JPH098829A

JPH098829A - データ伝送装置

Info

Publication number: JPH098829A
Application number: JP7176644A
Authority: JP
Inventors: Isao Hishikari; 功菱刈; Yukikoto Hosoya; 幸言細矢
Original assignee: Chino Corp
Current assignee: Chino Corp
Priority date: 1995-06-20
Filing date: 1995-06-20
Publication date: 1997-01-10

Abstract

(57)【要約】【目的】簡易な構成で、バスに接続する装置間の伝送を
柔軟で効果的に行うことができるデータ伝送装置を提供
する。【構成】目標とする装置の装置番号を付した取込番号設
定符号及び取込番号設定値をバスに送信する設定装置４
と、バスＬを流れるデータのうち自己の装置番号が付さ
れた前記取込番号設定符号及び取込番号設定値を受信し
その取込番号が付されたデータをバスから取り込む被設
定装置１，２，３とを備えるようにしたデータ伝送装
置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、プロセス量等のデー
タの伝送を行う装置における取込番号設定を行う装置に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、データ伝送方式として、従局が収
集した温度等のプロセスデータを、主局からのポーリン
グ信号に応じて従局が主局に伝送ラインを通じて伝送
し、主局で取り込んだデータを処理後、他の従局に再び
ポーリング信号により送信するようなポーリング方式が
ある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポーリ
ング方式では、必ず主局を必要とし、しかも、必ずポー
リング信号が必要なので、装置が煩雑で、応答に時間を
要し通信速度も不十分な面がある。

【０００４】この発明の目的は、以上の点に鑑み、簡易
な構成で、バスに接続する装置間の伝送を柔軟で効果的
に行うことができるデータ伝送装置を提供することであ
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明は、目標とする
被設定装置の装置番号を付した取込番号設定符号及び取
込番号設定値をバスに送信する設定装置と、バスを流れ
るデータのうち自己の装置番号が付された前記取込番号
設定符号及び取込番号設定値を受信しその取込番号設定
値を取込番号としこの取込番号が付されたデータをバス
から取り込む被設定装置とを備えるようにしたデータ伝
送装置である。

【０００６】

【実施例】図１は、この発明の一実施例を示す構成説明
図である。図１において、伝送ラインとしての共通のネ
ットワークのようなバスＬに、たとえば、伝送装置とし
ての入力装置１…、出力装置２…、演算装置３、…等が
接続されている。そして、出力装置２…、演算装置３、
…等で取込装置を構成している。そして、これらの各装
置には、装置固有の装置番号が付され、この装置番号を
用いてデータ等の伝送を行うことができる。

【０００７】入力装置１に入力された温度等のアナログ
信号データは、たとえばリニアライズ等の必要な処理が
なされた後、その入力装置１の固有の装置番号を付して
バスＬに出力データとして出力される。

【０００８】そして、こうしてバスＬ上を流れているデ
ータのうち、必要なデータを出力装置２、演算装置３は
取り込むことになる。このため、これら取込装置には、
どの入力装置等の出力データが必要なのかによって、そ
の取込装置が必要とする入力装置等の出力データに付さ
れる装置番号を取込番号としてあらかじめ設定してお
く。

【０００９】たとえば、入力装置１のデータを出力装置
２、演算装置３で取り込むとすると、出力装置２、演算
装置３は、入力装置１の装置番号と同一の番号を取込番
号として設定しておく。

【００１０】出力装置２は、バスＬを流れるデータのう
ち、その取込番号と一致し対応する入力装置１の装置番
号が付いたデータのみを判別選択して取り込み所定の処
理後外部に出力する。

【００１１】また、演算装置３は、バスＬに流れるデー
タのうち、その取込番号と一致する入力装置１の装置番
号の付いたデータのみを選択、判別して取り込む。そし
て、必要な平均等その他の演算をした後、そのデータに
演算装置３の固有の装置番号を付してバスＬに出力す
る。

【００１２】そして、これら伝送装置がバスＬからどの
データを取り込むかを定める取込番号は、あらかじめハ
ード的に各伝送装置毎に設定しておいても良いし、以下
に述べるようにソフト的に設定しても良い。

【００１３】つまり、バスＬには操作表示装置のような
設定装置４が接続され、この設定装置４で、例えば、入
力装置１のデータを出力装置２で取り込むように設定す
るには、入力装置１の装置番号を「０１」、被設定装置
としての出力装置２の装置番号を「０２」とし、目標と
するこの出力装置２の装置番号「０２」を付した取込番
号設定符号「Ａ」及び取込番号設定値「０１」からなる
次のような伝文出力をバスＬに送信する。

【００１４】Ａ０２０１つまり、装置番号「０２」
の出力装置２は、自己の装置番号「０２」が付された取
込番号設定符号「Ａ」及び取込番号設定値「０１」を受
信し、自分が取り込む装置の取込番号を「０１」と設定
する。このことにより、出力装置２は、バスＬを流れる
データのうち、入力装置１が装置番号「０１」を付して
バスＬに送信するデータのみ選択してを取り込むことに
なる。

【００１５】また、バスＬに接続する伝送装置が複数の
データを持つときは、例えば、入力装置１の第７番目の
チャンネルのデータを、出力装置２の第８番目のチャン
ネルに対応させるときは、入力装置１の装置番号「０
１」にデータ番号「０７」を付し、また出力装置２の装
置番号「０２」にデータ番号「０８」を付した次のよう
な同様な伝文出力をバスＬに送信し、設定装置４から出
力装置２に設定するようにする。

【００１６】Ａ０２−０８０１−０７このことにより、入力装置１の第７番目のチャンネルの
データを、出力装置２は取り込み、出力装置２の第８番
目のチャンネルから外部に出力できる。なお、対応させ
る関係が複数あるときは、続けて、次のような同様なデ
ータ番号の組み合わせの伝文出力をバスＬに送信し、設
定装置４から出力装置２に設定するようにする。

【００１７】Ａ０２−０８０１−０７；０２−１５
０１−１９；…

【００１８】

【発明の効果】以上述べたように、この発明は、目標と
する被設定装置の装置番号を付した取込番号設定符号及
び取込番号設定値をバスに送信する設定装置と、バスを
流れるデータのうち自己の装置番号が付された前記取込
番号設定符号及び取込番号設定値を受信しその取込番号
設定値を取込番号としこの取込番号が付されたデータを
バスから取り込む被設定装置とを備えるようにしたデー
タ伝送装置である。このため、メインの主局は不要で、
通信速度は十分に速いものとでき、最少２個の装置とバ
スのみの構成から、番号が許す限り、数十、数百以上も
のデータや装置を組み合わせたものが、簡易かつ任意
に、しかも、フレキシブルに構成でき、さまざまなシス
テムに容易かつ十分に、柔軟性、拡張性に富み、効果
的、効率的に対応することができる。また、目標とする
任意の伝送装置の取込番号を設定装置でソフト的に設定
して対応付けできるので、バスに接続する伝送装置の数
が変化したり、あるいは各伝送装置の構築が変更となっ
ても、取込番号の変更、調整が容易に可能であり、常に
最適な取込番号によりデータの伝送が可能となり、簡易
な構成で、バスに接続する装置間の伝送を柔軟で効果的
に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例を示す構成説明図である。

【符号の説明】

１入力装置２出力装置３演算装置４設定装置Ｌバス

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】目標とする被設定装置の装置番号を付した
取込番号設定符号及び取込番号設定値をバスに送信する
設定装置と、バスを流れるデータのうち自己の装置番号
が付された前記取込番号設定符号及び取込番号設定値を
受信しその取込番号設定値を取込番号としこの取込番号
が付されたデータをバスから取り込む被設定装置とを備
えたことを特徴とするデータ伝送装置。