JPH0739112U - 交流信号光増幅器 - Google Patents

交流信号光増幅器

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JPH0739112U
JPH0739112U JP7246693U JP7246693U JPH0739112U JP H0739112 U JPH0739112 U JP H0739112U JP 7246693 U JP7246693 U JP 7246693U JP 7246693 U JP7246693 U JP 7246693U JP H0739112 U JPH0739112 U JP H0739112U
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公久 平賀
元次 酒井
利明 辻川
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New Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外付け素子を無くし、応答速度を高め、入力
インピーダンスを低くし、高い電流/電圧変換利得を得
る交流信号光増幅器を実現する。 【構成】 入力端子1と出力端子2との間に反転増幅器
と帰還抵抗Rf で構成したトランスインピーダンス回路
6を接続し、その出力端子2に現れる電圧をGm増幅器
7から構成した等価抵抗とコンデンサC2 とで積分し、
その積分した電圧を電圧増幅器8で増幅し、Gm増幅器
9で電流信号に変換してトランスインピーダンス回路6
に帰還させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、交流信号光を受光するフォトダイオード等の光学素子の出力電流を 電圧に変換・増幅する交流信号光増幅器に係り、特に半導体集積回路で構成する 際に外付け部品を不要とし、高速応答が可能で、外来ノイズにも影響を受け難い ようにした交流信号光増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2に従来の交流信号光増幅器のブロック図を示す。1は交流の電流信号が入 力する入力端子、2は電圧信号を出力する出力端子、3は演算増幅器、4はGm 増幅器(Volage-Control-Current-Source )である。ここでは、演算増幅器3の 非反転入力に入力端子1からの光信号電流を取り込み、反転入力と接地間にはコ ンデンサC1 と抵抗R1 からなるインピーダンス回路を外付けで接続し、更に直 流電流入力時にその反転入力の電位をGm増幅器4により非反転入力に帰還させ ている。R2 は帰還抵抗、R3 は入力抵抗である。
【0003】 ここで、図2に示す交流信号光増幅器の入出力特性について考えてみる。いま 、演算増幅器3の非反転入力の電圧をV1 、反転入力の電圧をV2 、入力端子1 から流入する電流をi1 、抵抗R3 に分流する電流をi2 、Gm増幅器4に流入 する電流をi3 、出力端子2の電圧をVo、Gm増幅器4の相互コンダクタンス をGmとすると、jω=Sとして、
【0004】 V1 =V2 ・・・(1) i1 =i2 +i3 ・・・(2) V1 =i2 ・R3 ・・・(3) V2 =Vo・Z/(Z+R2 ) ・・・(4) i3 =−Gm・V2 ・・・(5) Z=R1 +1/SC1 ・・・(6) である。
【0005】 よって、出力電圧Voは、 Vo=i1 ・[1+R2 /Z]/[(1/R3 )−Gm] ・・・(7) となる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、この図2に示す回路では、次のような問題がある。その一つは、部 品を外付けにしなけれはならないことである。すなわち、回路の入出力特性によ り直流電流は入力端子1へ全帰還となって出力されず、交流信号のみが出力端子 2から出力されるようになる。
【0007】 よって、この回路の周波数特性は微分器の特性となり、そのカットオフ周波数 fc は式(7)式の入出力特性の零点で決定されてその値は、 fc =1/[2π(R1 +R2 )C1 ] ・・・(8) となる。
【0008】 いま、仮にコンデンサC1 を半導体集積回路内に作成するとしてその値を20 pFとし、カットオフ周波数fc =1KHzを実現する抵抗値(R1 +R2 )を 求めてみると、式(8)から、 (R1 +R2 )=1/[2π・fc ・C1 ] =7.96MΩ となるが、このような高い値の抵抗を安価に半導体集積回路内に作り込むことは 不可能である。
【0009】 次に、実使用上で問題がある。この回路は電流信号を出力するフォトダイオー ドとのインターフェースとして使用される。このフォトダイオードの等価モデル は図3に示すように、電流源5、半導体PN接合空乏層によりこの電流源5に並 列に寄生するジャンクション容量Cj 、暗電流が存在するために並列抵抗として 表現れる出力抵抗Roからなる。そして、この等価回路に、交流信号光増幅器の 電流/電圧変換抵抗(入力インピーダンス)Ri (=R3 )が並列接続され、そ こで電流信号が電圧信号に変換される。
【0010】 ここで、交流信号光増幅器の入力側にフォトダイオードを接続した場合の立上 り時間について考えてみる。図3の等価回路において、ジャンクション容量Cj =20pF、出力抵抗Ro=1GΩ、増幅器の入力インピーダンスRi =100 KΩとして、電流源5の電流はパルス波形とする。
【0011】 出力電圧Vo(t)の10%〜90%間の立上り時間をtr とすると、出力抵 抗Roは無視して、 Vo(t)=i・Ri [1−exp(−t1 /Cj ・Ri )]/0.1 ・・・(9) Vo(t)=i・Ri [1−exp(−t2 /Cj ・Ri )]/0.9 ・・(10) となる。
【0012】 そこで、tr =t1 −t2 として、式(9)、(10)を解くと、 tr =ln9・Cj i ・・(11) となる。そして、fc =1/2πCj ・Ri より、 tr =ln9/2πfc ・・(12) となり、立上り時間tr はカットオフ周波数fc と相反する関係となる。
【0013】 ここで、上記式(11)から立上り時間tr を計算すると、 tr =2.197・2π・20×10-1 2 ・100×103 =4.4μs と極めて長くなる。
【0014】 このように、立上り時間tr は入力インピーダンスRi の値に依存し、その値 は小さいほど良い。また、この入力インピーダンスRi の値は小さいほど容量結 合や誘導結合等が起こり難く外来ノイズによる誤動作を防ぐことができる。しか ながら、電流/電圧変換利得の面からは大きい方が良い。
【0015】 以上のように、従来の交流信号光増幅器では、そこに必要となる抵抗の値が大 きくなり半導体集積回路内に作り込むことが困難であることから必然的に外付け となること、及び入力インピーダンスを変換利得と周波数応答や安定動作の両者 を満足させる値に設定することが困難である等の問題があった。
【0016】 本考案の目的は、必要なコンデンサや抵抗を半導体集積回路内に作り込むこと が可能となり、更に必要な電流/電圧変換利得の獲得と低入力イピーダンスの実 現が可能となり外来ノイズの影響を受け難く且つ高速応答が可能となった交流信 号光増幅器を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本考案の目的は、帰還抵抗を接続した増幅器からなり入力端子と出力端子との 間に接続されるトランスインピーダンス回路と、非反転入力を上記出力端子に接 続し反転入力と出力を接続した第1のGm増幅器と、該第1のGm増幅器の出力 電流が充電されるコンデンサと、該コンデンサで得られる電圧を電流に変換して 上記入力端子に帰還する第2のGm増幅器とからなることを特徴とする交流信号 光増幅器によって達成される。
【0018】
【作用】
本考案では、トランスインピーダンス回路によって電流/電圧変換の必要な利 得の獲得と低入力インピーダンスを実現できる。また、第1のGm増幅器によっ て大きな値の等価抵抗を得ることができ必要なカットオフ周波数を決めるコンデ ンサや他の抵抗を含め全て半導体集積回路内に作り込むことができる。
【0019】
【実施例】 以下、本考案の実施例について説明する。図1はその一実施例の交流信号光増 幅器のブロック図である。図1において、6は反転増幅器に帰還抵抗Rf を接続 して構成したトランスインピーダンス回路(電流/電圧変換回路)であって、入 力端子1と出力端子2の間に接続される。7はトランスコンダクタンスがGm1 の(第1の)Gm増幅器であり、非反転入力が出力端子2に接続され、反転入力 と出力が共通接続されて等価抵抗として機能する。C2 はそのGm増幅器7の出 力電流i6 が充電されるコンデンサであり、そのGm増幅器7との組合せで積分 回路を構成する。8はコンデンサC2 に生じる電圧V3 を増幅する利得Kの電圧 増幅器、9はその電圧増幅器8の出力電圧を電流信号i4 に変換してトランスイ ンピーダンス回路6に帰還させるトランスコンダクタンスがGm2 の(第2の) Gm増幅器である。
【0020】 この実施例では、回路の入出力特性を求めると次のようになる。トランスイン ピーダンス回路6の反転増幅器の開ループ利得を無限大とすると、出力電圧Vo は、そのトランスインピーダンス回路6への入力電流をi5 とすると、 Vo=i5 ・Rf ・・(13) となる。
【0021】 また、入力インピーダンスZi はトランスインピーダンス回路6の開ループ利 得をAとすると、 Zi =Rf /A ・・(14) となる。
【0022】 Gm増幅器7では、 i6 =Gm1 ・(Vo−V3 ) ・・(15) の関係式が成立するので、そこの等価抵抗Re は、 Re =(Vo−V3 )/i6 =1/Gm1 ・・(16) となり、Gm1 が小さいほど大きくなる。
【0023】 入力端子1に流入する電流i1 、Gm増幅器9に流入する電流i4 、トランス インピーダンス回路6に流れる電流i5 の間では、 i1 =i4 +i5 ・・(17) の関係がある。
【0024】 また、コンデンサC3 に発生する電圧V3 は、 V3 =Vo/(1+SC3e ) ・・(18) である。
【0025】 Gm増幅器9の出力電流i4 は、 i4 =K・Gm2 ・V3 ・・(19) となる。
【0026】 よって、以上の条件式より、入力電流i1 と出力電圧Voの関係は、 Vo=−i1 ・Rf /[1+K・Gm2 ・Rf /(1+SC2 /Gm1 )] ・・(20) となる。この式(20)は1次微分器の式であり、カットオフ周波数を決める零 点はfc =Gm1 /2πC2 となる。
【0027】 そして、カットオフ周波数より充分高い周波数(jω=無限大)では、式(2 0)から、 Vo=−i1 ・Rf ・・(21) で入力信号は増幅される。
【0028】 一方、充分低い周波数(jω=0)では、同式(20)から、 Vo=−i1 ・Rf /[1+K・Gm2 ・Rf ] ・・(22) となる。そして、「1<<K・Gm2 ・Rf 」のとき、1/K・Gm2 で減衰す る。
【0029】 また、回路の最大立上り時間は、図3の等価モデルを使用して、この増幅器の 帰還抵抗Rf =100KΩとし、トランスインピーダンス回路6の反転増幅器の 開ループ利得A=80dB(=10,000)とすると、 tr =ln9・Cj i =ln9・Cj f /A =ln9・20×10-1 2 ・100×103 /10000 =0.00044μs となり、前記した従来例よりも大幅に改善される。
【0030】
【考案の効果】
以上のように本考案の交流信号光増幅器によれば、第1のGm増幅器により等 価抵抗を作成しているので、そのGm増幅器のトランスコンダクタンスを小さく することにより半導体集積回路内部に容易に高抵抗を実現することができる。従 って、その半導体集積回路内に作成した小容量のコンデンサとの組合せであって も、カットオフ周波数を必要十分な値に下げることができ、低周波域まで広い範 囲の交流信号光を扱うことができる。
【0031】 また、トランスインピーダンス回路の帰還抵抗により電流/電圧変換を行なう ので、必要な変換利得を確保しながら小さい入力インピーダンスを実現できる。 このため、外来ノイズによる誤動作を防止し、また立上り時間が速い交流信号光 に充分対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の交流信号光増幅器のブロ
ック図である。
【図2】 従来の交流信号光増幅器のブロック図であ
る。
【図3】 交流信号光増幅器の入力端子に接続するフォ
トダイオードの等価回路を示す図である。
【符号の説明】
1:入力端子、2:出力端子、3:演算増幅器、4:G
m増幅器、5:電流源、6:トランスインピーダンス回
路、7:(第1の)Gm増幅器、8:電圧増幅器、9:
(第2の)Gm増幅器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帰還抵抗を接続した増幅器からなり入力
    端子と出力端子との間に接続されるトランスインピーダ
    ンス回路と、非反転入力を上記出力端子に接続し反転入
    力と出力を接続した第1のGm増幅器と、該第1のGm
    増幅器の出力電流が充電されるコンデンサと、該コンデ
    ンサで得られる電圧を電流に変換して上記入力端子に帰
    還する第2のGm増幅器とからなることを特徴とする交
    流信号光増幅器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09172330A (ja) * 1995-12-20 1997-06-30 Toshiba Corp 光受信器
WO2006098278A1 (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Hamamatsu Photonics K.K. 光検出回路

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JPH09172330A (ja) * 1995-12-20 1997-06-30 Toshiba Corp 光受信器
WO2006098278A1 (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Hamamatsu Photonics K.K. 光検出回路

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