、共通電極4の側の共通導体
線6との間にある水平方向の導体線の長さは、高周波側
のVHFH テレビ放送帯にある波長のガラス中の長さの
1/4、空気中の波長の1/6.2にしている。UHF
テレビ放送帯は、VHFH テレビ放送帯の周波数のだい
たい3倍にあり、前記共通電極4と共通導体線6の間の
水平方向の間隔は、UHFテレビ放送帯にある波長のガ
ラス中の長さの3/4、空気中の波長の3/6.2に相
当している。共通導体線6の垂直方向の長さもVHFH
テレビ放送帯にある波長のガラス中の長さの1/4、空
気中の波長の1/6.2にしている。
【0026】更に、共通電極4と導体線11、共通導体
線6はそれぞれ近接した導体線12と14、13と15
で、対向する近接線の平行する部分の長さがUHFテレ
ビ放送帯にある波長のガラス中の長さの1/4、空気中
の波長の1/6.2の容量結合を通って、給電端子1
6、17に接続されているので、第二のアンテナは、A
Mラジオ放送帯とFMラジオ放送帯では、この容量結合
でインピーダンスが高く、VHFの高周波側のVHFH
とUHFのテレビ放送帯では感度の高い、テレビ放送帯
のアンテナになっている。
【0027】このため、第二のアンテナは、デフォッガ
ーの水平方向の導体線で接続されている第一のアンテナ
の、AMラジオ放送帯とFMラジオ放送帯、FMラジオ
放送帯に近いVHFL テレビ放送帯の感度をほぼ維持
し、VHFH とUHFのテレビ放送帯では、ガラス面上
の空間配置の異なる第一、第二のアンテナで四チャンネ
ルのダイバーシティ受信用の信号を出力している。
【0028】チョークコイル18は、電源線20、22
とコイル24を通して共通電極3に接地電位を導き、電
源線21、23とコイル25を通して共通電極4に直流
電源電位VDDを導いて、デフォッガーの複数の導体線を
加熱し、低温又は湿気でガラスが曇らないようにしてい
る。気候が良好で、デフォッガーを加熱する必要のない
ときは、直流電源電位VDDの供給路をオフ又はオンして
接地電位とする。
【0029】チョークコイル18は、AMラジオ放送帯
でインピーダンスが高く、VHFHテレビ放送帯の周波
数より低い周波数、例えばFMラジオ放送帯に近いVH
Lテレビ放送帯付近の周波数以下で自己共振するコイ
ル24、25が、FMラジオ放送帯とFMラジオ放送帯
に近いVHFL テレビ放送帯でインピーダンスが高く、
VHFH とUHFのテレビ放送帯では、コイル24、2
5のインピーダンスと、コイル24、25より延長した
電源線22、23のインピーダンスで、受信する放送帯
において、デフォッガーを加熱する電源回路より電気的
にアンテナパターンをほぼ分離し、アンテナとして充分
に機能するようにしている。
【0030】パターンの中央の共通導体線5と、共通電
極4の側の共通導体線6は、垂直方向に交差し共通接続
している。デフォッガーの複数本の平行な導体線それぞ
れにおいて、接続点が、両側の共通電極間の導体線の長
さを、ほぼ等しく内分している。共通電極3、4間にデ
フォッガーを加熱するVDDの電圧が加えられていると
き、共通導体線5、6は、交差している複数本の平行な
導体線の等電位点を接続していることになり、共通導体
線5、6には直流電流がほぼ流れずに、放送帯の信号が
受信され取り出される。
【0031】アンテナのパターンの寸法は、例として両
側端部の共通電極3、4が39cm、水平方向の複数本
の平行な導体線が1mm幅、間隔3cmで14本、中央
の共通導体線5が50cm、共通電極4の側の共通導体
線6が24cm、共通電極3と共通導体線5の間の水平
方向の導体線は、上側の1本目が59cm、14本目の
下側が73cmで、共通電極4と共通導体線6間の水平
方向の導体線は24cmを含み、容量結合している近接
線12と14、13と15の平行する部分は8cmで間
隔5mm、窓枠に近いガラス辺の導体線8、14、15
とガラスの端との間隔は、2.5cmで、給電端子9、
10と16、17は縦1.2cm横1.6cmの長方形
で、近在する二つの給電端子9と10、16と17の間
隙は2.2cmである。
【0032】図2は、本発明の自動車用のガラスアンテ
ナの給電端子に接続され、同軸ケーブルを通して受信信
号を取り出す回路図であり、(a1),(a2)は第二
のアンテナに使用される回路図、(A)は第一のアンテ
ナに使用される回路図である。
【0033】(a1)は、第二のアンテナが、共通電極
又は共通導体線から近接線を通って、空間的に離した二
つに給電端子それぞれよりテレビ放送帯の信号を出力す
るために用いられ、一本の同軸ケーブル28の一端の内
部導体を容量26を通して一個の給電端子Pに接続し、
外部導体を接地線27を通して車体に接続している。同
軸ケーブル28の他端からは、外部導体を接地電位GN
Dとして、内部導体より受信信号Qが出力される。
【0034】(a2)は、図1に示すように、第二のア
ンテナが共通電極4又は共通導体線6から近接線12と
14、13と15を通って、近在する二つの給電端子1
6、17よりテレビ放送帯の信号を出力する構成に用い
られる。16、17に対応する第二のアンテナの近在す
る二つの給電端子P1 、P2 それぞれに、第一、第二の
同軸ケーブル34、35の内部導体を容量29、30を
通して接続し、第一、第二の同軸ケーブル34、35の
外部導体31、32を接地線33で車体に共通接続し、
第一、第二の同軸ケーブル34、35を平行に揃えて配
線して、二本の同軸ケーブルの各外部導体を接地電位G
NDとして、各内部導体より受信信号Q1 、Q2 を出力
している。
【0035】(A)は、図1に示すように、第一のアン
テナが共通電極3又は共通導体線5から、車体の窓枠に
近いガラス辺に配置された導体線7、8を通って、近在
する二つの給電端子9、10よりAMラジオ放送帯、F
Mラジオ放送帯、テレビ放送帯の信号を出力する構成に
用いられる。
【0036】FMラジオ放送帯とテレビ放送帯の信号出
力用として、9、10に対応する、第一のアンテナの近
在する二つの給電端子P1 、P2 それぞれに、第一、第
二の同軸ケーブル41、42の内部導体を容量36、3
7を通して接続し、第一、第二の同軸ケーブル41、4
2の外部導体38、39を接地線40で車体に共通接続
し、第一、第二の同軸ケーブル41、42を平行に揃え
て配線して、二本の同軸ケーブルの各外部導体を接地電
位GNDとして、各内部導体より受信信号Q1、Q2
出力している。
【0037】AMラジオ放送帯の信号出力用としては、
近在する二つの給電端子の一方P1に、コイル43と容
量44を直列接続し、対応する第一の同軸ケーブル41
の内部導体に接続し、給電端子P1 に接続された容量3
6からのFMラジオ放送帯とテレビ放送帯の信号と合成
して、受信信号Q1 としている。このAMラジオ放送帯
の信号出力用の回路、コイル43と容量44の直列接続
は、給電端子P2 と、対応する第二の同軸ケーブル42
の内部導体の間に接続するようにし、給電端子P2 に接
続された容量37からのFMラジオ放送帯とテレビ放送
帯の信号と合成して、受信信号Q2 とすることができ
る。
【0038】AMラジオ放送帯の信号出力用のコイル4
3は、自己共振周波数がFMラジオ放送帯以上のものを
1個以上直列に入れて、FMラジオ放送帯以上の周波数
でのインピーダンスを高くし、FMラジオ放送帯とテレ
ビ放送帯の信号は、容量36を通して出力している。例
としてコイル43は、自己共振周波数がVHFテレビ放
送帯の低周波側の周波数帯VHFL 以上にあるチップイ
ンダクター1μHを直列接続して3μHとし、容量44
は10nFである。FMラジオ放送帯、テレビ放送帯の
信号出力用の容量36、37と(a1)、(a2)の2
6、29、30は100pFである。
【0039】図3は、本発明の自動車用ガラスアンテナ
の近在する二つの給電端子に接続され、トランスにより
各給電端子の受信信号を、平均信号と差信号に変換し、
同軸ケーブルを通して取り出す回路図であり、(b)は
第二のアンテナに使用される回路図、(B)は第一のア
ンテナに使用される回路図である。
【0040】(b)は、図1に示すように、第二のアン
テナが共通電極4又は共通導体線6から近接線12と1
4、13と15を通って、近在する二つの給電端子1
6、17よりテレビ放送帯の信号を出力する構成に用い
られる。16、17に対応する第二のアンテナの近在す
る二つの給電端子P1 、P2 に、トランス45の一次側
のコイルの二端子46、47のそれぞれを容量48、4
9を通して接続し、トランスの一次側のコイルの巻線の
中間50に容量53を通して第一の同軸ケーブル58の
内部導体を接続し、外部導体55を接地線57で車体に
接続し、二次側のコイルの二端子51、52のそれぞれ
に第二の同軸ケーブル59の容量54を通した内部導体
と外部導体56を接続し、第一、第二の同軸ケーブル5
8、59を平行に揃えて配線している。
【0041】第一の同軸ケーブル58の外部導体55は
車体に接続され、内部導体は一次側のコイルの巻線の中
間50より信号をとっており、二つの給電端子P1 、P
2 の車体を基準とした各受信信号の平均信号が同軸ケー
ブルを伝送し、他端の外部導体を接地電位GNDとし
て、内部導体より平均の受信信号Q1 を出力している。
第二の同軸ケーブルは、二次側のコイル間に接続されて
いるので、二つの給電端子P1 、P2 間の差信号で一次
側のコイルに流れる信号電流が、相互誘導で二次側のコ
イルに流れ、二次側のコイルの端子間に生じる、その差
信号に応じた信号が同軸ケーブルを伝送し、他端の外部
導体の電位E2 を基準として、内部導体より差の受信信
号Q2 を出力している。第一、第二の同軸ケーブル5
8、59の外部導体55、56は共通接続して、電位E
2 を接地電池GNDとしてよい。
【0042】(B)は、図1に示すように第一のアンテ
ナが共通電極3又は共通導体線5から、車体の窓枠に近
いガラス辺に配置された導体線7、8を通って、近在す
る二つの給電端子9、10よりAMラジオ放送帯、FM
ラジオ放送帯、テレビ放送帯の信号を出力する構成に用
いられる。
【0043】FMラジオ放送帯とテレビ放送帯の信号出
力用として、9、10に対応する第一のアンテナの近在
する二つの給電端子P1 、P2 に、トランス60の一次
側のコイルの二端子のそれぞれを容量61、62を通し
て接続し、トランスの一次側のコイルの巻線の中間63
に容量64を通して第一の同軸ケーブル69の内部導体
を接続し、外部導体66を接地線68で車体に接続し、
二次側のコイルの二端子のそれぞれに第二の同軸ケーブ
ル70の容量65を通した内部導体と外部導体67を接
続し、第一、第二の同軸ケーブル69、70を平行に揃
えて配線している。第一、第二の同軸ケーブル69、7
0の他端の出力側では、それぞれの外部導体を接地電位
GND、電位E2 として、内部導体より二つの給電端子
1 、P2 の平均の受信信号Q1 と、差に対応する受信
信号Q2 を出力している。
【0044】AMラジオ放送帯の信号出力用としては、
近在する二つの給電端子の一方P2に、コイル71と容
量72を直列接続し、第二の同軸ケーブル70の内部導
体に接続し、トランス60の二次側のコイルから第二の
同軸ケーブル70に伝送されるFMラジオ放送帯とテレ
ビ放送帯の信号と合成して、受信信号Q2 としている。
このAMラジオ放送帯の信号出力用の回路、コイル71
と容量72の直列接続は、給電端子P2 と第一の同軸ケ
ーブル69の内部導体の間に接続する、或いは給電端子
1 と第一又は第二の同軸ケーブルの内部導体の間に接
続して、AMラジオ放送帯、FMラジオ放送帯とテレビ
放送帯の合成信号をQ1 又はQ2 として出力することが
できる。第一、第二の同軸ケーブル69、70の外部導
体の電位は同電位として、電位E2 を接地電位GNDと
してよい。
【0045】トランス45、60の一次側、二次側のコ
イルの巻数は、例として一次側6巻、従って一次側の各
端子と巻線の中間には3巻、二次側3巻とし、東光社
製、製品名B4F型が用いられる。二つの給電端子P
1 、P2 に接続された直流阻止用の容量48、49、6
1、62は1nF、第一、第二の同軸ケーブルの内部導
体に接続されたFMラジオ放送帯、テレビ放送帯の信号
出力用の容量53、54、64、65とAMラジオ放送
帯の信号出力用のコイル71と容量72は、図2の例示
と同様である。
【0046】図4は、図3に示したトランスに置換えて
用いられるトランスの回路図であり、(d1)と(d
2)の二つの回路図を示している。T1 、T2 はトラン
スの一次側のコイルの各端子、Tは一次側のコイルの巻
線の中間の端子であり、S1 、S2 は二次側のコイルの
各端子である。トランスとしては、円柱形のフェライト
コアに、一次側、二次側の巻線をしたものである。
【0047】図1の第一のアンテナの近在する二つの給
電端子9、10より信号をとる場合、二次側のコイルに
誘導される差信号は、FMラジオ放送帯、FMラジオ放
送帯に近い周波数のVHFL テレビ放送帯、より高周波
のVHFH テレビ放送帯で、一次側のコイルに並列接続
する容量を調整し、高周波ほど容量値を小さくすると感
度が高くなる。
【0048】(d1)は、第一のアンテナのトランスの
一次側のコイルの端子T1 、T2 間に、容量73、74
とインダクタンス素子75を含む回路を並列接続し、7
3、74の容量(C0 +C)と75のインダクタンスL
による直列共振周波数をVHFL テレビ放送帯とVHF
H テレビ放送帯の中間に選び、74の容量Cと75のイ
ンダクタンスLによる並列共振周波数をVHFH テレビ
放送帯中に選んでいる。この回路は、FMラジオ放送帯
及びFMラジオ放送帯に近い周波数のVHFLテレビ放
送帯で容量であって低周波でC0 に漸近し、より高周波
のVHFH テレビ放送帯で、前記並列共振周波数より高
周波では、FMラジオ放送帯より小さい容量、低周波で
はインダクタンス性のインピーダンスになって感度を調
整する。
【0049】(d2)は、第一のアンテナのトランスの
一次側のコイルの端子T1 、T2 間に容量76、77と
インダクタンス素子78を含む回路を並列接続し、76
の容量C1 と78のインダクタンスL1 による直列共振
周波数をVHFL テレビ放送帯とVHFH テレビ放送帯
の中間に選び、76と77の直列容量C1 ・C2 /(C
1 +C2 )と78のインダクタンスL1 による並列共振
周波数をVHFH テレビ放送帯中に選んでいる。この回
路は、FMラジオ放送帯及びVHFL テレビ放送帯で容
量であって低周波で(C1 +C2 )に漸近し、VHFH
テレビ放送帯で、前記並列共振周波数より低周波でイン
ダクタンス性のインピーダンス、高周波でFMラジオ放
送帯より小さい容量になって感度を調整する。
【0050】図5は、本発明の自動車用ガラスアンテナ
の第2の実施例の構成図である。図1、図3と対照して
機能的に同じ要素には、同一符号を付けている。構成上
変わっている点は、第一のアンテナの共通電極3とパタ
ーン中央の共通導体線5から車体の窓枠に近いガラス辺
に配置された導体線7と8に対称的に、共通電極4から
車体の窓枠に近いガラス辺に導体線111と112が配
置されている。これは第一のアンテナのFMラジオ放送
帯の各周波数における指向性を良くするためである。
【0051】第二のアンテナの共通導体線6が共通電極
3側にあり、共通導体線6からの導体線13と15が水
平配置の近接線、共通電極3からの導体線12と14が
垂直配置の近接線であって、近在する二つの給電端子1
6、17がガラス面の上側にある。チョークコイル18
が図面の右側から左側の位置になっている。
【0052】第一のアンテナの近在する二つの給電端子
9、10間にBで示す図3(B)の回路が実装され、第
一、第二の同軸ケーブル69、70より、Q1 、Q2
対応する受信信号X1 、X2 を出力し、第二のアンテナ
の近在する二つの給電端子16、17間にbで示す図3
(b)の回路が実装され、第一、第二の同軸ケーブル5
8、59よりQ1 、Q2 に対応する受信信号Y1 、Y2
を出力している。79、80、81はそれぞれ、チョー
クコイルの接地用の電源線20、回路Bの接地線68、
回路bの接地線57が自動車の車体に接続されているこ
とを示している。
【0053】図6は、本発明の自動車用ガラスアンテナ
の第3の実施例の構成図である。図1、図3、図5と対
照して機能的に同じ要素には、同一符号をつけている。
変わっている点は、両側端部の共通電極3と4の間にあ
る複数本の平行な導体線を垂直方向に共通接続する共通
導体線として6があり、第一、第二のアンテナに共通で
ある。第一のアンテナは共通電極3と、共通電極4の側
にある共通導体線6から、ガラス辺に配置された導体線
7と8を通って、近在する二つの給電端子9、10に接
続されている。
【0054】第二のアンテナは、共通電極4からの導体
線12と近接線14、共通導体線6と近接戦15が、と
もに垂直配置であり、近接線14は給電端子16、近接
線15はガラス辺の導体線82を通って給電端子17に
接続されている。第一と、第二の各アンテナの近在する
二つの給電端子9、10と16、17はガラス面の同じ
上側にある。
【0055】共通電極3と、共通電極4の側にある共通
導体線6の間の水平方向の導体線の長さは、FMラジオ
放送帯に近いVHFL テレビ放送帯の波長のガラス中の
長さの1/2以上、空気中の波長の1/3.1以上にあ
って第一のアンテナはAMラジオ放送帯、FMラジオ放
送帯、VHF、UHFのテレビ放送帯で感度が高く、V
HF、UHFテレビ放送帯の第二のアンテナとテレビ放
送帯で四チャンネルのダイバーシティ受信するのに適し
ている。
【0056】図7は、本発明の自動車用ガラスアンテナ
の第4の実施例の構成図であり、図8は図7の第一のア
ンテナの近在する二つの給電端子に接続され、二個直列
接続したトランスによって各給電端子の受信信号を平均
信号と2つの差信号に変換し、同軸ケーブルを通して取
り出す回路図である。図7は、図1、図2、図5、図8
と対照して機能的に同じ要素には、同一符号をつけてい
る。
【0057】変わっている構成は、両側端部の共通電極
3と4の間にある複数本の平行な導体線を垂直方向に共
通接続する共通導体線が5本あり、パターン中央の共通
導体線5、パターン中央側かつ下側に共通導体線85、
86、共通電極4と3の側にそれぞれ共通導体線6と1
06がある。第一のアンテナは、両側端部の共通電極3
と4から、上側に導体線83、84が伸び、下側は車体
の窓枠に近いガラス辺に配置された導体線、7、107
と108、8をそれぞれ通り、ガラス面下側中央の近在
する二つの給電端子9、10に接続されている。
【0058】第一のアンテナは、更にテレビ放送帯の感
度向上のために、共通導体線85、86からそれぞれ近
接線87、88を通って、車体の窓枠に近いガラス辺に
配置された導体線107、8に平行する部分を有し、こ
の部分の長さをUHFテレビ放送帯にある波長のガラス
中の長さの1/4、空気中の波長の1/6.2にしてい
る。共通導体線85、86は、パターン中央の共通導体
線5を基準にして左右対称の位置にあり、共通導体線8
5、86の間の水平方向の導体線の長さは、VHFテレ
ビ放送帯の高周波側のVHFH テレビ放送帯にある波長
のガラス中の長さの1/2、空気中の波長の1/3.1
で、垂直方向の導体線の長さは、同じくVHFH テレビ
放送帯にある波長のガラス中の長さの1/4、空気中の
波長の1/6.2にしている。
【0059】第二のアンテナは共通電極4と3の各側
に、共通導体線6と106があり、水平配置の近接線1
3、15と113、115を通って、空間的に離した二
つの給電端子17と117に接続される二つのアンテナ
から構成されている。この二つのアンテナは共通電極4
と3側から見て対称に配置されている。パターンとして
は、図5の近在する二つの給電端子16、17の一方の
16側の入力がない形状である。89、189はそれぞ
れ給電端子17、117につながった電極であり、a
1、1a1(図7)で示す図2(a1)の回路を実装す
るためのものである。回路a1、1a1の接地線は2
7、127で、それぞれ91、191で車体に接続さ
れ、同軸ケーブル28、128を通して、図2(a1)
のQに対応する受信信号Y1 、Y2 を出力している。
【0060】第一のアンテナの近在する二つの給電端子
9、10の間に実装されているB1で示す回路は、図8
の(B1)である。FMラジオ放送帯とテレビ放送帯の
信号出力用として、9、10に対応する、第一のアンテ
ナの近在する二つの給電端子P1 、P2 に、二個直列接
続したトランス92、93の各一次側のコイルの端子を
それぞれ容量94、95を通して接続し、共通接続した
一次側のコイルの端子96を容量97を通して第一の同
軸ケーブル119の内部導体に接続し、外部導体100
を接地線118で車体に接続し、該トランス92、93
の各二次側のコイルの二端子それぞれに、第二、第三の
同軸ケーブル120、121の容量98、99を通した
内部導体と外部導体101、102を接続し、第一、第
二、第三の同軸ケーブル119、120、121を揃え
て配線している。
【0061】第一、第二、第三の同軸ケーブル119、
120、121の各外部導体100、101、102は
共通接続されて車体に接地され、他端の出力側の外部導
体を接地電位GNDとして、Q1 、Q2 、Q3 の受信信
号を出力している。第一の同軸ケーブル119の内部導
体は、同じ巻数、特性の2個のトランス92、93の一
次側のコイルの直列接続の中点96より信号をとってお
り、二つの給電端子P1 、P2 の車体を基準とした各受
信信号の平均信号が同軸ケーブルを伝送し、他端の内部
導体よりその平均の受信信号をQ1 として出力してい
る。
【0062】第二の同軸ケーブル120は、一次側のコ
イルが給電端子P1 と中点96に接続されたトランス9
2の、一次側のコイル端子間の差信号が二次側のコイル
に誘導される信号を伝送し、他端の外部導体の接地電位
GNDを基準としてその差に対応する受信信号をQ2
して出力している。同様に第三の同軸ケーブル121
は、一次側のコイルが給電端子P2 と中点96に接続さ
れたトランス93の、二次側のコイルに誘導される差信
号を伝送し、その差の受信信号Q3 を出力している。
【0063】AMラジオ放送帯の信号出力用としては、
近在する二つの給電端子の一方P1にコイル129と容
量130を直列接続し、第二の同軸ケーブル120の内
部導体に接続し、トランス92の二次側のコイルから第
二の同軸ケーブル120に伝送されるFMラジオ放送帯
とテレビ放送帯の信号と合成して、受信信号Q2 として
いる。このAMラジオ放送帯の信号出力用の回路、コイ
ル129と容量130の直列接続は、給電端子P1 と第
一の同軸ケーブル119の内部導体の間に接続して、A
Mラジオ放送帯、FMラジオ放送帯とテレビ放送帯の合
成信号をQ1 として出力してもよい。
【0064】図8(B1)は図3(B)より一出力多
く、例えば第一の同軸ケーブル119の出力Q1 をテレ
ビ放送帯用、第二の同軸ケーブル120の出力Q2 をA
Mラジオ放送帯とFMラジオ放送帯用、第三の同軸ケー
ブル121の出力Q3 をFMラジオ放送帯とテレビ放送
帯用に分けて用いることができる。
【0065】図8のトランス92、93としては、図3
のトランス45、60と同様に、東光社製、製品名B4
F型が用いられるが、同社製、製品名5CBL型の円柱
形のフェライトコアのボビンに、例えば0.1mmφの
エナメル被覆銅線を一次側7巻、二次側4巻で巻いて使
用する場合は、図4(d1)、(d2)のトランスの回
路にすると、FMラジオ放送帯、テレビ放送帯で感度の
ある受信回路になる。
【0066】図7の第一のアンテナの近在する二つの給
電端子9、10の間に実装された、図8の回路B1は、
接地線118により90で車体に接続され、第一、第
二、第三の同軸ケーブル119、120、121を通し
てQ1 、Q2 、Q3 に対応する受信信号X1 、X2 、X
3 を出力している。共通電極3と4の間の水平方向の導
体線の長さはFMラジオ放送帯の波長のガラス中の長さ
の1/2以上、空気中の波長の1/3.1以上にあっ
て、AMラジオ放送帯、FMラジオ放送帯、FMラジオ
放送帯に近いVHFL テレビ放送帯と、先述した高周波
側のVHFH 及びUHFのテレビ放送帯で感度のあるア
ンテナになっている。
【0067】図9は、本発明の自動車用ガラスアンテナ
の第5の実施例の構成図である。図1、図3、図5、図
7と対照して機能的に同じ要素には、同一符号を付けて
いる。変わっているところは、両側端部の共通電極3と
4の間にある複数本の平行な導体線を垂直方向に共通接
続する共通導体線が4本あり、共通電極3と4の側で、
3と4に並んで共通導体線105と5、パターン中央側
かつ上側に共通導体線6と106がある。第一のアンテ
ナは両側の共通導体線105と5から、車体の窓枠に近
いガラス辺に配置された導体線107と8をそれぞれ通
り、ガラス面下側中央の近在する二つの給電端子9、1
0に接続されている。二つの給電端子9、10間には、
Bで示す図3(B)の回路が実装され、接地線68によ
り80で車体に接続され、第一、第二の同軸ケーブル6
9、70より受信信号X1 、X2を出力している。
【0068】第一のアンテナは、更にテレビ放送帯の感
度向上のために、共通電極3と4から、それぞれ車体の
窓枠に近いガラス辺に配置された導体線131、133
と132、134を通って、133と134の近接線
で、同じく車体の窓枠に近いガラス辺に配置された導体
線107と8に平行する部分を有し、この部分の長さを
UHFテレビ放送帯にある波長のガラス中の長さの1/
4、空気中の波長の1/6.2にしている。共通導体線
105と共通電極3、共通導体線5と共通電極4のそれ
ぞれの間の水平方向の導体線の長さと、共通電極3、4
からの導体線131、132に接続され水平方向に伸び
た導体線135、136の長さは、VHFテレビ放送帯
の高周波側のVHFH テレビ放送帯にある波長のガラス
中の長さの1/4、空気中の波長の1/6.2にしてい
る。
【0069】共通導体線105と5の間の水平方向の導
体線の長さは、FMラジオ放送帯の波長のガラス中の長
さの1/4より長い、即ち空気中の波長の1/6.2よ
り長く、FMラジオ放送帯に近いVHFL テレビ放送帯
の波長のガラス中の長さの1/2以下、空気中の波長の
1/3.1以下にあって、AMラジオ放送帯、FMラジ
オ放送帯とVHF及びUHFのテレビ放送帯で感度のあ
るアンテナになっている。
【0070】第二のアンテナはパターン中央側かつ上側
に、共通導体線6と106があり、水平配置の近接線1
3、15と113、115を通って、近在する二つの給
電端子17、117に接続されている。二つの給電端子
17と117間にはbで示す図3(b)の回路が実装さ
れ、接地線57により81で車体に接続され、第一、第
二の同軸ケーブル58、59より受信信号Y1 、Y2
出力している。共通導体線6と106の間の水平方向の
導体線の長さは、VHFテレビ放送帯の高周波側のVH
H テレビ放送帯にある波長のガラス中の長さの1/4
〜1/2、空気中の波長の1/6.2〜1/3.1の中
の値にしてあり、垂直方向の導体線の長さは、VHFH
テレビ放送帯にある波長のガラス中の長さの1/4、空
気中の波長の1/6.2にしてあってテレビ放送帯で感
度の高いアンテナになっている。
【0071】図10は、本発明の自動車用ガラスアンテ
ナの第6の実施例の構成図である。図1、図2、図3、
図6、図7と対照して機能的に同じ要素には、同一符号
を付けている。変わっている点は、両側端部の共通電極
3と4の間にある複数本の平行な導体線を垂直方向に共
通接続する共通導体線として6と106があり、第二の
アンテナ用である。第一のアンテナは共通電極3を延長
して、同側端部の給電端子9に接続し、共通電極4から
車体の窓枠に近いガラス辺に配置された導体線108と
8を通って、給電端子9と同側端部に近在する給電端子
10に接続している。二つの給電端子9、10間には、
Bで示す図3(B)の回路が実装され、接地線68によ
り80で車体に接続され、第一、第二の同軸ケーブル6
9、70より受信信号X1 、X2 を出力している。
【0072】第二のアンテナは、共通電極3と4の各側
に共通導体線6と106があり、水平配置の近接線1
3、15と113、115を通って、空間的に離した二
つの給電端子17と117に接続される二つのアンテナ
から構成されている。この第二のアンテナは、共通導体
線6、106に接続され、両側端部の共通電極3と4を
結ぶ複数本の平行な導体線に平行な導体線137、13
8を有している。
【0073】共通導体線6と共通電極3の間にある、1
37を含む水平方向の導体線の長さと共通導体線6の垂
直方向の長さは、共通導体線106と共通電極4の間に
ある、138を含む水平方向の導体線の長さと共通導体
線106の垂直方向の長さより短くしてあり、より高周
波の受信感度を高めてあるが、いずれもVHFテレビ放
送帯の高周波側のVHFH テレビ放送帯にある波長のガ
ラス中の長さの1/4、空気中の波長の1/6.2にし
ている。給電端子17、117には、a1、1a1で示
す図2(a1)の回路が実装され、接地線27、127
によりそれぞれ91、191で車体に接続され、同軸ケ
ーブル28、128より受信信号Y12 を出力してい
る。
【0074】図1で説明したように、共通導体線と、交
差するデフォッガーの複数本の平行な導体線との各接続
点を、両側の共通電極間の導体線を等しく内分する点に
選べば、共通導体線に直流電流が流れない点でよいが、
図10では、平行な導体線の一本に流れる程の直流電流
を許容して、共通電極3、4と共通導体線6、106間
に更に一本ずつ導体線137、138を接続して、第二
のアンテナの要素を増やしている。
【0075】図11は、本発明の自動車用ガラスアンテ
ナの第7の実施例の構成図である。図1、図2、図3、
図6、図7、図9、図10と対照して機能的に同じ要素
には、同一符号を付けている。変わっているところは、
両側端部の共通電極3と4の間にある複数本の平行な導
体線を垂直方向に共通接続する共通導体線が3本あり、
パターン中央から共通電極4寄りに共通導体線5、パタ
ーン上側で共通電極3と4側にそれぞれ共通導体線6と
106がある。第一のアンテナは共通電極3と共通導体
線5から、車体の窓枠に近いガラス辺に配置された導体
線7、107と8をそれぞれ通り、ガラス面下側で側端
部と中央の中間に近在する二つの給電端子9、10に接
続されている。二つの給電端子9、10間には、Bで示
す図3(B)の回路が実装され、接地線68により80
で車体に接続され、第一、第二の同軸ケーブル69、7
0より受信信号X1 、X2 を出力している。チョークコ
イル18は、共通電極3側で、回路Bに近い車体に装備
されており、接地用の電源線20は、回路Bと同じ位置
80で車体に接続されている。
【0076】第二のアンテナは、共通電極3と4の各側
に共通導体線6と106があり、それぞれ水平配置の近
接線13、15と、垂直配置の近接線115につながり
車体の窓枠に近いガラス辺にある導体線139を通っ
て、共通電極3と同側端部にある二つの給電端子17と
117に接続される二つのアンテナから構成されてい
る。この第二のアンテナは、共通導体線106に交差
し、両側端部の共通電極3と4を結ぶ複数本の平行な導
体線に平行な導体線140を有している。導体線140
は、感度向上のために第二のアンテナに付加された要素
であり、中央で共通導体線106に接続し、その長さ
は、共通導体線106と共通電極4の間にある水平方向
の導体線の長さの約2倍である。
【0077】図10とほぼ同様にして、共通導体線6と
共通電極3の間にある水平方向の導体線の長さと共通導
体線6の垂直方向の長さは、共通導体線106と共通電
極4の間にある水平方向の導体線の長さと共通導体線1
06の垂直方向の長さより短く、VHF及びUHFの各
テレビ放送帯中でより高周波の受信感度を高めている。
給電端子17、117には、a1、1a1で示す図2
(a1)の回路が実装され、接地線27、127により
それぞれ91、191で車体に接続され、平行に揃えら
れた同軸ケーブル28、128より受信信号Y1 、Y2
を出力している。
【0078】図12は、本発明の自動車用ガラスアンテ
ナの第8の実施例の構成図である。図1、図2、図3、
図7、図11と対照して機能的に同じ要素には、同一符
号を付けている。変わっている構成は、デフォッガーパ
ターンが、ガラス面の両側端部の共通電極3と103、
104を結ぶ、導体線2と141に平行な複数本の導体
線によりコの字状に形成されている。チョークコイル1
8が、上、下の共通電極103、104に近い車体側面
に装備され、一方の二つの端子をそれぞれ電源線20、
21を通して、126の車体の接地電位と直流電源電位
DDに接続し、他方の二つの端子それぞれに接続した電
源線122、123を、FMラジオ放送帯の低周波付近
の周波数より高く、VHFテレビ放送帯の高周波側のV
HFH テレビ放送帯より低い周波数で自己共振するコイ
ル124、125を通して二本の共通電極103、10
4に接続している。
【0079】両側端部の共通電極3と103、104の
間にある複数本の平行な導体線を垂直方向に共通接続す
る共通導体線が4本あり、パターン中央上側に共通導体
線142、パターン中央下側に共通導体線5があり、パ
ターン下側で共通電極104側に共通導体線6、パター
ン上側で共通電極103側に共通導体線106がある。
第一のアンテナは共通電極3と共通導体線5から、車体
の窓枠に近いガラス辺に配置された導体線7と8を通っ
て、近在する二つの給電端子9、10に接続されてい
る。二つの給電端子9、10間には、Bで示す図3
(B)の回路が実装され、接地線68により80で車体
に接続され、第一、第二の同軸ケーブル69、70より
受信信号X1 、X2 を出力している。
【0080】第二のアンテナは、共通電極104と10
3の各側に共通導体線6と106があり、共通導体線6
は鉤型の垂直・水平配置の近接線6・13、143・1
5を通り、共通導体線106は水平配置の近接線11
3、115を通って、空間的に離した二つの給電端子1
7、117にそれぞれ接続される二つのアンテナから構
成されている。この第二のアンテナは、共通導体線6、
106に接続され、両側端部の共通電極3と104、1
03を結ぶ複数本の平行な導体線に平行な導体線14
4、145を有している。
【0081】共通導体線106と共通電極103の間に
ある水平方向の導体線と導体線145の長さ及び共通導
体線106の垂直方向の長さは、共通導体線6と共通電
極104間にある水平方向の導体線と導体線144の長
さ及び共通導体線6の垂直方向の長さより短くしてあ
り、第二のアンテナの上側のアンテナを下側より高周波
の受信感度を高めている。下側のアンテナの各要素の長
さを上側のアンテナより短くして、下側に高周波の受信
感度の高いアンテナを形成しても良い。給電端子17、
117には、a1,1a1で示す図2(a1)の回路が
実装され、接地線27、127によりそれぞれ91、1
9で車体に接続され、同軸ケーブル28、128より受
信信号Y1 、Y2 を出力している。
【0082】
【発明の効果】本発明の自動車用ガラスアンテナは、デ
フォッガーパターンを利用し、デフォッガーの共通電極
又は共通導体線から直接的に受信信号を取り出し、AM
ラジオ放送帯、FMラジオ放送帯二チャンネル、テレビ
放送帯二チャンネルの信号を出力する第一のアンテナ
と、第一のアンテナと空間配置が異なり、同じデフォッ
ガーの共通電極又は共通導体線から近接線の容量結合を
通って給電端子にテレビ放送帯二チャンネルの信号を出
力する第二のアンテナで構成している。
【0083】第二のアンテナの容量結合は、AMラジオ
放送帯とFMラジオ放送帯ではインピーダンスが高く、
第一のアンテナのAMラジオ放送帯とFMラジオ放送帯
の感度は、第二のアンテナの給電端子より受信信号を取
り出さない場合に近い。
【0084】FMラジオ放送帯は第一のアンテナの二チ
ャンネル、テレビ放送帯は空間配置の異なる第一、第二
のアンテナの四チャンネルでダイバーシティして受信す
ることにより、自動車のどの方向にも良好な感度のアン
テナが達成される。後部ガラス面上から受信信号を全て
出力しているので、受信機との間で各同軸ケーブルをま
とめて、ダイバーシティの信号処理をしやすい構成にな
っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ガラスアンテナの構成図で、
第1の実施例の構成図
【図2】本発明の自動車用ガラスアンテナの給電端子よ
り受信信号を取り出す回路図であり、(a1)、(a
2)は第二のアンテナの回路図、(A)は第一のアンテ
ナの回路図
【図3】本発明の自動車用ガラスアンテナの給電端子よ
りトランスにより受信信号を取り出す回路図であり、
(b)は第二のアンテナの回路図、(B)は第一のアン
テナの回路図
【図4】(d1)、(d2)はそれぞれ、図3に示した
トランスに置き換えて用いられるトランスの回路図
【図5】本発明の自動車用ガラスアンテナの第2の実施
例の構成図
【図6】本発明の自動車用ガラスアンテナの第3の実施
例の構成図
【図7】本発明の自動車用ガラスアンテナの第4の実施
例の構成図
【図8】図7の第一のアンテナの給電端子より、二個直
列接続したトランスにより受信信号を取り出す回路図
【図9】本発明の自動車用ガラスアンテナの第5の実施
例の構成図
【図10】本発明の自動車用ガラスアンテナの第6の実
施例の構成図
【図11】本発明の自動車用ガラスアンテナの第7の実
施例の構成図
【図12】本発明の自動車用ガラスアンテナの第8の実
施例の構成図
【図13】従来の自動車用ガラスアンテナの構成図
【符号の説明】
1:自動車の後部ガラス 2:デフォッガーの導体線 3、4:共通電極 5、6:共通導体線 7、8:車体の窓枠に近いガラス辺に配置された導体線 9、10:第一のアンテナの近在する二つの給電端子 11、12、13:導体線 14、15:近接線 16、17:第二のアンテナの二つの給電端子 18:チョークコイル 19:容量 20、21:チョークコイルの一方の二つの端子に接続
した電源線 22、23:チョークコイルの他方の二つの端子に接続
した電源線 24、25:FMラジオ放送帯の低周波付近の周波数よ
り高く、VHFテレビ放送帯の高周波側の周波数帯より
低い周波数で自己共振するコイル VDD:直流電源電位

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の後部ガラス面上の両側端部の共通
    電極を結ぶ複数本の平行な導体線と、該共通電極間にあ
    る複数本の平行な導体線を垂直方向に共通接続する共通
    導体線とを有するパターンをアンテナとして用い、共通
    電極又は共通導体線から、車体の窓枠に近いガラス辺に
    配置された導体線を通って、近在する二つの給電端子よ
    りAMラジオ放送帯、FMラジオ放送帯、テレビ放送帯
    の信号を出力する第一のアンテナと、同じパターンのア
    ンテナの共通電極又は共通導体線から、テレビ放送帯に
    ある波長のガラス中の長さの1/4以下で平行する部分
    を有する近接線を通って、給電端子にテレビ放送帯の信
    号を出力する第二のアンテナが備えられていることを特
    徴とする自動車用ガラスアンテナ。
  2. 【請求項2】第一のアンテナが、更に共通電極又は共通
    導体線から近接線を通って、車体の窓枠に近いガラス辺
    に配置された導体線に平行する部分を有する請求項1の
    自動車用ガラスアンテナ。
  3. 【請求項3】第二のアンテナが、共通導体線に接続さ
    れ、両側端部の共通電極を結ぶ複数本の平行な導体線に
    平行な導体線を有する請求項1の自動車用ガラスアンテ
    ナ。
  4. 【請求項4】第二のアンテナが、共通電極又は共通導体
    線から近接線を通って、空間的に離した二つの給電端子
    それぞれよりテレビ放送帯の信号を出力し、同軸ケーブ
    ルの内部導体を容量を通して給電端子に接続し、外部導
    体を車体に接続する請求項1の自動車用ガラスアンテ
    ナ。
  5. 【請求項5】第二のアンテナが、共通電極又は共通導体
    線から近接線を通って近在する二つの給電端子よりテレ
    ビ放送帯の信号を出力する請求項1の自動車用ガラスア
    ンテナ。
  6. 【請求項6】第一又は第二のアンテナの近在する二つの
    給電端子それぞれに、第一、第二の同軸ケーブルの内部
    導体を容量を通して接続し、第一、第二の同軸ケーブル
    の外部導体を車体に共通接続し、第一、第二の同軸ケー
    ブルを平行に揃えて配線する請求項1又は5の自動車用
    ガラスアンテナ。
  7. 【請求項7】第一又は第二のアンテナの近在する二つの
    給電端子に、トランスの一次側のコイルの二端子のそれ
    ぞれを、容量を通して接続し、トランスの一次側のコイ
    ルの巻線の中間に容量を通して第一の同軸ケーブルの内
    部導体を接続し、外部導体を車体に接続し、二次側のコ
    イルの二端子のそれぞれに第二の同軸ケーブルの容量を
    通した内部導体と外部導体を接続し、第一、第二の同軸
    ケーブルを平行に揃えて配線する請求項1又は5の自動
    車用ガラスアンテナ。
  8. 【請求項8】第一のアンテナの近在する二つの給電端子
    に、二個直列接続したトランスの各一次側のコイルの端
    子をそれぞれ容量を通して接続し、共通接続した一次側
    のコイルの端子を容量を通して第一の同軸ケーブルの内
    部導体に接続し、外部導体を車体に接続し、該トランス
    の各二次側のコイルの二端子それぞれに、第二、第三の
    同軸ケーブルの容量を通した内部導体と外部導体を接続
    し、第一、第二、第三の同軸ケーブルを揃えて配線する
    請求項1の自動車用ガラスアンテナ。
  9. 【請求項9】第一のアンテナの近在する二つの給電端子
    の一方にコイルと容量を直列接続し、AMラジオ放送帯
    の信号出力用として、第一又は第二の同軸ケーブルの内
    部導体に接続する請求項6、7又は8の自動車用ガラス
    アンテナ。
  10. 【請求項10】第一のアンテナのトランスの一次側のコ
    イルの端子間に、容量とインダクタンス素子を含む回路
    を並列接続し、該回路がFMラジオ放送帯及びFMラジ
    オ放送帯に近い周波数のテレビ放送帯で容量であり、よ
    り高周波のテレビ放送帯でFMラジオ放送帯より小さい
    容量又はインダクタンス性のインピーダンスである請求
    項7又は8の自動車用ガラスアンテナ。
  11. 【請求項11】近接線の平行する部分の長さが、UHF
    テレビ放送帯にある波長のガラス中の長さの1/4であ
    る請求項1又は2の自動車用ガラスアンテナ。
  12. 【請求項12】チョークコイルの一方の二つの端子をそ
    れぞれ電源線を通して車体の接地電位と直流電源電位に
    接続し、チョークコイルの他方の二つの端子それぞれに
    接続した電源線を、FMラジオ放送帯の低周波付近の周
    波数より高く、VHFテレビ放送帯の高周波側の周波数
    帯より低い周波数で自己共振するコイルを通して、二本
    の共通電極に接続している請求項1の自動車用ガラスア
    ンテナ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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