JPH0988638A - 内燃機関のスロットルバルブの開閉装置 - Google Patents
内燃機関のスロットルバルブの開閉装置Info
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- JPH0988638A JPH0988638A JP24423395A JP24423395A JPH0988638A JP H0988638 A JPH0988638 A JP H0988638A JP 24423395 A JP24423395 A JP 24423395A JP 24423395 A JP24423395 A JP 24423395A JP H0988638 A JPH0988638 A JP H0988638A
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- Japan
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- throttle
- throttle valve
- valve
- opening
- cylinder
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 氷結或いはデポジットによりスロットルバル
ブがスロットルボディに固着した場合に、アクセルペタ
ルを大きく踏み込んで上記の固着を解除しても、スロッ
トルバルブが急激に開かないようにする。 【解決手段】 スロットルシャフトと一体的に回動する
シリンダ13と、スロットルレバーと一体的に回動する
ロッド14を設ける。ロッド14とシリンダ13とをコ
イルスプリング22で連結する。シリンダ13内の空気
室19には、該空気室19が拡大するときは外気を多量
に入れ、縮小するときには空気室19から外部への空気
の流出量を抑制する空気流制御部25を設けてシリンダ
13の開弁方向への回動を減速する。
ブがスロットルボディに固着した場合に、アクセルペタ
ルを大きく踏み込んで上記の固着を解除しても、スロッ
トルバルブが急激に開かないようにする。 【解決手段】 スロットルシャフトと一体的に回動する
シリンダ13と、スロットルレバーと一体的に回動する
ロッド14を設ける。ロッド14とシリンダ13とをコ
イルスプリング22で連結する。シリンダ13内の空気
室19には、該空気室19が拡大するときは外気を多量
に入れ、縮小するときには空気室19から外部への空気
の流出量を抑制する空気流制御部25を設けてシリンダ
13の開弁方向への回動を減速する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関のスロット
ルバルブの開閉装置に関する。
ルバルブの開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のスロットルバルブの開閉装置
として、従来スロットルボディを貫通するスロットルシ
ャフトにスロットルバルブを固着し、かつそのスロット
ルシャフトの外端部に、アクセルペタルに連動するスロ
ットルレバーを固着し、更にスロットルシャフトの外周
部には該スロットルシャフトを閉方向に付勢するバック
スプリングを備え、アクセルペタルの踏み込み操作によ
りスロットルレバー及びスロットルシャフトを介してス
ロットルバルブを開作動し、アクセルペタルの戻し操作
により、バックスプリングの付勢力によりスロットルバ
ルブを閉方向に戻すようにしたものが公知であり、例え
ば特開平4−203328号公報によっても公知であ
る。
として、従来スロットルボディを貫通するスロットルシ
ャフトにスロットルバルブを固着し、かつそのスロット
ルシャフトの外端部に、アクセルペタルに連動するスロ
ットルレバーを固着し、更にスロットルシャフトの外周
部には該スロットルシャフトを閉方向に付勢するバック
スプリングを備え、アクセルペタルの踏み込み操作によ
りスロットルレバー及びスロットルシャフトを介してス
ロットルバルブを開作動し、アクセルペタルの戻し操作
により、バックスプリングの付勢力によりスロットルバ
ルブを閉方向に戻すようにしたものが公知であり、例え
ば特開平4−203328号公報によっても公知であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なスロットルバルブにおいては、該スロットルバルブや
スロットルシャフトの外周部とスロットルボディの内周
面との間で氷結やデポジットが発生し、これらによりス
ロットルバルブがスロットルボディに固着され、スロッ
トルバルブの開きに対する抵抗力が大きくなる。
なスロットルバルブにおいては、該スロットルバルブや
スロットルシャフトの外周部とスロットルボディの内周
面との間で氷結やデポジットが発生し、これらによりス
ロットルバルブがスロットルボディに固着され、スロッ
トルバルブの開きに対する抵抗力が大きくなる。
【0004】このような状態でアクセルペタルを弱い力
(上記氷結やデポジットによる固着力よりも弱い力)で
踏み込んでもスロットルバルブは開かない。そのため、
スロットルバルブを開くには、上記の抵抗力よりも大き
い力が発生するまでアクセルペタルを踏み込む必要があ
る。そのため、スロットルバルブが開く時点ではアクセ
ルペタルによる過大な開弁力が急激にアクセルバルブに
作用し、スロットルバルブが急激に大きく開き、エンジ
ンの回転数が急激に高くなるおそれがある。
(上記氷結やデポジットによる固着力よりも弱い力)で
踏み込んでもスロットルバルブは開かない。そのため、
スロットルバルブを開くには、上記の抵抗力よりも大き
い力が発生するまでアクセルペタルを踏み込む必要があ
る。そのため、スロットルバルブが開く時点ではアクセ
ルペタルによる過大な開弁力が急激にアクセルバルブに
作用し、スロットルバルブが急激に大きく開き、エンジ
ンの回転数が急激に高くなるおそれがある。
【0005】そこで本発明はこのような問題を解決する
内燃機関のスロットルバルブの開閉装置を提供すること
を目的とするものである。
内燃機関のスロットルバルブの開閉装置を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、スロットルバルブ
(3)を固設したスロットルシャフト(2)をスロット
ルレバー(10)の回動により回動させるものにおい
て、スロットルバルブ(3)の開きに対する抵抗力が大
きくなった場合に、スロットルレバー(10)が先行回
動してスロットルバルブ(3)の開弁力を増大し、開弁
力が上記抵抗力に打ち勝つとスロットルバルブ(3)を
緩速で開弁させる徐開機構(12)を設けたことを特徴
とするものである。
めに、請求項1記載の第1の発明は、スロットルバルブ
(3)を固設したスロットルシャフト(2)をスロット
ルレバー(10)の回動により回動させるものにおい
て、スロットルバルブ(3)の開きに対する抵抗力が大
きくなった場合に、スロットルレバー(10)が先行回
動してスロットルバルブ(3)の開弁力を増大し、開弁
力が上記抵抗力に打ち勝つとスロットルバルブ(3)を
緩速で開弁させる徐開機構(12)を設けたことを特徴
とするものである。
【0007】本発明においては、スロットルバルブ
(3)が氷結或いはデポジットによりスロットルボディ
(1)に固着してスロットルバルブ(3)の開きに対す
る抵抗力が高くなった場合にスロットルレバー(10)
を開弁方向に回動すると、スロットルバルブ(3)は開
き作動することなくスロットルレバー(10)のみが先
行して開き方向に回動する。このように回動するとスロ
ットルバルブ(3)の開弁力が増大し、この開弁力が上
記抵抗力に打ち勝つとスロットルバルブ(3)が開き始
め、開弁力と徐開機構(12)によりスロットルバルブ
(3)は急激に大きく開くことなく、緩やかな速度で開
かれる。
(3)が氷結或いはデポジットによりスロットルボディ
(1)に固着してスロットルバルブ(3)の開きに対す
る抵抗力が高くなった場合にスロットルレバー(10)
を開弁方向に回動すると、スロットルバルブ(3)は開
き作動することなくスロットルレバー(10)のみが先
行して開き方向に回動する。このように回動するとスロ
ットルバルブ(3)の開弁力が増大し、この開弁力が上
記抵抗力に打ち勝つとスロットルバルブ(3)が開き始
め、開弁力と徐開機構(12)によりスロットルバルブ
(3)は急激に大きく開くことなく、緩やかな速度で開
かれる。
【0008】請求項2記載の第2の発明は、スロットル
バルブ(3)を固設したスロットルシャフト(2)と、
スロットルシャフト(2)を閉方向へ付勢するバックス
プリング(4)と、スロットルシャフト(2)と一体に
回動する第1の部材(13)と、スロットルレバー(1
0)と一体に回動する第2の部材(14)と、該第2の
部材(14)の開方向移動により第1の部材(13)を
開方向へ引っ張るように両部材間を連結した弾性部材
(22)と、第2の部材(14)が第1の部材(13)
の方向へ引き移動される際にその移動速度を抑制する減
速手段とを有することを特徴とするものである。
バルブ(3)を固設したスロットルシャフト(2)と、
スロットルシャフト(2)を閉方向へ付勢するバックス
プリング(4)と、スロットルシャフト(2)と一体に
回動する第1の部材(13)と、スロットルレバー(1
0)と一体に回動する第2の部材(14)と、該第2の
部材(14)の開方向移動により第1の部材(13)を
開方向へ引っ張るように両部材間を連結した弾性部材
(22)と、第2の部材(14)が第1の部材(13)
の方向へ引き移動される際にその移動速度を抑制する減
速手段とを有することを特徴とするものである。
【0009】本発明においては、上記第1の発明の作用
において、スロットルレバー(10)によるスロットル
シャフト(2)の開閉操作が第1の部材(13)と第2
の部材(14)を介して行われ、弾性部材(22)が蓄
力手段として作用する。
において、スロットルレバー(10)によるスロットル
シャフト(2)の開閉操作が第1の部材(13)と第2
の部材(14)を介して行われ、弾性部材(22)が蓄
力手段として作用する。
【0010】請求項3記載の第3の発明は、スロットル
バルブ(3)を固設したスロットルシャフト(2)と、
スロットルシャフト(2)を閉方向へ付勢するバックス
プリング(4)と、スロットルシャフト(2)に固着さ
れ、これを中心とする円弧状のシリンダ(13)と、ス
ロットルレバー(10)に固着され、上記シリンダ(1
3)内に移動可能に挿入された円弧状のロッド(14)
と、ロッド(14)の開方向移動時にシリンダ(13)
を引っ張るようにロッド(14)とシリンダ(13)と
を連結した弾性部材(22)と、ロッド(14)の先端
にピストン部(18)を設けてロッド(14)がシリン
ダ(13)に対して開方向へ移動した場合に容積が拡大
する空気室(19)と、該空気室(19)の拡大時には
開弁して多量の外気を空気室へ流入しその逆方向の流れ
時には閉弁する逆止弁部(24)と、縮小時には空気室
(19)内の空気を少量ずつ流出させる絞り通路(2
3)とを有することを特徴とするものである。
バルブ(3)を固設したスロットルシャフト(2)と、
スロットルシャフト(2)を閉方向へ付勢するバックス
プリング(4)と、スロットルシャフト(2)に固着さ
れ、これを中心とする円弧状のシリンダ(13)と、ス
ロットルレバー(10)に固着され、上記シリンダ(1
3)内に移動可能に挿入された円弧状のロッド(14)
と、ロッド(14)の開方向移動時にシリンダ(13)
を引っ張るようにロッド(14)とシリンダ(13)と
を連結した弾性部材(22)と、ロッド(14)の先端
にピストン部(18)を設けてロッド(14)がシリン
ダ(13)に対して開方向へ移動した場合に容積が拡大
する空気室(19)と、該空気室(19)の拡大時には
開弁して多量の外気を空気室へ流入しその逆方向の流れ
時には閉弁する逆止弁部(24)と、縮小時には空気室
(19)内の空気を少量ずつ流出させる絞り通路(2
3)とを有することを特徴とするものである。
【0011】本発明においては、スロットルバルブ
(3)が氷結或いはデポジットによりスロットルボディ
(1)に固着してスロットルバルブ(3)の開きに対す
る抵抗力が高くなった場合にスロットルレバー(10)
を開弁方向に回動すると、シリンダ(13)は全閉状態
の位置に停止し、ロッド(14)が開方向へ移動する。
これにより弾性部材(22)が引っ張られてこの弾性部
材(22)に開弁力が増大して蓄積される。このとき空
気室(19)内へは弁部(24)より外気が流入する。
開弁力が上記抵抗力に打ち勝つと、その開弁力によりス
ロットルバルブ(3)が開き始めてシリンダ(13)が
ロッド(14)の方向へ引っ張られるが、空気室(1
9)内の空気が絞り通路(23)から徐々に外部へ流出
されるので、そのシリンダ(13)の開弁速度が抑制さ
れ、スロットルバルブ(3)は急激に開くことなく徐々
に開かれる。
(3)が氷結或いはデポジットによりスロットルボディ
(1)に固着してスロットルバルブ(3)の開きに対す
る抵抗力が高くなった場合にスロットルレバー(10)
を開弁方向に回動すると、シリンダ(13)は全閉状態
の位置に停止し、ロッド(14)が開方向へ移動する。
これにより弾性部材(22)が引っ張られてこの弾性部
材(22)に開弁力が増大して蓄積される。このとき空
気室(19)内へは弁部(24)より外気が流入する。
開弁力が上記抵抗力に打ち勝つと、その開弁力によりス
ロットルバルブ(3)が開き始めてシリンダ(13)が
ロッド(14)の方向へ引っ張られるが、空気室(1
9)内の空気が絞り通路(23)から徐々に外部へ流出
されるので、そのシリンダ(13)の開弁速度が抑制さ
れ、スロットルバルブ(3)は急激に開くことなく徐々
に開かれる。
【0012】請求項4記載の第4の発明は、請求項2又
は3記載の弾性部材(22)の引き荷重を、スロットル
バルブ(3)とスロットルレバー(10)の全閉状態に
おいて、バックスプリング(4)の戻し荷重より大きく
設定したことを特徴とするものである。
は3記載の弾性部材(22)の引き荷重を、スロットル
バルブ(3)とスロットルレバー(10)の全閉状態に
おいて、バックスプリング(4)の戻し荷重より大きく
設定したことを特徴とするものである。
【0013】本発明においては、上記の作用の他に、バ
ックスプリング(4)の戻し力に打ち勝って弾性部材
(4)が作用し、上記の作用が確実に行われる。請求項
5記載の第5の発明は、上記請求項2又は3又は4記載
の弾性部材(22)として金属製のコイルスプリングを
使用したことを特徴とするものである。
ックスプリング(4)の戻し力に打ち勝って弾性部材
(4)が作用し、上記の作用が確実に行われる。請求項
5記載の第5の発明は、上記請求項2又は3又は4記載
の弾性部材(22)として金属製のコイルスプリングを
使用したことを特徴とするものである。
【0014】本発明においては、上記の作用の他に、弾
性部材(4)を金属製コイルスプリングとしたことによ
り、そのコイルスプリングがエンジン内の熱によっても
十分耐久性をもって作用する。
性部材(4)を金属製コイルスプリングとしたことによ
り、そのコイルスプリングがエンジン内の熱によっても
十分耐久性をもって作用する。
【0015】
【発明の実施の形態】次に図に示す本発明の実施例につ
いて説明する。図1において、1はスロットルボディ、
2はスロットルボディ1に回転可能に貫設したスロット
ルシャフトで、これにスロットルバルブ3が固着されて
いる。
いて説明する。図1において、1はスロットルボディ、
2はスロットルボディ1に回転可能に貫設したスロット
ルシャフトで、これにスロットルバルブ3が固着されて
いる。
【0016】スロットルシャフト2におけるスロットル
ボディ1外へ突出した一端には面取り部2aが形成さ
れ、その外端に雄ねじ2bが形成されている。また、ス
ロットルシャフトにおけるスロットルボディ1外に突出
した他端には、スロットルバルブ3を常時閉方向に付勢
するバックスプリング4が備えられている。
ボディ1外へ突出した一端には面取り部2aが形成さ
れ、その外端に雄ねじ2bが形成されている。また、ス
ロットルシャフトにおけるスロットルボディ1外に突出
した他端には、スロットルバルブ3を常時閉方向に付勢
するバックスプリング4が備えられている。
【0017】上記面取り部2aにはスリーブ5を介して
回転筒6がスロットルシャフト2と相対的に回転可能に
挿通され、上記雄ねじ部2bに螺着されたナット7及び
ワッシャ8により回転筒6の外脱が阻止されている。
回転筒6がスロットルシャフト2と相対的に回転可能に
挿通され、上記雄ねじ部2bに螺着されたナット7及び
ワッシャ8により回転筒6の外脱が阻止されている。
【0018】上記回転筒6には連動レバー9が固着さ
れ、これに図2に示すようにスロットルシャフト2を中
心とする円弧状のスロットルレバー10が固設されてい
る。該スロットルレバー10の一端に形成した取付穴1
1(図2参照)には、アクセルペタルに連結したアクセ
ルワイヤ(図示せず)の一端が連結され、アクセルペタ
ルを踏み込むとスロットルレバー10が、スロットルバ
ルブ3の開方向である図2の矢印A方向に回動するよう
になっている。
れ、これに図2に示すようにスロットルシャフト2を中
心とする円弧状のスロットルレバー10が固設されてい
る。該スロットルレバー10の一端に形成した取付穴1
1(図2参照)には、アクセルペタルに連結したアクセ
ルワイヤ(図示せず)の一端が連結され、アクセルペタ
ルを踏み込むとスロットルレバー10が、スロットルバ
ルブ3の開方向である図2の矢印A方向に回動するよう
になっている。
【0019】12は徐開機構で、第1の部材であるシリ
ンダ13と第2の部材であるロッド14を有する。シリ
ンダ13はスロットルシャフト2を中心とする円弧状に
形成され、これに支扞15が固設されている。該支扞1
5は図5に示す小判形の取付穴15aにより上記面取り
部2aに嵌合され、シリンダ13とスロットルシャフト
2が一体的に回動するようになっている。
ンダ13と第2の部材であるロッド14を有する。シリ
ンダ13はスロットルシャフト2を中心とする円弧状に
形成され、これに支扞15が固設されている。該支扞1
5は図5に示す小判形の取付穴15aにより上記面取り
部2aに嵌合され、シリンダ13とスロットルシャフト
2が一体的に回動するようになっている。
【0020】ロッド14は上記シリンダ13と同一円弧
に形成されてシリンダ13内に移動可能に備えられ、そ
の一端はシリンダ13外に露出してこれにストッパ16
と連結レバー17が固設され、内側の他端にはシリンダ
13と気密的に接して摺動するピストン部であるOリン
グ18が備えられて該Oリング18とシリンダ13の他
端との間に空気室19が形成されている。そして、連結
レバー17は、これに形成した取付穴20を通じ図2に
示すように、上記連動レバー9に止ねじ21により連結
されている。
に形成されてシリンダ13内に移動可能に備えられ、そ
の一端はシリンダ13外に露出してこれにストッパ16
と連結レバー17が固設され、内側の他端にはシリンダ
13と気密的に接して摺動するピストン部であるOリン
グ18が備えられて該Oリング18とシリンダ13の他
端との間に空気室19が形成されている。そして、連結
レバー17は、これに形成した取付穴20を通じ図2に
示すように、上記連動レバー9に止ねじ21により連結
されている。
【0021】ロッド14の他端と、これと対向する側の
シリンダ13の端部間には、これら両端部を相互に引き
寄せる弾性部材、例えば金属製の引っ張りコイルスプリ
ング22が架設されている。該弾性部材22の引き荷重
W1 は、図5に示すように、ロッド14のストッパ16
がシリンダ13の一端13aに当接した状態、すなわ
ち、スロットルバルブ3とスロットルレバー10の全閉
状態において、上記バックスプリング4の戻し荷重W2
よりも大きく(W1 >W2 )設定されている。
シリンダ13の端部間には、これら両端部を相互に引き
寄せる弾性部材、例えば金属製の引っ張りコイルスプリ
ング22が架設されている。該弾性部材22の引き荷重
W1 は、図5に示すように、ロッド14のストッパ16
がシリンダ13の一端13aに当接した状態、すなわ
ち、スロットルバルブ3とスロットルレバー10の全閉
状態において、上記バックスプリング4の戻し荷重W2
よりも大きく(W1 >W2 )設定されている。
【0022】シリンダ13の他端には図6に示すよう
に、空気室19と外部とを連通する絞り通路23と、空
気室19と外部とを連通、遮断する逆止弁部24とから
なる空気流制御部25が設けられ、これらが減速手段を
構成している。絞り通路23の直径は空気室19の径に
比べてかなり小さく設定されており、実施に際してはφ
2に設定した。また逆止弁部24は、空気路24aとの
傘弁24bとからなり、空気室19から外部への空気の
流れを遮断し、その逆の流れは許容するようになってい
る。またその空気路24aの流通面積は上記絞り通路2
3の流通面積より大きくしてある。尚、逆止弁部24の
外部には塵埃侵入防止用の網26が設けられている。
に、空気室19と外部とを連通する絞り通路23と、空
気室19と外部とを連通、遮断する逆止弁部24とから
なる空気流制御部25が設けられ、これらが減速手段を
構成している。絞り通路23の直径は空気室19の径に
比べてかなり小さく設定されており、実施に際してはφ
2に設定した。また逆止弁部24は、空気路24aとの
傘弁24bとからなり、空気室19から外部への空気の
流れを遮断し、その逆の流れは許容するようになってい
る。またその空気路24aの流通面積は上記絞り通路2
3の流通面積より大きくしてある。尚、逆止弁部24の
外部には塵埃侵入防止用の網26が設けられている。
【0023】次に本実施例の作用について説明する。ス
ロットルバルブ3が氷結やデポジットによりスロットル
ボディ1に固着されていない状態においては、図1及び
図2に示すスロットルバルブ全閉状態からアクセルペタ
ルを踏み込むと、図示しないアクセルワイヤーによりス
ロットルレバー10が図2の矢印A方向に回動し、連動
レバー9、止めねじ21、連結レバー17を介して徐開
機構12のロッド14が同方向へ回動され、弾性部材2
2を介してシリンダ13が同方向に追従回動し、これに
固設した支扞15によりスロットルシャフト2をバック
スプリング4の戻し荷重に抗して回動してスロットルバ
ルブ3が開かれる。すなわち、ロッド14とシリンダ1
3とは図5の相対位置関係を保持した一体状態のままア
クセルペタルの踏み量に連動して図8のように回動し、
スロットルバルブ3が開かれる。
ロットルバルブ3が氷結やデポジットによりスロットル
ボディ1に固着されていない状態においては、図1及び
図2に示すスロットルバルブ全閉状態からアクセルペタ
ルを踏み込むと、図示しないアクセルワイヤーによりス
ロットルレバー10が図2の矢印A方向に回動し、連動
レバー9、止めねじ21、連結レバー17を介して徐開
機構12のロッド14が同方向へ回動され、弾性部材2
2を介してシリンダ13が同方向に追従回動し、これに
固設した支扞15によりスロットルシャフト2をバック
スプリング4の戻し荷重に抗して回動してスロットルバ
ルブ3が開かれる。すなわち、ロッド14とシリンダ1
3とは図5の相対位置関係を保持した一体状態のままア
クセルペタルの踏み量に連動して図8のように回動し、
スロットルバルブ3が開かれる。
【0024】また、アクセルペタルを戻すと、バックス
プリング4の戻し荷重によりスロットルバルブ3は閉じ
る。次に、スロットルバルブ3が全閉状態で氷結やデポ
ジットによりスロットルボディ1に固着した場合につい
て説明する。
プリング4の戻し荷重によりスロットルバルブ3は閉じ
る。次に、スロットルバルブ3が全閉状態で氷結やデポ
ジットによりスロットルボディ1に固着した場合につい
て説明する。
【0025】この状態でアクセルペタルを踏み込むと、
その踏み込み初期の踏力が上記スロットルバルブ3の固
着力よりも小さいため、図9に示すように、徐開機構1
2のシリンダ13は上記固着力により動かず、弾性部材
22が伸長してロッド14のみが矢印A方向に回動して
シリンダ13より引き出され、空気室19の容積が拡大
する。
その踏み込み初期の踏力が上記スロットルバルブ3の固
着力よりも小さいため、図9に示すように、徐開機構1
2のシリンダ13は上記固着力により動かず、弾性部材
22が伸長してロッド14のみが矢印A方向に回動して
シリンダ13より引き出され、空気室19の容積が拡大
する。
【0026】このとき、弁体24bが開き、外気が空気
室19内へ容易に入り、ロッド14の回動を妨げない。
アクセルペタルの踏み力(踏み量)が大きくなり、弾性
部材22が引っ張られてその引き荷重が上記スロットル
バルブ3の固着力よりも増大すると、その引き荷重によ
りスロットルバルブ3の固着が解除される。解除される
と、弾性部材22による大きな引き荷重により徐開機構
12のシリンダ13がバックスプリング4の荷重に抗し
て上記移動したロッド14側(図9の矢印A方向)へ引
き寄せられる。これにより空気室19内の容積が減少し
てその内部空気が絞り通路23を通って外部へ押し出さ
れる(空気路24aは傘弁24bで閉塞される)が、絞
り通路23の流通面積が小さいため、空気室19内の空
気の流出抵抗が大きくなり、シリンダ13の上記の引き
寄せによるA方向への回動速度が抑制される。その結
果、スロットルバルブ3が急激に大きく開くことなく徐
々に開かれることになり、エンジンの回転数が急激に高
くなることはない。
室19内へ容易に入り、ロッド14の回動を妨げない。
アクセルペタルの踏み力(踏み量)が大きくなり、弾性
部材22が引っ張られてその引き荷重が上記スロットル
バルブ3の固着力よりも増大すると、その引き荷重によ
りスロットルバルブ3の固着が解除される。解除される
と、弾性部材22による大きな引き荷重により徐開機構
12のシリンダ13がバックスプリング4の荷重に抗し
て上記移動したロッド14側(図9の矢印A方向)へ引
き寄せられる。これにより空気室19内の容積が減少し
てその内部空気が絞り通路23を通って外部へ押し出さ
れる(空気路24aは傘弁24bで閉塞される)が、絞
り通路23の流通面積が小さいため、空気室19内の空
気の流出抵抗が大きくなり、シリンダ13の上記の引き
寄せによるA方向への回動速度が抑制される。その結
果、スロットルバルブ3が急激に大きく開くことなく徐
々に開かれることになり、エンジンの回転数が急激に高
くなることはない。
【0027】この徐開後、シリンダ13の一端13aが
ロッド14のストッパ16に当接すると図8のようにな
り、以後はシリンダ13とロッド14が一体状態になっ
てアクセルペタルの踏み量に連動して回動し、スロット
ルバルブの開閉が行なわれる。
ロッド14のストッパ16に当接すると図8のようにな
り、以後はシリンダ13とロッド14が一体状態になっ
てアクセルペタルの踏み量に連動して回動し、スロット
ルバルブの開閉が行なわれる。
【0028】
【発明の効果】以上のようであるから、本発明において
は、氷結或いはデポジットによりスロットルバルブ或い
はスロットルシャフトがスロットルボディに固着した場
合に、アクセルペタルを大きく踏み込んで上記の固着を
解除しても、スロットルバルブが急激に大きく開くこと
はなく、そのため、エンジン回転数を急激に高めるおそ
れはない。
は、氷結或いはデポジットによりスロットルバルブ或い
はスロットルシャフトがスロットルボディに固着した場
合に、アクセルペタルを大きく踏み込んで上記の固着を
解除しても、スロットルバルブが急激に大きく開くこと
はなく、そのため、エンジン回転数を急激に高めるおそ
れはない。
【図1】本発明の実施例を示す要部を切断した側面図。
【図2】同正面図。
【図3】同要部の平面図。
【図4】図2の右側面図。
【図5】徐開機構部を示す正断面図。
【図6】同一部を切開した側面図。
【図7】同平面図。
【図8】通常状態における徐開機構の作動正断面図。
【図9】スロットルバルブの固着時における徐開機構の
作動正断面図。
作動正断面図。
2 スロットルシャフト 3 スロットル
バルブ 4 バックスプリング 10 スロットル
レバー 12 徐開機構 13 第1の部材
(シリンダ) 14 第2の部材(ロッド) 18 ピストン部 19 空気室 22 弾性部材
(コイルスプリング) 23 絞り通路 24 逆止弁
バルブ 4 バックスプリング 10 スロットル
レバー 12 徐開機構 13 第1の部材
(シリンダ) 14 第2の部材(ロッド) 18 ピストン部 19 空気室 22 弾性部材
(コイルスプリング) 23 絞り通路 24 逆止弁
Claims (5)
- 【請求項1】 スロットルバルブを固設したスロットル
シャフトをスロットルレバーの回動により回動させるも
のにおいて、スロットルバルブの開きに対する抵抗力が
大きくなった場合に、スロットルレバーが先行回動して
スロットルバルブの開弁力を増大し、開弁力が上記抵抗
力に打ち勝つとスロットルバルブを緩速で開弁させる徐
開機構を設けたことを特徴とする内燃機関のスロットル
バルブの開閉装置。 - 【請求項2】 スロットルバルブを固設したスロットル
シャフトと、スロットルシャフトを閉方向へ付勢するバ
ックスプリングと、スロットルシャフトと一体に回動す
る第1の部材と、スロットルレバーと一体に回動する第
2の部材と、該第2の部材の開方向移動により第1の部
材を開方向へ引っ張るように両部材間を連結した弾性部
材と、第2の部材が第1の部材の方向へ引き移動される
際にその移動速度を抑制する減速手段とを有することを
特徴とする内燃機関のスロットルバルブの開閉装置。 - 【請求項3】 スロットルバルブを固設したスロットル
シャフトと、スロットルシャフトを閉方向へ付勢するバ
ックスプリングと、スロットルシャフトに固着され、こ
れを中心とする円弧状のシリンダと、スロットルレバー
に固着され、上記シリンダ内に移動可能に挿入された円
弧状のロッドと、ロッドの開方向移動時にシリンダを引
っ張るようにロッドとシリンダとを連結した弾性部材
と、ロッドの先端にピストン部を設けてロッドがシリン
ダに対して開方向へ移動した場合に容積が拡大する空気
室と、該空気室の拡大時には開弁して多量の外気を空気
室へ流入しその逆方向の流れ時には閉弁する逆止弁部
と、縮小時には空気室内の空気を少量ずつ流出させる絞
り通路とを有することを特徴とする内燃機関のスロット
ルバルブの開閉装置。 - 【請求項4】 請求項2又は3記載の弾性部材の引き荷
重を、スロットルバルブとスロットルレバーの全閉状態
において、バックスプリングの戻し荷重より大きく設定
したことを特徴とする内燃機関のスロットルバルブの開
閉装置。 - 【請求項5】 請求項2又は3又は4記載の弾性部材と
して金属製のコイルスプリングを使用したことを特徴と
する内燃機関のスロットルバルブの開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24423395A JPH0988638A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 内燃機関のスロットルバルブの開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24423395A JPH0988638A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 内燃機関のスロットルバルブの開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0988638A true JPH0988638A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17115729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24423395A Pending JPH0988638A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 内燃機関のスロットルバルブの開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0988638A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007092687A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Denso Corp | バルブ制御装置 |
JP2007092684A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Denso Corp | バルブ制御装置 |
AT514794A1 (de) * | 2013-11-07 | 2015-03-15 | Avl List Gmbh | Einrichtung zur Reibungsmessung an einer Zylinder-Kolben-Anordnung |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP24423395A patent/JPH0988638A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007092687A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Denso Corp | バルブ制御装置 |
JP2007092684A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Denso Corp | バルブ制御装置 |
JP4529856B2 (ja) * | 2005-09-29 | 2010-08-25 | 株式会社デンソー | バルブ制御装置 |
AT514794A1 (de) * | 2013-11-07 | 2015-03-15 | Avl List Gmbh | Einrichtung zur Reibungsmessung an einer Zylinder-Kolben-Anordnung |
AT514794B1 (de) * | 2013-11-07 | 2015-06-15 | Avl List Gmbh | Einrichtung zur Reibungsmessung an einer Zylinder-Kolben-Anordnung |
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