JPH0991740A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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Publication number
JPH0991740A
JPH0991740A JP7253136A JP25313695A JPH0991740A JP H0991740 A JPH0991740 A JP H0991740A JP 7253136 A JP7253136 A JP 7253136A JP 25313695 A JP25313695 A JP 25313695A JP H0991740 A JPH0991740 A JP H0991740A
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JP
Japan
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light
polarization
optical pickup
reflected
guide member
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Pending
Application number
JP7253136A
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English (en)
Inventor
Koichi Nakamura
浩一 中村
Toshihiro Koga
稔浩 古賀
Shigeki Takeuchi
繁騎 竹内
Hideki Yoshinaka
秀樹 吉中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 S偏光成分とP偏光成分の光量を容易にほぼ
同じにすることができ、更に組み立ても容易で、かつ、
コストの低い高性能な光ピックアップを提供することを
目的としている。 【構成】 偏光面変換基板中に第一他斜面31aと第二
他斜面31bを有し、それらは光ガイド部材5を構成す
る各基板の斜面に対してαの角度を有して配置し、さら
に光ガイド部材5の側面5gに対してβの角度を有して
配置するという構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光素子、光ディスク等
への情報の記録又は再生を行う光ピックアップに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザー光を利用して情報の記録
や再生を行う光ディスク装置の小型化が望まれており、
光部品点数の削減等により光ピックアップの小型軽量化
及び低コスト化の試みが行われている。このような例と
して、特開平6−203420号公報等の光磁気検出器
や特開平6−119675号公報等の光ヘッド装置等が
ある。これらはいずれも光媒体から戻ってきた入射光の
偏光方向を略45゜回転させる手段を具備している。具
体的には、入射光の経路中に1/2波長板を設けたり、
検出光形成面を入射光の偏光方向と検出光の入射面との
なす角が略45゜となるように配置したりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、例えば1/2波長板を記録媒体からの入
射光経路中に設ける場合、1/2波長板の材質が高価な
水晶であるためコストが高くなり、また厚さ数十μmの
1/2波長板をビームスプリッター膜と平行に接合する
ため、そのハンドリングが大変難しく、その製造が困難
であった。また、検出光形成面を反射光の偏光方向と入
射面とのなす角(以下δとする)が略45゜となるよう
に配置する場合には、その位置合わせ及び角度の調整が
非常に困難であり、従って、組立誤差が大きかったの
で、光ピックアップの性能を向上させることが困難であ
った。
【0004】本発明は前記従来の課題を解決するもの
で、容易にδを略45゜に設定することができ、更に組
み立ても容易で、かつ、コストの低い高性能な光ピック
アップを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、偏光面変換基板中に第一の斜面と第二の斜面を有
し、それらは光ガイド部材を構成する各基板の斜面に対
してαの角度を有して配置し、さらに光ガイド部材の側
面に対してβの角度を有して配置するという構成を有し
ている。このとき第一の斜面に入射する透過光の入射角
をθとすると、透過光の偏光方向と偏光分離膜における
入射面(透過光の偏光分離膜に対する入射光軸と偏光分
離膜で反射された反射光軸とを含む平面)とのなす角を
45゜に設定するために、α及びβはθを用いて以下の
式で表すことができる。
【0006】
【数9】
【0007】
【数10】
【0008】このような条件を満足するように偏光面変
換基板のセッティングを行うという構成を有している。
【0009】更にここで、βの値はほぼ0゜とし、
【0010】
【数11】
【0011】とするという構成を有している。
【0012】
【作用】この構成により、変換面偏光基板中において正
確にδを略45゜とすることができ、かつ、光ガイド部
材の組立を容易にすることができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の第一実施例における光ピックア
ップのパッケージングについて図を参照しながら説明す
る。
【0014】図1及び図2はともに本発明の第一実施例
における光ピックアップのパッケージングの構成を示す
断面図である。
【0015】1は光源で、光源1としては半導体レー
ザ,He−Ne等のガスレーザ等の各種レーザが考えら
れる。ここではこれらの中で最も小型で装置全体を小型
化でき、しかも単価の安い数mW〜数十mW程度の出力
を有する半導体レーザを用いる事が好ましい。半導体レ
ーザの材質としてはAlGaAs,InGaAsP,I
nGaAlP,ZnSe,GaN等が考えられ、ここで
は最も一般的に用いられており、安価なAlGaAsを
用いた。さらに高密度記録を行う場合には記録媒体上で
のスポット径をより小さくすることができ、AlGaA
sよりもさらに波長の短いInGaAlPやZnSe等
の半導体レーザを用いることが好ましい。
【0016】2はサブマウントで、サブマウント2はそ
の形状が直方体状若しくは板形状で、その上面には光源
1が取り付けられている。このサブマウント2は光源1
を載置するとともに、光源1で発生した熱を逃がす働き
を有している。サブマウント2と光源1との接合には熱
伝導等を考慮するとAu−Sn,Sn−Pb,Sn−P
b−In等の箔(厚さ数μm〜数十μm)を高温で圧着
する方法を用いることが好ましい。また光源1とサブマ
ウント2は略水平に取り付けなければ光学系の収差や結
合効率の低下等の原因になる。従って接合の際には光源
1はサブマウント2に所定の位置に所定の高さで略水平
にマウントされることが好ましい。さらにサブマウント
2の上面には光源1の下面と電気的に接触するように電
極面2aが設けられている。この電極面2aは光源1の
電源供給用のもので、電極面2aを構成する金属膜とし
ては導電性や耐食性を考慮してAuの薄膜を用いること
が好ましい。更にサブマウント2は、光源1で発生する
熱や光源1との取付等の問題から、熱伝導性が高く、か
つ、線膨張係数が光源1のそれ(約6.5×10-6
℃)に近い材質が好ましい。具体的には線膨張係数が3
〜10×10-6/℃で、熱伝導率が100w/mK以上
である物質、例えばAlN,SiC,T−cBN,Cu
/W,Cu/Mo,Si等を、特に高出力のレーザを用
いる場合で熱伝導率を非常に大きくしなければならない
ときにはダイアモンド等を用いることが好ましい。光源
1とサブマウント2の線膨張係数が同じか近い数値とな
るようにした場合、光源1とサブマウント2の間の歪み
の発生を抑制することができるので、光源1とサブマウ
ント2との取付部分が外れたり、光源1にクラックが入
る等の不都合を防止することができる。しかしながら本
範囲を外れた場合には、光源1とサブマウント2の間に
大きな歪みが生じてしまい、光源1とサブマウント2と
の取付部分が外れたり、光源1にクラック等を生じる可
能性が高くなる。またサブマウント2の熱伝導率をでき
るだけ大きく取ることにより、光源1で発生する熱を効
率よく外部に逃がすことができる。しかしながら熱伝導
率が本限定以下の場合には、光源1で発生した熱が外部
に逃げ難くなるため、光源1の温度が上昇し、光源1の
出力が低下したり、光源1の寿命が短くなったり、最悪
の場合には光源1が破壊されてしまう等の不都合が発生
しやすくなる。本実施例では比較的安価で、これらの2
つの特性のどちらにも非常に優れたAlNを用いた。更
にサブマウント2の上面には光源1との接合性を良くす
るために、サブマウント2から光源1に向かってTi,
Pt,Auの順に薄膜を形成することが好ましい。
【0017】3はブロックで、ブロック3は基本的には
直方体形状でその側面に大きな突起部3aを有してお
り、上面にはサブマウント2が取り付けられている。こ
のブロック3もまたサブマウント2と同様に、光源1で
発生する熱やサブマウント2との取付等の問題から、熱
伝導性が高く、かつ、線膨張係数がサブマウント2に近
い材質、例えばサブマウント2の材質例で示したもの以
外にMo,Cu,Fe,コバール,42アロイ等を用い
ることが好ましい。しかしながらこれらの特性値の要求
はサブマウント2に比べるとそれほど厳しくはないの
で、コストを重視して選択する方が好ましい。ここでは
AlNに比べて非常に安価で、これらの特性に比較的優
れたCu,Mo等の材料でブロック3を形成した。また
ブロック3とサブマウント2との接合には熱伝導率等を
考慮すると、やはりサブマウント2と光源1の場合と同
様に、多少高価ではあるがAu−Sn,Sn−Pb,S
n−Pb−In等の箔(厚さ数μm〜数十μm)を高温
で圧着することが好ましい。
【0018】4は放熱板で、放熱板4は、光源1で発生
し、伝導によりサブマウント2,ブロック3を通って伝
わってきた熱を外部に放出する働きを有するとともに、
光ピックアップを形成する種々の部材が載置され、パッ
ケージングの基板となるものである。また放熱板4には
調整用の孔4aが設けてある。ブロック3はロウ付け,
半田箔等により放熱板4の上面に固定される。放熱板4
の材質としては、熱伝導性が高いCu,Al,Fe等が
考えられる。
【0019】なおここではサブマウント2とブロック3
とを別体で形成していたが、光源1の出力が高く、これ
らの部材により高い熱伝導性が要求される場合には、熱
伝導性を良くするためにこれらの部材を一体で形成する
ことが好ましい。この場合それらの材質は、AlN等の
熱伝導性が非常に高いものを用いることが好ましい。
【0020】またブロック3はサブマウント2よりも大
きくして、放熱板4との接触面積を大きく取ることが望
ましい。
【0021】また光源1には光軸に関して高い精度が要
求されるので、サブマウント2の上面は高い精度で水平
であることが好ましい。従ってサブマウント2,ブロッ
ク3及び放熱板4の取り付けについても細心の注意を払
うことが好ましい。
【0022】5は光ガイド部材で、光ガイド部材5は直
方体形状をしており、その内部には複数の斜面及びそれ
らの斜面上に形成された各種膜を有しており、光源から
射出された光を出射するとともに、戻ってきた光を所定
の位置に導く働きを有している。また光ガイド部材5は
その側面でブロック3の突起部3aの端面部3bに接着
されている。これに用いられる接合材には大きな接着強
度,任意の瞬間に固定できる作業性,硬化前と硬化後の
体積の変化や温度・湿度の変化による体積の変化が小さ
い即ち低収縮率等の条件が要求され、これらを満たすこ
とにより作業性及び接合面の安定性等を向上させること
ができる。この様な接合材としてここでは紫外線を照射
することにより瞬時に硬化するUV接着剤を用いた。ま
た吸湿硬化型の瞬間接着剤を用いても良い。更に十分な
取り付け強度を持つようにするためにブロック3と光ガ
イド部材5の間の接触面積(S)はS>1mm2とする
ことが好ましい。
【0023】13は受光素子で、受光素子13は板形状
の半導体ウェハーに形成された各種の電気回路で構成さ
れており、光ガイド部材5の底面に取り付けられてい
る。取付の際には放熱板4に設けられた孔4aを用いて
位置の調整を行う。受光素子13と光ガイド部材5との
取り付けについては、大きな接着強度,任意の瞬間に固
定できる作業性,硬化前と硬化後の体積の変化や温度・
湿度による体積の変化が小さい即ち低収縮率等の条件が
要求され、これらを満たすことにより、作業性、接合面
の安定性が向上する。この様な接合材としてここでは紫
外線を照射することにより瞬時に硬化するため特に作業
性が良好なUV接着剤を用いた。なお吸湿硬化型の瞬間
接着剤を用いても良い。また受光素子13は光源1から
出射され、光ガイド部材5や記録媒体等で反射されて戻
ってきた光信号を受光する受光部を複数有している。こ
の受光部で検知された光信号は、その光量に応じて電気
信号に変換される。この電気信号は変換当初は電流値の
大きさである。しかしながらこの電流は非常に微弱であ
り、かつノイズを拾いやすいというデメリットがある。
このためここでは受光素子13として、電流値を相関す
る電圧値に変換して増幅する働きを持つI−Vアンプが
形成されているものを用いることが好ましい。ただし光
の入射周波数に対して出力電圧の応答が良好であること
が要求される。更に受光素子13の表面には受光した情
報を信号として取り出すためのAl等の薄膜で構成され
た複数の電極13aが設けてある。
【0024】14はパッケージで、パッケージ14は、
放熱板4の上面に前述のブロック3や光ガイド部材5,
受光素子13等を囲むように設けられており、その内部
には受光素子13からの電気信号取り出しや光源1の電
源供給等に用いられるリードフレーム14aがモールド
されている。このパッケージ14の形状は中央部がくり
貫かれた直方体形状をしており、更にリードフレーム1
4aがモールドされている側のパッケージ14の内面に
はリードフレームの足14bを露出するように段差14
cが設けてある。なおパッケージ14の形状については
円筒形等であっても構わない。そして受光素子13から
の電気信号を取り出すためにパッケージ14に設けられ
た段差14cに露出しているリードフレームの足14b
と受光素子13の表面に設けられている複数の電極13
aとをAuやAl等で形成されたワイヤ14dでワイヤ
ボンディングにより接続している。また光源1の電源供
給のため、光源1の上面とパッケージ14に設けられた
段差14cに露出しているリードフレームの足14bと
をワイヤ14dでボンディングし、更にサブマウント2
の上面に光源1の下面と電気的に接触するように設けら
れている電極面2aとパッケージ14に設けられた段差
14cに露出しているリードフレームの足14bとを同
じくワイヤ14dでワイヤボンディングすることにより
接続している。パッケージ14の材質としては、低吸水
性や低アウトガス性などに優れていることが求められる
が、ここではICモールドとしては最も一般的なエポキ
シ樹脂等の熱硬化性の樹脂を用いている。またリードフ
レーム14aの材質としてはCu,42アロイ,Fe等
の金属にAgやAu等をメッキしたものを用いることが
多い。ここではCuにNiメッキをし、その上にAuメ
ッキを施したものを用いた。更にパッケージ14と放熱
板4との間の取り付けには、大きな接着強度,低い吸水
性,高い気密性(低いリーク特性)等の性質を有する接
合材を用いる。これにより接合面,接合位置の安定性を
向上させ、光ピックアップのパッケージング内部への不
純物の混入を防止することができる。ここではこれらの
特性に優れ、安価なエポキシ系接着剤を用いた。
【0025】15はシェルで、シェル15もまたパッケ
ージ14と同様に直方体の中心部をくり貫いたような外
形をしており、その水平方向の断面はパッケージ14の
それとほぼ同一形状をしている。またその材質にはパッ
ケージング内部への不純物混入を防止する意味で、低吸
水性や低アウトガス性等の特性が求められる。ここでは
それらの特性に優れたポリブチレンテレフタレート(以
下PBTとする)を用いた。ただし、特に強度や寸法精
度等に優れた特性が要求される場合には、PBTよりも
高価ではあるがこれらの特性に優れたLCPを用いても
良い。そしてシェル15とパッケージ14との接着は、
前述のパッケージ14と放熱板4との取り付けと同様の
理由で、エポキシ系接着剤を用いた。なおこのシェル1
5を用いる代わりにパッケージ14の側壁部分の高さ
を、光ガイド部材5よりも高くなるようにして代替して
も良い。
【0026】16はカバー部材で、カバー部材16は光
ガイド部材5や受光素子13等にごみ,ほこり等が付着
するのを防止するもので、シェル15の上面にエポキシ
系の接着剤により取り付けられている。またカバー部材
16の材質としては、BK−7,コバールガラス等のガ
ラスを用いることがことが好ましい。更にカバー部材1
6の上下両面には反射防止のために反射防止膜16aを
形成することが好ましい。この反射防止膜16aはMg
2等の材質で形成することが好ましい。
【0027】このカバー部材16と光ガイド部材5との
位置関係は、両者を接触させる場合と両者の間に空間を
設ける場合とが考えられる。両者を接触させる場合、光
ガイド部材5はカバー部材16の底部にエポキシ系の接
着剤やUV接着剤等で取り付けられる。この時のカバー
部材16の厚さ(t1)を0.3≦t1≦3.0(m
m)とすることが好ましい。この理由は、下限について
はこれ以上薄くすると取り付けられている光ガイド部材
5等の重さや、接着剤が固まる際の張力等にカバー部材
16が耐えられず破損する恐れがあるためである。また
上限については、カバー部材16は空気に比べて屈折率
が大きいため光に収束作用が生まれ、光が広がらないの
で、結果としてカバー部材16とコリメータレンズ(無
限系光学系の場合)或いは対物レンズ(有限系光学系の
場合)との距離を長くせざるを得ないくなってしまい、
ピックアップユニットの小型化に不利になるからであ
る。この様な構成を用いることにより光ピックアップの
高さをより低くでき、十分な取付強度を保ちながらもピ
ックアップユニットを小型化することができる。
【0028】これに対して両者の間に空間を設ける場合
は、カバー部材16の厚さ(t2)を0.1≦t2≦
3.0(mm),カバー部材16と光ガイド部材5との
間の距離(d)を同じく0.1≦d≦3.0(mm)と
することが好ましい。この理由はt2の下限については
前例とは違って光ガイド部材5が取り付けられておら
ず、ただ振動等の外部要因にさえ耐えられればよいから
である。またdについては、小さければ小さい程良いの
だが、組立時の精度の誤差を0.1mm以下にできない
可能性があり、この場合組立時にカバー部材16が光ガ
イド部材5に接触し、破損してしまう恐れがある。この
様な構成を用いることにより光ガイド部材5と、光源
1,サブマウント2,ブロック3の間の取り付け相対位
置精度を向上させつつブロック3若しくはサブマウント
2を他の部材に熱的に接触させることが可能であり、こ
れにより光源1で発生する熱を外部に容易に放出するこ
とができる。
【0029】なお光ピックアップの内部は光源1及び受
光素子13の酸化防止や光ガイド部材5,カバー部材1
6での結露防止等の観点から、N2等のガスやAr,N
e,He等の不活性ガスを充填することが好ましい。そ
の場合、放熱板4と受光素子13との間に存在する隙間
17を小さな収縮率,低い吸水性,高い気密性(優れた
リーク特性)等の特性を有する接合材、例えばエポキシ
系のポッティング剤や半田等で埋める必要がある。これ
により内部の気密性を高めることができる。
【0030】以上示してきた構成を用いることにより、
光源1で発生する熱を容易に外部に放出することがで
き、更にパッケージングの両端面に計2個所の開口部を
設けることにより、酸化防止ガスの封入を容易に行うこ
とができる。また光学系においては光源1,光ガイド部
材5及び受光素子13の相対的な位置関係を正しくかつ
強固に保持することができるので、それらの位置のずれ
による誤動作や余分な光学的収差等が発生しない。
【0031】またこの光ピックアップのパッケージング
全体での熱抵抗は35℃/w以下とすることがより効率
よく熱をパッケージ外に逃がすことができるので好まし
い。次に本発明の第一実施例における光ピックアップの
動作について、図面を参照しながら説明する。図3は本
発明の一実施例における光ピックアップの動作の概念
図、図4は本発明の第一実施例における光ガイド部材の
斜視図である。
【0032】図3及び図4において放熱板4上にサブマ
ウント2及びブロック3を介して水平にマウントされた
光源1から水平に放出されたレーザ光は、平行な複数の
斜面を有する光ガイド部材5の面5fから光ガイド部材
5に入射し、光ガイド部材5の第二の斜面5bに形成さ
れかつ入射する光の拡散角に対して射出する光の拡散角
を変換する(以下NAを変換すると呼ぶ)機能を有する
反射型の拡散角変換ホログラム7に到達する。拡散角変
換ホログラム7によってNAを変換されかつ反射した光
は第一の斜面5aに形成された反射型の回折格子6によ
って0次回折光(以下メインビームと呼ぶ)と±1次回
折光(以下サイドビームと呼ぶ)とに分けられる。回折
格子6によって発生するメインビーム及びサイドビーム
は第一の偏光選択性のあるビームスプリッター膜9(以
下単に第一のビームスプリッター膜と呼ぶ)に入射す
る。第一のビームスプリッター膜9は入射面に対して平
行な振動成分を有する光(以下単にP偏光成分と呼ぶ)
に対してほぼ100%の透過率を有し、垂直な振動成分
(以下単にS偏光成分と呼ぶ)に対しては一定の反射率
を有する。第一のビームスプリッター膜9に入射する光
のうち第一のビームスプリッター膜9を透過する光は光
源1からの射出光のモニター光として利用される。ま
た、第一のビームスプリッター膜9で反射されたS偏光
成分に直線偏光したメインビーム及びサイドビームは、
光ガイド部材5の面5e及びカバー部材16を透過、対
物レンズ26に入射し、対物レンズ26の集光作用によ
って記録媒体27の記録媒体面27aに結像される。こ
の時、記録媒体面27a上において2つのサイドビーム
のビームスポット29a及び29cはメインビームのビ
ームスポット29bを中心としてほぼ対称な位置に結像
される。記録媒体面27aに対してメインビーム及びサ
イドビームのビームスポット29b及び29a、29c
により情報の記録または再生信号及びトラッキング、フ
ォーカシングいわゆるサーボ信号の読みだしを行う。
【0033】拡散角変換ホログラム7は、光源1からの
射出光のうち拡散角変換ホログラム7へ入射することの
できる光束の拡散角に対して、拡散角変換ホログラム7
からの反射光の拡散角を変換する。また、拡散角変換ホ
ログラム7によって拡散角をまったく持たない平行光に
も変換可能である。また、同じ拡散角変換ホログラム7
によって図3に示されるように光ガイド部材5射出後の
光束が途中経路で積算された波面収差が取り除かれた理
想球面波30となる。したがって、対物レンズ26への
入射光は理想球面波30となり、対物レンズ26による
記録媒体27でのビームスポットはほぼ回折限界まで絞
り込まれ理想的な大きさとなり、情報の記録または再生
を容易に行うとができる。
【0034】記録媒体27の情報記録面27aによって
反射されたメインビーム及びサイドビームの戻り光は対
物レンズ26、光ガイド部材5の面5eを再び通過し、
光ガイド部材の第二の斜面5bに形成された第一のビー
ムスプリッター膜9に入射する。
【0035】記録媒体27からの戻り光のうち第一のビ
ームスプリッター膜9から透過する光は光ガイド部材5
の第一の斜面5aに平行な第三の斜面5c上に形成され
た第二の偏光選択性のあるビームスプリッター膜11
(以下単に第二のビームスプリッター膜と呼ぶ)に入射
する。第二のビームスプリッター膜11は第一のビーム
スプリッター膜9と同様にP偏光成分に対してほぼ10
0%の透過率を有し、S偏光成分に対しては一定の反射
率を有する。
【0036】ここで第二のビームスプリッター膜11に
入射した光束の内、透過光117に関して説明する。透
過光117は第三の斜面5c上に積層された偏光面変換
基板31に入射する。
【0037】図5は本発明の一実施例における偏光面変
換基板の斜視図、図6は本発明の一実施例における光ピ
ックアップの受光部配置及び信号処理を示す図である。
偏光面変換基板31は第1のその他の斜面31a(以下
単に第1他斜面と呼ぶ)とその第1他斜面31aに略平
行な第2のその他の斜面31b(以下単に第2他斜面と
呼ぶ)を有し、第1他斜面31aには反射膜126が、
第2他斜面31bには偏光分離膜12が夫々形成されて
いる。透過光117は第2他斜面31b上に形成された
偏光分離膜12に入射する。第2他斜面31bは透過光
117の偏光面117aと入射面128とのなす角が略
45×(2n+1)゜:(nは整数)になるように形成
されている。その結果透過光117のP偏光成分117
pとS偏光成分117sは略1:1の強度比を有するよ
うになる。
【0038】ここで偏光面変換基板31の構成について
更に詳細に説明する。図7は本発明の一実施例における
光ガイド部材の側面図、図8は本発明の一実施例におけ
る光ガイド部材の上面図、図9は本発明の一実施例にお
ける面A−Bによる光ガイド部材の断面図である。図に
示すように偏光面変換基板31は、多くの場合その形状
が直方体形状で、かつ、複数の略透明な基板を張り合わ
せて構成されており、偏光面変換基板31中で略平行に
配置されている第一他斜面31a及び第一他斜面31b
を有している。また第一他斜面31aと第二他斜面31
bは共に、光ガイド部材5のA−B断面上において第一
他斜面31aおよび第二他斜面31bが形成する直線
と、偏光分離膜12に入射する反射光束と平行な反射光
束に対して平行であってA−B断面上に射影された直線
との間にαの角度を有して配置されることが好ましく、
さらに光ガイド部材5の側面5gが形成する直線の延在
方向に対して第一他斜面31a及び第二他斜面31bが
C−D断面上に形成する直線の延在方向との間にβの角
度を有して配置されることが好ましい。偏光分離膜12
に入射する透過光117の入射角をθとすると、透過光
117の偏光面117aと偏光分離膜12における入射
面(透過光117の偏光分離膜12に対する入射光軸と
偏光分離膜12で反射された反射光軸とを含む平面)と
のなす角を略45゜に設定することができるように、α
及びβはθを用いて(数9),(数10)で表す角度に
配置することが好ましい。
【0039】このような条件を満足するように取り付け
られた偏光面変換基板31において、第二のビームスプ
リッター膜11を透過してきた光はまず偏光分離膜12
に入射する。この偏光分離膜12はP偏光成分を透過し
て、S偏光成分を反射する働きを有しているので、入射
面128と平行な偏光成分を有するP偏光成分117p
は偏光分離膜12をほぼ100%透過し、一方、入射面
128に垂直な偏光成分を有するS偏光成分117sは
第2他斜面31b上の偏光分離膜12によって略100
%反射されて第1他斜面31aに入射し、反射膜126
によって反射され受光素子13へ導かれる。受光素子1
3に導かれたP偏光成分117pは受光部170へ、同
じくS偏光成分117sは受光部171へ到達してRF
信号を作成する。このとき、P偏光成分とS偏光成分と
は略1:1の光量比となっている。従って、この2つの
信号成分はこの2つの信号の差動を取ることにより、信
号の成分は2倍になり、また同位相成分のノイズはキャ
ンセルされるので、結果的に信号の成分がノイズの成分
よりも非常に大きい高C/N比の信号を得ることができ
る。
【0040】以上説明してきたような角度に偏光面変換
基板31、偏光分離膜12及び反射膜126を設定する
ことにより、偏光面変換基板31に入射した光につい
て、P偏光成分とS偏光成分とを正確にほぼ1:1に分
離することができるので、それらの差動を取ることによ
り、ノイズレベルを低く、信号量を大きく取ることがで
きる、即ち、高C/N比の信号を得ることができるの
で、光ガイド部材5を用いた光ピックアップの性能を向
上させることができるとともに、より低い出力の光源を
用いることができるので、光源のコストを削減でき、か
つ、消費電力も低下させることができる。
【0041】なお本実施例では透過光117の偏光面1
17aと偏光分離膜12における入射面(透過光117
の偏光分離膜12に対する入射光軸と偏光分離膜12で
反射された反射光軸とを含む平面)とのなす角(以下δ
と称す)を略45゜としたが、δを0゜でないように
(非平行に)設定することにより、有為な量のP偏光成
分及びS偏光成分を形成することができるので、ノイズ
レベルを低減することができ、信号の量を増加させるこ
とができる。更にδを40゜〜50゜とすることによ
り、形成されるP偏光成分及びS偏光成分をほぼ同量と
することができるので、更に大きくノイズレベルを低減
することができ、信号の量を増加させることができる。
【0042】さらに本発明の一実施例の偏光面変換基板
31の製造方法に関し図10及び図11を用いて説明す
る。まず、図10は本発明の一実施例における偏光面変
換基板複合ブロック205(以下単に変換複合ブロック
と呼ぶ)の概観図である。第一部材201の第二面20
1b上に反射膜126を形成し、第二部材202の第二
面202b上に偏光分離膜12を形成し、第一部材20
1の第二面201bと第二部材202の第一面202a
面を接合剤203を介して接合した偏光面変換基板集合
ブロック200(以下単に変換集合ブロックと呼ぶ)を
複数形成し、変換集合ブロック200の第一部材201
の第一面201aと他の変換集合ブロック200の第二
部材202の第二面202bを接着剤203を介し、前
述のα゜傾けて接合し、これを複数接合して変換複合ブ
ロック205としている。
【0043】図11は本発明の一実施例における偏光面
変換基板平面ブロック206(以下単に変換平面ブロッ
クと呼ぶ)の概観図である。変換複合ブロック205を
偏光面変換基板厚31dと切り出し後のラッピング量3
1eを加えた厚み31cの厚みで変換平面ブロック20
6を切り出す。さらに変換平面ブロック206は第一、
第二部材201、202の基板サイズLによって複数枚
作製することができる。
【0044】また図10中に示したように変換集合ブロ
ック厚さ200dをウエハープロセスにおけるパターン
ピッチPとなるように決定し、更に運用ウエハーサイズ
に応じて変換複合ブロック205の接合回数を増やし変
換平面ブロック206のサイズを拡大することができウ
エハー処理においてチップ取れ数を増加させる必要が生
じた場合でも、容易に対応できる。
【0045】本実施例の光ガイド部材5は3枚の平行平
板基板及び変換平面ブロック206の4枚を接着層を介
して張り合わせ、構成する集合ブロックと前記集合ブロ
ックを接着層を介して張り合わせ、構成した複合ブロッ
クを各集合ブロックの接合面に対して斜めに切断し、切
り出した平面ブロックからバーブロックを形成し各実施
例の光ガイド部材5を切り出し形成するものである。
【0046】しかしながらここで前述のβが有為な値を
有しているときには、光ガイド部材5の組立の際に各基
板と張り合わされる変換平面ブロック206を他の基板
に対してβ゜だけ傾斜させて取り付けなければならない
ので、組立作業及び切り出し作業が非常に困難である。
【0047】そこでここではではβの値はほぼ0゜とす
ることが好ましい。このとき(数10)より、
【0048】
【数12】
【0049】を満たすことがわかるので、これを(数
9)に代入して、(数11)を導くことができる。
【0050】以上示してきたようにβ≒0゜とすること
により、複合変換ブロック205において各面に対して
ほぼα゜傾けて変換平面ブロック206を切り出し、そ
れを光ガイド部材5を構成する他の基板と接合するだけ
で、非常に容易に透過光117の偏光面117aと偏光
分離膜12における入射面とのなす角をほぼ45゜に設
定できるので、組み立て作業が行いやすく、かつ、切り
出し作業も容易に行え、結果的にコストを大幅に低下さ
せることができる。
【0051】次に図3中に示す第二のビームスプリッタ
ー膜11に入射した光束のうち反射光123に関して説
明する。反射光123は第二の斜面5b上の反射型のホ
ログラムで形成された非点収差発生ホログラム10に入
射する。反射光123は非点収差発生ホログラム10に
よって非点収差を発生しつつ、さらに反射膜124,反
射膜125で反射されて、メインビームの戻り光は受光
素子13上の受光部172に、サイドビームの戻り光は
受光素子13上の受光部176及び177に到達する。
【0052】
【発明の効果】本発明は、偏光面変換素子に入射した光
について、δをほぼ45゜とすることによりP偏光成分
とS偏光成分とを正確にほぼ1:1に分離することがで
きるので、それらの差動を取ることにより、ノイズレベ
ルを低く、信号量を大きく取ることができる、即ち、高
C/N比の信号を得ることができるので、光ガイド部材
5を用いた光ピックアップの性能を向上させることがで
きるとともに、より低い出力の光源を用いることができ
るので、光源のコストを削減でき、かつ、消費電力も低
下させることができる。
【0053】またδを0゜でないように(非平行に)設
定することにより、有為な量のP偏光成分及びS偏光成
分を形成することができるので、ノイズレベルを低減す
ることができ、信号の量を増加させることができる。
【0054】更にδを40゜〜50゜とすることによ
り、形成されるP偏光成分及びS偏光成分をほぼ同量と
することができるので、更に大きくノイズレベルを低減
することができ、信号の量を増加させることができる。
【0055】またβを0゜とすることにより、組み立て
作業が行いやすく、かつ、切り出し作業も容易に行え、
結果的にコストを大幅に低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における光ピックアップのパ
ッケージングの構成を示す断面図
【図2】本発明の一実施例における光ピックアップのパ
ッケージングの構成を示す断面図
【図3】本発明の一実施例における光ピックアップの動
作の概念図
【図4】本発明の一実施例における光ガイド部材の斜視
【図5】本発明の一実施例における偏光面変換基板の斜
視図
【図6】本発明の一実施例における光ピックアップの受
光部配置及び信号処理を示す図
【図7】本発明の一実施例における光ガイド部材の側面
【図8】本発明の一実施例における光ガイド部材の上面
【図9】本発明の一実施例における面A−Bにおける光
ガイド部材の断面図
【図10】本発明の一実施例における偏光面変換基板複
合ブロックの概観図
【図11】本発明の一実施例における偏光面変換基板平
面ブロックの概観図
【符号の説明】
1 光源 2 サブマウント 2a 電極面 3 ブロック 3a 突起部 3b 端面部 4 放熱板 4a 孔 5 光ガイド部材 5a 第一の斜面 5b 第二の斜面 5c 第三の斜面 5e 面 5f 面 5g 側面 6 回折格子 7 拡散角変換ホログラム 9 第一のビームスプリッター膜 10 非点収差発生ホログラム 11 第二のビームスプリッター膜 12 偏光分離膜 13 受光素子 13a 電極 14 パッケージ 14a リードフレーム 14b リードフレームの足 14c 段差 14d ワイヤ 15 シェル 16 カバー部材 16a 反射防止膜 17 隙間 26 対物レンズ 27 記録媒体 27a 記録媒体面 29a,29b,29c ビームスポット 30 理想球面波 31 偏光面変換基板 31a 第1他斜面 31b 第2他斜面 31c 厚み 31d 偏光面変換基板厚 31e ラッピング量 117 透過光 117a 偏光面 117s S偏光成分 117p P偏光成分 123 反射光 124 反射膜 125 反射膜 126 反射膜 128 入射面 170,171,172,172a,172b,172
c,172d,176,177 受光部 200 偏光面変換基板集合ブロック 200d 変換集合ブロック厚 201 第一部材 201a 第一面 201b 第二面 202 第二部材 202a 第一面 202b 第二面 203 接合剤 205 変換複合ブロック 206 偏光面変換基板平面ブロック
フロントページの続き (72)発明者 吉中 秀樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、前記光源から照射された光の入射
    方向に対して傾斜した複数の透明基板を有し、前記複数
    の透明基板をそれぞれ略平行に配置するとともに前記複
    数の透明基板に各種光学素子を形成した光ガイド部材
    と、前記光ガイド部材を透過してきた光を電気信号に変
    換する受光手段と、前記光ガイド部材中に前記反射光を
    その偏光方向に応じて透過させるか反射させるかする偏
    光分離素子を備え、前記光源からの光を光ガイド部材を
    介して記録媒体に導き、記録媒体で反射された反射光を
    前記光ガイド部材を介して前記受光手段に導く光ピック
    アップであって、前記偏光分離素子で反射された光は、
    前記反射光の偏光方向と前記反射光束と前記偏光分離素
    子で反射された光束を含む平面(以下入射面と称す)と
    が非平行となる様な方向に進行することを特徴とする光
    ピックアップ。
  2. 【請求項2】反射光の偏光方向と入射面とのなす角が4
    0〜50゜であることを特徴とする請求項1記載の光ピ
    ックアップ。
  3. 【請求項3】反射光の偏光方向と入射面とのなす角が略
    45゜であることを特徴とする請求項1記載の光ピック
    アップ。
  4. 【請求項4】光源の出射点と偏光分離素子に入射する直
    前の反射光束とを含む平面(以下投写面と称す)上にお
    いて前記反射光束と偏光分離素子とのなす角(以下入射
    角と称す)をθとし、前記偏光分離素子を含む光ガイド
    部材の水平断面上に露出する前記偏光分離素子の線と前
    記投写面とのなす角(以下水平傾斜角と称す)をβと
    し、前記水平断面及び前記線に対して垂直に交わる平面
    と偏光分離素子面とのなす角(以下垂直傾斜角と称す)
    をαとするとき、 【数1】 【数2】 となるように偏光分離素子を配置することを特徴とする
    請求項1,2,3いずれか1記載の光ピックアップ。
  5. 【請求項5】入射角θに対して、 【数3】 【数4】 となるように偏光分離素子を配置することを特徴とする
    請求項1,2,3いずれか1記載の光ピックアップ。
  6. 【請求項6】光源と、前記光源から照射された光の入射
    方向に対して傾斜した複数の透明基板を有し、前記複数
    の透明基板をそれぞれ略平行に配置するとともに前記複
    数の透明基板に各種光学素子を形成した光ガイド部材
    と、前記光ガイド部材を透過してきた光を電気信号に変
    換する受光手段とを備え、前記光源からの光を光ガイド
    部材を介して記録媒体に導き、その反射光を前記光ガイ
    ド部材を介して前記受光手段に導く光ピックアップであ
    って、前記反射光をその偏光方向に応じて透過させるか
    反射させるかする偏光分離素子と、前記偏光分離素子か
    らの光を反射する反射素子とを備え、前記偏光分離素子
    で反射された光は、前記反射光の偏光方向と入射面とが
    非平行となる様な方向に進行して前記反射素子に入射し
    て反射され前記受光手段に導かれることを特徴とする光
    ピックアップ。
  7. 【請求項7】反射光の偏光方向と入射面とのなす角が4
    0〜50゜であることを特徴とする請求項6記載の光ピ
    ックアップ。
  8. 【請求項8】反射光の偏光方向と入射面とのなす角が略
    45゜であることを特徴とする請求項6記載の光ピック
    アップ。
  9. 【請求項9】投写面上において入射角をθとし、水平傾
    斜角をβとし、垂直傾斜角をαとするとき、 【数5】 【数6】 となるように偏光分離素子を配置することを特徴とする
    請求項6,7,8いずれか1記載の光ピックアップ。
  10. 【請求項10】入射角θに対して、 【数7】 【数8】 となるように偏光分離素子を配置することを特徴とする
    請求項6,7,8いずれか1記載の光ピックアップ。
  11. 【請求項11】偏光分離素子と反射膜とが平行に配置さ
    れていることを特徴とする請求項6〜10いずれか1記
    載の光ピックアップ。
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