JPH0990831A

JPH0990831A - 画像形成装置

Info

Publication number: JPH0990831A
Application number: JP7241900A
Authority: JP
Inventors: Makoto Matsuyama; 誠松山
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1995-09-20
Filing date: 1995-09-20
Publication date: 1997-04-04
Anticipated expiration: 2015-09-20
Also published as: JP3399182B2

Abstract

(57)【要約】【課題】Ｎアップ印刷や両面印刷等の出力属性の指定の
際に生じる、もとの原稿画像１枚に相当する余白領域を
広告効果の大きい全面の広告画像を、もとの原稿画像に
影響を与えることなく付加合成出力する。【解決手段】広告画像保持部５が広告画像を保持し、印
刷属性設定部４により、Ｎアップ印刷等の原稿画像に対
する印刷属性が設定されると、全面余白位置算出部６
が、この印刷属性に基づいて原稿画像単位の全面余白領
域を算出し、この算出結果に基づいて、画像合成部８が
該全面余白領域に広告画像をもとに原稿画像に合成し、
この合成した画像を画像出力部９が出力する。例えば、
印刷属性の設定が両面印刷であり、原稿枚数が奇数であ
る場合、出力用紙の最終ページの裏面に全面余白領域が
生じ、この全面余白領域に広告画像が付加合成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、読み取られた原稿
画像の出力時に生じる余白領域に広告画像等の付加画像
を追加合成して出力することができる画像形成装置に関
し、特に両面複写や、Ｎアップ複写等の複写時に生じる
原稿画像単位の余白領域に広告画像等の付加画像を追加
合成して出力することができる画像形成装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、複写機の普及とともに、広告画像
を付加画像として原稿画像に追加合成して複写出力し、
広告画像を付加した場合の複写料金と広告画像を付加し
ない場合の複写料金とを異なるものとし、複写機利用者
と広告画像提供者との双方の便宜を図ることができる複
写機が注目されている。

【０００３】このような広告画像を原稿画像に合成出力
することができる複写機としては、従来から、読み取ら
れた原稿画像に対して、物理的位置に配置された広告画
像を合成して出力することができるものがある。

【０００４】例えば、顧客の選択により、プラテンガラ
ス下部に回転可能な広告原稿を配置し、原稿スキャン時
にプラテン上の原稿とプラテン下の広告原稿を同時に読
み込んで合成画像を生成する複写装置がある（特開昭６
２−１１８３６２号公報参照）。

【０００５】また、ネットワークを介して広告管理サー
バから広告画像を読み込んで、検出された余白領域に該
広告画像を合成出力する画像形成システムがある（特願
平７−５７７６９号参照）。

【０００６】この画像形成システムは、各種の広告画像
と種々の大きさの広告画像を予め保持し、検出された余
白領域に適合する広告画像を選択し、原稿画像に合成し
て出力するものである。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た画像形成システムにより検出される余白領域は、原稿
画像内における余白領域であるため、検出された余白領
域は限定された非常に狭い領域となるため、十分な広告
効果をあげることができないとともに、原稿画像内の情
報と広告画像の情報とが混在した状態で複写出力される
ため、もとの原稿画像、特にドキュメント等の原稿画像
の価値が極端に低下する場合が生ずるという問題点があ
った。

【０００８】一方、両面印刷や、２アップ，４アップ等
のＮアップ印刷等の印刷属性が指定された場合、原稿画
像の枚数によって、原稿画像の全面に相当する余白領域
が生ずることがある。例えば、両面印刷する場合に原稿
画像が３枚である場合、原稿画像が奇数であるので、２
枚目の出力用紙の裏面には、原稿画像１枚に相当する余
白領域が生じることになる。

【０００９】そこで、本発明は、かかる問題点を除去
し、出力属性の指定に応じて生じる、もとの原稿画像１
枚に相当する余白領域に、広告効果の大きい全面の広告
画像等の付加画像を効率的に合成出力することができる
画像形成装置を提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明は、読み取った原
稿画像に付加画像を追加合成する画像形成装置におい
て、前記原稿画像に対する出力属性を設定する設定手段
と、前記付加画像を保持する保持手段と、前記出力属性
の設定に基づいた前記原稿画像単位の余白領域を算出す
る算出手段と、前記算出手段が算出した余白領域に前記
付加画像を合成して出力する出力手段とを具備したこと
を特徴とする。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。

【００１２】図１は、本発明の実施の形態である複写機
の構成を示す図である。図１において、複写機Ｃは、画
像入力部１、ページメモリ２、広告機能選択部３及び印
刷属性設定部４を含む選択指示部ＣＰ、広告画像保持部
５、全面余白位置算出部６、余白領域検出部７、画像合
成部８、画像出力部９、通常複写カウンタ１０、広告複
写カウンタ１１、及び複写機Ｃの全体制御を行う制御部
ＣＴを有する。

【００１３】画像入力部１は、プラテン上に載置された
複写原稿の画像情報を電子データとして読み取る。

【００１４】ページメモリ２は、画像入力部１から読み
取られた画像情報をページ単位で保持する。この場合、
拡大／縮小あるいはＮアップ印刷指定等の印刷属性の設
定があった場合、該印刷処理が行われたデータが最終的
ページ単位で保持される。なお、Ｎアップ印刷指定と
は、２アップあるいは４アップ等の印刷属性指定であ
り、例えば、Ａ４複写原稿をＡ４印刷用紙に２アップ処
理すると、Ａ４複写原稿２枚がそれぞれＡ５サイズに縮
小され、この縮小されたＡ５サイズの画像の２枚分が１
枚のＡ４サイズの印刷用紙上に印刷出力される。

【００１５】選択指示部ＣＰは各種の選択指示を行うも
のであり、液晶ディスプレイ等で構成され、この選択指
示部ＣＰ内には、広告機能選択部３を有し、広告機能選
択部３は、画像入力部で読み取った画像情報とともに、
広告画像を付加画像として合成出力するか否かを選択す
る（広告機能を選択する）ものである。また、選択指示
部ＣＰ内には、印刷属性設定部４を有し、印刷属性設定
部４では、両面複写やＮアップ複写等の印刷属性の指定
が設定される。

【００１６】広告画像保持部５は、広告画像を保持する
とともに、この広告画像のサイズ情報をも保持してい
る。

【００１７】全面余白位置算出部６は、印刷属性設定部
４で設定された印刷属性に基づいて、原稿画像に相当す
る全面余白領域の数と位置とを算出する。

【００１８】余白領域検出部７は、画像入力部１が読み
取った画像情報内における余白領域の位置とサイズとを
検出する。

【００１９】画像合成部８は、画像入力部１で読み取っ
た画像情報と広告画像保持部５に保持される広告画像と
を全面余白位置算出部６及び余白領域検出部７が検出し
た余白領域に基づいて合成する。

【００２０】画像出力部９は、ページメモリ２に保持さ
れているページ単位の画像情報あるいは画像合成部８で
合成された画像情報を読み取り、選択された出力用紙に
印刷出力する。

【００２１】通常複写カウンタ１０は、全出力画像の枚
数を計数する。

【００２２】広告複写カウンタ１１は、広告機能が選択
され、広告画像が付加合成された場合における画像出力
部９での複写出力枚数を計数する。

【００２３】次に、複写機Ｃにおいて印刷属性指定が設
定された場合の制御手順について説明する。

【００２４】まず、図２のフローチャートを参照して、
Ｎアップ印刷指定が設定された場合の制御手順について
説明する。

【００２５】図２において、ユーザが選択指示部ＣＰの
印刷属性設定部４からＮアップ印刷指定を行うと（ステ
ップ１０１）、制御部ＣＴは、Ｎアップ複写処理のため
の原稿画像を読み取り、Ｎアップに対応する縮小処理を
行い、縮小された画像情報はページメモリ２に出力単位
に相当するページ単位で格納される（ステップ１０
２）。例えば、Ａ４サイズの原稿をＡ４サイズの出力用
紙に２アップ処理する場合、原稿画像の画像情報は、Ａ
５サイズに縮小処理され、２つのＡ５サイズの画像情報
を組とするページ単位の画像情報がページメモリ２に格
納される。なお、この際、広告機能選択部３により広告
機能の選択指定がなされているものとする。

【００２６】その後、制御部ＣＴは、最終ページの印刷
処理か否かを判断し（ステップ１０３）、最終ページの
印刷処理でない場合は、余白領域検出部７で検出された
余白領域の位置とサイズとに基づいて、広告画像保持部
５から該位置とサイズとに対応した広告画像を選択し、
この選択された広告画像を画像合成部８が合成し（ステ
ップ１０４）、この合成された合成画像を画像出力部９
が印刷出力し（ステップ１０５）、ステップ１０２に移
行する。

【００２７】一方、ステップ１０３で最終ページの印刷
処理である場合は、全面余白位置算出部６が、残りのド
キュメント数を変数Ｒとし、Ｎアップ印刷指定のＮを変
数Ｎとし、この変数Ｒ，Ｎを用いて（Ｎ−Ｒ）／Ｎを算
出し、この余りの値を変数Ｑに設定する（ステップ１０
６）。この変数Ｑの値が０である場合は、Ｎアップ処理
に対応する原稿画像とが丁度適合した場合を意味する。
例えば４アップ処理の印刷指定を行った場合、原稿枚数
が４の倍数であるときである。また、変数Ｑの値で０で
ない場合は、変数Ｑに対応する原稿枚数分の全面余白が
生じていることを意味し、例えば６枚の原稿に対して４
アップ処理の印刷指定を行った場合、変数Ｑの値が２と
なり、原稿２枚に相当する全面余白が生じる。

【００２８】その後、制御部ＣＴは、変数Ｑが０である
か否かを判断し（ステップ１０７）、変数Ｑが０でない
場合、全面余白が生じていないので、ステップ１０４と
同様に、通常の広告画像の合成処理を行い（ステップ１
０８）、ステップ１１１に移行する。

【００２９】一方、変数Ｑの値が０の場合は、全面余白
が生じているので、変数Ｑの値分の広告画像を広告画像
保持部６から取得し（ステップ１０９）、この取得した
全面広告画像を全面余白位置算出部６が算出した全面余
白の位置に合成する（ステップ１１０）。

【００３０】その後、ステップ１０８あるいはステップ
１１０で合成された合成画像が画像出力部９から出力さ
れ、本処理が終了する。

【００３１】図３は、このようなＮアップ印刷属性指定
において全面余白が生じた場合の具体例を示す図であ
る。図３においては、４アップ印刷属性指定を行った場
合に全面余白が１つ生じた場合を示している。すなわ
ち、変数Ｑの値が１である場合を示している。

【００３２】図３における出力の最終ページにおいて
は、全面余白領域Ｅ１が生じ、この全面余白領域Ｅ１の
領域一杯に全面広告画像が４アップされた原稿画像に合
成されて出力されている。従って、非常に大きな広告効
果をあげることができる。また、図３の例では、通常の
広告画像合成処理を行わないようにしているので、原稿
画像の画像情報内には、広告画像が存在しない。従っ
て、もとのドキュメント情報の内容を損なわないで、広
告画像を付加することができる。なお、通常の広告画像
合成処理の指定は、広告機能選択部３において、指定す
ることができる。すなわち、Ｎアップ等の印刷属性指定
の設定あった場合に、広告機能選択部３から、通常の広
告画像合成処理を行うか否かを選択指定することができ
る。

【００３３】次に、図４のフローチャートを参照して、
両面印刷指定が設定された場合の制御手順について説明
する。

【００３４】図４において、ユーザが選択指示部ＣＰの
印刷属性設定部４から両面印刷指定を行うと（ステップ
２０１）、制御部ＣＴは、両面印刷処理のための原稿画
像を読み取り、読み取られた原稿画像はページメモリ２
に格納される（ステップ２０２）。なお、この際、広告
機能選択部３により広告機能の選択指定がなされている
ものとする。

【００３５】その後、制御部ＣＴは、最終ページの印刷
処理か否かを判断し（ステップ２０３）、最終ページの
印刷処理でない場合、広告画像保持部５から該位置とサ
イズとに対応した広告画像を選択し、この選択された広
告画像を画像合成部８が合成し（ステップ２０４）、こ
の合成された合成画像を画像出力部９が印刷出力し（ス
テップ２０５）、ステップ２０２に移行する。

【００３６】一方、ステップ２０３で最終ページの印刷
処理である場合は、全面余白位置算出部６が、残りのド
キュメント数を変数Ｒとして設定する（ステップ２０
６）。ここで、変数Ｒは１または２の値をとることにな
る。変数Ｒが１の場合は、原稿枚数が奇数であることを
意味し、変数Ｒが２の場合は、原稿枚数が偶数であるこ
とを意味する。従って、変数Ｒが１のときに全面余白が
生じることになる。

【００３７】このため、制御部ＣＴは、変数Ｒが１か２
かを判断し（ステップ２０７）、変数Ｒが２である場合
は、全面余白が生じていないので、ステップ２０４と同
様に、通常の広告画像の合成処理を行い（ステップ２０
８）、ステップ２１１に移行する。

【００３８】一方、変数Ｒが１の場合、全面余白が生じ
ているので、広告画像を広告画像保持部６から取得し
（ステップ２０９）、この取得した全面広告画像を全面
余白位置算出部６が算出した全面余白の位置に合成する
（ステップ２１０）。

【００３９】その後、ステップ２０８あるいはステップ
２１０で合成された合成画像が画像出力部９から出力さ
れ、本処理を終了する。

【００４０】このようにして、両面印刷の印刷属性指定
が行われ、かつ原稿枚数が奇数である場合は、出力とし
ての最終ページの裏面に全面余白が生じ、この全面余白
に広告効果の大きい全面広告画像が付加される。しか
も、広告機能選択部３において、全面広告画像の付加以
外に通常の広告画像の合成処理を行わない場合、原稿画
像の画像情報内には、広告画像が存在しないため、原稿
画像の情報が損なわれることもない。

【００４１】なお、上述した発明の実施の形態におい
て、Ｎアップ印刷指定あるいは両面印刷指定のいずれ
も、出力用紙の最終ページに全面余白が生じた場合、該
全面余白に全面広告画像を付加しようとするものであっ
たが、全面余白位置算出部６が複写すべく原稿枚数を予
め計数し、この計数値と印刷属性指定とをもとに全面余
白が存在するかの値を求め、この値から全面余白が存在
する場合、第１ページ目の最初に全面広告画像を付加す
るようにしていもよい。これにより、さらに広告効果を
大きくすることができる。

【００４２】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、保持手段が広告画像等の付加画像を保持し、設定手
段により、Ｎアップ印刷あるいは両面印刷等の原稿画像
に対する出力属性が設定されると、算出手段が、設定さ
れた出力属性に基づいた原稿画像単位の余白領域を算出
し、この算出結果に基づいて出力手段が該余白領域に前
記付加画像を前記原稿画像に合成して出力するようにし
ているので、付加画像の価値が生かされるとともに、も
との原稿画像の情報に影響を及ぼさないという利点を有
する。特に、付加画像が広告画像である場合、全面広告
が可能となるため、広告効果が大きくなるという利点を
有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態である複写機の構成を示す
図。

【図２】Ｎアップ印刷属性指定が設定された場合の制御
手順を示すフローチャート。

【図３】Ｎアップ印刷属性指定により全面余白が生じた
場合における出力の具体例を示す図。

【図４】両面印刷属性指定が設定された場合の制御手順
を示すフローチャート。

【符号の説明】

Ｃ…複写機ＣＴ…制御部ＣＰ…選択指示部１…画
像入力部２…ページメモリ３…広告機能選択部４…印刷属性
設定部５…広告画像保持部６…全面余白位置算出部７…余
白領域検出部８…画像合成部９…画像出力部１０…通常複写カウ
ンタ１１…広告複写カウンタ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】読み取った原稿画像に付加画像を追加合
成する画像形成装置において、前記原稿画像に対する出力属性を設定する設定手段と、前記付加画像を保持する保持手段と、前記出力属性の設定に基づいた前記原稿画像単位の余白
領域を算出する算出手段と、前記算出手段が算出した余白領域に前記付加画像を合成
して出力する出力手段とを具備したことを特徴とする画
像形成装置。