JPH0992808A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0992808A
JPH0992808A JP26611095A JP26611095A JPH0992808A JP H0992808 A JPH0992808 A JP H0992808A JP 26611095 A JP26611095 A JP 26611095A JP 26611095 A JP26611095 A JP 26611095A JP H0992808 A JPH0992808 A JP H0992808A
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pixel
semiconductor layer
semiconductor device
pattern
panel
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JP26611095A
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English (en)
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Shinichi Takeda
慎市 竹田
Tadao Endo
忠夫 遠藤
Isao Kobayashi
功 小林
Noriyuki Umibe
紀之 海部
Kazuaki Tashiro
和昭 田代
Toshio Kameshima
登志男 亀島
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口率の低下や表示品位の悪化を招くことな
く、各画素を簡単かつ速やかに認識できるようにし、も
って半導体装置の製造工程の作業効率および歩留まりの
向上を図るとともに、高品位かつ低コストの半導体装置
を提供する。 【解決手段】 光電変換素子またはスイッチ素子の少な
くとも一方を備える画素を複数個配置してなる半導体装
置において、前記画素に対応した位置の前記光電変換素
子またはスイッチ素子の配線上または配線下に、前記画
素の位置を規定するための記号53を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】本発明は、大面積プロセスを用い
て形成する半導体装置に関し、例えば、液晶テレビ、液
晶プロジェクタ等の薄膜トランジスタを用いた表示装置
やファクシミリ、デジタルコピーあるいはX線撮像装置
等の光電変換素子に薄膜半導体を用いた等倍読取系の光
電変換装置等の半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、薄膜トランジスタ(以下、TFT
という)を用いたテレビジョン等の液晶ディスプレイパ
ネルや薄膜半導体の光電変換素子を用いたX線撮像装置
等の二次元画像読み取り装置が開発されている。
【0003】図13は、従来の半導体装置における一画
素の構成を示す平面図であり図14は、図13のAA′
線断面図である。また、図15は、ディスプレイパネル
内における画素の配列状態を示す模式的平面図である。
【0004】図13および図14において、1は共通制
御配線、2は共通信号配線であり、それぞれアルミニウ
ム等の金属により形成されている。3はTFT部、4は
表示部である。TFT部3は、ガラス等の透光性絶縁基
板100上に形成されるアルミニウム等の金属からなる
ゲート電極30、アモルファスシリコン窒化膜等からな
るゲート絶縁膜34、アモルファスシリコン等からなる
真性半導体33、オーミックコンタクト用n+ アモルフ
ァスシリコンからなるn+ 型半導体35、アルミニウム
等の金属からなるドレイン電極31およびソース電極3
2、アモルファスシリコン窒化膜等からなる保護膜36
により構成される。また、表示部4は、透光性絶縁基板
100上に形成されたSnO2 等の透光性導電膜からな
る表示電極40、ガラス等からなる透光性絶縁基板11
0上に形成されたSnO2 等の透光性導電膜からなる共
通表示電極41および表示電極40と共通表示電極41
との間に注入された液晶42によって構成され、TFT
部3のゲート電極30と共通制御配線1、TFT部3の
ドレイン電極31と共通信号配線2およびTFT部3の
ソース電極32と表示部4の表示電極40は、それぞれ
接続されている。
【0005】以上説明したように、共通制御配線1、共
通信号配線2、TFT部3、表示部4により一画素20
0が構成され、図15に示すように、液晶ディスプレイ
パネル300内に同一構成、かつ同一パターンで画素2
00がマトリクス状に規則正しく配置されている。
【0006】ところで、このような液晶ディスプレイの
製造工程においては、透光性絶縁基板100上にTFT
3を形成する際のゲート絶縁膜34のピンホール等によ
って形成されるTFTが動作しなかったり、表示電極に
送った表示情報を維持できなくなるというように、画素
200内のTFTに欠陥が生じることがある。また、前
述のTFTを形成した後、透光性絶縁基板100と共通
表示電極41が形成された透光性絶縁基板110をスペ
ーサを挟んで貼り合わせる際や、さらに、その後の液晶
42を注入する際に、導電性の異物が共通表示電極41
と表示電極40との間に混入した場合、正常にTFTが
動作しても液晶42にかかる電位を制御できなかった
り、維持できないという表示画素の欠陥を生じることが
ある。
【0007】このような、一画素200内のTFT部3
または表示部4の欠陥は、その場所や状態によっては、
欠陥画素内にとどまらず欠陥画素に接続された共通制御
配線1または共通信号配線2を共有する他の画素にも影
響をおよぼし、ライン状の欠陥となる。さらには、パネ
ル内の全画素の制御が不可能となる場合もある。
【0008】このような、欠陥が生じた液晶ディスプレ
イパネル300は、不良品として除外されるものであ
り、このような不良品を除外するために電気的または光
学的検査が行われる。また、不良品の発生が数%にもお
よぶため、前述の検査により欠陥原因画素を判定すると
ともに欠陥原因画素の位置を検出し、レーザー光等によ
って欠陥原因画素を電気的に切断する等の救済措置を施
すことにより、良品または軽微な欠陥に留めることが行
われている。
【0009】この救済措置を施す際には、前述の検査し
た情報、すなわち欠陥原因画素の位置情報から、パネル
内の欠陥原因画素とレーザ光等の救済切断手段との位置
合わせをし、欠陥原因画素内の所定の位置のパターンを
切断、すなわち欠陥原因画素または欠陥画素内の一部を
電気的に分離する必要がある。
【0010】しかしながら、図13に示す従来の半導体
装置では、図15に示すように、パネル内に図13に示
される画素パターンが規則的に配列されている。すなわ
ち、配置された各画素のパターンは同一であり、パネル
内の一画素を光学的なパターン認識手段を用いて認識し
ても、認識した画素がパネル内においてどの画素である
か画素の位置を検出できない。すなわち、欠陥原因画素
としての認識ができない。
【0011】このため、救済切断手段または、パネルを
移動するためのX−Yステージ等の移動手段には、移動
時の累積誤差が小さく高精度のものを用いて、基準位置
から移動させて位置合わせを行なったり、基準位置の画
素から移動した画素をパターン認識手段で数えながら行
または列移動させる必要がある。
【0012】このような方法では、基準位置の合わせ込
み作業が必要であり、かつ、移動速度が遅くなる等の問
題が生じ、救済工程が複雑、かつ、作業時間が長くなる
等の効率の悪化を招いている。さらに、パネル内の画素
パターンが同一なため、欠陥原因画素とは誤った画素を
認識し救済手段が行われ、かえって欠陥個所を増加させ
てしまうという問題が生じる。
【0013】そこで、このような問題点を回避するため
に、画素内にパネル内の位置を示す記号を形成するよう
にしたものがあり、その例を図16に示す。
【0014】図16は、図13と同様に液晶ディスプレ
イパネルの一画素の構成を示す平面図である。図16お
よび図13において同一の符号は、同一の構成要素を示
す。図17は、図16のAA′線断面図である。
【0015】図16および図17において、画素200
のパネル内における位置を規定する記号51が共通信号
配線2または共通制御配線1と同一の金属により形成さ
れており、他のTFT部3、表示部4等の構成・材料は
図13と同様である。
【0016】このように位置パターン部5を画素200
内に設け、各画素200内に金属による位置を規定する
記号51を形成し、各画素200ごとに異なった記号5
1、例えば行アドレス番号と列アドレス番号の数字を形
成することにより、図15のように、パネル内に画素2
00を配列しても、各画素200の位置パターン部5は
異なったパターンを有するため、各画素200の位置パ
ターン部5を光学的認識手段を用いて認識させることに
より、現在認識している画素200の位置がパネル内の
どこの画素200であるのかを明らかに判るようにする
ことが可能である。
【0017】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、新
たな問題として、画素200内に位置パターンを形成す
る面積が必要となることから、一画素200を同一面積
で形成しようとする場合は、画素200内の表示部4や
TFT部3の機能素子を形成する面積が低下してしまう
という問題が生じるため、従来の液晶ディスプレイパネ
ル300においては、一画素200に占める表示部の面
積、すなわち、開口率の低下を招き、表示品位が悪化し
てしまう。
【0018】本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、開
口率の低下や表示品位の悪化を招くことなく、各画素を
簡単かつ速やかに認識できるようにし、もって半導体装
置の製造工程の作業効率および歩留まりの向上を図ると
ともに、高品位かつ低コストの半導体装置を提供するこ
とにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体装置は、光電変換素子またはスイッ
チ素子の少なくとも一方を備える画素を複数個配置して
なる半導体装置において、画素に対応した位置の光電変
換素子またはスイッチ素子の配線上または配線下に、画
素の位置を規定するための記号を有することを特徴とし
ている。
【0020】また、画素の位置を規定する記号は、配線
上または配線下の半導体層によって形成されるものであ
ることを特徴としている。
【0021】また、画素の位置を規定する記号は、配線
上に形成された半導体層の上に導体で形成されるもので
あることを特徴としている。
【0022】さらに、画素の位置を規定する記号は、配
線下に形成された半導体層の下に導体で形成されるもの
であることを特徴としている。
【0023】
【作用】本発明によれば、各画素の位置を規定するため
の記号が、画素に対応した位置の配線上または配線下に
配置されるため、一画素内に形成されるTFT等の機能
素子を形成する面積を低下させることなく、各画素の半
導体装置内における位置を示すパターンが画素内に形成
され、かつ半導体装置内に異なった画素パターンを配列
することが可能となることから、半導体装置内の画素パ
ターンを光学的に認識することにより、認識した画素の
半導体装置内の位置の容易かつ正確な認識が行なわれ
る。
【0024】よって、液晶ディスプレイパネル等の半導
体装置の救済工程における、欠陥原因画素等の特定画素
または画素内に位置合せを要する作業が、容易かつ確実
に短時間で行なわれ、工程の作業効率および歩留まりの
向上が図られ、高品位で低コストの半導体装置が提供さ
れる。
【0025】
【実施例】
[実施例1]以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係る半
導体装置における一画素の構成を示す平面図であり、図
2は、図1のAA′線断面図である。また、図3は、図
1のBB′線断面図である。図1および図2は、それぞ
れ従来の技術を示す図13および図14、ならびに図1
6および図17と対応しており、これらの図において同
一の符号は、同一の構成要素を示す。また、図13およ
び図14と同一の部分については、説明を簡略化もしく
は省略する。
【0026】図1のものにおいて、図13のものと異な
る点は、共通制御配線1上において半導体層によってパ
ネル内の画素の位置を規定する記号53を形成し、パタ
ーン部5を構成していることにある。また、この記号5
3を形成する半導体層はTFT部3の真性半導体層33
と同一層の半導体層で形成されており、TFT部3の真
性半導体層33を形成する工程で同時に形成される。
【0027】図1および図3に示されるように、位置パ
ターン部5は、アルミニウム等の金属からなる共通制御
配線1が露出している光反射部、すなわち明部と共通制
御配線1上を半導体層による位置を規定する記号53で
覆われた光吸収部、すなわち暗部で構成されており、コ
ントラストの高い安定した位置パターンが形成されてい
る。また、位置パターン部5の位置を規定する記号53
のパターンを各画素200によって、異なるパターンに
することにより、実質的にパネル内の各画素が固有のパ
ターンをもつことができるため、図15に示されるよう
な大面積のパネルに本実施例の画素200を多数配置し
ても、光学的パターン認識手段を用いて画素パターンを
認識することにより、認識した画素200のパネル内に
おける位置が認識可能となる。
【0028】なお、本実施例においては、位置パターン
部5を共通制御配線1上に設けているが、本発明は、こ
れに限定されるものではない。つまり、画素に対応した
位置の配線上または配線下に、画素の位置を規定する記
号を有していればよい。よって、TFT部が、逆スタガ
型のみならず、スタガ型で構成される場合でも同様にか
つ容易に位置パターン部5を構成することができる。ま
た、表示部の表示電極を、透明導電層で形成し、透過型
の表示部を構成しているが、この代わりに、アルミニウ
ム等の不透光性金属等で形成して、反射型の表示部を構
成することもできる。
【0029】また、本実施例においては、液晶ディスプ
レイパネル300を用いた表示装置を一例として説明し
たが、表示部をアモルファスシリコン等の薄膜半導体を
用いた光電変換素子で構成した画像読み取り装置に対し
て同様の技術を適用することも可能である。
【0030】[実施例2]図4は、本発明の第2の実施
例に係る半導体装置における一画素の構成を示す平面図
であり、図5は、図4のAA′線断面図である。また、
図6は、図4のBB′線断面図である。
【0031】図4および図5は、それぞれ従来の技術を
示す図13および図14、ならびに図16および図17
と対応しており、これらの図において同一の符号は、同
一の構成要素を示す。また、図13および図14と同一
の部分については、説明を簡略化もしくは省略する。
【0032】図4および図6に示されるように、本実施
例においては、位置パターン部5が共通制御配線1上を
覆うTFT部3の真性半導体層33と同一層からなる半
導体層53を形成し、さらに、共通信号配線2と同一層
の金属によってパネル内の画素の位置を規定する記号5
2を形成している。図4および図6に示されるように、
位置パターン部5は、金属で形成された位置を規定する
記号52の光反射部、すなわち明部と半導体層53の露
出している光吸収部、すなわち、暗部で構成される。
【0033】本実施例においても、第1の実施例と同様
に、コントラストが高い安定した位置パターンが形成さ
れている。また、位置パターン部5の位置を規定する記
号52のパターンを各画素によって、異なるパターンに
することにより、実質的にパネル内の各画素が固有のパ
ターンを持つことができるため、図15に示されるよう
な大面積のパネルに、本実施例における画素200を多
数配置しても、光学的パターン認識手段を用いて画素パ
ターンを認識することにより、認識した画素のパネル内
における位置が認識可能となる。
【0034】なお、本実施例においては、位置パターン
部5を共通信号配線2上に設けているが、本発明は、こ
れに限定されるものではない。つまり、画素に対応した
位置の配線上または配線下に、画素の位置を規定する記
号を有していればよい。よって、TFT部が、逆スタガ
型のみならず、スタガ型で構成される場合でも、同様に
かつ容易に位置パターン部5を構成することができる。
また、表示部の表示電極を、透明導電層で形成し、透過
型の表示部を構成しているが、この代わりに、金属等で
形成して反射型の表示部を構成することもできる。
【0035】また、本実施例においては、液晶ディスプ
レイパネル300を用いた表示装置を一例として説明し
たが、表示部をアモルファスシリコン等の薄膜半導体を
用いた光電変換素子で構成した画像読み取り装置に対し
て同様の技術を適用することも可能である。
【0036】[実施例3]図7は、本発明の第3の実施
例に係る半導体装置における一画素の構成を示す平面図
であり、図8は、図7のAA′線断面図である。また、
図9は、図7のBB′線断面図である。
【0037】図7および図8は、それぞれ従来の技術を
示す図13および図14、ならびに図16および図17
と対応しており、これらの図において同一の符号は、同
一の構成要素を示す。また、図13および図14と同一
の部分については、説明を簡略化もしくは省略する。
【0038】図7および図9に示されるように、本実施
例においては、位置パターン部5が共通信号配線2下
に、TFT部3の真性半導体層33と同一層からなる半
導体層によってパネル内の画素の位置を規定する記号5
3が形成され、透光性絶縁基板100側に位置パターン
部5を設ける構成となっている。
【0039】図7および図9に示されるように、位置パ
ターン部5は、透光性絶縁基板100側から見て、金属
の共通信号配線2が露出している光反射部、すなわち明
部と半導体層で形成された位置を規定する記号53の光
吸収部、すなわち、暗部で構成される。
【0040】本実施例においては、透光性絶縁基板10
0側に位置パターン部5を設ける構成となっているた
め、透光性絶縁基板100側、すなわち基板裏面から位
置パターン部5が光学的に認識することができ、液晶が
注入されたパネルにおいても液晶材料の光学特性の影響
を受けることなくコントラストの高い位置パターンが得
られる。例えば、電界がかかっていない時の液晶の光の
光透過率が小さい、または、散乱モードの液晶を用いて
も位置パターンのコントラストに影響なく、コントラス
トの高い、かつ安定した位置パターンが構成できる。ま
た、位置パターン部5の位置を規定する記号53のパタ
ーンを各画素によって、異なるパターンにすることによ
り、実質的にパネル内の画素パターンが固有のパターン
をもつことができるため、図15に示されるような大面
積のパネルに本実施例の画素200を多数配置しても、
光学的パターン認識手段を用いて画素パターンを認識す
ることにより、認識した画素のパネル内における位置が
認識可能となる。
【0041】なお、本実施例においては、位置パターン
部5を共通信号配線2上に設けているが、本発明は、こ
れに限定されるものではない。つまり、画素に対応した
位置の配線上または配線下に、画素の位置を規定する記
号を有していればよい。よって、TFT部が、逆スタガ
型のみならず、スタガ型で構成される場合でも、同様に
かつ容易に位置パターン部5を構成することができる。
また、表示部の表示電極を、透明導電層で形成し、透過
型の表示部を構成しているが、この代わりに、金属等で
形成して反射型の表示部を構成することもできる。
【0042】また、本実施例においては、液晶ディスプ
レイパネル300を用いた表示装置を一例として説明し
たが、表示部をアモルファスシリコン等の薄膜半導体を
用いた光電変換素子で構成した画像読み取り装置に対し
て同様の技術を適用することも可能である。
【0043】[実施例4]図10は、本発明の第4の実
施例に係る半導体装置における一画素の構成を示す平面
図であり、図11は、図10のAA′線断面図である。
また、図12は、図10のBB′線断面図である。
【0044】図10および図11は、それぞれ従来の技
術を示す図13および図14、ならびに図16および図
17と対応しており、これらの図において同一の符号
は、同一の構成要素を示す。また、図13および図14
と同一の部分については、説明を簡略化もしくは省略す
る。
【0045】図10および図12に示されるように、本
実施例においては、位置パターン部5が共通信号配線2
下のTFT部3の真性半導体層33と同一層からなる半
導体層53の下に、共通制御配線1と同一層の金属によ
って、パネル内の画素の位置を規定する記号51が形成
され、透光性絶縁基板100側に位置パターン部5を設
ける構成となっている。
【0046】図10および図12に示されるように、位
置パターン部5は、透光性絶縁基板100側から見て、
金属で形成された位置を規定する記号51の光反射部、
すなわち明部と半導体層53が露出している光吸収部、
すなわち、暗部で構成される。
【0047】本実施例においては、第3の実施例と同様
に、透光性絶縁基板100側に位置パターン部5を設け
る構成となっているため、透光性絶縁基板100側、す
なわち基板裏面から位置パターン部5が光学的に認識す
ることができ、液晶が注入されたパネルにおいても液晶
材料の光学特性の影響を受けることなくコントラストの
高い位置パターンが得られる。例えば、電界がかかって
いない時の液晶の光の光透過率が小さい、または、散乱
モードの液晶を用いても位置パターンのコントラストに
は影響なく、コントラストの高い、かつ安定した位置パ
ターンが形成されている。また、位置パターン部5の位
置を規定する記号51のパターンを各画素によって、異
なるパターンにすることにより、実質的にパネル内の各
画素が固有のパターンをもつことができるため、図15
に示されるような大面積のパネルに本実施例の画素20
0を多数配置しても、光学的パターン認識手段を用いて
画素パターンを認識することにより、認識した画素のパ
ネル内における位置が認識可能となる。
【0048】なお、本実施例においては、第3の実施例
と同様に、位置パターン部5を共通信号配線2下に設け
ているが、本発明は、これに限定されるものではない。
つまり、画素に対応した位置の配線上または配線下に、
画素の位置を規定する記号を有していればよい。
【0049】よって、TFT部が、逆スタガ型のみなら
ず、スタガ型で構成される場合でも、同様にかつ容易に
位置パターン部5を構成することができる。また、表示
部の表示電極を、透明導電層で形成し、透過型の表示部
を構成しているが、この代わりに、金属等で形成して反
射型の表示部を構成することもできる。
【0050】また、本実施例においては、液晶ディスプ
レイパネル300を用いた表示装置を一例として説明し
たが、表示部をアモルファスシリコン等の薄膜半導体を
用いた光電変換素子で構成した画像読み取り装置に対し
て同様の技術を適用することも可能である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置は、画素に対応した位置の光電変換素子またはスイッ
チ素子の配線上または配線下に、画素の位置を規定する
記号を有するため、半導体装置内の画素パターンを光学
的に認識することにより、認識した画素の半導体装置内
の位置が容易に、しかも正確に認識することができる。
よって、液晶ディスプレイパネル等の半導体装置の救済
工程等における、欠陥原因画素等の特定画素または画素
内に位置合わせを要する作業が、容易かつ確実に短時間
で行うことが可能であり、工程の作業効率および歩留ま
りの向上が図れ、高品位で低コストの半導体装置を提供
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る半導体装置にお
ける一画素の構成を示す平面図である。
【図2】 図1のAA´線断面図である。
【図3】 図1のBB´線断面図である。
【図4】 本発明の第2の実施例に係る半導体装置にお
ける一画素の構成を示す平面図である。
【図5】 図4のAA´線断面図である。
【図6】 図4のBB´線断面図である。
【図7】 本発明の第3の実施例に係る半導体装置にお
ける一画素の構成を示す平面図である。
【図8】 図7のAA´線断面図である。
【図9】 図7のBB´線断面図である。
【図10】 本発明の第4の実施例に係る半導体装置に
おける一画素の構成を示す平面図である。
【図11】 図10のAA´線断面図である。
【図12】 図10のBB´線断面図である。
【図13】 従来の半導体装置における一画素の構成を
示す平面図である。
【図14】 図13のAA´線断面図である。
【図15】 ディスプレイパネル内における画素の配列
状態を示す模式的平面図である。
【図16】 従来例において画素内に位置を規定するた
めの記号が形成されている半導体装置における一画素の
構成を示す平面図である。
【図17】 図16のAA´線断面図である。
【図面の主要な部分を表す符号の説明】
1:共通制御配線、2:共通信号配線、3:TFT部、
4:表示部、5:位置パターン部、31:ドレイン電
極、32:ソース電極、33:真性半導体、34:ゲー
ト絶縁膜、35:n+ 型半導体、36:保護膜、40:
表示電極、41:共通表示電極、42:液晶、51,5
2:金属による位置を規定する記号、53:半導体層に
よる位置を規定する記号、100,110:透光性絶縁
基板、200:画素、300:液晶ディスプレイパネ
ル。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01L 31/10 H01L 31/10 A (72)発明者 海部 紀之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 田代 和昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 亀島 登志男 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換素子またはスイッチ素子の少な
    くとも一方を備える画素を複数個配置してなる半導体装
    置において、 前記画素に対応した位置の前記光電変換素子またはスイ
    ッチ素子の配線上または配線下に、前記画素の位置を規
    定するための記号を有することを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 前記画素の位置を規定する記号は、前記
    配線上または配線下の半導体層によって形成されるもの
    であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記画素の位置を規定する記号は、前記
    配線上に形成された半導体層の上に導体で形成されるも
    のであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記画素の位置を規定する記号は、前記
    配線下に形成された半導体層の下に導体で形成されるも
    のであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
JP26611095A 1995-09-21 1995-09-21 半導体装置 Pending JPH0992808A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002268078A (ja) * 2001-03-14 2002-09-18 Nec Corp 液晶表示装置

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JP2002268078A (ja) * 2001-03-14 2002-09-18 Nec Corp 液晶表示装置

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