JP3399174B2 - 光ピックアップ及び光ガイド部材 - Google Patents

光ピックアップ及び光ガイド部材

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JP3399174B2
JP3399174B2 JP21198495A JP21198495A JP3399174B2 JP 3399174 B2 JP3399174 B2 JP 3399174B2 JP 21198495 A JP21198495 A JP 21198495A JP 21198495 A JP21198495 A JP 21198495A JP 3399174 B2 JP3399174 B2 JP 3399174B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光素子、光ディスク等
への情報の記録又は再生を行う光ピックアップ及び相変
化光ディスク用ピックアップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザ光を利用して情報の記録や再生を
行う光ディスク装置の小型化が望まれており、光学部品
点数の削減等により光ピックアップの小型化及び軽量化
の試みが行われている。光ピックアップの小型・軽量化
は、装置全体の小型化だけでなく、アクセス時間の短縮
などの性能向上に有利となる。従来光ピックアップの小
型・軽量化の手段としてホログラムを用いた光ピックア
ップが提案されており、一部実用化に供している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光源か
らの光を光媒体に導いたり、光媒体から反射してきた光
を受光素子に導いたりする働きを一つの光ガイド部材に
単に集積しただけでは、光の引き回しが難しく、設計の
自由度が小さかった。又、更なる小型化を行おうとして
もなかなかできなかった。
【0004】本発明は、前記従来の問題点を解決するも
ので、小型化できしかも設計の自由度が大きな光ピック
アップ及び相変化光ディスク用ピックアップ、並びにこ
れらに使用する光ガイド部材を提供する事を目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、光ガイド部材の光が入出射する面の中心と、光の入
出射部分の中心を異ならせた。
【0006】また、光ガイド部材の光源と対向している
部分と反対側の部分よりに光の入出射部分の中心を設け
た。
【0007】
【作用】この構成により、光ガイド部材を小型化できる
とともに、光源から放出された光の光路を長くすること
が出来る。更に、受光手段の設計が容易になり、加えて
光ガイド部材のダメージを受けやすい部分から通過部分
を外すことができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の第一実施例における光ピックア
ップのパッケージングについて図を参照しながら説明す
る。
【0009】図1及び図2はともに本発明の第一実施例
における光ピックアップのパッケージングの構成を示す
断面図である。
【0010】1は光源で、光源1としては半導体レー
ザ,He−Ne等のガスレーザ等の各種レーザが考えら
れる。ここではこれらの中で最も小型で装置全体を小型
化でき、しかも単価の安く数mW〜数十mW程度の出力
を有する半導体レーザを用いる事が好ましい。
【0011】半導体レーザの材質としてはAlGaA
s,InGaAsP,InGaAlP,ZnSe,Ga
N等が考えられ、ここでは最も一般的に用いられてお
り、安価なAlGaAsを用いた。
【0012】さらに高密度記録を行う場合には記録媒体
上でのスポット径をより小さくすることができ、AlG
aAsよりもさらに波長の短いInGaAlPやZnS
e等の半導体レーザを用いることが好ましい。
【0013】2はサブマウントで、サブマウント2はそ
の形状が直方体状若しくは板形状で、その上面には光源
1が取り付けられている。このサブマウント2は光源1
を載置するとともに、光源1で発生した熱を逃がす働き
を有している。サブマウント2と光源1との接合には熱
伝導率等を考慮するとAu−Sn,Sn−Pb,In等
の箔(厚さ数μm〜数十μm)を高温で圧着する方法を
用いることが好ましい。
【0014】また光源1とサブマウント2は略水平に取
り付けなければ光学系の収差や結合効率の低下等の原因
になる。従って接合の際には光源1はサブマウント2に
所定の位置に所定の高さで略水平にマウントされること
が好ましい。さらにサブマウント2の上面には光源1の
下面と電気的に接触するように電極面2aが設けられて
いる。この電極面2aは光源1の電源供給用のもので、
電極面2aを構成する金属膜としては導電性や耐食性を
考慮してAuの薄膜を用いることが好ましい。更にサブ
マウント2は、光源1で発生する熱や光源1との取付等
の問題から、熱伝導性が高く、かつ、線膨張係数が光源
1のそれ(約6.5×10-6/℃)に近い材質が好まし
い。
【0015】具体的には線膨張係数が3〜10×10-6
/℃で、熱伝導率が100W/mK以上である物質、例
えばAlN,SiC,T−cBN,Cu/W,Cu/M
o,Si等を、特に高出力のレーザを用いる場合で熱伝
導率を非常に大きくしなければならないときにはダイア
モンド等を用いることが好ましい。
【0016】光源1とサブマウント2の線膨張係数が同
じか近い数値となるようにした場合、光源1とサブマウ
ント2の間の歪みの発生を抑制することができるので、
光源1とサブマウント2との取付部分が外れたり、光源
1にクラックが入る等の不都合を防止することができ
る。しかしながら本範囲を外れた場合には、光源1とサ
ブマウント2の間に大きな歪みが生じてしまい、光源1
とサブマウント2との取付部分が外れたり、光源1にク
ラック等を生じる可能性が高くなる。またサブマウント
2の熱伝導率をできるだけ大きく取ることにより、光源
1で発生する熱を効率よく外部に逃がすことができる。
【0017】しかしながら熱伝導率が本限定以下の場合
には、光源1で発生した熱が外部に逃げ難くなるため、
光源1の温度が上昇し、光源1の出力が低下したり、光
源1の寿命が短くなったり、最悪の場合には光源1が破
壊されてしまう等の不都合が発生しやすくなる。本実施
例では比較的安価で、これらの2つの特性のどちらにも
非常に優れたAlNを用いた。更にサブマウント2の上
面には光源1との接合性を良くするために、サブマウン
ト2から光源1に向かってTi,Pt,Auの順に薄膜
を形成することが好ましい。
【0018】3はブロックで、ブロック3は基本的には
直方体形状でその側面に大きな突起部3aを有してお
り、上面にはサブマウント2が取り付けられている。こ
のブロック3もまたサブマウント2と同様に、光源1で
発生する熱やサブマウント2との取付等の問題から、熱
伝導性が高く、かつ、線膨張係数がサブマウント2に近
い材質、例えばサブマウント2の材質例で示したもの以
外にMo,Cu,Fe,42アロイ等を用いることが好
ましい。しかしながらこれらの特性値の要求はサブマウ
ント2に比べるとそれほど厳しくはないので、コストを
重視して選択する方が好ましい。ここではAlNに比べ
て非常に安価で、これらの特性に比較的優れたCu,M
o等の材料でブロック3を形成した。
【0019】またブロック3とサブマウント2との接合
には熱伝導率等を考慮すると、やはりサブマウント2と
光源1の場合と同様に、多少高価ではあるがAu−S
n,Sn−Pb,In等の箔(厚さ数μm〜数十μm)
を高温で圧着することが好ましい。
【0020】4は放熱板で、放熱板4は、光源1で発生
し、伝導によりサブマウント2,ブロック3を通って伝
わってきた熱を外部に放出する働きを有するとともに、
光ピックアップを形成する種々の部材が載置され、パッ
ケージングの基板となるものである。また放熱板4には
調整用の孔4aが設けてある。ブロック3はロウ付け,
クリーム半田付け等により放熱板4の上面に固定され
る。放熱板4の材質としては、熱伝導性が高いCu,A
l,Fe等が考えられる。
【0021】なおここではサブマウント2とブロック3
とを別体で形成していたが、光源1の出力が高く、これ
らの部材により高い熱伝導性が要求される場合には、熱
伝導性を良くするためにこれらの部材を一体で形成する
ことが好ましい。この場合それらの材質は、AlN等の
熱伝導性が非常に高いものを用いることが好ましい。
【0022】またブロック3はサブマウント2よりも大
きくして、放熱板4との接触面積を大きく取ることが望
ましい。
【0023】また光源1には光軸に関して高い精度が要
求されるので、サブマウント2の上面は高い精度で水平
であることが好ましい。従ってサブマウント2,ブロッ
ク3及び放熱板4の取り付けについても細心の注意を払
うことが好ましい。
【0024】5は光ガイド部材で、光ガイド部材5は直
方体形状をしており、その内部には複数の斜面及びそれ
らの斜面上に形成された各種膜を有しており、光源から
射出された光を出射するとともに、戻ってきた光を所定
の位置に導く働きを有している。また光ガイド部材5は
その側面でブロック3の突起部3aの端面部3bに接着
されている。
【0025】これに用いられる接合材には大きな接着強
度,任意の瞬間に固定できる作業性,硬化前と硬化後の
体積の変化や温度・湿度の変化による体積の変化が小さ
い即ち低収縮率等の条件が要求され、これらを満たすこ
とにより作業性及び接合面の安定性等を向上させること
ができる。この様な接合材としてここでは紫外線を照射
することにより瞬時に硬化するUV接着剤を用いた。ま
た吸湿硬化型の瞬間接着剤を用いても良い。更に十分な
取り付け強度を持つようにするためにブロック3と光ガ
イド部材5の間の接触面積(S)はS>1mm2とする
ことが好ましい。
【0026】13は受光素子で、受光素子13は板形状
の半導体ウェハーに形成された各種の電気回路で構成さ
れており、光ガイド部材5の底面に取り付けられてい
る。取付の際には放熱板4に設けられた孔4aを用いて
位置の調整を行う。受光素子13と光ガイド部材5との
取り付けについては、大きな接着強度,任意の瞬間に固
定できる作業性,硬化前と硬化後の体積の変化や温度・
湿度による体積の変化が小さい即ち低収縮率等の条件が
要求され、これらを満たすことにより、作業性、接合面
の安定性が向上する。
【0027】この様な接合材としてここでは紫外線を照
射することにより瞬時に硬化するため特に作業性が良好
なUV接着剤を用いた。なお吸湿硬化型の瞬間接着剤を
用いても良い。また受光素子13は光源1から出射さ
れ、光ガイド部材5や記録媒体等で反射されて戻ってき
た光信号を受光する受光部を複数有している。この受光
部で検知された光信号は、その光量に応じて電気信号に
変換される。
【0028】この電気信号は変換当初は電流値の大きさ
である。しかしながらこの電流は非常に微弱であり、か
つノイズを拾いやすいというデメリットがある。このた
めここでは受光素子13として、電流値を相関する電圧
値に変換して増幅する働きを持つI−Vアンプが形成さ
れているものを用いることが好ましい。ただし光の入射
周波数に対して出力電圧の応答が良好であることが要求
される。更に受光素子13の表面には受光した情報を信
号として取り出すためのAl等の薄膜で構成された複数
の電極13aが設けてある。
【0029】14はパッケージで、パッケージ14は、
放熱板4の上面に前述のブロック3や光ガイド部材5,
受光素子13等を囲むように設けられており、その内部
には受光素子13からの電気信号取り出しや光源1の電
源供給等に用いられるリードフレーム14aがモールド
されている。このパッケージ14の形状は中央部がくり
貫かれた直方体形状をしており、更にリードフレーム1
4aがモールドされている側のパッケージ14の内面に
はリードフレームの足14bを露出するように段差14
cが設けてある。
【0030】なおパッケージ14の形状については円筒
形等であっても構わない。そして受光素子13からの電
気信号を取り出すためにパッケージ14に設けられた段
差14cに露出しているリードフレームの足14bと受
光素子13の表面に設けられている複数の電極13aと
をAuやAl等で形成されたワイヤ14dでワイヤボン
ディングにより接続している。また光源1の電源供給の
ため、光源1の上面とパッケージ14に設けられた段差
14cに露出しているリードフレームの足14bとをワ
イヤ14dでボンディングし、更にサブマウント2の上
面に光源1の下面と電気的に接触するように設けられて
いる電極面2aとパッケージ14に設けられた段差14
cに露出しているリードフレームの足14bとを同じく
ワイヤ14dでワイヤボンディングすることにより接続
している。
【0031】パッケージ14の材質としては、低吸水性
や低アウトガス性などに優れていることが求められる
が、ここではICモールドとしては最も一般的なエポキ
シ樹脂等の熱硬化性の樹脂を用いている。またリードフ
レーム14aの材質としてはCu,42アロイ,Fe等
の金属にAgやAu等をメッキしたものを用いることが
多い。ここではCuにNiメッキをし、その上にAuメ
ッキを施したものを用いた。更にパッケージ14と放熱
板4との間の取り付けには、大きな接着強度,低い吸水
性,高い気密性(低いリーク特性)等の性質を有する接
合材を用いる。これにより接合面,接合位置の安定性を
向上させ、光ピックアップのパッケージング内部への不
純物の混入を防止することができる。ここではこれらの
特性に優れ、安価なエポキシ系接着剤を用いた。
【0032】15はシェルで、シェル15もまたパッケ
ージ14と同様に直方体の中心部をくり貫いたような外
形をしており、その水平方向の断面はパッケージ14の
それとほぼ同一形状をしている。またその材質にはパッ
ケージング内部への不純物混入を防止する意味で、低吸
水性や低アウトガス性等の特性が求められる。ここでは
それらの特性に優れたポリプチレンテレフタレート(以
下PBTとする)を用いた。ただし、特に強度や寸法精
度等に優れた特性が要求される場合には、PBTよりも
高価ではあるがこれらの特性に優れたLCPを用いても
良い。そしてシェル15とパッケージ14との接着は、
前述のパッケージ14と放熱板4との取り付けと同様の
理由で、エポキシ系接着剤を用いた。なおこのシェル1
5を用いる代わりにパッケージ14の側壁部分の高さ
を、光ガイド部材5よりも高くなるようにして代替して
も良い。
【0033】16はカバー部材で、カバー部材16は光
ガイド部材5や受光素子13等にごみ,ほこり等が付着
するのを防止するもので、シェル15の上面にエポキシ
系の接着剤により取り付けられている。またカバー部材
16の材質としては、BK−7,FK−1,K−3等の
ガラスや、ウレタン,ポリカーボネート,アクリル等の
光透過率の高い樹脂等を用いることがことが好ましい。
更にカバー部材16の上下両面には反射防止のために反
射防止膜16aを形成することが好ましい。この反射防
止膜16aはMgF2 等の材質で形成することが好まし
い。
【0034】このカバー部材16と光ガイド部材5との
位置関係は、両者を接触させる場合と両者の間に空間を
設ける場合とが考えられる。両者を接触させる場合、光
ガイド部材5はカバー部材16の底部にエポキシ系の接
着剤やUV接着剤等で取り付けられる。この時のカバー
部材16の厚さ(t1)を0.3≦t1≦3.0(m
m)とすることが好ましい。
【0035】この理由は、下限についてはこれ以上薄く
すると取り付けられている光ガイド部材5等の重さや、
接着剤が固まる際の張力等にカバー部材16が耐えられ
ず破損する恐れがあるためである。また上限について
は、カバー部材16は空気に比べて屈折率が大きいため
光に収束作用が生まれ、光が広がらないので、結果とし
てカバー部材16とコリメータレンズ(無限系光学系の
場合)或いは対物レンズ(有限系光学系の場合)との距
離を長くせざるを得なくなってしまい、ピックアップユ
ニットの小型化に不利になるからである。この様な構成
を用いることにより光ピックアップの高さをより低くで
き、十分な取付強度を保ちながらもピックアップユニッ
トを小型化することができる。
【0036】これに対して両者の間に空間を設ける場合
は、カバー部材16の厚さ(t2)を0.1≦t2≦
3.0(mm),カバー部材16と光ガイド部材5との
間の距離(d)を同じく0.1≦d≦3.0(mm)と
することが好ましい。この理由はt2の下限については
前例とは違って光ガイド部材5が取り付けられておら
ず、ただ振動等の外部要因にさえ耐えられればよいから
である。またdについては、小さければ小さい程良いの
だが、組立時の精度の誤差を0.1mm以下にできない
可能性があり、この場合組立時にカバー部材16が光ガ
イド部材5に接触し、破損してしまう恐れがある。
【0037】この様な構成を用いることにより光ガイド
部材5と、光源1,サブマウント2,ブロック3の間の
取り付け相対位置精度を向上させつつブロック3若しく
はサブマウント2を他の部材に熱的に接触させることが
可能であり、これにより光源1で発生する熱を外部に容
易に放出することができる。
【0038】なお光ピックアップの内部は光源1及び受
光素子13の酸化防止や光ガイド部材5,カバー部材1
6での結露防止等の観点から、N2等のガスやAr,N
e,He等の不活性ガスを充填することが好ましい。そ
の場合、放熱板4と受光素子13との間に存在する隙間
17を小さな収縮率,低い吸水性,高い気密性(優れた
リーク特性)等の特性を有する接合材、例えばエポキシ
系のポッティング剤や半田等で埋める必要がある。これ
により内部の気密性を高めることができる。
【0039】以上示してきた構成を用いることにより、
光源1で発生する熱を容易に外部に放出することがで
き、更にパッケージングの両端面に計2個所の開口部を
設けることにより、酸化防止ガスの封入を容易に行うこ
とができる。また光学系においては光源1,光ガイド部
材5及び受光素子13の相対的な位置関係を正しくかつ
強固に保持することができるので、それらの位置のずれ
による誤動作や余分な光学的収差等が発生しない。
【0040】次に本発明の一実施例における光ピックア
ップの動作について、図面を参照しながら説明する。図
3は本発明の一実施例における光ピックアップの動作の
概念図、図4は本発明の一実施例における光ピックアッ
プの光ガイド部材の斜視図である。
【0041】図3及び図4において放熱板4上にサブマ
ウント2及びブロック3を介して水平にマウントされた
光源1から水平に放出されたレーザ光は、平行な複数の
斜面を有する光ガイド部材5の面5fから光ガイド部材
5に入射し、光ガイド部材5の第二の斜面5bに形成さ
れかつ入射する光の拡散角に対して射出する光の拡散角
を変換する(以下NAを変換すると呼ぶ)機能を有する
反射型の拡散角変換ホログラム7に到達する。
【0042】拡散角変換ホログラム7によってNAを変
換されかつ反射した光は第一の斜面5aに形成された反
射型の回折格子6によって0次回折光(以下メインビー
ムと呼ぶ)と±1次回折光(以下サイドビームと呼ぶ)
とに分けられる。回折格子6によって発生するメインビ
ーム及びサイドビームは第一の偏光選択性のあるビーム
スプリッター膜9(以下単に第一の偏光ビームスプリッ
ター膜と呼ぶ)に入射する。第一のビームスプリッター
膜9に入射する光のうち第一のビームスプリッター膜9
を透過する光は光源1からの射出光のモニター光として
利用される。
【0043】また、第一のビームスプリッター膜9を反
射するメインビーム及びサイドビームは、光ガイド部材
5の面5eを透過、対物レンズ26に入射し、対物レン
ズ26の集光作用によって記録媒体27の記録媒体面2
7aに結像される。この時、記録媒体面27a上におい
て2つのサイドビームの結像スポット29a及び29c
はメインビームの結像スポット29bを中心としてほぼ
対称な位置に結像される。記録媒体面27aに対してメ
インビーム及びサイドビームの結像スポット29b及び
29a、29cにより情報の記録または再生信号及びト
ラッキング、フォーカシングいわゆるサーボ信号の読み
だしを行う。
【0044】拡散角変換ホログラム7は、光源1からの
射出光のうち拡散角変換ホログラム7へ入射することの
できる光束の拡散角に対して、拡散角変換ホログラム7
からの反射光の拡散角を変換する。また、拡散角変換ホ
ログラム7によって拡散角をまったく持たない平行光に
も変換可能である。また、同じ拡散角変換ホログラム7
によって図に示されるように光ガイド部材5射出後の
光束が途中経路で積算された波面収差が取り除かれた理
想球面波30となる。したがって、対物レンズ26への
入射光は理想球面波30となり、対物レンズ26による
記録媒体27での結像スポットはほぼ回折限界まで絞り
込まれ理想的な大きさとなり、情報の記録または再生を
容易に行うことができる。
【0045】記録媒体27の記録媒体面27aによって
反射されたメインビーム及びサイドビームの戻り光は対
物レンズ26、光ガイド部材5の面5fを再び通過し、
再び光ガイド部材の第二の斜面5bに形成された第一の
ビームスプリッター膜9に入射する。第一のビームスプ
リッター膜9は入射面に対して平行な振動成分を有する
光(以下単にP偏光成分と呼ぶ)に対してほぼ100%
の透過率を有し、垂直な振動成分(以下単にS偏光成分
と呼ぶ)に対しては一定の反射率を有する。
【0046】記録媒体27からの戻り光のうち第一のビ
ームスプリッター膜9から透過する光は光ガイド部材5
の第一の斜面5aに平行な第三の斜面5c上に形成され
た第二の偏光選択性のあるビームスプリッター膜11
(以下単に第二の偏光ビームスプリッター膜と呼ぶ)に
入射する。第二の偏光ビームスプリッター膜11は第一
のビームスプリッター膜9と同様にP偏光成分に対して
ほぼ100%の透過率を有し、S偏光成分に対しては一
定の反射率を有する。
【0047】ここで第2ビームスプリッター膜11に入
射した光束の内、透過光117に関して説明する。透過
光117は第三の斜面5c上に積層された偏光面変換基
板31に入射する。
【0048】図5は本発明の一実施例における光ピック
アップの偏光面変換基板の斜視図、図6は本発明の一実
施例における光ピックアップの受光部配置及び信号処理
を示す図である。偏光面変換基板31は第1のその他の
斜面31a(以下単に第1他斜面と呼ぶ)とその第1他
斜面31aに平行な第2のその他の斜面31b(以下単
に第2他斜面と呼ぶ)を有し、第1他斜面31aには反
射膜126が、第2他斜面31bには偏光分離膜12が
夫々形成されている。透過光117は第2他斜面31b
上に形成された偏光分離膜12に入射する。第2他斜面
31bは透過光117の偏光面117aと入射面128
とのなす角が略45°(2n+1)、(nは整数)にな
るように形成されている。図5は整数nが0または自然
数である場合を例示するものであり、第2他斜面31b
において透過光117の進行方向から見て時計方向(右
側)にS偏光成分117Sが反射される例を示してい
る。整数nが負の自然数である場合は、言うまでもな
く、第2他斜面31bは略−45゜になるように形成さ
れるから透過光117の進行方向から見て反時計方向
(左側)にS偏光成分117Sが反射されることにな
る。その結果透過光117のP偏光成分117PとS偏
光成分117Sは略1:1の強度比を有するようにな
る。
【0049】入射面128と平行な偏光成分を有するP
偏光成分117Pは偏光分離膜12によってほぼ100
%透過し、一方、入射面128に垂直な偏光成分を有す
るS偏光成分117Sは第2他斜面31b上の偏光分離
膜12によって略100%反射し側面寄りに光路をとり
つつ(図5の第2他斜面31bと第1他斜面31aとを
結ぶ点線を参照)第1他斜面31a面上に入射し、反射
膜126によって反射させられ受光素子13へ導かれ
る。
【0050】次に図3中に示す第2のビームスプリッタ
ー膜11に入射した光束のうち反射光123に関して説
明する。反射光123は第二の斜面5b上の反射型のホ
ログラムで形成された非点収差発生ホログラム10に入
射する。反射光123は非点収差発生ホログラム10に
よって非点収差を発生しつつ反射し、メインビームの戻
り光は受光素子13上の受光部172に、サイドビーム
の戻り光は受光素子13上の受光部176及び177に
到達する。
【0051】図7は本発明の一実施例における光ピック
アップを示す上面図である。図7において、200は光
ガイド部材5の光の通過部分で、通過部分200の輪郭
は点線で示している。本実施例の場合、光ガイド部材5
の光入出射面は、面5eに相当する。
【0052】この時、通過部分200には、光源1から
出射され、その後拡散角変換ホログラム7,回折格子
6,第一のビームスプリッター膜9でそれぞれ反射され
て光媒体に向かう光(以下出射光と略す)か、もしくは
光媒体で反射し、光ガイド部材5に入射する光(以下入
射光と略す)の少なくとも一方が通過する。本実施例で
は、通過部分200は出射光と入射光の双方が通過する
構成となっている。なお、通過部分200は出射光と入
射光のみでなく、その他の光が通過しても何等支障はな
い。
【0053】201は通過部分200の通過中心で、通
過中心201は例えば通過部分200の輪郭で求める事
が出来る。
【0054】202は面5eにおける光源1の光の射出
方向204と垂直な中心線、203は射出方向204に
沿った中心線である。
【0055】本実施例では、通過中心201を中心線2
02,203からそれぞれ外し、しかも面5g寄りに設
けることによって、光ガイド部材5の中を有効に活用で
き、十分な長さの光路を得ることが出来る。
【0056】すなわち、通過中心を中心線202と面5
gの間に設けることによって、光源1と通過部分200
の間の光路を十分にとれるので、効率よく光を引き回す
ことができ、光路設計などがやり易くなる。例えば、通
過中心201を中心線202と面5fの間に持ってくる
と、光源1と通過部分200の間の光路が短くなるの
で、設計の自由度が小さくなり、しかも光を効率よく光
ガイド部材5内部で引き回すことができない。更に、光
ガイド部材5の中を有効に活用できるので、光ガイド部
材5の小型化ができ、ひいては光ピックアップの小型化
を行うことができる。
【0057】また、中心線203から通過中心201
ずらす事によって、一方の側面との間隔Zを広くする事
によって、その広くなった幅を利用して、例えば、広く
なった部分に受光素子13等を対向配置する事ができ、
設計しやすくなる。例えば図5と図7との関係におい
て、S偏光成分117Sが透過光117の進行方向から
見て時計方向(右側)に反射されるから、通過中心20
1は射出方向204から見て中心線204の左側にずら
す事によって、上述のように広くなった幅を利用するこ
とができる。逆に、反時計方向(左側)にS偏光成分1
17Sが反射される場合は、通過中心201は射出方向
204から見て中心線204の右側にずらす事によっ
て、上述のように広くなった幅を利用することができ
る。
【0058】更に面5f(光源1と対向している面)と
通過中心201間の距離L1と、面5fと面5g間の距
離L2の関係は、下記の式を満たすことが好ましい。
【0059】0.53<(L1/L2)<0.83 更に好ましくは下記の式を満たすことが好ましい。
【0060】0.56<(L1/L2)<0.67 以上の範囲内であれば、光の引き回す光路の有効利用が
行えると共に、光ガイド部材5の端部に応力が蓄積され
たりやクラック等が入っている場合にも、光を効果的に
受光素子13や光媒体に導くことができる。
【0061】又、通過中心201と側面間の距離L3
と、中心線203と側面までの距離L4の関係は下記式
を満たすことが好ましい。
【0062】0.30<(L3/L4)<0.70 更に好ましくは下記式を満たすことが好ましい。
【0063】0.40<(L3/L4)<0.60 以上の範囲内であれば、設計時における受光素子13の
配置がやりやすくなると共に、光ガイド部材5の端部に
応力が蓄積されたりやクラック等が入っている場合に
も、光を効果的に受光素子13や光媒体に導くことがで
きる。
【0064】次に本発明の第一実施例において、特に相
変化光ディスクに対応した光ピックアップの構成につい
て図を参照しながら説明する。相変化光ディスクは光を
照射することで記録媒体中の結晶構造を変化させて情報
を記録するもので、結晶構造を変化させるために従来の
光記録再生装置に比べてより多くの光量を必要とするの
で、より効率の良い光学系を必要とする。
【0065】次に本発明の第一実施例において、特に相
変化型光ディスクに対応した光ピックアップの構成につ
いて図を参照しながら説明する。相変化型光ディスクは
光を照射することで記録媒体中の結晶構造を変化させて
情報を記録するもので、結晶構造を変化させるために従
来の光記録再生装置に比べてより多くの光量を必要とす
るので、より効率の良い光学系を必要とする。なお図1
〜7に示したものと番号が同一の部材については、その
働き及び構成が同様であるので説明を省略する。
【0066】図8は本発明の一実施例における相変化光
ディスク用ピックアップの構成図である。図8において
光源1から放出されたレーザ光は、平行な複数の斜面を
有する光ガイド部材32の面32fから光ガイド部材3
2に入射し、拡散角変換ホログラム7、回折格子6及び
偏光選択性のあるビームスプリッター膜35(以下ビー
ムスプリッター膜と呼ぶ)を通って光ガイド部材32の
面32eから出射される。ここでビームスプリッター膜
35は第一実施例の場合とは異なりS偏光成分の反射率
は95%以上でP偏光成分の反射率はおよそ1%程度で
ある。ビームスプリッター膜35に入射する光のうちビ
ームスプリッター膜35を透過する光(P偏光成分で全
光量の数パーセント程度)は光源1からの射出光のモニ
ター光として利用される。光ガイド部材32の面32e
から出射された光はカバー部材16に設けられたλ/4
板33を透過する。図9は本発明の一実施例における相
変化光ディスク用ピックアップのλ/4を示す斜視図で
ある。λ/4板33は光ガイド部材32からの入射光偏
光面に対して、その異常光軸がπ/4・(2m−1);
(ただしmは自然数:以下同じ)の方向に設置されてお
り、入射光の異常光成分と常光成分の位相差をπ/2・
(2m−1)だけ発生させる機能を有している。λ/4
板33を構成する材料としては一般に一軸性結晶材料を
用いる。その中でも低コストで、光透過性に優れた水晶
を用いることが好ましい。一軸性結晶では異常光軸61
6と常光軸617があり、それぞれの光軸に対して異常
光屈折率ne及び常光屈折率noと呼ばれる異なる屈折率
を有している。異常光と常光では光学的距離が異なるの
で、λ/4板33の基板厚をQD,入射光波長をλとし
て次の関係式で決まる位相差Δが発生する。λ/4板3
3の厚さQDはこの位相差Δがπ/2・(2m−1)と
なるように決定されている。
【0067】Δ=2π・(ne−no)・QD/λ 本実施例では、波長λ=790nm、異常光屈折率ne
=1.5477、常光屈折率no=1.5388(ただ
し屈折率は基板の切り出し角で異なる。ここでは異常光
軸及び常光軸の双方の軸を含む平面に平行に切り出し
た。)という条件に対してλ/4板33の基板厚は2
1.9・(2m−1)μmとなる。この様な条件にする
ことにより、直線偏光で入射角0度で入射してきた光を
円偏向の光に変換することができる。即ち光源1から出
射されたS偏向成分のみを含む直線偏光を円偏光に変換
することができる。なおここではλ/4板33としてカ
バー部材16上に21.9μmの水晶を設けていたが、
光ガイド部材32の面32eや対物レンズ26に設ける
こともある。
【0068】λ/4板33を透過して円偏向となった光
は対物レンズ26に入射し、対物レンズ26の集光作用
によって記録媒体27の記録媒体面27aに結像され、
反射される。記録媒体面27aで反射された円偏光化し
た光はその回転方向が逆転するので、戻り光は対物レン
ズ26を透過し、再びλ/4板33を透過する際に、P
偏光成分のみを含む直線偏光に変換される。この様に変
換された戻り光は光ガイド部材32の面32eを再び通
過し、再び光ガイド部材32の第二の斜面32bに形成
されたビームスプリッター膜35に入射する。前述のよ
うにビームスプリッター膜35はP偏光成分に対してほ
ぼ100%の透過率を有し、S偏光成分に対してはほぼ
100%の反射率を有する。従ってP偏光成分しか有さ
ない戻り光はビームスプリター膜35をほぼ透過する。
【0069】そして戻り光は光ガイド部材32の第一の
斜面32aに平行な第三の斜面32c上に形成されたハ
ーフミラー34に入射する。ハーフミラー34は入射し
た光のうち所定の量を反射して、残りを透過する働きを
有している。
【0070】ここでハーフミラー34に入射した光束の
内、透過光117は受光素子36上に設けられている受
光部37へ導かれる。
【0071】次に図8中に示すハーフミラー34に入射
した光束のうち反射光123に関して説明する。図10
は本発明の一実施例における相変化型光ディスク用の光
ピックアップの受光素子に設けられた受光部の配置図で
ある。反射光123は第二の斜面32b上の反射型のホ
ログラムで形成された非点収差発生ホログラム10に入
射する。反射光123は非点収差発生ホログラム10に
よって非点収差を発生しつつ、さらに反射膜124,反
射膜125で反射されて、メインビームの戻り光は受光
素子36上の受光部38に、サイドビームの戻り光は受
光素子36上の受光部39及び40に到達する。
【0072】以上のような構成を有する光ピックアップ
ではλ/4板33をビームスプリッター膜35と記録媒
体27との間に設け、S偏光成分の直線偏光である出射
光を円偏光化した光に変換し、その後記録媒体27で反
射され回転方向が逆転した円偏光化した光をP偏光成分
のみを有する直線偏光に変換してビームスプリッター膜
35に入射させることにより記録媒体27で反射された
光をほぼ100%受光素子36上に導くことができるの
で、ビームスプリッター膜35のS偏光成分の反射率を
大幅に高くすることができ、従って記録媒体27に照射
される光量を大きくすることができる。即ち限られた光
源1の出力を効率よく記録媒体27に照射でき、かつ、
記録媒体27からの反射光を効率よく受光素子37に導
くことができる。
【0073】以上の様に構成された相変化光ディスク用
ピックアップでも、図7と同様に、光の通過部分の通過
中心と入出射面の中心をずらす事によって、図1〜図7
に示す構成の光ピックアップと同様の効果を得ることが
できる。
【0074】
【発明の効果】本発明は、光ガイド部材の光が入出射す
る面の中心と、光の入出射部分の中心を異ならせるかま
たは光ガイド部材の光源と対向している部分と反対側の
部分よりに光の入出射部分の中心を設けた事によって、
有効に光ガイド部材の中を利用することができるので、
光ガイド部材を小型化でき、更に光ピックアップ自体を
小型化することができる。
【0075】又、光源から放出された光の光路を長くす
ることが出来るので、光路設計がし易くなる。
【0076】更に、受光手段の設計が容易になり、加え
て光ガイド部材のダメージを受けやすい部分から通過部
分を外すことができるので、光の効率を大きくすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における光ピックアップのパ
ッケージングの構成を示す断面図
【図2】本発明の一実施例における光ピックアップのパ
ッケージングの構成を示す断面図
【図3】本発明の一実施例における光ピックアップの動
作の概念図
【図4】本発明の一実施例における光ピックアップの光
ガイド部材の斜視図
【図5】本発明の一実施例における光ピックアップの偏
光面変換基板の斜視図
【図6】本発明の一実施例における光ピックアップの受
光部配置及び信号処理を示す図
【図7】本発明の一実施例における光ピックアップを示
す上面図
【図8】本発明の一実施例における相変化光ディスク用
ピックアップの構成図
【図9】本発明の一実施例における相変化光ディスク用
ピックアップのλ/4を示す斜視図
【図10】本発明の一実施例における相変化型光ディス
ク用ピックアップの受光素子に設けられた受光部の配置
【符号の説明】
1 光源 2 サブマウント 2a 電極面 3 ブロック 3a 突起部 3b 端面部 4 放熱板 4a 孔 5 光ガイド部材 5a 第一の斜面 5b 第二の斜面 5c 第三の斜面 5e,5f,5g 面 6 回折格子 7 拡散角変換ホログラム 9 第一のビームスプリッター膜 10 非点収差発生ホログラム 11 第二のビームスプリッター膜 12 偏光分離膜 13 受光素子 13a 電極 14 パッケージ 14a リードフレーム 14b リードフレームの足 14c 段差 14d ワイヤ 15 シェル 16 カバー部材 16a 反射防止膜 17 隙間 26 対物レンズ 27 記録媒体 27a 記録媒体面 29a,29b,29c ビームスポット 30 理想球面波 31 偏光面変換基板 31a 第1他斜面 31b 第2他斜面 32 光ガイド部材 32a 第一の斜面 32b 第二の斜面 32c 第三の斜面 32e,32f 面 33 λ/4板 34 ハーフミラー 35 ビームスプリッター膜 117 透過光 117a 偏光面 117S S偏光成分 117P P偏光成分 120 透過光 123 反射光 124 反射膜 125 反射膜 126 反射膜 128 入射面 170,171,172,172a,172b,172
c,172d,176,177 受光部 200 通過部分 201 通過中心 202,203 中心線

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、前記光源から発射された光に対
    して傾斜した複数の傾斜面を内部に有する光ガイド部材
    と、受光手段とを有し、前記光源から発射された光は前
    記光ガイド部材に入射して外部に射出され、外部から前
    記光ガイド部材に入射した光は前記受光手段に導かれる
    光ピックアップであって、 前記光ガイド部材は、外部から前記光ガイド部材に入射
    した光の透過光の偏光面と前記傾斜面との成す角が前記
    透過光の進行方向から見て時計方向(右側)に略45
    (2n+1、ただしnは整数であって0または自然数
    に形成された複数の他斜面を内部に有し、 前記光ガイド部材の光入出射面から外部に射出するか前
    記入出射面に外部から入射する前記光入出射面における
    光の通過部分の中心は、前記光源の光射出方向から見て
    前記入出射面における第1の中心線の左側に配置し、か
    つ、前記入出射面における前記第1の中心線に垂直な第
    2の中心線よりも前記光ガイド部材の光源と対向してい
    る部分と反対側の部分の間に配置されていることを特徴
    とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 光源と、前記光源から発射された光に対
    して傾斜した複数の傾斜面を内部に有する光ガイド部材
    と、受光手段とを有し、前記光源から発射された光は前
    記光ガイド部材に入射して外部に射出され、外部から前
    記光ガイド部材に入射した光は前記受光手段に導かれる
    光ピックアップであって、 前記光ガイド部材は、外部から前記光ガイド部材に入射
    した光の透過光の偏光面と前記傾斜面との成す角が前記
    透過光の進行方向から見て反時計方向(左側)に略45
    (2n+1、ただしnは整数であって負の自然数)度に
    形成された複数の他斜面を内部に有し、 前記光ガイド部材の光入出射面から外部に射出するか前
    記入出射面に外部から入射する前記光入出射面における
    光の通過部分の中心は、前記光源の光射出方向から見て
    前記入出射面における第1の中心線の右側に配置し、か
    つ、前記入出射面における前記第1の中心線に垂直な第
    2の中心線よりも前記光ガイド部材の光源と対向してい
    る部分と反対側の部分の間に配置されていることを特徴
    とする光ピックアップ。
  3. 【請求項3】 光源と、前記光源から発射された光に対
    して傾斜した複数の傾斜面と前記傾斜面に対して外部か
    ら光ガイド部材に入射した光の透過光の偏光面が前記透
    過光の進行方向から見て時計方向(右側)にさらに略4
    5(2n+1、ただしnは整数であって0または自然
    )度の角をなす複数の他斜面とを内部に有する前記
    ガイド部材と、受光手段とを有し、前記光源から発射さ
    れた光は前記光ガイド部材に入射し前記傾斜面を経て外
    部に射出され、外部から前記光ガイド部材に入射した光
    は前記傾斜面と前記他斜面とを経て前記受光手段に導か
    れる光ピックアップであって、 前記光ガイド部材は光入出射面と、前記光源と対向する
    第1の面と、前記第1の面と対向する第2の面と、前記
    入出射面と前記第1の面とに直交する側面とを有する直
    方体形状に形成され、 前記光ガイド部材の前記光入出射面から外部に射出する
    か前記入出射面に外部から入射する前記光入出射面にお
    ける光の通過部分の中心は、前記光源の光射出方向から
    見た前記入出射面における前記側面間の第1の中心線
    前記光源の光射出方向から見て左側の前記側面との間で
    あって前記第1の中心線を外した部分に配置し、かつ、
    前記入出射面における前記第1の中心線に対して垂直な
    第2の中心線と前記第2の面との間であって前記第2の
    中心線を外した部分に配置されていることを特徴とする
    光ピックアップ。
  4. 【請求項4】 光源と、前記光源から発射された光に対
    して傾斜した複数の傾斜面と前記傾斜面に対して外部か
    ら光ガイド部材に入射した光の透過光の偏光面が前記透
    過光の進行方向から見て反時計方向(左側)にさらに略
    45(2n+1、ただしnは整数であって負の自然数)
    度の角をなす複数の他斜面とを内部に有する前記光ガイ
    ド部材と、受光手段とを有し、前記光源から発射された
    光は前記光ガイド部材に入射し前記傾斜面を経て外部に
    射出され、外部から前記光ガイド部材に入射した光は前
    記傾斜面と前記他斜面とを経て前記受光手段に導かれる
    光ピックアップであって、 前記光ガイド部材は光入出射面と、前記光源と対向する
    第1の面と、前記第1の面と対向する第2の面と、前記
    入出射面と前記第1の面とに直交する側面とを有する直
    方体形状に形成され、 前記光ガイド部材の前記光入出射面から外部に射出する
    か前記入出射面に外部から入射する前記光入出射面にお
    ける光の通過部分の中心は、前記光源の光射出方向から
    見た前記入出射面における前記側面間の第1の中心線と
    前記光源の光射出方向から見て右側の前記側面との間で
    あって前記第1の中心線を外した部分に配置し、かつ、
    前記入出射面における前記第1の中心線に対して垂直な
    第2の中心線と前記第2の面との間であって前記第2の
    中心線を外した部分に配置されていることを特徴とする
    光ピックアップ。
  5. 【請求項5】 前記光の通過部分の中心が、 前記第1の面と前記光の通過部分の中心との間の距離を
    L1とし、前記第1の面と前記第2の面との間の距離を
    L2としたとき、 0.53<(L1/L2)<0.83 の関係であっ
    て、かつ、 前記側面と前記光の通過部分の中心との間の距離をL3
    とし、前記側面と前記第1の中心線との間の距離をL4
    としたとき、 0.30<(L3/L4)<0.70 の関係に配置さ
    れていることを特徴とする請求項3または請求項4に
    載の光ピックアップ。
  6. 【請求項6】 外部から前記光ガイド部材に入射した光
    は、前記傾斜面と前記他斜面とによって光をP偏光成分
    とS偏光成分とに略1:1の強度比に分離されることを
    特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1に記載の
    光ピックアップ。
  7. 【請求項7】 光源からの入射光を外部に射出すると共
    に外部からの入射光を受光手段に導き、前記光源から発
    射された光に対して傾斜した複数の傾斜面と、前記傾斜
    面に対して外部から入射した光の透過光の偏光面が前記
    透過光の進行方向から見て時計方向(右側)にさらに略
    45(2n+1、ただしnは整数であって0または自然
    )度の角をなす複数の他斜面とを内部に有する光ガイ
    ド部材であって、 光入出射面と、前記光源と対向する第1の面と、前記第
    1の面と対向する第2の面と、前記入出射面と前記第1
    の面とに直交する側面とを有する直方体形状に形成さ
    れ、 前記光ガイド部材の前記光入出射面から外部に射出する
    か前記入出射面に外部から入射する前記光入出射面にお
    ける光の通過部分の中心は、前記光源の光射出方向から
    見た前記入出射面における前記側面間の第1の中心線
    前記光源の光射出方向から見て左側の前記側面との間で
    あって前記第1の中心線を外した部分に配置し、かつ、
    前記入出射面における前記第1の中心線に対して垂直な
    第2の中心線と前記第2の面との間であって前記第2の
    中心線を外した部分に配置されていることを特徴とする
    光ガイド部材。
  8. 【請求項8】 光源からの入射光を外部に射出すると共
    に外部からの入射光を受光手段に導き、前記光源から発
    射された光に対して傾斜した複数の傾斜面と、前記傾斜
    面に対して外部から入射した光の透過光の偏光面が前記
    透過光の進行方向から見て反時計方向(左側)にさらに
    略45(2n+1、ただしnは整数であって負の自然
    数)度の角をなす複数の他斜面とを内部に有する光ガイ
    ド部材であって、 光入出射面と、前記光源と対向する第1の面と、前記第
    1の面と対向する第2の面と、前記入出射面と前記第1
    の面とに直交する側面とを有する直方体形状に形成さ
    れ、 前記光ガイド部材の前記光入出射面から外部に射出する
    か前記入出射面に外部から入射する前記光入出射面にお
    ける光の通過部分の中心は、前記光源の光射出方向から
    見た前記入出射面における前記側面間の第1の中心線と
    前記光源の光射出方向から見て右側の前記側面との間で
    あって前記第1の中心線を外した部分に配置し、かつ、
    前記入出射面における前記第1の中心線に対して垂直な
    第2の中心線と前記第2の面との間であって前記第2の
    中心線を外した部分に配置されていることを特徴とする
    光ガイド部材。
  9. 【請求項9】 前記光の通過部分の中心が、 前記第1の面と前記光の通過部分の中心との間の距離を
    L1とし、前記第1の面と前記第2の面との間の距離を
    L2としたとき、 0.53<(L1/L2)<0.83 の関係であっ
    て、かつ、 前記側面と前記光の通過部分の中心との間の距離をL3
    とし、前記側面と前記第1の中心線との間の距離をL4
    としたとき、 0.30<(L3/L4)<0.70 の関係に配置さ
    れていることを特徴とする請求項7または請求項8に記
    載の光ガイド部材。
  10. 【請求項10】 外部から前記光ガイド部材に入射した
    光は、前記傾斜面と前記他斜面とによって光をP偏光成
    分とS偏光成分とに略1:1の強度比に分離されること
    を特徴とする請求項7または請求項8に記載の光ガイド
    部材。
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JPH0963105A (ja) 1997-03-07

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