JPH0990895A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH0990895A
JPH0990895A JP12083396A JP12083396A JPH0990895A JP H0990895 A JPH0990895 A JP H0990895A JP 12083396 A JP12083396 A JP 12083396A JP 12083396 A JP12083396 A JP 12083396A JP H0990895 A JPH0990895 A JP H0990895A
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Yasuyuki Yamazaki
康之 山崎
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岳 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素数の比較的少ない安価な表示素子を用い
て、文字情報と非文字情報が共に良い画質で表示できる
表示装置を提供する。 【解決手段】 入力映像信号をサンプリングして、ドッ
トマトリクス表示素子を用いて表示を行う表示装置にお
いて、表示すべき情報の種類に応じて、第1のタイミン
グでサンプリングされた信号を所定の画素群に供給する
か、該第1のタイミングとは異なる第2のタイミグでサ
ンプリングされた信号を該所定の画素群に供給するか、
のいずれかを選択する選択手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置、プ
ラズマディスプレイ、エレクトロクロミック素子、フィ
ールドエミッションディスプレイ、デジタルマイクロミ
ラーデバイス等の表示画素が所定の周期で並ぶドットマ
トリクス表示素子を有する表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図29は、入力する制御信号によって輝
度を制御しうる表示画素を多数マトリックス状に配列し
た画像装置において、入力される画像信号と、表示画素
の輝度(表示状態)を対応させる例を示した図である。
図29において、R1,G1およびB1はディスプレイ
装置における表示画素の任意の一部分を示す。SR,S
GおよびSBは液晶ディスプレイ装置に入力された映像
信号で、それぞれ赤色・緑色・青色の表示画素に与える
信号である。各赤色、緑色、青色の各色表示画素をドッ
トと呼び、赤、緑、青色の3つを1組として画素(ピク
セル)と呼ぶこともあるが、ここでは、各色表示画素を
1画素(ピクセル)とする。
【0003】従来、表示画素R1を信号値r1、表示画
素G1を信号値g1、ならびに表示画素B1を信号値b
1というように映像信号よりサンプリング周期3Tで信
号値を得て表示を行うと、表示画面で輝度信号の折り返
し歪みが目立つ。この輝度信号の折り返し歪みを防止す
るため、表示画素R1は時間t1において信号値r1
を、表示画素G1は時間t2において信号値g2を、お
よび表示画素B1は時間t3において信号値b3を、と
いうように映像信号よりそれぞれ周期Tでサンプリング
して表示を行う方法が用いられている。すなわち、表示
画素の水平位置と、画像の水平位置を一致させてサンプ
リングを行う方法である。
【0004】この表示方法を用いた場合は、輝度信号の
折り返し歪みの影響は少なくなるが、入力映像信号に含
まれる周期T以下の変化分によって、表示画面に色モア
レが生じる。これを除去するために、入力映像信号にロ
ーパスフィルタをかける手法が用いられている。
【0005】しかしながら上記の方法には、色モアレを
除去する目的で映像信号にローパスフィルタをかける
と、本来の映像信号に含まれている、サンプリング周期
近傍の信号がフィルタによって除去されてしまうため
に、画像の解像度が低下するという問題がある。
【0006】液晶表示装置のブロック図を図30に示
す。図30において401は映像信号の入力端子、40
2は信号処理回路、403は同期分離回路、404はコ
ントローラ、405はXドライバ、406はYドライ
バ、407はXYマトリクス型の液晶ディスプレイ(以
下、LCDという)である。入力端子401から入力さ
れた映像信号は、信号処理回路402でγ補正、反転処
理などLCD407に表示可能なように所定の処理を行
いXドライバ405に入力されると同時に同期分離回路
403に入力されて同期信号が分離され、分離された同
期信号はコントローラ404に入力される。コントロー
ラ404は、これに基づき、映像信号に同期したLCD
407を駆動するための所定の駆動パルスをXドライバ
405およびYドライバ406に供給する。LCD40
7はXドライバ405から供給される映像信号と駆動パ
ルスおよびYドライバ406から供給される駆動パルス
で駆動され入力された映像信号を表示する。
【0007】図31に図30中LCD407の構成図を
示す。図31において、461はFETからなるスイッ
チング素子、462は液晶セル、463は信号電荷を保
持するための保持容量、464R、464G、464B
はXドライバ405から供給される原色(R、G、B)
信号の入力端子、465R、465G、465BはFE
Tからなるスイッチング素子、466は液晶セル462
の共通電極、467R、467G、467BはXドライ
バ405から供給される駆動パルスの入力端子、468
はYドライバ406から供給される駆動パルスの入力端
子である。
【0008】図31のLCDは図32に示すようなR、
G、Bのストライプ状の色フィルタの配列に対応した各
色の画素の配列になっている。
【0009】図33(a)は図30中Xドライバ40
5、図33(b)はYドライバ406の構成図である。
図33に示すようにXドライバ405、Yドライバ40
6はシフトレジスタになっている。図33において、4
21はシフトレジスタのスタートパルスの入力端子、4
22はシフトレジスタの駆動パルスの入力端子、423
はDフリップフロップ、424はXドライバから出力さ
れるLCD駆動パルスの出力端子、431はシフトレジ
スタのスタートパルスの入力端子、432はシフトレジ
スタの駆動パルスの入力端子、433はDフリップフロ
ップ、434はYドライバから出力されるLCD駆動パ
ルスの出力端子である。
【0010】図31、図33を用いて従来のLCDの動
作について説明する。入力端子421から水平走査期間
の始めにスタートパルスが入力され、入力端子422か
ら水平周波数のm/3倍(mは液晶表示装置の水平方向
の画素数)のクロックが入力されると、この駆動パルス
によって、図33(a)のm/3段のシフトレジスタが
駆動され、このシフトレジスタの出力パルスが出力端子
424に出力される。このとき1つの出力端子424は
3つの入力端子467R、467G、467Bに共通に
接続されており、Xドライバ405から出力された同一
の駆動パルスが3つのスイッチング素子465R、46
5G、465Bのゲートに同時に供給され、各スイッチ
が同時にオンすることによって、入力端子464R、4
64G、464Bから入力された映像信号は、同時にサ
ンプリングされて垂直信号線に供給される。垂直信号線
には、スイッチング素子461の一端が接続されてお
り、その他端は液晶セル462および保持容量463に
接続されている。従って垂直走査線の3本ずつについて
同時に信号の書き込みが行われ、さらにXドライバ40
5のシフトレジスタから順次駆動パルスが出力されるこ
とにより、水平方向に走査が行われることになる。さら
に入力端子431から垂直走査期間の始めにスタートパ
ルスが入力され、入力端子432から水平周波数のクロ
ックが入力されると、この駆動パルスによって、図33
(b)のn段(nは液晶表示装置の垂直の画素数)のシ
フトレジスタが駆動され、このシフトレジスタの出力パ
ルスが出力端子434に出力される。出力端子434は
入力端子468に接続されており、Yドライバ406か
ら出力された駆動パルスは所定の水平のゲート線を通し
てスイッチング素子461のゲートに供給され、各スイ
ッチがオンすることによって、液晶セル462と保持容
量463に、入力端子464R、464G、464Bに
供給された信号と共通電極466に供給されている電圧
との電位差に相当する電荷が保持される。このとき共通
電極466には所定の電圧が供給されている。この動作
を繰り返すことによって図31のLCDに1画面分の画
像を表示することができる。
【0011】しかしながら、LCDの画素数が十分ある
場合は前記従来例のような構成で十分な解像度を得るこ
とが可能であるが、例えば対角10cm以下の小型のL
CDなどでは対角20cm以上の大型のLCDに比べ画
素数を多くすると1画素当たりの面積が小さくなってし
まうため開口率が小さくなり、十分な明るさが得られな
くなってしまうといった理由により、画素数をあまり多
くすることができない。従って少ない画素数のLCDで
見かけ上の解像感を得るために、図33のXドライバで
はなく図34に示すようなXドライバを用いる。同図に
おいて図33と同一の番号のものは図33と同一の構成
要素である。図34のXドライバはm段のシフトレジス
タになっており、入力端子421から水平走査期間の始
めにスタートパルスが入力され、入力端子422から水
平周波数のm倍のクロックが入力されると、この駆動パ
ルスによって、図34のm段のシフトレジスタが駆動さ
れ、このシフトレジスタの出力パルスが出力端子424
に出力される。1つの出力端子424は3つの入力端子
467R、467G、467Bの3つの入力端子にそれ
ぞれ別々に接続されており、Xドライバから出力された
駆動パルスはスイッチング素子465R、465G、4
65Bそれぞれのゲートに順次供給され、各スイッチが
順次オンすることによって、入力端子464R、464
G、464Bから入力された映像信号は、それぞれ別々
のタイミングでサンプリングされて垂直信号線に供給さ
れる。垂直方向の走査に関しての動作は前記従来例と同
様であり、このようにして図31のLCDに1画面分の
画像を表示する。このようにすることにより、水平方向
の映像信号のサンプリングの周波数を高くすることによ
り少ない画素数のLCDで解像感を高めている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
33の従来例では、R、G、Bの3画素を同一の位相で
サンプリングしているためにLCDの画素数が十分でな
い場合には十分な解像感が得られないという問題点があ
り、さらにその問題点を改善するために図34の例のよ
うにR、G、Bの3画素をそれぞれ別の位相でサンプリ
ングするようにすると、細かい画像、特に文字などを表
示する際にサンプリングにより生じる折り返し歪み(色
モアレ)が目立ってしまうという問題がある。
【0013】本発明の目的は、画像数の比較的少ない安
価な表示素子を用いても、文字情報と非文字情報がとも
に良い画質で表示できる表示装置を提供することにあ
る。
【0014】本発明の他の目的は、入力映像信号をサン
プリングして、ドットマトリクス表示素子を用いて表示
を行なう表示装置において、表示すべき情報の種類に応
じて、第1のタイミングでサンプリングされた信号を所
定の画素群に供給するか、該第1のタイミングとは異な
る第2のタイミングでサンプリングされた信号を該所定
の画素群に供給するか、のいずれかを選択する選択手段
を有する表示装置を提供することにある。
【0015】更に、本発明の別の目的は、入力映像信号
をサンプリングして、ドットマトリクス表示素子を用い
て表示を行なう表示装置において、該入力映像信号に含
まれる文字情報を検出する検出回路と、該検出回路の出
力に応じて該入力映像信号の処理方法を変更する手段と
を有する装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の表示装置は、入力映像信号を所定の周期で
サンプリングして各信号の信号値を得、これに基づきマ
トリックス状に配置された赤色・緑色・青色の三色から
なる画素の表示を行なう表示装置において、サンプリン
グして得られる信号値から選択される2つの信号値の差
分と所定のしきい値とを比較する手段と、比較手段の出
力に応じて、表示画素に与える信号値を選択的に切り替
える手段とを有することを特徴としている。
【0017】また、入力映像信号は、赤色・緑色・青色
の表示画素を制御する信号または輝度信号のいずれか、
あるいは両方で構成されていることを特徴としている。
【0018】また、比較手段は、ある時間t1,t2お
よびt3(t1<t2<t3)に輝度信号を順にサンプ
リングして得た3つの信号値yn1,yn2およびyn
3が、連続した配列の赤色・緑色・青色の画素の輝度に
それぞれ対応するとき、yn1とyn2の差分をとり、
これと所定のしきい値とを比較し、またyn2とyn3
の差分をとり、これと所定のしきい値とを比較するもの
であることを特徴としている。
【0019】比較手段は、ある時間t1,t2およびt
3(t1<t2<t3)に緑色画素の輝度信号からそれ
ぞれ順にサンプリングして得た3つの信号値gn1,g
n2およびgn3のうちgn2が、連続した配列の赤色
・緑色・青色の画素の緑色の画素に与える信号値に対応
するとき、g1とg2の差分をとり、これと所定のしき
い値とを比較し、またg2とg3の差分をとり、これと
所定のしきい値とを比較するものであることを特徴とし
ている。
【0020】また、比較手段は、ある時間t1,t2お
よびt3(t1<t2<t3)において順に、赤色画素
の輝度信号からサンプリングして得た3つの信号値rn
1,rn2およびrn3、緑色画素の輝度信号からサン
プリングして得た3つの信号値gn1,gn2およびg
n3、および青色画素の輝度信号からサンプリングして
得た3つの信号値bn1、bn2,bn3から信号値を
選択し、連続した赤色・緑色・青色の画素配列を与える
手段として、比較手段の出力を用いて、赤色画素に与え
る信号値を、rn1かgn2かを選択して与える手段
と、緑色画素に信号値gnを与える手段と、青色画素に
与える信号値を、bn3かgn2かを選択して与える手
段とを、有することを特徴としている。
【0021】液晶表示装置などの赤色・緑色・青色(以
下、R・G・Bという)を表示する表示画素をマトリッ
クス状に配置した表示装置において、画像信号を入力し
て画像を表示する際に色モアレを防止するとともに、入
力映像信号の情報を有効に活用して表示することが可能
となる。
【0022】また、上記目的を達成するため、本発明の
表示装置は、入力映像信号を所定の周期でサンプリング
し、これに基づきマトリックス状に配置された赤色・緑
色・青色の三色からなる画素の表示を行なう表示装置に
おいて、入力映像信号中の赤色、緑色および青色の表示
画素を制御する各信号からある時刻t1,t1およびt
3(t1<t2<t3)において順にサンプリングして
それぞれ信号値rn1,rn2およびrn3、gn1,
gn2およびgn3、ならびにbn1,bn2およびb
n3を得るサンプリング手段、これによって得られた信
号値から3つの信号値を選択する選択手段、および、こ
れによって選択された信号に基づき対応する赤色、緑色
および青色の画素を表示する手段を備え、選択手段は、
サンプリングされた信号値から選択した2つのものの差
分と所定のしきい値とを比較し、この比較結果に応じて
3つの信号値の選択を行い出力するものであることを特
徴とする。
【0023】ここで、選択手段は、信号値rn1とrn
2の差分|rn1−rn2|をしきい値Thと比較し、
|rn1−rn2|>Thが成立するとき、または、信
号値rn2とrn3の差分|rn2−rn3|を、しき
い値Thと比較して|rn2−rn3|>Thが成立す
るときに、選択される信号値を選択的に切り換えるもの
であることを特徴とする。
【0024】また、選択手段は、信号値gn1とgn2
の差分|gn1−gn2|をしきい値Thと比較し、|
gn1−gn2|>Thが成立するとき、または、信号
値gn2とgn3の差分|gn2−gn3|をしきい値
Thと比較し、|gn2−gn3|>Thが成立すると
き、選択される信号値を選択的に切り換えるものである
ことを特徴とする。
【0025】また、選択手段は、信号値bn1とbn2
の差分|bn1−bn2|をしきい値Thと比較し、|
bn1−bn2|>Thが成立するとき、または、信号
値bn2とbn3の差分|bn2−bn3|をしきい値
Thと比較し、|bn2−bn3|>Thが成立すると
き、選択される信号値を選択的に切り換えるものである
ことを特徴とする。
【0026】また、選択手段は、信号値rn1とgn2
の差分|rn1−gn2|をしきい値Thと比較し、|
rn1−gn2|>Thが成立するとき、または、信号
値gn2とbn3の差分|gn2−bn3|をしきい値
Thと比較し、|gn2−bn3|>Thが成立すると
き、選択される信号値を選択的に切り換えるものである
ことを特徴とする。
【0027】また、選択手段は、比較結果に応じて、赤
色画素に与える信号値rn1および、青色画素に与える
信号値bn3を、gn1あるいはgn2あるいはgn3
の信号値に切り換えるものであることを特徴とする。
【0028】また、サンプリング手段は、赤色、緑色お
よび青色の制御信号を所定のフィルタを介して各色につ
き時刻t1,t2およびt3において順次サンプリング
することにより、それぞれから信号値Frn1,Frn
2,およびFrn3,Fgn1,Fgn2,およびFg
n3,ならびに、Fbn1,Fbn2,およびFbn3
をさらに得るものであり、選択手段は、比較結果に応じ
てこれら信号値からFrn1,Fgn2,Fbn3を選
択するものであることを特徴とする。
【0029】また、入力映像信号を所定の周期でサンプ
リングして各信号の信号値を得、これに基づきマトリッ
クス状に配置された赤色・緑色・青色の三色からなる画
素の表示を行なう表示装置において、サンプリングして
得られる信号値から選択される2つの信号値の差分と所
定のしきい値とを比較する手段と、比較手段の出力に応
じて、表示画素に与える信号値を選択的に切り替える手
段とを有することを特徴としている。
【0030】また、入力映像信号は、赤色・緑色・青色
の表示画素を制御する信号または輝度信号のいずれか、
あるいは両方で構成されていることを特徴としている。
【0031】また、比較手段は、ある時間t1,t2お
よびt3(t1<t2<t3)に輝度信号を順にサンプ
リングして得た3つの信号値yn1,yn2およびyn
3が、連続した配列の赤色・緑色・青色の画素の輝度に
それぞれ対応するとき、yn1とyn2の差分をとり、
これと所定のしきい値とを比較し、またyn2とyn3
の差分をとり、これと所定のしきい値とを比較するもの
であることを特徴としている。
【0032】比較手段は、ある時間t1,t2およびt
3(t1<t2<t3)に緑色画素の輝度信号からそれ
ぞれ順にサンプリングして得た3つの信号値gn1,g
n2およびgn3のうちgn2が、連続した配列の赤色
・緑色・青色の画素の緑色の画素に与える信号値に対応
するとき、g1とg2の差分をとり、これと所定のしき
い値とを比較し、またg2とg3の差分をとり、これと
所定のしきい値とを比較するものであることを特徴とし
ている。
【0033】さらに、比較手段は、ある時間t1,t2
およびt3(t1<t2<t3)において順に、赤色画
素の輝度信号からサンプリングして得た3つの信号値r
n1,rn2およびrn3、緑色画素の輝度信号からサ
ンプリングして得た3つの信号値gn1,gn2および
gn3、および青色画素の輝度信号からサンプリングし
て得た3つの信号値bn1、bn2,bn3から信号値
を選択し、連続した赤色・緑色・青色の画素配列を与え
る手段として、比較手段の出力を用いて、赤色画素に与
える信号値を、rn1かgn2かを選択して与える手段
と、緑色画素に信号値gnを与える手段と、青色画素に
与える信号値を、bn3かgn2かを選択して与える手
段とを、有することを特徴としている。
【0034】また、上記目的を達成するため、本発明の
表示装置は、入力映像信号に含まれる赤、緑、青の各色
の信号を所定の周期でサンプリングして得られる各色の
信号値に基づいて対応する各色の画素の表示を行う表示
装置において、サンプリングして得られる連続した信号
値AおよびB間の変化量|A−B|を検出する検出手段
と、信号値Aを所定の値L0と比較する第1の比較手段
と、変化量|A−B|を所定の値D0と比較する第2の
比較手段と、第1および第2の比較手段による比較結果
に基づいてある色の画素に与える信号値を他の色の信号
値で置き換える置換え手段とを具備することを特徴とす
る。また、置換え手段は、第1の比較手段による比較結
果がA<L0であり、かつ第2の比較手段による比較結
果が|A−B|>D0のとき、置換えを行うものである
ことを特徴とする。また、入力映像信号に含まれる赤、
緑、青の各色の信号を所定の周期でサンプリングして得
られる各色の信号値に基づいて対応する各色の画素の表
示を行う表示装置において、サンプリングして得られる
連続した信号値AおよびB間の変化量|A−B|を検出
する検出手段と、信号値Aに基づいて所定の比較値を出
力する手段と、変化量|A−B|を比較値と比較する比
較手段と、比較手段による比較結果に基づいてある色の
画素に与える信号値を他の色の信号値で置き換える手段
とを具備することを特徴とする。
【0035】さらに、入力映像信号に含まれる赤、緑、
青の各色の信号を所定の周期でサンプリングして得られ
る各色の信号値を周期に応じたタイミング毎に1色ずつ
順次対応する色の画素に割り当てることにより、マトリ
クス状に配置された各色画素の表示を行う表示装置にお
いて、少なくとも1色についての、サンプリングして得
られる連続した信号値およびその変化量に基づいて色モ
アレの目立ち易いことを検出する検出手段と、色モアレ
が目立ち易いことが検出されたときに、1色の信号値
を、他の色の画素に対しその画素の色の信号値に代えて
割り当てる手段とを具備することを特徴とする。
【0036】この構成において、第1の比較手段による
比較結果がA<L0であり、かつ第2の比較手段による
比較結果が|A−B|>D0のとき、その信号値に係る
画素領域では輝度が低く、かつ輝度の変化が大きいため
色モアレが生じ易い。しかし、その場合、その輝度の変
化が大きい色の信号値でもって他の色の信号値を置き換
えることにより、その領域の色モアレが防止される。一
方、輝度が高い場合(A≧L0)は信号値の置き換えが
行われないため、解像度の劣化が防止され、入力映像信
号の情報がより有効に表示される。変化量|A−B|
を、信号値Aに応じた所定の比較値と比較することによ
り色モアレが生じ易いか否かを判断する場合は、所定の
比較値として信号値Aに比例する値を用いることがで
き、これにより、より精度の高い判定が行われる。
【0037】また、サンプリングの折り返し歪みによっ
て生じる色モアレを低減しつつ、入力映像信号の情報が
有効に表示される。
【0038】また、入力映像信号の振幅変化のパターン
を検知する手段を有し、表示画像において特に色モアレ
が生じやすい領域を判断して表示画素に与える信号値を
選択的に切り換えるため、入力映像信号の情報がより有
効に表示される。
【0039】また、前記目的を達成するため本発明で
は、XYマトリクス型の液晶ディスプレイと、入力され
た映像信号を所定のタイミングでサンプリングし前記液
晶ディスプレイに供給するサンプリング手段と、前記入
力映像信号に文字情報を付加する合成手段または前記入
力映像信号から文字情報を含む領域を判別する文字領域
判別手段とを備えた液晶表示装置において、前記サンプ
リング手段は、文字情報を表示しない領域については、
前記液晶ディスプレイのすべての画素に対し、各画素の
表示位置と空間的に位相の一致したそれぞれ異なる位相
の画像信号を供給し、文字情報を表示する領域について
は、前記液晶ディスプレイの1ドットを構成する隣接す
る所定の複数画素を1組として、この複数画素中の所定
の1画素の表示位置と空間的に位相の一致した同一の位
相の画像信号を前記複数画素毎に供給するものであるこ
とを特徴とする。
【0040】ここで、前記サンプリング手段は、文字情
報を表示しない領域については、前記液晶ディスプレイ
の各画素に供給する信号を、各画素の表示位置と空間的
に位相の一致したそれぞれ異なるタイミングでサンプリ
ングして得、文字情報を表示する領域については、前記
液晶ディスプレイの前記所定の複数画素に供給する信号
を、そのうちの所定の1画素の表示位置と空間的に位相
の一致した同一のタイミングでサンプリングして得るも
のであることを特徴とする。
【0041】また、前記映像信号を所定量遅延させる遅
延手段を備え、前記サンプリング手段は、前記液晶ディ
スプレイの各画素に供給する信号を、各画素の表示位置
と空間的に位相の一致したそれぞれ異なるタイミングで
サンプリングして得るものであり、前記遅延手段は、文
字情報を表示する領域については、前記映像信号を所定
量遅延させて前記サンプリング手段に供給することによ
り結果的に、前記サンプリング手段が、前記所定の複数
画素に供給する信号を、そのうちの所定の1画素の表示
位置と空間的に位相の一致した同一のタイミングでサン
プリングするようにし、文字情報を表示しない領域にお
いては、前記映像信号を遅延させずに前記サンプリング
手段に供給するものであることを特徴とする。
【0042】また、前記映像信号を所定量遅延させる遅
延手段を備え、前記サンプリング手段は、前記所定の複
数画素に供給する信号を、そのうちの所定の1画素の表
示位置と空間的に位相の一致した同一のタイミングでサ
ンプリングして得るものであり、前記遅延手段は、文字
情報を表示しない領域については、前記映像信号を所定
量遅延させて前記サンプリング手段に供給することによ
り結果的に、前記サンプリング手段が、前記所定の複数
画素に供給する信号を、各画素の表示位置と空間的に位
相の一致した異なるタイミングでサンプリングするよう
にし、文字情報を表示する領域においては、前記映像信
号を遅延させずに前記サンプリング手段に供給するもの
であることを特徴とする。
【0043】これによれば、文字情報を表示しない領域
については、液晶ディスプレイのすべての画素に対し、
各画素の表示位置と空間的に位相の一致したそれぞれ異
なる位相の画像信号が供給され、文字情報を表示する領
域については、液晶ディスプレイの1ドットを構成する
複数画素中の所定の1画素の表示位置と空間的に位相の
一致した同一の位相の画像信号が前記複数画素毎に供給
されるため、文字情報を表示する際の折返し歪みの発生
が防止される。
【0044】また、遅延手段を備える場合は、従来のX
ドライバを流用して、同様の作用を行なう液晶表示装置
が構成される。
【0045】また、本発明の表示装置は、ドットマトリ
クス型のディスプレイと、入力された信号を所定のタイ
ミングでサンプリングし上記ディスプレイに供給するサ
ンプリング手段と、入力された映像信号から、輝度信号
および色信号を形成する信号形成手段と、上記輝度信号
および色信号の信号レベルを検出する信号レベル検出手
段と、上記信号レベル検出手段の検出結果を用いて、入
力画像から文字情報を含む領域を判別する文字領域判別
手段を備え、文字情報が含まれている入力画像を上記液
晶ディスプレイに表示する表示装置において、上記文字
領域判別手段は、上記信号レベル検出手段で検出された
輝度信号のレベルが所定値より大きく、かつ色信号のレ
ベルが所定値より小さいときに、表示画像は文字情報を
含む領域であると判別し、文字情報を表示しない領域に
おいては、上記サンプリング手段で上記ディスプレイの
各画素に供給する信号を、各画素の表示位置と空間的に
位相の一致したそれぞれ異なるタイミングでサンプリン
グし、文字情報を表示する領域においては、上記サンプ
リング手段で上記ディスプレイの上記所定の3画素に供
給する信号を、上記3画素中の所定の1画素の表示位置
と空間的に位相の一致した同一のタイミングでサンプリ
ングすることを特徴とし、入力された画像に文字情報を
付加して表示する機能を備えた表示装置において、上記
ディスプレイに文字情報を表示する際に折り返し歪みが
生じることを防止するようにするものである。
【0046】また、本発明の表示装置は、ドットマトリ
クス型のディスプレイと、入力された信号を所定のタイ
ミングでサンプリングし上記ディスプレイに供給するサ
ンプリング手段と、入力された映像信号から、輝度信号
および色信号を形成する信号形成手段と、上記輝度信号
および色信号の信号レベル変化量を検出する信号レベル
変化検出手段と、上記信号レベル変化検出手段の検出結
果を用いて、入力画像から文字情報を含む領域を判別す
る文字領域判別手段を備え、文字情報が含まれている入
力画像を上記ディスプレイに表示する表示装置におい
て、上記文字領域判別手段は、上記信号レベル変化検出
手段で検出された輝度信号のレベル変化量が所定値より
大きく、かつ色信号のレベル変化量が所定値より小さい
ときに、表示画像は文字情報を含む領域であると判別
し、文字情報を表示しない領域においては、上記サンプ
リング手段で上記ディスプレイの各画素に供給する信号
を、各画素の表示位置と空間的に位相の一致したそれぞ
れ異なるタイミングでサンプリングし、文字情報を表示
する領域においては、上記サンプリング手段で上記ディ
スプレイの上記所定の3画素に供給する信号を、上記3
画素中の所定の1画素の表示位置と空間的に位相の一致
した同一のタイミングでサンプリングすることを特徴と
し、入力された画像に文字情報を付加して表示する機能
を備えた液晶表示装置において、上記ディスプレイに文
字情報を表示する際に折り返し歪みが生じることを防止
するようにするものである。
【0047】本発明の表示装置は、ドットマトリクス型
のディスプレイと、入力された信号を所定のタイミング
でサンプリングし上記液晶ディスプレイに供給するサン
プリング手段と、映像信号を所定量遅延させる遅延手段
と、入力された映像信号から、輝度信号および色信号を
形成する信号形成手段と、上記輝度信号および色信号の
信号レベルを検出する信号レベル検出手段と、上記信号
レベル検出手段の検出結果を用いて、入力画像から文字
情報を含む領域を判別する文字領域判別手段を備え、文
字情報が含まれている入力画像を上記ディスプレイに表
示する表示装置において、上記文字領域判別手段は、上
記信号レベル検出手段で検出された輝度信号のレベルが
所定値より大きく、かつ色信号のレベルが所定値より小
さいときに、表示画像は文字情報を含む領域であると判
別し、文字情報を表示しない領域においては、上記遅延
手段で所定量遅延させた信号を上記サンプリング手段に
供給し、上記サンプリング手段で上記3画素中の所定の
1画素の表示位置と空間的に位相の一致した同一のタイ
ミングでサンプリングし、文字情報を表示する領域にお
いては、上記遅延手段を介さずに上記サンプリング手段
に信号を供給し、上記サンプリング手段で上記3画素中
の所定の1画素の表示位置と空間的に位相の一致した同
一のタイミングでサンプリングすることを特徴とし、文
字情報が含まれている入力画像を表示する液晶表示装置
において、従来のXドライバを流用して上記ディスプレ
イに文字情報を表示する際に折り返し歪みが生じること
を防止できる表示装置を構成できるようにするものであ
る。
【0048】また、本発明の表示装置は、ドットマトリ
クス型のディスプレイと、入力された信号を所定のタイ
ミングでサンプリングし上記液晶ディスプレイに供給す
るサンプリング手段と、映像信号を所定量遅延させる遅
延手段と、入力された映像信号から、輝度信号および色
信号を形成する信号形成手段と、上記輝度信号および色
信号の信号レベルを検出する信号レベル検出手段と、上
記信号レベル検出手段の検出結果を用いて、入力画像か
ら文字情報を含む領域を判別する文字領域判別手段を備
え、文字情報が含まれている入力画像を上記ディスプレ
イに表示する液晶表示装置において、上記文字領域判別
手段は、上記信号レベル検出手段で検出された輝度信号
のレベルが所定値より大きく、かつ色信号のレベルが所
定値より小さいときに、表示画像は文字情報を含む領域
であると判別し、文字情報を表示しない領域において
は、上記遅延手段を介さずに上記サンプリング手段に信
号を供給し、上記サンプリング手段で各画素の表示位置
と空間的に位相の一致したそれぞれ異なるタイミングで
サンプリングし、文字情報を表示する領域においては、
上記遅延手段で所定量遅延させた信号を上記サンプリン
グ手段に供給し、上記サンプリング手段で各画素の表示
位置と空間的に位相の一致したそれぞれ異なるタイミン
グでサンプリングすることを特徴とし、文字情報が含ま
れている入力画像を表示する表示装置において、従来の
Xドライバを流用して上記ディスプレイに文字情報を表
示する際に折り返し歪みが生じることを防止できる表示
装置を構成できるようにするものである。
【0049】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態について
述べる。具体的構成については、図1〜図28を参照し
て詳しく説明するが、その前に基本構成について述べ
る。図35は、本発明の表示装置におけるサンプリング
のタイミングを示すものである。本発明では、アルファ
ベット、ギリシャ文字、ローマ数字、数字、かな文字、
漢字等の文字情報を表示するモードの場合には、位相t
1における色信号r1を赤画素R1に、色信号g1を緑
画素G1に、色信号b1を画素B1に供給する。同様に
位相t4における色信号r4、g4,b4をそれぞれ色
画素R2,G2,B2に供給する。
【0050】一方、例えば、ビデオカメラにより撮像さ
れた風景、人物像等の非文字情報を表示する別のモード
の場合には、位相t1における信号r1を画素R1に、
位相t2における信号g2を画素G1に、位相t3にお
ける信号b3を画素B1に供給する。同様に各位相t
4,t5,t6において、信号r4,g5,b6をそれ
ぞれ画素R2,G2,B2に供給する。
【0051】勿論各色信号はそのまま画素に供給されて
も、増幅されたりまたは異なる波形の信号に整形された
上で、画素に供給されてもよい。いずれを選択するか
は、表示素子の特性やXYドライバの構成等に応じて適
宜定められる。図36は本発明の表示装置における、文
字情報を検出し、該検出結果に応じて上述した2つのモ
ードを切換える構成を示すブロック図である。検出回路
が文字情報の有無を検出し、その結果に応じてサンプリ
ングされた色信号の画素への分配方法が定められる。モ
ード切換えのタイミングは、1フレーム終了後であって
もよいが、1水平走査期間終了後であることが望まし
い。こうすれば、風景画の中に文字が書込まれているよ
うな映像情報を適切に表示でき、マルチメディア対応装
置として好適である。
【0052】図1は、本発明の第1の実施例に係るTF
T型液晶パネル表示装置のブロック図である。同図にお
いて、1は映像信号SY,SR,SG,SBの入力端
子、2は映像信号をサンプルホールドし、デジタルの信
号値に変換するA/Dコンバータである。この出力信号
値は次の信号が出力されるまで保持する。
【0053】3は入力される3つの信号値から1つを選
択する信号切換器、10は入力される2つの信号値から
1つを選択する信号切替器である。この出力信号は、次
の信号が出力されるまで保持される。選択のタイミング
は外部のタイミングジェネレータ4(後述)により供給
される。4,14は与えられた周期信号から複数の異な
るタイミング信号を発生するタイミングジェネレータで
ある。5,6は入力される信号値を1つ記憶するメモリ
である。これは、次の信号値が入力されると、前に記憶
していた信号値は失われてしまう。7は与えられる二つ
の信号値における差の絶対値を求める演算器である。8
はあらかじめ設定されたしきい値を記憶するためのメモ
リである。9は、演算器7の出力信号値と、メモリ8に
記憶されているしきい値の大小を比較する比較器であ
る。比較のタイミングはタイミングジェネレータ4によ
り供給される。11は切替器10の出力端子、12は表
示装置全体に周期信号を供給するクロック発生器、13
はクロック発生器12の出力信号端子、15は3つの信
号値を記憶する入力バッファを持ち、タイミングジェネ
レータ14より供給されるタイミングでバッファ内の信
号値をアナログ信号へと変換するD/Aコンバータであ
る。この出力信号は、次の信号が出力されるまで保持さ
れる。18は液晶パネル、16は液晶パネル18の列電
極駆動回路、17は液晶パネル18の行電極駆動回路、
19は破線内部のブロック構成を示している。
【0054】図2は、各部における動作タイミングチャ
ートを示す図である。同図における波形は、タイミング
ジェネレータ4が各部へ出力するものである。この波形
に同期して表示装置の各部が信号処理を行う。Ck1,
2,3…は、クロックパルス数によるタイミングを示
す。以下、図1、図2を用いて動作説明を行う。
【0055】クロック(Ck)1において、映像入力端
子1より信号をサンプリングし、これをA/Dコンバー
タ2によってデジタルデータに変換し、各信号の信号値
yn1,rn1,gn1,bn1を得る。Ck4におい
て、切替器3が信号SRの信号値rn1を選択し、出力
する。Ck5において、信号SYの信号値yn1をM5
に、SR信号の信号値rn1をM6に記憶させる。Ck
6において、映像入力端子1より信号をサンプリング
し、デジタルデータに変換し、各信号の信号値yn2,
rn2,gn2,bn2を得る。Ck7において、切替
器3が信号SGの信号値gn2を選択し、出力する。演
算器7はM5に記憶されている信号値yn1とyn2の
差分絶対値を求めて出力する。Ck8において、比較器
9は、演算器7の出力と、RM8にあらかじめ書き込ま
れているしきい値thの大小を比較する。Ck9におい
て、比較器9の出力を用いて、切替器10がM6に記憶
されている信号値rn1かgn2かを選択し、信号出力
端子11に出力する。出力された信号値はD/Aコンバ
ータ15の入力バッファに保存される。Ck10におい
て、信号SYの信号値yn2をM5へ、SG信号の信号
値gn2をM6に記憶させる。Ck11において、映像
入力端子1より信号をサンプリングし、デジタルデータ
に変換し、各信号の信号値yn3,rn3,gn3,b
n3を得る。切替器10がSG信号の信号値gn2を信
号出力端子11へ出力する。出力された信号値はD/A
コンバータ15の入力バッファに保存される。Ck12
において、切替器3がSB信号の信号値bn3を選択
し、出力する。演算器7がM5に記憶されている信号値
yn2とyn3の差分絶対値を求めて出力する。Ck1
3において、比較器9は演算器7の出力とRM8にあら
かじめ書き込まれているしきい値thの大小を比較す
る。Ck14において、比較器9の出力により、切替器
10がM6に記憶されている信号値gn2かbn3を選
択し、信号出力端子11に出力する。出力された信号値
はD/Aコンバータ15の入力バッファに保存される。
信号出力端子11から出力された信号は、D/Aコンバ
ータ15によって処理される。
【0056】図3は、D/Aコンバータ15の出力信号
を示す。切替器10の出力信号は、上記Ck9、11お
よび14においてD/Aコンバータ15内の入力バッフ
ァに保存され、図3に示すようにCk16から30の間
にD/Aコンバータ15から出力される。このときの信
号レベルon1,on2,on3は、切替器10がCk
9,11および14で出力するデジタル信号をD/Aコ
ンバータ15がアナログ信号に変換した値である。信号
値on1,on2,on3に対応して、表示画素R,
G,Bがそれぞれ点灯する。
【0057】以下、Ck1〜30の動作が繰り返され
る。
【0058】図4は、具体的な比較・選択の信号処理例
を示す図である。同図において、thはしきい値であ
る。以下、図4について説明する。
【0059】処理1の例においては、|yn1−yn2
|<thであるため、信号値rn1で赤色表示画素を表
示する。また、|yn2−yn3|>thであるため、
bn3の代わりにgn2の信号値で青色表示画素を表示
する。処理2の例においては、|yn1−yn2|<t
hであるため、信号値rn1で赤色表示画素を表示す
る。また、|yn2−yn3|>thであるため、bn
3の代わりにgn2の信号値で青色表示画素を表示す
る。処理3の例においては、|yn1−yn2|>th
であるため、rn1の代わりにgn2の信号値で赤色表
示画素を表示する。また、|yn2−yn3|<thで
あるため、信号値bn3で青色表示画素を表示する。処
理4の例においては、|yn1−yn2|>thである
ため、rn1の代わりにgn2の信号値で赤色表示画素
を表示する。また、|yn2−yn3|<thであるた
め、信号値bn3で青色表示画素を表示する。
【0060】図5は、本発明の第2の実施例に係るTF
T型液晶パネル表示装置の、図1における19部分に相
当する部分のブロック図である。他の構成は図1のもの
と同様である。同図において、20は各信号SR,S
G,SBの信号入力端子、21は映像信号をサンプルホ
ールドし、デジタル信号値に変換するA/Dコンバータ
である。実施例1においては、比較手段の入力に信号S
Yを用いていたが、本実施例では信号SYの代わりに信
号SGを用いる。このことにより、実施例1と比較して
構成を簡略化することができる。
【0061】以下、図5の装置の動作説明を行う。
【0062】本実施例のタイミングジェネレータ4が出
力する波形は図2に示したものと同じである。この波形
に同期して表示装置の各部が信号処理を行う。
【0063】Ck1において、信号入力端子20より信
号をサンプリングし、デジタルデータに変換し、各信号
の信号値rn1,gn1,bn1を得る。Ck4におい
て、切替器3が信号SRの信号値rn1を選択し、出力
する。Ck5において、信号SGの信号値gn1をメモ
リ5に、信号SRの信号値rn1をメモリ6に記憶させ
る。Ck6において、信号入力端子20より信号をサン
プリングし、デジタルデータに変換し、各信号の信号値
rn2,gn2,bn2を得る。Ck7において、切替
器3が信号SGの信号値gn2を選択し、出力する。演
算器7はメモリ5に記憶されている信号値gn1と、g
n2の差分絶対値を求めて出力する。Ck8において、
比較器9が、演算器7の出力とメモリ8にあらかじめ書
き込まれているしきい値thとの大小を比較する。Ck
9において、比較器9の出力を用いて,切替器10がメ
モリ6に記憶されている信号値rn1かgn2を選択
し、信号出力端子11に出力する。出力された信号値は
D/Aコンバータ15の入力バッファに保存される。C
k10において、信号SGの信号値gn2をメモリ5,
メモリ6に同時に記憶させる。Ck11において、信号
入力端子20より信号をサンプリングし、デジタルデー
タに変換し、各信号の信号値rn3,gn3,bn3を
得る。切替器10が信号SGの信号値gn2を信号出力
端子11へ出力する。Ck12において、切替器3が信
号SBの信号値bn3を選択し、出力する。演算器7が
メモリ5に記憶されている信号値gn2とgn3の差分
絶対値を求めて出力する。出力された信号値はD/Aコ
ンバータ15の入力バッファに保存される。Ck13に
おいて、比較器9が、演算器7の出力とメモリ8にあら
かじめ書き込まれているしきい値thの大小を比較す
る。Ck14において、比較器9の出力により、切替器
10がメモリ6に記憶されている信号値gn2かbn3
かを選択し、信号出力端子11に出力する。出力された
信号値はD/Aコンバータ15の入力バッファに保存さ
れる。信号出力端子11から出力された信号は、D/A
コンバータ15によって処理される。図3は、D/Aコ
ンバータ15の出力信号を示す。切替器10の出力信号
は、上記Ck9、11および14においてD/Aコンバ
ータ15内のバッファに保存され、図3に示すようにC
k16から30の間に、D/Aコンバータ15から出力
される。このときの信号レベルon1,on2,on3
は、切替器10がCk9,11,14で出力したデジタ
ル信号をD/Aコンバータ15がアナログ信号に変換し
た値である。信号値on1,on2,on3に対応し
て、表示画素R,G,Bがそれぞれ点灯する。
【0064】以下、Ck1〜30の動作が繰り返され
る。以上説明したように、本発明の実施例1、2による
表示装置は、サンプリングして得られる信号値から選択
される2つの信号値の差分と所定のしきい値とを比較す
る手段と、比較手段の出力に応じて、表示画素に与える
信号値を選択的に切り替える手段とを有することによ
り、入力映像信号の色モアレを低減するとともに、入力
映像信号の情報を有効に活用して表示することができ
る。
【0065】[実施例3]図6は、本発明の第3の実施
例に係るTFT型液晶パネル表示装置のブロック図であ
る。同図において、201R,201Gおよび201B
は映像信号SR,SGおよびSBの入力端子、202は
後述のタイミングジェネレータに信号を供給するクロッ
クジェネレータ、203は各部に動作クロックを供給す
るタイミングジェネレータである。204R,204G
および204Bは映像信号SR,SGおよびSBをサン
プルホールドし、デジタル信号値に変換するA/Dコン
バータであり、それぞれの出力信号値は、次の信号が出
力されるまで保持される。サンプリングはタイミングジ
ェネレータ203より供給される信号φ1に同期して行
われる。205R,205Gおよび205Bは所定の時
間間隔でA/Dコンバータ204R,204G,204
Bの出力信号値を順に3つストアし、3つの出力端子か
ら同時に出力するシフトレジスタである。この出力端子
から異なる時刻にサンプリングされた入力信号のサンプ
リング値を得ることができる。シフト動作はタイミング
ジェネレータ203より供給される信号φ2に同期して
行われる。206R,206Gおよび206Bは3つの
入力信号より任意の2つの信号(重複可)を選択して出
力する信号切換器、207A,207B,207C,2
07D,207Eおよび207Fはそれらの出力信号の
データをタイミングジェネレータ203より供給される
信号φ3の立ち上がりに同期して保持するフリップフロ
ップ、208はタイミングジェネレータ203より供給
される信号φ4およびφ5に同期してフリップフロップ
207A,207B,207Cから入力される3つの信
号より2つの信号を選択して出力する信号切換器、20
9はこの2つの入力信号の差分絶対値を計算する差分
器、210はあらかじめ設定されたしきい値Thを格納
したROM、211は差分器209およびROM210
からの2つの入力信号の大小を比較し、比較結果を出力
する大小比較器、212は信号切換器213およびFI
FOメモリ214(後述)に信号を供給するタイミング
ジェネレータである。213はそれぞれ2つの入力信号
より1つの信号を選択して出力する3つの信号切換器
a,bおよびcを備えた信号切換器である。信号切換器
213は、内部にカウンタを有し、信号切換器a,b,
cの順に入力信号の切り換えを行う。切り換えは、大小
比較器211の出力信号で制御される。信号切換器21
3における信号の切り換えはタイミングジェネレータ2
12より供給される信号φ6に同期する。また、内部カ
ウンタは、タイミングジェネレータ212より供給され
る信号φ9によってリセットされる。214はFIFO
メモリであり、タイミングジェネレータ212より供給
される信号φ7に同期して入力信号のストアを行い、タ
イミングジェネレータ212より供給される信号φ8に
同期してストアしていた信号を出力する。215は信号
端子、216は液晶パネルの行電極駆動回路および列電
極駆動回路に同期信号を供給するタイミングジェネレー
タ、217はタイミングジェネレータ216を含む液晶
パネル部分であり、図中の破線で囲まれた領域である。
【0066】図7は、タイミングジェネレータ203,
212が出力する信号φ1〜φ9のタイミングチャート
を示す。この波形に同期して表示装置の各部が信号処理
を行う。まず、時刻taにおいて、A/Dコンバータ2
04R,204Gおよび204Bは、タイミングジェネ
レータ203より供給される信号φ1によって、端子2
01R,201Gおよび201Bに入力された信号をそ
れぞれサンプリングホールドする。これらサンプリング
ホールドされた信号が信号値r1,g1およびb1に該
当する。
【0067】時刻tbにおいて、シフトレジスタ205
R,205Gおよび205Bは、タイミングジェネレー
タ203より供給される信号φ2によって、A/Dコン
バータ204R,204Gおよび204Bの出力信号を
それぞれストアし、シフトする。
【0068】時刻tc,tdおよびte,tfにおいて
も、A/Dコンバータ204R,204G,204Bお
よび205R,205G,205Bは上述と同様な動作
をする。これらの動作によって、シフトレジスタ205
Rから信号値r1,r2およびr3、205Gからg
1,g2およびg3、205Bからb1,b2およびb
3の信号値がそれぞれ信号切換器206R,206Gお
よび206Bへ出力される。信号切換器206R,20
6Gおよび206Bは、それぞれに入力される3つの信
号値のうち所定の2つの信号(重複可)を選択する。こ
こで、信号切換器206Rは信号値r1、206Gは信
号値g2、206Bは信号値b3を出力するように設定
されていると仮定する。
【0069】時刻tgにおいて、フリップフロップ20
7A,207B,207C,207D,207Eおよび
207Fが、タイミングジェネレータ203より供給さ
れる信号φ3に同期して、信号切換器206R,206
Gおよび206Bより出力される信号値を保持し、出力
する。ここでは、上記の仮定により、フリップフロップ
207Aは信号値r1、207Bは信号値g2、207
Cは信号値b3を、また207Dは信号値r1、207
Eは信号値g2、207Fは信号値b3をそれぞれ保持
し、信号切換器208へ出力する。
【0070】時刻thにおいて、信号切換器208は、
タイミングジェネレータ203より供給される信号φ4
によって、フリップフロップ207A,207Bおよび
207Cの出力信号より所定の2つを選択して出力す
る。ここでは、あらかじめ信号φ4によってフリップフ
ロップ207Aの出力信号値r1と207Bの出力信号
値g2が選択されるように信号切換器208が設定され
ていると仮定する。差分器209は、信号切換器208
によって選択された2つの信号r1およびg2の差分絶
対値を計算して出力する。比較器211は、差分器20
9の出力と、ROM210のしきい値Thの大小を比較
して結果を出力する。比較器211は、差分器209の
出力>Thが成立する「真」かしないか「偽」を判定
し、その結果を2値信号として出力する。この条件が成
立する場合は、「真」の信号を出力する。
【0071】時刻tiにおいて、信号切換器213は、
比較器211から受け取る信号が「真」なら、信号切換
器213の入力端子a2を、「偽」ならa1を選択し、
出力端子Oへ出力する。この選択は、タイミングジェネ
レータ212より供給される信号φ6に同期して行う。
比較器211の出力が「偽」であれば、信号切換器21
3の入力端子a1には信号値r1、a2には信号値g2
が入力され、出力端子Oにはr1が出力される。ここで
は、出力端子Oよりr1が出力されたとする。
【0072】時刻tjにおいて、FIFOメモリ214
は、タイミングジェネレータ212より供給される信号
φ7によって、信号切換器213が出力した信号値r1
をストアする。
【0073】時刻tkにおいて、信号切換器213は、
信号切換器213の入力端子b2の信号値を出力端子O
へ出力する。このとき、比較器211の出力を用いな
い。ここでは、信号値g2が選択される。これと同時
に、時刻tkにおいて、FIFOメモリ214は、時刻
tjにストアした信号値r1を出力し、時刻toまで出
力信号値を保持する。FIFOメモリ214から出力さ
れる信号値は、端子215を通り、液晶パネル217に
表示される。
【0074】時刻tlにおいて、信号切換器208は、
タイミングジェネレータ203より供給される信号φ5
によって、時刻t1において、207A,207Bおよ
び207Cの出力信号より2つを選択し、出力する。こ
こでは、あらかじめ信号φ5によって207Bと207
Cの出力信号を選択するように、信号切換器208が設
定されていると仮定する。したがって、信号切換器20
8からは信号値g2とb3が出力される。これと同時
に、時刻tlにおいて、FIFOメモリ214は、タイ
ミングジェネレータ212より供給される信号φ7によ
って、信号切換器213によって選択された信号値g2
をストアする。
【0075】時刻tmにおいて、信号切換器213は、
比較器211から受け取る信号の「真」または「偽」に
よって、信号切換器213の入力端子c1またはc2の
信号値のいずれかを選択し、出力端子Oへ出力する。こ
の選択はタイミングジェネレータ12より供給される信
号φ6に同期して行う。ここでは、信号切換器213の
入力端子c1には信号値g2、c2には信号値b3が入
力され、出力端子Oにはg2が出力されたとする。
【0076】時刻tnにおいて、FIFOメモリ214
は、タイミングジェネレータ212より供給される信号
φ7によって、信号切換器213の出力信号値(時刻t
mに選択された値)g2をストアする。
【0077】時刻toにおいて、FIFOメモリ214
は、時刻t1においてストアした信号値g2を出力し、
時刻tpまで出力信号値を保持する。出力された信号値
は、液晶パネル217に表示される。そして時刻tpに
おいて、FIFOメモリ214は、時刻tnにおいてス
トアした信号値g2を出力する。出力された信号値は、
液晶パネル217に表示される。以下、上記の動作が繰
り返される。動作を繰り返す周期はPTである。時間T
とPTには、PT=3Tの関係が成立する。
【0078】[実施例4]図8は、本実施例4の表示装
置の構成を示すブロック図である。以下、図8および図
7を用いて説明を行う。図8中の図6と同一の符号は同
一の要素を示している。図8において、218R,21
8Gおよび218Bは信号フィルタであり、信号入力端
子201R,201Gおよび201Bより入力された信
号に所定のフィルタをかける。219R,219Gおよ
び219Bはそれぞれ信号フィルタ218R,218G
および218Bから出力される信号をサンプルホールド
し、デジタル信号値に変換するA/Dコンバータであ
り、それぞれの出力信号値は次の信号が出力されるまで
保持される。サンプリングはタイミングジェネレータ2
03より供給される信号φ1に同期して行われる。22
0R,220Gおよび220Bはシフトレジスタ205
R,205Gおよび205Bと同じ働きをするシフトレ
ジスタである。221R,221Gおよび221Bは、
3つの入力信号値よりあらかじめ設定された1つを選択
して出力する信号切換器である。222A,222Bお
よび222Cは2つの入力と2つの出力を有し、タイミ
ングジェネレータ203より供給される信号φ3の立ち
上がりに同期してデータを保持するフリップフロップで
あり、それぞれ信号切換器206R,206Gおよび2
06Bの出力と、信号切換器221R,221Gおよび
221Bの出力を保持する。
【0079】次に、図7、図8を用いて装置の動作を説
明する。まず、時刻taにおいて、A/Dコンバータ2
04R,204Gおよび204Bはタイミングジェネレ
ータ203より供給される信号φ1によって、入力端子
201R,201Gおよび201Bに入力された信号を
それぞれサンプリングホールドする。また、同時にA/
Dコンバータ219R,219Gおよび219Bは、信
号フィルタ218R、218Gおよび218Bの出力を
それぞれサンプリングホールドする。
【0080】時刻tbにおいて、シフトレジスタ205
R,205Gおよび205Bはタイミングジェネレータ
203より供給される信号φ2に同期し、A/Dコンバ
ータ204R,204Gおよび204Bの出力信号をそ
れぞれストアし、シフトする。同時に、シフトレジスタ
220R,220Gおよび220BはA/Dコンバータ
219R,219Gおよび219Bの出力信号値をそれ
ぞれストアし、シフトする。
【0081】時刻tcからtdおよびteからtfにお
いて、A/Dコンバータ204R,204G,204
B,219R,219G,219Bおよびシフトレジス
タ205R,205G,205B,220R,220
G,220Bは上記と同様の動作をする。上記動作によ
って、シフトレジスタ205Rから信号値r1,r2お
よびr3が、205Gからg1,g2およびg3が、2
05Bからb1,b2およびb3が出力される。また、
シフトレジスタ220Rから信号値Fr1,Fr2およ
びFr3が、220GからFg1,Fg2およびFg3
が、220BからFb1,Fb2およびFb3の信号値
が出力される。信号切換器206R,206Gおよび2
06Bは、入力された3つの信号値のうち2つ(重複
可)を選択する。また、信号切換器221R,221G
および221Bは、それぞれ入力された3つの信号値の
うち1つを選択する。ここでは、221Rは信号値Fr
1、221GはFg2、221BはFb3をそれぞれ選
択したと仮定する。
【0082】フリップフロップ207A,207Bおよ
び207Cは、タイミングジェネレータ203より供給
される信号φ3に同期して、信号切換器206R,20
6Gおよび206Bより出力される信号値を時刻tgか
ら保持し、出力する。ここでは、フリップフロップ20
7Aは信号値r1、207Bは信号値g2、207Cは
信号値b3をそれぞれ保持し、出力していると仮定す
る。また、フリップフロップ222A,222Bおよび
222Cは、信号φ3に同期して、信号切換器206
R,206Gおよび206Bより出力される信号値と、
信号切換器221R,221Gおよび221Bより出力
される信号値を時刻tgから保持し、出力する。ここで
は、上記の仮定より、フリップフロップ222Aは信号
値r1とFr1、222Bは信号値g2とFg2、22
2Cは信号値b3とFb3をそれぞれ保持し、出力して
いる。差分器209Aは、フリップフロップ207Aと
207Bの出力信号値の絶対差分|r1−g2|を計算
し出力する。また、差分器209Bはフリップフロップ
207Bと207Cの出力信号値の絶対差分|g2−b
3|を計算し出力する。比較器211Aは、差分器20
9Aの出力と、ROM210のしきい値Thの大小を比
較し、結果を「真」または「偽」の2値化信号として出
力する。差分器209Aの出力信号値>しきい値Thで
あるとき、「真」の信号を出力する。それ以外は「偽」
の信号を出力する。同様に、比較器211Bは、差分器
209Bの出力と、ROM210のしきい値Thの大小
を比較し、結果を「真」または「偽」で2値化して出力
する。論理演算器223は、比較器211Aと211B
の出力信号の論理和を計算し、出力する。どちらかが
「真」であれば、論理演算器223の出力は「真」とな
る。
【0083】時刻thにおいて、論理演算器223の出
力は制御信号φ4に同期してフリップフロップ207G
に保持され、出力される。
【0084】時刻ti,tk,tmにおいて、信号切換
器213は、フリップフロップ207Gの出力から受け
取る信号の「真」または「偽」によって、信号切換器2
13の入力端子a1,b1,c1またはa2,b2,c
2のどちらかを選択し、その信号値を出力端子Oへ出力
する。すなわち、フリップフロップ207Gの出力が
「真」であれば、信号切換器213は入力端子a2,b
2,c2を選択し、タイミングジェネレータ212より
供給される信号φ6に同期して信号値を順に出力する。
フリップフロップ207Gの出力が「偽」であれば、信
号切換器213は入力端子a1,b1およびc1を選択
し、タイミングジェネレータ212より供給される信号
φ6に同期して信号値を順に出力する。ここで、フリッ
プフロップ207Gの出力が「真」であり、信号切換器
213の入力端子a1には信号値r1、a2には信号値
Fr1が入力されていると仮定する、すなわち、差分器
の出力信号値>しきい値Thが成立すると仮定する。す
ると、時刻tiにおいて、信号切換器213の入力端子
a2に入力されている信号値Fr1が出力端子Oへ出力
される。
【0085】時刻tjにおいて、FIFOメモリ214
は、タイミングジェネレータ212より供給される信号
φ7によって、信号切換器213が出力した信号値r1
をストアする。
【0086】時刻tkにおいて、信号切換器213は、
信号φ6に同期して、信号切換器213の入力端子b1
とb2のうちb2を選択する。入力端子b2には信号値
Fg2が入力されているので、信号切換器213は信号
値Fg2を出力端子Oに出力する。上記と同様に、時刻
tkにおいて、FIFOメモリ214は、時刻tjにお
いてストアした信号値Fr1を出力し、時刻toまで出
力信号値を保持する。出力された信号値は、端子215
を通り、液晶パネル217に表示される。
【0087】時刻tlにおいて、FIFOメモリ214
は、タイミングジェネレータ212より供給される信号
φ7によって、時刻t1において、信号切換器213が
出力した信号値Fg2をストアする。
【0088】時刻tmにおいて、信号切換器213は、
信号φ6に同期して、信号切換器213の入力端子c1
とc2のうちc2の信号値を選択する。入力端子c2に
は信号値Fb3が入力されているので、信号切換器21
3は信号値Fb3を出力端子Oに出力する。
【0089】時刻tnにおいて、FIFOメモリ214
は、タイミングジェネレータ212より供給される信号
φ7によって、信号切換器213の出力信号値(時刻t
mに選択された値)Fb3をストアする。
【0090】時刻toにおいて、FIFOメモリ214
は、時刻t1にストアした信号値g2を出力し、時刻t
pまで出力信号値を保持する。出力された信号値は、液
晶パネル217に表示される。
【0091】時刻tpにおいて、FIFOメモリ214
は、時刻tnにストアした信号値g2を出力する。出力
された信号値は、液晶パネル217に表示される。
【0092】以下、上記の動作を繰り返す。動作を繰り
返す周期はPTである。時間TとPTとの間には、PT
=3Tの関係が成立する。
【0093】本実施例においては、入力映像信号が単位
時間に大きく変化し、かつその変化量が所定のしきい値
を超えたときに、液晶パネル217に出力される映像信
号が部分的に切り換る。例えば信号フィルタ218R,
218Gおよび218Bがローパスフィルタであれば、
入力画像中にモアレが生じやすい領域に選択的にフィル
タ処理を施すことが可能である。したがって、入力画像
の情報を保持しつつ、選択的にモアレ低減処理を行うこ
とが可能である。
【0094】以上説明したように、本発明の表示装置
は、ある時刻t1,t2およびt3(t1<t2<t
3)における赤色、緑色および青色の表示画素を制御す
る信号から順にサンプリングして得たそれぞれ3つの信
号値rn1,rn2およびrn3、gn1,gn2およ
びgn3、bn1,bn2およびbn3から信号値を選
択し、3つの連続して配列された赤色、緑色および青色
の画素配列に与えるとき、rn1とrn2の差分、gn
1とgn2の差分あるいはbn1とbn2の差分が、所
定のしきい値Thより大きい値であるか比較し、それぞ
れの差分>Thが成立するとき、またはrn2とrn3
の差分、gn2とgn3の差分あるいはbn2とbn3
の差分が、所定のしきい値Thより大きい値であるか比
較し、それぞれの差分>Thが成立するとき、表示画素
に与える信号値を選択的に切り換える手段を有すること
により、入力映像信号の色モアレを低減するとともに、
入力映像信号の情報を有効に活用して表示することがで
きる。
【0095】また、入力映像信号の振幅変化により、表
示装置の画素配列に与える信号値を選択的に切り換え
る。このとき、入力映像信号に所定の信号フィルタを通
した場合の信号値と、通さない場合の信号値を選択的に
切り換えることにより、入力映像信号のうち色モアレが
生じ易い領域のみに選択的に信号フィルタをかけること
ができ、入力映像信号の情報を有効に活用することがで
きる。
【0096】[実施例5]図9は、本発明の第5実施例
に係る表示装置の構成を示すブロック図であり、図10
は、図9の装置に接続された液晶表示パネル部分を示す
ブロック図である。図9において、301R,301G
および301Bはそれぞれ赤色・緑色・青色の表示画素
の輝度を制御する映像信号SR,SGおよびSBが入力
される入力映像端子、302A,302Bおよび302
Cは入力映像信号SR,SGおよびSBをサンプルホー
ルドし、デジタル信号値に変換するA/Dコンバータで
あり、それぞれの出力信号値は次の信号が入力されるま
で保持される。サンプリングはタイミングジェネレータ
(後述)より供給される信号φ1に同期して行われる。
303A,303Bおよび303Cは所定時間間隔でA
/Dコンバータ302A,302Bおよび302Cの出
力信号値を順に3つストアし、3つの出力端子から同時
に出力するシフトレジスタである。この出力端子から異
なる時刻にサンプリングされた入力映像信号のサンプリ
ング値を得ることができる。シフト動作はタイミングジ
ェネレータより供給される信号φ2に同期して行われ
る。304A,304B,304C,304Dおよび3
04Eはタイミングジェネレータより供給される信号φ
3に同期して入力信号を保持するフリップフロップ、3
05A,305Bは所定の信号値L0を格納したメモ
リ、306A,306Bはメモリ305A,305Bお
よびフリップフロップ304B,304Cの入力信号の
大小を比較し、比較結果を「1」または「0」の信号を
出力する比較器、307A,307Bはフリップフロッ
プ304Bおよび304C、ならびに304Cおよび3
04Dの入力信号の絶対差分を計算し、出力する差分
器、308A,308Bは所定の信号値D0を格納した
メモリ、309A,309Bはメモリ308A,308
Bおよび差分器307A,307Bから出力された信号
値の大小を比較する比較器、310A,310Bは比較
器306Aおよび309A、ならびに306Bおよび3
09Bから出力された信号値の論理積を計算し、出力す
る論理積演算器、311A,311Bは与えられる制御
信号によって2つの入力信号のどちらか1つを選択し、
出力する信号切換器、312A,312Bおよび312
Cはタイミングジェネレータより供給される信号φ4に
同期して入力信号を保持するフリップフロップ、313
はタイミングジェネレータに信号を供給するクロックジ
ェネレータ、314はクロックジェネレータ313より
供給される信号より装置各部へ送出するタイミングクロ
ックを生成し、出力するタイミングジェネレータ、31
5はタイミングジェネレータ314より供給される制御
信号によって3つの入力信号a,b,cより1つを選択
して出力する信号切換器である。制御信号φ5の波形の
立ち上がりで入力aを、制御信号φ6の波形の立ち上が
りで入力bを、制御信号φ7の波形の立ち上がりで入力
cをそれぞれ選択し出力する。図11は、制御信号φ
5,φ6およびφ7の波形を示す。316はタイミング
ジェネレータ314より供給される制御信号φ8に同期
して、入力信号値を順にメモリに格納し、制御信号φ9
に同期して、メモリへ格納された信号値の順に出力する
FIFOメモリである。制御信号φ5によって、メモリ
の内容をリセットする。317AはFIFOメモリ31
6の出力端子、317Bはクロックジェネレータ313
の出力端子である。これらは、図10中の端子317
A,317Bと同じものである。
【0097】図10において、318は端子317Bを
通じてクロックジェネレータ313より供給されるクロ
ックよりタイミングクロックを生成するタイミングジェ
ネレータ、319はFIFOメモリ316の出力信号を
アナログ信号へデコードするD/Aコンバータである。
デコードされた信号は、液晶パネルの列電極駆動回路3
21へ与えられる。320はタイミングジェネレータ3
18およびD/Aコンバータ319を含む液晶表示パネ
ル部分である。
【0098】図11のタイミングチャートは、図9にお
いてタイミングジェネレータ314が送出する制御信号
φ1からφ9の時間変化を示す。まず、時刻taにおい
て、A/Dコンバータ302A,302Bおよび302
Cは、タイミングジェネレータ314より供給される信
号φ1によって、端子301R,301Gおよび301
Bに入力された信号をそれぞれサンプリングホールドす
る。これらサンプリングホールドされた信号が図35の
信号値r1,g1およびb1に該当する。
【0099】時刻tbにおいて、シフトレジスタ303
A,303Bおよび303Cは、タイミングジェネレー
タ314より供給される信号φ2によって、A/Dコン
バータ302A,302Bおよび302Cの出力信号を
それぞれストアし、シフトする。
【0100】時刻tdからtfおよびtgからtiにお
いても、A/Dコンバータ302A,302B,302
Cおよび303A,303B,303Cは上述と同様な
動作をする。これらの動作によって、シフトレジスタ3
03Aから信号値r1,r2およびr3、303Bから
g1,g2およびg3、303Cからb1,b2および
b3の信号値がそれぞれフリップフロップ304A,3
04B,304C,304Dおよび304Eへ出力され
る。
【0101】時刻tiにおいて、フリップフロップ30
4A,304B,304C,304Dおよび304E
が、タイミングジェネレータ314より供給される信号
φ3に同期して、シフトレジスタ303A,303Bお
よび303Cより出力される信号値を保持し、出力す
る。ここでは、フリップフロップ304Aは信号値r
1、304Bは信号値g1、304Cは信号値g2を、
また304Dは信号値g3、304Eは信号値b3をそ
れぞれ保持し、出力する。比較器306Aは、フリップ
フロップ304Bの出力信号値g1と、メモリ305A
の信号値L0を比較して結果を出力する。比較器306
Aは、フリップフロップ304Bの出力信号値g1<L
0が成立すれば、「1」の信号を、この条件が成立しな
いときは「0」の信号を出力する。比較器306Bは、
フリップフロップ304Cの出力信号値g2と、メモリ
305Bの信号値L0を比較して結果を出力する。比較
器306Bは、フリップフロップ304Cの出力信号値
g2<L0が成立すれば、「1」の信号を、この条件が
成立しないときは「0」の信号を出力する。差分器30
7Aは、フリップフロップ304Bの出力信号値g1
と、304Cの出力信号値g2の絶対差分を計算し、出
力する。差分器307Bは、フリップフロップ304C
の出力信号値g2と、304Dの出力信号値g3の絶対
差分を計算し、出力する。比較器309Aは、差分器3
07Aの出力信号値|g1−g2|>D0が成立すれ
ば、「1」の信号を、この条件が成立しないときは
「0」の信号を出力する。比較器309Bは、差分器3
07Bの出力信号値|g2−g3|と、メモリ308B
の信号値D0を比較して結果を出力する。比較器309
Bは、差分器307Bの出力信号値|g2−g3|>D
0が成立すれば、「1」の信号を、この条件が成立しな
いときは「0」の信号を出力する。論理演算器310A
は、比較器306Aの出力と、比較器309Aの出力と
の論理積を演算して「1」または「0」の信号を出力す
る。論理演算器310Bは、比較器306Bの出力と、
比較器309Bの出力との論理積を演算して「1」また
は「0」の信号を出力する。信号切換器311Aは、論
理演算器310Aの出力によって、フリップフロップ3
04Aの出力信号値r1、304Cの出力信号値g2を
選択し、出力する。信号切換器311Bは、論理演算器
310Bの出力によって、フリップフロップ304Eの
出力信号値b3、304Cの出力信号値g2を選択し、
出力する。
【0102】時刻tjにおいて、フリップフロップ31
2A,312Bおよび312Cは、タイミングジェネレ
ータ314より供給される信号φ4に同期して入力信号
を保持する。フリップフロップ312Aは信号切換器3
11Aの出力、312Bはフリップフロップ304Cの
出力、312Cは信号切換器311Bの出力をそれぞれ
保持する。
【0103】時刻tkにおいて、信号切換器315は、
タイミングジェネレータ314より供給される信号φ5
に同期して、フリップフロップ312Aから入力された
信号値をFIFOメモリ316へ出力する。これと同時
に、時刻tkにおいて、FIFOメモリ316はタイミ
ングジェネレータ314より供給される信号φ5に同期
して、リセット動作を行う。
【0104】時刻tlにおいて、FIFOメモリ316
は、タイミングジェネレータ314より供給される信号
φ8に同期して、信号切換器315の出力をメモリへ格
納する。ここでは、フリップフロップ312Aの出力信
号値が格納される。
【0105】時刻tmにおいて、信号切換器315は、
タイミングジェネレータ314より供給される信号φ6
に同期して、フリップフロップ312Bから入力された
信号値をFIFOメモリ316へ出力する。これと同時
に、時刻tmにおいて、FIFOメモリ316は、タイ
ミングジェネレータ314より供給される信号φ9に同
期して、時刻tlにおいて格納したメモリ内容を出力す
る。
【0106】時刻tnにおいて、FIFOメモリ316
は、タイミングジェネレータ314より供給される信号
φ8に同期して、信号切換器315の出力をメモリへ格
納する。ここでは、フリップフロップ312Bの出力信
号値が格納される。
【0107】時刻toにおいて、信号切換器315は、
タイミングジェネレータ314より供給される信号φ7
に同期して、フリップフロップ312Cから入力された
信号値をFIFOメモリ316へ出力する。
【0108】時刻tpにおいて、FIFOメモリ316
はタイミングジェネレータ314より供給される信号φ
8に同期して、信号切換器315の出力をメモリへ格納
する。ここでは、フリップフロップ312Cの出力信号
値が格納される。これと同時に、時刻tpにおいて、F
IFOメモリ316は、タイミングジェネレータ314
より供給される信号φ9に同期して、時刻tnにおいて
格納したメモリ内容を出力する。
【0109】時刻tqにおいて、FIFOメモリ316
は、タイミングジェネレータ314より供給される信号
φ9に同期して、時刻tpにおいて格納したメモリ内容
を出力する。そして、FIFOメモリ316の出力は、
端子317Aを通り、液晶パネル320に表示される。
【0110】以下、上記の動作が繰り返される。動作を
繰り返す周期はPTである。図6中の時間TとPTに
は、PT=3Tの関係が成立する。
【0111】[実施例6]図12は、本発明の第6の実
施例に係る表示装置の構成を示すブロック図である。図
13は、図12における信号処理器(後述)の入出力特
性の例を示す図である。図12中の図9と同一の符号は
同一の要素を示している。動作タイミングも図11と同
じである。図12において、321A,321Bは入力
Xと出力Yとの間に図13に示すようなY=f(X)の
関係を有する信号処理器である。この入力信号Xは0か
らXmまでの整数であり、また、出力信号Yも0からY
mまでの整数である。
【0112】まず、時刻taにおいて、A/Dコンバー
タ302A,302Bおよび302Cは、タイミングジ
ェネレータより供給される信号φ1によって、端子30
1R,301Gおよび301Bに入力された信号をそれ
ぞれサンプリングホールドする。これらサンプリングホ
ールドされた信号が信号値r1,g1およびb1に該当
する。
【0113】時刻tbにおいて、シフトレジスタ303
A,303Bおよび303Cは、タイミングジェネレー
タ314より供給される信号φ2によって、A/Dコン
バータ302A,302Bおよび302Cの出力信号を
それぞれストアし、シフトする。
【0114】時刻tdからtfおよびtgからtiにお
いて、A/Dコンバータ302A,302B,302C
およびシフトレジスタ303A,303B,303Cは
上記と同様な動作をする。これらの動作によって、シフ
トレジスタ303Aから信号値r1,r2およびr3、
303Bからg1,g2およびg3、303Cからb
1,b2およびb3の信号値が出力される。
【0115】時刻tiにおいて、フリップフロップ30
4A,304B,304C,304Dおよび304E
は、タイミングジェネレータ314より供給される信号
φ3に同期して、シフトレジスタ303A,303Bお
よび303Cより出力される信号値を保持し、出力す
る。ここでは、フリップフロップ304Aは信号値r
1、304Bは信号値g1、304Cは信号値g2を、
また304Dは信号値g3、304Eは信号値b3をそ
れぞれ保持し、出力している。差分器307Aは、フリ
ップフロップ304Bの出力信号値g1と、304Cの
出力信号値g2の絶対差分を計算し、出力する。差分器
307Bは、フリップフロップ304Cの出力信号値g
2と、304Dの出力信号値g3の絶対差分を計算し、
出力する。信号処理器321Aは、フリップフロップ3
04Bの出力信号値g1が入力され、信号値f(g1)
を出力する。信号処理器321Bは、フリップフロップ
304Cの出力信号値g2が入力され、信号値f(g
2)を出力する。比較器309Aは、差分器307Aの
出力信号値|g1−g2|と、信号処理器321Aの信
号値f(g1)を比較する。ここで、比較器309A
は、|g1−g2|>f(g1)の条件が成立するとき
は「1」の信号を、この条件が成立しないときは「0」
の信号を出力する。比較器309Bは、差分器307B
の出力信号値|g2−g3|と、信号処理器321Bの
信号値f(g2)を比較する。ここで、比較器309B
は、|g2−g3|>f(g2)の条件が成立するとき
は「1」の信号を、この条件が成立しないときは「0」
の信号を出力する。信号切換器311Aは、比較器30
9Aの出力によって、フリップフロップ304Aの出力
信号値r1、304Cの出力信号値g2よりどちらか一
方を選択し、出力する。信号切換器311Bは、比較器
309Bの出力によって、フリップフロップ304Eの
出力信号値b3、304Cの出力信号値g2よりどちら
か一方を選択し、出力する。
【0116】時刻tjにおいて、フリップフロップ31
2A,312Bおよび312Cは、タイミングジェネレ
ータ314より供給される信号φ4に同期して、入力信
号を保持する。フリップフロップ312Aは信号切換器
311Aの出力、312Bはフリップフロップ304C
の出力、312Cは信号切換器311Bの出力をそれぞ
れ保持する。
【0117】時刻tkにおいて、信号切換器315は、
タイミングジェネレータ314より供給される信号φ5
に同期して、フリップフロップ312Aから入力された
信号値をFIFOメモリ316へ出力する。これと同時
に、時刻tkにおいて、FIFOメモリ316はタイミ
ングジェネレータ314より供給される信号φ5に同期
して、リセット動作を行う。
【0118】時刻tlにおいて、FIFOメモリ316
は、タイミングジェネレータ314より供給される信号
φ8に同期して、信号切換器315の出力をメモリへ格
納する。ここでは、フリップフロップ312Aの出力信
号値が格納される。
【0119】時刻tmにおいて、信号切換器315は、
タイミングジェネレータ314より供給される信号φ6
に同期して、フリップフロップ312Bから入力された
信号値をFIFOメモリ316へ出力する。これと同時
に、時刻tmにおいて、FIFOメモリ316は、タイ
ミングジェネレータ314より供給される信号φ9に同
期して、時刻tlにおいて格納したメモリ内容を出力す
る。
【0120】時刻tnにおいて、FIFOメモリ316
は、タイミングジェネレータ314より供給される信号
φ8に同期して、信号切換器315の出力をメモリへ格
納する。ここでは、フリップフロップ312Bの出力信
号値が格納される。
【0121】時刻toにおいて、信号切換器315は、
タイミングジェネレータ314より供給される信号φ7
に同期して、フリップフロップ312Cから入力された
信号値をFIFOメモリ316へ出力する。
【0122】時刻tpにおいて、FIFOメモリ316
は、タイミングジェネレータ314より供給される信号
φ8に同期して、信号切換器315の出力をメモリへ格
納する。ここでは、フリップフロップ312Cの出力信
号値が格納される。これと同時に、時刻tpにおいて、
FIFOメモリ316は、タイミングジェネレータ31
4より供給される信号φ9に同期して、時刻tnにおい
て格納したメモリ内容を出力する。時刻tqにおいて、
FIFOメモリ316は、タイミングジェネレータ31
4より供給される信号φ9に同期して、時刻tpにおい
て格納したメモリ内容を出力する。そして、FIFOメ
モリ316の出力は、端子317Aを通り、液晶パネル
320に表示される。
【0123】以下、上記の動作が繰り返される。動作を
繰り返す周期はPTである。図35中の時間TとPTに
は、PT=3Tの関係が成立する。
【0124】以上説明したように、本発明の実施例5、
6による表示装置は、サンプリングして得られる連続し
た信号値AおよびB間の変化量|A−B|を検出する検
出手段と、信号値Aを所定の値L0と比較する第1の比
較手段と、変化量|A−B|を所定の値D0と比較する
第2の比較手段と、第1および第2の比較手段による比
較結果に基づいてある色の画素に与える信号値を他の色
の信号値で置き換える置換え手段とを具備するようにし
たため、入力映像信号のモアレを低減するとともに、入
力映像信号の情報を有効に活用して表示することができ
る。
【0125】[実施例7]図14は発明の第7の実施例
に係る液晶表示装置のブロック図である。同図において
401は映像信号の入力端子、402は信号処理回路、
403は同期分離回路、404はコントローラ、405
はXドライバ、406はYドライバ、407はLCD、
408は文字情報を表示するための制御信号の入力端
子、409は入力端子408から入力された制御信号に
基づき表示する文字情報を発生する文字発生回路、41
0は映像信号と文字情報とを合成する合成回路である。
なおLCD407は図31に示したような構成になって
いる。さらにXドライバ405は図15に示すような構
成のシフトレジスタを有している。図15において、4
21はスタートパルスの入力端子、422は駆動パルス
の入力端子、423はDフリップフロップ、424は駆
動パルスの出力端子、425はモード切換信号の入力端
子、426はスイッチ回路である。
【0126】図14、図15を用いて本発明の第7の実
施例における液晶表示装置の動作について説明する。入
力端子401から入力された映像信号は、信号処理回路
402でγ補正、反転処理などLCD407に表示可能
なように所定の処理が行われ、合成回路410に入力さ
れると同時に同期分離回路403に入力されて同期信号
が分離され、分離された同期信号はコントローラ404
に入力される。これに基づきコントローラ404は、映
像信号に同期したLCD407を駆動するための所定の
駆動パルスをXドライバ405、Yドライバ406に供
給する。さらに入力端子408からは画像と共にLCD
409に文字情報を表示するための制御信号が入力さ
れ、文字発生回路409に供給される。文字発生回路4
09には同期分離回路403で分離された同期信号も供
給されており、文字発生回路409は映像信号に同期し
てLCD407に表示するための文字を発生する。信号
処理回路402の出力映像信号と、文字発生回路409
の出力は合成回路410で合成処理されXドライバ40
5に供給される。LCD407はXドライバ405から
供給される映像信号と文字情報が合成された信号と駆動
パルスおよびYドライバ406から供給される駆動パル
スで駆動され、画像と同時に文字情報を画面に表示す
る。
【0127】さらに文字発生回路409はXドライバ4
05の入力端子に駆動のモードを切り換えるモード切換
信号を供給する。すなわち文字発生回路409は画面上
に文字を表示する領域ではスイッチ回路426をaの側
に接続するように制御を行い、文字を表示しない領域で
はスイッチ回路426をbの側に接続するように制御す
る。このときm個の出力端子424は図31のLCDの
m個の入力端子467R、467G、467Bを介して
各スイッチング素子465R、465G、465Bにそ
れぞれ接続されている。さらに、入力端子421から水
平走査期間の始めにスタートパルスが入力され、入力端
子422から水平周波数のm倍のクロックが入力される
と、この駆動パルスによって、図15のm段のシフトレ
ジスタが駆動される。この際、文字を表示する領域で
は、文字発生回路409からの制御信号によってスイッ
チ回路426はaの側に接続されているので、出力端子
424には3つの出力端子ごとに同一の駆動パルスが出
力され、これが入力端子467R、467G、467B
を介してスイッチング素子465R、465G、465
Bのゲートに供給され、各スイッチが同時にオンする。
これによって、464R、464G、464Bから入力
された映像信号は、同時にサンプリングされて垂直信号
線に供給される。また、文字を表示しない領域では、文
字発生回路409からの制御信号によってスイッチ回路
426はbの側に接続されているので、出力端子424
にはそれぞれ異なった駆動パルスが出力され、各スイッ
チング素子465R、465G、465Bそれぞれのゲ
ートに順次供給されて各スイッチが順次オンする。これ
によって、入力端子464R、464G、464Bから
入力された映像信号は、それぞれ別々のタイミングでサ
ンプリングされて垂直信号線に供給される。
【0128】以降の動作は上記2つのモードについて共
通であり、図33(b)のYドライバにおいて、入力端
子431から垂直走査期間の始めにスタートパルスが入
力され、入力端子432から水平周波数のクロックが入
力されると、この駆動パルスによって、n段のシフトレ
ジスタが駆動され、このシフトレジスタの出力パルスが
出力端子434に出力される。出力端子434は入力端
子468に接続されており、Yドライバ406から出力
された駆動パルスが所定の水平のゲート線を通してスイ
ッチング素子461のゲートに供給され、各スイッチが
オンすることによって、液晶セル462と保持容量46
3に、入力端子464に供給された信号と共通電極46
6に供給されている電圧との電位差に相当する電荷が保
持される。このとき共通電極466には所定の電圧が供
給されている。この動作を繰り返すことによってLCD
に1画面分の画像を表示することができる。
【0129】このようにすることにより、入力された画
像に文字情報を付加して表示する機能を備えた液晶表示
装置において、文字を表示しない領域では、映像信号を
液晶表示装置のR、G、B画素に対応してそれぞれ別の
位相でサンプリングを行い、文字を表示する領域では
R、G、Bの3画素を同一の位相でサンプリングするよ
うにすることにより、画像を表示する領域では解像感を
高め、さらに文字を表示する際に折り返し歪みが生じる
ことを防止することが可能となる。
【0130】[実施例8]図16は本発明の第8の実施
例に係る液晶表示装置のブロック図を示す。同図におい
て411は映像信号の遅延回路であり、Xドライバ40
5は図33(a)に示したものであり、それ以外の図1
4と同一の番号を付したものは図14と同一の構成要素
である。さらに図17は図16中遅延回路411の1例
を示すものであり、441R、441G、441Bは映
像信号の入力端子、442R、442Gはスイッチ回
路、443は遅延回路、444R、444Gはスイッチ
回路、445はモード切換信号の入力端子、446R、
446G、446Bは映像信号の出力端子である。
【0131】図16、図17を用いて本発明の第8の実
施例における液晶表示装置の動作について説明する。入
力端子401から入力された映像信号は、信号処理回路
402で所定の処理が行われ、合成回路410に入力さ
れると同時に同期分離回路403に入力されて同期信号
が分離され、分離された同期信号はコントローラ404
に入力される。これに基づきコントローラ404は、映
像信号に同期したLCDを駆動するための所定の駆動パ
ルスをXドライバ405、Yドライバ406に供給す
る。さらに入力端子408からは画像と共にLCDに文
字情報を表示するための制御信号が入力され、文字発生
回路409に供給される。文字発生回路409には同期
分離回路403で分離された同期信号も供給されてお
り、これに基づき文字発生回路409は映像信号に同期
してLCD407に表示するための文字を発生する。信
号処理回路402の出力映像信号と、文字発生回路40
9の出力は合成回路410で合成処理され、遅延回路4
11を介してXドライバ405に供給される。LCD4
07はXドライバ405から供給される映像信号と文字
情報が合成された信号と駆動パルスおよびYドライバ4
06から供給される駆動パルスで駆動され、画像と同時
に文字情報を画面に表示する。
【0132】さらに文字発生回路409はコントローラ
404を介して遅延回路411に表示モードを切り換え
るモード切換信号を供給する。すなわち文字発生回路4
09は画面上に文字を表示する領域ではスイッチ回路4
42R、442G、444R、444Gをaの側に接続
するように制御を行い、文字を表示しない領域ではスイ
ッチ回路442R、442G、444R、444Gをb
の側に接続するように制御する。遅延回路443の遅延
量はLCD407の1画素分の遅延量になっている。従
ってスイッチ回路442R、442G、444R、44
4Gがaの側に接続されている場合には出力端子446
R、444G、444Bから出力される映像信号ROU
T、GOUT、BOUTは、信号BOUTに対して信号
GOUTは1画素分遅れており、信号ROUTは2画素
分遅れている。また、スイッチ回路442R、442
G、444R、444Gがbの側に接続されている場合
には入力端子441R、441G、441Bから入力さ
れた信号がそのまま出力端子446R、446G、44
6Bに出力される。
【0133】本実施例では、Xドライバ405は図33
(a)に示したものであるため、LCD407ではR、
G、Bの3画素が同一の位相でサンプリングされるが、
遅延回路411を通ることによって、文字を表示しない
領域では映像信号に遅延処理がなされているため、R、
G、Bの3画素をそれぞれ別の位相でサンプリングした
のと同様の効果が得られ、文字を表示する領域では遅延
回路411で遅延処理がなされないため、R、G、Bの
3画素を同一の位相でサンプリングすることになる。以
降の動作は第7の実施例の場合と同様であるため、説明
は省略する。
【0134】このようにすることにより、入力された画
像に文字情報を付加して表示する機能を備えた液晶表示
装置において、従来用いられていたXドライバをそのま
ま流用して第7の実施例と同様に、文字を表示しない領
域では、映像信号を液晶表示装置のR、G、B画素に対
応してそれぞれ別の位相でサンプリングを行い、文字を
表示する領域ではR、G、Bの3画素を同一の位相でサ
ンプリングするようにすることにより、画像を表示する
領域では解像感を高め、さらに文字を表示する際に折り
返し歪みが生じることを防止することが可能となる。
【0135】さらに、本実施例において図16中遅延回
路411は図18に示すような構成にしてもよい。同図
において451R、451G、451Bは映像信号の入
力端子、452はサンプルホールド回路、453R、4
53G、453Bは映像信号の出力端子である。この遅
延回路に対し、文字を表示しない領域ではコントローラ
404から図19(a)に示すようなサンプルホールド
パルスを供給する。このとき各パルスはLCDの1画素
分位相がずれている。従って図17の遅延回路の場合に
出力端子453R、453G、453Bから出力される
映像信号は、信号BOUTに対して信号GOUTは1画
素分遅れており、信号ROUTは2画素分遅れた信号が
出力される。また文字を表示する領域では図19(b)
に示すようなパルスを供給し、各サンプルホールド回路
452をスルーの状態にすることによって、入力端子4
51R、451G、451Bから入力された映像信号が
出力端子453R、453G、453Bにそのまま出力
される。
【0136】このようにすることにより、図17の遅延
回路の場合と同様の効果が得られると共に、遅延回路を
サンプルホールド回路で構成することによりLCDの画
素数の変更などに対して容易に対応できるようになると
いう効果も得られる。
【0137】[実施例9]本発明の第9の実施例に係る
液晶表示装置のブロック図は図16のものと同様であ
り、第8の実施例と異なるところは、Xドライバ405
が図34に示すものである点と、遅延回路411が図2
0に示すものであって、その制御が異なる点であり、そ
の他の動作は同じであるので説明は省略する。図20に
おいて図17と同一の番号のものは同一の構成要素であ
る。図20のスイッチ回路442B、442G、444
B、444Gは文字発生回路409からの制御信号によ
り文字を表示する領域ではaの側に接続し、文字を表示
しない領域ではbの側に接続するように制御される。さ
らにXドライバ405は図34に示すものであるため、
LCD407ではR、G、Bの3画素がそれぞれ異なる
タイミングでサンプリングされるが、文字を表示しない
領域では映像信号に遅延処理がなされていないので、
R、G、Bの3画素をそれぞれ別の位相でサンプリング
したことになり、文字を表示する領域では遅延回路41
1を通ることによって、映像信号に遅延処理がなされて
いるので、3画素を同一の位相でサンプリングしたのと
同様の効果が得られる。このようにすることによって、
第8の実施例と同様の効果を得ることが可能になる。
【0138】さらに第8の実施例と同様に、遅延回路4
11を図21に示すものとし、図22のようなサンプル
ホールドパルスを供給するようにしてもよいことはいい
うまでもない。図21において図18と同一の番号のも
のは同一の構成要素である。さらに、図22(a)のサ
ンプルホールドパルスを文字を表示しない領域で供給
し、図22(b)のパルスを文字を表示する領域で供給
すればよい。
【0139】[実施例10]図23は本発明の第10の
実施例に係る液晶表示装置のブロック図である。同図に
おいて、412は入力された映像信号の文字領域を判別
する文字領域判別回路である。その他、図14と同一の
番号のものは同一の構成要素である。
【0140】同図を用いて本発明の第10の実施例にお
ける液晶表示装置の動作について説明する。入力端子4
01から入力された映像信号は、信号処理回路402、
同期分離回路403および文字領域判別回路412に入
力される。信号処理回路402ではLCD407に表示
可能なように所定の処理が行われ、そこから出力される
映像信号はXドライバ405に供給される。同期分離回
路403では同期信号が分離され、分離された同期信号
はコントローラ404に入力される。コントローラ40
4はこれに基づき、映像信号に同期したLCD407を
駆動するための所定の駆動パルスをXドライバ405、
Yドライバ406に供給する。さらに文字領域判別回路
412では、入力された映像信号から文字を含む領域と
含まない領域とを判別し、Xドライバ405に駆動モー
ド切り換えの制御信号を供給する。LC4D7はXドラ
イバ405から供給される映像信号と駆動パルスおよび
Yドライバ406から供給される駆動パルスで駆動さ
れ、画像と同時に文字情報を画面に表示する。
【0141】本実施例においてXドライバ405は図1
5に示したものと同じであり、第7の実施例と同様に文
字領域判別回路412で文字を含む領域と判別された場
合には、文字領域判別回路412から出力される制御信
号によりスイッチ回路426はaの側に接続され、文字
を含まない領域と判別された場合にはスイッチ回路42
6はbの側に接続されるように制御される。従って第7
の実施例と同様に、入力された映像信号をLCD407
に表示する際に、文字を含まない領域ではR、G、Bの
3画素をそれぞれ別の位相でサンプリングを行い、文字
を含む領域ではR、G、Bの3画素を同一の位相でサン
プリングすることになる。以下の動作は第7の実施例と
同様であるので説明は省略する。
【0142】このようにすることにより、文字情報が含
まれている入力画像を表示する液晶表示装置において、
文字を表示しない領域では、映像信号を液晶表示装置の
R、G、B画素に対応してそれぞれ別の位相でサンプリ
ングを行い、文字を表示する領域ではR、G、Bの3画
素を同一の位相でサンプリングするようにすることによ
り、画像を表示する領域では解像感を高め、さらに文字
を表示する際に折り返し歪みが生じることを防止するこ
とが可能となる。
【0143】[実施例11]図24は本発明の第11の
実施例に係る液晶表示装置のブロック図である。本実施
例においてXドライバ405は図33に示したものであ
り、遅延回路411は図17あるいは図18に示したも
のである。本実施例においては遅延回路411の制御を
文字領域判別回路412からコントローラ404を介し
た制御信号によって行い、映像信号の遅延量の制御を行
う。制御方法は上記第8の実施例と同様であり、文字を
表示しない領域では遅延処理を行い、文字を表示する領
域では遅延処理を行わないようにする。このようにする
ことによって、従来のXドライバを流用したまま上記第
10の実施例と同様の効果を得ることが可能となる。
【0144】[実施例12]本発明の第12の実施例に
係る液晶表示装置のブロック図は上記第11の実施例同
様図24に示すものである。本実施例においてXドライ
バ405は図34に示したものであり、遅延回路411
は図20あるいは図21に示したものである。本実施例
においては遅延回路411の制御を文字領域判別回路4
12からコントローラ404を介した制御信号によって
行い、映像信号の遅延量の制御を行う。制御方法は上記
第9の実施例と同様であり、文字を表示しない領域では
遅延処理を行わず、文字を表示する領域では遅延処理を
行うようにする。このようにすることによって、上記第
11の実施例と同様の効果を得ることが可能となる。
【0145】以上説明したように、本発明の実施例7〜
12によれば、入力映像信号に文字情報を付加して表示
する機能を備えた液晶表示装置において、文字を表示し
ない領域では、映像信号を液晶表示装置の例えばR、
G、B画素に対応させてそれぞれ別の位相でサンプリン
グを行い、文字を表示する領域ではR、G、Bの3画素
を同一の位相でサンプリングするようにすることによ
り、画像を表示する領域では解像感を高め、さらに文字
を表示する際に折り返し歪みが生じすることを防止する
ことが可能となる。さらに、遅延手段を有する場合は、
入力映像信号に文字情報を付加して表示する機能を備え
た液晶表示装置において、従来用いられていたXドライ
バをそのまま用いることができる。
【0146】[実施例13]本発明の第13の実施例に
おける液晶表示装置のブロック図は、図23に示したも
のと同じである。図23において401は映像信号の入
力端子、402は信号処理回路、403は同期分離回
路、404はコントローラ、405はXドライバ、40
6はYドライバ、607はLCD、412は入力された
映像信号の文字領域を判別する文字領域判別回路であ
る。なお407のLCDは従来例と同様に図31に示し
たような構成になっている。さらに405のXドライバ
は図15に示したような構成のシフトレジスタになって
おり、421はスタートパルスの入力端子、422は駆
動パルスの入力端子、423はDフリップフロップ、4
24は駆動パルスの出力端子、425はモード切換信号
の入力端子、426はスイッチ回路である。また406
のYドライバは従来例と同様であり、図33(b)に示
したものである。
【0147】図23、図15を用いて本発明の第1の実
施例における液晶表示装置の動作について説明する。4
01の入力端子から入力された映像信号は、402の信
号処理回路、403の同期分離回路、412の文字領域
判別回路に入力される。402の信号処理回路ではγ補
正、反転処理など407のLCDに表示可能なように所
定の処理を行ない、405のXドライバに供給される。
403の同期分離回路では同期信号が分離され、分離さ
れた同期信号は404のコントローラに入力され、映像
信号に同期したLCDを駆動するための所定の駆動パル
スを405のXドライバ、406のYドライバに供給す
る。さらに408の文字領域判別回路では入力された映
像信号から文字を含む領域と含まない領域とを判別し、
405のXドライバに駆動モード切り換えの制御信号を
供給する。407のLCDは405のXドライバから供
給される映像信号と駆動パルスおよび406のYドライ
バから供給される駆動パルスで駆動され画像と同時に文
字情報を画面に表示する。
【0148】ここで、412の文字領域判別回路は画面
上に文字を表示する領域では426のスイッチ回路をa
の側に接続するように制御を行ない、文字を表示しない
領域では426のスイッチ回路をbの側に接続するよう
に制御する。このとき424のm個の出力端子はLCD
のm個の入力端子を介して各スイッチング素子にそれぞ
れ接続されている。したがって、421の入力端子から
水平走査期間の始めにスタートパルスが入力され、42
2の入力端子から水平周波数のm倍のクロックが入力さ
れると、この駆動パルスによって、図15のm段のシフ
トレジタが駆動される。この際文字を表示する領域では
文字領域判別回路412からの制御信号によって426
のスイッチ回路はaの側に接続されているので、424
の出力端子には3つの出力端子ごとに同一の駆動パルス
が出力され、467R,467G,467Bの入力端子
を介して465R,465G,465Bのスイッチング
素子のゲートに供給され、各スイッチが同時にオンする
ことによって、464R,464G,464Bから入力
された映像信号は、同時にサンプリングされて垂直信号
線に供給される。また、文字を表示しない領域では文字
領域判別回路412からの制御信号によって426のス
イッチ回路はbの側に接続されているので、424の出
力端子にはそれぞれ異なった駆動パルスが出力され、4
65R,465G,465Bの各スイッチング素子のゲ
ートに順次供給され、各スイッチが順次オンすることに
よって464R,464G,464Bから入力された映
像信号は、それぞれ別々のタイミングでサンプリングさ
れて垂直信号線に供給される。
【0149】以下の動作は上記2つのモードについて共
通であり、431の入力端子から垂直走査期間の始めに
スタートパルスが入力され、432の入力端子から水平
周波数のクロックが入力されると、この駆動パルスによ
って、Yドライバのn段のシストレジスタが駆動され、
このシストレジスタの出力パルスが434の出力端子に
出力される。434の出力端子は468の入力端子に接
続されており、406のYドライバから出力された駆動
パルスは所定の水平のゲート線を通して461のスイッ
チング素子のゲートに供給され、各スイッチがオンする
ことによって、462の液晶セル463の保持容量に、
464の入力端子に供給された信号と466の共通電極
に供給されている電圧との電位差に相当する電荷が保持
される。このとき466の共通電極には所定の電圧が供
給されている。この動作を繰り返すことによってLCD
に1画面分の画像を表示することができる。
【0150】図25に本発明の第13の実施例におい
て、図23中の文字領域判別回路412の具体的な構成
を示す。同図において411は映像信号の入力端子、4
12は入力された映像信号から輝度信号を形成する輝度
信号形成回路、413は入力された映像信号から色信号
を形成する色信号形成回路、414は輝度信号レベル検
出回路、415は色信号レベル検出回路、416は文字
を表示する領域であるか、文字を表示しない領域である
かを判別する判別回路、417はモード切換え信号の出
力端子である。
【0151】同図を用いて本実施例における文字領域判
別回路の動作について説明する。411の入力端子には
図23の入力端子401に供給されている映像信号、す
なわち402の信号処理回路を介して407のLCDに
供給される信号が供給されており、411の入力端子か
ら入力された映像信号は、412の輝度信号形成回路に
供給されると同時に413の色信号形成回路に供給され
る。412の輝度信号形成回路では入力された映像信号
から輝度信号を形成する。すなわち入力される映像信号
が複合映像信号の場合にはY/C分離を行なうことによ
り輝度信号を形成し、RGB信号の場合には所定の演算
(Y=0.3R+0.59G+0.11B)によって輝
度信号を形成する。また、413の色信号形成回路では
入力された映像信号から色信号を形成する。ここで作ら
れる色信号は、入力される映像信号が複合映像信号の場
合には、Y/C分離を行なったクロマ信号でもよいし、
これを復調した色差信号でもよい。また入力信号がRG
B信号であれば所定の演算によって色信号を形成する。
412の輝度信号形成回路でつくられた輝度信号と41
3の色信号形成回路でつくられた色信号は、414の輝
度信号レベル検出回路と415の色信号レベル検出回路
にそれぞれ入力され、各信号の信号レベルが検出され4
16の判別回路に入力される。416の判別回路からは
入力された信号が文字であるかどうかを判別して、その
結果がモード切換え信号として417の出力端子に出力
される。417の出力端子から出力されたモード切換え
信号は405のXドライバに供給され、上述したように
Xドライバの制御を行なう。すなわち、画面上に文字を
表示する領域では426のスイッチ回路をaの側に接続
するように制御を行ない、文字を表示しない領域では4
26のスイッチ回路をbの側に接続するように制御する
ような制御信号が416の判別回路から出力される。
【0152】次に本実施例における416の判別回路で
の具体的な判別方法について説明する。入力された映像
信号から、414の輝度信号レベル検出回路で輝度信号
のレベルが所定値より大きいと検出され、その際に41
5の色信号レベル検出回路で色信号が検出されなかった
場合、すなわち入力された画像が白黒画像である場合、
あるいは415の色信号レベル検出回路で色信号のレベ
ルが所定の値より小さいと検出された場合、すなわち入
力された画像が白黒画像に非常に近い場合には、416
の判別回路は、現在入力されている表示画像の領域は、
文字を表示する領域であると判別し、対応したモード切
換え信号を出力する。またこれ以外の領域では文字を表
示しない領域であると判別し、対応したモード切換え信
号を出力する。このように、本実施例の判別回路は、表
示画像の中で色信号のレベルが所定値より小さい領域は
文字が表示される領域であり、色信号のレベルが所定値
より大きい領域は文字が表示されない領域であると判別
し、判別結果に対応してLCDへ表示する際のサンプリ
ングの位相を制御するような切換え信号を出力するもの
である。
【0153】このようにすることにより、文字情報が含
まれている入力画像を表示する液晶表示装置において、
文字を表示しない領域では、映像信号を液晶表示装置の
R、G、B画素に対応してそれぞれ別の位相でサンプリ
ングを行ない、文字を表示する領域ではR、G、Bの3
画素を同一の位相でサンプリングするようにすることに
より、画像を表示する領域では解像感を高め、さらに文
字を表示する際に折り返し歪みが生じることを防止する
ことが可能となる。
【0154】[実施例14]図26に本発明の第14の
実施例における液晶表示装置に用いられる文字領域判別
回路の構成を示す。液晶表示装置全体の構成等は第13
の実施例と同様であり、図23に示したものであるので
説明は省略する。図26において、514bは輝度信号
レベル変化検出回路、515bは色信号レベル変化検出
回路、516bは文字を表示する領域であるか、文字を
表示しない領域であるかを判別する判別回路である。
【0155】同図を用いて本実施例の文字領域判別回路
の動作および判別方法について説明する。同図において
511の入力端子から入力された映像信号が、512の
輝度信号形成回路および513の色信号形成回路に入力
され、それぞれ出力信号として輝度信号と色信号が得ら
れ、それぞれ514bの輝度信号レベル変化検出回路と
515bの色信号レベル変化検出回路に供給される。5
14bの輝度信号レベル変化検出回路では入力された輝
度信号のレベルの変化を検出し、検出結果を516bの
判別回路に供給する。同様に515bの色信号レベル変
化検出回路では入力された色信号のレベルの変化を検出
し、検出結果を516bの判別回路に供給する。ここで
514bの輝度信号レベル変化検出回路および515b
の色信号レベル変化検出回路の具体的な構成の一例を図
27に示す。図27に示すように、5141の入力端子
から供給された輝度信号あるいは色信号は5142の遅
延回路で所定時間遅延された信号と共に5143の減算
回路に供給され、5143の減算回路での演算結果が5
144の出力端子から出力される。すなわち入力された
輝度信号および色信号の所定時間間隔の信号レベルの差
分が検出結果として出力される。さらに516bの判別
回路では供給された各検出信号から文字を表示する領域
であるか、文字を表示しない領域であるかを判別し、判
別結果を517の出力端子に出力する。この際514b
の輝度信号レベル変化検出回路から供給される輝度信号
のレベル差が所定値より大きく、かつ515bの色信号
レベル変化検出回路から供給される色信号のレベル差が
所定値より小さい場合に、その部分は文字を表示する領
域であると判別し、対応するモード切換え信号を517
の出力端子に出力し、それ以外の場合には文字を表示し
ない領域であると判別し、対応するモード切換え信号を
517の出力端子に出力する。このように、本実施例の
判別回路は、表示画像の中で輝度信号のレベルの変化が
所定値より大きく、かつ色信号のレベル変化が所定値よ
り小さい領域は文字が表示される領域であり、それ以外
の領域は文字が表示されない領域であると判別し、判別
結果に対応してLCDへ表示する際のサンプリングの位
相を制御するような切換え信号を出力するものである。
【0156】また、本実施例において輝度信号と色信号
の信号レベルの変化を検出する代わりに、図28に示す
ように、輝度信号と色信号の周波数成分を検出するよう
にしても良い。すなわち、514cの輝度信号周波数検
出回路で512の輝度信号形成回路でつくられた輝度信
号の周波数成分を検出し、同様に515cの色信号周波
数検出回路で513の色信号形成回路でつくられた色信
号の周波数成分を検出してそれぞれの検出結果を516
cの判別回路に供給する。516cの判別回路では、5
14cの輝度信号周波数検出回路から供給される輝度信
号の周波数が所定値より大きく、かつ515cの色信号
周波数検出回路から供給される色信号の周波数が所定値
より小さい場合に、その部分は文字を表示する領域であ
ると判別し、対応するモード切換え信号を517の出力
端子に出力し、それ以外の場合には文字を表示しない領
域であると判別し、対応するモード切換え信号を517
の出力端子に出力する。このように、本実施例の判別回
路は、表示画像の中で輝度信号の周波数が所定値より大
きく、かつ色信号の周波数が所定値より小さい領域は文
字が表示される領域であり、それ以外の領域は文字が表
示されない領域であると判別し、判別結果に対応してL
CDへ表示する際のサンプリングの位相を制御するよう
な切換え信号を出力するものである。
【0157】このようにすることにより、文字情報が含
まれている入力画像を表示する液晶表示装置において、
文字を表示しない領域では、映像信号を液晶表示装置の
R、G、B画素に対応してそれぞれ別の位相でサンプリ
ングを行ない、文字を表示する領域ではR、G、Bの3
画素を同一の位相でサンプリングするようにすることに
より、画像を表示する領域では解像感を高め、さらに文
字を表示する際に折り返し歪みが生じることを防止する
ことが可能となる。さらに、判別回路としては前記第1
3の実施例および第14の実施例に示したものを組み合
わせ、複数の判別回路の判別結果からレベル変化と周波
数変化に応じて表示モードの切換えを行なうようにして
良い。
【0158】[実施例15]本発明の第15の実施例に
おける液晶表示装置のブロック図は図24に示したもの
と同じである。図24において411は映像信号の遅延
回路であり、Xドライバ405は図33(a)に示した
ものと同じであり、また、文字領域判別回路412の構
成は第13、あるいは第14の実施例と同様であるの
で、ここでは説明を省略する。図24中遅延回路411
は、図17に示すものと同じであり、441は映像信号
の入力端子、442はスイッチ回路、413は遅延回
路、444はスイッチ回路、445はモード切換え信号
の入力端子、446は映像信号の出力端子である。
【0159】図24、図17を用いて本発明の第15の
実施例の液晶表示装置の動作について説明する。入力端
子401から入力された映像信号は、信号処理回路40
2で所定の処理を行ない、同時に同期分離回路403に
入力され同期信号が分離され、分離された同期信号はコ
ントローラ404に入力され、映像信号に同期したLC
Dを駆動するための所定の駆動パルスをXドライバ40
5、Yドライバ406に供給する。信号処理回路402
の出力の映像信号は遅延回路411を介してXドライバ
405に供給される。LCD407はXドライバ405
から供給される映像信号と駆動パルスおよびYドライバ
406から供給される駆動パルスで駆動され画像を画面
に表示する。
【0160】さらに文字領域判別回路412では入力さ
れた映像信号から文字を含む領域と含まない領域とを判
別し、遅延回路411に表示モード切換えの制御信号を
供給する。すなわち文字領域判別回路412は画面上に
文字を表示する領域ではスイッチ回路442,444を
aの側に接続するように制御を行ない、文字を表示しな
い領域ではスイッチ回路442,444をbの側に接続
するように制御する。遅延回路443の遅延量はLCD
407の1画素分の遅延量になっている。したがってス
イッチ回路442,444がaの側に接続されている場
合には出力端子446から出力される映像信号は、Bの
信号に対してGの信号は1画素分遅れており、Rの信号
は2画素分遅れた信号が出力される。また、スイッチ回
路442,444がbの側に接続されている場合には4
41から入力された信号がそのまま出力端子446に出
力される。
【0161】本実施例では、Xドライバ405は図33
(a)に示したものであるため、LCD407ではR、
G、Bの3画素が同一の位相でサンプリングされるが、
遅延回路411を通ることによって、文字を表示しない
領域では映像信号に遅延処理がなされているため、R、
G、Bの3画素をそれぞれ別の位相でサンプリングした
のと同様の効果が得られ、文字を表示する領域では41
1の遅延回路で遅延処理がなされないので3画素を同一
の位相でサンプリングすることになる。以下の動作は第
13の実施例と同様であるので説明は省略する。
【0162】このようにすることにより、第13、第1
4の実施例と同様に、文字情報が含まれている入力画像
を表示する液晶表示装置において、従来用いられていた
Xドライバをそのまま流用したまま、文字を表示しない
領域では、映像信号を液晶表示装置のR、G、B画素に
対応してそれぞれ別の位相でサンプリングを行ない、文
字を表示する領域ではR、G、Bの3画素を同一の位相
でサンプリングするようにすることにより、画像を表示
する領域では解像感を高め、さらに文字を表示する際に
折り返し歪みが生じることを防止することが可能とな
る。
【0163】さらに、本実施例において図24中遅延回
路411として図18に示すような構成にしてもよい。
同図において451は映像信号の入力端子、452はサ
ンプルホールド回路、453は映像信号の出力端子であ
る。この遅延回路に文字を表示しない領域ではコントロ
ーラ404から図19(a)に示すようなサンプルホー
ルドパルスを供給する。このとき各パルスはLCDの1
画素分位相がずれている。したがって上記実施例と同様
に出力端子453から出力される映像信号は、Bの信号
に対してGの信号は1画素分遅れており、Rの信号は2
画素分遅れた信号が出力される。また文字を表示する領
域では図19の(b)に示すようなパルスを供給し、各
サンプルホールド回路をスルーの状態にすることによっ
て、入力端子451から入力された映像信号が出力端子
453にそのまま出力される。
【0164】遅延回路をサンプルホールド回路で構成す
ることによりLCDの画素数の変更などに対して容易に
対応できるようになるという効果も得られる。
【0165】[実施例16]本発明の第16の実施例に
おける液晶表示装置のブロック図は図24と同様であ
り、第15の実施例と異なるところは、Xドライバ40
5が図34に示すものである点と、遅延回路411が図
20に示すものと同じであって、その制御が異なる点で
あり、その他の動作は同じであるので説明は省略する。
図20において図17と同一の番号のものは同一の構成
要素を示すものである。図20のスイッチ回路442,
444は文字領域判別回路412からの制御信号により
文字を表示しない領域ではaの側に接続し、文字を表示
しない領域ではbの側に接続するように制御される。さ
らにXドライバ405は図34に示すものであるため、
LCD407ではR、G、Bの3画素がそれぞれ異なる
タイミングでサンプリングされるが、文字を表示しない
領域では映像信号に遅延処理がなされていないので、
R、G、Bの3画素をそれぞれ別の位相でサンプリング
したことになり、文字を表示する領域では遅延回路41
1を通ることによって、映像信号に遅延処理がなされて
いるので、3画素を同一の位相でサンプリングしたのと
同様の効果が得られる。
【0166】このようにすることによって、第15の実
施例と同様の効果を得ることが可能になる。さらに実施
例においても第15の実施例と同様に、遅延回路を図2
1に示すものとし、図22のようなサンプルホールドパ
ルスを供給するようにしてもよいことはいうまでもな
い。さらに、図22において、(a)のサンプルホール
ドパルスを文字を表示しない領域で供給し、(b)のパ
ルスを文字を表示する領域で供給すればよい。
【0167】以上説明したように、本発明によれば、文
字情報が含まれている入力画像を表示する表示装置にお
いて、文字を表示しない領域では、映像信号を表示装置
の各色画素例えば、R、G、B画素に対応してそれぞれ
別の位相でサンプリングを行ない、文字を表示する領域
ではR、G、Bの3画素を同一の位相でサンプリングす
るようにすることにより、画像を表示する領域では解像
感を高め、さらに文字を表示する際に折り返し歪みを生
じることを防止することが可能となる。さらに、本発明
によれば、文字情報が含まれている入力画像を表示する
表示装置において、従来用いられていたXドライバをそ
のまま流用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による表示装置のブロック
図である。
【図2】 本発明の表示装置の駆動制御タイミングを示
す図である。
【図3】 D/Aコンバータの出力を示す図である。
【図4】 本発明の表示装置における信号処理の様子を
説明するための図である。
【図5】 本発明の第2実施例による表示装置の制御系
ブロック図である。
【図6】 本発明の第3実施例による表示装置の制御系
ブロック図である。
【図7】 タイミングジェネレータの出力を示す図であ
る。
【図8】 本発明の第4実施例による表示装置の制御系
ブロック図である。
【図9】 本発明の第5実施例による表示装置の制御系
ブロック図である。
【図10】 本発明の表示素子の構成を示すブロック図
である。
【図11】 タイミングジェネレータの出力を示す図で
ある。
【図12】 本発明の第6実施例による表示装置の制御
系ブロック図である。
【図13】 信号処理回路の入力出力特性を示す図であ
る。
【図14】 本発明の第7実施例による表示装置の制御
系ブロック図である。
【図15】 本発明に用いられる表示素子のドライバー
の回路構成図である。
【図16】 本発明の第8実施例による表示装置の制御
系ブロック図である。
【図17】 本発明に用いられる遅延回路の構成を示す
図である。
【図18】 本発明に用いられる遅延回路の別の構成を
示す図である。
【図19】 図18の遅延回路のサンプルホールドパル
スを示す図である。
【図20】 本発明の第9実施例に用いられる遅延回路
の構成を示す図である。
【図21】 本発明に用いられる遅延回路の別の構成を
示す図である。
【図22】 図21の遅延回路のサンプルホールドパル
スを示す図である。
【図23】 本発明の第10実施例による表示装置の制
御系ブロック図である。
【図24】 本発明の第11実施例による表示装置の制
御系ブロック図である。
【図25】 本発明の表示装置にもちいられる文字領域
判別回路の回路構成図である。
【図26】 本発明の実施例14の表示装置にもちいら
れる文字領域判別回路の回路構成図である。
【図27】 本発明にもちいられる色信号レベル変化検
出回路の回路構成図である。
【図28】 本発明にもちいられる周波数検出回路の回
路構成図である。
【図29】 入力映像信号のサンプリングタイミングと
表示画素との関係を説明するための模式図である。
【図30】 表示装置のブロック図である。
【図31】 液晶表示素子の回路構成図である。
【図32】 表示素子に用いられるカラー画素の配列を
示す平面図である。
【図33】 表示素子のドライバーの一例の回路構成を
示す図である。
【図34】 表示素子のドライバーの他の例の回路構成
を示す図である。
【図35】 本発明の表示装置における入力映像信号の
サンプリングタイミングと表示画素との関係を説明する
ための模式図である。
【図36】 本発明による表示装置の制御系ブロック図
である。
【符号の説明】
201R,201G,201B:入力映像端子、202
A,202B,202C:A/Dコンバータ、203
A,203B,203C:シフトレジスタ、204A,
204B,204C,204D,204E:フリップフ
ロップ、205A,205B:所定の信号値L0を格納
したメモリ、206A,206B:比較器、207A,
207B:差分器、208A,208B:所定の信号値
D0を格納したメモリ、209A,209B:比較器、
210A,210B:論理積演算器、211A,211
B:信号切替器、212A,212B,212C:フリ
ップフロップ、213:クロックジェネレータ、21
4:タイミングジェネレータ、215:信号切替器、2
16:FIFOメモリ、217A:FIFOメモリの出
力端子、217B:クロックジェネレータの出力端子、
218:タイミングジェネレータ、219:D/Aコン
バータ、220:TFT液晶パネル、221A,221
B:信号処理器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平7−200214 (32)優先日 平7(1995)7月14日 (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号をサンプリングして、ドッ
    トマトリクス表示素子を用いて表示を行なう表示装置に
    おいて、表示すべき情報の種類に応じて、第1のタイミ
    ングでサンプリングされた信号を所定の画素群に供給す
    る第1サンプリング方式または、該第1のタイミングと
    は異なる第2のタイミングでサンプリングされた信号を
    該所定の画素群に供給する第2サンプリング方式のいず
    れかを選択する選択手段を有する表示装置。
  2. 【請求項2】 前記入力映像信号は輝度信号と複数の色
    信号である請求項1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記入力映像信号は、複数の色信号であ
    る請求項1記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記入力映像信号は、輝度信号と赤、
    緑、青色信号である請求項1記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記入力映像信号は、赤、緑、青色信号
    である請求項1記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のタイミングでは、並列に入力
    される複数の色信号のサンプリングタイミングが時系列
    的に一致している請求項1記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記第2のタイミングでは、並列に入力
    される複数の色信号のサンプリングのタイミングが、色
    毎に異なる請求項1記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 該表示すべき情報が文字情報の場合に
    は、該第1のタイミングでサンプリングされた信号を該
    所定の画素群に供給する請求項6記載の表示装置。
  9. 【請求項9】 該表示すべき情報が非文字情報の場合に
    は、該第2のタイミングでサンプリングされた信号を該
    所定の画素群に供給する請求項7記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 前記表示素子は液晶表示素子である請
    求項1記載の表示装置。
  11. 【請求項11】 前記表示素子は画面サイズが対角10
    cm以下の素子である請求項1記載の表示装置。
  12. 【請求項12】 該入力映像信号が文字情報を含むこと
    を検出する検出回路を有している請求項1記載の表示装
    置。
  13. 【請求項13】 文字情報と非文字情報を合成する手段
    を有する請求項1記載の表示装置。
  14. 【請求項14】 輝度信号または少なくとも1つの色信
    号の変化を検出する検出回路を有する請求項2記載の表
    示装置。
  15. 【請求項15】 入力映像信号をサンプリングして、ド
    ットマトリクス表示素子を用いて表示を行なう表示装置
    において、 該入力映像信号に含まれる文字情報を検出する検出回路
    と、 該検出回路の出力に応じて該入力映像信号の処理方法を
    変更する手段とを有することを特徴とする表示装置。
  16. 【請求項16】 入力映像信号を所定の周期でサンプリ
    ングしてマトリックス状に配置された赤色・緑色・青色
    の画素に信号を供給して表示を行なう表示装置におい
    て、前記サンプリングにより得られる信号値から選択さ
    れる2つの信号値の差分と所定のしきい値とを比較する
    手段と、前記比較手段の出力に応じて、画素に与える信
    号値を選択的に切り替える手段とを有することを特徴と
    する表示装置。
  17. 【請求項17】 前記入力映像信号は、赤色・緑色・青
    色信号または輝度信号のいずれか、あるいは両方で構成
    されていることを特徴とする請求項16記載の表示装
    置。
  18. 【請求項18】 前記比較手段は、時系列に前記輝度信
    号をサンプリングして得た第1乃至第3信号値(yn
    1,yn2およびyn3)から該第1及び第2の信号の
    差分をとり、これと所定のしきい値とを比較するととも
    に、また該第2及び第3の信号の差分をとり、これと所
    定のしきい値とを比較することを特徴とする請求項17
    記載の表示装置。
  19. 【請求項19】 前記比較手段は、時系列に前記緑色画
    素のための信号からサンプリングして得た第1乃至第3
    の信号値(gn1,gn2およびgn3)から該第1の
    信号値と該第2の信号値の差分をとり、これと所定のし
    きい値とを比較し、また該第2の信号値と該第3の信号
    値の差分をとり、これと所定のしきい値とを比較するも
    のであることを特徴とする請求項18記載の表示装置。
  20. 【請求項20】 前記比較手段は、前記赤色画素の信号
    から時系列にサンプリングして得た第1乃至第3の信号
    値(rn1,rn2およびrn3)、前記緑色画素の信
    号から時系列にサンプリングして得た第1乃至第3の信
    号値(gn1,gn2およびgn3)、および前記青色
    画素の信号から時系列にサンプリングして得た第1乃至
    第3の信号値(bn1、bn2,bn3)から信号値を
    選択し、前記比較手段の出力を用いて、赤色画素に与え
    る信号値を、rn1かgn2かを選択して与える手段
    と、緑色画素に信号値gnを与える手段と、青色画素に
    与える信号値を、bn3かgn2かを選択して与える手
    段とを、有することを特徴とする請求項16記載の表示
    装置。
  21. 【請求項21】 入力映像信号をを所定の周期でサンプ
    リングして得られる赤、緑、青の各色の信号値に基づい
    て表示を行う表示装置において、 前記サンプリングして得られる2つの信号値AおよびB
    間の変化量|A−B|を検出する検出手段と、 前記信号値Aを所定の値L0と比較する第1の比較手段
    と、 前記変化量|A−B|を所定の値D0と比較する第2の
    比較手段と、 前記第1および第2の比較手段による比較結果に基づい
    てある色の画素に与える信号値を他の色の信号値で置き
    換える置換え手段とを具備することを特徴とする表示装
    置。
  22. 【請求項22】 前記置換え手段は、前記第1の比較手
    段による比較結果がA<L0であり、かつ前記第2の比
    較手段による比較結果が|A−B|>D0のとき、前記
    置換えを行うものであることを特徴とする請求項21記
    載の表示装置。
  23. 【請求項23】 入力映像信号を所定の周期でサンプリ
    ングして得られる赤、緑、青の各色の信号値に基づいて
    表示を行う表示装置において、 前記サンプリングして得られる2つの信号値AおよびB
    間の変化量|A−B|を検出する検出手段と、 前記信号値Aに応じた所定の比較値を出力する手段と、 前記変化量|A−B|を前記比較値と比較する比較手段
    と、 前記比較手段による比較結果に基づいてある色の画素に
    与える信号値を他の色の信号値で置き換える手段とを具
    備することを特徴とする表示装置。
  24. 【請求項24】 入力映像信号を所定の周期でサンプリ
    ングして得られる赤、緑、青の各色の信号値を前記周期
    に応じたタイミング毎に1色ずつ順次対応する色の画素
    に割り当てることにより、表示を行う表示装置におい
    て、 少なくとも1色についての、前記サンプリングして得ら
    れる連続した信号値およびその変化量に基づいて色モア
    レの目立ち易さを検出する検出手段と、 色モアレの目立ち易さが検出されたときに、前記1色の
    信号値を、他の色の画素に対しその画素の色の信号値に
    代えて割り当てる手段とを具備することを特徴とする表
    示装置。
  25. 【請求項25】 入力映像信号を所定の周期でサンプリ
    ングしてマトリックス状に配置された赤色・緑色・青色
    の画素の表示を行なう表示装置において、該入力映像信
    号中の赤色、緑色および青色の信号から時系列にサンプ
    リングして第1乃至第3の赤信号値(rn1,rn2お
    よびrn3)、第1乃至第3の緑信号値(gn1,gn
    2およびgn3)、ならびに第1乃至第3の青信号値
    (bn1,bn2およびbn3)を得るサンプリング手
    段、これら信号値から3つの信号値を選択する選択手段
    を備え、前記選択手段は、前記サンプリングされた信号
    値から選択した2つのものの差分と所定のしきい値とを
    比較し、この比較結果に応じて前記3つの信号値の選択
    を行うことを特徴とする表示装置。
  26. 【請求項26】 前記選択手段は、該第1及び第2の赤
    信号値rn1とrn2の差分|rn1−rn2|を前記
    しきい値Thと比較し、|rn1−rn2|>Thが成
    立するとき、または、該第2及び第3の赤信号値rn2
    とrn3の差分|rn2−rn3|を、前記しきい値T
    hと比較して|rn2−rn3|>Thが成立するとき
    に、前記選択される信号値を選択的に切り換えるもので
    あることを特徴とする請求項25記載の表示装置。
  27. 【請求項27】 前記選択手段は、該第1及び第2の緑
    信号値gn1とgn2の差分|gn1−gn2|を前記
    しきい値Thと比較し、|gn1−gn2|>Thが成
    立するとき、または、該第2及び第3の緑信号値gn2
    とgn3の差分|gn2−gn3|を前記しきい値Th
    と比較し、|gn2−gn3|>Thが成立するとき、
    前記選択される信号値を選択的に切り換えるものである
    ことを特徴とする請求項25記載の表示装置。
  28. 【請求項28】 前記選択手段は、該第1及び第2の青
    信号値bn1とbn2の差分|bn1−bn2|を前記
    しきい値Thと比較し、|bn1−bn2|>Thが成
    立するとき、または、該第2及び第3の青信号値bn2
    とbn3の差分|bn2−bn3|を前記しきい値Th
    と比較し、|bn2−bn3|>Thが成立するとき、
    前記選択される信号値を選択的に切り換えるものである
    ことを特徴とする請求項25記載の表示装置。
  29. 【請求項29】 前記選択手段は、該第1の赤信号値r
    n1と該第2の緑信号値gn2の差分|rn1−gn2
    |を前記しきい値Thと比較し、|rn1−gn2|>
    Thが成立するとき、または、該第2の緑信号値gn2
    と該第3の青信号bn3の差分|gn2−bn3|を前
    記しきい値Thと比較し、|gn2−bn3|>Thが
    成立するとき、前記選択される信号値を選択的に切り換
    えるものであることを特徴とする請求項25記載の表示
    装置。
  30. 【請求項30】 前記選択手段は、前記比較結果に応じ
    て、該第1の赤信号値rn1および、該第3の青信号値
    bn3を、gn1あるいはgn2あるいはgn3の信号
    値に切り換えるものであることを特徴とする請求項26
    記載の表示装置。
  31. 【請求項31】 前記サンプリング手段は、前記赤色、
    緑色および青色の制御信号を所定のフィルタを介して各
    色につき前記時刻t1,t2およびt3において順次サ
    ンプリングすることにより、それぞれから信号値Frn
    1,Frn2,およびFrn3,Fgn1,Fgn2,
    およびFgn3,ならびに、Fbn1,Fbn2,およ
    びFbn3をさらに得るものであり、前記選択手段は、
    前記比較結果に応じてこれら信号値からFrn1,Fg
    n2,Fbn3を選択するものであることを特徴とする
    請求項25〜30記載の表示装置。
  32. 【請求項32】 ドットマトリクス型のディスプレイ
    と、入力された映像信号を所定のタイミングでサンプリ
    ングし前記ディスプレイに供給するサンプリング手段
    と、前記入力映像信号に文字情報を付加する情報付加手
    段とを備えた表示装置において、前記サンプリング手段
    は、文字情報を表示しない領域については、前記ディス
    プレイのすべての画素に対し、各画素の表示位置と空間
    的に位相の一致したそれぞれ異なる位相の画像信号を供
    給し、文字情報を表示する領域については、前記ディス
    プレイの1ドットを構成する隣接する所定の複数画素を
    1組として、この複数画素中の所定の1画素の表示位置
    と空間的に位相の一致した同一の位相の画像信号を前記
    複数画素毎に供給するものであることを特徴とする表示
    装置。
  33. 【請求項33】 ドットマトリクス型のディスプレイ
    と、入力された映像信号を所定のタイミングでサンプリ
    ングし前記ディスプレイに供給するサンプリング手段
    と、前記入力映像信号から文字情報を含む領域を判別す
    る文字領域判別手段を備えた表示装置において、前記サ
    ンプリング手段は、文字情報を表示しない領域について
    は、前記ディスプレイのすべての画素に、各画素の表示
    位置と空間的に位相の一致したそれぞれ異なる位相の画
    像データを供給し、文字情報を表示する領域について
    は、前記ディスプレイの1ドットを構成する隣接する所
    定の複数画素を1組として、そのうちの所定の1画素の
    表示位置と空間的に位相の一致した同一の位相の画像デ
    ータを前記複数画素毎に供給するものであることを特徴
    とする表示装置。
  34. 【請求項34】 前記サンプリング手段は、文字情報を
    表示しない領域においては、前記ディスプレイの各画素
    に供給する信号を、各画素の表示位置と空間的に位相の
    一致したそれぞれ異なるタイミングでサンプリングして
    得、文字情報を表示する領域においては、前記ディスプ
    レイの前記所定の複数画素に供給する信号を、前記複数
    画素中の所定の1画素の表示位置と空間的に位相の一致
    した同一のタイミングでサンプリングして得るものであ
    ることを特徴とする請求項32または33記載の表示装
    置。
  35. 【請求項35】 前記映像信号を所定量遅延させる遅延
    手段を備え、前記サンプリング手段は、前記ディスプレ
    イの各画素に供給する信号を、各画素の表示位置と空間
    的に位相の一致したそれぞれ異なるタイミングでサンプ
    リングして得るものであり、前記遅延手段は、文字情報
    を表示する領域については、前記映像信号を所定量遅延
    させて前記サンプリング手段に供給することにより結果
    的に、前記サンプリング手段が、前記所定の複数画素に
    供給する信号を、そのうちの所定の1画素の表示位置と
    空間的に位相の一致した同一のタイミングでサンプリン
    グするようにし、文字情報を表示しない領域において
    は、前記映像信号を遅延させずに前記サンプリング手段
    に供給するものであることを特徴とする請求項32また
    は33記載の表示装置。
  36. 【請求項36】 前記映像信号を所定量遅延させる遅延
    手段を備え、前記サンプリング手段は、前記所定の複数
    画素に供給する信号を、そのうちの所定の1画素の表示
    位置と空間的に位相の一致した同一のタイミングでサン
    プリングして得るものであり、前記遅延手段は、文字情
    報を表示しない領域については、前記映像信号を所定量
    遅延させて前記サンプリング手段に供給することにより
    結果的に、前記サンプリング手段が、前記所定の複数画
    素に供給する信号を、各画素の表示位置と空間的に位相
    の一致した異なるタイミングでサンプリングするように
    し、文字情報を表示する領域においては、前記映像信号
    を遅延させずに前記サンプリング手段に供給するもので
    あることを特徴とする請求項32または33記載の表示
    装置。
  37. 【請求項37】 ドットマトリクス型のディスプレイ
    と、 入力された信号を所定のタイミングでサンプリングし上
    記ディスプレイに供給するサンプリング手段と、 入力された映像信号から、輝度信号および色信号を形成
    する信号形成手段と、 上記輝度信号および色信号から所定の情報を検出する情
    報検出手段と、 上記情報検出手段の検出結果を用いて、入力画像から文
    字情報を含む領域を判別する文字領域判別手段を備え、 文字情報が含まれている入力画像を上記ディスプレイに
    表示する表示装置において、 文字情報を表示しない領域においては、上記ディスプレ
    イのすべての画素に、各画素の表示位置と空間的に位相
    の一致したそれぞれ異なる位相の画像を表示し、 文字情報を表示する領域においては、上記ディスプレイ
    の1ドットを構成する隣接する所定の3画素を一組とし
    て、上記3画素中の所定の1画素の表示位置と空間的に
    位相の一致した同一の位相の画像を上記3画素毎に表示
    することを特徴とする表示装置。
  38. 【請求項38】 上記情報検出手段は、上記輝度信号お
    よび色信号の信号レベルを検出する信号レベル検出手段
    であることを特徴とする請求項37記載の表示装置。
  39. 【請求項39】 上記文字領域判別手段は、上記信号レ
    ベル検出手段で検出された輝度信号のレベルが所定値よ
    り大きく、かつ色信号のレベルが所定値より小さいとき
    に、表示画像は文字情報を含む領域であると判別するこ
    とを特徴とする請求項38記載の表示装置。
  40. 【請求項40】 上記情報検出手段は、上記輝度信号お
    よび色信号の信号レベルの変化量を検出する信号レベル
    変化検出手段であることを特徴とする請求項37記載の
    表示装置。
  41. 【請求項41】 上記文字領域判別手段は、上記信号レ
    ベル変化検出手段で検出された輝度信号のレベル変化量
    が所定値より大きく、かつ色信号のレベル変化量が所定
    値より小さいときに、表示画像は文字情報を含む領域で
    あると判別することを特徴とする請求項40記載の表示
    装置。
  42. 【請求項42】 上記情報検出手段は、上記輝度信号お
    よび色信号の周波数成分を検出する周波数検出手段であ
    ることを特徴とする請求項37記載の表示装置。
  43. 【請求項43】 上記文字領域判別手段は、上記周波数
    検出手段で検出された輝度信号の周波数が所定値より大
    きく、かつ色信号の周波数が所定値より小さいときに、
    表示画像は文字情報を含む領域であると判別することを
    特徴とする請求項42記載の表示装置。
  44. 【請求項44】 文字情報を表示しない領域において
    は、上記サンプリング手段で上記ディスプレイの各画素
    に供給する信号を、各画素の表示位置と空間的に位相の
    一致したそれぞれ異なるタイミングでサンプリングし、 文字情報を表示する領域においては、上記サンプリング
    手段で上記ディスプレイの上記所定の3画素に供給する
    信号を、上記3画素中の所定の1画素の表示位置と空間
    的に位相の一致した同一のタイミングでサンプリングす
    ることを特徴とする請求項37記載の表示装置。
  45. 【請求項45】 映像信号を所定量遅延させる遅延手段
    を備え、 文字情報を表示しない領域においては、上記遅延手段で
    所定量遅延させた信号を上記サンプリング手段に供給
    し、上記サンプリング手段で上記3画素中の所定の1画
    素の表示位置と空間的に位相の一致した同一のタイミン
    グでサンプリングし、 文字情報を表示する領域においては、上記遅延手段を介
    さずに上記サンプリング手段に信号を供給し、上記サン
    プリング手段で上記3画素中の所定の1画素の表示位置
    と空間的に位相の一致した同一のタイミングでサンプリ
    ングすることを特徴とする請求項37記載の表示装置。
  46. 【請求項46】 映像信号を所定量遅延させる遅延手段
    を備え、 文字情報を表示しない領域においては、上記遅延手段を
    介さずに上記サンプリング手段に信号を供給し、上記サ
    ンプリング手段で各画素の表示位置と空間的に位相の一
    致したそれぞれ異なるタイミングでサンプリングし、 文字情報を表示する領域においては、上記遅延手段で所
    定量遅延させた信号を上記サンプリング手段に供給し、
    上記サンプリング手段で各画素の表示位置と空間的に位
    相の一致したそれぞれ異なるタイミングでサンプリング
    することを特徴とする請求項37記載の表示装置。
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