JPH0992473A - 防災照明用点灯装置、防災照明装置及び防災照明システム - Google Patents

防災照明用点灯装置、防災照明装置及び防災照明システム

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JPH0992473A
JPH0992473A JP7250810A JP25081095A JPH0992473A JP H0992473 A JPH0992473 A JP H0992473A JP 7250810 A JP7250810 A JP 7250810A JP 25081095 A JP25081095 A JP 25081095A JP H0992473 A JPH0992473 A JP H0992473A
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JP
Japan
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lighting
lighting device
disaster prevention
circuit
switch
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JP7250810A
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Inventor
Fumio Kamiya
文夫 神谷
Hiroshi Fujii
浩史 藤井
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消灯スイッチを備えても、全波整流回路を有
する他の機器が同一の交流電源から3線引された配線に
分岐接続された場合に防災照明負荷を消灯できない不都
合を回避する。 【解決手段】 消灯回路22中に、消灯スイッチ15に
対して並列接続されフォトカプラ17の発光素子17a
に対して逆向きに直列接続された第1の整流素子19を
有することにより、3線式交流電源4に全波整流回路2
3を備えた他の機器24が分岐接続されていても、消灯
スイッチ15をオフさせた場合には、他の機器24中の
全波整流回路23に流れる電流をフォトカプラ17中の
発光素子17aに流さずに第1の整流素子19を通して
電源側に流すようにした。これにより、消灯スイッチ1
5のオフ時には、発光素子17aを発光させず点灯停止
回路を動作させることで、防災照明負荷を確実に消灯さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防災照明用点灯装
置、防災照明装置及び防災照明システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の防災照明用点灯装置の回
路構成図である。その概要を説明すると、交流電源50
の白端子51W と黒端子51B との2線間には、全波整
流回路52が接続され、全波整流回路52の出力側には
トランスによる電源回路53が接続され、電源回路53
中の1つの2次巻線54には整流平滑回路55を介して
インバータ回路56が接続されている。このインバータ
回路56の出力側には誘導灯や非常灯などの放電灯57
が接続されている。よって、全波整流回路52に基づき
電源回路53中の2次巻線54に得られる電圧が整流平
滑されて供給されることにより発振動作するインバータ
回路56により、放電灯57は常時点灯する。
【0003】一方、電源回路53中の他の2次巻線58
には充電回路59が接続され、この充電回路59によっ
て常時充電される蓄電池60が設けられている。この蓄
電池60は停電等により電源電圧が低下した場合に、2
次巻線54側に変わってインバータ回路56に対する電
源として機能し、インバータ回路56に対する電源を2
次巻線54側から蓄電池60側に切り換える常用・非常
用切換回路61が設けられている。よって、停電等によ
り電源電圧が規定値以下に低下した場合には、常用・非
常用切換回路61が蓄電池60側を選択するように切り
換えるので、インバータ回路56の発振動作が継続さ
れ、放電灯57は点灯状態を維持する。
【0004】ここに、この種の防災照明用点灯装置にお
いては、停電等の有無を問わず、常時点灯を原則とする
が、夜間・休日など対象施設が無人であることが明らか
な場合には、消灯してもよいこととされており、消灯ス
イッチ62を備えたものがある。この消灯スイッチ62
を通常の電源スイッチの如く、白端子51W 又は黒端子
51B から引き出された電源ライン上に設けると、その
開放時に蓄電池60に対する充電動作を行えなくなるの
で、電源部を交流電源50から3線引された配線とし、
消灯スイッチ62は黒端子51B と赤端子51R との電
源ライン間に配設するようにしている。また、インバー
タ回路56に対してはその発振動作を強制的に停止させ
る発振停止回路63が設けられている。そして消灯スイ
ッチ62の開放操作によりこの発振停止回路63を動作
させる制御回路がトランスの1・2次側に分離されたフ
ォトカプラ64を主体として形成されている。このフォ
トカプラ64は、消灯スイッチ62のオン・オフにより
発光するか否かが制御されるフォトダイオード64a
と、フォトダイオード64aの発光を受けて導通すると
ともに遮断時に発振停止回路63を動作させるフォトト
ランジスタ64bとを光結合させたものである。
【0005】これにより、消灯スイッチ62をオフさせ
ると、フォトダイオード64aが消灯しフォトトランジ
スタ64bが遮断されることにより、発振停止回路63
が動作して、インバータ回路56の発振動作を停止させ
るので、放電灯57は消灯する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6に示したような構
成の防災照明用点灯装置65は、単独で交流電源50に
接続されて使用される場合であれば特に支障ない。しか
し、入力部に全波整流回路を有する他の機器が同一の交
流電源50に分岐接続されている場合には不都合を生ず
ることがある。
【0007】図7は、他の機器が分岐接続されている場
合の概略回路構成図である。図示例では、他の機器とし
て、例えば、他の構成の防災照明用点灯装置66が、交
流電源50の黒端子51B と赤端子51R との電源ライ
ン間に分岐接続されている。防災照明用点灯装置66は
その入力段に全波整流回路67を有する。
【0008】図7に示すような状況下では、消灯スイッ
チ62をオフさせても、白端子51W →全波整流回路6
7を含む防災照明用点灯装置66中→フォトダイオード
64a→全波整流回路52→黒端子51B の経路で電流
が流れ、フォトダイオード64aが発光状態を維持する
ため、放電灯57は消灯しない。つまり、防災照明用点
灯装置66のような他の機器が交流電源50に分岐接続
されていると、消灯スイッチ62によって放電灯57を
消灯させることができないケースを生ずる。よって、こ
のような不都合を回避するためには、他の機器は、必ず
別分岐となるように独立して電源に接続しなければなら
ない等、制約を受けてしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の防
災照明用点灯装置は、交流電源から3線引された配線中
の2線に接続される全波整流回路と;3線引された配線
中の残りの1線に接続される消灯スイッチと;全波整流
回路の出力に基づき充電される蓄電池と;全波整流回路
の出力に基づき防災照明負荷を点灯駆動させる常用点灯
装置と;蓄電池の出力に基づき防災照明負荷を点灯駆動
させる非常用点灯装置と;通常時には常用点灯装置によ
り防災照明負荷を点灯させ、交流電源の電圧降下時には
非常用点灯装置により防災照明負荷を点灯させるように
これらの点灯装置を切り換える点灯装置切換手段と;消
灯スイッチにより作動を制御される信号発生手段と、信
号発生手段からの信号に応じて常用点灯装置の点灯動作
を停止させる点灯停止回路と、消灯スイッチに対して並
列接続された信号発生手段に対して逆向きに直列接続さ
れた第1の整流素子とを有する消灯回路と;を備えてい
る。ここに、信号発生手段としてはフォトカプラやリレ
ー等を許容し、第1の整流素子としてはダイオードを許
容する。
【0010】従って、本発明においては、3線引された
配線に全波整流回路を備えた他の機器が分岐接続されて
いても、消灯スイッチをオフさせた場合には、他の機器
中の全波整流回路を流れる電流を信号発生手段に流さず
に第1の整流素子を通して電源側に流すことができ、信
号発生手段が作動せず点灯停止回路が動作するので、防
災照明負荷は確実に消灯することになる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の防
災照明用点灯装置であって、信号発生手段がフォトカプ
ラであり、消灯回路は、フォトカプラの発光素子に対し
て順方向に直列接続された第2の整流素子を有してい
る。ここに、第2の整流素子としても、ダイオードを許
容する。
【0012】従って、本発明においては、第1の整流素
子に加えて第2の整流素子を有するので、フォトカプラ
の発光素子を経由するフォワードドロップ分が第2の整
流素子によって増加することになり、消灯スイッチをオ
フさせた場合には、第1の整流素子側に電流が流れる動
作がより確実となる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の防災照明用点灯装置であって、消灯回路は、第1の
整流素子の正極側と消灯スイッチとの間に第1の整流素
子の極性と逆向きに接続されたブレークオーバ素子を有
している。ここに、ブレークオーバ素子としては、ツェ
ナダイオード、ダイアック、サイダック等の素子を許容
する。
【0014】従って、本発明においては、同一構成の複
数の防災照明用点灯装置を、消灯スイッチを共用して同
一の交流電源から3線引された配線に並列に分岐接続さ
せても、個々の防災照明用点灯装置のブレークオーバ素
子の動作抵抗は個々の定格値を示したまま変わらないの
で、これらの防災照明用点灯装置以外の他の機器から見
たインピーダンス値が小さくなり他の機器を誤動作させ
てしまう、といった悪影響を防止できる。もちろん、ブ
レークオーバ素子が存在しても、適切な定格値のものを
選定することにより、消灯スイッチのオフ時に第1の整
流素子側に電流を流す機能は損なわれない。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
の何れか一記載の防災照明用点灯装置であって、常用点
灯装置と非常用点灯装置とがインバータ回路を共用して
いる。従って、本発明においては、簡単な構成で済む。
【0016】請求項5記載の発明の防災照明装置は、防
災照明負荷を誘導灯とする請求項1ないし4の何れか一
記載の防災照明用点灯装置と;誘導灯を含む防災照明用
点灯装置を内蔵する器具本体と;を備えている。従っ
て、本発明においては、消灯スイッチをオフさせた場合
には確実に誘導灯を消灯させることができる。
【0017】請求項6記載の発明の防災照明システム
は、消灯スイッチを共用して交流電源から3線引された
配線に並列に分岐接続される請求項3記載の複数の防災
照明用点灯装置;を備えている。
【0018】従って、本発明においては、前述したよう
な請求項3記載の防災照明用点灯装置の有する機能によ
り、複数の防災照明用点灯装置が同一電源に対して並列
的に接続されていても、同一電源にさらに並列的に接続
される他の機器に悪影響を及ぼすことのないシステムを
構築できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の防災照明用点灯装置及び
防災照明システムの一実施の形態を図1ないし図4に基
づいて説明する。
【0020】図1は防災照明用点灯装置の回路構成図、
図2は他の機器が分岐接続されている場合の概略回路構
成図である。まず、誘導灯を防災照明負荷1とするこの
防災照明用点灯装置2は、白端子3W 、黒端子3B 、赤
端子3R により交流電源4から3線引された接続されて
使用される。この交流電源4から3線引された配線中の
白端子3W 及び黒端子3B から引き出された2本の電源
ラインには全波整流回路5が接続されている。この全波
整流回路5の整流出力側には、平滑コンデンサC0 を介
してトランスTの1次巻線N1 が接続されている。電源
回路を構成するこのトランスTの1次側には検出巻線N
D も設けられており、この検出巻線NDにより始動動作
を行う起動回路6が1次巻線N1 に対して設けられてい
る。また、トランスTの2次側には2つの2次巻線
21,N22が設けられており、一方の2次巻線N21には
半波整流回路7、平滑コンデンサC1 を介してインバー
タ回路8が接続されている。このインバータ回路8の出
力側に防災照明負荷1が接続されている。一方、トラン
スTの他方の2次巻線N22には充電回路9を介して蓄電
池10が接続されている。なお、充電回路9には充電中
であることを示す充電モニタ11も接続されている。
【0021】ここに、2次巻線N21、半波整流回路7、
平滑コンデンサC1 及びインバータ回路8により常用点
灯装置12が形成されている。また、蓄電池10及びイ
ンバータ回路8により非常用点灯装置13が形成されて
いる。防災照明負荷1を何れの点灯装置12又は13に
より点灯させるかを、電源電圧のレベルに応じて切り換
える点灯装置切換手段14が、インバータ回路8に対す
る入力段に常用・非常用切換回路として設けられてい
る。この点灯装置切換手段14は、周知のように、交流
電源4の電源電圧が所定値以上ある正常時には蓄電池1
0側を切り離してインバータ回路8を2次巻線N21側に
より駆動させ、停電等により交流電源4の電源電圧が所
定値より小さくなった異常時には蓄電池10側によりイ
ンバータ回路8を駆動させるように切り換え動作を行
う。
【0022】さらに、3線引された配線4中の黒端子3
B 及び赤端子3R 間には、防災照明負荷1を消灯させる
消灯スイッチ15が接続されている。この消灯スイッチ
15としては、例えば壁スイッチが使用される。
【0023】また、インバータ回路8に対してはその発
振動作を強制的に停止させる発振停止回路による点灯停
止回路16が設けられている。そして、消灯スイッチ1
5の開放操作によりこの点灯停止回路16を動作させる
信号発生手段、ここでは、フォトカプラ17を含む駆動
制御回路18が設けられている。フォトカプラ17は、
トランスTの1次側に位置して消灯スイッチ15に直列
に接続された発光素子17aと、トランスTの2次側に
位置して発光素子17aの発光を受けるように光結合さ
れたフォトトランジスタ17bとにより構成されてい
る。フォトトランジスタ17bは抵抗R1 と直列に接続
され、これらのフォトトランジスタ17bと抵抗R1
の接続中点の電位が点灯停止回路16に対する制御入力
とされている。ここに、フォトトランジスタ17bが導
通していると点灯停止回路16は動作しないが、フォト
トランジスタ17bが遮断されると抵抗R1 を通して点
灯停止回路16に制御入力が与えられ、この点灯停止回
路16が動作するように設定されている。また、発光素
子17aと赤端子3R との間には抵抗R2 ,R3 が直列
に接続され、かつ、発光素子17aと抵抗R3 とに並列
に電解コンデンサC2が接続されている。フォトカプラ
17とこれらの抵抗R1 〜R3 と電解コンデンサC2
により前述した駆動制御回路18が構成されている。
【0024】さらに、黒端子3B と赤端子3R との間、
即ち、消灯スイッチ15には第1の整流素子19が並列
に接続されている。この第1の整流素子19としては、
例えば通常のダイオードが使用される。第1の整流素子
19の接続極性は、発光素子17aとは逆向き(黒端子
B と赤端子3R との間の関係で考えると、順方向)に
接続されている。また、赤端子3R に接続された発光素
子17a用の電源ライン上には、この発光素子17aに
直列で順方向となる向きに第2の整流素子20が接続さ
れている。この第2の整流素子20としても、例えば通
常のダイオードが使用される。第2の整流素子20の正
極側は第1の整流素子19の正極側とも接続されてい
る。即ち、赤端子3R から見れば、第1の整流素子19
側の経路と、第2の整流素子20側(発光素子17a
側)の経路とが分岐形成されている。
【0025】また、赤端子3R と第1の整流素子19の
正極側との間には、第1の整流素子19の極性と逆向き
としたブレークオーバ素子21が接続されている。この
ブレークオーバ素子21としては、例えば、所定のツェ
ナ電圧で導通する、という動作抵抗を持つツェナダイオ
ードが使用される。
【0026】これらの点灯停止回路16、駆動制御回路
18とともに、第1,2の整流素子19,20、ブレー
クオーバ素子21を含んで消灯回路22が形成されてい
る。
【0027】このような構成において、常用点灯装置1
2又は非常用点灯装置13による防災照明負荷1の常時
的な点灯動作は、基本的には、図6により説明した従来
の場合と同様に行われる。
【0028】ここで、図2に示すように、同一の交流電
源4から3線引された配線の白端子3W 、赤端子3R
よる電源ライン間に、全波整流回路23を入力部に有す
る他の機器が分岐接続されている場合の作用を説明す
る。図示例では、他の機器は、別構成の防災照明用点灯
装置24とする。
【0029】防災照明用点灯装置24が並列的に分岐接
続された状況下で、消灯スイッチ15をオフさせた場合
を考える。この場合、白端子3W →全波整流回路23を
含む防災照明用点灯装置24中→ブレークオーバ素子2
1→抵抗R2 →第1の整流素子19→黒端子3B の経路
で電流が流れる。よって、消灯スイッチ15をオフさせ
た場合には、発光素子17aには電流が流れず、この発
光素子17aが発光しないため、フォトトランジスタ1
7bは遮断状態となって点灯停止回路16を動作させ
る。これにより、点灯停止回路16はインバータ回路8
の発振動作を強制的に停止させ、防災照明負荷1を消灯
させる。これにより、消灯スイッチ15をオフさせるこ
とにより、確実に防災照明負荷1を消灯させることがで
きる。
【0030】この場合、発光素子17a→全波整流回路
5の一部による経路が、第1の整流素子19を通る経路
に並列に存在するが、発光素子17a側の経路に対して
は第2の整流素子20が付加されている。これにより、
発光素子17a側の経路のフォワードドロップ分が大き
くなるように構成されているので、消灯スイッチ15の
オフ時には発光素子17a側の経路に電流が流れること
なく、第1の整流素子19側の経路に電流が流れる動作
が確実となる。同時に、発光素子17aに並列な電解コ
ンデンサC2 に逆電圧が印加されるのも第2の整流素子
20によって防止される。
【0031】ちなみに、消灯スイッチ15がオンしてい
る状態では、黒端子3B →消灯スイッチ15→第2の整
流素子20→発光素子17a→全波整流回路5→白端子
Wの経路で電流が流れ、発光素子17aが発光する。
【0032】次に、ブレークオーバ素子21を設けたこ
とによる作用を説明する。まず、ブレークオーバ素子2
1がない場合の他の機器への悪影響を考える。図3は、
他の機器が分岐接続されている場合において消灯スイッ
チ15のオフ時の等価的な回路構成図である。図4は、
複数の防災照明用点灯装置2a,2b,…,2nが、1
つの消灯スイッチ15を共用して線引された配線4に端
子台25a,25b,…,25nによって順次並列に分
岐接続された防災照明システム26の概略回路構成図で
ある。
【0033】図3において、防災照明用点灯装置24は
チョークコイルによる安定器27を用い、防災照明負荷
28にはグロー管29及び雑音防止コンデンサ30が並
列に接続されているものとする。消灯スイッチ15のオ
フ時には、他の防災照明用点灯装置24側から見た防災
照明用点灯装置2のインピーダンスZは、抵抗R2 と第
1の整流素子19との直列回路分と考えることができ、
他の防災照明用点灯装置24に対する電源は等価的に図
3のように表すことができる。
【0034】ここに、防災照明用点灯装置2は図4に示
すように複数個が同一の交流電源4から3線引された配
線に並列に分岐接続されて防災照明システム26を構築
することがある。この防災照明用点灯装置2の台数が多
数設置されるようなケースでは、消灯スイッチ15のオ
フ時には、個々の防災照明用点灯装置2a,2b,…,
2nの抵抗R2 と第1の整流素子19とが並列接続され
た形となり、他の防災照明用点灯装置24側から見た防
災照明用点灯装置2a,2b,…,2nを合計したイン
ピーダンスZがかなり小さくなってしまう。これによ
り、他の機器である防災照明用点灯装置24では雑音防
止コンデンサ30を通して電流が流れることで、グロー
管29が誤動作する、防災照明負荷28が誤点灯する、
といった悪影響を及ぼす。この点、各防災照明用点灯装
置2a,2b,…,2nにおいて第1の整流素子19に
直列にブレークオーバ素子21を有することにより、こ
れらのブレークオーバ素子21は複数個が並列接続され
ても個々の動作抵抗を維持するため、他の機器である防
災照明用点灯装置24に流れる電流を限流でき、悪影響
を実用上回避することができる。
【0035】本発明の防災照明装置の一実施の形態を図
5により説明する。図5は誘導灯装置を示す外観斜視図
である。図において、31は天井32面に埋め込む形で
取り付けられたボックス状の器具本体である。この器具
本体31内には誘導灯となる防災照明負荷1と前述した
ような構成の防災照明用点灯装置2とが内蔵されてい
る。また、器具本体31には、吊り下げられる形で表示
パネル33が取り付けられている。この表示パネル33
は誘導方向を明示するマークが表記された導光板構造の
薄型のものであり、表示パネル33の頂部が防災照明負
荷1の直下となるように設定されている。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、消灯回路
中に、消灯スイッチに対して並列接続され信号発生手段
に対して逆向きに直列接続された第1の整流素子を有す
るので、交流電源から3線引された配線に全波整流回路
を備えた他の機器が分岐接続されていても、消灯スイッ
チをオフさせた場合には、他の機器中の全波整流回路を
流れる電流により信号発生手段を作動させることなく第
1の整流素子を通して電源側に流すことができ、よっ
て、信号発生手段を作動させないことにより点灯停止回
路を動作させることができ、防災照明負荷を確実に消灯
させることができる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、消灯回路中
に、第1の整流素子の他に、フォトカプラの発光素子に
対して順方向に直列接続された第2の整流素子を有する
ので、フォトカプラの発光素子を経由するフォワードド
ロップ分を第2の整流素子によって増加させることがで
き、よって、消灯スイッチをオフさせた場合に、第1の
整流素子側に電流を流す動作をより確実に行わせること
ができる。
【0038】請求項3記載の発明によれば、消灯回路中
に、第1の整流素子の正極側と消灯スイッチとの間に第
1の整流素子の極性と逆向きに接続されたブレークオー
バ素子を有するので、同一構成の複数の防災照明用点灯
装置を、消灯スイッチを共用して同一の3線式交流電源
に並列に分岐接続させても、個々の防災照明用点灯装置
のブレークオーバ素子の動作抵抗は個々の定格値を示し
たまま変わらないため、他の機器を誤動作させてしま
う、といった悪影響を実用上回避することができる。
請求項4記載の発明によれば、点灯装置の構成が簡単な
防災照明用点灯装置を提供することができる。
【0039】請求項5記載の発明によれば、消灯スイッ
チをオフさせた場合には確実に消灯する誘導灯装置を提
供することができる。
【0040】請求項6記載の発明によれば、請求項3記
載の防災照明用点灯装置の有する効果により、複数の防
災照明用点灯装置を同一電源に対して並列的に接続して
も、同一電源にさらに並列的に接続される他の機器に実
用上悪影響を及ぼすことのないシステムを構築すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防災照明用点灯装置の一実施の形態を
示す回路構成図
【図2】他の機器が分岐接続されている場合を示す概略
回路構成図
【図3】他の機器が分岐接続されている場合において消
灯スイッチがオフ時を示す等価的な回路構成図
【図4】防災照明システムを示す概略回路構成図
【図5】誘導灯装置を示す外観斜視図
【図6】従来の防災照明用点灯装置を示す回路構成図
【図7】他の機器が分岐接続されている場合を示す概略
回路構成図
【符号の説明】
1;防災照明負荷 2;防災照明用点灯装置 4;交流電源 5;全波整流回路 8;インバータ回路 10;蓄電池 12;常用点灯装置 13;非常用点灯装置 14;点灯装置切換手段 15;消灯スイッチ 16;点灯停止回路 17;フォトカプラ=信号発生手段 17a;発光素子 19;第1の整流素子 20;第2の整流素子 21;ブレークオーバ素子 22;消灯回路 26;防災照明システム 31;器具本体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源から3線引された配線中の2線
    に接続される全波整流回路と;3線引された配線中の残
    りの1線に接続される消灯スイッチと;全波整流回路の
    出力に基づき充電される蓄電池と;全波整流回路の出力
    に基づき防災照明負荷を点灯駆動させる常用点灯装置
    と;蓄電池の出力に基づき防災照明負荷を点灯駆動させ
    る非常用点灯装置と;通常時には常用点灯装置により防
    災照明負荷を点灯させ、交流電源の電圧降下時には非常
    用点灯装置により防災照明負荷を点灯させるようにこれ
    らの点灯装置を切り換える点灯装置切換手段と;消灯ス
    イッチにより作動を制御される信号発生手段と、信号発
    生手段からの信号に応じて常用点灯装置の点灯動作を停
    止させる点灯停止回路と、消灯スイッチに対して並列接
    続された信号発生手段に対して逆向きに直列接続された
    第1の整流素子とを有する消灯回路と;を備えることを
    特徴とする防災照明用点灯装置。
  2. 【請求項2】 信号発生手段は、フォトカプラであり;
    消灯回路は、フォトカプラの発光素子に対して順方向に
    直列接続された第2の整流素子を有する;ことを特徴と
    する請求項1記載の防災照明用点灯装置。
  3. 【請求項3】 消灯回路は、第1の整流素子の正極側と
    消灯スイッチとの間に第1の整流素子の極性と逆向きに
    接続されたブレークオーバ素子を有する;ことを特徴と
    する請求項1又は2記載の防災照明用点灯装置。
  4. 【請求項4】 常用点灯装置と非常用点灯装置とは、イ
    ンバータ回路を共用している;ことを特徴とする請求項
    1ないし3の何れか一記載の防災照明用点灯装置。
  5. 【請求項5】 防災照明負荷を誘導灯とする請求項1な
    いし4の何れか一記載の防災照明用点灯装置と;誘導灯
    を含む防災照明用点灯装置を内蔵する器具本体と;を備
    えることを特徴とする防災照明装置。
  6. 【請求項6】 消灯スイッチを共用して交流電源から3
    線引された配線に並列に分岐接続される請求項3記載の
    複数の防災照明用点灯装置;を備えることを特徴とする
    防災照明システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20170034873A1 (en) * 2015-07-30 2017-02-02 Edwards Vacuum Llc Fault detecting circuits for electric heaters, pipe heaters and pipe heating systems including fault detecting circuits and methods of indicating that an electrical energy supply to an electric resistance heater has been interrupted

Cited By (2)

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US20170034873A1 (en) * 2015-07-30 2017-02-02 Edwards Vacuum Llc Fault detecting circuits for electric heaters, pipe heaters and pipe heating systems including fault detecting circuits and methods of indicating that an electrical energy supply to an electric resistance heater has been interrupted
US10184689B2 (en) * 2015-07-30 2019-01-22 Edwards Vacuum Llc Fault detecting circuits for electric heaters, pipe heaters and pipe heating systems including fault detecting circuits and methods of indicating that an electrical energy supply to an electric resistance heater has been interrupted

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