JPH0986836A - ダムウェータのかご - Google Patents

ダムウェータのかご

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JPH0986836A
JPH0986836A JP25102695A JP25102695A JPH0986836A JP H0986836 A JPH0986836 A JP H0986836A JP 25102695 A JP25102695 A JP 25102695A JP 25102695 A JP25102695 A JP 25102695A JP H0986836 A JPH0986836 A JP H0986836A
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JP
Japan
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pin
plate
horizontal
pair
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JP25102695A
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English (en)
Inventor
Shoichi Hashimoto
昭一 橋本
Teiichi Yamazaki
禎一 山崎
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダムウェータのかごを上下に仕切る仕切る棚
は、ダムウェータ運転中の振動により移動して扉に接触
し、扉の開閉動作不良を発生させてしまう。 【解決手段】 前仕切り板17と後仕切り板18とがピ
ン19で回動可能に連結されている。かご6の一対の側
板6d,6dの内壁面には、水平溝10と円弧溝11と
がそれぞれ相対して設けられている。そして、後仕切り
板17がピン20により一対の側板6d,6dに回動可
能に取り付けられ、ピン19が円弧溝11内に移動可能
に収納され、ピン22が水平溝10内に移動可能に収納
されて、仕切り棚16がかご6に装着されている。そこ
で、前仕切り板17を背面板6側に移動させると、ピン
22が水平溝10内を後方に移動し、ピン19が円弧溝
11内を上方に円弧状に移動して、仕切り棚16が折り
畳まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダムウェータの
かごに関し、特にかご内を上下に仕切る棚を備えたダム
ウェータのかごに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のダムウェータを示す模式
構成図であり、図において1は昇降路3の上部に設けら
れた機械室2内に設置された巻上機、4は巻上機1につ
るべ式に掛け渡されて一端につり合いおもり5が、他端
にかご6が連結されたロープ、7はかご6に荷物を出し
入れする出し入れ口である。
【0003】ここで、かご6の構造について図11を参
照しつつ説明する。かご6は、底板6a、天板6b、背
面板6cおよび一対の側板6d,6dからなる前面側を
開口とする箱形をなし、さらに図示していないが該開口
を開閉する扉が設けられている。また、一対のレール
8,8が一対の側板6d,6dの内壁面に相対して取り
付けられている。そして、仕切り棚9が一対のレール
8,8間に載置されて、かご6を上下に仕切っている。
【0004】つぎに、上記従来のダムウェータの動作に
ついて説明する。巻上機1を駆動させて、かご6が昇降
路3内を昇降運転される。そして、かご6が所望の階の
出し入れ口7に着床すると、扉を開けて、荷物を出し入
れする。荷物の出し入れが終わると、扉を閉じて、かご
6を所望の階に昇降運転する。この時、仕切り棚9を一
対のレール8,8間に載置してかご6を上下に仕切るこ
とにより、小さな荷物をかご6に効率よく積載できる。
また、仕切り棚9を取り外すことにより、大きな荷物を
かご6に積載することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のダムウェータの
かごは以上のように、仕切り棚9が一対のレール8,8
間に載置されているので、ダムウェータ運転中の振動に
より仕切り棚9が一対のレール8,8上を移動して扉と
接触し、扉が開閉できなくなるという課題があった。ま
た、積載する荷物の大きさに応じて仕切り棚9を取り付
け、あるいは取り外ししなければならず、手間がかかる
という課題もあった。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、かごを上下に仕切る仕切り棚を
かごに固定し、かつ、折り畳み可能な構造として、ダム
ウェータ運転中の仕切り棚の移動を阻止し、扉の開閉不
良事故の発生を防止できるとともに、かごを簡易に上下
に仕切れるダムウェータのかごを得ることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係るダムウェータのかごは、後端部が一対の側板の背面
板側に水平軸廻りに回動可能に取り付けられた後仕切り
板と、後端部が後仕切り板の前端部に水平な軸廻りに回
動可能に取り付けられた前仕切り板と、前仕切り板の両
側端の前端部から側板方向にそれぞれ延出された一対の
第1のピンと、前仕切り板の両側端の後端部もしくは後
仕切り板の両側端の前端部から側板方向にそれぞれ延出
された一対の第2のピンと、一対の側板の内壁面に相対
して設けられて一対の第1のピンの水平移動を案内する
一対の水平溝と、一対の側板の内壁面に相対して水平軸
を中心とする円弧形状に設けられて一対の第2のピンの
円弧移動を案内する一対の円弧溝とを備えたものであ
る。
【0008】また、この発明の第2の発明に係るダムウ
ェータのかごは、上記第1の発明において、一対の第1
のピンの一方の第1のピンが前仕切り板の側端から進退
自在に取り付けられ、スプリングが一方の第1のピンを
前仕切り板の側端から側板方向に進出する方向に付勢す
るように配設され、前仕切り板と後仕切り板とが水平状
態にあるときにスプリングの付勢力により一方の第1の
ピンが挿入される第1の嵌合穴が一方の第1のピンの水
平移動を案内する水平溝の前端側に設けられ、さらに前
仕切り板と後仕切り板とが水平な軸を中心として折り畳
まれた状態にあるときにスプリングの付勢力により一方
の第1のピンが挿入される第2の嵌合穴が一方の第1の
ピンの水平移動を案内する水平溝の後端側に設けられて
いるものである。
【0009】また、この発明の第3の発明に係るダムウ
ェータのかごは、上記第2の発明において、切り欠きが
前仕切り板の前端部に一方の第1のピンの進退方向に延
設され、一方の第1のピンに設けられた把手が切り欠き
から外方に突出するように配設されているものである。
【0010】また、この発明の第4の発明に係るダムウ
ェータのかごは、後端部が一方の側板の出し入れ口側に
立設された取付板と背面板とに水平軸廻りに回動可能に
取り付けられた後仕切り板と、後端部が後仕切り板の前
端部に水平な軸廻りに回動可能に取り付けられた前仕切
り板と、前仕切り板の側端の前端部から背面板方向に延
出された第1のピンと、前仕切り板の側端の後端部もし
くは後仕切り板の側端の前端部から背面板方向に延出さ
れた第2のピンと、背面板の内壁面に設けられて第1の
ピンの水平移動を案内する水平溝と、背面板の内壁面に
水平軸を中心とする円弧形状に設けられて第2のピンの
円弧移動を案内する円弧溝と、他方の側板の内壁面に設
けられて後仕切り板と水平状態にある前仕切り板の前端
部を支持する支持板とを備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係るダ
ムウェータのかごを示す展開平面図であり、図において
図11に示した従来のダムウェータのかごと同一または
相当部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図
において、一対の側板6d,6dの内壁面には、それぞ
れ水平溝10,10が相対して平行に形成されている。
さらに、一対の側板6d,6dの内壁面には、それぞれ
円弧溝11,11が相対して形成されている。そして、
水平溝10と円弧溝11との連結部には、板バネ12が
配設されている。一対の水平溝10,10の後端側の相
対する位置には、それぞれ第3の嵌合穴13,13が設
けられている。そして、一方の水平溝10の前端側に
は、第1の嵌合穴14が設けられている。さらに、一対
の水平溝10の第3の嵌合穴13の前方には、第2の嵌
合穴15が設けられている。なお、円弧溝11は第3の
嵌合穴13の穴中心を中心とする円弧形状に構成されて
いる。
【0012】ついで、仕切り棚の構造について図2およ
び図3を参照しつつ説明する。仕切り棚16は前仕切り
板17と後仕切り板18とに2分割され、前仕切り板1
7と後仕切り板18とがピン19、19により回動自在
に連結されて、折り畳み自在に構成されている。そし
て、後仕切り板18の両側端面の後端部にはそれぞれピ
ン20が立設されている。また、前仕切り板17の両側
端面の後端部にはそれぞれピン19が立設されている。
そして、前仕切り板17の一方の側端面の前端部にはピ
ン21が立設され、他方の側端面の前端部にはピン22
が進退自在に設けられている。このピン22は、一端に
把手部22aが設けられ、他端側に係止片22bが設け
られている。そして、ピン22は、その他端側が前仕切
り板17の側端面に設けられた貫通孔17aに挿通さ
れ、前仕切り板17の背面に設けられた支持腕17bの
貫通孔17cに挿通されて、前仕切り板17にその側端
面から進退自在に取り付けられている。また、支持腕1
7bと係止片22bとの間にスプリング23が縮設さ
れ、ピン22が前仕切り板17の側端面から突出される
ように付勢されている。さらに、ピン22の把手部22
aが前仕切り板17の前端面に設けられた切り欠き17
dから突出され、該把手部22aを切り欠き17dを案
内にして矢印A方向に動かすことにより、ピン22の突
出量を小さくできるようになっている。ここで、ピン1
9は前仕切り板17と後仕切り板18とを回動可能に連
結する水平な軸および第2のピンに相当し、ピン20は
後仕切り板18を一対の側板6d,6dに回動可能に取
り付ける水平軸に相当し、ピン21,22は第1のピン
に相当する。
【0013】このように構成された仕切り棚16は、ピ
ン20,20が第3の嵌合穴13,13に挿入され、ピ
ン19、19が円弧溝11、11内に移動可能に収納さ
れ、ピン21,22が水平溝10,10内に移動可能に
収納されて、かご6に装着されている。そして、かご6
を上下に仕切っている状態では、ピン22は第1の嵌合
穴14に挿入されている。
【0014】ここで、仕切り棚16の折り畳み動作につ
いて図4を参照しつつ説明する。仕切り棚16がかご6
を上下に仕切っている状態では、前仕切り板17と後仕
切り板18とが水平状態にある。そして、前仕切り板1
7を後方に押すと、ピン21,22が水平溝10,10
に案内されて後方に直線的に移動し、一方ピン19,1
9が円弧溝11,11に案内されて上方に円弧を描きな
がら移動する。この時、後仕切り板18はピン20,2
0を回動中心として回動する。そこで、前仕切り板17
と後仕切り板18とは、ピン19,20,22を頂点と
する三角形において、頂点ピン19の内角が減少するよ
うに折り畳まれる。また、折り畳まれた仕切り棚16の
前仕切り板17を前方に引くと、上述と逆の動作によ
り、前仕切り板17と後仕切り板18とが水平状態に戻
る。
【0015】つぎに、この実施の形態1の動作について
説明する。かご6が仕切り棚16で上下に2分割されて
いる場合には、ピン20,20が第3の嵌合穴13,1
3に挿入され、ピン19、19が図7の(a)に示され
るように仕切り棚16の自重により板バネ12を押し下
げて水平溝10、10内に位置し、ピン21,22が水
平溝10,10内に位置している。そして、ピン22は
スプリング23の付勢力により第1の嵌合穴14内に挿
入されている。この時、前仕切り板17と後仕切り板1
8とは水平状態が保持されて、図5に示されるように、
上下に2分割されたかご6が得られる。そこで、仕切り
棚16上に積載された荷物の荷重はピン19,20,2
1,22を介して側板6dに支えられる。そして、ダム
ウェータの運転中に振動が発生しても、ピン20,20
が第3の嵌合穴13,13に挿入され、さらにはピン2
2が第1の嵌合穴14に挿入されているので、仕切り棚
16が移動することはない。そこで、仕切り棚16が移
動して扉に接触して発生する扉の開閉不良事故を防止で
きる。
【0016】また、大きな荷物を積載する場合には、ま
ず把手22aを動かして第1の嵌合穴14からピン22
を引き抜き、前仕切り板17を後方に押す。この時、ピ
ン19は、図7の(a)に鎖線で示されるように、円弧
溝11内に移動し、板バネ12はその弾性力により円弧
溝11と水平溝10との連結部を塞口するように立ち上
がる。そして、仕切り棚16の折り畳み動作を続ける
と、ピン21,22は、図7の(b)に示されるよう
に、板バネ12に妨げられることなく水平溝10,10
内を後方に移動する。さらに仕切り棚16の折り畳み動
作を続けると、ついにはピン22が第2の嵌合穴15の
位置に到達し、スプリング23の付勢力により第2の嵌
合穴15内に挿入される。そして、仕切り棚16はピン
22と第2の嵌合穴15との係合により折り畳み状態が
保持されて、図6に示すように、仕切られていないかご
6が得られる。そこで、大きな荷物をかご6に積載で
き、ダムウェータの運転中に振動が発生しても、ピン2
2が第2の嵌合穴15に挿入されているので、仕切り棚
16の折り畳み状態が保持され、仕切り棚16が移動し
て積載されている荷物にぶつかることがなく、荷物を損
傷させたり、荷崩れを起こすことがない。ついで、かご
6を上下に2分割する場合には、把手22aを動かして
第2の嵌合穴15からピン22を引き抜き、ピン22が
第1の嵌合穴14の位置に到達し、スプリング23の付
勢力によりピン22が第1の嵌合穴14に挿入されるま
で、前仕切り板17を前方に引けばよい。
【0017】このように、この実施の形態1によれば、
前仕切り棚17と後仕切り板18とをピン19を介して
回動可能に連結して仕切り棚16を構成し、後仕切り板
18の後端部を一対の側板6d,6dの背面板6c側に
ピン20廻りに回動可能に取り付け、ピン21,22を
前仕切り板17の両側端の前端部から側板6d方向にそ
れぞれ延出し、ピン21,22の水平移動を案内する一
対の水平溝10,10を一対の側板6d,6dの内壁面
に相対して設け、ピン19,19の円弧移動を案内する
一対の円弧溝11,11を一対の側板6d,6dの内壁
面に相対して第3の嵌合穴13,13を中心とする円弧
形状に設けているので、前仕切り板17を後方もしくは
前方に移動させることにより、仕切り棚16は折り畳ま
れ、もしくは拡張される。したがって、積載する荷物の
大きさに応じてかご6を簡易に上下に仕切ることができ
るダムウェータのかごが得られる。また、ピン20,2
0が第3の嵌合穴13に挿入されているので、ダムウェ
ータ運転中の仕切り棚16の移動が阻止され、扉の開閉
不良事故の発生を防止できるダムウェータのかごが得ら
れる。
【0018】また、ピン22が前仕切り板17の側端か
ら進退自在に取り付けられ、スプリング23がピン22
を前仕切り板17の側端から側板6d方向に進出する方
向に付勢するように配設され、前仕切り板17と後仕切
り板18とが水平状態にあるときにスプリング23の付
勢力によりピン22が挿入される第1の嵌合穴14が水
平溝10の前端側に設けられ、さらに前仕切り板17と
後仕切り板18とが折り畳まれた状態にあるときにスプ
リング23の付勢力によりピン22が挿入される第2の
嵌合穴15が水平溝10の後端側に設けられているの
で、仕切り棚16の折り畳まれた状態および拡張された
状態が確実に保持される。したがって、ダムウェータ運
転中の仕切り棚16の移動が阻止され、扉の開閉不良事
故の発生や荷物の荷崩れを防止できるダムウェータのか
ごが得られる。
【0019】また、切り欠き17dが前仕切り板17の
前端部にピン22の進退方向に延設され、ピン22に設
けられた把手22aが切り欠き17dから外方に突出す
るように配設されているので、仕切り棚16を折り畳む
際、あるいは拡張する際に、把手22aを持って切り欠
き17dを案内にして移動させることにより、ピン22
を第1および第2の嵌合穴14,15から引く抜きこと
ができ、仕切り棚16の折り畳みあるいは拡張操作が簡
易となる。
【0020】また、水平溝10と円弧溝11との連結部
に板バネ12を取り付けているので、仕切り棚16を折
り畳む際に、水平溝10から円弧溝11へのピン19の
移動がスムーズとなり、仕切り棚16の折り畳み動作を
安定して行える。
【0021】なお、上記実施の形態1では、ピン19,
19により前仕切り板17と後仕切り板18とを回動可
能に連結するものとしているが、ピン19とは別の水平
な軸で両者を回動可能に連結してもよい。また、上記実
施の形態1では、ピン19,19を前仕切り板17の両
側端面の後端部に設けるものとしているが、ピン19,
19は後仕切り板18の両側端面の前端部に設けるもの
としてもよい。
【0022】実施の形態2.図8はこの発明の実施の形
態2に係るダムウェータのかごを示す斜視図であり、図
において背面板6cの内壁面には、水平溝10が形成さ
れている。さらに、背面板6cの内壁面には、円弧溝1
1が形成されている。そして、水平溝10と円弧溝11
との連結部には、板バネ12が配設されている。また、
一方の側板6dの出し入れ口側には、取付板24が立設
されている。さらに、他方の側板6dの内壁面には、仕
切り棚16を支持する支持板25が取り付けられてい
る。水平溝10の後端側および取付板24の相対する位
置には、第3の嵌合穴13,13が設けられている。そ
して、水平溝10の前端側には、第1の嵌合穴14が設
けられ,さらに水平溝10の第3の嵌合穴13の前方に
は、第2の嵌合穴15が設けられている。なお、円弧溝
11は第3の嵌合穴13の穴中心を中心とする円弧形状
に構成されている。
【0023】また、仕切り棚16は前仕切り板17と後
仕切り板18とに2分割され、前仕切り板17と後仕切
り板18とがピン19、19により回動自在に連結され
て、折り畳み自在に構成されている。そして、後仕切り
板18の両側端面の後端部にはそれぞれピン20が立設
されている。また、前仕切り板17の両側端面の後端部
にはそれぞれピン19が立設されている。そして、前仕
切り板17の背面板6c側の側端面の前端部にはピン2
2が上記実施の形態1と同様に進退自在に設けられてい
る。すなわち、このピン22は、一端に把手部22aが
設けられ、他端側に係止片22bが設けられている。そ
して、ピン22は、その他端側が前仕切り板17の側端
面に設けられた貫通孔17aに挿通され、前仕切り板1
7の背面に設けられた支持腕17bの貫通孔17cに挿
通されて、前仕切り板17にその側端面から進退自在に
取り付けられている。また、支持腕17bと係止片22
bとの間にスプリング23が縮設され、ピン22が前仕
切り板17の側端面から突出されるように付勢されてい
る。さらに、ピン22の把手部22aが前仕切り板17
の前端面に設けられた切り欠き17dから突出され、該
把手部22aを切り欠き17dを案内にして動かすこと
により、ピン22の突出量を小さくできるようになって
いる。ここで、ピン19は前仕切り板17と後仕切り板
18とを回動可能に連結する水平な軸および第2のピン
に相当し、ピン20は後仕切り板18を背面板6cと取
付板24とに回動可能に取り付ける水平軸に相当し、ピ
ン22は第1のピンに相当する。
【0024】ついで、この実施の形態2の動作について
説明する。かご6が図8に示されるように仕切り棚16
で上下に2分割されている場合には、ピン20,20が
第3の嵌合穴13,13に挿入され、ピン19が仕切り
棚16の自重により板バネ12を押し下げて水平溝10
内に位置し、ピン22が水平溝10内に位置している。
そして、ピン22はスプリング23の付勢力により第1
の嵌合穴14内に挿入されている。さらに、前仕切り板
17の前端部が支持板25上に載っている。そこで、仕
切り棚16上に積載された荷物の荷重はピン19,2
0,22および支持板25を介して側板6dおよび背面
板6cに支えられる。そして、ダムウェータの運転中に
振動が発生しても、ピン20,20が第3の嵌合穴1
3,13に挿入され、さらにはピン22が第1の嵌合穴
14に挿入されているので、仕切り棚16が移動するこ
とはない。そこで、仕切り棚16が移動して扉に接触し
て発生する扉の開閉不良事故を防止できる。
【0025】また、大きな荷物を積載する場合には、ま
ず把手22aを動かして第1の嵌合穴14からピン22
を引き抜き、前仕切り板17を取付板24の方向に押
す。この時、ピン19は、円弧溝11内に移動し、板バ
ネ12がその弾性力により立ち上がる。そして、仕切り
棚16の折り畳み動作を続けると、ピン22は、板バネ
12に妨げられることなく水平溝10内を水平移動す
る。さらに仕切り棚16の折り畳み動作を続けると、つ
いにはピン22が第2の嵌合穴15の位置に到達し、ス
プリング23の付勢力により第2の嵌合穴15内に挿入
される。そして、仕切り棚16はピン22と第2の嵌合
穴15との係合により折り畳み状態が保持されて、図9
に示すように、仕切られていないかご6が得られる。そ
こで、大きな荷物をかご6に積載でき、ダムウェータの
運転中に振動が発生しても、ピン22が第2の嵌合穴1
5に挿入されているので、仕切り棚16の折り畳み状態
が保持され、仕切り棚16が移動して積載されている荷
物にぶつかることがなく、荷物を損傷させたり、荷崩れ
を起こすことがない。ついで、かご6を上下に2分割す
る場合には、把手22aを動かして第2の嵌合穴15か
らピン22を引き抜き、ピン22が第1の嵌合穴14の
位置に到達し、スプリング23の付勢力によりピン22
が第1の嵌合穴14に挿入されるまで、前仕切り板17
を支持板25の方向に押せばよい。
【0026】したがって、この実施の形態2において
も、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0027】なお、上記各実施の形態では、ピン19,
21,22が水平溝10あるいは円弧溝11内を摺動移
動するものとして説明しているが、これらのピン19,
21,22に例えばローラを装着してもよい。この場
合、ローラが水平溝10あるいは円弧溝11内を回転し
ながら移動し、仕切り棚16の折り畳みあるいは拡張動
作がスムーズに行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るダムウェータ
のかごを示す展開平面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るダムウェータ
のかごにおける仕切り棚を示す斜視図である。
【図3】 図2のIII−III矢視断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係るダムウェータ
のかごにおける仕切り棚の折り畳み動作を説明する側面
図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係るダムウェータ
のかごにおける仕切り棚の拡張状態を示す一部破断斜視
図である。
【図6】 この発明の実施の形態1に係るダムウェータ
のかごにおける仕切り棚の折り畳み状態を示す一部破断
斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態1に係るダムウェータ
のかごにおけるピンの動作を説明する図である。
【図8】 この発明の実施の形態2に係るダムウェータ
のかごにおける仕切り棚の拡張状態を示す斜視図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態2に係るダムウェータ
のかごにおける仕切り棚の折り畳み状態を示す斜視図で
ある。
【図10】 従来のダムウェータを示す模式構成図であ
る。
【図11】 従来のダムウェータのかごを示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
6 かご、6c 背面板、6d 側板、10 水平溝、
11 円弧溝、14第1の嵌合穴、15 第2の嵌合
穴、16 仕切り棚、17 前仕切り板、17d 切り
欠き、18 後仕切り板、19 ピン(水平な軸、第2
のピン)、20ピン(水平軸)、21、22 ピン(第
1のピン)、22a 把手、24 取付板、25 支持
板。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面側を出し入れ口とし、扉により該出
    し入れ口を開閉するダムウェータのかごにおいて、後端
    部が一対の側板の背面板側に水平軸廻りに回動可能に取
    り付けられた後仕切り板と、後端部が前記後仕切り板の
    前端部に水平な軸廻りに回動可能に取り付けられた前仕
    切り板と、前記前仕切り板の両側端の前端部から前記側
    板方向にそれぞれ延出された一対の第1のピンと、前記
    前仕切り板の両側端の後端部もしくは前記後仕切り板の
    両側端の前端部から前記側板方向にそれぞれ延出された
    一対の第2のピンと、前記一対の側板の内壁面に相対し
    て設けられて前記一対の第1のピンの水平移動を案内す
    る一対の水平溝と、前記一対の側板の内壁面に相対して
    前記水平軸を中心とする円弧形状に設けられて前記一対
    の第2のピンの円弧移動を案内する一対の円弧溝とを備
    えたことを特徴とするダムウェータのかご。
  2. 【請求項2】 一対の第1のピンの一方の第1のピンが
    前仕切り板の側端から進退自在に取り付けられ、スプリ
    ングが前記一方の第1のピンを前記前仕切り板の側端か
    ら側板方向に進出する方向に付勢するように配設され、
    前記前仕切り板と後仕切り板とが水平状態にあるときに
    前記スプリングの付勢力により前記一方の第1のピンが
    挿入される第1の嵌合穴が前記一方の第1のピンの水平
    移動を案内する水平溝の前端側に設けられ、さらに前記
    前仕切り板と前記後仕切り板とが水平な軸を中心として
    折り畳まれた状態にあるときに前記スプリングの付勢力
    により前記一方の第1のピンが挿入される第2の嵌合穴
    が前記一方の第1のピンの水平移動を案内する前記水平
    溝の後端側に設けられていることを特徴とする請求項1
    記載のダムウェータのかご。
  3. 【請求項3】 切り欠きが前仕切り板の前端部に一方の
    第1のピンの進退方向に延設され、前記一方の第1のピ
    ンに設けられた把手が前記切り欠きから外方に突出する
    ように配設されていることを特徴とする請求項2記載の
    ダムウェータのかご。
  4. 【請求項4】 前面側を出し入れ口とし、扉により該出
    し入れ口を開閉するダムウェータのかごにおいて、後端
    部が一方の側板の前記出し入れ口側に立設された取付板
    と背面板とに水平軸廻りに回動可能に取り付けられた後
    仕切り板と、後端部が前記後仕切り板の前端部に水平な
    軸廻りに回動可能に取り付けられた前仕切り板と、前記
    前仕切り板の側端の前端部から前記背面板方向に延出さ
    れた第1のピンと、前記前仕切り板の側端の後端部もし
    くは前記後仕切り板の側端の前端部から前記背面板方向
    に延出された第2のピンと、前記背面板の内壁面に設け
    られて前記第1のピンの水平移動を案内する水平溝と、
    前記背面板の内壁面に前記水平軸を中心とする円弧形状
    に設けられて前記第2のピンの円弧移動を案内する円弧
    溝と、他方の側板の内壁面に設けられて前記後仕切り板
    と水平状態にある前記前仕切り板の前端部を支持する支
    持板とを備えたことを特徴とするダムウェータのかご。
JP25102695A 1995-09-28 1995-09-28 ダムウェータのかご Pending JPH0986836A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111252647A (zh) * 2020-03-11 2020-06-09 长沙宁湖机械设备有限公司 一种三厢双层停靠式电梯

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111252647A (zh) * 2020-03-11 2020-06-09 长沙宁湖机械设备有限公司 一种三厢双层停靠式电梯
CN111252647B (zh) * 2020-03-11 2021-09-03 天津优视津阳金属制品有限公司 一种三厢双层停靠式电梯

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