JPH098683A - 番組自動選択聴取装置 - Google Patents

番組自動選択聴取装置

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Publication number
JPH098683A
JPH098683A JP7148647A JP14864795A JPH098683A JP H098683 A JPH098683 A JP H098683A JP 7148647 A JP7148647 A JP 7148647A JP 14864795 A JP14864795 A JP 14864795A JP H098683 A JPH098683 A JP H098683A
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JP
Japan
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keyword
program
listening
recognized
word
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Application number
JP7148647A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Tanaka
友幸 田中
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH098683A publication Critical patent/JPH098683A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放送開始時刻を即座に知り得ない番組の場合
や時刻に無関係に放送される番組の場合であっても、放
送番組の中から希望の番組だけを自動的に選択して聴取
可能とする。 【構成】 音声語認識手段にて認識された音声語とキー
ワード設定手段にて設定されたキーワードとが照合さ
れ、両者が一致すると判定されるのに応答して、当該放
送番組の聴取が自動的に開始される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、放送番組の中から希
望の番組だけを自動的に選択して聴取可能とした番組自
動選択聴取装置に係り、特に音声語認識技術を用いて希
望番組が放送中であることを検知することにより、当該
放送番組を自動的に聴取開始するようにした番組自動選
択聴取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、放送用受信機(例えば、ラジオ
受信機、テレビ受信機等)を用いて交通情報や天気予報
等の放送番組を聴取する場合、当該放送用受信機をオン
にしたままそのような番組が放送開始されるのを待つ
か、或いは番組表等から調べた放送開始時刻が到来する
のを待って放送用受信機をオンするかのいずれかが採用
される。しかし、前者の場合には希望番組が放送開始さ
れるまでの期間、無駄な情報を聞き続けねばならず、ま
た後者の場合には放送用受信機をオンし忘れることによ
り、希望番組を聞き逃す虞れがある。
【0003】そこで、放送番組の中から希望の番組だけ
をタイマを用いて自動的に選択して聴取可能とした番組
自動選択聴取装置が従来より知られている。このような
番組自動選択聴取装置によれば、番組表等から調べた放
送開始時刻を予めタイマに設定しておきさえすれば、当
該設定時刻の到来と共に希望の放送番組は自動的に聴取
開始される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の番組自動選択聴取装置にあっては、タイマに対する
時刻設定を条件としているため、例えば車両走行中にカ
ーラジオで交通情報や天気予報等を聞く場合のように、
その番組の放送開始時刻を即座に知り得ない番組の場合
や、地震情報等のように時刻に無関係に放送される番組
の場合に対しては全く用をなさないと言う問題点があっ
た。
【0005】この発明は、従来の番組自動選択聴取装置
における上述の問題点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、放送開始時刻を即座に知り得な
い番組の場合や時刻に無関係に放送される番組の場合で
あっても、放送番組の中から希望の番組だけを自動的に
選択して聴取可能とした番組自動選択聴取装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、受信された
放送信号に含まれる音声語を認識する音声語認識手段
と、聴取希望放送番組を検索するためのキーワードを設
定するためのキーワード設定手段と、前記音声語認識手
段にて認識された音声語と前記キーワード設定手段にて
設定されたキーワードとを照合する照合手段と、前記照
合手段にて照合一致と判定されるのに応答して、当該放
送番組の聴取を開始させる聴取開始制御手段と、を具備
することを特徴とする。
【0007】ここで、『音声語認識手段』としては、種
々の公知の音声語認識回路を採用することができる(例
えば、特開昭61−35495号公報、特開昭61−1
33994号公報等参照)。通常、この種の音声語認識
回路では、受信された放送信号からそれに含まれる音声
語が認識されると、対応する語コード又は文字コードが
出力されることとなる。
【0008】また、『キーワード設定手段』としては、
前記音声語認識手段にて認識された1若しくは2以上の
音声語をそのままキーワードとして設定する場合と、別
途外部からキーワードに相当するコード等を入力する場
合とが考えられる。前者の場合には、操作パネル上にキ
ーワード入力のために仮名キー、アルファベットキー等
が不要なため、操作パネル面積に制約を受けるカーオー
ディオ装置等に好適なものとなる。後者の場合には、一
般的には、仮名キー、アルファベットキー等が必要であ
るが、検索対象を任意のキーワードに広げることができ
る。もっとも、検索対象となるキーワードが幾つかのキ
ーワード(例えば、『天気予報』、『交通情報』、『地
震情報』等)に限定される場合には、予めそれらのキー
ワードに相当する語コードや文字コードを装置にプリセ
ットしておき、必要に応じてそれらの1若しくは2以上
を選択設定することもできる。この場合にも、操作パネ
ル上にはキーワード入力のために仮名キー、アルファベ
ットキー等が不要なため、操作パネル面積に制約を受け
るカーオーディオ装置等に好適なものとなる。
【0009】『照合手段』としては、一般的には、各聴
取希望の放送番組について1個のキーワードが設定さ
れ、これが認識された音声語と一致するかが照合され
る。もっとも、使用される音声語認識手段の認識精度が
比較的に低いものとすれば、当該キーワードを認識ミス
する虞れもある。このような場合の対策としては、各聴
取希望の番組について関連する2以上のキーワードを設
定しておき(例えば、天気予報番組の場合、『天気予
報』、『晴れ』、『曇り』、『雨』等の如く)、それら
の少なくとも一つが認識された音声語と一致するかを照
合することが考えられる。また、音声語認識手段の認識
精度は比較的に高いものの、設定されるべきキーワード
に番組固有性が薄い場合(例えば、設定されるキーワー
ドが特定の番組に限らず様々な番組で認識され得る場
合)には、当該キーワードが認識されても必ずしも希望
番組を探索できない虞れがある。このような場合の対策
としては、当該番組の放送開始に当たって一定時間内に
離散的に現れる一連の複数の語をキーワードとして設定
しておき、それらの一定個数(例えば、3個)が一定時
間内に全て一致したかを照合することが考えられる。
【0010】『聴取開始制御手段』としては、本発明が
どの様な装置に組み込まれるかに応じて種々の構成を採
用することができる。本発明が放送用受信機(ラジオ受
信機、テレビ受信機等)自体に組み込まれる場合には、
前述の照合一致を条件として、例えば、当該放送用受信
機を聴取可能な状態とするために、パワーアンプをオン
させたり、ミュートスイッチをオンさせることが考えら
れる。本発明がオーディオシステム(カーオーディオを
含む)のソースセレクタの制御機能として組み込まれる
場合には、前述の照合一致を条件として、例えば、聴取
ソースを他の音楽ソース(CDプレーヤ、カセットテー
ププレーヤ等)から放送信号ソース(チューナ)へと切
り替えることが考えられる。この場合、本発明装置の起
動により、それまで聞かれていた音楽ソースが中断され
ることとなるため、当該希望番組の聴取が終了された場
合には、元の音楽ソースへと自動的に復帰させることが
考えられる。
【0011】
【作用】本発明によれば、音声語認識手段にて認識され
た音声語とキーワード設定手段にて設定されたキーワー
ドとが照合され、両者が一致すると判定されるのに応答
して、当該放送番組の聴取が自動的に開始される。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の好適な一実施例を添付図面
に基づいて詳細に説明する。尚、この実施例は、本発明
をカーオーディオシステムを構成するソースセレクタの
制御機能として組み込んだ場合を示すものである。本実
施例装置のハードウェア構成を図1に示す。同図におい
て、本発明に係る番組自動選択聴取装置1は、CPU2
と、操作部2と、表示部3と、シンセサイザチューナ5
と、音声語認識回路6と、ソースセレクタ7とから概略
構成されている。
【0013】CPU1は、装置全体を統括制御するもの
であり、周知の如く、マイクロプロセッサ、ROM、R
AM等を主体として構成されている。後述するキーワー
ド設定処理、照合処理、聴取開始及び終了処理のための
各制御用システムプログラムはROMに格納されてお
り、その実行のためにはRAMがワーキングエリアとし
て使用される。 操作部3及び表示部4は、本発明にお
けるキーワード設定操作等のために使用されるものであ
り、その具体的な構成については、図2又は図3を参照
して後に詳細に説明する。
【0014】シンセサイザチューナ5は、AM/FMラ
ジオ受信機用の所謂PLLシンセサイザチューナで構成
されており、その受信周波数は操作部3からの信号に応
じてCPU2により任意に切替可能になされている。そ
して、図示しないアンテナから入力端子T0に供給され
るRF信号は、シンセサイザチューナ5により受信復調
されてオーディオ信号に変換され、このオーディオ信号
は後述する音声語認識回路6及びソースセレクタ7の入
力端子I1へと並列に供給されている。
【0015】音声語認識回路6は、シンセサイザチュー
ナ6から出力されるオーディオ信号(受信された放送信
号)に含まれる音声語を認識すると共に、認識された音
声語に相当する語コード又はキャラクタコードを逐次出
力するように構成されている。特に、この実施例の音声
語認識回路6の場合には、天気予報番組、交通情報番
組、地震情報番組、ニュース番組等々のような、運転者
が走行中に興味を持つであろう番組に含まれる代表的な
放送用語を主として認識可能に構成されている。その結
果、音声語認識回路6としては、あらゆる任意の音声語
を認識可能とした一般的な用途のものに比べ、より簡素
化されたものが使用可能である。
【0016】ソースセレクタ7は、この種のカーオーデ
ィオシステムでは良く知られたものであって、複数のオ
ーディオソースからその一つを選択してオーディオアン
プへと出力するように構成されている。特に、この例で
は、4個の入力端子I1〜I4と1個の出力端子Oとが
設けられている。そして、端子I1,I2,I3,I4
には、シンセサイザチューナ5からのオーディオ信号,
端子T1に与えられるCDプレーヤからのオーディオ信
号,端子T2に与えられるカセットデッキからのオーデ
ィオ信号,端子T3に与えられるその他の任意のオーデ
ィオソースからのオーディオ信号がそれぞれ供給されて
おり、端子Oから導出されたオーディオ信号はオーディ
オアンプへと接続された端子T4へと供給されている。
尚、このソースセレクタ7におけるソース切替は、図8
及び図9を参照して後に詳細に説明するように、CPU
2からの制御により行われる。
【0017】操作部3及び表示部4を構成する操作パネ
ルの外観の一例を図2の正面図に示す。尚、同図に示さ
れる操作パネル8は、予め製造時に或いは装置据付時等
に所定の操作にて複数のキーワード(例えば、天気予報
番組用のキーワードとしては、『天気予報』、『晴
れ』、『雨』、『曇り』等、交通情報番組用のキーワー
ドとしては、『交通情報』、『交通管制センタ』、『高
速』、『上り』、『下り』等)を装置内にプリセット
(登録)しておき、キーワード設定操作に際しては、そ
れらプリセットされたキーワードの中から適宜に1若し
くは2以上を選択して設定する場合に好適なものであ
る。
【0018】同図に示されるように、操作パネル8上に
は、本発明に係るキーワードの表示の他に、受信周波数
の表示等の目的で使用される液晶表示器9と、受信周波
数の走査のために使用される受信周波数走査キー10
と、受信バンドをAMとFMとに切り替えるために使用
されるバンド切替キー11と、各種設定情報(設定され
たキーワードを含む)をリセットするために使用される
リセットキー12と、動作モードを各種のモード(本発
明の番組自動選択聴取モードの他、通常聴取モード等)
に切り替えるために使用されるモード切替キー13と、
各種情報(キーワードを含む)をセットするために使用
されるセットキー14と、各種の動作の実行を指示する
ために使用される実行キー15と、各種情報(キーワー
ドを含む)の選択操作のために使用されるセレクトキー
16とが設けられている。
【0019】次に、図2に示される操作パネルを前提と
したキーワード設定処理の一例を図4のフローチャート
に示す。同図において、処理が開始されると、キーワー
ド指定用カウンタnの内容は初期設定(n=1)され
(ステップ401)、続いて当該カウンタnにて指定さ
れるキーワード(例えば、『交通情報』等)が液晶表示
器9に表示され(ステップ402)、以後、セットキー
14、セレクトキー16、実行キー15の操作を待機す
る状態となる(ステップ403NO、404NO、40
5NO)。この状態において、例えば『交通情報』なる
語をキーワードとして選択設定すべくセットキー14が
操作されると、セットキー14が操作されたとの判定に
続いて(ステップ403YES)、当該語は聴取希望放
送番組を検索するためのキーワードとして設定登録され
る(ステップ407)。これに対して、『交通情報』で
はなくて別の語を選択すべくセレクトキー16が操作さ
れると、キーワード設定処理(ステップ406)はスキ
ップされる。以後、セットキー14又はセレクトキー1
6が操作される毎にカウンタnがインクリメントされる
結果(ステップ407、408NO)、液晶表示器9に
は次々と別の語が表示され(ステップ402)、希望の
語が表示される毎にセットキー14を操作することによ
り、聴取希望放送番組を検索するための1若しくは2以
上のキーワードを設定することができる(ステップ40
6)。希望するキーワードが全て設定完了した場合に
は、実行キー15を操作することにより(ステップ40
5YES)、キーワード設定処理を完了して、照合処理
への移行が行われる。また、予めプリセットされた語が
一巡表示された場合には(ステップ408YES)、最
初に戻って一連の語の表示が繰り返される(ステップ4
01)。
【0020】次に、操作部3及び表示部4を構成する操
作パネルの外観の他の一例を図3の正面図に示す。尚、
同図に示される操作パネル17は、音声語認識回路6に
て実際に認識された音声語の中から希望のものを選択
し、それをそのままキーワードとして設定する場合に好
適なものである。つまり、交通情報番組や地震情報番組
が放送され際に、その中から適当な語を選択して設定し
ておき、以後そのような番組が放送された場合には、こ
れを自動的に聴取可能としたものである。
【0021】同図に示される操作パネル17は、所謂車
両用のナビゲーション装置のそれと兼用されたものであ
り、CRT表示器や液晶表示器等で構成される表示画面
19上には、ナビゲーション装置として機能する場合に
は地図情報等が、また本発明の番組自動選択装置として
機能する場合には音声語認識結果である放送内容に相当
する文字列が順次にシフトされつつ表示されるようにな
っている。さらに、操作パネル17上には、表示画面1
8内において所定のカーソルを上下左右に移動させるた
めの4方向カーソルキー19と、各種設定情報(設定さ
れたキーワードを含む)をリセットするために使用され
るリセットキー20と、動作モードを各種のモード(本
発明の番組自動選択聴取モードの他、通常聴取モード、
ナビゲーションモード等)に切り替えるために使用され
るモード切替キー21と、各種情報(キーワードの先頭
位置や末尾位置等)をセットするために使用されるセッ
トキー22と、各種の動作の実行を指示するために使用
される実行キー23とが設けられている。
【0022】次に、図3に示される操作パネルを前提と
したキーワード設定処理の一例を図5のフローチャート
に示す。同図において、処理が開始されると、音声語認
識回路6にて何らかの音声語が認識される毎に割り込み
処理が実行されて、当該認識された音声語はRAM内に
設けられたFIFO(First In First Out)メモリエリ
アにプッシュされ(ステップ501)、その後、FIF
Oメモリの内容に基づき、図3に示されるように、表示
画面18上には音声語認識結果である放送内容に相当す
る文字列が順次にシフトされつつ表示される(ステップ
502)。ここで、重要なことは、音声語認識回路6に
て認識できなかった音声語は全く表示されないか或いは
未確定を示すマーク(例えば、『****』にて表示さ
れる点であり、その結果、この方法にて選択設定される
キーワードは必ず当該音声語認識回路6にて実際に認識
可能なものに限られ、後述する照合処理にて確実に捕捉
することができる。
【0023】この状態において、表示画面上に希望する
キーワードに相当する文字列が表示されたならば、オペ
レータは4方向カーソルキー19を用いて当該文字列の
先頭位置にカーソルを移動させ(ステップ503,50
4NO)、次いでセットキー22を操作する。すると、
セットキー操作ありとの判定に続いて(ステップ504
YES)、当該カーソルで示された先頭位置に相当する
FIFOメモリエリアのアドレスが記憶される(ステッ
プ505)。尚、4方向カーソルキー18が操作される
と同時に、所謂ビデオRAMにおける画像更新は禁止さ
れ、画面上における文字列のシフト動作も停止される。
その後、オペレータは4方向カーソルキー19を用いて
当該文字列の末尾位置にカーソルを移動させ(ステップ
506,507NO)、その状態にてセットキー22を
操作する。すると、セットキー操作ありとの判定に続い
て(ステップ507YES)、当該カーソルで示された
末尾位置に相当するFIFOメモリエリアのアドレスが
記憶され(ステップ508)、続いて、先頭位置アドレ
スと末尾位置アドレスとで指定される語がキーワードと
して設定登録される(ステップ509)。尚、末尾位置
を記憶するためのセットキー操作によりキーワードの設
定登録が行われると(ステップ509)、ビデオRAM
上における画像更新の禁止は解かれ、再び表示画面18
上には音声認識結果である放送内容に相当する文字列が
順次にシフトされつつ表示される。以上の動作を繰り返
すことにより(ステップ503〜509)、1若しくは
2以上の文字列を聴取希望放送番組を検索するためのキ
ーワードとして設定登録することができ、実行キー23
の操作を待ってキーワード設定処理は完了して、照合処
理への移行が行われる(ステップ510YES)。
【0024】次に、照合処理の一例を図6のフローチャ
ートに示す。尚、この照合処理では、予め設定されたM
AX個のキーワードKWの少なくとも1つが認識語SW
と照合一致されたことを条件として、照合一致フラグF
を“1”にセットして聴取開始処理へと移行するように
している。これは、前述のように、使用される音声語認
識回路6の認識精度が比較的に低い場合を考慮して、各
聴取希望の放送番組について関連する2以上のキーワー
ドを設定しておき(例えば、天気予報番組の場合、『天
気予報』、『晴れ』、『曇り』、『雨』等の如く)、そ
れらの少なくとも一つが認識された音声語と一致するか
を判定するためである。
【0025】同図において、音声語認識回路6にて何ら
かの語が認識されると割り込み処理が実行されて、当該
認識された語は認識語SWとして一時記憶され(ステッ
プ601)、その後、照合動作が開始される。照合動作
が開始されると、先ず最初に、キーワード指定用のキー
ワードカウンタmを初期設定したのち(ステップ60
2)、当該カウンタmの値を+1インクリメントしては
(ステップ605)、その値mにて指定されるキーワー
ドKWmと認識語SWとの照合(ステップ603)が、
カウンタmが最大値MAXに達するまで行われる(ステ
ップ606NO)。そして、その間にキーワードKWm
と認識語SWとの照合一致が判定されると(ステップ6
04YES)、直ちに照合一致フラグFは“1”にセッ
トされて照合処理を終了して(ステップ607)、聴取
開始処理への移行が行われるのに対し、両者の一致が見
られない場合には(ステップ604NO)、フラグFは
“0”のままで照合処理は終了され(ステップ606Y
ES)、聴取開始処理への移行が行われる。以上の処理
(ステップ601〜607)が、音声語認識回路6にて
何らかの語が認識される毎に繰り返されるのである。
【0026】次に、照合処理の他の一例を図7のフロー
チャートに示す。尚、この照合処理では、所定時間T内
に、予め設定されたMAX個のキーワードの内のCs個
が認識された音声語SWと一致されたことを条件とし
て、照合一致フラグFを“1”にセットして聴取開始処
理へと移行するようにしている。これは、前述のよう
に、音声語認識回路6の認識精度は比較的に高いもの
の、設定されるべきキーワードKWに番組固有性が薄い
場合(例えば、設定されるキーワードが特定の番組に限
らず様々な番組で認識され得る場合)を考慮して、当該
番組の放送開始に当たって一定時間内に離散的に現れる
一連の複数の語をキーワードとして設定しておき、それ
らの一定個数(例えば、3個)が一定時間内に全て一致
したか(所謂、論理積条件の成立)を判定するためであ
る。
【0027】同図において、音声語認識回路6にて何ら
かの語が認識されると、割り込み処理が実行されて、当
該認識された語は認識語SWとして一時記憶され(ステ
ップ701)、その後、照合動作が開始される。照合動
作が開始されると、先ず最初に、キーワード指定用のキ
ーワードカウンタmを初期設定(m=1)したのち(ス
テップ702)、当該カウンタmの値を+1インクリメ
ントしては(ステップ705)、その値mにて指定され
るキーワードKWmと認識語SWとの照合(ステップ7
03)が、カウンタmが最大値MAXに達するまで行わ
れる(ステップ706NO)。その間にキーワードKW
mと認識語SWとの照合一致が判定されると(ステップ
704YES)、タイマTの起動及び一致回数カウンタ
Cのインクリメントが行われ(ステップ707NO,7
08,709,710NO)、聴取開始処理への移行が
行われる。以上の処理を繰り返す間に、一致回数カウン
タCの値が規定値Csに達すると(ステップ710YE
S)、タイマTの計時時間が規定値Tsに達しているか
の判定が行われ(ステップ711)、規定値Tsを越え
ている場合にはフラグFは“0”のまま当該タイマTを
リセットして処理を終了し、聴取開始処理への移行が行
われるのに対し(ステップ711NO)、規定値Tsを
越えていなければ照合一致フラグFは“1”にセットさ
れ(ステップ713)、聴取開始処理への移行が行われ
る。
【0028】次に、聴取開始処理の一例を図8のフロー
チャートに示す。同図において、処理が開始されると、
先ず、照合一致フラグFの状態が参照され(ステップ8
01)、これが“1”にセットされている場合に限り
(ステップ801YES)、聴取開始動作が実行され
る。この聴取開始動作では、先ず、後述する自動復帰の
ためのソースセレクタ7の現在位置記憶が行われ(ステ
ップ802)、その後、ソースセレクタ位置は端子I1
(すなわち、チューナ位置)へと自動的に切り替えられ
る(ステップ803)。これにより、それまで例えば端
子I2のCDプレーヤからの音楽が聞こえていたとして
も、放送信号中に聴取希望放送番組に相当するキーワー
ドが検出されると共に、CD音楽から当該放送信号に相
当するオーディオ信号への切り替えが自動的に行われ
る。
【0029】次に、聴取終了処理の一例を図9のフロー
チャートに示す。この処理は、リセットキー20の操作
により起動される。処理が開始されると、先の処理(ス
テップ802)にて記憶された切替直前のセレクタ位置
の読み出しが行われ(ステップ901)、その後、ソー
スセレクタ位置は当該読み出されたデータに基づいて元
の位置へと復帰される(ステップ902)。これによ
り、チューナへの切替時点において例えばCD音楽が流
れていたとすれば、当該放送番組の聴取終了を指示する
と共に、チューナからCDへの切替が自動的に行われ、
先に中断された音楽ソースへの復帰が自動的に行われ
る。
【0030】以上の実施例装置によれば、聴取希望の放
送番組に含まれる1若しくは2以上の語を検索用キーワ
ードとして予め設定しておきさえすれば、当該放送番組
が放送開始されると同時に、ソースセレクタ7は他のソ
ースからチューナーへと強制的に切り替えられ、その結
果、放送開始時刻を即座に知り得ない番組の場合や時刻
に無関係に放送される番組の場合であっても、放送番組
の中から希望の番組だけを自動的に選択して聴取するこ
とが可能となる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
によれば、放送開始時刻を即座に知り得ない番組の場合
や時刻に無関係に放送される番組の場合であっても、放
送番組の中から希望の番組だけを自動的に選択して聴取
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例装置のハードウェア構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本実施例装置の操作パネルの一例を示す正面図
である。
【図3】本実施例装置の操作パネルの他の一例を示す正
面図である。
【図4】図2に示される操作パネルを前提としたキーワ
ード設定処理のフローチャートである。
【図5】図3に示される操作パネルを前提としたキーワ
ード設定処理のフローチャートである。
【図6】照合処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】照合処理の他の一例を示すフローチャートであ
る。
【図8】聴取開始処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【図9】聴取終了処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 番組自動選択聴取装置 2 CPU 3 操作部 4 表示部 5 シンセサイザチューナ 6 音声語認識回路 7 ソースセレクタ 8,17 操作パネル 9 液晶表示器 10 受信周波数走査キー 11 バンド切替キー 12,20 リセットキー 13,21 モード切替キー 14,22 セットキー 15,23 実行キー 16 セレクトキー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信された放送信号に含まれる音声語を
    認識する音声語認識手段と、 聴取希望放送番組を検索するためのキーワードを設定す
    るためのキーワード設定手段と、 前記音声語認識手段にて認識された音声語と前記キーワ
    ード設定手段にて設定されたキーワードとを照合する照
    合手段と、 前記照合手段にて照合一致と判定されるのに応答して、
    当該放送番組の聴取を開始させる聴取開始制御手段と、 を具備することを特徴とする番組自動選択聴取装置。
  2. 【請求項2】 前記キーワード設定手段は、所定の設定
    操作に基いて、前記音声語認識手段にて認識された音声
    語の1若しくは2以上をそのままキーワードとして設定
    することを特徴とする請求項1に記載の番組自動選択聴
    取装置。
  3. 【請求項3】 前記キーワード設定手段は、所定の設定
    操作に基いて、あらかじめ記憶された1若しくは2以上
    の語の中から選ばれた1若しくは2以上をキーワードと
    して設定することを特徴とする請求項1に記載の番組自
    動選択聴取装置。
  4. 【請求項4】 前記照合手段は、前記設定された2以上
    のキーワードのいずれか一つが前記認識された音声語と
    一致したことに基いて照合一致を判定することを特徴と
    する請求項1に記載の番組自動選択聴取装置。
  5. 【請求項5】 前記照合手段は、所定時間内に、前記設
    定された2以上のキーワードの所定個数が前記認識され
    た音声語と一致したことに基いて照合一致を判定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の番組自動選択聴取装
    置。
  6. 【請求項6】 前記聴取開始制御手段は、前記照合手段
    にて照合一致と判定されるのに応答して、複数のオーデ
    ィオソースからその一つを選択するソースセレクタを、
    当該放送信号側へと切り替えることを特徴とする請求項
    1に記載の番組自動選択聴取装置。
  7. 【請求項7】 所定操作に応答して、前記放送番組の聴
    取を終了させると共に、それ以前に聴取されていたオー
    ディオソースへと復帰させる聴取終了制御手段を具備す
    ることを特徴とする請求項1に記載の番組自動選択聴取
    装置。
JP7148647A 1995-06-15 1995-06-15 番組自動選択聴取装置 Pending JPH098683A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000250591A (ja) * 1999-02-25 2000-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd テレビ番組自動検索システム
JP2014107671A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Nec Access Technica Ltd 情報取得装置、情報取得方法および情報取得プログラム
WO2024120019A1 (zh) * 2022-12-07 2024-06-13 中兴通讯股份有限公司 音频源切换方法、设备及存储介质

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