JPH0987630A - 二色性色素化合物及び液晶表示装置 - Google Patents
二色性色素化合物及び液晶表示装置Info
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- JPH0987630A JPH0987630A JP25097395A JP25097395A JPH0987630A JP H0987630 A JPH0987630 A JP H0987630A JP 25097395 A JP25097395 A JP 25097395A JP 25097395 A JP25097395 A JP 25097395A JP H0987630 A JPH0987630 A JP H0987630A
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Abstract
向上させ、液晶に溶解する濃度の増加に対する着色液晶
の粘性増加を防止し、かつ液晶に対する溶解性の向上し
た二色性色素化合物を提供することを目的とする。 【解決手段】 基本骨格及び/又は置換基中に、フッ素
原子及び/又はシロキサン結合を有することを特徴とす
る、液晶に溶解して液晶表示装置に用いるための二色性
色素化合物。
Description
いられる二色性色素化合物及びこの二色性色素化合物を
用いた液晶表示装置に関する。
解したゲストーホスト方式は、視角が広いなどの利点が
あるため、将来を期待される表示方式の一つであるとさ
れている。近年、カラーディスプレイの需要が高まり、
ゲストーホスト方式によるカラーディスプレイの開発も
盛んに行われている。この例としては、(T.Utid
a:Proc.3rd.Display Res.Co
nf.,p202,1983)に示されるような、イエ
ロー、シアン、マゼンタの三色のゲストーホストセルを
重ねたものが挙げられる。
ィスプレイにおいて、明るく鮮明な色表示を実現するた
めには、色素または配合色素の分光スペクトルが理想的
な形状であり、かつ色素を溶解した液晶の印加電圧に対
する吸光度の変化率などの電気光学特性が優れているこ
とが必要である。また、鮮明な色を表現するのに必要と
される吸光度を得るには、色素の液晶に対する溶解性、
溶解安定性が大きいことが必要である。更に、表示のコ
ントラストを上げるためには、二色性比及び配向秩序度
が高いことが必要不可欠である。
検討されてきたが、未だ上記特性を充分に満たす二色性
色素分子は得られていないのが現状である。即ち、着色
時に十分な吸光度を得るべく液晶に溶解する二色性色素
の濃度を大きくすると、着色液晶の電圧保持率の低下、
粘性の増加を来し、電気光学特性が劣化し、コントラス
トが低下する。また、二色性比及び配向秩序度の低下に
よるコントラストの低下も著しい。一方、二色性色素の
濃度を小さくすると、着色時に十分な色表示を得ること
ができない。
二律背反の関係にあり、現在の二色性色素でこれらを両
立することは困難である。アゾ類の二色性色素は、液晶
に対する溶解性が高く、着色液晶の電気光学特性の劣化
が微小であるため、主たるゲストーホスト用二色性色素
として多用されているが、耐光性に劣るため、色表示
能、電気光学特性の経時変化が大きく、従って、未だ多
くの課題が残されているのが現状である。
類、メロシアニン類、ペリレン類の二色性色素は、耐性
に優れ、経時変化が小さいという利点を有する。しか
し、これらの二色性色素は、液晶に対する溶解性が非常
に低く、また溶解する濃度の増加に対する着色液晶の粘
性増加が著しく、かつ電気光学特性の劣化は著しいとい
う欠点がある。
色素には、色表示能に大きな影響を与える二色性比及び
配向秩序度が不十分な色素が多いことも問題となってい
る。吸収スペクトルの形状に優れ、着色時の表示能が高
い色素であっても、二色性比及び配向秩序度が低いと、
充分に消色することが出来ず、コントラストに大きく影
響を及ぼすため、ゲスト−ホスト方式の表示素子に用い
ることが困難である。この問題に対しては、鋭意検討が
行われてはいるが、現状では未だ有効な解決策が見出だ
されていない。
液晶表示素子において、広い色表示範囲と大きいコント
ラストを両立させ、かつ耐久性に優れた表示素子を提供
するためには、上記のように色素または配合色素の吸収
スペクトルが理想的な形状であり、かつ色素を溶解した
液晶の印加電圧に対する吸光度の変化率などの電気光学
特性、液晶に対する溶解性が優れることが必要である。
また、二色性比及び配向秩序度が高いことも要求され
る。なお、前提条件として、二色性色素の安定性が良い
ことも必要とされる。
あり、アントラキノン類、クマリン類、メロシアニン
類、ペリレン類、アゾ類等の二色性色素について、液晶
に溶解した時の吸収スペクトルの半値幅を狭めて色表示
能を向上させ、液晶に溶解する濃度の増加に対する着色
液晶の粘性増加を防止し、かつ液晶に対する溶解性の向
上した二色性色素化合物を提供することを目的とする。
物を用いた液晶表示装置を提供することにある。
点を考慮して鋭意検討した結果、アントラキノン類、ク
マリン類、メロシアニン類、ペリレン類、アズ類等の二
色性色素の基本骨格あるいは置換基に、フッ素原子及び
/又はシロキサン結合を導入することにより、安定性を
保持したまま吸収スペクトルが改善され、かつ着色液晶
セルの電気光学特性、溶解性を向上させ得ることを見い
出し、本発明をなすに至った。
び/又は置換基中に、フッ素原子を有することを特徴と
する、液晶に溶解して液晶表示装置に用いるための二色
性色素化合物を提供する。
び/又は置換基中に、シロキサン結合を有することを特
徴とする、液晶に溶解して液晶表示装置に用いるための
二色性色素化合物を提供する。
向して配置され、それぞれの対向面に電極層を有する一
対の基板と、これら基板間に挟持され、上述の二色性色
素化合物を液晶に溶解してなる液晶層とを具備すること
を特徴とする液晶表示装置を提供する。
を有する二色性色素化合物としては、下記一般式(1)
で表されるアントラキノン類、下記一般式(2)で表さ
れるクマリン類、下記一般式(3)で表されるメロシア
ニン類、及び下記一般式(4)で表されるペリレン類が
挙げられる。
子を含むアルキル基、シクロアルキル基、アシル基、フ
ェニル基、フェニル基、ビフェニル基、又はこれらの置
換体を示し、XはO、S、Se、NH、又は−CH2 −
を示し、m、n、s、tは0〜8の整数である。) 一般式(2)
1つのフッ素原子を含むアルキル基、シクロアルキル
基、アシル基、フェニル基、フェニル基、ビフェニル
基、又はこれらの置換体を示し、X、Yは、N又はSを
示し、mは0〜3の整数、nは0〜4の整数である。) 一般式(3)
フッ素原子を含むアルキル基、シクロアルキル基、アシ
ル基、フェニル基、フェニル基、ビフェニル基、又はこ
れらの置換体を示し、X、Y、Z、Wは、N又はSを示
し、mは0〜4の整数である。) 一般式(4)
子を含むアルキル基、シクロアルキル基、アシル基、フ
ェニル基、フェニル基、ビフェニル基、又はこれらの置
換体を示し、m、n、sは0〜5の整数である。) また、基本骨格及び/又は置換基中にシロキサン結合を
有する二色性色素化合物としては、下記一般式(5)で
表されるアントラキノン類、下記一般式(6)で表され
るクマリン類、下記一般式(7)で表されるメロシアニ
ン類、下記一般式(8)で表されるペリレン類、及び下
記一般式(9)で表されるアズ類が挙げられる。
サン結合を有するアルキル基、シクロアルキル基、アシ
ル基、フェニル基、フェニル基、ビフェニル基、又はこ
れらの置換体を示し、XはO、S、Se、NH、又は−
CH2 −を示し、m、nは0〜4の整数である。) 一般式(6)
8 は、少なくとも1部にシロキサン結合を有するアルキ
ル基、シクロアルキル基、アシル基、フェニル基、フェ
ニル基、ビフェニル基、又はこれらの置換体を示し、
X、Yは、N又はSを示し、mは0〜3の整数、nは0
〜4の整数である。) 一般式(7)
くとも1部にシロキサン結合を有するアルキル基、シク
ロアルキル基、アシル基、フェニル基、フェニル基、ビ
フェニル基、又はこれらの置換体を示し、X、Y、Z、
Wは、N又はSを示し、mは0〜4の整数である。) 一般式(8)
くとも1部にシロキサン結合を有するアルキル基、シク
ロアルキル基、アシル基、フェニル基、フェニル基、ビ
フェニル基、又はこれらの置換体を示し、m、nは0〜
4の整数である。) 一般式(9)
シロキサン結合を有するアルキル基、シクロアルキル
基、アシル基、フェニル基、フェニル基、ビフェニル
基、又はこれらの置換体を示し、Arはアロマティック
基を示し、m、nは1〜4の整数、lは1〜4の整数で
ある。) 本発明の二色性色素化合物が添加される液晶としては、
以下のものが挙げられる。
9、ZLI−5500−000、MLC−6041−0
00、ZLI−5100−000、ZLI−1840、
ZLI−2116−000(メルクジャパン社製)、L
IXON4033−000XX、LIXON4034−
000XX、ZLI−2293(チッソ石油化学工業社
製)等を挙げることができるが、これらに限定されるも
のではない。
を有する、本発明の二色性色素化合物によると、同一の
色素でフッ素置換していないものに比べ、分光スペクト
ルの半値幅が狭くなり、鮮明な色表示が可能である。ま
た、高電圧保持率のフッ素系液晶はTFT表示素子用と
して需要が高まっているが、ゲストーホスト方式でカラ
ー表示をする場合、二色性色素の液晶への溶解性が低い
ことが問題となっており、即ち、フッ素系液晶に対する
従来の二色性色素の溶解性はわずか0.1wt%程度で
あった。これに対し、フッ素置換した本発明の二色性色
素化合物の溶解性は3.0wt%以上であり、大幅な溶
解性の向上が見られる。
しきい値電圧が低下し、コントラストが増大する。これ
は、フッ素を導入することにより、着色液晶溶液の粘弾
性が低下したことによると思われる。
は、アントラキノン類、メロシアニン類、ペリレン類の
二色性色素化合物について顕著に認められる。しかし、
アゾ類の二色性色素については、溶解性は向上したもの
の、吸収スペクトル、電気光学特性の向上はそれほど認
められない。
子について同様の検討を試みたところ、比較的分子の形
状が平面状の色素ほどフッ素置換による特性向上が著し
く、アゾ類のように棒状の二色性色素については効果が
少ないことを見いだした。
ロキサン結合を有する本発明の二色性色素化合物による
と、同一の色素でシロキサン結合を持たないものに比
べ、吸収スペクトルの半値幅が狭くなり、鮮明な色表示
が可能である。また、シロキサン結合を導入した本発明
の二色性色素化合物には、液晶に対する大幅な溶解性の
向上が見られる。更に、シロキサン結合を導入すること
により、大幅にしきい値電圧が低下し、コントラストが
増大する。更に、二色性比及び配向秩序度の大幅な向上
も見られる。
性の向上は、シロキサン結合が極めて柔軟であり、かつ
排除体積が大きいことに起因するものと思われる。即
ち、シロキサン結合の柔軟性が着色液晶の粘度を低下さ
せ、それによって電気光学的特性が向上し、また、排除
体積が大きいことにより結晶化が妨げられ、溶解性が向
上したものと思われる。また、二色性色素化合物の疎水
化も溶解性の向上に寄与しているものと考えられる。
排除体積が大きいシロキサン結合の導入により、二色性
色素分子と液晶分子との相互作用が小さくなったことに
よるものと思われる。また、二色性比及び配向秩序度の
の向上は、全体の分子長が長くなったためと考えられ
る。
色性色素化合物の中には、液晶性を呈するものが含まれ
ており、このような二色性色素化合物は、更に表示性
能、耐性に優れた、新しいタイプの液晶性二色性色素化
合物として使用することが可能である。
色性色素化合物と、シロキサン結合を有する二色性色素
化合物について説明したが、フッ素とシロキサン結合の
両方を有する二色性色素化合物も、同様に本発明の効果
を示す。
方式の表示素子に用いる二色性色素化合物分子にフッ素
及び/又はシロキサン結合を導入するものであり、それ
によって二色性色素の吸収スペクトルを向上させ、二色
性色素の溶解による液晶の粘弾性変化を抑制して、電気
光学特性を向上させ、さらに二色性色素の液晶への溶解
性を向上させることが可能である。
明するが、本発明は、これによって何ら制限されるもの
ではない。
素化合物1f(X=F)を合成した。この二色性色素化
合物について、その特性を測定した。
10μm、240度ツイストの液晶セルに注入し、紫外
可視分光光度計UV−160A(島津製作所)により、
吸収スペクトル測定した。また、この分光光度計に測定
セルを固定したまま、徐々に電圧を印加することによっ
て、電気光学特性を求めた。更に、0℃の二色性色素の
飽和溶液と濃度既知の溶液10種類を作製し、吸光分析
によって、液晶()への溶解度を測定した。その結果を
下記表1に示す。
物2f(X=F)を合成した。この二色性色素化合物に
ついて、実施例1と同様にしてその特性を測定したとこ
ろ、下記表1に示す結果を得た。
化合物3f(X=F)を合成した。この二色性色素化合
物について、実施例1と同様にしてその特性を測定した
ところ、下記表1に示す結果を得た。
物4f(X=F)を合成した。この二色性色素化合物に
ついて、実施例1と同様にしてその特性を測定したとこ
ろ、下記表1に示す結果を得た。
素化合物1(X=H)を合成した。この二色性色素化合
物について、実施例1と同様にしてその特性を測定した
ところ、下記表1に示す結果を得た。
物2(X=H)を合成した。この二色性色素化合物につ
いて、実施例1と同様にしてその特性を測定したとこ
ろ、下記表1に示す結果を得た。
化合物3(X=H)を合成した。この二色性色素化合物
について、実施例1と同様にしてその特性を測定したと
ころ、下記表1に示す結果を得た。
物4(X=H)を合成した。この二色性色素化合物につ
いて、実施例1と同様にしてその特性を測定したとこ
ろ、下記表1に示す結果を得た。
素化合物1cl(X=Cl)を合成した。この二色性色
素化合物について、実施例1と同様にしてその特性を測
定したところ、下記表1に示す結果を得た。
(X=H)及びそのフッ素置換体5f(X=F)を合成
し、これら二色性色素化合物について、実施例1と同様
にしてその特性を測定したところ、下記表1に示す結果
を得た。
の化合物1f,2f,3f,4fは、フッ素未置換の化
合物1,2,3,4と比較して、吸収スペクトル、電気
光学特性、及び溶解性の大幅な向上が見られた。
素置換体1clは、未置換の化合物1と比較して、吸収
スペクトル、電気光学特性、溶解性の一定の向上が見ら
れるものの、不十分であり、この結果から、置換による
吸収スペクトル、電気光学特性、溶解性の向上は、フッ
素に特有なものであることがわかった。
色素化合物のフッ素置換体5fは、溶解性の一定の向上
は認められた。しかし、吸収スペクトル、電気光学特性
の向上は認められず、この結果から、フッ素置換による
吸収スペクトル、電気光学特性、溶解性の向上は、アン
トラキノン類、クマリン類、メロシアニン類、ペリレン
類の場合に特に効果があることが分かった。
素化合物11sを合成した。この二色性色素化合物につ
いて、実施例1と同様にして吸収スペクトル、電気光学
特性、及び液晶への溶解度を測定した。また、二色性比
及び配向秩序度(s)を以下のようにして求めた。
解した液晶をパラレル配向のセルに注入し、二色性色素
化合物の分子軸に対して平行方向の偏光、垂直方向の偏
光の吸光度を測定し、これらの比を計算しすることによ
り求めた。また、配向秩序度(s)は、S=(A1 −A
2 )/(2A2 +A1 )(A1 :二色性色素分子の分子
軸に対して平行方向の偏光に対する吸光度、A2 :二色
性色素分子の分子軸に対して垂直方向の偏光に対する吸
光度)それらの結果を下記表2に示す。
物12sを合成した。この二色性色素化合物について、
実施例5と同様にしてその特性を測定したところ、下記
表2に示す結果を得た。
化合物13sを合成した。この二色性色素化合物につい
て、実施例5と同様にしてその特性を測定したところ、
下記表2に示す結果を得た。
物14sを合成した。この二色性色素化合物について、
実施例5と同様にしてその特性を測定したところ、下記
表2に示す結果を得た。
5sを合成した。この二色性色素化合物について、実施
例5と同様にしてその特性を測定したところ、下記表2
に示す結果を得た。
素化合物11を合成した。この二色性色素化合物につい
て、実施例5と同様にしてその特性を測定したところ、
下記表2に示す結果を得た。
物12を合成した。この二色性色素化合物について、実
施例5と同様にしてその特性を測定したところ、下記表
2に示す結果を得た。
化合物13を合成した。この二色性色素化合物につい
て、実施例5と同様にしてその特性を測定したところ、
下記表2に示す結果を得た。
物14を合成した。この二色性色素化合物について、実
施例1と同様にしてその特性を測定したところ、下記表
2に示す結果を得た。
5を合成し、この二色性色素化合物について、実施例5
と同様にしてその特性を測定したところ、下記表2に示
す結果を得た。
結合を有する二色性色素化合物11s,12s,13
s,14s,15sは、シロキサン結合を有しない二色
性色素化合物11,12,13,14と比較して、吸収
スペクトル、電気光学特性、溶解性、二色性比、及び配
向秩序度の大幅な向上が見られることがわかる。
性色素は、その基本骨格または置換基にフッ素原子及び
/又はシロキサン結合を導入するものであり、それによ
って、吸収スペクトルの改善により色表示能が増大し、
かつ粘弾性が低下して電気光学特性が向上する。また、
液晶への溶解性、特にフッ素原子を導入した場合は、フ
ッ素系液晶に対する溶解性が飛躍的に増大することが分
かった。また、シロキサン結合を有する場合には、二色
性比及び配向秩序度の大幅な向上が見られることがわか
った。
合物を用いることにより、ゲストーホスト方式による色
表示再現性が大幅に向上した。
体、塩素置換体、無置換体のそれぞれの電気光学特性を
比較して示す特性図。
Claims (6)
- 【請求項1】 基本骨格及び/又は置換基中に、フッ素
原子を有することを特徴とする、液晶に溶解して液晶表
示装置に用いるための二色性色素化合物。 - 【請求項2】 下記一般式(1)で表されるアントラキ
ノン類、下記一般式(2)で表されるクマリン類、下記
一般式(3)で表されるメロシアニン類、及び下記一般
式(4)で表されるペリレン類からなる群から選ばれた
1種である請求項1に記載の二色性色素化合物。 一般式(1) 【化1】 (式中、Rは、少なくとも1つのフッ素原子を含むアル
キル基、シクロアルキル基、アシル基、フェニル基、フ
ェニル基、ビフェニル基、又はこれらの置換体を示し、
XはO、S、Se、NH、又は−CH2 −を示し、m、
n、s、tは0〜8の整数である。) 一般式(2) 【化2】 (式中、R1 、R2 、R3 は、少なくとも1つのフッ素
原子を含むアルキル基、シクロアルキル基、アシル基、
フェニル基、フェニル基、ビフェニル基、又はこれらの
置換体を示し、X、Yは、N又はSを示し、mは0〜3
の整数、nは0〜4の整数である。) 一般式(3) 【化3】 (式中、R1 、R2 は、少なくとも1つのフッ素原子を
含むアルキル基、シクロアルキル基、アシル基、フェニ
ル基、フェニル基、ビフェニル基、又はこれらの置換体
を示し、X、Y、Z、Wは、N又はSを示し、mは0〜
4の整数である。) 一般式(4) 【化4】 (式中、Rは、少なくとも1つのフッ素原子を含むアル
キル基、シクロアルキル基、アシル基、フェニル基、フ
ェニル基、ビフェニル基、又はこれらの置換体を示し、
m、n、sは0〜5の整数である。) - 【請求項3】 基本骨格及び/又は置換基中に、シロキ
サン結合を有することを特徴とする、液晶に溶解して液
晶表示装置に用いるための二色性色素化合物。 - 【請求項4】 下記一般式(5)で表されるアントラキ
ノン類、下記一般式(6)で表されるクマリン類、下記
一般式(7)で表されるメロシアニン類、下記一般式
(8)で表されるペリレン類、及び下記一般式(9)で
表されるアズ類からなる群から選ばれた1種である請求
項3に記載の二色性色素化合物。 一般式(5) 【化5】 (式中、R4 は、少なくとも1部にシロキサン結合を有
するアルキル基、シクロアルキル基、アシル基、フェニ
ル基、フェニル基、ビフェニル基、又はこれらの置換体
を示し、XはO、S、Se、NH、又は−CH2 −を示
し、m、nは0〜4の整数である。) 一般式(6) 【化6】 (式中、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 は、少なくとも
1部にシロキサン結合を有するアルキル基、シクロアル
キル基、アシル基、フェニル基、フェニル基、ビフェニ
ル基、又はこれらの置換体を示し、X、Yは、N又はS
を示し、mは0〜3の整数、nは0〜4の整数であ
る。) 一般式(7) 【化7】 (式中、R4 、R5 、R6 、R7 は、少なくとも1部に
シロキサン結合を有するアルキル基、シクロアルキル
基、アシル基、フェニル基、フェニル基、ビフェニル
基、又はこれらの置換体を示し、X、Y、Z、Wは、N
又はSを示し、mは0〜4の整数である。) 一般式(8) 【化8】 (式中、R4 、R5 、R6 、R7 は、少なくとも1部に
シロキサン結合を有するアルキル基、シクロアルキル
基、アシル基、フェニル基、フェニル基、ビフェニル
基、又はこれらの置換体を示し、m、nは0〜4の整数
である。) 一般式(9) 【化9】 (式中、R4 、R5 は、少なくとも1部にシロキサン結
合を有するアルキル基、シクロアルキル基、アシル基、
フェニル基、フェニル基、ビフェニル基、又はこれらの
置換体を示し、Arはアロマティック基を示し、m、n
は1〜4の整数、lは1〜4の整数である。) - 【請求項5】 互いに対向して配置され、それぞれの対
向面に電極層を有する一対の基板と、これら基板間に挟
持され、請求項1又は2に記載の二色性色素化合物を液
晶に溶解してなる液晶層とを具備することを特徴とする
液晶表示装置。 - 【請求項6】 互いに対向して配置され、それぞれの対
向面に電極層を有する一対の基板と、これら基板間に挟
持され、請求項3又は4に記載の二色性色素化合物を液
晶に溶解してなる液晶層とを具備することを特徴とする
液晶表示装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25097395A JP3756554B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 二色性色素化合物及び液晶表示装置 |
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---|---|---|---|
JP25097395A JP3756554B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 二色性色素化合物及び液晶表示装置 |
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JPH0987630A true JPH0987630A (ja) | 1997-03-31 |
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ID=17215788
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