JPH0991447A - ベジエ曲線近似装置 - Google Patents

ベジエ曲線近似装置

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JPH0991447A
JPH0991447A JP24155195A JP24155195A JPH0991447A JP H0991447 A JPH0991447 A JP H0991447A JP 24155195 A JP24155195 A JP 24155195A JP 24155195 A JP24155195 A JP 24155195A JP H0991447 A JPH0991447 A JP H0991447A
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bezier curve
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bezier
approximating
processing
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JP24155195A
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Keiji Miyake
桂司 三宅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1本のベジエ曲線を数本の直線で近似するベ
ジエ曲線近似装置において、高速にベジエ曲線の直線近
似を行う。 【解決手段】 1本のベジエ曲線を数本の直線で近似す
る際、先ず、ステップS1にて、直線近似処理の対象と
なる1本のベジエ曲線の4つの制御点の座標データを入
力する。次に、ステップS2で、あらかじめ設定されて
いるベジエ曲線の所定の分割数を、分割回数計測用カウ
ンタにセットする。続いて、ステップS3で、「ベジエ
曲線分割処理」サブルーチンを呼び出して、ベジエ曲線
の分割処理と直線近似処理とを行う。そして、ステップ
S4で、S3によって得られたベジエ曲線を近似する複
数の直線の座標データを出力する。これによって、所定
の分割回数に達するまでベジエ曲線を再帰的に分割し、
分割により得られた個々のベジエ曲線の端点を直線によ
り結んで、高速に直線近似させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、始点、終点、およ
び2つの制御点の4点で定義されるベジエ曲線を分割
し、これの始点と終点とを結ぶ直線で近似するベジエ曲
線の近似装置に関し、特に、ベジエ曲線の近似速度の向
上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ベジエ曲線を表わすには、1本
のベジエ曲線を数本の直線で近似する方法が一般的に用
いられている。以下では、特に、3次ベジエ曲線につい
て述べる。
【0003】この従来の技術について、図9および図1
0の3次ベジエ曲線の座標図を用いて説明する。3次ベ
ジエ曲線(以下、単にベジエ曲線と称する)は一般に下
記の数1の式で表わされる。
【0004】
【数1】
【0005】ベジエ曲線の直線近似の方法としては関数
による方法と幾何学的方法とがあるが、処理速度の点で
幾何学的方法が多く用いられる。図9は幾何学的方法を
説明する座標図である。図9において、点P0,P3はベ
ジエ曲線の端点、P1,P2はベジエ曲線の制御点であ
り、この4個の点によりベジエ曲線は一義的に定められ
る。以下では、端点と制御点とをまとめて制御点と呼ぶ
こととする。
【0006】幾何学的方法では、まず対象のベジエ曲線
を二つのベジエ曲線に分割する。そのために、制御点P
0〜P3で作られる線分の各中点m0,m1,m2 を求め
る。さらに、これら中点m0〜m2で作られる線分のそれ
ぞれの中点n0,n1を求め、その後、さらに線分n01
の中点Q0 を求める。すなわち、中点Q0 は、制御点か
ら下記の数2の式で求められる。
【0007】
【数2】
【0008】この過程で求まったQ0 は、ベジエ曲線上
の1点と一致し、制御点P0,P1,P2,P3からなるベ
ジエ曲線は、制御点P0,m0,n0,Q0により再定義さ
れるベジエ曲線と、制御点Q0,n1,m2,P3により再
定義されるベジエ曲線とに分割される。また、線分P0
0,Q03は、ベジエ曲線を直線近似するときの直線
となる。
【0009】次に、線分P00,Q03で充分な近似が
なされているか否かの判定を行う。始点P0 から終点Q
0 のベジエ曲線は台形P0,m0,n0,Q0内にあり、線
分P00と点m0 もしくはn0 の距離がある定められた
範囲内であれば、線分P00 は始点P0 から終点Q0
のベジエ曲線を直線近似するに充分であると判断する。
もし、距離が定められた値より大であれば、制御点
0,m0,n0,Q0で再定義されたベジエ曲線をさらに
分割して直線近似する。同様に、線分Q03と点n1
しくはm2 の距離がある定められた範囲内であれば、線
分Q03は始点Q0 から終点P3 のベジエ曲線を直線近
似するに充分であると判断する。もし、距離が定められ
た値より大であれば、制御点Q0,n1,m2,P3で再定
義されるベジエ曲線をさらに分割して直線近似する。
【0010】つまり、図10において、線分P03と制
御点P1,P2との距離h0,h1がある値より大であれ
ば、ベジエ曲線の分割点Q0 を求める処理を開始すると
いう過程を再帰的に行うことになる。また距離h0,h1
は、下記の数3の式によって計算することができる。
【0011】
【数3】
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のベ
ジエ曲線近似装置は、近似直線とベジエ曲線の制御点と
の距離を求めて収束条件の判定を行うために、乗算や除
算を含む非常に繁雑な処理を必要としている。このた
め、加算とシフト演算だけで可能なベジエ曲線を分割す
る負荷に比較し、収束条件の判定には多大な負荷を要
し、ベジエ曲線を高速に直線近似する妨げとなってい
る。従って、たとえば、アウトラインフォントのデータ
形式としてベジエ曲線を採用している場合等にあって
は、アウトラインフォントを展開(ラスタライズ)する
際の大きな問題となっていた。
【0013】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、繁雑な処理を必要とした収束条
件を単純化することにより、高速にベジエ曲線の直線近
似を行うベジエ曲線近似装置を提供することを目的とす
るものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1記載のベジエ曲線近似装置は、図1に示され
るように、1本のベジエ曲線を数本の直線で近似するも
のであって、ベジエ曲線を分割するベジエ曲線分割手段
1と、そのベジエ曲線分割手段1で分割した回数を計測
する分割回数計測手段2と、その分割回数計測手段2に
より計測された分割回数が所定の回数に達するまで、ベ
ジエ曲線を前記ベジエ曲線分割手段1により分割するベ
ジエ曲線分割制御手段3と、分割により得られた個々の
ベジエ曲線の端点を結んだ複数の直線により前記ベジエ
曲線を近似するベジエ曲線近似手段4とを含んでいる。
【0015】この請求項1記載のベジエ曲線近似装置に
よれば、収束条件の判定を行うための複雑な計算を必要
とせず、所定の回数だけベジエ曲線の分割を行うため、
高速に直線近似を行うことができる。
【0016】また、請求項2記載のベジエ曲線近似装置
は、ベジエ曲線を分割する所定回数が、近似しようとす
るベジエ曲線の大きさの関数であることを特徴としてい
る。従って、このベジエ曲線近似装置によれば、ベジエ
曲線の大きさに対応した所定回数の分割を行うため、大
きいサイズのベジエ曲線においても高速でかつ滑らかな
直線近似を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
例を、図2〜図8を参照して説明する。
【0018】図2は、本実施例のベジエ曲線近似装置の
概略構成を示すブロック図であり、直線近似処理の対象
となるベジエ曲線の座標データを一時記憶したり、ある
いはワーキングレジスタ等として使用されるランダムア
クセスメモリ(RAM)11と、リードオンリメモリ
(ROM)14と、あらかじめROM14に記憶されて
いるプログラムに従って所定の制御動作を実行すること
により、RAM11に記憶されたベジエ曲線を再帰的に
分割する処理を行い、これによって得られた近似直線の
座標データをRAM11に記憶する中央処理装置(CP
U)13と、それらを相互に接続するバス12とから構
成されている。
【0019】なお、RAM11には、近似しようとする
ベジエ曲線の座標データを記憶するためのベジエ曲線座
標データ用メモリ11aと、ベジエ曲線を所定回数に達
するまで再帰的に分割する際に分割回数を計測するため
のカウンタ(分割回数計測手段)として用いられる分割
回数計測用カウンタ用メモリ11bと、分割したベジエ
曲線の座標データを書き込むために用られる分割ベジエ
曲線座標データ用メモリ11cと、近似直線の座標デー
タを書き込むための近似直線座標データ用メモリ11d
とが備えられている。
【0020】また、CPU13は、あらかじめROM1
4に記憶されている所定のプログラムを実行することに
より、本発明のベジエ曲線分割手段、ベジエ曲線分割制
御手段、さらには、ベジエ曲線近似手段として機能す
る。
【0021】次に、本実施例におけるベジエ曲線近似処
理の手順を、図3および図4に示されるフローチャート
を参照して詳細に説明する。
【0022】なお、図5〜図8は、本実施例に基づいて
ベジエ曲線の近似を行った一例を示すものであり、図5
はベジエ曲線とその近似結果を、図6は、近似処理の実
行手順を、図7はベジエ曲線が分割される様子を、図8
は分割されたベジエ曲線から端点を取り出し、直線近似
を行った結果を、それぞれ示している。
【0023】図3において、前記CPU13は、先ず、
ステップS1にて、直線近似処理の対象となる1本のベ
ジエ曲線の4つの制御点の座標データを入力し、ベジエ
曲線座標データ用メモリ11aにセットする。次に、ス
テップS2では、あらかじめROM14に格納されてい
るベジエ曲線の所定の分割数を、RAM11の分割回数
計測用カウンタ用メモリ11bにセットする。続いて、
ステップS3では、図4に示される「ベジエ曲線分割処
理」サブルーチンを呼び出して、ベジエ曲線の分割処理
と直線近似処理とを行う。そして、ステップS4では、
S3によって得られたベジエ曲線を近似する複数の直線
の座標データを出力する。
【0024】図4に示される「ベジエ曲線分割処理」サ
ブルーチンでは、同図フローからして明らかなように、
ベジエ曲線の分割処理および直線近似処理が再帰的に行
われる。すなわち、先ず、ステップS10では、分割回
数計測用カウンタメモリ(以下、単にカウンタと称す
る)11bの値が(n=0)であるかどうかを判定す
る。カウンタ11bの値が(n=0)である場合には、
ステップS16により、ベジエ曲線の二つの端点を直線
で結び、直線近似を行う。カウンタ11bの値が(n=
0)でない場合には、ステップS11により、ベジエ曲
線をA,B二つに分割する。分割の方法は、従来技術で
述べた方法と同じである。分割によって得られたA,B
二つのベジエ曲線の座標データは、RAM11の分割ベ
ジエ曲線座標データ用メモリ11cに一時的に格納され
る。
【0025】次いで、ステップS12では、カウンタ1
1bの値を(n−1)して、「1」減ずる。ステップS
13では、S11で分割された二つのベジエ曲線の一方
に対し、図4に示される「ベジエ曲線分割処理」サブル
ーチンを呼び出して、再度、ベジエ曲線の分割処理と直
線近似処理とを行う。続いて、ステップS14でも同様
に、S11で分割された二つのベジエ曲線のもう一方に
対し、再度ベジエ曲線の分割処理と直線近似処理とを行
う。ステップS15では、カウンタ11bの値を(n+
1)して、「1」加算する。
【0026】以上の処理のうち、本発明の特徴とするベ
ジエ曲線の分割処理と近似処理とを中心に、図5〜図8
を参照して詳細に説明する。
【0027】なお、図5は、ベジエ曲線(A)と、その
ベジエ曲線(A)に対し、図3におけるステップS2
で、分割数(分割回数)として(n=2)を与えたとき
の本実施例による近似直線(C)を示す。また、図6
は、図3および図4に示される各ステップの実行順序
と、その各ステップにおける概要を示すものであり、さ
らに、図7は、ステップS3,および、ステップS1
3,S14において、図4に示される「ベジエ曲線分割
処理」サブルーチンが呼ばれたとき、呼び出したステッ
プ番号と、分割処理の対象となるベジエ曲線の制御点
(二つの端点P0,P3と二つの制御点P1,P2)と、分
割回数計測用カウンタメモリ11bの値(n)がどのよ
うな値であるかを示したものである。
【0028】以下、図6に示される各ステップの実行手
順を参照して、ベジエ曲線の分割近似処理の詳細につい
て説明する。
【0029】先ず、ステップS1で取得された図5に示
されるベジエ曲線(A)の4つの制御点の座標データ
と、ステップS2でカウンタ11bにセットされた値
(n=2)を対象として、ステップS3にて「ベジエ曲
線分割処理」サブルーチンが呼ばれる。これが、図7の
No.1である。このステップS3で呼ばれたNo.1
の「ベジエ曲線分割処理」サブルーチンにおいて、ステ
ップS10では、カウンタ11bの値が(n=0)では
ないので、ステツプS11へ分岐する。ステップS11
では、直線近似の対象となるベジエ曲線(A)が、A1
(0,0),(2,2)(3.5,3),(5,3)
と、B1(5,3),(6.5,3),(8,2),
(10,0)とに、二つに分割される。続くステップS
12で、カウンタ11bの値は(n−1)して、(n=
1)になる。ステップS13では、ベジエ曲線A1とカ
ウンタ11bの値(n=1)を対象として、再度、「ベ
ジエ曲線分割処理」サブルーチンが呼ばれる。これが図
7のNo.2である。
【0030】No.2の「ベジエ曲線分割処理」サブル
ーチンにおいて、ステップS10では、カウンタ11b
の値が(n=0)ではないので、ステップS11へ分岐
する。ステップS11では、ベジエ曲線はA2(0,
0),(1,1),(1.9,1.8),(2.7,
2.3)と、B2(2.7,2.3),(3.5,2.
8),(4.3,3),(5,3)とに、二つに分割さ
れる。続くステップS12で、カウンタ11bの値は
(n−1)して、(n=0)になる。ステップS13で
は、ベジエ曲線A2とカウンタの値(n=0)を対象と
して、再度、「ベジエ曲線分割処理」サブルーチンが呼
ばれる。これが図7のNo.3である。
【0031】No.3の「ベジエ曲線分割処理」サブル
ーチンにおいて、ステップS10では、カウンタ11b
の値nが「0」なので、ステップS16へ分岐する。ス
テップS16では、ベジエ曲線A2の端点(0,0),
(2.7,2.3)を直線で結んで近似し、具体的に
は、端点(0,0),(2.7,2.3)を結ぶ直線の
座標データを、近似直線座標データ用メモリ11dに格
納して、呼び出し元(No.2のS13)にリターンす
る。
【0032】No.2の「ベジエ曲線分割処理」サブル
ーチンに戻ると、次のステップS14では、ベジエ曲線
B2とカウンタ11bの値(n=0)を対象として、再
度、「ベジエ曲線分割処理」サブルーチンが呼ばれる。
これが図7のNo.4である。
【0033】No.4の「ベジエ曲線分割処理」サブル
ーチンにおいて、ステップS10では、カウンタ11b
の値が(n=0)なので、ステップS16へ分岐する。
ステップS16では、ベジエ曲線B2の端点(2.7,
2.3),(5,3)を直線で結んで近似し、呼び出し
元(No.2のS14)にリターンする。
【0034】No.2の「ベジエ曲線分割処理」サブル
ーチンに戻ると、次のステップS15では、カウンタ1
1bの値は(n+1)して、(n=1)となり、呼び出
し元(No.1のS13)にリターンする。
【0035】No.1の「ベジエ曲線分割処理」サブル
ーチンに戻ると、次のステップS14では、ベジエ曲線
B1とカウンタ11bの値(n=1)を対象として、再
度、「ベジエ曲線分割処理」サブルーチンが呼ばれる。
これが図7のNo.5である。
【0036】以下、No.5からNo.7の処理は、N
o.2からNo.4と同様に行われる。
【0037】図8は、このようにして得られた図7に示
すベジエ曲線分割処理の結果から、カウンタ11bの値
(n)毎に、ベジエ曲線の端点を結んで得られる近似直
線の座標値(座標データ)をまとめたものである。
【0038】以上の説明から明らかなように、本実施例
によれば、あらかじめ設定されている所定の分割回数に
達するまで、ベジエ曲線を再帰的に分割して、その分割
により得られた個々のベジエ曲線の端点を結んだ複数の
直線によりベジエ曲線を近似するようにしたものである
から、従来では、繁雑な処理を必要とした収束条件を単
純化することができ、高速にベジエ曲線の直線近似を行
うことができる。
【0039】ところで、本実施例における各処理手段と
してのCPU13は、図3および図4に示される分割な
らびに近似処理の手順から明らかなように、ステップS
11で、ベジエ曲線を分割するベジエ曲線分割手段とし
て機能し、また、ステップS3およびステップS13,
S14で、ベジエ曲線の分割回数が所定回数に達するま
で、ベジエ曲線が分割されるように制御するベジエ曲線
分割制御手段として機能し、さらには、ステップ16
で、分割により得られた個々のベジエ曲線の端点を結ん
だ複数の直線によりベジエ曲線を近似するベジエ曲線近
似手段として機能する。
【0040】なお、本発明は、上記実施例の構成に限定
されることなく、種々の変形が可能である。たとえば、
上記実施例では、図3のステップS2で取得する所定の
分割数が、あらかじめROM14に格納されているもの
であって、所定の分割回数に達するまで分割すれば、い
ずれのベジエ曲線においても充分な近似が可能となるよ
うに、各ベジエ曲線の座標データが設定されているもの
であるが、これに限定されることなく、たとえば、直線
近似処理の対象となる各ベジエ曲線の座標データ毎に、
充分な近似が可能な分割数を個々に設定しておき、その
分割数を各制御点のデータ入力とともに外部から与える
ようにしても良い。
【0041】また、上記実施例では、図3のステップS
2で取得する分割数として、一定値(n)を与えるよう
にしているが、近似しようとするベジエ曲線の大きさの
関数となるようにしても良い。たとえば、ステップS1
で取得されるベジエ曲線の線分P0P3の長さに比例した
分割数を与えるようにしても良く、例として、分割数
(n=2)が与えられているベジエ曲線の2倍の大きさ
のベジエ曲線を直線近似させようとする場合には、分割
数(n=4)を与えるようにする。これによれば、ベジ
エ曲線の大きさに対応した所定回数の分割を行うため、
大きいサイズのベジエ曲線においても高速でかつ滑らか
な直線近似を行うことができる。
【0042】さらに、上記実施例では、所定回数の分割
を行うためのカウンタ11bは、再帰処理の深さを表わ
す計数方法を採用しているが、たとえば、単純に1ずつ
加算、あるいは減算していく計数方法でも実施可能であ
ることは勿論である。
【0043】なお、上記実施例では3次ベジエ曲線につ
いて述べたが、3次以外のベジエ曲線についても、上記
実施例と同様に考えることができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したことから明らかなように、
請求項1記載のベジエ曲線近似装置によれば、ベジエ曲
線を複数の直線に分割・近似する際、その分割数が所定
回数に達するまでベジエ曲線を分割することによって近
似させるものであるから、従来の収束条件の判定を行う
ために必要とされた繁雑な処理を省略することができ、
直線近似の処理速度が向上する。
【0045】また、請求項2記載のベジエ曲線近似装置
によれば、ベジエ曲線を分割する所定回数が、近似しよ
うとするベジエ曲線の大きさの関数であることから、ベ
ジエ曲線の大きさに対応した所定回数の分割を行うこと
ができ、大きいサイズのベジエ曲線においても高速でか
つ滑らかな直線近似を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるベジエ曲線近似装置の概略構成を
示す図である。
【図2】本発明の一実施例を示すベジエ曲線近似装置の
ブロック回路図である。
【図3】本実施例で用いたベジエ曲線分割近似処理のメ
インルーチンの手順を示すフローチャートである。
【図4】本実施例で用いたベジエ曲線分割処理サプルー
チンの手順を示すフローチャートである。
【図5】本実施例で用いたベジエ曲線と近似直線との一
例を示す図である。
【図6】本実施例のベジエ曲線分割近似処理の各ステッ
プの実行順序を説明する図である。
【図7】本実施例のベジエ曲線分割処理サブルーチンの
処理内容を説明する図である。
【図8】本実施例の近似直線の座標データをまとめた図
である。
【図9】ベジエ曲線の分割方法を説明する図である。
【図10】従来技術での収束条件を説明する図である。
【符号の説明】
1 ベジエ曲線分割手段 2 分割回数計測手段 3 ベジエ曲線分割制御手段 4 ベジエ曲線近似手段 11 RAM 11a ベジエ曲線座標データ用メモリ 11b 分割回数計測用カウンタ用メモリ(分割回数計
測手段) 11c 分割ベジエ曲線座標データ用メモリ 11d 近似直線座標データ用メモリ 13 CPU(ベジエ曲線分割手段、分割制御手段、
近似手段) 14 ROM

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1本のベジエ曲線を数本の直線で近似する
    ベジエ曲線近似装置において、 ベジエ曲線を分割するベジエ曲線分割手段と、 そのベジエ曲線分割手段で分割した回数を計測する分割
    回数計測手段と、 その分割回数計測手段により計測された分割回数が所定
    の回数に達するまで、ベジエ曲線を前記ベジエ曲線分割
    手段により分割するベジエ曲線分割制御手段と、 分割により得られた個々のベジエ曲線の端点を結んだ複
    数の直線により前記ベジエ曲線を近似するベジエ曲線近
    似手段とを含むことを特徴とするベジエ曲線近似装置。
  2. 【請求項2】前記分割する所定回数が、近似しようとす
    るベジエ曲線の大きさの関数であることを特徴とする請
    求項1記載のベジエ曲線近似装置。
JP24155195A 1995-09-20 1995-09-20 ベジエ曲線近似装置 Pending JPH0991447A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013515282A (ja) * 2009-12-17 2013-05-02 ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッド 安定化コンタクトレンズを製造するための方法
JP2013515283A (ja) * 2009-12-17 2013-05-02 ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッド コンタクトレンズ用眼モデル
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