JP3668926B2 - 光インタコネクション受信モジュール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信システムに用いられ光信号を電気信号に変換、増幅し識別する光インタコネクション受信モジュールに関し、特に複数のチャネル信号を扱う光電変換回路およびそれを含む光インタコネクション受信モジュールにおける他チャネルのアンプからのクロストークノイズの影響を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光通信システムにおいては、図1に示すように、送信側装置ではレーザダイオードアレイ120等を有する送信モジュール100によって送信したい情報を電気信号から光信号に変換して光ファイバーアレイ200を介して受信側装置へ送信し、受信側装置ではフォトダイオードアレイ320等を有するインタコネクション受信モジュール300で受信した光信号を電気信号に変換してマイクロコンピュータシステムのインタフェース回路等へ渡すようにしている。
【0003】
図9には、受信モジュール300の受信用IC(半導体集積回路)の入力端子側に設けられる入力識別回路IDCの基本的な構成例が示されている。同図に示されている入力識別回路では、フォトダイオード321で光信号から変換された電気信号がプリアンプ331において増幅されてコンパレータ332へ供給され、参照電圧Vrefと比較されて“0”,“1”が識別される。そして、上記参照電圧Vrefを生成する回路としてプリアンプ331と同一回路形式のアンプ333が用いられており、これによって電源雑音に対する耐性が高くなるようにされる。
【0004】
これは、参照電圧Vrefを生成する参照用アンプ333がプリアンプ331と同一回路形式であると、電源電圧Vccに雑音がのってその影響でプリアンプ331の出力にノイズが現れたとしても電源電圧Vccを共通にする参照用アンプ333の出力にも同様なノイズが現れるため、コンパレータ332の2つの入力の相対的な関係は変わらないつまり同相のノイズとなるのでコンパレータ332の出力には電源電圧の雑音による影響が現れないようになるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図9の回路においては、プリアンプ331の入力端子にはフォトダイオード321が接続されているのに対し、参照用アンプ333の入力端子にはフォトダイオード321が接続されていないので、完全に対象な回路になっておらず、プリアンプ331の入力端子と電源電圧端子Vccとの間には容量が接続され、参照用プリアンプ333の入力端子には容量が接続されていないのと等価である。そのため、プリアンプ331の入力端子にはフォトダイオード321を通して電源雑音が入って来るのに対し、参照用プリアンプ333の入力端子にはそのような電源雑音が入って来ない。つまり、交流的には、電源雑音に対するプリアンプ331と参照用アンプ333の入力周波数応答特性が、図10(A)のように異なることとなり、他チャネルの入力識別回路からのクロストークノイズに対する応答がプリアンプ331と参照用アンプ333とで異なってしまう。その結果、クロストークノイズが大きくなると、プリアンプ331に入ったノイズでプリアンプの出力が参照用アンプ333からの参照電圧Vrefを超えてしまい、コンパレータ332が誤って識別を行なうおそれがある。
【0006】
特に、複数チャネルの信号を受信するモジュールにおいては、フォトダイオードに数μAの電流を流す小さな入力信号から数mAの電流を流す大きな入力信号まで広い範囲に対応できるような受信用半導体集積回路が望まれるが、大きな信号が入ってくるチャネルでは、電源端子とフォトダイオードとを接続するボンディングワイヤに数mAの電流が流れるため、ワイヤのインダクタンス成分により電源電圧に比較的大きなノイズが発生する。そして、このノイズが電源ラインを通して、数μAの電流しか流れないチャネルのプリアンプと参照用アンプに入ってくるような場合にも正確な識別が行なえるように回路を設計してやる必要がある。
【0007】
なお、光電変換用モジュールにおいて、ダミーアンプ(参照用アンプ)の入力端子と電源電圧端子との間にフォトダイオードと等価な容量を接続して、温度や電源変動に基づくノイズによる影響をプリアンプ側とダミーアンプ側とで相殺させるようにした発明が提案されている(特開平8‐139342号公報)。しかし、この先願発明は、ノイズの相殺という点では本発明に類似するものの、多チャネルの信号を受信するモジュールを考慮したものでなく、数mAという大きな電流が流れるチャネルから数μAという小さな電流しか流れないチャネルへのクロストークノイズによる影響の防止という点では充分なものでなかった。また、上記先願発明においては、ダミーアンプの入力端子に接続する等価容量としてディスクリートのコンデンサを用いているため、モジュールが大型化してしまうという欠点がある。特に、多チャネル化されたモジュールでは製品として致命的な大きさになってしまうおそれがある。
【0008】
この発明の目的は、他チャネルの入力信号により発生するクロストークノイズによる影響をプリアンプ側と参照用アンプ側とで相殺させて、入力信号の正確な識別を行なうことができる光インタコネクション受信モジュールを提供することにある。
【0009】
この発明の他の目的は、他チャネルの入力信号により発生するクロストークノイズによる影響をプリアンプ側と参照用アンプ側とで相殺させるために用いる容量素子や電源電圧安定化のためのバイパスコンデンサの好適なデバイス構造を提供し、光インタコネクション受信モジュールの小型化を図ることにある。
【0010】
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面から明らかになるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のとおりである。
【0012】
すなわち、複数チャネルの光信号をそれぞれ受信して電気信号に変換する複数のフォトダイオードからなるフォトダイオードアレイと、フォトダイオードアレイで光信号から変換された電気信号を各チャネルごとに増幅するプリアンプと、増幅された受信信号を識別するコンパレータと、上記プリアンプと同一形式の回路からなり上記コンパレータに供給される参照電圧を発生する参照用アンプとを備えた光インタコネクション受信モジュールにおいて、少なくとも上記プリアンプとコンパレータと参照用アンプは1つの半導体チップ上に形成し、当該半導体チップ上に上記フォトダイオードと等価な容量素子を複数個形成し該等価容量素子を上記参照用アンプの入力端子と電源電圧端子との間にそれぞれ接続するようにしたものである。
【0013】
上記した手段によれば、他チャネルの入力信号により発生するクロストークノイズがフォトダイオードを介してプリアンプに入ってきてもそれと同じ大きさのノイズが参照用アンプに入ってくる為コンパレータの入力としては同相のノイズとなり、プリアンプ側と参照用アンプ側とで相殺され、プリアンプで増幅された受信信号の正確な識別が行なうことができる。また、参照用アンプの入力端子に接続される等価容量素子が、プリアンプとコンパレータと参照用アンプが形成された半導体チップ上に形成されているため、モジュールを小型化することができる。
【0014】
より具体的には、多層配線技術を用いて、プリアンプとコンパレータと参照用アンプを含む受信用回路が形成された半導体チップの信号入力パッドが形成される位置よりも外側のチップ縁部に沿って第1の配線層で電源ラインを形成し、この電源ラインの一部に参照用アンプの入力端子側へ延長された冗長部を設け、参照用アンプの入力端子に接続され上記第1の配線層よりも上層の第2の配線層からなるダミーのパッドを上記冗長部と絶縁膜を介して対向するように形成して、上記等価容量素子を構成するようにしたものである。これによって、参照用アンプの入力端子に接続される等価容量素子として外付けのコンデンサを用いる場合に比べてモジュールをコンパクトに構成することができ、しかも限られたチップのスペースを有効に利用するためチップサイズがあまり増大せず、特に多チャネルの光信号を受信するモジュールに適用した場合にモジュールの小型化を図る上で極めて有効な手段となる。
【0015】
さらに、この発明においては、プリアンプとコンパレータと参照用アンプを含む受信用回路が形成される半導体チップとして、ベースとなる基板の上に絶縁膜を介して上記受信用回路が形成される半導体層を積層してなるSOI基板を用い、上記ベースとなる基板には第1電源電圧端子を接続するとともに上記プリアンプや参照用アンプなど受信用回路を構成する素子が形成される半導体領域には第2の電源電圧端子を接続して上記半導体領域とベースとなる基板との間に形成された容量が、電源電圧を安定化するバイパスコンデンサとして働くように構成した。
【0016】
受信モジュールを構成する受信用回路においては、フォトダイオードアレイの各ダイオードのピッチに合わせてプリアンプおよび参照用アンプを配置しているので、各チャネルのアンプは比較的余裕のある領域に形成されることとなるため、上記SOI基板の参照用アンプを構成する素子が形成される半導体領域とベースとなる基板との間に形成される容量は、その容量値がバイパスコンデンサとして機能するのに充分な大きさを持つ比較的大きな値となる。そのため、本来のチップサイズを何ら増大させることなく大きな容量値を有するバイパスコンデンサを実現することができる。
【0017】
また、望ましくは、上記プリアンプと参照用アンプは、ベース端子が信号入力端子に接続されたエミッタ接地型バイポーラ・トランジスタと、このトランジスタのコレクタ端子と第1の電源電圧端子との間に接続されたコレクタ抵抗と、上記トランジスタのコレクタ端子にベースが接続されたエミッタフォロワ・トランジスタと、該エミッタフォロワ・トランジスタのエミッタ端子と第2の電源電圧端子との間に接続されたエミッタ抵抗と、上記エミッタフォロワ・トランジスタのエミッタ端子と上記信号入力端子との間に接続されたフィードバック抵抗とからなる電流入力電圧出力型の増幅回路により構成する。
【0018】
これによって、回路の電源電圧が比較的低い場合にもプリアンプが安定に動作するとともに、電流振幅の範囲が広い電流入力に対して増幅動作が可能であるため、フォトダイオードアレイなどの素子にばらつきがあってもコンパレータが正確に動作するとともに、経年変化で入力信号の振幅が落ちたとしても正確な動作が保証され、モジュールの信頼性が向上するようになる。
【0019】
また、上記フォトダイオードアレイの近傍には、各フォトダイオードに対して受信光信号を集光して照射可能な複数のレンズを有するマイクロレンズアレイを配設するとよい。これによって、受信用回路とフォトダイオードアレイとマイクロレンズアレイとが一体に構成されるため、複数チャネルの光信号を処理する光インタコネクション受信モジュールの一層の小型化が可能になる。
【0020】
さらに、上記フォトダイオードアレイと受信用回路が搭載されるパッケージの一部には、上記マイクロレンズアレイに対応して光ファイバの一端を固定するためファイバ固定部を設けるようにする。これによって、モジュールへの光ファイバの結合、固定が極めて簡単に行なえるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
【0022】
図1は、本発明に係る光インタコネクション受信モジュールを使用した光通信システムの概略を示すもので、送信側装置ではレーザダイオードアレイ120等を有する送信モジュール100によって送信したい情報を電気信号から光信号に変換して光ファイバーアレイ200を介して受信側装置へ送信する。受信側装置ではフォトダイオードアレイ320等を有する光インタコネクション受信モジュール300で受信した光信号を電気信号に変換し増幅、識別してマイクロコンピュータシステムのインタフェース回路等へ渡す。
【0023】
また、図1において、110は信号のバッファ回路や信号ラッチ用のフリップフロップなどを備え送信したい情報を載せた電気信号に基づいて各チャネル毎にレーザダイオードアレイ120内の対応するダイオードを駆動する信号を形成する送信モジュール用IC(半導体集積回路)、130はレーザダイオードアレイ120の各ダイオードで発生された光を集光して光ファイバーアレイ200内の対応するファイバーに入射するマイクロレンズが並んだマイクロレンズアレイである。
【0024】
さらに、310は光ファイバーアレイ200より送られてきた光を集光してフォトダイオードアレイ320の対応するダイオードに照射する受信側マイクロレンズアレイ、330はフォトダイオードアレイ320で光信号から変換された電気信号を各チャネルごとに増幅したり識別したりするアンプやラッチ用のフリップフロップなどを備えた受信モジュール用ICである。
【0025】
図2は本発明が適用される多チャネル用受信モジュールを構成する受信用半導体集積回路を示す回路構成図である。特に制限されないが、図2に示されている各回路を構成するバイポーラ・トランジスタなどの素子は、単結晶シリコンのような共通の半導体チップ上に形成される。
【0026】
図2に示されているように、この実施例の受信用半導体集積回路は、特に制限されないが、11個のチャネルの光信号を電気信号に変換するフォトダイオードが接続されその電流が入力される信号入力端子IN0〜IN10および同じく光信号で送られて来てフォトダイオードで変換されたクロック信号の電気信号が入力されるクロック入力端子IN11と、上記入力信号を増幅し識別した信号を出力する端子OUT0〜OUT11とを備えている。
【0027】
また、チップ内部には、上記端子IN0〜IN11により入力された各信号を増幅してその“0”,“1”を識別する入力識別回路IDC0〜IDC11と、入力識別回路IDC11で再生されたクロック信号に同期して識別された入力信号をラッチするフリップフロップFF0〜FF10と、識別された信号を端子OUT0〜OUT11よりチップ外部へ出力する出力バッファOPB0〜OPB11と、上記入力識別回路IDC0〜IDC10の出力信号をフリップフロップFF0〜FF10へ伝送する前段バッファ回路BFF0〜BFF10と、フリップフロップFF0〜FF10の出力信号を出力バッファOPB0〜OPB10へ伝送する後段バッファ回路BFF20〜BFF30と、入力識別回路IDC11の出力信号を出力バッファOPB11へ伝送する2段のバッファ回路BFF41,42とが設けられている。
【0028】
V−PAD1,V−PAD2はそれぞれ外部より電源電圧Vccの給電を受けるための電源パッド、VCLは電源パッドV−PAD1,V−PAD2に供給された電源電圧Vccを内部回路に分配する電源ラインである。図には電源パッドV−PAD1,V−PAD2から入力識別回路IDC0〜IDC11へ給電する電源ラインVCLのみしか示されていないが、フリップフロップその他の内部回路にも同様に電源ラインを介して電源電圧が供給されることはいうまでもない。また、上記電源パッドV−PAD1,V−PAD2にはボンディングワイヤを介してパッケージの外部端子より電源電圧が給電されるように構成される。
【0029】
図3は1つのチャネルに対応された入力識別回路の第1の実施例を示す回路構成図、図4は入力識別回路を構成するプリアンプと参照用アンプの具体的な回路例を示す回路図である。なお、図3は、図2における入力識別回路IDC0〜IDC11の1つの具体例を示したものである。
【0030】
図3に示されているように、この実施例においては、電源電圧端子Vccと入力端子との間にフォトダイオード321が接続されたプリアンプ331と、プリアンプ331の出力信号と参照電圧Vrefとを比較する差動増幅回路などからなるコンパレータ332と、参照電圧Vrefを発生する参照用アンプ333とから構成されているとともに、参照用アンプ333の入力端子と電源電圧端子Vccとの間にプリアンプ側のフォトダイオード321と等価な容量値を有する容量素子334が接続されている。
【0031】
プリアンプ331は、電流入力電圧出力型の増幅回路で、図4に示すように、ベース端子が入力端子INに接続されたエミッタ接地型バイポーラ・トランジスタQ1と、このトランジスタQ1のコレクタ端子と電源電圧端子Vccとの間に接続されたコレクタ抵抗R1と、トランジスタQ1のコレクタ端子にベースが接続されたエミッタフォロワ・トランジスタQ2と、トランジスタQ2のエミッタ端子と接地端子GNDとの間に接続されたエミッタ抵抗R2と、トランジスタQ2のエミッタ端子と入力端子INとの間に接続されたフィードバック抵抗R3とから構成され、エミッタフォロワ・トランジスタQ2のエミッタ端子から入力信号を増幅した信号OUTが出力されるように構成されている。
【0032】
上記エミッタ接地型バイポーラ・トランジスタQ1は入力端子INよりベース端子に入力された電流を増幅し、抵抗R1がトランジスタQ1のコレクタ電流を電圧に変換する。トランジスタQ2と抵抗R2とからなるエミッタフォロワは、インピーダンス変換回路として機能し、フィードバック抵抗R3は、トランジスタQ1のベース・バイアス点を与える、つまりトランジスタQ1のベース電位が出力電圧OUTの振幅中心電位となるようにフィードバックを行なう。
【0033】
図4の実施例のアンプは、電源電圧Vccが3.3Vのような比較的低いレベルである場合にも安定に動作するとともに、電流振幅が20μA〜1mAのような入力範囲の広い電流入力に対して増幅動作が可能であり、最大で1〜2Vの振幅の信号を出力することができる。なお、本実施例において上記のように電流振幅が20μA〜1mAのような入力範囲の広い電流入力に対して増幅動作が可能なアンプを用いているのは、例えばフォトダイオードアレイおよび送信モジュールのレーザーダイオードアレイなどの素子ばらつきに対応できるようにするとともに、経年変化で入力信号の振幅が落ちても対応できるようにするためである。
【0034】
図3の参照用アンプ333も図4の回路と同一形式の回路で構成される。参照用アンプ333の出力電圧すなわち後段のコンパレータ332の参照電圧Vrefは、図4の回路内のエミッタ抵抗R2の値をプリアンプ内のエミッタ抵抗R2と異なる値に設定し、その値を調整することで所望の参照電圧Vrefを得る。具体的には、入力電流の振幅が20μAのように小さな場合にもコンパレータ332が正確な識別動作を行なえるようにするため、振幅が約20μAの電流が入力されているときのプリアンプ331の出力信号の中心レベルに参照用アンプ333の出力レベルが一致するようにエミッタ抵抗R2の値が設定される。
【0035】
なお、上記の説明から、コンパレータ332に参照電圧Vrefを与える方法として図3のような回路形式の参照用アンプを設ける代わりにプリアンプ331の出力の中心レベルを検出する回路すなわちフィルタ回路のような平均化回路を用いる方法も容易に考えられる。しかしながら、平均化回路を用いた場合には、プリアンプ331に直流電流が入力されると平均化回路で生成される参照電圧が不定になってしまうおそれがあるが、上記のようにプリアンプと同一回路形式の参照用アンプを用いるようにすることによって、入力電流が直流もしくはそれに極めて近い場合にも所望の参照電圧Vrefをコンパレータ332に与えることができるという利点がある。
【0036】
図3の実施例回路においては、フォトダイオード321で光信号から変換された電気信号はプリアンプ331において増幅されてコンパレータ332へ入力されて、参照用アンプ333から供給される参照電圧Vrefと比較されて“0”,“1”が識別される。つまり、参照電圧Vrefは入力信号のしきい値を与える。この実施例においては、上述したように、参照電圧Vrefを生成する回路としてプリアンプ331と同一回路形式のアンプ333が用いられているため、電源雑音に対する耐性が高くなる。すなわち、参照電圧Vrefを生成する参照用アンプ333がプリアンプ331と同一回路形式であると、電源電圧Vccに雑音がのってその影響でプリアンプ331の出力にノイズが現れたとしても電源電圧を共通にする参照用アンプ333の出力にも同様なノイズが現れるため、コンパレータ332の入力の相対的な関係は変わらないのでコンパレータ332の出力には電源電圧の雑音による影響が現れないようにされる。
【0037】
しかも、本実施例では、他チャネルの入力信号により電源電圧に発生したノイズが電源電圧端子Vccからフォトダイオード321を通してプリアンプ331に入って来ると、同様の電源ノイズが容量素子334を介して参照用アンプ333にも入って来るので、コンパレータ332の入力端子に対しては同相のノイズとなり互いに相殺しあうため、コンパレータ332が誤った入力信号の識別を行なうおそれがない。
【0038】
図10(B)に、本実施例の受信用ICの入力識別回路を構成するプリアンプと参照用アンプの周波数応答特性を示す。参照用アンプの入力端子に等価容量を接続していない図9の従来タイプの入力識別回路におけるプリアンプと参照用アンプの周波数応答特性を示す図10(A)と比較すると明らかなように、本実施例を適用することにより、参照用アンプの周波数応答特性をプリアンプの周波数応答特性に近づけることができ、それによって入力信号が“0”か“1”かの識別動作がより正確に行なわれるようになる。
【0039】
次に、図5〜図7を用いて、参照用アンプ333の入力端子に接続される上記容量素子334の具体的な構造について説明する。
【0040】
図5は図3に示されている回路を半導体チップ上に形成する場合のレイアウトの一実施例を示すものである。図5において、10は単結晶シリコン基板などからなる半導体チップ、21はプリアンプ331を構成する素子が形成される領域、22は参照用アンプ333を構成する素子が形成される領域、23はコンパレータ332を構成する素子が形成される領域、24は上記アンプ331,333の形成領域21,22の外側を囲むように形成されて他の阻止の形成領域からのリーク電流の侵入等を防止するためのガードリング領域である。
【0041】
同図では、領域21と22が互いにオーバーラップして示されているが、これはプリアンプ331を構成する素子と参照用プリアンプ333を構成する素子とが互いに入り組んで配置されていることを表わしている。このようにすることにより、プリアンプ331を構成する素子と参照用アンプ333を構成する素子のばらつきを同様にすることができる。
【0042】
また、31は上記アンプ331,333に例えば3.3Vのような電源電圧Vccを供給するための電源ライン、32は上記アンプ331,333に接地電位(0V)のような電源電圧Veeを供給するための電源ライン、33は参照用アンプ333の入力端子に接続される上記容量素子334の一方の端子に電源電圧Vccを供給するための電源ライン、34は上記ガードリング領域24に印加する電源電圧Vccを供給するための電源ラインである。さらに、41は上記プリアンプ331の入力端子に接続される信号入力パッド、42は上記参照用アンプ333の入力端子に接続されるダミー入力パッドである。
【0043】
この実施例においては、多層配線技術を用いて、受信用回路が形成される半導体チップ10の信号入力パッド41およびダミーパッド42が形成される位置よりも外側のチップ縁部に沿って1層目のアルミ配線層で上記電源ライン33を形成し、この電源ライン33の一部に参照用アンプ333の入力端子側へ延長された冗長部33Aを設け、参照用アンプ333に接続された上記3層目のアルミ配線層からなるダミー入力パッド42と上記冗長部33Aとを絶縁膜を介して対向させて、参照用アンプ333の入力端子に接続される等価容量が構成されている。
【0044】
これによって、参照用アンプの入力端子に接続される等価容量として外付けのコンデンサを用いる場合に比べて受信モジュールをコンパクトに構成することができ、特に図3の実施例の回路のように多チャネルの光信号を受信するモジュールに適用した場合に有効である。
【0045】
図6には、図3のA−A’線に沿った断面構造が示されている。図6において、図3に示されている符号と同一の符号が付された部分は同一の構成要素である。図6より、電源ライン33から延長された冗長部33Aとダミー入力パッド42とが絶縁膜を介して対向されることによって参照用アンプ333の入力端子に接続される等価容量素子334が構成されている様子がよく分かる。
【0046】
なお、図6に示されているように、この実施例においては、受信用回路が形成される半導体チップ10として、ベースとなるシリコンなどの支持基板11の上に絶縁膜12を介して単結晶シリコン層13を形成してなるSOI基板が用いられている。241は単結晶シリコン層13に形成された高濃度の拡散層からなるガードリング領域、242は該ガードリング領域241に電源電圧Vccを印加するための給電層、243はこの給電層242と上記ガードリング領域241とを電気的に接続するためのコンタクトホールである。
【0047】
上記拡散層からなるガードリング領域241の周囲には、単結晶シリコン層13に溝を掘って絶縁物等を埋めてなるいわゆるU溝アイソレーション領域244が形成されており、このU溝アイソレーション領域244によって上記拡散層からなるガードリング領域241と素子形成領域21,22とが電気的に絶縁される。特に制限されるものでないが、この実施例では、上記給電層242は前記等化容量を構成する冗長部33Aと同じ1層目のアルミ配線層により構成されている。また、単結晶シリコン層13と各配線層33A,242および各パッド41,42間は、酸化シリコンなどの絶縁膜50によって絶縁されている。
【0048】
図7には、図3のB−B’線に沿った断面構造が示されている。図7に示されているように、この実施例においては、SOI基板10の表面の単結晶シリコン層13のプリアンプ331や参照用アンプ333を構成する素子が形成される領域21,22に、電源ライン32によって給電される電源電圧Veeを印加するためのコンタクトホール61,62が絶縁膜50に形成されている。この実施例では、電源電圧Veeを供給する電源ライン32は2層目のアルミ配線層で形成されている。また、上記単結晶シリコン層13のプリアンプ331や参照用アンプ333を構成する素子が形成される領域21,22には、上記コンタクトホール61,62内の導電体(アルミニウム)と上記素子形成領域21,22とのオーミック接触を得るための高濃度拡散領域71,72が設けられている。
【0049】
一方、上記SOI基板10の裏面側のベース基板11の表面にはアルミニウムなどからなるメタル層80が形成されており、このメタル層80には電源電圧Vccが印加されている。これによって、ベース基板11と上記素子形成領域21,22との間に形成された容量が電源電圧を安定化するバイパスコンデンサ90として機能するようにされる。
【0050】
しかも、本実施例のような多チャネルの受信用回路においては、図8(B)に示されているように、フォトダイオードアレイ320の各ダイオードのピッチに合わせて入力端子としてのパッドPAD0〜PAD11を設け、さらにこれらのパッドPAD0〜PAD11に合わせてプリアンプ331および参照用アンプ333を配置しているので、各チャネルのアンプは比較的余裕のある領域に形成されることとなる。そのため、上記SOI基板の参照用アンプを構成する素子形成領域21,22とベース基板11との間に形成される容量は、その容量値がバイパスコンデンサとして機能するのに充分な大きさを持つ比較的大きな値となるので、本来のチップサイズを何ら増大させることなく大きな容量値を有するバイパスコンデンサを実現し、電源電圧の安定化を図ることができる。
【0051】
なお、上記バイパスコンデンサは、プリアンプ331および参照用アンプ333の形成領域21,22とベース基板11との間に形成される容量に限定されるものでなく、コンパレータ332やバッファ、フリップフロップなどの他の回路を構成する素子が形成される領域とベース基板11との間に形成される容量であってもよい。
【0052】
図8に本発明に係る受信用ICを組み込んだ光信号の受信モジュールの構成例を示す。このうち(A)はモジュールの断面図、(B)は平面図を示す。同図に示されているように、受信用IC330は、接着剤等によりプラスチックやセラミックなどのパッケージ350の中央に固定され、その入力端子側にフォトダイオードアレイ320が配置され同じく接着剤等によりパッケージ350に固定されている。このとき、フォトダイオードアレイ320の各ダイオードが受信用ICに設けられている信号入力用のパッドPAD0〜PAD11と1対1で対向するように位置決めされ、対応するフォトダイオードと入力パッドとがボンディングワイヤ360により接続される。
【0053】
さらに、パッケージ350のフォトダイオードアレイ配置側の側壁351には光ファイバの径とほぼ同一の径を有する貫通孔352が複数個形成されており、この貫通孔352に光ファイバ200の一端が挿入されて固定されている。そして、この光ファイバが固定されたパッケージの側壁351と上記フォトダイオードアレイ320との間に、光ファイバ200により送信されてきた光信号を集光して対応するフォトダイオードに入射させるマイクロレンズアレイ310が配置され、接着剤等によってパッケージ350に固定されている。
【0054】
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0055】
例えば上記実施例においては、参照用アンプ333の入力端子と電源電圧端子との間に等価容量334を設けるようにしているが、この等価容量の代わりにフォトダイオードと同じ特性のダミーダイオードを接続するようにしてもよい。このようにした場合においても第1の実施例の回路と同様に、プリアンプ331側に入るクロストークノイズと参照用アンプ333側に入るクロストークノイズをコンパレータ332へ同相で入力させることで相殺してコンパレータ332が誤った識別動作をするのを防止することができる。
【0056】
さらに、ダミーダイオードを設けた場合においても、図7に示されている構造を適用することで、入力識別回路を構成するプリアンプと参照用アンプが形成される活性領域とベース基板との間にバイパスコンデンサを構成して電源電圧の安定化を図ることが可能である。
【0057】
なお、ダミーダイオードを設けた場合には、ダミーダイオード側に光ファイバーとマイクロレンズを設ける必要がない一方、ダミーダイオードに隣接する本来の光電変換用のフォトダイオードへ入射される光信号が漏れて入射されないように遮光マスクを設けるなどの工夫が必要である。
【0058】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
【0059】
すなわち、本発明に従うと、多チャネルの光信号を受信する光インタコネクション受信モジュールにおいて、他チャネルの入力信号により発生するクロストークノイズによる影響をプリアンプ側と参照用アンプ側とで相殺させて入力信号の正確な識別が行なえるとともに、他チャネルの入力信号により発生するクロストークノイズによる影響をプリアンプ側と参照用アンプ側とで相殺させるために用いる容量素子や電源電圧安定化のためのバイパスコンデンサの好適なデバイス構造が得られ、光インタコネクション受信モジュールの小型化が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光信号の多チャネル用受信モジュールの構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る多チャネル用受信モジュールを構成する受信用回路の実施例を示す回路構成図である。
【図3】1つのチャネルに対応された入力識別回路の実施例を示す回路構成図である。
【図4】プリアンプと参照用アンプの具体例を示す回路図である。
【図5】図3に示されている1つのチャネルに対応された入力識別回路を半導体チップ上に形成する場合のレイアウトの一実施例を示すレイアウト説明図である。
【図6】図5のA−A’線に沿った断面構造を示す断面図である。
【図7】図5のB−B’線に沿った断面構造を示す断面図である。
【図8】本発明に係る受信用ICを組み込んだ光信号の受信モジュールの構成例を示すモジュールの断面図および平面図である。
【図9】光インタコネクション受信モジュールにおける一般的な入力識別回路の例を示す回路構成図である。
【図10】図9の入力識別回路を構成するプリアンプおよび参照用アンプの周波数応答特性と、本発明の実施例の受信用回路における入力識別回路を構成するプリアンプおよび参照用アンプの周波数応答特性を示す特性説明図である。
【符号の説明】
100 送信モジュール
110 送信モジュール用半導体集積回路
120 レーザダイオードアレイ
130 マイクロレンズアレイ
200 光ファイバーアレイ
300 光インタコネクション受信モジュール
320 フォトダイオードアレイ
330 受信モジュール用半導体集積回路
331 プリアンプ
332 コンパレータ
333 参照用アンプ
334 等価容量素子
350 パッケージ
360 ボンディングワイヤ
10 半導体チップ(SOI基板)
21 プリアンプの素子形成領域
22 参照用アンプの素子形成領域
23 コンパレータの素子形成領域
24 ガードリング領域
31,33,34 Vcc供給用電源ライン
32 Vee供給用電源ライン
41 信号入力パッド
42 ダミー入力パッド
90 バイパスコンデンサ
IDC 入力識別回路
V−PAD 電源パッド
PAD0〜PAD11 信号入力パッド

Claims (6)

  1. 複数チャネルの光信号をそれぞれ受信して、電気信号へ変換する複数のフォトダイオードと、
    少なくとも1つの電源パッドと、
    上記少なくとも1つの電源パッドに接続された電源ラインと、
    上記複数のフォトダイオードで変換された電気信号を各チャネルごとに増幅する第 1 のアンプと、
    上記第1のアンプで増幅された信号を、参照電圧に基づいて識別する識別回路と、
    上記参照電圧を生成する参照電圧形成回路と、
    上記参照電圧形成回路と上記少なくとも1つの電源パッドとの間に形成された容量素子とを備えた光インタコネクション受信モジュールであって、
    上記第1のアンプ、上記識別回路、上記参照電圧形成回路および上記容量素子は、上記電源ラインおよび上記少なくとも1つの電源パッドと共に一つの半導体チップに形成され、
    上記第1のアンプおよび上記参照電圧形成回路は、上記電源ラインを介して
    上記少なくとも1つの電源パッドに接続され、
    上記参照電圧回路は入力端子および出力端子を有する第2のアンプを含み、上記容量素子は上記入力端子に接続され、上記参照電圧は上記出力端子からの出力であり、
    上記電源ラインは第1の配線層および該第1の配線層と異なる第2の配線層を備え、上記第1の配線層は上記第1のアンプおよび第2のアンプを含む受信用回路が形成された上記半導体チップの信号入力パッドが形成される位置よりも外側のチップ縁部に沿って設けられ、
    上記第2の配線層は、上記第2のアンプの上記入力端子まで延在し、上記第2のアンプに接続され、
    上記電源ラインは上記第2のアンプの上記入力端子側へ延長された冗長部を有し、上記容量素子は、上記第2の配線層を含んでなるパッドが該パッドと上記電源ラインの上記冗長部との中間部に位置する絶縁膜を介して上記冗長部と対向するように形成されていることを特徴とする光インタコネクション受信モジュール。
  2. 複数チャネルの光信号をそれぞれ受信して、電気信号へ変換する複数のフォトダイオードと、
    少なくとも1つの電源パッドと、
    上記少なくとも1つの電源パッドに接続された電源ラインと、
    上記複数のフォトダイオードで変換された電気信号を各チャネルごとに増幅する第 1 のアンプと、
    上記第1のアンプで増幅された信号を、参照電圧に基づいて識別する識別回路と、
    上記参照電圧を生成する参照電圧形成回路と、
    上記参照電圧形成回路と上記少なくとも1つの電源パッドとの間に形成された容量素子とを備えた光インタコネクション受信モジュールであって、
    上記第1のアンプ、上記識別回路、上記参照電圧形成回路および上記容量素子は、上記電源ラインおよび上記少なくとも1つの電源パッドと共に一つの半導体チップに形成され、
    上記第1のアンプおよび上記参照電圧形成回路は、上記電源ラインを介して
    上記少なくとも1つの電源パッドに接続され、
    上記参照電圧回路は入力端子および出力端子を有する第2のアンプを含み、上記容量素子は上記入力端子に接続され、上記参照電圧は上記出力端子からの出力であり、
    上記第1のアンプと上記第2のアンプを含む受信用回路が形成される半導体チップとして、ベースとなる基板の上に絶縁膜を介して受信用回路が形成される半導体層が積層されてなるSOI基板が用いられ、
    上記ベースとなる基板には第1電源電圧端子が接続されるとともに上記受信用回路を構成する素子が形成される半導体領域には第2の電源電圧端子が接続され、
    上記半導体領域とベースとなる基板との間に形成された容量が、バイパスコンデンサとして働くように構成されてなることを特徴とする光インタコネクション受信モジュール。
  3. 上記第1のアンプと上記第2のアンプを含む受信用回路が形成される半導体チップとして、ベースとなる基板の上に絶縁膜を介して受信用回路が形成される半導体層が積層されてなるSOI基板が用いられ、
    上記ベースとなる基板には第1電源電圧端子が接続されるとともに上記受信用回路を構成する素子が形成される半導体領域には第2の電源電圧端子が接続され、
    上記半導体領域とベースとなる基板との間に形成された容量が、バイパスコンデンサとして働くように構成されてなることを特徴とする請求項に記載の光インタコネクション受信モジュール。
  4. 上記第1のアンプおよび上記第2のアンプは、
    ベース端子が信号入力端子に接続されたエミッタ接地型バイポーラ・トランジスタと、
    該トランジスタのコレクタ端子と第1の電源電圧端子との間に接続されたコレクタ抵抗と、
    上記トランジスタのコレクタ端子にベースが接続されたエミッタフォロワ・トランジスタと、
    該エミッタフォロワ・トランジスタのエミッタ端子と第2の電源電圧端子との間に接続されたエミッタ抵抗と、
    上記エミッタフォロワ・トランジスタのエミッタ端子と上記信号入力端子との間に接続されたフィードバック抵抗と
    を具備してなる電流入力電圧出力型の増幅回路により構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光インタコネクション受信モジュール。
  5. 上記フォトダイオードアレイの近傍には、各フォトダイオードに対して受信光信号を集光して照射可能な複数のレンズを有するマイクロレンズアレイが配設されていることを特徴とする請求項に記載の光インタコネクション受信モジュール。
  6. 上記フォトダイオードアレイと受信用回路が搭載されるパッケージの一部には、上記マイクロレンズアレイに対応して光ファイバの一端を固定するためファイバ固定部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の光インタコネクション受信モジュール。
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