JPH0989657A - 測定用センサ及び測定用センサを用いる拡散反射スペクトル測定方法並びに乳剤製造装置 - Google Patents

測定用センサ及び測定用センサを用いる拡散反射スペクトル測定方法並びに乳剤製造装置

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JPH0989657A
JPH0989657A JP7244005A JP24400595A JPH0989657A JP H0989657 A JPH0989657 A JP H0989657A JP 7244005 A JP7244005 A JP 7244005A JP 24400595 A JP24400595 A JP 24400595A JP H0989657 A JPH0989657 A JP H0989657A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液状物質の反射光のスペクトルを簡便にリアル
タイムで測定する測定用センサを提供する。 【解決手段】測定用センサAは、液状物質に光を照射す
る投光手段と、液状物質によって反射された反射光を受
光する受光手段と、反射光のスペクトルを、リアルタイ
ムで測定する測定手段とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高感度で高い性
能安定性を有する液状物質の製造と、製造安定性を高め
るための測定用センサ及び測定用センサを用いる拡散反
射スペクトル測定方法並びに写真乳剤を製造する乳剤製
造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、顔料、感光材料に用いられる乳
剤中のハロゲン化銀粒子等は、液状の分散液として取り
扱われることが多い。その光の吸収挙動、反射、散乱挙
動は、その使用目的上非常に重要である。そのため、液
状の分散液の光吸収スペクトル、塗布された状態での光
吸収スペクトルの測定が、一般的に行われている。分散
液のスペクトルを測定することは重要であり、各種の方
法が提案されている。
【0003】ところで、分散液の特徴として、光の拡散
性が非常に強いので透過光の分光吸収を測定するより
も、拡散反射光のスペクトルを測定する方がより実用的
である。拡散反射光のスペクトル測定法は一般的に積分
球を有する分光光度計を用いて行われる。例えば、化学
同人社発行の第1版の「機器分析の手引き(増補改訂
版)」;第1集頁108には、その方法が明示されてい
る。しかし、この方法は液状サンプルを小量分取する必
要があり、化学反応により、スペクトルが短時間で変化
する場合には分取時間中にそのスペクトルが変化してし
まい、正確なスペクトル把握できなかった。
【0004】このため、化学反応に伴うスペクトル変化
を、高い分解能で測定するために流通測定法が用いられ
ることがある。この方法は、やはり、化学同人社発行の
第1版の「機器分析の手引き(増補改訂版)」;第1集
頁108に明示されている。この方法では、測定装置の
時間分解能を数msec.まで上げることができ、化学
変化に伴うスペクトル変化を正確に追跡することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法は流
通時間のロスを生じるため、この点をも解決しようとす
ると、装置がかなりおおがかりになってしまい、簡便に
使用するには問題がある。例えば、乳剤中のハロゲン化
銀粒子といった分散液を調製する揚合、かなり大きな反
応槽を用いる揚合が多い。分散液を調製しながら、その
分光吸収変化を追跡するためには、液を流通させること
が必要であるが、そのためには配管を新設するなど、負
荷が大きくなることは避けられない。
【0006】また、分光増感は、ハロゲン化銀乳剤の製
造で必須の技術である。分光増感が初期の目的を達成で
きるかどうかは、増感色素がどのように吸着しているか
に大きく依存する。吸着状態を知る手法として、乳剤あ
るいはベース上に塗布された状態での分光スペクトルを
測定する、あるいは写真性能を調ベる、といった手法が
通常用いられている。色素の吸着状態が分光増感工程中
に把握できれば、もし製造中に故障が発生した揚合の処
置を速やかに行うことが可能である。また、分光増感に
おいては増感色素を併用する揚合が多い。増感色素の添
加を1種の吸着状態を確認しながら、他の増感色素を添
加することが可能になれば、分光増感色素の添加方法を
コントロールすることで、分光増感感度を高めたり、保
存性が改良できることが期待できる。
【0007】しかし、分光増感色素がハロゲン化銀乳剤
に添加されてから吸着が終了するまで、数分で終了する
場合が多く、乳剤仕込み装置から、それとは別に存在す
る分光スペクトル測定装置で増感色素の吸着状態を確認
するのでは、その間の時間ロスが大きく、実用的な色素
吸着状態のデータは得られない。このような従来の乳剤
製造装置では、増感色素吸着をモニターしながら分光増
感工程を高度にコントロールし、高感度で保存安定性に
優れたハロゲン化銀写真乳剤を製造すること、ロット間
での分光増感の再現性を高めることは達成できない。
【0008】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、請求項1乃至請求項8記載の発明は、液状物質の
反射光のスペクトルを簡便にリアルタイムで測定する測
定用センサ及び測定用センサを用いる測定用センサを提
供することを目的とし、請求項9記載の発明は、高感度
で保存安定性に優れたハロゲン化銀乳剤を製造するこ
と、ロット間での分光増感の再現性を高めることができ
る乳剤製造装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、液状物
質に光を照射する投光手段と、前記液状物質によって反
射された反射光を受光する受光手段と、前記反射光のス
ペクトルを、リアルタイムで測定する測定手段とを有す
ることを特徴としている。このように、液状物質に光を
照射し、この液状物質によって反射された反射光を受光
し、この反射光のスペクトルをリアルタイムで測定する
ことで、いちいち人手による実験の結果を待つことなく
データを得ることができる。
【0010】請求項2記載の発明は、前記反射光が、拡
散反射光であることを特徴としている。このように、反
射光が拡散反射光であり、例えば、センサユニットに設
けられた光透過用窓の反射光を受光することなく、測定
対象に反射した拡散反射光を受光し、これを測定するの
で、確実にスぺクトル分析が可能である。
【0011】請求項3記載の発明は、前記液状物質が、
分光増感過程の感光材料であることを特徴としている。
このように、液状物質が分光増感過程の感光材料であ
り、従来行われていなかった、乳剤の分光増感過程の拳
動を知ることができる。
【0012】請求項4記載の発明は、前記投光手段及び
前記受光手段を光ファイバーで構成し、この光ファイバ
ーを光透過性窓を有するケース内に配置したセンサユニ
ットに設け、前記液状物質を製造するライン中の前記液
状物質に、前記センサユニットを直接接触させて備えた
ことを特徴としている。このように、光ファイバーを光
透過性窓を有するケース内に配置したセンサユニットに
設けており、液状物質を製造するライン中の液状物質
に、センサユニットを直接接触させることで、液状サン
プルの一部を分取する必要なく、簡便に、かつリアルタ
イムに測定することができる。
【0013】請求項5記載の発明は、前記投光手段及び
前記受光手段が、複数本の光ファイバーによって構成さ
れ、前記光ファイバーは一体に束ねられてなり、この束
ねられた光ファイバーは光透過性窓を有するケース内に
配置したセンサユニットに設け、さらに前記液状物質を
製造するライン中から前記液状物質を取り出す測定系を
備え、この測定系で前記液状物質に前記センサユニット
を直接接触させて備えたことを特徴としている。このよ
うに、光ファイバーを光透過性窓を有するケース内に配
置したセンサユニットに設けており、液状物質を製造す
るライン中から液状物質を取り出す測定系に、液状物質
にセンサユニットを直接接触させることで、液状サンプ
ルの一部を分取する必要なく、簡便に、かつリアルタイ
ムに測定することができる。
【0014】請求項6記載の発明は、前記センサユニッ
トの内部に前記光ファイバーを配置し、この光ファイバ
ーの先端から光ファイバーの中心軸を延長した前記光透
過性窓との接触部までの距離lを、 l≧a/sinθ{[cosβ/cos(θ+β)]−cosθ} ただし、a・・・光ファイバー有効径 θ・・・光ファイバーからの光束の広がりの角度 β・・・光ファイバーの中心軸と光透過性窓のなす角度 の関係式により求めて設定したことを特徴としている。
このように、光ファイバーの有効径、光束の広がりの角
度、光ファイバーの中心軸と光透過性窓のなす角度及び
光ファイバーの先端から光ファイバーの中心軸を延長し
た光透過性窓との接触部までの距離を設定することで、
小型で、しかも液状サンプルの一部を分取する必要な
く、簡便に、かつリアルタイムに測定することができ
る。
【0015】請求項7記載の発明は、前記光透過性窓
が、ガラスによって形成されていることを特徴としてい
る。このように、光透過性窓をガラスによって形成する
ことで、スペクトルを測定する液状物質の温度が高い場
合でも、高温により軟化することが防止される。
【0016】請求項8記載の発明は、感光性乳剤の分光
増感過程において、ハロゲン化銀粒子上の増感色素吸着
状態を測定することを特徴としている。このように、感
光性乳剤の分光増感過程において、ハロゲン化銀粒子上
の増感色素吸着状態を測定することで、従来行われてい
なかった、乳剤の分光増感過程の拳動を知ることができ
る。
【0017】請求項9記載の発明は、乳剤を製造するラ
イン中に、前記請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
の測定用センサを備え、この測定用センサから得られる
前記乳剤中のハロゲン化銀粒子に対する増感色素吸着状
態を連続的にモニターすると共に、コントロールしつつ
添加剤をオンラインで添加する添加手段を備えることを
特徴としている。このように、増感色素吸着状態を連続
的にモニターすると共に、コントロールしつつ添加剤を
オンラインで添加することで、高感度で保存安定性に優
れたハロゲン化銀乳剤を製造すること、ロット間での分
光増感の再現性を高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、この発明の測定用センサ及
び測定用センサを用いる拡散反射スペクトル測定方法並
びに乳剤製造装置について説明する。
【0019】まず、この発明の測定用センサの実施例を
図1に示す。この図1で、測定用センサAは、センサユ
ニットBと測定手段Cと、光源Dとを含み、例えば液状
物質の乳剤を製造する際の分光増感の過程において用い
られる。センサユニットBは、止めねじ1で、光透過性
窓2を固定しているリング3を筒状のケース6の開口部
6aに固定する。光透過性窓2は、充分な光透過性を有
する材質ならば、ガラス等の他、透明な合成樹脂等を適
宜選択して使用できる。しかし、スペクトルを測定する
液状物質の温度が高い場合は、高温により樹脂製窓が軟
化することもあるので、光透過性窓2に適用する材料と
しては、ガラスが最も好ましい。
【0020】ケース6の開口部6aには環状溝4が形成
され、この環状溝4にOリング5が収まる構造になって
いる。即ち、光透過性窓2と筒状のケース6の開口部6
aは、Oリング5によって密着しているので、光透過性
窓2全体が液状物質の乳剤中に浸かっても筒状になって
いるケース6の部分の内部には、液は侵入してこない。
【0021】ケース6の内部には、光ファイバープロー
ブ7が挿入される。この光ファイバープローブ7は、図
1(b)に示すように、光吸収スペクトル測定に必要な
投光用光ファイバー7aと、受光用光ファイバー7bが
多数、均等数づつ、束ねられることによって形成されて
いる。このため、投光範囲と、受光範囲とは一致してい
る。投光用光ファイバー7bが乳剤に光を照射する投光
手段を構成し、受光用光ファイバー7bが乳剤からの拡
散反射光を得る受光手段を構成し、光ファイバープロー
ブ7から光が出て、光透過性窓2を通して乳剤に光が当
たり、拡散反射された光が再び光透過性窓2を通して光
ファイバープローブ7の受光用光ファイバーに戻る構造
になっている。
【0022】光ファイバープローブ7は分光光度計11
に接続され、分光光度計11が拡散反射スペクトルが測
定でき、受光手段から得られる拡散反射光からリアルタ
イムで拡散反射スペクトルを測定する測定手段Cを構成
している。光ファイバープローブ7はケース6と止めね
じ8で固定される。9はケース6に形成された止めねじ
用孔である。
【0023】測定用センサAは、図2に示すように、セ
ンサユニットBの内部に光ファイバープローブ7を配置
し、この光ファイバープローブ7の先端から光ファイバ
ーの中心軸Lを延長した光透過性窓2との接触部Oまで
の距離lを、 距離l≧a/sinθ{[cosβ/cos(θ+β)]−cosθ} ただし、a・・・光ファイバー有効径 θ・・・光ファイバーからの光束の広がりの角度 β・・・光ファイバーの中心軸と光透過性窓のなす角度 の関係式により求めて設定している。
【0024】例えば、投光用光ファイバー7a及び受光
用光ファイバー7bの光ファイバー有効径a=2mm、
光ファイバーからの光束の広がりの角度θ=10°、光
ファイバーの中心軸と光透過性窓のなす角度β=60°
とする場合、前記関係式により、 距離l≧2/sin10°{[cos60°/cos70°]−cos10°} ≧11.4(mm) 距離lが例えば、略11.4mm以上が好ましく、この
値よりも小さいと、光透過性窓2からの正反射光が直接
受光用光ファイバー7bに入ってしまい、正確な反射ス
ペクトルを測定することができない。また、光ファイバ
ーの中心軸と光透過性窓のなす角度βが小さい程、距離
lは小さくできるが、センサユニットBの先端部B1が
前側に出てしまい光透過性窓2の窓面積が大きくなり、
センサユニットB全体の大きさは大きくなる。また、距
離lが大きすぎると、光ファイバーからの光束が直接ケ
ース6の筒部にあたり、照射光が乱されるため、またセ
ンサユニットBが大型化することになるので、距離l
は、上記の範囲を満たす範囲で適宜選択できるが、距離
lは大きくしすぎない方が良い。
【0025】また、測定用センサAは、0℃〜100℃
で使用可能であり、特に、10℃〜80℃での使用が温
度による変化の影響が少なく高精度の測定ができ好まし
い。また、光の波長は、紫外光、可視光、赤外光の例え
ば190nm〜800nmで光透過率が大きいものが用
いられる。
【0026】光源Dとしては、可視光から赤外光領域を
測定する時は、タングステンランプ、キセノンランプ、
水銀ランプ等が用いられ、波長が400〜800nmの
光を発するランプなら特に限定されないが、紫外光領域
を測定するときには紫外線発生装置を用いる。また、フ
ィルタを用いて余分な光をカットしても良い。例えば、
乳剤を製造する際の分光増感の過程において測定する場
合、400nmより短い波長の光を用いると乳剤を激し
く劣化させるため、フィルタにより余分な光をカットす
る。
【0027】光ファイバープローブ7の光ファイバーと
しては、例えば、大塚電子製Y型ファイバーが使用可能
である。このファイバーは、投光及び受光用ファイバー
が数十本の細いファイバーで構成されており、コンパク
トで使いやすいファイバーである。また、単独で液面の
反射スペクトルを測定することが可能である。しかし、
化学反応槽では、乳剤が激しい撹拌が行われるのが普通
であり、表面は、常に流動に伴い変動する。
【0028】このため単にファイバーを液面より上に設
置するだけでは投射光が液と空気の界面で直接反射して
くる正反射光の変動を大きく受け、乳剤自体の拡散反射
スペクトル変化を正確に測定することが困難になる。ま
た、乳剤中に、このファイバーの先端を浸漬させれば、
正反射光の変動の影響は受けなくなる。しかし、その測
定法では、ファイバー先端部に存在する分散質に投射光
が集中的に照射されるため、光に対して弱い物質が分散
液である場合は、スペクトル測定中に分散液が劣化する
ことになり、正確なスペクトルが測定できない。もし、
スペクトルが測定できるとしてもそれは、いわゆる拡散
反射スペクトルとは異なる。このことは、「スペクトル
測定と分光光度計」(柴田和夫;講談社)の頁l7を参
照すれば明らかである。
【0029】さらに、これを明らかにするため、各種の
方法で測定したスペクトルを図3乃至図5に示す。な
お、スペクトルの縦軸であるAbs.は、 Abs.=−log10(サンプルからの拡散反射光強
度/リファレンスとして用いる標準白板からの拡散反射
光強度) で規定している。
【0030】また、縦軸は、 R(%)=(サンプルからの拡散反射光強度/リファレ
ンスとして用いる標準白板からの拡散反射光強度) で表してもよい。
【0031】図3は通常の積分球を用いて測定した分散
液の拡散反射スペクトルであり、図4がこの発明と、Y
型プローブ及び大塚電子製MCPD−1000を組み合
わせて得られたスペクトルである。図5はこの発明の測
定用センサを用いることなくY型ファイバーの先端を乳
剤に浸漬して得られたスペクトルである。図3、図4の
スペクトルは非常に波形が類似しているが、図5のスペ
クトルは他の2つとは明らかに波形が異なる。このこと
は、この発明が通常の拡散反射スペクトルを測定するの
に適していることを示している。
【0032】図6は測定用センサの使用形態を示す図で
ある。液状物質の分光増感の過程において、反応槽20
が配置され、この反応槽20内の液状物質が撹拌装置2
1で撹拌される。液状物質の液中には、測定用センサA
のセンサユニットBが上方から液中に浸漬され、光透過
性窓2の部分が液面22から下方に位置している。ま
た、センサユニットBには、光源C、ディテクターとデ
ータ処理部とを含む測定手段Cが接続され、光源Cと測
定手段Dは分光吸収が測定できるのに適した組み合わせ
であればよい。
【0033】センサユニットBの光透過性窓2は、投光
用光ファイバー7aからの正反射光が受光用光ファイバ
ー7bヘ戻らない構造になっていることが望まれる。図
1及び図2では光透過性窓2がケース6の筒状の中心軸
に対して角度が付けてあるが、このような構造でなくと
も、正反射光が戻らなければよい。光透過性窓2の材質
も石英ガラスでなくともよい。
【0034】センサユニットBの内部には、光ファイバ
ーが固定できることが必要である。投光用、受光用光フ
ァイバーが正反射光は除き、おもに拡散反射光のみ測定
できるように固定できればよい。また、投光用光ファイ
バーの位置を調節し、分散液に照射される光の面積を調
節すれば、一部の分散液に光が強く照射されることは避
けられるので、光に弱い分散液の拡散反射スペクトルを
測定することができる。この発明では位置の調節を止め
ねじで行えるようになっているが、この方法に限らな
い。
【0035】この発明では、センサユニットBの光透過
性窓2が分散液中に浸漬させて用いられ、光透過性窓2
とケース6の間は密着していて分散液が侵入しない構造
になっていればよい。
【0036】また、測定用センサAは、図7に示すよう
に配置することができる。反応槽30の側壁には、液面
より下の部分に光透過性窓31を取り付け、この光透過
性窓31に対向させてケース32に内蔵させた一体型の
光ファイバープローブ33を配置することができる。
【0037】また、測定用センサAは、図8及び図9に
示すように配置することができる。反応槽40の内部に
は液状物質を製造するときに撹拌する撹拌装置41が配
置され、また反応槽40の底部には、製造された液状物
質を排出する排出系42と、液状物質を製造するライン
中から液状物質を取り出す測定系43が備えられてい
る。測定系43には、洗浄系44が設けられている。測
定系43のサンプリング管45にはバルブ46が備えら
れ、このバルブ46より下流側には図1及び図2に示す
測定用センサAが取り付けられている。洗浄系44の洗
浄管47にはバルブ48が取り付けられ、洗浄管47は
サンプリング管45に測定用センサAより上流側に連通
されている。
【0038】スペクトル測定時にバルブ46を開ける
と、液状物質がサンプリング管45から流れ出し、測定
用センサAのプローブ部先端に到達し、ここで液状物質
に直接光を照射させ、液状物質からの拡散反射光からリ
アルタイムで拡散反射スペクトルを測定する。この測定
が終了すると、バルブ46を閉じ、洗浄系44のバルブ
48を開き、温純水が洗浄管47から供給され、測定用
センサAを洗浄する。
【0039】また、この発明では、センサユニットBの
ケース6の内部は、図10に示すように、光透過性窓2
の中央部に黒体50を設けて、正反射光が当たる部分が
光を吸収し、その他の部分が拡散反射光を吸収しないよ
うになっていてもよい。具体的には、センサユニットB
のケース6の内部に積分球を有していてもよい。さら
に、図11に示すように、センサユニットBのケース6
の内部に、光吸収スペクトル測定に必要な投光用光ファ
イバー60と受光用光ファイバー61とをそれぞれ別々
に設けてもよい。
【0040】また、測定用センサAで、例えば液状物質
の乳剤を製造する際の分光増感の過程において用いる場
合、乳剤が静止状態より流動状態で測定する方が測定精
度が向上する。また光透過性窓2に乳剤の付近で乳剤が
滞留しないようにして使用すると測定精度が向上する。
このため、例えば、図12に示すように、乳剤を撹拌す
る場合には、流れを測定用センサAの光透過性窓2に向
かうようにする。また、図13に示すように、整流板7
0を設けて流れが測定用センサAの光透過性窓2に向か
うようにする。
【0041】また、この発明で用いられる分光光度計1
1は、シングルビーム式でもダブルビーム式でもよい。
ただし、化学反応の追跡を目的とする揚合には、高い時
間分解能を有することが望ましい。
【0042】さらに、前記したように、測定用センサA
を用いた測定では、反応槽に浸漬させても良い場合と、
浸漬させない場合が良い場合がある。反応槽に浸漬させ
ても良い場合としては、光源の光が液状物質に反応に悪
影響を与えることがないように光量を調節し、増感色素
の吸着速度を実験室等で測定するとき、印刷用感光材料
等感度の低い乳剤でカブリの影響が問題にならない乳剤
のとき等である。一方、例えばISO感度100のネガ
フィルムのように感度が高く、カブリの影響が問題にな
り易い乳剤のときは、浸積させる方がよい。 [実施例1]実際に、写真感光材料における分光増感を
例にとって実施例とする。図14にこの発明で得られた
拡散反射スペクトル変化を示す。分光増感とはハロゲン
化銀粒子の分散液に増感色素と呼ばれる色素を添加し、
ハロゲン化銀粒子上に吸着させる工程である。増感色素
がハロゲン化銀粒子に吸着すると、その拡散反射スペク
トルは変化するが、その吸着反応が非常に速やかに起こ
る場合が多く、これまではそれを反射スペクトル変化に
より追跡することはできなかった。増感色素は複数併用
されることがあるが、この発明で色素吸着拳動が把握で
きるようになり、他に併用する増感色素を添加するタイ
ミングを正確にコントロールすることができるようにな
った。
【0043】次に、乳剤製造装置の実施例について説明
する。この乳剤製造装置は、図15に示すように、乳剤
を製造するライン中に、測定用センサAを備え、この測
定用センサAから得られる乳剤中のハロゲン化銀粒子に
対する増感色素吸着状態を連続的にモニターすると共
に、コントロールしつつ添加剤をオンラインで添加する
添加手段Eを備えている。
【0044】この乳剤製造装置は、図8と同じ符号を付
した部材は同様に構成されるので説明を省略する。ま
た、測定用センサAは、図9に示すように測定系43に
備えられ、乳剤通過時に振動しない構造になっている。
また、測定用センサAは、図1及び図2に示すように構
成される。
【0045】分光スペクトルを測定するには、乳剤に光
を照射し、その反射光を測定するのが一般的である。本
来、ハロゲン化銀乳剤は光に弱く、照射光が強い場合は
黒化銀に変成したりする。しかし、一定量のハロゲン化
銀乳剤に照射される光量がある程度以下の場合は、その
生成が抑えられ、分光スペクトルの測定が可能であっ
た。
【0046】具体的に、その条件は、ハロゲン化銀の組
成、晶癖、粒子径、感度で変化するが、乳剤の流速、照
射光量の最適値は実験的に求められる。ただし、この時
に測定に用いた乳剤は、もとの乳剤には混合されないこ
とが望ましい。そのため、流速が速すぎると乳剤のロス
が大きくなるので、流速は0.1ml/minから10
000ml/minが好ましく、さらに好ましくは、1
ml/minから1000ml/minである。測定用
センサAのセンサユニットBは乳剤が付着したまま乾燥
することは好ましくないので、センサユニットBの洗浄
が行なわれる。
【0047】また、スペクトル測定を行うため乳剤に光
を照射しても性能上問題のない場合は、乳剤を捨てる必
要はないので、図6に示すように測定用センサAのセン
サユニットBを直接反応槽内に導入してもよく、その場
合は、乳剤内部にガラス窓が浸漬されている必要があ
る。また、図7に示すように反応槽の側部にガラス窓を
設け、このガラス窓にセンサユニットBを対向させて設
けても良い。
【0048】さらに、分光スペクトルの測定装置として
は、比較的高い時問分解能を有する装置が望ましい。例
えば、大塚電子(株)製MCPD−1000は、少なく
とも秒単位でスペクトルを測定でき、この発明に使用す
るスペクトル測定装置として適する。
【0049】色素吸着状態を、分光光度計11でモニタ
ーする場合、分光吸収のパターンをコンピュータに記憶
させておき、分光増感工程を管理することも勿論可能で
ある。即ち、工程中の分光スペクトルの波形が基準とな
る分光スペクトルの範囲内であれば、分光増感工程から
次の工程へ進めるが、そうでない場合、ここで対策を打
つことができる。もし、この時点で故障が発見されない
場合は、後工程が無駄になり、被害は甚大なものになる
可能性がある。
【0050】また、色素吸着状態をモニターしながら他
の色素、あるいは写真有用の添加剤を添加することも可
能である。増感色素が併用され、1種の色素の吸着途中
で他の増感色素の添加が有用であれば、分光吸収波形が
ある一定の時点で他の色素を添加すれば良い。色素吸着
の過程は、例えば乳剤温度あるいは色素添加流速に影響
されるのでそれらが制御できることが望ましい。 [実施例2]以下に示す増感色素1を添加して分光増感
途中で色素吸着に伴うスペクトル変化を測定した。
【0051】
【化1】 通常のロットでは一定時間後にスペクトルが図16中の
特性曲線Xの通りだったのが、あるロットにおけるスペ
クトルは同時点で図16中の特性曲線Yのようになり、
ピーク強度が特性曲線Xに比較して小さくなった。原因
を探索したところ通常のハロゲン化銀乳剤中には図17
(a)のような平板粒子が含まれているのに対し、スペ
クトルが異常であった乳剤中には図17(b)のよう
に、平板粒子とともに、小粒子が多く含まれていること
がわかった。そこで、ハロゲン化銀乳剤の熟成をこの時
点で打ち切り、ハロゲン化銀粒子の調整段階からやり直
すことになったが、以後の調整工程等を無駄に行わずに
済んだため、被害を最小に抑えることができた。 [実施例3]前記した増感色素1と、以下に示す増感色
素2を併用する系で、増感色素1が添加されてからある
時間が経過した時点で増感色素2が添加されると分光増
感能が向上させられることがわかった。
【0052】
【化2】 しかし、分光増感(IIR)スケールが変化するとどれ
だけ時間が経過したときがもっともよい増感色素2の添
加時期なのかがその都度変ってしまい、せっかくの高感
度化処方を工程レベルで実現することができなかった。
ところが、この発明を用いて増感色素の添加タイミング
を探ったところ、図18に示すように増感色素1の総添
加量の内ちょうど半分が吸着した時点で増感色素2を添
加すると分光増感能がもっとも高められることがわかっ
た。この発明の乳剤製造装置を用いることで、スケール
差に伴う増感色素添加タイミングを毎回的確に判断しな
がら分光増感を行うことができるようになった。なお、
増感色素吸着量の変化は、拡散反射スペクトル測定で得
られるスペクトルの吸光度をクベルカムンク変換するこ
とで求められる(「スペクトル測定と分光光度計」講談
社、柴田和夫著、頁33参照)。
【0053】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明
は、液状物質に光を照射し、この液状物質によって反射
された反射光を受光し、この反射光のスペクトルをリア
ルタイムで測定するから、いちいち人手による実験の結
果を待つことなくデータを得ることができる。
【0054】請求項2記載の発明は、反射光が拡散反射
光であり、例えば、センサユニットに設けられた光透過
用窓の反射光を受光することなく、測定対象に反射した
拡散反射光を受光し、これを測定するので、確実にスぺ
クトル分析が可能である。
【0055】請求項3記載の発明は、液状物質が分光増
感過程の感光材料であり、従来行われていなかった、乳
剤の分光増感過程の拳動を知ることができる。
【0056】請求項4記載の発明は、投光手段及び受光
手段を光ファイバーで構成し、この光ファイバーを光透
過性窓を有するケース内に配置したセンサユニットに設
けたから、液状物質を製造するライン中の液状物質に、
センサユニットを直接接触させることで、液状サンプル
の一部を分取する必要なく、簡便に、かつリアルタイム
に測定することができる。
【0057】請求項5記載の発明は、投光手段及び受光
手段が、複数本の光ファイバーによって構成し、光ファ
イバーを光透過性窓を有するケース内に配置したセンサ
ユニットに設けたから、液状物質を製造するライン中か
ら液状物質を取り出す測定系に、液状物質にセンサユニ
ットを直接接触させることで、液状サンプルの一部を分
取する必要なく、簡便に、かつリアルタイムに測定する
ことができる。
【0058】請求項6記載の発明は、センサユニットの
内部に光ファイバーを配置し、この光ファイバーの先端
から光ファイバーの中心軸を延長した光透過性窓との接
触部までの距離lを、特定の関係式により求めて設定
し、光ファイバーの有効径、光束の広がりの角度、光フ
ァイバーの中心軸と光透過性窓のなす角度及び光ファイ
バーの先端から光ファイバーの中心軸を延長した光透過
性窓との接触部までの距離を設定することで、小型で、
しかも液状サンプルの一部を分取する必要なく、簡便
に、かつリアルタイムに測定することができる。
【0059】請求項7記載の発明は、光透過性窓をガラ
スによって形成することで、スペクトルを測定する液状
物質の温度が高い場合でも、高温により軟化することが
防止される。
【0060】請求項8記載の発明は、感光性乳剤の分光
増感過程において、ハロゲン化銀粒子上の増感色素吸着
状態を測定することで、従来行われていなかった、乳剤
の分光増感過程の拳動を知ることができる。
【0061】請求項9記載の発明は、乳剤を製造するラ
イン中に、前記請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
の測定用センサを備え、この測定用センサから得られる
乳剤中のハロゲン化銀粒子に対する増感色素吸着状態を
連続的にモニターすると共に、コントロールしつつ添加
剤をオンラインで添加する添加手段を備えるから、増感
色素吸着状態を連続的にモニターすると共に、コントロ
ールしつつ添加剤をオンラインで添加することで、高感
度で保存安定性に優れたハロゲン化銀乳剤を製造するこ
と、ロット間での分光増感の再現性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】測定用センサの構成図である。
【図2】測定用センサのセンサユニットの構成図であ
る。
【図3】通常の積分球を用いて測定した分散液の拡散反
射スペクトルである。
【図4】この発明のY型プローブ及び大塚電子製MCP
D−1000を組み合わせて得られたスペクトルであ
る。
【図5】測定用センサを用いることなくY型ファイバー
の先端を乳剤に浸漬して得られたスペクトルである。
【図6】測定用センサの取付状態を示す図である。
【図7】測定用センサの他の実施例の取付状態を示す図
である。
【図8】測定用センサの他の実施例の取付状態を示す図
である。
【図9】測定系に測定用センサを取り付けた実施例の構
成図である。
【図10】測定用センサの他の実施例の構成図である。
【図11】測定用センサの他の実施例の構成図である。
【図12】測定用センサの他の実施例の構成図である。
【図13】測定用センサの他の実施例の構成図である。
【図14】拡散反射スペクトルを示す図である。
【図15】乳剤製造装置の構成図である。
【図16】拡散反射スペクトルを示す図である。
【図17】乳剤の粒子を示す概念図である。
【図18】拡散反射スペクトルを示す図である。
【符号の説明】
A 測定用センサ B センサユニット C 測定手段 D 光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 1/015 G03C 1/015

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液状物質に光を照射する投光手段と、前記
    液状物質によって反射された反射光を受光する受光手段
    と、前記反射光のスペクトルを、リアルタイムで測定す
    る測定手段とを有することを特徴とする測定用センサ。
  2. 【請求項2】前記反射光は、拡散反射光であることを特
    徴とする請求項1記載の測定用センサ。
  3. 【請求項3】前記液状物質は、分光増感過程の感光材料
    であることを特徴とする請求項1または2記載の測定用
    センサ。
  4. 【請求項4】前記投光手段及び前記受光手段を光ファイ
    バーで構成し、この光ファイバーを光透過性窓を有する
    ケース内に配置したセンサユニットに設け、前記液状物
    質を製造するライン中の前記液状物質に、前記センサユ
    ニットを直接接触させて備えたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項3のいずれかに記載の測定用センサ。
  5. 【請求項5】前記投光手段及び前記受光手段は、複数本
    の光ファイバーによって構成され、前記光ファイバーは
    一体に束ねられてなり、この束ねられた光ファイバーは
    光透過性窓を有するケース内に配置したセンサユニット
    に設け、さらに前記液状物質を製造するライン中から前
    記液状物質を取り出す測定系を備え、この測定系で前記
    液状物質に前記センサユニットを直接接触させて備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載の測定用センサ。
  6. 【請求項6】前記センサユニットの内部に前記光ファイ
    バーを配置し、この光ファイバーの先端から光ファイバ
    ーの中心軸を延長した前記光透過性窓との接触部までの
    距離lを、 l≧a/sinθ{[cosβ/cos(θ+β)]−cosθ} ただし、a・・・光ファイバー有効径 θ・・・光ファイバーからの光束の広がりの角度 β・・・光ファイバーの中心軸と光透過性窓のなす角度 の関係式により求めて設定したことを特徴とする請求項
    1乃至請求項5のいずれかに記載の測定用センサ。
  7. 【請求項7】前記光透過性窓は、ガラスによって形成さ
    れていることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいず
    れかに記載の測定用センサ。
  8. 【請求項8】感光性乳剤の分光増感過程において、ハロ
    ゲン化銀粒子上の増感色素吸着状態を測定することを特
    徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の測定
    用センサを用いる拡散反射スペクトル測定方法。
  9. 【請求項9】乳剤を製造するライン中に、前記請求項1
    乃至請求項7のいずれかに記載の測定用センサを備え、
    この測定用センサから得られる前記乳剤中のハロゲン化
    銀粒子に対する増感色素吸着状態を連続的にモニターす
    ると共に、コントロールしつつ添加剤をオンラインで添
    加する添加手段を備えることを特徴とする乳剤製造装
    置。
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