JPH0989740A - 水晶式センサー - Google Patents

水晶式センサー

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JPH0989740A
JPH0989740A JP1173196A JP1173196A JPH0989740A JP H0989740 A JPH0989740 A JP H0989740A JP 1173196 A JP1173196 A JP 1173196A JP 1173196 A JP1173196 A JP 1173196A JP H0989740 A JPH0989740 A JP H0989740A
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electrode
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diaphragm
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Tadamasa Akutagawa
忠正 芥川
Shigeru Sano
茂 佐野
Sumiyuki Ishigami
純幸 石神
Mitsuru Sato
充 佐藤
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Tokyo Denpa Co Ltd
Yuasa Corp
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Tokyo Denpa Co Ltd
Yuasa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極が被測定物によって侵されるのを防止し
て、機能の安定性の向上や長寿命化を図ることができ、
また、電極の製作制限を緩和して、製作の作業性を向上
でき、更には、センサーとしての感度も向上できる、水
晶式センサーを提供すること。 【解決手段】 水晶振動板4と水晶振動板4に電圧を印
加するよう設けられた第1電極5及び第2電極6とから
なる水晶振動子を電解液7中にて発振させて、変化した
固有振動数を求めるようになっている。水晶振動板4
は、一方の面のみが電解液7に接触するよう設けられて
おり、第1電極5は、水晶振動板4の他方の面に設けら
れており、第2電極6は、水晶振動板4の上記一方の面
以外の箇所に、電解液7に対して耐性を有する状態で設
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、化学、物
理化学、生化学、食品化学、医学、工業化学等の分野に
おいて、液体の濃度、気体の濃度、固体薄膜の膜厚等を
検出するのに用いられる水晶式センサーに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の水晶式センサーは、主としてAT
カット等の厚みすべり振動する水晶振動板の両面にそれ
ぞれ1個の導電性薄膜電極を設けて水晶振動子を構成
し、水晶振動子の片面を被測定物に接触させた状態で増
幅・帰還回路により水晶振動子を発振させ、被測定物に
よる負荷に基づいて変化した水晶振動子の固有振動数を
求めることにより、被測定物の濃度等を求めるようにな
っていた。ちなみに、被測定物が液体である場合にはそ
の粘度と密度に応じて水晶振動子に負荷が掛かり、気体
である場合には水晶振動子の片面に予め設けた吸着膜に
被測定物が吸着されて水晶振動子に負荷が掛かる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の水晶式センサーでは、次のような不具合があった。 (1) 水晶振動板の両面間に高周波電場を印加するために
水晶振動板の両面にそれぞれ導電性薄膜電極を設けてい
るので、それぞれの電極から増幅・帰還回路への電気的
接続路を互いに絶縁した状態で設ける必要があった。一
方、被測定物が例えばイオン溶液のような導電性液体で
ある場合には、水晶振動板の両面が被測定物によって短
絡されるのを防止するために、水晶振動板の片面のみを
被測定物に接触させ、他面は隔壁によって被測定物から
隔離する必要がある。この2つの必要性を同時に満たす
ため、上記構成の水晶式センサーでは、被測定物に接触
する上記片面の薄膜電極からの電気的接続路を上記隔壁
を貫通させて設けなければならず、それは困難なことで
あった。しかも、この困難性が設計上の制約となり、電
極の寸法、形状等が限定され、製作の作業性が悪く、ま
た、信頼度の向上や製造工数の削減を妨げていた。更
に、同様の困難性は、被測定物が腐蝕性の気体及び液体
である場合や蒸着膜等の固体薄膜である場合にも、見ら
れ、やはり信頼度の向上や製造工数の削減を妨げてい
た。
【0004】(2) 水晶振動板の両面にそれぞれ蒸着等に
よって導電性薄膜電極を設けるので、その分だけ確実に
製造工数が多かった。
【0005】(3) 被測定物が薄膜電極を腐食する性質の
ものである場合には、被測定物に接触している薄膜電極
が被測定物によって侵され、薄膜電極の溶出や剥離が生
じ、その結果、センサーとしての機能が不安定となった
り寿命が短くなったりすることがあった。
【0006】(4) 薄膜電極自体の重量は水晶振動板の振
動に対する負荷の一部となるので、薄膜電極の存在は、
センサーの感度の向上や感度のばらつき解消の点で障害
となるが、上記構成の水晶式センサーでは、その程度が
顕著であった。
【0007】(5) 被測定物が、例えば鉛蓄電池の電解液
のように、導電性であり且つ電解液に接触する薄膜電極
と増幅・帰還回路との間の電位差が状況に応じて様々な
値を持ち得る場合には、この電位差を短絡しないため
に、増幅・帰還回路を、被測定物に接触する薄膜電極に
対して直流的にフローティング状態としなければならな
いという制約があった。
【0008】本発明は、上記不具合を解消できる、水晶
式センサーを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、被測定物の物理的特性の変
化に伴なって一価関数的に固有振動数が変化する水晶振
動子を有する発振回路を備え、被測定物に接触させた状
態で水晶振動子を発振させてその固有振動数を求めるこ
とによって、被測定物の物理的特性を検知する水晶式セ
ンサーにおいて、水晶振動子は、水晶振動板と、水晶振
動板に電圧を印加するよう設けられた、第1電極及び第
2電極とからなり、水晶振動板は、一方の面のみが被測
定物に接触するよう設けられており、第1電極は、水晶
振動板の他方の面に設けられており、第2電極は、水晶
振動板の上記一方の面以外の箇所に、被測定物に対して
耐性を有する状態で設けられていることを特徴としてい
る。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、第2電極が、被測定物に対して耐性を有する
材料で構成されている。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の構
成に加え、被測定物が鉛蓄電池の電解液であり、第2電
極が鉛蓄電池の正極又は負極である。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、第2電極が、一方の面のみが被測定物に接触
するよう設けられた誘電体薄膜の、他方の面に設けられ
ており、誘電体薄膜が、被測定物に対して耐性を有する
材料でできている。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、第2電極が、水晶振動板の上記他方の面に第
1電極と並設されている。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項5記載の構
成に加え、水晶振動板の上記一方の面に、導電性薄膜が
形成されている。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、水晶振動板の上記一方の面が凹凸状に形成さ
れている。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、水晶振動板の上記一方の面に、被測定物に接
触する面が凹凸状に形成された薄膜が設けられている。
【0017】請求項9記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、水晶振動板の上記一方の面に、被測定物を吸
着又は吸収する薄膜が設けられている。
【0018】尚、本発明の作用は以下の通りである。本
発明の水晶式センサーの基本的作動は次の如くである。
【0019】(1) 水晶振動子の発振について:被測定物
が例えば電解液である場合について説明する。測定対象
である電解液はイオン電導機構により電導性を有してい
るので、発振回路において、第1電極から水晶振動板及
び電解液を経て第2電極に至る直列素子群に加わる高周
波電圧は、電解液の導電度が十分に大きければ、水晶振
動板に加わる電圧と略等しくなる。
【0020】即ち、直列素子群が第1電極、水晶振動
板、電解液、及び第2電極からなる場合には、直列素子
群に加わる高周波電圧は、水晶振動板自体に加わる電
圧、電解液内のイオン電流に対応するオーミック電圧、
水晶振動板近傍の電解液内に形成される二重層に加わる
電圧、の総和に略等しくなる。この場合において、電解
液の導電度が十分に大きければ、オーミック電圧及び二
重層に加わる電圧は極めて小さくなるため、無視でき
る。従って、直列素子群に加わる高周波電圧は、水晶振
動板に加わる電圧と略等しくなる。
【0021】また、直列素子群が第1電極、水晶振動
板、電解液、誘電体薄膜、及び第2電極からなる場合に
は、直列素子群に加わる高周波電圧は、水晶振動板自体
に加わる電圧、誘電体薄膜に加わる電圧、電解液内のイ
オン電流に対応するオーミック電圧、水晶振動板近傍及
び誘電体薄膜近傍の電解液内にそれぞれ形成される二重
層に加わる電圧、の総和に略等しくなる。この場合にお
いて、電解液の導電度が十分に大きければ、誘電体薄膜
に加わる電圧、オーミック電圧、及び二重層に加わる電
圧は極めて小さくなるため、無視できる。従って、直列
素子群に加わる高周波電圧は、水晶振動板に加わる電圧
と略等しくなる。
【0022】また、直列素子群が第1電極、水晶振動
板、電解液、水晶振動板、及び第2電極からなる場合に
は、直列素子群に加わる高周波電圧は、水晶振動板自体
に加わる電圧、電解液内のイオン電流に対応するオーミ
ック電圧、水晶振動板近傍の電解液内にそれぞれ形成さ
れる二重層に加わる電圧、の総和に略等しくなる。この
場合において、電解液の導電度が十分に大きければ、オ
ーミック電圧及び二重層に加わる電圧は極めて小さくな
るため、無視できる。従って、直列素子群に加わる高周
波電圧は、水晶振動板に加わる電圧と略等しくなる。従
って、水晶振動子は通常の水晶発振回路と同様に発振す
る。
【0023】(2) 水晶式センサーによる測定について:
被測定物が、液体、気体、固体薄膜である場合とに分け
て、説明するが、いずれの場合においても発振周波数
は、増幅・帰還回路の影響も含めて、水晶振動子のその
状態での固有振動数に応じて決まるものである。
【0024】被測定物が液体である場合:片面が電解
液に接触した状態の水晶振動子は、電解液の密度ρ及び
粘性率ηの影響を受けるため、その固有振動数が変化す
る。空中でのフリーな状態における水晶振動子の固有振
動数をFa 、片面が電解液に接触した状態における水晶
振動子の固有振動数をFl 、固有振動数の変化分をΔF
l とすると、Fa 、Fl 、ΔFl 、ρ、及びηの間に
は、次の式(I),(II)が成り立つ。なお、この式は簡単な
モデルからも導き出されている。
【0025】Fl =Fa +ΔFl …式(I) ΔFl =−K・√(ρ・η) …式(II)
【0026】式(II)において、Kは、定数であり、ρ及
びηが既知である幾つかの試料から実験的に求めること
ができる。従って、予めKを求めておけば、未知の試料
であっても、ΔFl を求めて逆算することによって、ρ
とηとの積を求めることができる。ρとηとの積は、そ
の電解液の固有の関数F(X) に従って電解液の濃度cと
一対一の関係にある。従って、予め関数F(X) を求めて
おけば、ΔFl を求めて逆算することによって、濃度c
を求めることができる。
【0027】被測定物が気体である場合:被測定物が
気体である場合には、感度や選択性を増すために、水晶
振動子の片面に被測定物である気体を吸着する性質を有
する吸着膜を塗布等により設けておくのが、一般的であ
る。そして、吸着膜が被測定物を吸着していない状態で
の固有振動数をFn 、吸着した状態での固有振動数をF
g 、固有振動数の変化分をΔFg 、吸着膜の単位面積当
りの被測定物の吸着量をGとすると、Fn 、Fg 、ΔF
g 、及びGの間には、次の式(III) の関係が成り立つ。
【0028】 ΔFg =Fg −Fn =−J・G …式(III)
【0029】式(III) において、Jは、定数であり、吸
着膜と被測定物との組合せに応じて予め実験的に求める
ことができる。一方、被測定物の濃度Cg と上記Gとは
一対一の関係にあるので、この関数関係を予め実験的に
求めておけば、ΔFg を求めて逆算することによって、
濃度Cg を求めることができる。
【0030】なお、吸着膜は、被測定物が液体である場
合においても、溶質濃度に対する感度や選択性を増すた
めに、用いることができる。
【0031】被測定物が固体薄膜である場合 被測定物が例えば金属蒸着膜のような固体薄膜であり、
その膜厚を求める場合には、次のようになる。即ち、単
純に被測定物の重量が水晶振動子に対する負荷となり、
上記,と同様に被測定物がない場合の水晶振動子の
固有振動数Fvが被測定物がある場合の固有振動数Fw
へ変化する。その変化分ΔFw は、被測定物の単位面積
当り重量に比例するので、ΔFw を求めて逆算すること
によって、被測定物の単位面積当り重量、ひいては膜厚
を求めることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。
【0033】(実施形態1)図1は本実施形態の水晶式
センサーの構成図、図2はそのセンサーの電気的等価回
路図、図3はセンサー要部の構成模式図である。センサ
ー1は、増幅・帰還回路2と、センサー容器3と、水晶
振動板4と、第1電極5と、第2電極6とで構成されて
いる。水晶振動板4、第1電極5、及び第2電極6によ
り、水晶振動子が構成されており、水晶振動子及び回路
2により、発振回路が構成されている。7は被測定物で
ある電解液、8はサンプル容器である。
【0034】センサー容器3は下端が閉じた水密構造の
筒体である。容器3の下端部側壁には貫通孔31が形成
されている。水晶振動板4は、貫通孔31を外側から塞
ぎ且つ水密的に、接着等の方法によって容器3に取付け
られている。
【0035】水晶振動板4の、貫通孔31側の面即ち内
面には、導電性薄膜からなる第1電極5が蒸着等の方法
によって取付けられている。第1電極5にはリード線5
1が接続されており、リード線51は、容器3内を延
び、容器3上面の貫通孔32を通り、回路2の高インピ
ーダンス端子21に接続されている。
【0036】第2電極6は、電解液7に対して耐性を有
する材料、例えばカーボンでできており、リード線61
により、回路2の低インピーダンス端子22に接続され
ている。
【0037】回路2において、コンデンサ23は、回路
2のグラウンドに対して第2電極6を交流的に接続した
まま直流的にはフローティング状態とするために、設け
られている。Q1,Q2はトランジスタ、28は出力端
子である。
【0038】図2の電気的等価回路において、7aは電
解液7のインピーダンスを等価的に抵抗で表わしたもの
である。図2の等価回路即ち発振回路の形式は、コルピ
ッツ回路として公知である。
【0039】次に作動について説明する。まず、水晶振
動子を電解液7中に浸漬する。この状態では、水晶振動
板4の外面及び第2電極6のみが電解液7に接触してい
る。次に、両電極5,6間に回路2を接続し、直流電圧
を加える。これにより、水晶振動子は発振する。即ち、
水晶振動子は、電解液7中にその粘度を通して横波を励
起し、その反作用として電解液7は水晶振動子の負荷と
なるため、水晶振動子の固有振動数が低下する。そし
て、低下した固有振動数を求めれば、電解液7の濃度が
求まることとなる。
【0040】上記構成のセンサーにおいては、第1電極
5は全く電解液7に接触しない。また、第2電極6は、
電解液7に接触するが、電解液7に対して耐性を有する
材料でできている。従って、両電極5,6が電解液7に
よって侵されることはなく、センサーとしての機能の安
定性は向上し、寿命も長くなる。
【0041】また、水晶振動板4の一方の面のみに第1
電極5を設けるので、両面に設ける場合に比して、製作
制限が緩和され、製作の作業性、ひいては生産性が向上
する。例えば、従来のような、一方の電極から増幅・帰
還回路へのリード線を隔壁を貫通させて設けなければな
らないという困難性は解消される。
【0042】しかも、第2電極6については、寸法、形
状等についての製作制限が大幅に緩和されるので、この
点からも、製作の作業性が向上する。
【0043】更に、水晶振動板4は電極を介することな
く直接に電解液7に接触するので、センサーとしての感
度が向上する。
【0044】(実施形態2)被測定物が鉛蓄電池の電解
液であり、鉛蓄電池の電槽に使用する場合には、第2電
極6として鉛蓄電池の正極又は負極を用いてもよい。な
お、その他の構成は実施形態1と同じである。
【0045】この場合、第2電極6は鉛蓄電池の正極、
負極に対して等電位にはならない。しかし、第2電極6
は、コンデンサ23により、回路2のグラウンドに対し
て交流的に接地されてはいるが、直流的にはフローティ
ング状態となっているので、回路2の電源電圧を鉛蓄電
池自体から取出すことが可能である。
【0046】本実施形態のセンサーでは、実施形態1の
センサーに比して、構成が更に簡素となり、生産性が向
上して安価となる。
【0047】(実施形態3)図4は本実施形態の水晶式
センサーの構成図、図5はそのセンサーの電気的等価回
路図、図6はセンサー要部の構成模式図である。これら
の図において、実施形態1を示す図1ないし図3と同一
符号は同じ又は相当するものを示す。9は誘電体薄膜で
ある。誘電体薄膜9は、電解液7に対して耐性を有する
材料でできており、例えば多種類のプラスチックスから
任意に選定された材料でできている。回路2はコンデン
サ23を有していない。
【0048】センサー容器3は下端が閉じた水密構造の
筒体である。容器3の下端部両側壁には貫通孔31,3
3が形成されている。水晶振動板4は、貫通孔31を外
側から塞ぎ且つ水密的に、接着等の方法によって容器3
に取付けられている。誘電体薄膜9は、貫通孔33を外
側から塞ぎ且つ水密的に、接着等の方法によって容器3
に取付けられている。
【0049】水晶振動板4の、貫通孔31側の面即ち内
面には、導電性薄膜からなる第1電極5が蒸着等の方法
によって取付けられている。誘電体薄膜9の、貫通孔3
3側の面即ち内面には、導電性薄膜からなる第2電極6
が蒸着等の方法によって取付けられている。第1電極5
にはリード線51が接続されており、リード線51は、
容器3内を延び、容器3上面の貫通孔32を通り、回路
2の高インピーダンス端子21に接続されている。第2
電極6にはリード線61が接続されており、リード線6
1は、容器3内を延び、容器3上面の貫通孔34を通
り、回路2の低インピーダンス端子22に接続されてい
る。
【0050】図5の電気的等価回路において、9aは電
解液7と第2電極6とに挾まれた状態の誘電体薄膜9を
等価的にコンデンサで表わしたものである。図5の等価
回路即ち発振回路の形式は、コルピッツ回路として公知
である。
【0051】上記構成のセンサーの発振作動は、実施形
態1と同じであり、同様にして電解液7の濃度が求まる
こととなる。
【0052】上記構成のセンサーにおいては、水晶振動
子を電解液7に浸漬した状態では、水晶振動板4の外面
及び誘電体薄膜9の外面のみが電解液7と接触してお
り、両電極5,6は電解液7に接触していない。従っ
て、両電極5,6が電解液7によって侵されることはな
く、センサーとしての機能の安定性は向上し、寿命も長
くなる。
【0053】また、水晶振動板4の一方の面のみに第1
電極5を設けるので、両面に設ける場合に比して、製作
制限が緩和され、製作の作業性、ひいては生産性が向上
する。
【0054】更に、水晶振動板4は電極を介することな
く直接に電解液7に接触するので、センサーとしての感
度が向上する。
【0055】(実施形態4)図7は本実施形態の水晶式
センサーの構成図、図8はそのセンサーの電気的等価回
路図、図9はセンサー要部の構成模式図である。これら
の図において、実施形態1を示す図1ないし図3と同一
符号は同じ又は相当するものを示す。2aは増幅・帰還
回路であり、回路2aにおいて、25aは発振用のCM
OSインバーター、25bは出力用のCMOSインバー
ター、26a,26bは帰還回路のコンデンサ、27
a,27bは帰還回路の抵抗である。水晶振動子及び回
路2aにより発振回路が構成されている。
【0056】センサー容器3は下端が閉じた水密構造の
筒体である。容器3の下端部側壁には貫通孔31が形成
されている。水晶振動板4は、貫通孔31を外側から塞
ぎ且つ水密的に、接着等の方法によって容器3に取付け
られている。
【0057】水晶振動板4の、貫通孔31側の面即ち内
面には、導電性薄膜からなる第1電極5及び第2電極6
が蒸着等の方法によって並設されている。第1電極5に
はリード線51が接続され、第2電極6にはリード線6
1が接続されており、リード線51,61は、容器3内
を延び、容器3上面の貫通孔32を通り、回路2aのコ
ンデンサ26a,26bにそれぞれ接続されている。
【0058】図8の電気的等価回路において、7b,7
cは水晶振動板4近傍の電解液7内に形成される電気二
重層を等価的にコンデンサで表わしたものであり、第1
電極5下と第2電極6下の2箇所に存在している。図8
の等価回路即ち発振回路の形式は公知である。
【0059】上記構成のセンサーの発振作動は、実施形
態1と同じであり、同様にして電解液7の濃度が求まる
こととなる。即ち、上記構成のセンサーでは、第1電極
5と水晶振動板4と電解液7とからなる水晶振動子と、
第2電極6と水晶振動板4と電解液7とからなる水晶振
動子とが、電気回路的には直列接続されて帰還回路を構
成し、圧電分極的には逆並列となっているが、この2個
の水晶振動子は、全く同じプロセスで作製されているの
で、その固有振動数は極めて接近しており、単一の周波
数で発振する。そして、電解液7から掛かる負荷は2個
の水晶振動子に対して全く同等に作用するので、固有振
動数は共に低い周波数へ変化し、単一の周波数で発振す
る。従って、固有振動数の変化分から、電解液7の濃度
が求まることとなる。
【0060】上記構成のセンサーにおいては、水晶振動
子を電解液7に浸漬した状態では、水晶振動板4の外面
のみが電解液7と接触しており、両電極5,6は電解液
7に接触していない。従って、両電極5,6が電解液7
によって侵されることはなく、センサーとしての機能の
安定性は向上し、寿命も長くなる。
【0061】また、水晶振動板4の片面のみに一度の工
程で両電極5,6が設けられるので、両面に設ける場合
に比して、その分だけ製造工数が低減される。
【0062】また、両電極5,6から回路2aへのリー
ド線51,61を設ける作業は、全てセンサー容器3内
の加工作業で行なえるので、製作の作業性、ひいては生
産性が向上する。
【0063】また、水晶振動板4は電極を介することな
く直接に電解液7に接触するので、センサーとしての感
度は向上し、ばらつきも解消される。
【0064】更に、両電極5,6は電解液7に対して直
流的にフローティング状態となっているので、フローテ
ィング状態としなければならないという制約は解消され
る。
【0065】(実施形態5)図10は本実施形態の水晶
式センサーの構成図、図11はそのセンサーの電気的等
価回路図、図12はセンサー要部の構成模式図である。
これらの図において、実施形態1,4を示す図1ないし
図3及び図7ないし図9と同一符号は同じ又は相当する
ものを示す。このセンサーは、水晶振動板4の、電解液
7側の面即ち外面に、導電性薄膜70が設けられている
点以外は、実施形態4と同じである。薄膜70は、金
属、金属酸化物、又は導電性高分子を蒸着等することに
より形成されている。
【0066】上記構成のセンサーの発振作動は、実施形
態4と同じであり、同様にして電解液7の濃度が求まる
こととなる。
【0067】上記構成のセンサーにおいては、実施形態
4と同様の作用効果に加え、次のような作用効果を奏す
る。薄膜70が水晶振動板4の外面に設けられているの
で、被測定物がアドミタンスの小さいものであっても、
満足できる精度でその物理的特性を測定可能である。
【0068】また、薄膜70は直流的にフローティング
状態にあるので、その電位がどの値にあるかに拘らず、
被測定物の物理的特性を測定可能である。
【0069】更に、薄膜70は、水晶振動板4自身を介
して回路2aに接続されているので、薄膜70から回路
2aへの電気的接続路を設ける必要はなく、そのための
困難性がない。
【0070】(実施形態6)図13は本実施形態の水晶
式センサーの構成図である。図において、実施形態4を
示す図7ないし図9と同一符号は同じ又は相当するもの
を示す。このセンサーは、水晶振動板4の、電解液7側
の面即ち外面が、凹凸状に形成されている点以外は、実
施形態4と同じである。
【0071】上記構成のセンサーの発振作動は、実施形
態4と同じであり、同様にして電解液7の濃度が求まる
こととなる。
【0072】上記構成のセンサーにおいては、実施形態
4と同様の作用効果に加え、次のような作用効果を奏す
る。即ち、水晶振動板4の外面が凹凸状であるので、振
動の際に電解液7から水晶振動板4に掛かる負荷は増大
する。このため、センサーとしての感度が向上する。
【0073】(実施形態7)図14は本実施形態の水晶
式センサーの構成図である。図において、実施形態4を
示す図7ないし図9と同一符号は同じ又は相当するもの
を示す。このセンサーは、水晶振動板4の、電解液7側
の面即ち外面に、電解液7に接触する面が凹凸状に形成
されている薄膜80が設けられている点以外は、実施形
態4と同じである。
【0074】上記構成のセンサーの発振作動は、実施形
態4と同じであり、同様にして電解液7の濃度が求まる
こととなる。
【0075】上記構成のセンサーにおいては、実施形態
4と同様の作用効果に加え、次のような作用効果を奏す
る。即ち、薄膜80の電解液7に接触する面が凹凸状で
あるので、振動の際に電解液7から薄膜80及び水晶振
動板4に掛かる負荷は増大する。このため、センサーと
しての感度が向上する。
【0076】(実施形態8)本実施形態の水晶式センサ
ーは、水晶振動板4の、電解液7に接触する面即ち外面
に、電解液7を吸収する薄膜が設けられている点以外
は、実施形態4と同じである。薄膜は、例えば、ポリピ
ロールのような高分子吸着膜からなっている。
【0077】上記構成のセンサーの発振作動は、実施形
態4と同じであり、同様にして電解液7の濃度が求まる
こととなる。
【0078】上記構成のセンサーにおいては、実施形態
4と同様の作用効果に加え、次のような作用効果を奏す
る。即ち、電解液7を吸収する薄膜があるので、水晶振
動板4の負荷となる電解液7の量が増大する。このた
め、センサーとしての感度が向上する。
【0079】(別の実施形態) (1)上記実施形態1〜8の水晶式センサーは、被測定
物が電解液以外の液体や気体及び固体薄膜の場合にも適
用でき、液体の濃度、気体の濃度、固体薄膜の膜厚等を
求めることができる。
【0080】(2)実施形態5における導電性薄膜70
を設ける構成、実施形態6における水晶振動板4の外面
を凹凸状に形成する構成、実施形態7における薄膜80
を設ける構成、実施形態8における薄膜90を設ける構
成は、実施形態1,3の水晶振動子にも適用でき、その
場合、同様の作用効果が発揮される。
【0081】(3)増幅・帰還回路2,2aは、これら
に限るものではなく、また、いずれの実施形態に用いて
もよい。
【0082】
【発明の効果】
(1)請求項1記載の水晶式センサーによれば、水晶振
動子を発振させて変化した固有振動数を求めることによ
り、被測定物の物理的特性、例えば液体の濃度、気体の
濃度、固体薄膜の膜厚等を求めることができる。
【0083】また、第1電極を被測定物に接触しないよ
う設け、第2電極を被測定物に対して耐性を有する状態
で設けているので、両電極が被測定物によって侵される
のを防止できる。従って、センサーとしての機能が不安
定となるのを防止でき、長寿命化を図ることができる。
【0084】また、電極を水晶振動板の両面に設けると
いうことはしないので、電極の製作制限を緩かなものに
でき、製作の作業性を向上できる。例えば、水晶振動子
から増幅・帰還回路に接続される2本の電気的接続路
(リード線)の内の1本を、隔壁を貫通させて設けなけ
ればならないという困難性を、解消できる。
【0085】更に、水晶振動板を電極を介することなく
直接に被測定物に接触させることができるので、センサ
ーとしての感度を向上できるとともに感度のばらつきも
低減できる。
【0086】(2)請求項2記載の水晶式センサーによ
れば、第2電極についての寸法、形状等の製作制限を大
幅に緩和でき、製作の作業性、ひいては生産性を向上で
きる。
【0087】(3)請求項3記載の水晶式センサーによ
れば、第2電極を改めて設ける必要がないので、構成を
簡素にできる。
【0088】また、第2電極についての製作制限がない
ので、製作の作業性、ひいては生産性を大幅に向上でき
る。
【0089】(4)請求項4記載の水晶式センサーによ
れば、第1電極及び第2電極を共に被測定物に接触しな
いよう設けているので、両電極が被測定物によって侵さ
れるのを確実に防止できる。
【0090】また、誘電体薄膜を選定の容易な材料を用
いて製作できるので、第2電極についての寸法、形状等
の製作制限を緩和でき、製作の作業性、ひいては生産性
を向上できる。
【0091】(5)請求項5記載の水晶式センサーによ
れば、第1電極及び第2電極を共に被測定物に接触しな
いよう設けているので、両電極が被測定物によって侵さ
れるのを確実に防止できる。
【0092】また、水晶振動板の片面のみに一度の工程
で第1電極及び第2電極を設けることができるので、そ
の分だけ製造工数を低減でき、生産性を向上できる。
【0093】また、両電極から増幅・帰還回路への2本
の電気的接続路を設ける作業を、全てセンサー容器内の
加工作業で行なうことができるので、製作の作業性、ひ
いては生産性を向上できる。
【0094】更に、被測定物が鉛蓄電池の電解液である
場合には、第1電極及び第2電極は電解液に対して直流
的にフローティング状態となっているので、フローティ
ング状態としなければならないという制約を解消でき
る。
【0095】(6)請求項6記載の水晶式センサーによ
れば、導電性薄膜が設けられているので、被測定物がア
ドミタンスの小さいものであっても、その物理的特性を
測定することができる。
【0096】また、導電性薄膜が直流的にフローティン
グ状態にあるので、その電位がどの値にあるかに拘ら
ず、被測定物の物理的特性を測定することができる。
【0097】更に、導電性薄膜は水晶振動板自身を介し
て高周波的に増幅・帰還回路に接続されているので、導
電性薄膜から増幅・帰還回路への電気的接続路を設ける
必要はなく、そのための困難性がない。
【0098】(7)請求項7記載の水晶式センサーによ
れば、水晶振動板の被測定物に接触する面が凹凸状とな
っているので、被測定物から水晶振動子に掛かる負荷は
増大する。従って、センサーとしての感度を向上でき
る。
【0099】(8)請求項8記載の水晶式センサーによ
れば、簡単な、構成及び製作作業で、請求項7と同じ効
果を奏することができる。
【0100】(9)請求項9記載の水晶式センサーによ
れば、被測定物を吸着又は吸収する薄膜が設けられてい
るので、水晶振動子の負荷となる被測定物の量は増大す
る。従って、センサーとしての感度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1の水晶式センサーの構成図であ
る。
【図2】 図1のセンサーの電気的等価回路図である。
【図3】 図1のセンサー要部の構成模式図である。
【図4】 実施形態3の水晶式センサーの構成図であ
る。
【図5】 図4のセンサーの電気的等価回路図である。
【図6】 図4のセンサー要部の構成模式図である。
【図7】 実施形態4の水晶式センサーの構成図であ
る。
【図8】 図7のセンサーの電気的等価回路図である。
【図9】 図7のセンサー要部の構成模式図である。
【図10】 実施形態5の水晶式センサーの構成図であ
る。
【図11】 図10のセンサーの電気的等価回路図であ
る。
【図12】 図10のセンサー要部の構成模式図であ
る。
【図13】 実施形態6の水晶式センサーの構成図であ
る。
【図14】 実施形態7の水晶式センサーの構成図であ
る。
【符号の説明】
1 センサー 2,2a 増幅・帰還回路 4 水晶振動板 5 第1電極 6 第2電極 9 誘電体薄膜 70 導電性薄膜 80 薄膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 茂 大阪府高槻市城西町6番6号 株式会社ユ アサコーポレーション内 (72)発明者 石神 純幸 東京都大田区中央五丁目6番11号 東京電 波株式会社内 (72)発明者 佐藤 充 東京都大田区中央五丁目6番11号 東京電 波株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物の物理的特性の変化に伴なって
    一価関数的に固有振動数が変化する水晶振動子を有する
    発振回路を備え、被測定物に接触させた状態で水晶振動
    子を発振させてその固有振動数を求めることによって、
    被測定物の物理的特性を検知する水晶式センサーにおい
    て、 水晶振動子は、水晶振動板と、水晶振動板に電圧を印加
    するよう設けられた、第1電極及び第2電極とからな
    り、 水晶振動板は、一方の面のみが被測定物に接触するよう
    設けられており、 第1電極は、水晶振動板の他方の面に設けられており、 第2電極は、水晶振動板の上記一方の面以外の箇所に、
    被測定物に対して耐性を有する状態で設けられているこ
    とを特徴とする水晶式センサー。
  2. 【請求項2】 第2電極が、被測定物に対して耐性を有
    する材料で構成されている請求項1記載の水晶式センサ
    ー。
  3. 【請求項3】 被測定物が鉛蓄電池の電解液であり、第
    2電極が鉛蓄電池の正極又は負極である請求項2記載の
    水晶式センサー。
  4. 【請求項4】 第2電極が、一方の面のみが被測定物に
    接触するよう設けられた誘電体薄膜の、他方の面に設け
    られており、誘電体薄膜が、被測定物に対して耐性を有
    する材料でできている請求項1記載の水晶式センサー。
  5. 【請求項5】 第2電極が、水晶振動板の上記他方の面
    に第1電極と並設されている請求項1記載の水晶式セン
    サー。
  6. 【請求項6】 水晶振動板の上記一方の面に、導電性薄
    膜が形成されている請求項5記載の水晶式センサー。
  7. 【請求項7】 水晶振動板の上記一方の面が凹凸状に形
    成されている請求項1記載の水晶式センサー。
  8. 【請求項8】 水晶振動板の上記一方の面に、被測定物
    に接触する面が凹凸状に形成された薄膜が設けられてい
    る請求項1記載の水晶式センサー。
  9. 【請求項9】 水晶振動板の上記一方の面に、被測定物
    を吸着又は吸収する薄膜が設けられている請求項1記載
    の水晶式センサー。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006317234A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 感知装置
JP2007155340A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Kyocera Kinseki Corp 微少質量測定用センサ
US7426853B2 (en) 2005-03-30 2008-09-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus for measuring concentration
JP2009053009A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Epson Toyocom Corp 流体センサおよび音叉型センサ素子
JP2013152316A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Kyocera Document Solutions Inc 濃度検出装置、およびこれを備えた画像形成装置
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