JPH0992874A - 受光集積回路 - Google Patents
受光集積回路Info
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- JPH0992874A JPH0992874A JP24456895A JP24456895A JPH0992874A JP H0992874 A JPH0992874 A JP H0992874A JP 24456895 A JP24456895 A JP 24456895A JP 24456895 A JP24456895 A JP 24456895A JP H0992874 A JPH0992874 A JP H0992874A
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Abstract
るdv/dtノイズの耐量を大きくすること。 【解決手段】 差動アンプ回路9の入力部とダミーフォ
トダイオード3との間にノイズ信号増幅用のアンプ回路
7を挿入してノイズ耐量を大きくする。
Description
置を含む光結合装置、すなわちフォトカプラに使用され
る受光集積回路に関する。
と受光素子を対向させている構造をとっており、通常、
異なる電位を持つ2つの回路を電気的に絶縁しつつ信号
を光によって伝達する機能を有する。このフォトカプラ
を電子部品的な見方をすれば、コンデンサと等価にな
り、フォトカプラの入出力間に結合容量Cがあると考え
られる。ここで、入出力間にdv/dtなるノイズが入
った場合、例えば発光素子が点灯していなくても結合容
量C及び急峻なノイズdv/dtによりC・dv/dt
に起因する電流が発生し、これが受光側に伝搬されて誤
動作の原因となるという問題がある。
術では、図4に示すような回路構成を用いている。図4
の回路の動作を説明する。発光素子としての発光ダイオ
ード1からの光信号は受光素子としてのフォトダイオー
ド4に入り、ダミーフォトダイオード3はアルミ膜で遮
光されているので光信号は入ってこない。ここで、ダミ
ーフォトダイオード3側のアンプ回路5からの差動アン
プ回路9への入力電位は基準電位となっている。従っ
て、フォトダイオード4に光信号が入射して発生したフ
ォトカレントはアンプ回路6で電流−電圧変換されて差
動アンプ回路9に入り、差動アンプ回路9の出力に接続
された回路、例えばトランジスタ(図示せず)をロジッ
ク動作させる。ここで、アンプ回路6と差動アンプ回路
9との間に接続されたオフセット抵抗8は差動アンプ回
路9の動作入力電位をコントロールするために設けられ
ている。また、これらの回路は集積回路で実現される。
イズが発生した場合、ノイズ信号はフォトダイオード4
とダミーフォトダイオード3の両方に入るが、原理的に
は差動アンプ回路9の差動入力を変化させないので、ノ
イズをキャンセルできる。しかし、この原理の効果を最
大限に発揮させるためには、差動入力の両方の回路が全
く同じ構成で、前記回路を構成する素子も全く同じにで
きている必要があり、かつ前記ノイズがフォトダイオー
ド4とダミーフォトダイオード3に同量ずつ入った場合
である。ところが、前記のような場合はありえず、現実
には前記ノイズをキャンセルするために更なる施策をし
ている。
4の上部にポリシリコン膜10を形成して、このポリシ
リコン膜10の電位をGND(グランド)電位にしてお
き、dv/dtなるノイズが入ったときはポリシリコン
膜10を通ってGNDに抜けるようにしたものが提案さ
れている(特開平4−85885)。
来の施策では、ポリシリコン膜10をフォトダイオード
4上に形成するためにチップの製造プロセスが複雑にな
り、かつ前記dv/dtノイズの耐量はチップ構造で限
界が決まってしまう。ここで、従来技術のノイズ耐量は
2000(V/μs)程度あるが、近年の電子機器の高
速動作化にともない、要求されるノイズ耐量は5000
(V/μs)程度になっているという問題がある。
ズに対する耐量を大きくすることのできる受光集積回路
を提供することにある。
は、発光素子を備えた発光側と、前記発光素子から光を
受ける受光素子を備えた受光側とから構成されるフォト
カプラにおいて、前記受光側は、前記受光素子に加えて
該受光素子に接続した第1のアンプ回路と、前記受光素
子と同じ形状、寸法の遮光されたダミーフォトダイオー
ドと、前記ダミーフォトダイオードに接続した第2のア
ンプ回路と、前記第1、第2のアンプ回路の各々の出力
を入力とする差動アンプ回路と、該差動アンプ回路の出
力信号によりロジック動作する回路とを備え、前記第2
のアンプ回路の出力側と前記差動アンプ回路の入力側と
の間に第3のアンプ回路を挿入して前記ダミーフォトダ
イオード側の差動入力の電位を上げるように構成するこ
とによってdv/dtなるノイズ耐量を大きくしたこと
を特徴とする。
力は、光信号入力時に前記受光素子側の差動入力の電位
が前記ダミーフォトダイオード側の差動入力の電位より
も高くなって前記差動アンプ回路の出力が反転し、ノイ
ズ入力時には前記ダミーフォトダイオード側の差動入力
の電位が前記受光素子側の差動入力の電位よりも高くな
るように構成される。
5000(V/μs)以下のノイズでは前記差動アンプ
回路の出力が反転しないように設定されるのが好まし
い。
態について説明する。本発明はdv/dtなるノイズは
電気信号であるので、遮光をしてあるダミーフォトダイ
オード3にもdv/dtなるノイズ信号が伝達するとい
う点に着目している。そして、アンプ回路5の出力側と
差動アンプ回路9の入力側との間にアンプ回路7を挿入
接続した点に特徴を有する。
な電位の条件を用いると、例えば差動アンプ回路9の−
側入力(ダミーフォトダイオード3側入力)電位VA に
対して、+側入力(フォトダイオード4側入力)電位V
B が大きくなった場合(光信号入力の場合、Vc まで上
昇する)に差動アンプ回路9の出力がロジック反転にな
るとする。また、差動アンプ回路9の−側は光信号をア
ルミ膜で遮光してあるダミーフォトダイオード3に接続
しているので、電位VA は基準電位となっており光信号
では変化しない。
合は、図3のように差動アンプ回路9の−側の基準電位
VA もVD まで上昇するが、差動アンプ回路9の+側の
電位も上昇する。そして、従来例では約2000(V/
μs)のノイズで−側電位より+側電位が高くなってし
まい、差動アンプ回路9の出力はロジック反転してしま
う。以上のようなことが起こる原因は、前に述べたよう
に差動アンプ回路9の入力の両方の回路が同一構成では
なく、構成する素子の構造にも製造上バラツキがあり、
かつノイズ信号が全く同じように伝達されないからであ
る。また、ノイズ耐量2000(V/μs)という値は
ポリシリコン膜形成構造で決まってしまうので、従来例
ではこれ以上のノイズ耐量を実現するのは不可能であ
る。
ド3側に入ったノイズ信号を、図3に示すように、約5
000(V/μs)でも差動アンプ回路9の出力ロジッ
クが反転しないようにアンプ回路7で増幅して−側の基
準電位をVA からVF まで上げ、ノイズ耐量を上げてい
る。勿論、光信号入力の場合には図2の信号ありの電位
となって差動アンプ回路9の出力は反転する。なお、本
施策ではノイズ耐量をさらに上げたい場合、アンプ回路
7の利得を調節することで可能である。
プラの受光集積回路において差動アンプ回路入力のダミ
ーフォトダイオード側にノイズ信号増幅用のアンプ回路
を挿入することによりノイズ耐量を従来より大きくでき
る。
電位の変化を示した図である。
ンプ回路の入力電位の変化を示した図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 発光素子を備えた発光側と、前記発光素
子から光を受ける受光素子を備えた受光側とから構成さ
れるフォトカプラにおいて、前記受光側は、前記受光素
子に加えて該受光素子に接続した第1のアンプ回路と、
前記受光素子と同じ形状、寸法の遮光されたダミーフォ
トダイオードと、前記ダミーフォトダイオードに接続し
た第2のアンプ回路と、前記第1、第2のアンプ回路の
各々の出力を入力とする差動アンプ回路と、該差動アン
プ回路の出力信号によりロジック動作する回路とを備
え、前記第2のアンプ回路の出力側と前記差動アンプ回
路の入力側との間に第3のアンプ回路を挿入して前記ダ
ミーフォトダイオード側の差動入力の電位を上げるよう
に構成したことを特徴とする受光集積回路。 - 【請求項2】 請求項1記載の受光集積回路において、
前記差動アンプ回路の2つの差動入力は、光信号入力時
に前記受光素子側の差動入力の電位が前記ダミーフォト
ダイオード側の差動入力の電位よりも高くなって前記差
動アンプ回路の出力が反転し、ノイズ入力時には前記ダ
ミーフォトダイオード側の差動入力の電位が前記受光素
子側の差動入力の電位よりも高くなるように構成されて
いることを特徴とする受光集積回路。 - 【請求項3】 請求項2記載の受光集積回路において、
前記第3のアンプ回路の増幅率を、5000(V/μ
s)以下のノイズでは前記差動アンプ回路の出力が反転
しないように設定したことを特徴とする受光集積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24456895A JP2689967B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 受光集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0992874A true JPH0992874A (ja) | 1997-04-04 |
JP2689967B2 JP2689967B2 (ja) | 1997-12-10 |
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JP24456895A Expired - Fee Related JP2689967B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 受光集積回路 |
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JP (1) | JP2689967B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011097406A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Renesas Electronics Corp | 出力回路及びそれを用いた受光回路、フォトカプラ |
CN102916655A (zh) * | 2011-08-05 | 2013-02-06 | 株式会社东芝 | 光耦合装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3775574B2 (ja) | 2001-05-22 | 2006-05-17 | シャープ株式会社 | 光結合装置 |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP24456895A patent/JP2689967B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN102916655B (zh) * | 2011-08-05 | 2015-07-15 | 株式会社东芝 | 光耦合装置 |
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JP2689967B2 (ja) | 1997-12-10 |
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