JP2002084119A - 自動車用ガラスアンテナ - Google Patents

自動車用ガラスアンテナ

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JP2002084119A
JP2002084119A JP2000275151A JP2000275151A JP2002084119A JP 2002084119 A JP2002084119 A JP 2002084119A JP 2000275151 A JP2000275151 A JP 2000275151A JP 2000275151 A JP2000275151 A JP 2000275151A JP 2002084119 A JP2002084119 A JP 2002084119A
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vhf
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band
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JP2000275151A
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Tatsuji Asakawa
辰司 浅川
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】AM、FM、UHF、VHF放送帯を受信し、
どの方向でも良好に受信する。 【解決手段】デフォッガをAM放送帯と、FM放送帯か
らVHF、UHF放送帯を受信するアンテナとし、デフ
ォッガの余白部の所定部位に、VHF放送の高周波帯付
近の波長の1/4の長さの導体線17を有するアンテナ
パターンを配し、VHF、UHF放送帯のダイバーシテ
ィ用の複数のアンテナとし、FM放送帯からVHF放送
の高周波帯付近の波長の1/4の長さの導体線24を有
するアンテナパターンをFM放送帯のダイバーシティ受
信用の他のアンテナとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の後部ガラ
ス面上の導体パターンのアンテナより、AMラジオ放送
帯、FMラジオ放送帯、テレビ放送帯の受信信号を出力
する自動車用ガラスアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の自動車用ガラスアンテナの
構成図である。164は自動車の後部ガラス、165と
166は、デフォッガの導体線(ヒータ線)である。デ
フォッガパターンは、ガラス面の両側端部の共通電極1
67と168、169を結ぶ、導体線165と166に
平行な複数本の導体線によりコの字状に形成されてい
る。
【0003】導体線170〜180と給電端子181か
らなるアンテナパターンは、デフォッガパターンの上側
の余白部に配置され、デフォッガの水平方向の導体線1
65に隣接した平行な導体線174と、その導体線17
4に左側の垂直方向の導体線175で接続し平行な2本
の導体線173と172を有し、車体の窓枠近くガラス
上辺に平行な水平方向の導体線176の中央より短い垂
直方向の導体線177を経て左側に接続された水平方向
の導体線178を短い垂直方向の導体線179を経て、
デフォッガの導体線に平行な3本の水平方向の導体線の
うち最も上の導体線172に接続し、その導体線172
を右側の垂直方向の導体線171により、車体の窓枠近
くガラス上辺に平行な導体線176に近接し右側に配置
された水平方向の導体線170に接続し、垂直方向の導
体線171の中間より水平方向の導体線180で給電端
子181に接続している。
【0004】182はチョークコイルであり、間に電圧
安定化容量183を接続した一方の2つの端子を、電源
線184と185を通して、それぞれ車体の接地電位と
スイッチ186を介して直流電源電位VDDに接続し、チ
ョークコイルの他方の2つの端子に接続した電源線18
7と188をそれぞれ2本の共通電極169と168に
接続している。スイッチがオンしてデフォッガの複数本
の導体線を加熱し、低温または湿気でガラスが曇らない
ようにし、気候が良好で加熱する必要のないときはスイ
ッチをオフにする。
【0005】アンテナパターンの給電端子181には、
同軸ケーブル191の一端の内部導体からの信号線18
9を接続し、外部導体に接続されている接地線190を
近くの車体に接続し、同軸ケーブル191の他端の外部
導体を接地電位GNDとして、内部導体よりアンテナの
受信信号Xを出力している。
【0006】この従来の自動車用ガラスアンテナは、A
Mラジオ放送帯とFMラジオ放送帯の受信用であり、ア
ンテナが1つであることもあって、テレビ放送帯の受信
用としては特性が充分でない。自動車は放送局からの送
信電波に対して様々な方向をとるため、アンテナの受信
感度に指向性があると、低感度の方向でテレビ画像が不
明瞭になったり、変化したりするからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
有する前述の欠点を解消する、AMラジオ放送帯、FM
ラジオ放送帯、テレビ放送帯の受信信号を出力する自動
車用ガラスアンテナを新規に提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車の後部
ガラス面上に、両側端部の共通電極を結ぶ複数本の平行
な導体線からなるデフォッガパターンを導体線で接続し
たアンテナパターンと、デフォッガパターンの余白部の
上側と下側の中央部又は上側の右と左の側部にあって、
FMラジオ放送帯からVHFテレビ放送の高周波帯付近
にある周波数の信号のガラス中の波長の1/4の長さの
導体線とVHFテレビ放送の高周波帯付近にある周波数
の信号のガラス中の波長の1/4の長さの導体線を有す
るアンテナパターンと、VHFテレビ放送の高周波帯付
近にある周波数の信号のガラス中の波長の1/4の長さ
の導体線を有するアンテナパターンを備えていることを
特徴とする自動車用ガラスアンテナである。
【0009】
【作用】本発明では、デフォッガパターンを導体線で接
続したアンテナパターンをAMラジオ放送帯と、FMラ
ジオ放送帯からVHF、UHFテレビ放送帯を受信する
1つのアンテナとし、デフォッガパターンの余白部の上
側と下側の中央部と、上側の右と左の側部の中に、VH
Fテレビ放送の高周波帯付近にある周波数の信号のガラ
ス中の波長の1/4の長さの導体線を有するアンテナパ
ターンを複数配置している。その複数のアンテナパター
ンの中に、さらにFMラジオ放送帯からVHFテレビ放
送の高周波帯付近にある周波数の信号のガラス中の波長
の1/4の長さの導体線を有するアンテナパターンがあ
って、FMラジオ放送帯からVHF、UHFテレビ放送
帯を受信するもう1つのアンテナとしている。
【0010】FMラジオ放送帯はその2つのアンテナで
ダイバーシティ受信し、テレビ放送帯はその2つのアン
テナに空間配置の異なるアンテナパターンを加えた複数
のアンテナでダイバーシティ受信することにより、個々
のアンテナの低感度の方向を互いに補償して、自動車の
どの方向にも良好な受信感度のアンテナが得られる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の自動車用ガラスアンテナの構
成図であり、第1の実施例を示している。1は自動車の
後部ガラス、2はデフォッガの導体線である。デフォッ
ガパターンはガラス面上の両側端部の共通電極3と4を
結ぶ導体線2に平行な複数本の導体線により日の字状に
形成されている。デフォッガパターンを導体線5、6で
給電端子7に接続したアンテナパターンは、デフォッガ
パターンとその余白部の上側左の側部に形成され、導体
線8、9、10と11、12、13と14に給電端子1
5からなるアンテナパターンと、対となる導体線16、
17、18と20、21、22に給電端子19と23か
らなるアンテナパターンは、デフォッガパターンの余白
部の上側と下側の中央部にそれぞれ形成され、導体線2
4、25、26と給電端子27からなるアンテナパター
ンは、デフォッガパターンの余白部の上側右の側部に形
成されている。
【0012】28は図7の182、183と同様に構成
されるチョークコイルの回路であり、間に電圧安定化容
量が接続されている一方の2つの端子を、それぞれ電源
線29と31を通して、30で示す車体の接地電位とス
イッチ32を介して直流電源電位VDDに接続し、チョー
クコイルの他方の2つの端子それぞれに接続した電源線
33、34を、FMラジオ放送帯の低周波付近の周波数
より高く、VHFテレビ放送の高周波帯VHFHより低
い周波数で自己共振するコイル35、36を通して2本
の共通電極3、4に接続している。
【0013】デフォッガパターンを導体線で接続したア
ンテナパターンは、デフォッガの両側端部の共通電極3
と4を結ぶ、水平方向の導体線2と平行な複数本の導体
線に垂直方向の共通導体線5が接続し、車体の窓枠近く
ガラス上辺に平行な水平方向の導体線6に接続して、左
の側部の給電端子7に接続している。垂直方向の共通導
体線5は、デフォッガの両側の共通電極3と4の間の複
数本の導体線をほぼ等しく内分して共通接続し、共通導
体線5と近い共通電極4との間にある水平方向の導体線
の長さと、共通導体線5の長さは、VHFテレビ放送の
高周波帯VHF H(170〜222MHz)付近にある
周波数の信号のガラス中の波長の1/4の長さ、すなわ
ち空気中の波長の1/4にガラスの短縮率を乗じた長さ
で、空気中の波長の1/6.2の長さにしている。
【0014】UHFテレビ放送帯(470〜770MH
z)は、VHFテレビ放送の高周波帯VHFHの周波数
の大体3倍にあり、この共通導体線5と共通電極4との
間の水平方向の導体線の長さと、共通導体線5の長さ
は、UHFテレビ放送帯付近にある周波数の信号のガラ
ス中の波長の3/4の長さ、空気中の波長の3/6.2
の長さに相当している。
【0015】デフォッガパターンは、共通電極3、4の
長さと、デフォッガの最も上と最も下の水平方向の導体
線間の間隔が、VHFテレビ放送の低周波数帯VHFL
(90〜108MHz)付近にある周波数の信号のガラ
ス中の波長の1/4近くの長さ、空気中の波長の1/
6.2近くの長さで、共通電極3と4の間の水平方向の
導体線がFMラジオ放送帯(76〜90MHz)からV
HFテレビ放送の低周波帯VHFL付近にある周波数の
信号のガラス中の波長の1/2〜3/4の長さ、空気中
の波長の1/3.1〜3/6.2の長さである。
【0016】給電端子7には回路37の入力端子が接続
され、回路37の出力端子に同軸ケーブル40の一端の
内部導体からの信号線を接続し、外部導体に接続されて
いる接地線38を39で示す車体に接続し、同軸ケーブ
ル40の他端の外部導体を接地電位GNDとして、内部
導体よりAMラジオ放送帯(0.5〜1.6MHz)、
FMラジオ放送帯とVHFテレビ放送帯、UHFテレビ
放送帯の受信信号X1を出力している。
【0017】デフォッガパターンの余白部の上側中央部
のアンテナパターンは、デフォッガの導体線2に平行な
水平方向の導体線8と11、9と12、垂直方向の導体
線10と13の長さが等しく、給電端子15に対して左
右対称な構成をしており、右のパターンは水平方向の導
体線8と9を垂直方向の導体線10で接続し、給電端子
15の下辺に沿う水平方向の導体線14で給電端子に接
続し、左のパターンは水平方向の導体線11と12を垂
直方向の導体線13で接続し、水平方向の導体線14で
給電端子15に接続している。
【0018】導体線8、9と11、12はVHFテレビ
放送の高周波帯VHFH付近にある周波数の信号のガラ
ス中の波長の1/4の長さ、空気中の波長の1/6.2
の長さで、両側の9と12の2本の導体線を加えた長さ
は、FMラジオ放送帯からVHFテレビ放送の低周波帯
VHFL付近にある周波数の信号のガラス中の波長の1
/4、空気中の波長の1/6.2になっている。給電端
子15に同軸ケーブル44の一端の内部導体からの信号
線41を接続し、外部導体に接続されている接地線42
を43で示す車体に接続し、同軸ケーブル44の他端の
外部導体を接地電位GNDとして、内部導体よりFMラ
ジオ放送帯とVHF、UHFテレビ放送帯の受信信号Y
1を出力している。
【0019】デフォッガパターンの余白部の下側中央部
のアンテナパターンは、導体線16、17、18と給電
端子19からなる右のパターンと、導体線20、21、
22と給電端子23からなる左のパターンで、左右対称
なダイポールアンテナの構成をしており、デフォッガの
一番下の水平方向の導体線に平行な、水平方向の対とな
る導体線16と20、17と21の長さがそれぞれ等し
く、水平方向の2本の導体線16、17と20、21を
それぞれ給電端子19と23に接続している垂直方向の
導体線18と22の長さが等しい。
【0020】導体線16、20はFMラジオ放送帯から
VHFテレビ放送の低周波帯VHF L付近にある周波数
の信号のガラス中の波長の1/4の長さ、空気中の波長
の1/6.2の長さにしており、導体線17、21はV
HFテレビ放送の高周波帯VHFH付近にある周波数の
信号のガラス中の波長の1/4の長さ、空気中の波長の
1/6.2の長さにしている。給電端子19、23に同
軸ケーブル49の一端の内部導体と外部導体からの信号
線45、46をそれぞれ接続し、外部導体に接続されて
いる接地線47を48で示す車体に接続し、同軸ケーブ
ル49の他端の外部導体を接地電位GNDとして、内部
導体よりFMラジオ放送帯とVHF、UHFテレビ放送
帯の受信信号Y2を出力している。
【0021】デフォッガパターンの余白部の上側右の側
部のアンテナパターンは、デフォッガの導体線2に平行
な水平方向の2本の導体線24、25を、車体の窓枠近
くガラス側辺に平行な垂直方向の導体線26で給電端子
27に接続している。導体線24は、FMラジオ放送帯
からVHFテレビ放送の高周波帯VHFH付近にある周
波数の信号のガラス中の波長の1/4の長さ、空気中の
波長の1/6.2の長さで、特にFMラジオ放送帯から
VHFテレビ放送の低周波帯VHFL付近にある周波数
の信号のガラス中の波長の1/4の長さ、空気中の波長
の1/6.2の長さにしている。導体線25はVHFテ
レビ放送の高周波帯VHFH付近にある周波数の信号の
ガラス中の波長の1/4の長さ、空気中の波長の1/
6.2の長さにしている。
【0022】給電端子27に同軸ケーブル53の一端の
内部導体からの信号線50を接続し、外部導体に接続さ
れている接地線51を52で示す車体に接続し、同軸ケ
ーブル53の他端の外部導体を接地電位GNDとして、
内部導体よりFMラジオ放送帯とVHF、UHFテレビ
放送帯の受信信号X2を出力している。
【0023】チョークコイルの回路28のチョークコイ
ルは、AMラジオ放送帯でインピーダンスが高く、VH
Fテレビ放送の高周波帯VHFHより低い周波数、例え
ばFMラジオ放送帯付近からVHFテレビ放送の低周波
帯VHFL付近にある周波数で自己共振するコイル3
5、36が、FMラジオ放送帯とVHFテレビ放送の低
周波帯VHFLでインピーダンスが高く、VHFテレビ
放送の高周波帯VHFHとUHFテレビ放送帯では、コ
イル35、36のインピーダンスと、コイル35、36
より延長した電源線33、34のインピーダンスで、受
信する放送帯において、デフォッガを加熱する電源回路
より電気的にデフォッガパターンをほぼ分離して、デフ
ォッガパターンを導体線で接続したアンテナパターンが
AM、FMラジオ放送帯とVHF、UHFテレビ放送帯
を受信するアンテナとして、またデフォッガパターンの
余白部の上側と下側の中央部、及び上側の側部に配置し
たアンテナパターンが、FMラジオ放送帯とVHF、U
HFテレビ放送帯を受信するアンテナとして、充分に機
能するようにしている。
【0024】回路37は、デフォッガパターンを導体線
で接続したアンテナパターンから受信信号を取り出す回
路である。図2の分図(a1)と分図(a2)は、アン
ナテナパターンの給電端子に接続され、同軸ケーブルを
通して受信信号を取り出す回路図である。分図(a1)
では、容量54からなる回路で、図1の回路37を構成
している。同軸ケーブル56の一端の内部導体を容量5
4の出力端子に接続し、容量54の入力端子を給電端子
Pに接続し、外部導体を接地線55を通して車体に接続
し、同軸ケーブル56の他端の外部導体を接地電位GN
Dとして、内部導体よりAM、FMラジオ放送帯とVH
F、UHFテレビ放送帯の受信信号Qを出力する。
【0025】分図(a2)では、コイル57と容量58
の直列接続に容量59を並列接続した回路で、図1の回
路37を構成している。コイル57は自己共振周波数が
FMラジオ放送帯以上のものを1個以上直列に入れて、
FMラジオ放送帯以上の周波数でのインピーダンスを高
くし、コイル57と容量58の直列接続でAMラジオ放
送帯の受信信号を取り出すフィルタとし、容量59はF
Mラジオ放送帯以上の周波数の受信信号を取り出すフィ
ルタとし、並列接続して出力端子から合成された受信信
号を出力する。その回路の入力端子を給電端子Pに接続
し、出力端子に同軸ケーブル61の一端の内部導体を接
続し、外部導体を接地線60を通して車体に接続し、同
軸ケーブル61の他端の外部導体を接地電位GNDとし
て、内部導体よりAM、FMラジオ放送帯とVHF、U
HFテレビ放送帯の受信信号Qを出力する。
【0026】図1の回路37は、図2の分図(a1)ま
たは分図(a2)に示す回路で構成され、給電端子Pと
受信信号Qは、図1では給電端子7と受信信号X1に対
応している。図2に示す回路はいずれもチップ部品を用
いて構成し、例として容量54は10nF、コイル57
は3μHでチップインダクタ1μHの3個の直列接続
で、容量58は10nF、容量59は100pFであ
る。
【0027】FMラジオ放送帯、VHFテレビ放送帯と
UHFテレビ放送帯の周波数での送・受信測定で、デフ
ォッガパターンとその余白部の上側左の側部の、デフォ
ッガパターンを導体線で接続したアンテナパターンは、
デフォッガパターンの余白部の上側右の側部のアンテナ
パターンと受信感度の指向曲線が異なって互いに補償
し、デフォッガパターンの余白部の上側中央部の左右対
称で共通な中央給電の構成のアンテナパターンと、デフ
ォッガパターンの余白部の下側中央部のダイポールアン
テナの構成のアンテナパターンは、受信感度の指向特性
に互いに補償する傾向がある。デフォッガパターンとそ
の余白部の上側左または上側右の側部のアンテナパター
ンと、デフォッガパターンの余白部の上側または下側の
中央部のアンテナパターンは、指向曲線が異なって互い
に補償するところがある。
【0028】図1のデフォッガパターンを導体線で接続
したアンテナパターンの導体線5と、導体線5と共通電
極4との間の水平方向の導体線、デフォッガパターンの
余白部で、上側中央部のアンテナパターンの導体線8と
11、9と12、下側中央部のアンテナパターンの導体
線17と21、上側右の側部のアンテナパターンの導体
線25は、VHFテレビ放送の高周波帯VHFH付近に
ある周波数の信号のガラス中の波長の1/4の長さ、空
気中の波長の1/6.2の長さで、UHFテレビ放送帯
付近にある周波数の信号のガラス中の波長の3/4の長
さ、空気中の波長の3/6.2の長さで、VHFテレビ
放送の低周波帯VHFLと高周波帯VHFH、UHFテレ
ビ放送帯で感度の高いアンテナパターンの導体線に用い
ている。
【0029】デフォッガパターンの余白部で、上側中央
部のアンテナパターンの導体線9と12を加えた長さ、
下側中央部のアンテナパターンの導体線16と20の各
長さは、FMラジオ放送帯からVHFテレビ放送の低周
波帯VHFL付近にある周波数の信号のガラス中の波長
の1/4の長さ、空気中の波長の1/6.2の長さで、
デフォッガパターンの余白部の上側右の側部のアンテナ
パターンの導体線24は、FMラジオ放送帯からVHF
テレビ放送の高周波帯付近にある周波数の信号のガラス
中の波長の1/4の長さ、空気中の波長の1/6.2の
長さで、特にFMラジオ放送帯からVHFテレビ放送の
低周波帯VHFL付近にある周波数の信号のガラス中の
波長の1/4の長さ、空気中の波長の1/6.2の長さ
に選択でき、FMラジオ放送帯とVHFテレビ放送の低
周波帯VHFL、UHFテレビ放送帯で感度の高いアン
テナパターンの導体線に用いている。
【0030】デフォッガパターンを導体線で接続したア
ンテナパターンは、AM、FMラジオ放送帯とVHF、
UHFテレビ放送帯の受信信号X1を出力し、デフォッ
ガパターンの余白部の上側右の側部のアンテナパターン
は、FMラジオ放送帯とVHF、UHFテレビ放送帯の
受信信号X2を出力し、X1をAMラジオ放送帯の受信信
号、X1、X2をFMラジオ放送帯のダイバーシティ受信
用の2つの受信信号にしている。
【0031】デフォッガパターンの余白部の上側中央部
と下側中央部のアンテナパターンは、FMラジオ放送帯
とVHF、UHFテレビ放送帯の受信信号Y1、Y2をそ
れぞれ出力している。X1、X2とY1、Y2をVHF、U
HFテレビ放送帯のダイバーシティ受信用の4つの受信
信号にしている。
【0032】AMラジオ放送帯とFMラジオ放送帯の2
つの受信信号としては、デフォッガパターンを導体線で
接続したアンテナパターンの受信信号X1と、デフォッ
ガパターンの余白部の上側中央部または下側中央部のア
ンテナパターンの受信信号Y 1またはY2を用いることが
できる。
【0033】アンテナパターンの寸法は、例として、デ
フォッガパターンの両側端部の共通電極3、4が39c
m、水平方向の図示10本の複数本の平行な導体線が1
mm幅、間隔3cmで14本あり、共通電極3と4の間
の水平方向の導体線は、上側の1本目が118cm、1
4本目の下側が146cmであり、左側のデフォッガパ
ターンを導体線で接続したアンテナパターンの垂直方向
の共通導体線5は24cmで、5と共通電極4の間に2
3cmを含む長さで図示4本の平行な導体線が5本あ
り、デフォッガパターンの余白部で、上側中央部のアン
テナパターンの水平方向の導体線8と11が15cm、
9と12が25cmで、8と9、11と12の各導体線
間の間隔が3cm、下側中央部のアンテナパターンの水
平方向の導体線16と20が53cm、17と21が2
5cmで、16と17、20と21の各導体線間の間隔
が3cm、上側右の側部のアンテナパターンの水平方向
の導体線24が39cm、25が25cmで、24と2
5の間隔が3cmである。
【0034】デフォッガパターンを導体線で接続したア
ンテナパターンの水平方向の導体線6が18cmで、6
とガラス上辺の間の間隔が2.6cm、デフォッガパタ
ーンの余白部で、上側中央部のアンテナパターンの水平
方向の導体線8、11とデフォッガパターンの1本目の
導体線2の間の間隔が3cm、垂直方向の導体線10と
13が8.3cmで、10と13の間隔が3cm、下側
中央部のアンテナパターンの水平方向の導体線16、2
0とデフォッガパターンの14本目の導体線の間の間隔
が3cm、垂直方向の導体線18と22が6.5cm
で、18と22の間隔が3cm、上側右の側部のアンテ
ナパターンの水平方向の導体線24とデフォッガパター
ンの1本目の導体線2の間の間隔が3cm、垂直方向の
導体線26が6cmで、26とガラス側辺の間の間隔が
3cmである。各アンテナパターンの給電端子15、1
9と23、27は縦1.2cm、横1.6cmの長方形
で、19と23の間隙は2.2cmであり、給電端子7
は縦2.4cm、横1.6cmの長方形で回路37を実
装している。
【0035】図3は、本発明の自動車用ガラスアンテナ
の第2の実施例の構成図である。図1と対照して機能的
に同じ要素には、同一符号を付けている。デフォッガパ
ターンはガラス面上の両側端部の共通電極3と4を結
ぶ、水平方向の導体線2に平行な複数本の導体線と、水
平方向の導体線に中央部で垂直方向に交差し共通接続す
る共通導体線62により田の字状に形成されている。
【0036】デフォッガパターンとその余白部の上側左
の側部の、デフォッガパターンを導体線で接続したアン
テナパターンは、図1と同様にデフォッガパターンの複
数本の水平方向の導体線に垂直方向の共通導体線5が接
続し、車体の窓枠近くガラス上辺に平行な水平方向の導
体線6で給電端子7に接続した構成をしており、給電端
子7に入力端子が接続された回路37の出力端子に同軸
ケーブル40の一端の内部導体からの信号線を接続し、
外部導体に接続されている接地線38を39で示す車体
に接続し、同軸ケーブル40の他端の外部導体を接地電
位GNDとして、内部導体よりAM、FMラジオ放送帯
とVHF、UHFテレビ放送帯の受信信号X1を出力し
ている。
【0037】デフォッガパターンの余白部の上側中央部
のアンテナパターンは、左右対称な構成をしており、右
のパターンは水平方向の長さの等しい2本の導体線6
3、64を垂直方向の導体線65で接続し、給電端子7
0の下辺に沿う水平方向の導体線69で給電端子に接続
し、左のパターンは水平方向の長さの等しい2本の導体
線66、67を垂直方向の導体線68で接続し、水平方
向の導体線69で給電端子70に接続している。
【0038】導体線63、64と66、67はVHFテ
レビ放送の高周波帯VHFH付近にある周波数の信号の
ガラス中の波長の1/4の長さ、空気中の波長の1/
6.2の長さで、63と66、64と67の、左右の導
体線を加えた長さはFMラジオ放送帯からVHFテレビ
放送の低周波帯VHFL付近にある周波数の信号のガラ
ス中の波長の1/4の長さ、空気中の波長の1/6.2
の長さになっている。給電端子70に同軸ケーブル86
の一端の内部導体からの信号線83を接続し、外部導体
に接続されている接地線84を85で示す車体に接続
し、同軸ケーブル86の他端の外部導体を接地電位GN
Dとして、内部導体よりFMラジオ放送帯とVHF、U
HFテレビ放送帯の受信信号Y1を出力している。
【0039】デフォッガパターンの余白部の下側中央部
のアンテナパターンは、左右対称な構成をしており、右
のパターンは水平方向の長さの等しい2本の導体線7
1、72を垂直方向の導体線73で接続し、給電端子7
8の上辺に沿う水平方向の導体線77で給電端子に接続
し、左のパターンは水平方向の長さの等しい2本の導体
線74、75を垂直方向の導体線76で接続し、水平方
向の導体線77で給電端子78に接続している。
【0040】導体線71、72と74、75はVHFテ
レビ放送の高周波帯VHFH付近にある周波数の信号の
ガラス中の波長の1/4の長さ、空気中の波長の1/
6.2の長さで、71と74、72と75の、左右の導
体線を加えた長さはFMラジオ放送帯からVHFテレビ
放送の低周波帯VHFL付近にある周波数の信号のガラ
ス中の波長の1/4の長さ、空気中の波長の1/6.2
の長さになっている。給電端子78に同軸ケーブル90
の一端の内部導体からの信号線87を接続し、外部導体
に接続されている接地線88を89で示す車体に接続
し、同軸ケーブル90の他端の外部導体を接地電位GN
Dとして、内部導体よりFMラジオ放送帯とVHF、U
HFテレビ放送帯の受信信号Y2を出力している。
【0041】デフォッガパターンの余白部の上側右の側
部のアンテナパターンは、水平方向の2本の導体線7
9、80を、車体の窓枠近くガラス側辺に平行な垂直方
向の導体線81で給電端子82に接続している。導体線
79と80は、一方がFMラジオ放送帯からVHFテレ
ビ放送の高周波帯VHFH付近にある周波数の信号のガ
ラス中の波長の1/4の長さ、空気中の波長の1/6.
2の長さで、他方がVHFテレビ放送の高周波帯VHF
H付近にある周波数の信号のガラス中の波長の1/4の
長さ、空気中の波長の1/6.2の長さであって、図に
は79と80の導体線の長さが等しい場合を示してい
る。給電端子82に同軸ケーブル94の一端の内部導体
からの信号線91を接続し、外部導体に接続されている
接地線92を93で示す車体に接続し、同軸ケーブル9
4の他端の外部導体を接地電位GNDとして、内部導体
よりFMラジオ放送帯とVHF、UHFテレビ放送帯の
受信信号X2を出力している。
【0042】受信信号X1をAMラジオ放送帯の受信信
号、X1、X2をFMラジオ放送帯のダイバーシティ受信
用の2つの受信信号、X1、X2とY1、Y2をVHF、U
HFテレビ放送帯のダイバーシティ受信用の4つの受信
信号にしている。
【0043】AMラジオ放送帯とFMラジオ放送帯の2
つの受信信号としては、デフォッガパターンを導体線で
接続したアンテナパターンの受信信号X1と、デフォッ
ガパターンの余白部の上側中央部または下側中央部のア
ンテナパターンの受信信号Y 1またはY2を用いることが
できる。
【0044】アンテナパターンの寸法は、例として、デ
フォッガパターンの中央部の垂直方向の共通導体線62
が39cmで、左側のデフォッガパターンを導体線で接
続したアンテナパターンは、図1の例と同様に垂直方向
の共通導体線5が24cm、5と共通電極4の間の水平
方向の導体線は23cmを含む長さで、水平方向の導体
線6が18cm、6とガラス上辺の間の間隔が2.6c
mである。デフォッガパターンの余白部の上側中央部の
アンテナパターンは、水平方向の導体線63、64と6
6、67が25cmで、63と64、66と67の各導
体線間の間隔が3cm、垂直方向の導体線65と68が
8.3cmで、65と68の間隔が3cm、水平方向の
導体線63、66とデフォッガパターンの1本目の導体
線2の間の間隔が3cmである。
【0045】デフォッガパターンの余白部の下側中央部
のアンテナパターンは、水平方向の導体線71、72と
74、75が25cmで、71と72、74と75の各
導体線間の間隔が3cm、垂直方向の導体線73と76
が6.5cmで、73と76の間隔が3cm、水平方向
の導体線71、74とデフォッガパターンの最も下の水
平方向の導体線の間の間隔が3cmである。デフォッガ
パターンの余白部の上側右の側部のアンテナパターン
は、水平方向の導体線79と80が25cmで、79と
80の間隔が3cm、垂直方向の導体線81が6cm
で、81とガラス側辺の間の間隔が3cm、水平方向の
導体線79とデフォッガパターンの1本目の導体線2の
間の間隔が3cmである。
【0046】図4は、本発明の自動車用ガラスアンテナ
の第3の実施例の構成図である。図1、図3と対照して
機能的に同じ要素には同一符号を付けている。デフォッ
ガパターンは図3と同様に、ガラス面上の両側端部の共
通電極3と4を結ぶ、水平方向の導体線2に平行な複数
本の導体線と、水平方向の導体線に中央部で垂直方向に
交差し共通接続する共通導体線62により田の字状に形
成されている。
【0047】デフォッガパターンとその余白部の上側右
の側部の、デフォッガパターンを導体線で接続したアン
テナパターンは、デフォッガパターンの共通電極3の上
部の電極を、車体の窓枠近くガラス側辺に平行な垂直方
向の導体線95で給電端子96に接続した構成をしてお
り、給電端子96に回路113の入力端子が接続されて
いる。給電端子96と回路113は、図1、図3の給電
端子7と回路37に対応し、回路113は図2の分図
(a1)または分図(a2)に示す回路の構成をしてい
る。回路113の出力端子に同軸ケーブル116の一端
の内部導体からの信号線を接続し、外部導体に接続され
ている接地線114を115で示す車体に接続し、同軸
ケーブル116の他端の外部導体を接地電位GNDとし
て、内部導体よりAM、FMラジオ放送帯とVHF、U
HFテレビ放送帯の受信信号X1を出力している。
【0048】デフォッガパターンの余白部の上側中央部
のアンテナパターンは、左右対称な構成をしており、右
のパターンは水平方向の導体線97を垂直方向の導体線
98に接続し、給電端子102の下辺に沿う水平方向の
導体線101で給電端子に接続し、左のパターンは水平
方向の導体線99を垂直方向の導体線100に接続し、
水平方向の導体線101で給電端子102に接続してい
る。
【0049】導体線97と99はVHFテレビ放送の高
周波帯VHFH付近にある周波数の信号のガラス中の波
長の1/4の長さ、空気中の波長の1/6.2の長さ
で、97と99の左右の導体線を加えた長さは、FMラ
ジオ放送帯からVHFテレビ放送の低周波帯VHFL
近にある周波数の信号のガラス中の波長の1/4の長
さ、空気中の波長の1/6.2の長さになっている。給
電端子102に同軸ケーブル120の一端の内部導体か
らの信号線117を接続し、外部導体に接続されている
接地線118を119で示す車体に接続し、同軸ケーブ
ル120の他端の外部導体を接地電位GNDとして、内
部導体よりFMラジオ放送帯とVHF、UHFテレビ放
送帯の受信信号Y1を出力している。
【0050】デフォッガパターンの余白部の下側中央部
のアンテナパターンは、左右対称な構成をしており、右
のパターンは水平方向の導体線103を垂直方向の導体
線104に接続し、給電端子108の上辺に沿う水平方
向の導体線107で給電端子に接続し、左のパターンは
水平方向の導体線105を垂直方向の導体線106に接
続し、水平方向の導体線107で給電端子108に接続
している。
【0051】導体線103と105はVHFテレビ放送
の高周波帯VHFH付近にある周波数の信号のガラス中
の波長の1/4の長さ、空気中の波長の1/6.2の長
さで、103と105の左右の導体線を足した長さは、
FMラジオ放送帯からVHFテレビ放送の低周波帯VH
L付近にある周波数の信号のガラス中の波長の1/4
の長さ、空気中の波長の1/6.2の長さになってい
る。給電端子108に同軸ケーブル124の一端の内部
導体からの信号線121を接続し、外部導体に接続され
ている接地線122を123で示す車体に接続し、同軸
ケーブル124の他端の外部導体を接地電位GNDとし
て、内部導体よりFMラジオ放送帯とVHF、UHFテ
レビ放送帯の受信信号Y2を出力している。
【0052】デフォッガパターンの余白部の上側左の側
部のアンテナパターンは、水平方向の2本の導体線10
9、110を、車体の窓枠近くガラス側辺に平行な垂直
方向の導体線111で給電端子112に接続している。
導体線109は、VHFテレビ放送の高周波帯VHFH
付近にある周波数の信号のガラス中の波長の1/4の長
さ、空気中の波長の1/6.2の長さにしている。導体
線110はFMラジオ放送帯からVHFテレビ放送の高
周波帯VHFH付近にある周波数の信号のガラス中の波
長の1/4の長さ、空気中の波長の1/6.2の長さ
で、特にFMラジオ放送帯からVHFテレビ放送の低周
波帯VHFL付近にある周波数の信号のガラス中の波長
の1/4の長さ、空気中の波長の1/6.2の長さにし
ている。給電端子112に同軸ケーブル128の一端の
内部導体からの信号線125を接続し、外部導体に接続
されている接地線126を127で示す車体に接続し、
同軸ケーブル128の他端の外部導体を接地電位GND
として、内部導体よりFMラジオ放送帯とVHF、UH
Fテレビ放送帯の受信信号X2を出力している。
【0053】受信信号X1をAMラジオ放送帯の受信信
号、X1、X2をFMラジオ放送帯のダイバーシティ受信
用の2つの受信信号、X1、X2とY1、Y2をVHF、U
HFテレビ放送帯のダイバーシティ受信用の4つの受信
信号にしている。
【0054】AMラジオ放送帯とFMラジオ放送帯の2
つの受信信号としては、デフォッガパターンを導体線で
接続したアンテナパターンの受信信号X1と、デフォッ
ガパターンの余白部の上側中央部または下側中央部のア
ンテナパターンの受信信号Y 1またはY2を用いることが
できる。
【0055】アンテナパターンの寸法は、例として、右
側のデフォッガパターンを導体線で接続したアンテナパ
ターンの垂直方向の導体線95が7cmで、95とガラ
ス側辺の間の間隔が3cmであり、給電端子96は縦
2.4cm、横1.6cmの長方形で回路113を実装
している。デフォッガパターンの余白部の上側中央部の
アンテナパターンは、水平方向の導体線97と99が2
5cm、垂直方向の導体線98と100が8.3cm
で、98と100の間隔が3cm、水平方向の導体線9
7、99とデフォッガパターンの1本目の導体線2の間
の間隔が3cmである。
【0056】デフォッガパターンの余白部の下側中央部
のアンテナパターンは、水平方向の導体線103と10
5が25cm、垂直方向の導体線104と106が6.
5cmで、104と106の間隔が3cm、水平方向の
導体線103、105とデフォッガパターンの一番下の
水平方向の導体線の間の間隔が3cmである。デフォッ
ガパターンの余白部の上側左の側部のアンテナパターン
は、水平方向の導体線109が25cm、110が39
cmで、109と110の間隔が3cm、垂直方向の導
体線111が6cmで、111とガラス側辺の間の間隔
が3cm、水平方向の導体線109とデフォッガパター
ンの1本目の導体線2の間の間隔が3cmである。
【0057】デフォッガパターンの上側中央部のアンテ
ナパターンは、図3のように左右に水平方向の導体線を
2本ずつ有するように構成し、導体線63、66に相当
する導体線97、99の長さより、導体線64、67に
相当する導体線を短くして、例えば13cmで付加する
か、図3のように左右に25cmの水平方向の導体線を
2本ずつ有するようにし、導体線が左の側部のアンテナ
パターンの導体線110に重ならないように、水平方向
の2本の導体線の位置を上下方向にずらして配置する、
または水平方向の2本の導体線の間の間隔を3cmより
広く、例えば6cmにするか、全体的に少し右側に、例
えば12cmずらして配置してもよく、デフォッガの下
側中央部のアンテナパターンは、同様に左右に水平方向
の導体線を2本ずつ有するように構成してもよい。
【0058】図5は、本発明の自動車用ガラスアンテナ
の第4の実施例の構成図である。図1、図3、図4と対
照して機能的に同じ要素には、同一符号を付けている。
デフォッガパターンは図3、図4と同様に、ガラス面上
の両側端部の共通電極3と4を結ぶ、水平方向の導体線
2に平行な複数本の導体線と、水平方向の導体線に中央
部で垂直方向に交差し共通接続する共通導体線62によ
り田の字状に形成されている。
【0059】デフォッガパターンとその余白部の上側中
央部の、デフォッガパターンを導体線で接続したアンテ
ナパターンは、左右対称な構成をしており、右のパター
ンはデフォッガパターンの水平方向の導体線2と平行な
複数本の導体線に垂直方向の共通導体線129が接続
し、車体の窓枠近くガラス上辺に平行な水平方向の導体
線130に接続して、上側中央部右の給電端子131に
接続し、左のパターンはデフォッガパターンの複数本の
水平方向の導体線に垂直方向の共通導体線132が接続
し、車体の窓枠近くガラス上辺に平行な水平方向の導体
線133に接続して、上側中央部左の給電端子134に
接続している。
【0060】右のパターンの垂直方向の共通導体線12
9は、右側の共通電極3と中央部の共通導体線62の間
の複数本の導体線をほぼ等しく内分して共通接続し、左
のパターンの垂直方向の共通導体線132は、左側の共
通電極4と中央部の共通導体線62の間の複数本の導体
線をほぼ等しく内分して共通接続している。共通導体線
129、132と共通導体線62との間にある水平方向
の導体線の長さと、共通導体線129、132の各長さ
は、VHFテレビ放送の高周波帯VHFH付近にある周
波数の信号のガラス中の波長の1/4の長さ、空気中の
波長の1/6.2の長さにしている。
【0061】給電端子131と134には回路142の
各入力端子が接続され、回路142の出力端子に同軸ケ
ーブル145の一端の内部導体からの信号線を接続し、
外部導体に接続されている接地線143を144で示す
車体に接続し、同軸ケーブル145の他端の外部導体を
接地電位GNDとして、内部導体よりAM、FMラジオ
放送帯とVHF、UHFテレビ放送帯の受信信号X1
出力している。
【0062】図6の分図(a1)と分図(a2)は、ア
ンテナパターンの給電端子に接続され、同軸ケーブルを
通して受信信号を取り出す回路図であり、分図(a1)
または分図(a2)に示す回路で図5の回路142を構
成している。分図(a1)では図5の給電端子131と
134に対応する給電端子P1とP2に、容量154と1
55の入力端子をそれぞれ接続し、容量154と155
の出力端子を共通接続して同軸ケーブル157の一端の
内部導体に接続し、外部導体を接地線156を通して車
体に接続している。容量154はAMラジオ放送帯以上
の周波数の受信信号を通し、容量155はFMラジオ放
送帯以上の周波数の受信信号を通すフィルタになってい
て、共通接続して出力端子から合成された受信信号を取
り出し、同軸ケーブル157の他端の外部導体を接地電
位GNDとして、内部導体よりAM、FMラジオ放送帯
とVHF、UHFテレビ放送帯の受信信号Qを出力す
る。接地線156、同軸ケーブル157、受信信号Q
は、図5の接地線143、同軸ケーブル145、受信信
号X1にそれぞれ対応している。
【0063】分図(a2)では、図5の給電端子131
に対応する給電端子P1に、コイル158と容量159
の直列接続に容量160を並列接続した回路の入力端子
を接続し、図5の給電端子134に対応する給電端子P
2に、容量161の回路の入力端子を接続し、各回路の
出力端子を共通接続して同軸ケーブル163の一端の内
部導体に接続し、外部導体を接地線162を通して車体
に接続している。コイル158と容量159の直列接続
でAMラジオ放送帯の受信信号を取り出すフィルタと
し、容量160と161はFMラジオ放送帯以上の周波
数の受信信号を取り出すフィルタとし、共通接続して出
力端子から合成された受信信号を取り出し、同軸ケーブ
ル163の他端の外部導体を接地電位GNDとして、内
部導体よりAM、FMラジオ放送帯とVHF、UHFテ
レビ放送帯の受信信号Qを出力する。接地線162、同
軸ケーブル163、受信信号Qは、図5の接地線14
3、同軸ケーブル145、受信信号X1にそれぞれ対応
している。
【0064】図6に示す回路はいずれもチップ部品を用
いて構成し、例として容量154、159は10nF、
容量155、160、161は100pF、コイル15
8はチップインダクタ1μHの3個の直列接続による3
μHである。
【0065】図5でデフォッガパターンの余白部の下側
中央部のアンテナパターンは、図1と同様に左右対称な
ダイポールアンテナの構成をしており、右のパターンは
水平方向の2本の導体線16、17を垂直方向の導体線
18で給電端子19に接続し、左のパターンは水平方向
の2本の導体線20、21を垂直方向の導体線22で給
電端子23に接続している。給電端子19、23に、同
軸ケーブル49の一端の内部導体と外部導体からの信号
線45、46をそれぞれ接続し、外部導体に接続されて
いる接地線47を48で示す車体に接続し、同軸ケーブ
ル49の他端の外部導体を接地電位GNDとして、内部
導体よりFMラジオ放送帯とVHF、UHFテレビ放送
帯の受信信号Y2を出力している。
【0066】デフォッガパターンの余白部の上側右の側
部のアンテナパターンは、水平方向の導体線135を、
車体の窓枠近くガラス側辺に平行な垂直方向の導体線1
36で給電端子137に接続し、導体線135はVHF
テレビ放送の高周波帯VHF H付近にある周波数の信号
のガラス中の波長の1/4の長さ、空気中の波長の1/
6.2の長さにしている。給電端子137に同軸ケーブ
ル149の一端の内部導体からの信号線146を接続
し、外部導体に接続されている接地線147を148で
示す車体に接続し、同軸ケーブル149の他端の外部導
体を接地電位GNDとして、内部導体よりFMラジオ放
送帯とVHF、UHFテレビ放送帯の受信信号Y1を出
力している。
【0067】デフォッガパターンの余白部の上側左の側
部のアンテナパターンは、水平方向の2本の導体線13
8、139を、車体の窓枠近くガラス側辺に平行な垂直
方向の導体線140で給電端子141に接続している。
導体線138は、FMラジオ放送帯からVHFテレビ放
送の高周波帯VHFH付近にある周波数の信号のガラス
中の波長の1/4の長さ、空気中の波長の1/6.2の
長さにし、導体線139はVHFテレビ放送の高周波帯
VHFH付近にある周波数の信号のガラス中の波長の1
/4の長さ、空気中の波長の1/6.2の長さにしてい
る。給電端子141に同軸ケーブル153の一端の内部
導体からの信号線150を接続し、外部導体に接続され
ている接地線151を152で示す車体に接続し、同軸
ケーブル153の他端の外部導体を接地電位GNDとし
て、内部導体よりFMラジオ放送帯とVHF、UHFテ
レビ放送帯の受信信号X2を出力している。
【0068】受信信号X1をAMラジオ放送帯の受信信
号、X1、X2をFMラジオ放送帯のダイバーシティ受信
用の2つの受信信号、X1、X2とY1、Y2をVHF、U
HFテレビ放送帯のダイバーシティ受信用の4つの受信
信号にしている。
【0069】AMラジオ放送帯とFMラジオ放送帯の2
つの受信信号としては、デフォッガパターンを導体線で
接続したアンテナパターンの受信信号X1と、デフォッ
ガパターンの余白部の下側中央部のアンテナパターンの
受信信号Y2を用いることができる。
【0070】アンテナパターンの寸法は、例として、上
側中央部のデフォッガパターンを導体線で接続したアン
テナパターンの垂直方向の共通導体線129、132が
24cmで、129、132と中央部の共通導体線62
の間に23cmを含む長さで図示4本の平行な導体線が
5本あり、水平方向の導体線130、133が18cm
で、ガラス上辺との間の間隔が2.6cmであり、給電
端子131、134は縦1.2cm、横1.6cmの長
方形で、131と134の給電端子間の間隙は2.2c
mであり、回路142を実装している。デフォッガパタ
ーンの余白部の下側中央部のアンテナパターンは、図1
の例と同様に水平方向の導体線16と20が53cm、
17と21が25cmで、16と17、20と21の各
導体線間の間隔が3cm、垂直方向の導体線18と22
が6.5cmで、18と22の間隔が3cm、水平方向
の導体線16、20とデフォッガパターンの一番下の水
平方向の導体線の間の間隔が3cmである。
【0071】デフォッガパターンの余白部の上側右の側
部のアンテナパターンは、水平方向の導体線135が2
0cmで、135とデフォッガパターンの1本目の導体
線2の間の間隔が3cm、垂直方向の導体線136が6
cmで、136とガラス側辺の間の間隔が3cmであ
る。デフォッガパターンの余白部の上側左の側部のアン
テナパターンは、水平方向の導体線138が35cm、
139が25cmで、138と139の間隔が3cm、
垂直方向の導体線140が6cmで、140とガラス側
辺の間の間隔が3cm、水平方向の導体線138とデフ
ォッガパターンの1本目の導体線2の間の間隔が3cm
である。
【0072】上側中央部のデフォッガパターンを導体線
で接続したアンテナパターンは、右または左の一方のパ
ターンで構成できる。図5の右のパターンに相当する垂
直方向の共通導体線129、水平方向の導体線130と
給電端子131で構成し、給電端子131を縦1.6c
m、横2.4cmの長方形として、図1の回路37と同
様に、図2の分図(a1)または分図(a2)の構成の
回路を実装し、その回路の出力端子に同軸ケーブル14
5に相当する同軸ケーブルの一端の内部導体からの信号
線を接続し、外部導体に接続されている接地線を144
で示す車体に接続し、同軸ケーブルの他端の外部導体を
接地電位GNDとして、内部導体より受信信号X1を出
力する。同軸ケーブルは、図示の同軸ケーブル145の
ように右側に配置せず、同軸ケーブル153のある左側
に配置してもよい。
【0073】デフォッガパターンを導体線で接続したア
ンテナパターンを上側中央部右に構成する場合、デフォ
ッガパターンの余白部の上側左の側部のアンテナパター
ンの水平方向の導体線138は、FMラジオ放送帯から
VHFテレビ放送の低周波帯VHFL付近にある周波数
の信号のガラス中の波長の1/4の長さ、空気中の波長
の1/6.2の長さにして、35cmより長く53cm
までの長さから選択できる。
【0074】図1、図3、図4、図5で同一符号で示す
チョークコイルの回路28の電源線29は、長さが7c
m以下で30で示す車体に接続し、同軸ケーブルの一端
の内部導体からの信号線は、例えば3cmの長さでアン
テナの給電端子に接続し、外部導体に接続されている接
地線は15cmの長さで車体に接続している。
【0075】以上第1〜第4の実施例で説明した本発明
の自動車用ガラスアンテナで、デフォッガパターンの余
白部の上側と下側の中央部または上側の右と左の側部に
あって、FMラジオ放送帯からVHFテレビ放送の高周
波帯VHFH付近にある周波数の信号のガラス中の波長
の1/4の長さ、空気中の波長の1/6.2の長さで、
FMラジオ放送帯からVHFテレビ放送の低周波帯VH
L、UHFテレビ放送帯で感度の高いアンテナパター
ンの導体線は、例えば53〜25cmの長さに選び、特
にFMラジオ放送帯からVHFテレビ放送の低周波帯V
HFL付近にある周波数の信号のガラス中の波長の1/
4の長さ、空気中の波長の1/6.2の長さとして、例
えば53〜35cmの長さに選んでいる。
【0076】VHFテレビ放送の高周波帯VHFH付近
にある周波数の信号のガラス中の波長の1/4の長さ、
空気中の波長の1/6.2の長さ、またはUHFテレビ
放送帯付近にある周波数の信号のガラス中の波長の3/
4の長さ、空気中の波長の3/6.2の長さで、VHF
テレビ放送帯とUHFテレビ放送帯で感度の高いアンテ
ナパターンの導体線は、例えば25〜13cmの長さに
選んでいる。
【0077】AM、FMラジオ放送帯とVHF、UHF
テレビ放送帯を受信する、デフォッガパターンを導体線
で接続したアンテナパターンは、図1に示す日の字型の
デフォッガパターン、図3、図4、図5に示す田の字型
のデフォッガパターンの他、図7に示すコの字型のデフ
ォッガパターンを導体線で接続したアンテナパターンと
してもよい。
【0078】さらにデフォッガパターンを導体線で接続
したアンテナパターンの受信信号をX1とし、デフォッ
ガパターンの余白部の上側と下側の中央部または上側の
右と左の側部に4つのアンテナパターンを配置し、FM
ラジオ放送帯からVHFテレビ放送の高周波帯付近にあ
る周波数の信号のガラス中の波長の1/4の長さの導体
線とVHFテレビ放送の高周波帯付近にある周波数の信
号のガラス中の波長の1/4の長さの導体線を有するア
ンテナパターンの受信信号をX2とし、VHFテレビ放
送の高周波帯付近にある周波数の信号のガラス中の波長
の1/4の長さの導体線を有する他の3つのアンテナパ
ターンの受信信号をY1、Y2、Y3として、X1をAMラ
ジオ放送帯の受信信号、X1、X2をFMラジオ放送帯の
ダイバーシティ受信用の2つの受信信号、X1またはX2
の1つと、Y1、Y2、Y3をVHF、UHFテレビ放送
帯のダイバーシティ受信用の4つの受信信号としてもよ
い。
【0079】
【発明の効果】本発明の自動車用ガラスアンテナは、デ
フォッガパターンを導体線で接続したアンテナパターン
をAM、FMラジオ放送帯からVHF、UHFテレビ放
送帯を受信する1つのアンテナとし、デフォッガパター
ンの余白部の上側と下側の中央部と、上側の右と左の側
部に複数のアンテナパターンを配置し、FMラジオ放送
帯のダイバーシティ受信用の2つのアンテナと、VH
F、UHFテレビ放送帯のダイバーシティ受信用の4つ
のアンテナを構成している。
【0080】デフォッガパターンの余白部の複数のアン
テナパターンは、VHFテレビ放送の高周波帯付近にあ
る周波数の信号のガラス中の波長の1/4の長さの導体
線を有し、VHF、UHFテレビ放送帯を高感度で受信
し、その複数のアンテナパターンの中に、さらにFMラ
ジオ放送帯からVHFテレビ放送の高周波帯付近にある
周波数の信号のガラス中の波長の1/4の長さの導体線
を有するアンテナパターンがあって、FMラジオ放送帯
からVHF、UHFテレビ放送帯を受信する。
【0081】デフォッガパターンを導体線で接続したア
ンテナパターンと、デフォッガパターンの余白部の複数
のアンテナパターンは、アンテナのガラス面上への空間
配置がそれぞれ異なり、FMラジオ放送帯は2つのアン
テナパターンで指向特性を補償し、VHF、UHFテレ
ビ放送帯は4つのアンテナパターンで指向特性を補償
し、自動車のどの方向でも良好に受信する。
【0082】デフォッガパターンを導体線で接続したア
ンテナパターンの受信信号は、ガラス面上に実装した回
路に入力し、容量を通して出力するか、または容量を有
し、AMラジオ放送帯の受信信号を取り出すフィルタ
と、FMラジオ放送帯以上の周波数の受信信号を取り出
すフィルタを通して合成して出力している。
【0083】後部ガラス面上から受信信号を全て出力し
ているので、受信機との間で各同軸ケーブルをまとめ
て、ダイバーシティの信号処理がしやすい構成になって
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ガラスアンテナの構成図で、
第1の実施例の構成図。
【図2】アンテナパターンの給電端子から受信信号を取
り出す回路の分図(a1)、分図(a2)の各回路図。
【図3】本発明の自動車用ガラスアンテナの第2の実施
例の構成図。
【図4】本発明の自動車用ガラスアンテナの第3の実施
例の構成図。
【図5】本発明の自動車用ガラスアンテナの第4の実施
例の構成図。
【図6】図5のアンテナパターンの給電端子から受信信
号を取り出す回路の分図(a1)、分図(a2)の各回
路図。
【図7】従来の自動車用ガラスアンテナの構成図。
【符号の説明】
1:自動車の後部ガラス 2:デフォッガの導体線 3、4:共通電極 5:デフォッガパターンを導体線で接続したアンテナパ
ターンの垂直方向の共通導体線 6:デフォッガパターンを導体線で接続したアンテナパ
ターンの水平方向の導体線 7:デフォッガパターンを導体線で接続したアンテナパ
ターンの給電端子 8、9、11、12:デフォッガパターンの余白部の上
側中央部のアンテナパターンの水平方向の導体線 10、13:デフォッガパターンの余白部の上側中央部
のアンテナパターンの垂直方向の導体線 14:給電端子15の下辺に沿う水平方向の導体線 15:デフォッガパターンの余白部の上側中央部のアン
テナパターンの給電端子16、17、20、21:デフ
ォッガパターンの余白部の下側中央部のアンテナパター
ンの水平方向の導体線 18、22:デフォッガパターンの余白部の下側中央部
のアンテナパターンの垂直方向の導体線 19、23:デフォッガパターンの余白部の下側中央部
のアンテナパターンの給電端子 24、25:デフォッガパターンの余白部の上側右の側
部のアンテナパターンの水平方向の導体線 26:デフォッガパターンの余白部の上側右の側部のア
ンテナパターンの垂直方向の導体線 27:デフォッガパターンの余白部の上側右の側部のア
ンテナパターンの給電端子 28:チョークコイルの回路 29、31:チョークコイルの一方の2つの端子に接続
した電源線 33、34:チョークコイルの他方の2つの端子に接続
した電源線 30、39、43、48、52:車体との接続点 32:スイッチ 35、36:FMラジオ放送帯の低周波付近の周波数よ
り高く、VHFテレビ放送の高周波帯より低い周波数で
自己共振するコイル 37:デフォッガパターンを導体線で接続したアンテナ
パターンの給電端子7から受信信号を取り出す回路 38:同軸ケーブル40の一端の外部導体からの接地線 41、42:同軸ケーブル44の一端の各内部導体から
の信号線、外部導体からの接地線 45、46、47:同軸ケーブル49の一端の各内部導
体からの信号線、外部導体からの信号線、外部導体から
の接地線 50、51:同軸ケーブル53の一端の各内部導体から
の信号線、外部導体からの接地線 X1、X2、Y1、Y2:受信信号 GND:接地電位 VDD:直流電源電位

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の後部ガラス面上に、 両側端部の共通電極を結ぶ複数本の平行な導体線からな
    るデフォッガパターンを導体線で接続したアンテナパタ
    ーンと、 デフォッガパターンの余白部の上側と下側の中央部又は
    上側の右と左の側部にあって、FMラジオ放送帯からV
    HFテレビ放送の高周波帯付近にある周波数の信号のガ
    ラス中の波長の1/4の長さの導体線とVHFテレビ放
    送の高周波帯付近にある周波数の信号のガラス中の波長
    の1/4の長さの導体線を有するアンテナパターンと、
    VHFテレビ放送の高周波帯付近にある周波数の信号の
    ガラス中の波長の1/4の長さの導体線を有するアンテ
    ナパターンと、を備えていることを特徴とする自動車用
    ガラスアンテナ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7719475B2 (en) * 2003-12-17 2010-05-18 Robert Bosch Gmbh Window-integrated antenna in vehicles
KR101011547B1 (ko) 2007-03-09 2011-01-27 델피 델코 일렉트로닉스 유럽 게엠베하 차량에서 다이버시티 기능을 갖는 무선 수신용 안테나

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