JPH0989338A - 熱交換形換気装置 - Google Patents

熱交換形換気装置

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JPH0989338A
JPH0989338A JP7236292A JP23629295A JPH0989338A JP H0989338 A JPH0989338 A JP H0989338A JP 7236292 A JP7236292 A JP 7236292A JP 23629295 A JP23629295 A JP 23629295A JP H0989338 A JPH0989338 A JP H0989338A
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JP
Japan
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humidifier
heat exchange
heat exchanger
drain pan
main body
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JP7236292A
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Inventor
Akio Ueda
明夫 植田
Yuji Nakano
裕二 中野
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工時の天井裏高さ寸法が低い場合でも対応
することができ、かつ材料費や取り付け作業費の製造コ
ストも低減できる熱交換形換気装置を提供することを目
的とする。 【構成】 給気流路9と排気流路10を形成するように
天面6a 内と熱交換室11を形成する仕切板12間の側
面に発泡体13を設け、給気流9a と排気流10a の間
で熱交換される熱交換器14を吐出面側の頂部を本体6
の天面6a 内に向け、吸込面側の角部を仕切板12に向
け配設し、通気口17より室内側吐出口2に送られる熱
交換された気流が通り加湿される加湿器18を仕切板1
2とほぼ同一面上に配設した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給気流と排気流の間で
熱交換をしながら換気を行う熱交換形換気装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、熱交換器を利用して熱回収を行い
ながら換気する熱交換形換気装置が、ビルディングをは
じめとして一般の住宅にも多く使用されはじめている。
【0003】従来のこの種の熱交換形換気装置につい
て、図13〜図18を参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、天井裏空間等に吊り固定
される箱状の本体101と、この本体101の下面に形
成された調整開口部102に上下動可能に設けられ、調
整開口部102の実質的な位置を上下方向に調整する調
整枠103と、この調整枠103の下面に取り付けら
れ、内枠104とにより構成される室内側吸込口105
と室内側吐出口106を有するパネル107と、本体1
01の一面に設けられた室外側吸込口108を入口端と
し、本体101内を経てパネル107の室内側吐出口1
06を出口端とする給気通路109と、パネル107の
室内側吸込口105を入口端とし、本体101内を経て
本体101の一面に設けられた室外側吐出口110を出
口端とする排気通路111と、給気通路109と排気通
路111に設けられ給気流112および排気流113を
形成する給気用送風機114および排気用送風機115
と、給気流112と排気流113の交差するところに設
けられる熱交換器116と、熱交換器116の給気流1
12と排気流113の通過する吸気面に給気用フィルタ
ー117と排気用フィルター118を有し、給気通路1
09中に加湿器119とを備え、熱交換器116を有す
る給気通路109と排気通路111部に遮音材120を
有し、加湿器119と給気通路109を加湿開口部12
1で結び、調整開口部102と加湿器119を通過した
給気流112を結ぶ給気開口部122を設けていた。
【0005】また、熱交換器116を支持するレール1
23はS形状の支持板124に固定され、支持板124
も本体101に固定し、固定後遮音材120を設けてい
た。
【0006】また、本体101の一面には、室外側吐出
口110と連通する半円形状の開口部125を設けてい
た。
【0007】上記構成において、室内空気は排気用送風
機115によってパネル107の室内側吸込口105よ
り入り、調整開口部102を通って排気用送風機115
を通り、熱交換器116の風下側の排気通路111に入
って排気用フィルター118でごみを取り除いた後に、
熱交換器116を通って熱交換を行ったのち、熱交換器
116の風上側の排気通路111を通って室外側吐出口
110より排出される。
【0008】一方室外空気は、給気用送風機114によ
って室外側吸込口108より入り、熱交換器116の風
下側の給気通路109に入って給気用フィルター117
でごみを取り除いた後に、熱交換器116を通って熱交
換を行ったのち、熱交換器116の風上側の給気通路1
09を通って加湿開口部121を通り、加湿器119を
通って加湿したのち、給気開口部122を通って調整開
口部102を通り、パネル107の室内側吐出口106
より給気されることとなる。また、熱交換器116を支
持するレール123は、本体101の一面に固定ねじで
固定されたS形状の支持板124に固定ねじで固定し、
固定後S形状の支持板124上に遮音材120を有し、
本体101からでる風切り音を遮音していた。また、本
体101の一面には室外側吐出口110と連通する半円
形状の開口部125を有し、室内の汚れた空気を半円形
状の開口部125を介して室外側吐出口110より排出
していた。
【0009】また、加湿器のメンテナンスを容易にする
ものとして、(例えば特開平4−155128号公報)
があった。以下、その構成について図19〜図22を参
照しながら説明する。
【0010】図に示すように、加湿器130の下に水滴
を受けるためのドレンパン131が設けられ、ドレンパ
ン131の上部には、加湿器130をのせるための曲げ
付き板132が設けられている。そして、加湿器130
の前方にねじ孔133、134と後方にねじ孔135が
設けられ、加湿器130はねじ孔133、134、13
5の3点でねじ136より曲げ付き板132に固定され
ていた。
【0011】上記構成において、加湿器130をドレン
パン131に固定するとき、加湿器130を曲げ付き板
132上でスライドさせてねじ孔133、134、13
5と曲げ付き板132上に設けられたねじ孔を合わせて
から、ねじ136を挿入し固定していた。
【0012】そして、メンテナンスなどで加湿器130
を取り出すときは、3箇所のねじ136を外し、加湿器
取り出し口137より取り出していた。
【0013】また、スポット溶接にて曲げ付き板132
をドレンパン131に固定する方法を図21を参照しな
がら説明する。
【0014】図に示すように、曲げ付き板132とドレ
ンパン131を各スポット部イ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘを
溶接することにより固定していた。また、ドレンパン1
31を本体に固定するL字金具138を各スポット部
ト、チ、リを溶接することにより固定していた。
【0015】上記構成において、ドレンパン131の底
面および底面付近でスポット溶接することとなる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の熱交
換形換気装置では、前者においては、本体101の内部
部品の構成上、給気流112と排気流113は、熱交換
器116の風下側の上部の給気通路109と排気通路1
11から本体101の下部へと流れていく構成になって
いることから、給気流112が流入する加湿開口部12
1は下方部に形成され、加湿開口部121に対向して設
けられる加湿器119の位置も下方位置となり、熱交換
器116の配設位置より大きく下がる結果、必然的に本
体101の高さ寸法が高くなって本体101を施工する
場合の天井裏の高さ寸法を大きくしなければならなくな
り、天井裏の高さ寸法の小さい場合は施工できなく、製
造上においても本体101が大きいことにより材料費な
どの製造コストが増加するという問題があった。
【0017】また、熱交換器116を支持するレール1
23部はS形状の支持板124や遮音材120、複数の
固定ねじから構成されており、材料費や取り付け作業費
の製造コストが増加する問題があった。
【0018】さらに、本体101の一面に設けられた半
円形状の開口部125は、本体101の内部部品の構成
上、S形状の支持板124に一部ふさがれており、室外
側吐出口110から排出される空気の流れが速くなるた
め、騒音が高くなるという問題があった。
【0019】また、後者においては、加湿器130の固
定方法は、確実な固定方法ではあるが、ねじ止めの多さ
と、ねじ止め方向が加湿器取り出し口137面に水平方
向なので、ねじ136の取り付け取り外し作業が困難で
あるという問題があった。
【0020】また、加湿器130をドレンパン131に
固定するとき、加湿器130の曲げ付き板132上に設
けられたねじ孔を合わせるのが困難であるという問題が
あった。
【0021】また、曲げ付き板132をドレンパン13
1に固定するときのスポット位置と、ドレンパン131
を本体に固定するL字金具138をドレンパン131に
固定するスポット位置がドレンパン131の底面および
底面付近であるため、スポット部がドレン水に浸水して
腐食する恐れがあるという問題があった。
【0022】本発明は上記課題を解決するもので、施工
時の天井裏高さ寸法が低い場合でも対応することがで
き、かつ、材料費や取り付け作業費の製造コストが低減
できる熱交換形換気装置を提供することを第1の目的と
している。
【0023】また、第2の目的は熱交換器を支持するレ
ール部分の部品点数を削減し、材料費や取り付け作業費
の製造コストを低減することにある。
【0024】また、第3の目的は箱体の一面に発泡体を
確実に、かつ容易に固定することにある。
【0025】また、第4の目的は室外側吸込口および室
外側吐出口に対応する発泡体の開口部の空気抵抗を少な
くすることにある。
【0026】また、第5の目的は加湿器の本体をねじ1
本で確実にかつ容易に取り付け取り外しできるようにす
ることにある。
【0027】また、第6の目的は加湿器をドレンパンに
固定するとき、加湿器の曲げ付き板上でスライドさせ
て、加湿器のねじ孔と曲げ付き板上に設けられたねじ孔
を確認することなしに、ねじ孔の位置決めをすることに
ある。
【0028】また、第7の目的はドレン水に浸水する恐
れのない位置にスポット溶接することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の熱交換形換気装
置は上記第1の目的を達成するために、第1の手段は天
井裏空間などに吊り下げられる箱状で下面に室内側吸込
口および室内側吐出口を形成するパネルを設け、側面に
室外側吸込口および室外側吐出口を形成した本体と、こ
の本体の内部に設けられる給気用送風機および排気用送
風機と、前記給気用送風機と排気用送風機の給気流路と
排気流路を形成するように天面内と熱交換室を形成する
仕切板間の側面に設けられる発泡体と、前記給気流路と
排気流路の気流間で熱交換されるように前記発泡体内に
設けられる断面がほぼ略四角形状の熱交換器と、この熱
交換器の気流吸込面に設けられるフィルターと、前記熱
交換器で熱交換され通気口より前記室内側吐出口に送ら
れる気流が通り加湿される加湿器とを備え、前記熱交換
器の吐出面側の頂部を本体の天面内に向け、吸込面側の
角部を仕切板に向け配設し、前記加湿器を前記仕切板と
ほぼ同一面上に配設した構成とする。
【0030】また、第2の目的を達成するために、第2
の手段は発泡体に、熱交換器の左右の角部を摺動自在に
支持する断面コの字状のレールを一体的に設けた保持部
を形成した構成とする。
【0031】また、第3の目的を達成するために、第3
の手段は発泡体に、固定クリップの挿通孔および固定ク
リップの頭部が配設される凹部を形成し、本体に前記固
定クリップの固定孔を設けた構成とする。
【0032】また、第4の目的を達成するために、第4
の手段は本体の側面に設けられた室外側吐出口に対応し
て発泡体に開口部を設け開口部に空気抵抗を減少する傾
斜面を形成した構成とする。
【0033】また、第5の目的を達成するために、第5
の手段は第1の手段に加え、加湿器の下方にドレンパン
を設け、前記ドレンパン内部に曲げ付き板を固定し、前
記曲げ付き板に断面略L字形状の第1レールを設け、前
記ドレンパン側面に第1のねじ孔と、前記加湿器の側面
に断面略L字形状の第2レールと、前記加湿器の上端面
に第2のねじ孔を有するL字形状金具を設けた構成とす
る。
【0034】また、第6の目的を達成するために、第6
の手段は第1の手段に加え、加湿器に断面略S字形状の
係合片と曲げ付き板に前記係合片と係合する角孔を設け
た構成とする。
【0035】また、第7の目的を達成するために、第7
の手段は第1の手段に加え、ドレンパン内に上折り曲げ
で曲げ部に角孔のあいた曲げ付き板とドレンパン前面に
四角板を設けた構成とする。
【0036】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、室
内空気は排気用送風機によってパネルの室内側吸込口よ
り入り、排気用送風機を通り、熱交換器の吸気面側の排
気通路に入ってフィルターでごみを取り除いた後に、熱
交換器を通って熱交換を行ったのち、熱交換器の吐出面
側の排気通路を通って室外側吐出口より排出され、一方
室外空気は、給気用送風機によって室外側吸込口より入
り、熱交換器の給気面側の給気通路に入ってフィルター
でごみを取り除いた後に、熱交換器を通って熱交換を行
ったのち、熱交換器の吐出面側の給気通路を経て、加湿
器を通って加湿したのち、パネルの室内側吐出口より給
気することができる。
【0037】また、第2の手段の構成により、熱交換器
を支持するレール部分の固定構造を容易にし、かつ部品
点数を削減することができる。
【0038】また、第3の手段の構成により、本体の内
面に発泡体を確実に、かつ容易に固定することができ
る。
【0039】また、第4の手段の構成により、発泡体に
形成された開口部が広くなり、空気抵抗を少なくするこ
とができる。
【0040】また、第5の手段の構成により、曲げ付き
板に加湿器を確実にかつ容易に固定することができる。
【0041】また、第6の手段の構成により、加湿器を
ドレンパンに固定するとき容易にねじの位置決めを行う
ことができる。
【0042】また、第7の手段の構成により、曲げ付き
板をドレンパン側面上方に、四角板をドレンパン前面に
スポット溶接することで固定できる。
【0043】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1実施例について図1お
よび図2を参照しながら説明する。
【0044】図に示すように、天井裏空間などに吊り下
げられる箱状で下面に室内側吸込口および室内側吐出口
2を形成するパネル3を設け、側面に室外側吸込口4お
よび室外側吐出口5を形成した本体6の内部に、給気用
送風機7および排気用送風機8の給気流路9と排気流路
10を形成するように天面6a 内と熱交換室11を形成
する仕切板12間の側面に発泡体13を設け、給気流路
9の給気流9a と排気流路10の排気流10a 間で熱交
換されるように熱交換室11に設けた発泡体13内に断
面がほぼ略四角形状(菱形状)の熱交換器14を吸気面
にごみを除去するフィルター15を設け、熱交換器14
の吐出面側の頂部を天面6a 内に向け、吸込面側の角部
を仕切板12に向け配設し、発泡体13に設けた保持部
16により支持するように設ける。
【0045】そして、熱交換器14で熱交換された気流
が通る通気口17を発泡体13に設け、通気口17より
室内側吐出口2に送られる気流が通り加湿されるように
通気口17の側方に加湿器18が設けられるように仕切
板12とほぼ同一面上に加湿器18を配設する。
【0046】上記構成により、熱交換形換気装置を運転
すると、排気用送風機8により室内の空気が室内側吸込
口1より吸込まれ排気流路10を通った排気流10a が
フィルター15によりごみが除去されたのち、熱交換器
14内を斜め上方に向け通り、熱交換器14内に室内空
気の含む熱を蓄熱したのち室外側吐出口5より室外に排
出される。
【0047】一方、給気用送風機7により室外の空気が
室外側吸込口4より吸込まれ給気流路9を通った給気流
9a がフィルター15によりごみが除去されたのち、斜
め上方に向け熱交換器14を通り熱交換器14内に蓄熱
された熱を回収して、発泡体13に設けた通気口17よ
り加湿器18に送られ加湿された空気が室内側吐出口2
より室内に放散されることとなる。
【0048】このように本発明の第1実施例の熱交換形
換気装置によれば、熱交換室11に断面がほぼ菱形状の
熱交換器14の吸気面が下方に吐出面が上方に向くよう
に配設しているので、熱交換された空気の通る通気口1
7を上方位置に設けることができ、通気口17に対応し
て設けられる加湿器18も上方位置に配設され加湿器1
8が熱交換室11を形成する仕切板12とほぼ同一面上
に設けられることとなり、本体6の高さを低くすること
が可能となって施工時の天井裏高さ寸法が低い場合でも
容易に対応することができ、本体6の容積が小さくなる
ことにより材料費や取り付け作業費などの製造コストも
低減することができる。
【0049】(実施例2)以下、本発明の第2実施例に
ついて図3および図4を参照しながら説明する。
【0050】なお第1実施例と同一部分には同一符号を
付けて以下の各実施例とも詳細な説明は省略する。
【0051】図に示すように、発泡体13Aに設けられ
る保持部16Aに熱交換器(図示せず)の左右の角部を
摺動自在に支持する断面コの字状のレール19の挿入さ
れる挿入凹部20を形成し、挿入凹部20の入口側には
レール19の挿入ガイドとなる傾斜面21を形成する。
【0052】そして、レール19の側面に両面粘着テー
プ22を設け、レール19を傾斜面21によりガイドさ
れて挿入凹部20に挿入して両面粘着テープ22を挿入
凹部20の奥部に接着し、レール19を挿入凹部20に
固定し、発泡体13Aに設けた保持部16Aにレール1
9を一体的に形成する。
【0053】このように本発明の第2実施例の熱交換形
換気装置によれば、発泡体13Aに設けた保持部16A
に挿入ガイドとなる傾斜面21を設けた挿入凹部20を
形成し、熱交換器を摺動自在に支持するレール19を両
面粘着テープ22で固定し一体的に形成しているので、
レール19の固定が容易で部品点数も節減され製造コス
トも低減できる。
【0054】なお、第2実施例では、レール19を両面
粘着テープ22で固定したが、接着剤を用いても良く、
要はレール19が保持部16Aに一体的に固定できるも
のであれば良いことはいうまでもない。
【0055】(実施例3)以下、本発明の第3実施例に
ついて図5および図6を参照しながら説明する。
【0056】図に示すように、発泡体13Bに固定クリ
ップ23の挿入孔24および頭部が収納し配設される凹
部25を形成し、本体6Aに固定クリップ23の係合す
る固定孔26を設けた構成とする。
【0057】上記構成により、発泡体13Bを本体6A
に固定するときには、固定クリップ23を発泡体13B
に形成した挿通孔24に挿通して固定クリップ23の先
端側を本体6Aの固定孔26に係合して固定する。
【0058】このように本発明の第3実施例の熱交換形
換気装置によれば、発泡体13Bに固定クリップ23の
挿通孔24および凹部25を形成し、本体6Aに固定ク
リップ23の係合する固定孔26を設けているので、固
定クリップ23により発泡体13Bを本体6Aに容易に
かつ確実に取り付けることができる。
【0059】(実施例4)以下、本発明の第4実施例に
ついて図7および図8を参照しながら説明する。
【0060】図に示すように、本体6Bの側面に設けら
れる室外側吐出口5に対応して発泡体13Cに開口部2
7を設け、開口部27に空気抵抗を減少する傾斜面28
を設けた構成とする。
【0061】上記構成により、室外側吐出口5より吐出
される空気は開口部27に形成された傾斜面28により
案内されてスムーズに室外に吐出されることとなる。
【0062】このように本発明の第4実施例の熱交換形
換気装置によれば、室外側吐出口5に対応して発泡体1
3Cに設けられる開口部27に空気抵抗を減少する傾斜
面を設けているので、開口部27が吐出方向に向かい大
きく形成され、吐出空気がスムーズに流れ騒音を減少す
ることができる。
【0063】(実施例5)以下、本発明の第5実施例に
ついて図9および図10を参照しながら説明する。
【0064】図に示すように、加湿器18の下方にドレ
ンパン30を設け、ドレンパン30の内部に加湿器18
をのせるための曲げ付き板31を固定し、曲げ付き板3
1に断面略L字形状の第1レール32を設け、ドレンパ
ン30の側面に第1のねじ孔33と、加湿器18の側面
に断面略L字形状の第2レール34と、加湿器18の上
端面に第2のねじ孔35を有するL字形状金具36を設
けている。
【0065】上記構成により、第1レール32に第2レ
ール34を係合し第1のねじ孔33と第2のねじ孔35
をねじ37で、ねじ止めすることにより加湿器18を固
定することができる。
【0066】このように本発明の第5実施例の熱交換形
換気装置によれば、加湿器18に断面略L字形状の第2
レール34を形成し、曲げ付き板31と断面略L字形状
の第1レール32を形成し、ドレンパン30の側面に第
1のねじ孔33を設けているので、ねじ37だけで加湿
器18を曲げ付き板31に容易にかつ確実に取り付ける
ことができる。
【0067】また、ねじ37のねじ締め付け方向が加湿
器取り出し口38に垂直なため、容易にねじ締め付け作
業ができる。
【0068】(実施例6)以下、本発明の第6実施例に
ついて図11を参照しながら説明する。
【0069】図に示すように、加湿器18Aに断面略S
字形状の係合片39と曲げ付き板31に係合片39と係
合する角孔40を設けた構成とする。
【0070】上記構成により、加湿器18Aに取り付け
られている断面略S字形状の係合片39を角孔40に係
合するように加湿器18Aを曲げ付き板31A上でa方
向にスライドさせれば、係合片39が角孔40と完全に
係合した位置で第1のねじ孔33と第2のねじ孔35が
同位置にくることとなる。
【0071】このように本発明の第6実施例の熱交換形
換気装置によれば、加湿器18Aをドレンパン30に固
定するとき、加湿器18Aを曲げ付き板31A上でスラ
イドさせれば、断面略S字形状の係合片39が角孔40
と完全に係合した位置で第1のねじ孔33と第2のねじ
孔35が同位置にくるため、ねじの位置決めを容易に行
うことができる。
【0072】(実施例7)以下、本発明の第7実施例に
ついて図12を参照しながら説明する。
【0073】図に示すように、曲げ付き板31の曲げを
逆方向に上折り曲げし、角孔40のあいた曲げ付き板3
1Aの側板とドレンパン30の前面に従来例のL字金具
138に代えて四角板41を設けた構成とする。また、
スポットAは曲げ付き板31Aの側板の立ち上がり部と
ドレンパン30の側面のみを溶接し、スポットBは四角
板41とドレンパン30の側面のみを固定する構成とす
る。
【0074】上記構成により、曲げ付き板31A側板と
四角板41を側面上方スポットで、固定でき、かつ3重
スポットを防止することができる。
【0075】このように本発明の第7実施例の熱交換形
換気装置によれば、曲げ付き板31A側板と四角板41
をドレンパン30底面および側面下方にスポット溶接す
ることなく固定することができる。
【0076】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば天井裏空間などに吊り下げられる箱状で下面
に室内側吸込口および室内側吐出口を形成するパネルを
設け、側面に室内側吸込口および室外側吐出口を形成し
た本体と、この本体の内部に設けられる給気用送風機お
よび排気用送風機と、前記給気用送風機と排気用送風機
の給気流路と排気流路を形成するように天面内と熱交換
室を形成する仕切板間の側面に設けられる発泡体と、前
記給気流路と排気流路の気流間で熱交換されるように前
記発泡体内に設けられる断面がほぼ略四角形状の熱交換
器と、この熱交換器の気流吸込面に設けられるフィルタ
ーと、前記熱交換器で熱交換され通気口より室内側吐出
口に送られる気流が通り加湿される加湿器とを備え、前
記熱交換器の吐出面側の頂部を本体の天面内に向け、吸
込面側の角部を仕切板に向け配設し、前記加湿器を前記
仕切板とほぼ同一面上に配設したので、高さが低く施工
時の天井裏高さ寸法が低い場合でも対応することがで
き、かつ材料費や取り付け作業費の製造コストが低減で
きる熱交換形換気装置を提供できる。
【0077】また、発泡体に熱交換器の左右の角部を摺
動自在に支持する断面コの字状のレールを一体的に設け
たので、レールの固定が容易となり、部品点数が減少し
製造コストを低減できる。
【0078】また、発泡体に固定クリップの挿通孔およ
び固定クリップの頭部が配設される凹部を形成し、本体
に前記固定クリップの固定孔を設けたので、発泡体を確
実に、かつ容易に本体に固定することができる。
【0079】また、本体の側面に設けられた室外側吐出
口に対応して発泡体に開口部を設け、開口部に空気抵抗
を減少する傾斜面を形成したので、吐出空気の空気抵抗
が減少し騒音が緩和される。
【0080】また、加湿器の下方にドレンパンを設け、
前記ドレンパン内部に曲げ付き板を固定し、前記曲げ付
き板に断面略L字形状の第1レールを設け、前記ドレン
パン側面に第1のねじ孔と、前記加湿器の側面に断面略
L字形状の第2のレールと、前記加湿器の上端面に第2
のねじ孔を有するL字形状金具を設けたので、加湿器を
ねじ1本で容易により付けるとともにねじ締め付け作業
も容易となる。
【0081】また、加湿器に断面略S字形状の係合片と
曲げ付き板に前記係合片と係合する角孔を設けたので、
加湿器を曲げ付き板上でスライドさせれば、断面略S字
形状係合片が前記角孔と完全に係合した位置で第1のね
じ孔と第2のねじ孔が同位置にくるため、ねじの位置決
めを容易に行うことができる。
【0082】また、ドレンパン内に上折り曲げで曲げ部
に角孔のあいた曲げ付き板とドレンパン前面に四角板を
設けたので、曲げ付き板とに四角板をドレンパン底面お
よび側面下方にスポット溶接することなく固定し、ドレ
ン水に浸水する恐れのない位置にスポット溶接部を設け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の熱交換形換気装置の空気
の気流を示す断面図
【図2】同第1実施例の熱交換形換気装置の内部部品の
配置を示す概略斜視図
【図3】同第2実施例の発泡体の保持部とレールとの取
り付け状態を示す部分斜視図
【図4】第2実施例の同発泡体保持部にレールを固定し
た状態を示す断面図
【図5】同第3実施例の発泡体と固定クリップとの取り
付け状態を示す部分斜視図
【図6】第3実施例の同発泡体を固定クリップで本体に
固定した状態を示す断面図
【図7】同第4実施例の発泡体の開口部の形状を示す部
分斜視図
【図8】第4実施例の同発泡体の開口部の形状を示す断
面図
【図9】同第5実施例の加湿器をドレンパンに固定した
状態を示す部分斜視図
【図10】同第5実施例の加湿器を固定するねじ締め方
向と点検口の関係を示す部分斜視図
【図11】同第6実施例の加湿器と曲げ付き板の関係を
示す部分斜視図
【図12】同第7実施例の曲げ付き板とドレンパンおよ
び四角板の関係を示す部分斜視図
【図13】従来の熱交換形換気装置の内部部品の配置を
示す概略斜視図
【図14】同熱交換形換気装置の空気の流れを示す断面
【図15】同S形状の支持板とレールとの取り付け状態
を示す部分斜視図
【図16】同S形状の支持板とレールとの固定時の状態
を示す断面図
【図17】同本体の一面に設けた半円形状の開口部の形
状を示す部分斜視図
【図18】同本体の一面に設けた半円形状の開口部の形
状を示す断面図
【図19】同他の例の加湿器の固定状態を示す斜視図
【図20】同他の例の加湿器の固定状態を示す断面図
【図21】同他の例の曲げ付き板およびドレンパンの固
定状態を示す部分斜視図
【図22】同他の例の加湿器の固定のねじ締め方向と点
検口の関係を示す部分斜視図
【符号の説明】
1 室内側吸込口 2 室内側吐出口 3 パネル 4 室外側吸込口 5 室外側吐出口 6 本体 6A 本体 6B 本体 6a 天面 7 給気用送風機 8 排気用送風機 9 給気流路 9a 給気流 10 排気流路 10a 排気流 11 熱交換室 12 仕切板 13 発泡体 13A 発泡体 13B 発泡体 13C 発泡体 14 熱交換器 15 フィルター 16 保持部 16A 保持部 17 通気口 18 加湿器 18A 加湿器 19 レール 23 固定クリップ 24 挿通孔 25 凹部 26 固定孔 27 開口部 28 傾斜面 30 ドレンパン 31 曲げ付き板 31A 曲げ付き板 32 第1レール 33 第1のねじ孔 34 第2レール 35 第2のねじ孔 36 L字状金具 39 係合片 40 角孔 41 四角板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井裏空間などに吊り下げられる箱状で
    下面に室内側吸込口および室内側吐出口を形成するパネ
    ルを設け、側面に室外側吸込口および室外側吐出口を形
    成した本体と、この本体の内部に設けられる給気用送風
    機および排気用送風機と、前記給気用送風機と排気用送
    風機の給気流路と排気流路を形成するように天面内と熱
    交換室を形成する仕切板間の側面に設けられる発泡体
    と、前記給気流路と排気流路の気流間で熱交換されるよ
    うに前記発泡体内に設けられる断面がほぼ略四角形状の
    熱交換器と、この熱交換器の気流吸込面に設けられるフ
    ィルターと、前記熱交換器で熱交換され通気口より前記
    室内側吐出口に送られる気流が通り加湿される加湿器と
    を備え、前記熱交換器の吐出面側の頂部を本体の天面内
    に向け、吸込面側の角部を仕切板に向け配設し、前記加
    湿器を前記仕切板とほぼ同一面上に配設した構成の熱交
    換形換気装置。
  2. 【請求項2】 発泡体に、熱交換器の左右の角部を摺動
    自在に支持する断面コの字状のレールを一体的に設けた
    保持部を形成した請求項1記載の熱交換形換気装置。
  3. 【請求項3】 発泡体に、固定クリップの挿通孔および
    固定クリップの頭部が配設される凹部を形成し、本体に
    前記固定クリップの固定孔を設けた請求項1記載の熱交
    換形換気装置。
  4. 【請求項4】 本体の側面に設けられた室外側吐出口に
    対応して発泡体に開口部を設け、開口部に空気抵抗を減
    少する傾斜面を形成した請求項1記載の熱交換形換気装
    置。
  5. 【請求項5】 加湿器の下方にドレンパンを設け、前記
    ドレンパン内部に曲げ付き板を固定し、前記曲げ付き板
    に断面略L字形状の第1レールを設け、前記ドレンパン
    側面に第1のねじ孔と、前記加湿器の側面に断面略L字
    形状の第2レールと、前記加湿器の上端面に第2のねじ
    孔を有するL字形状金具を設けた請求項1記載の熱交換
    形換気装置。
  6. 【請求項6】 加湿器に断面略S字形状の係合片と曲げ
    付き板に前記係合片と係合する角孔を設けた請求項1記
    載の熱交換形換気装置。
  7. 【請求項7】 ドレンパン内に上折り曲げで曲げ部に角
    孔のあいた曲げ付き板とドレンパン前面に四角板を設け
    た請求項1記載の熱交換形換気装置。
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