JPH098655A - 周波数シンセサイザー - Google Patents

周波数シンセサイザー

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JPH098655A
JPH098655A JP7149976A JP14997695A JPH098655A JP H098655 A JPH098655 A JP H098655A JP 7149976 A JP7149976 A JP 7149976A JP 14997695 A JP14997695 A JP 14997695A JP H098655 A JPH098655 A JP H098655A
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JP
Japan
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output
signal
charge pump
input
input nand
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Application number
JP7149976A
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English (en)
Inventor
Masaru Kokubo
優 小久保
Kazuyuki Hori
一行 堀
Hiroshi Kishida
浩 岸田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】閉ループ帯域周波数を可変にすることにより、
高速収束と帯域外雑音を抑圧した安定な発振とを切り替
えることのできるPLL周波数シンセサイザーを提供す
る。 【構成】2種類の位相比較器(オーバーラップ出力位相
比較器6とノンオーバーラップ出力位相比較器7)とそ
れぞれの位相比較器により駆動される第1および第2の
のチャージポンプ8,9とチャージポンプの出力を平滑
化するループフィルタ3とループフィルタ3の出力によ
り発振周波数を制御されるVCO5と予め与えられた分
周数に応じてVCO5出力を分周するプログラマブル分
周器4から構成され、プログラマブル分周器4の出力が
2つの位相比較器6,7の入力となり、基準信号との位
相比較が行われるよう構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動通信端末のような
小型な局部発振回路が必要となる通信装置の発振回路に
関し、特に高速で周波数切り替えが要求され、しかも、
帯域外雑音等を十分に抑圧して、安定な発振が必要なデ
ジタル方式移動通信端末等の発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に、従来のPLL(Phase Locked L
oop)を用いた周波数シンセサイザーを示す。PLLを
用いた周波数シンセサイザーは、基準信号と電圧制御発
振器5(VCO)の出力をプログラマブル分周器4にて
分周した出力との位相を比較する位相比較器1と、位相
比較結果を注入電流または引込み電流に変換するチャー
ジポンプ2と、閉ループ帯域を決定するループフィルタ
3と、ループフィルタ3の出力により発振周波数を制御
される電圧制御発振器5とから構成される。PLLを用
いた周波数シンセサイザーは高い周波数分解能が得られ
るので、携帯用無線端末の内部発振器として数多く適用
されている。
【0003】一方、近年の携帯電話等の需要増加に対応
して、無線端末の通話可能回線数を増加させる必要があ
る。そこで、周波数利用効率を増加させるために時分割
多重通信方式(TDMA)が開発されている。TDMA
を適用した無線端末の場合、PLLを用いた周波数シン
セサイザーは、各タイムスロット毎に異なる発振周波数
を発振する必要があるため、高速な周波数切り替えが要
求される。
【0004】しかし、従来のPLLを用いた周波数シン
セサイザーは、チャージポンプ2とループフィルタ3に
よる大きな時定数が存在し、周波数切り替え時間を制約
する要因となっている。周波数切り替え時間を短縮する
ため、チャージポンプ2の電流を大きく設定して、ルー
プフィルタ3による時定数を小さく設定すると、基準信
号との比較動作により発生するスプリアス成分が増大す
る等の問題が発生する。これに対し、RF Desig
n '93年2月号 の “A Flexible Fractional-N Fre
quency Synthesizer for Digital RF Communication"
(Jonathan Stilwell)に示されるような、周波数切り
替え後の一定時間の間はチャージポンプ2の電流を大き
く設定し、一定時間後に小さなチャージポンプ電流に変
更する方式や特開平5−276031号に示されるよう
にループ状態検出回路を用いてチャージポンプ2の電流
値を切り替える方式等が提案されている。
【0005】しかしながら、これら方式では、チャージ
ポンプ2の電流を切り替えるときに不連続な周波数の飛
びが観測される。かかる不連続な周波数の飛びの原因と
しては、チャージポンプの電流を切り替える際に用いて
いるスイッチ等のフィードスルー雑音やリーク電流によ
る定常位相誤差の急激な変化が原因として考えられる。
従来のPLLを用いた周波数シンセサイザーにおいて
は、不連続な周波数の飛びがバーストフレーム内の位相
変動をもたらすため、送信系の安定性を評価する項目で
ある変調精度を劣化させる等の課題が存在する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】PLLを用いた周波数
シンセサイザーにおいて、発振周波数の安定性と周波数
切り替え時間の短縮は互いに矛盾する課題である。上述
した従来のPLLを用いた周波数シンセサイザーでは、
チャージポンプの電流を切り替える際に不連続な周波数
の飛びが発生する。したがって、本発明の解決課題は、
チャージポンプの電流をPLL周波数シンセサイザーの
収束位相からのずれである位相誤差に応じて制御し、不
連続な周波数の飛びを発生させることなく、周波数切り
替え時に大きな電流値をチャージポンプから発生させ、
収束後の位相誤差が小さくなったときは小さな電流値を
チャージポンプから発生させる周波数シンセサイザーを
実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】チャージポンプの電流を
変化させる手段として周波数切り替え時に発振周波数の
不連続な飛びが発生するスイッチ等の非線形素子を用い
ず、連続的な電流変化を実現する方法として、オーバー
ラップ出力位相比較器とノンオーバーラップ出力位相比
較器とを組合せ、各位相比較器にそれぞれ対応したチャ
ージポンプを駆動させることにより、上述した課題を解
決することが可能となる。ここで、オーバーラップ出力
位相比較器は、収束後、2つの入力信号間の位相差がほ
ぼ零になった場合でも、ある一定幅を持った制御信号が
出力される回路構成とする。一方、ノンオーバーラップ
出力位相比較器は、収束後、2つの入力信号間の位相差
がゼロになった場合、制御信号が出力されない回路構成
とする。
【0008】具体的には、外部から指定された任意の分
周数にて電圧制御発振器の出力を分周する分周器と、分
周器の出力の位相と任意の基準信号の位相とを比較する
位相比較器と、位相比較器からの第1の制御信号によっ
て制御される第1のチャージポンプと、位相比較器から
の第2の制御信号によって制御される第2のチャージポ
ンプと、第1のチャージポンプの出力と第2のチャ−ジ
ポンプの出力とを結合した信号を帯域制限するループフ
ィルタとから周波数シンセサイザを構成し、電圧制御発
振器がその発振周波数をループフィルタの出力にて制御
され、第1の制御信号が第1のチャージポンプを高い電
圧へ制御する信号と低い電圧へ制御する信号とを同時に
発生する状態を有し、第2の制御信号が第2のチャージ
ポンプを高い電圧へ制御する信号と低い電圧へ制御する
信号のどちらか一方だけを発生することにより、上述し
た課題を解決することができる。
【0009】また、外部から指定された任意の分周数に
て電圧制御発振器の出力を分周する分周器と、分周器の
出力の位相と任意の基準信号の位相とを比較する第1の
位相比較器と、分周器の出力の位相と上記基準信号の位
相とを比較する第2の位相比較器と、第1の位相比較器
の出力によって制御される第1のチャージポンプと、第
2の位相比較器の出力によって制御される第2のチャー
ジポンプと、第1のチャージポンプの出力と第2のチャ
ージポンプの出力とを結合した信号を帯域制限するルー
プフィルタとから周波数シンセサイザーを構成し、電圧
制御発振器がその発振周波数をループフィルタの出力に
て制御され、第1の位相比較器が第1のチャージポンプ
を高い電圧へ制御する信号と低い電圧へ制御する信号と
を同時に発生する状態を有し、第2の位相比較器が第2
のチャージポンプを高い電圧へ制御する信号と低い電圧
へ制御する信号のどちらか一方だけを発生することによ
っても、上記解決課題に対処することができる。
【0010】
【作用】図11に、周波数切り替え時のチャージポンプ
の電流と位相誤差の関係を示す。図11の横軸は、周波
数切り替え時点を基準とした時間を示し、縦軸は、上段
が位相誤差を、下段がチャージポンプの電流値を示す。
【0011】オーバーラップ出力位相比較器は、2つの
入力信号間の位相誤差にかかわらず一定幅の制御信号が
出力されるので、オーバーラップ出力位相比較器からの
出力に対応して駆動されるチャージポンプの電流値は、
周波数切り替え後の収束動作時でも収束後の安定動作時
でも一定の値(Ic1)となる。一方、ノンオーバーラ
ップ出力位相比較器は、位相誤差がノンオーバーラップ
幅以内に収束すれば(T1以後)、制御信号が出力され
なくなるので、ノンオーバーラップ出力位相比較器から
の出力に対応して駆動されるチャージポンプの電流値
は、T1以前のIc2から急激に減少し零となる。
【0012】上記各位相比較器にそれぞれ対応した2つ
のチャージポンプは結合して動作させるため、ループフ
ィルタに供給される全体の電流値は各チャージポンプか
ら出力されるそれぞれの電流値の和として表される。し
たがって、各チャージポンプからループフィルタに供給
される全体の電流値は、周波数切り替え時の収束動作状
態ではIc1+Ic2,収束後の安定動作状態ではIc
1とすることができる。これにより、スイッチ等の非線
形素子を用いず、連続的な電流変化が実現できるので、
上述したようなチャージポンプの電流値を切り替えたと
きの不連続な周波数の飛びを防止することができる。
【0013】
【実施例】以下に、図1から図12を用いて、本発明の
詳細な実施例を説明する。
【0014】図1は、オーバーラップ出力位相比較器と
ノンオーバーラップ出力位相比較器の2つの位相比較器
を用いた周波数シンセサイザーの構成を示す。
【0015】本発明の周波数シンセサイザーは、2種類
の位相比較器(オーバーラップ出力位相比較器6とノン
オーバーラップ出力位相比較器7)と、それぞれの位相
比較器により駆動される第1および第2ののチャージポ
ンプ8,9と、チャージポンプの出力を平滑化するルー
プフィルタ3と、ループフィルタ3の出力により発振周
波数を制御されるVCO5と、予め与えられた分周数に
応じてVCO5出力を分周するプログラマブル分周器4
とから構成され、上記プログラマブル分周器4の出力が
上記2つの位相比較器6,7の入力となり、基準信号と
の位相比較が行われるよう構成される。
【0016】次に、本発明の周波数シンセサイザーの動
作について説明する。
【0017】基準信号は、オーバーラップ出力位相比較
器6とノンオーバーラップ出力位相比較器7に供給され
る。基準信号はPLLを用いた周波数シンセサイザーの
設定できる周波数間隔を決めるもので、例えば、セルラ
方式自動車電話では25kHzが用いられている。基準
信号を発生する方法は、水晶振動子などの安定な発振源
から任意の整数の分周数により分周して生成する方式が
適当である。
【0018】オーバーラップ出力位相比較器6の構成例
を図3に示す。この構成は従来よりよく知られており、
特公平5−63048の第1図や特公昭58−4393
2の第1図に示されている。オーバーラップ出力位相比
較器6は、基準信号をINPUT1端子から入力され、
プログラマブル分周器の出力である比較信号をINPU
T2端子から入力される。さらに、INPUT1は、2
つのNAND(2入力NAND10−1,3入力NAN
D11−1)で構成される第1のラッチ回路に入力され
る。また、同様に、INPUT2は、2つのNAND
(2入力NAND10−6,3入力NAND11−2)
で構成される第2のラッチ回路に入力される。
【0019】オーバーラップ出力位相比較器6は、IN
PUT1を入力とする第1のラッチ回路と、INPUT
2を入力とする第2のラッチ回路と、上記第1のラッチ
回路の一方の出力P02を入力とする第3のラッチ回路
を構成する2つの2入力NAND10−2,10−3
と、上記第2のラッチ回路の一方の出力P05を入力と
する第4のラッチ回路を構成する2つの2入力NAND
10−4,10−5と、上記第1から第4までのラッチ
回路の出力P01,P02,P05,P06を入力とす
る4入力NAND12−1と、該4入力NAND12−
1の出力を一定の時間遅延させる遅延回路13とから構
成され、該遅延回路13の出力P04が上記第3および
第4のラッチ回路の他方の入力となっている。
【0020】オーバーラップ出力位相比較器6は、IN
PUT1がINPUT2よりも位相が早い場合、第1の
ラッチ回路の出力OUT1からVCOの周波数を高くさ
せるチャージポンプ駆動信号(UP信号)を出力し、I
NPUT1がINPUT2よりも位相が遅い場合、第2
のラッチ回路の出力OUT2からVCOの周波数を低く
させるチャージポンプ駆動信号(DN信号)を出力す
る。
【0021】第6図はオーバーラップ出力位相比較器6
の動作タイムチャートを示す。図6の動作タイムチャー
トにおいて、最初の部分はINPUT1の立ち下がりが
INPUT2の立ち下がりに対して早い位相で遷移する
場合について示し、2番目の部分はINPUT1の位相
とINPUT2の位相とが一致した場合について示し、
3番目の部分はINPUT1の立ち下がりがINPUT
2の立ち下がりに対して遅い位相で遷移する場合につい
て示している。
【0022】まず、最初の部分を用いて、INPUT1
の立ち下がりがINPUT2の立ち下がりに対して早い
位相で遷移する場合について説明する。INPUT1が
HighからLowに遷移すると、NAND10−1の
出力P02がHighとなる。また、INPUT2がH
ighからLowに遷移すると、NAND10−6の出
力P05がHighとなる。P02とP05がHigh
に遷移すると4入力NAND12−1の出力がLowと
なり、遅延回路13による遅延時間後にP04がLow
となり、第3および第4のラッチ出力P01,P06は
LowからHighに遷移する。
【0023】オーバーラップ出力位相比較器6のUP信
号であるOUT1は3つの信号P01,P02,P04
が入力となっているNAND11−1の出力であるの
で、INPUT1の立ち下がり時点から遅延回路13の
出力P04がLowに遷移するまでの間、Lowとな
る。したがって、OUT1はINPUT1とINPUT
2の位相差に相当する時間と遅延回路13の遅延時間の
和の間、Lowとなる。
【0024】一方、オーバーラップ出力位相比較器6の
DN信号であるOUT2は3つの信号P04,P05,
P06が入力となっているNAND11−2の出力であ
るので、INPUT2の立ち下がり時点から遅延回路1
3の出力P04がLowに遷移するまでの間、Lowと
なる。したがって、OUT2は遅延回路13の遅延時間
だけ、Lowとなる。
【0025】次に、図6のタイムチャートの中央部分に
示すINPUT1とINPUT2との位相が一致した場
合は、NAND10−1とNAND10−6の出力P0
2,P05は同時にHighとなる。その結果、OUT
1およびOUT2は同時にLowとなる。さらに、同じ
タイミングにおいて、P01,P02,P05,P06
が入力する4入力NAND12−1はLowに遷移す
る。4入力NAND12−1は遅延回路13により一定
時間遅延させられたのち、P04はLowとなる。P0
4により、第3および第4のラッチ回路の出力はLow
となるので、OUT1とOUT2は再びHighに遷移
する。
【0026】以上をまとめると、INPUT1とINP
UT2との位相が一致した場合、オーバーラップ位相比
較器6の出力OUT1,OUT2はともに、INPUT
1またはINPUT2の立上り時点を起点に遅延回路1
3の遅延時間だけLowとなる。
【0027】最後に、INPUT1の立ち下がりがIN
PUT2の立ち下がりに対して遅い位相で遷移する場合
は、INPUT1の立ち下がりがINPUT2の立ち下
がりに対して早い位相で遷移する場合の逆の動作とな
り、OUT2がINPUT1とINPUT2の位相差に
相当する時間と遅延回路13の遅延時間の和の間、Lo
wとなり、OUT1は遅延回路13の遅延時間だけ、L
owとなる。
【0028】図4は、ノンオーバーラップ出力位相比較
器7の構成例を示す。ノンオーバーラップ位相比較器7
は、オーバーラップ出力位相比較器6と同様に、基準信
号をINPUT1端子から入力され、プログラマブル分
周器4の出力である比較信号をINPUT2端子から入
力される。さらに、INPUT1は、2つのNAND
(2入力NAND10−7,3入力NAND11−3)
で構成される第5のラッチ回路に入力される。また、同
様に、INPUT2は、2つのNAND(2入力NAN
D10−12,3入力NAND11−4)で構成される
第6のラッチ回路に入力される。
【0029】ノンオーバーラップ出力位相比較器7は、
オーバーラップ出力位相比較器6の構成に対し、遅延回
路13が存在せず、位相比較出力(OUT3,OUT
4)に抵抗(14−1,14−2)およびコンデンサ
(15−1,15−2)による低域通過フィルタを接続
したものである。オーバーラップ出力位相比較器7のU
P信号はOUT3X,DN信号はOUT4Xである。以
上をまとめると、INPUT1を入力とする第5のラッ
チ回路と、INPUT2を入力とする第6のラッチ回路
と、上記第5のラッチ回路の一方の出力P12を入力と
する第7のラッチ回路を構成する2つの2入力NAND
10−8,10−9と、上記第6のラッチ回路の一方の
出力P15を入力とする第8のラッチ回路を構成する2
つの2入力NAND10−10,10−11と、上記第
5から第8までのラッチ回路の出力P11,P12,P
15,P16を入力とする4入力NAND12−2と、
第5のラッチ回路の出力OUT3に接続される低域フィ
ルタを構成する抵抗14−1とコンデンサ15−1と、
第6のラッチ回路の出力OUT4に接続される低域フィ
ルタを構成する抵抗14−2とコンデンサ15−2とか
ら構成され、上記4入力NAND12−2の出力P14
が上記第7および第8のラッチ回路の他方の入力となっ
ている。
【0030】第7図はノンオーバーラップ出力位相比較
器7の動作タイムチャートを示す。まず、最初の部分を
用いて、INPUT1の立ち下がりがINPUT2の立
ち下がりに対して早い位相で遷移する場合について説明
する。INPUT1がHighからLowに遷移する
と、NAND10−7の出力P12がHighとなる。
また、INPUT2がHighからLowに遷移する
と、NAND10−12の出力P15がHighとな
る。P12とP15がHighに遷移すると4入力NA
ND12−2の出力P14がLowとなり、第7および
第8のラッチ出力P11,P16はLowからHigh
に遷移する。
【0031】次に、OUT3は3つの信号P11,P1
2,P14が入力となっているNAND11−3の出力
であるので、INPUT1の立ち下がり時点からNAN
D12−2の出力P14がLowに遷移するまでの間、
Lowとなる。したがって、OUT3はINPUT1と
INPUT2の位相差に相当する時間の間、Lowとな
る。
【0032】一方、OUT4は3つの信号P14,P1
5,P16が入力となっているNAND11−4の出力
であるので、INPUT2の立ち下がり時点からNAN
D12−2の出力P14がLowに遷移するまでのごく
僅かの間、Lowとなる。この時間はトランジスタの動
作速度に依存するが、現状では約1ナノ秒程度である。
次に、OUT4に接続した低域フィルタにより、上記
1ナノ秒程度の波形に対し、Highを維持するように
波形整形を行う。これは低域フィルタを構成する抵抗1
4−2とコンデンサ15−2による時定数を上記INP
UT2の立ち下がり時点からNAND12−2の出力P
14がLowに遷移するまでのごく僅かの間(約1ナノ
秒)以上に設定することにより、それらの信号が伝達さ
れない方法を用いるのが簡便である。その結果、OUT
4XにはOUT4に示されるごく僅かな波形遷移が発生
しない。
【0033】次に、図7のタイムチャートの中央部分に
示すINPUT1とINPUT2との位相が一致した場
合は、INPUT1またはINPUT2の立ち下がりを
起点にしてNAND12−2の出力P14がLowに遷
移するまでのごく僅かの時間の波形遷移がOUT3とO
UT4が現れる。これらも、上記抵抗14−2とコンデ
ンサ15−2による低域フィルタと抵抗14−1とコン
デンサ15−1による低域フィルタにより波形整形さ
れ、OUT3XおよびOUT4Xには現れない。
【0034】最後に、INPUT1の立ち下がりがIN
PUT2の立ち下がりに対して遅い位相で遷移する場合
も、同様に、OUT3に発生するごく僅かな波形遷移を
上記抵抗14−1とコンデンサ15−1による低域フィ
ルタにより波形整形され、OUT3Xには発生しない。
【0035】次に、ノンオーバーラップ出力位相比較器
7の2つの出力OUT3X,OUT4Xをオーバーラッ
プ位相比較器6の出力OUT1とOUT2を利用して生
成する実施例(オーバーラップ/ノンオーバーラップ出
力位相比較器)を、図5に示す。
【0036】オーバーラップ/ノンオーバーラップ出力
位相比較器は、2入力NAND10−1〜10−6と3
入力NAND11−1,11−2と4入力NAND12
−1と遅延回路13とから構成されるオーバーラップ出
力位相比較器6、と上記3入力NAND11−1に接続
される論理否定素子(INV)16−1と、上記3入力
NAND11−2に接続されるINV16−4と、上記
NAND10−1とNAND10−6の出力P02,P
05を入力とするNAND10−13と、NAND10
−13の出力をタイミング調整するためのINV16−
2,16−3と、上記INV16−1の出力と上記IN
V16−3の出力と上記NAND11−2の出力を入力
とするNAND11−3と、上記INV16−4の出力
と上記INV16−3の出力と上記NAND11−1の
出力を入力とするNAND11−4とから構成される。
【0037】次に、オーバーラップ/ノンオーバーラッ
プ出力位相比較器の動作について説明する。図8に、オ
ーバーラップ/ノンオーバーラップ出力位相比較器の動
作タイムチャートを示す。INPUT1からOUT2ま
でのオーバーラップ制御信号は、図6に示すINPUT
1以下に示す波形と同じである。ノンオーバーラップ制
御信号OUT3X,OUT4Xは、次のように生成され
る。INV16−3の出力であるP08は、NAND1
0−1の出力P02とNAND10−6の出力P05と
の論理積の否定であるので、図8に示すようにオーバー
ラップ部分をマスクできる信号となる。したがって、ノ
ンオーバーラップ制御信号OUT3XはP09とOUT
2とP08の論理積の否定から得られ、OUT4XはP
10とOUT1とP08の論理積の否定から得られる。
その結果、図8に示すようなノンオーバーラップ制御信
号が発生できる。
【0038】このように、オ−バラップ出力位相比較器
をノンオーバラップ出力位相比較器の一部としてとりこ
み、オーバーラップ出力位相比較器から出力される制御
信号を利用してノンオーバーラップ制御信号OUT3
X,OUT4Xを生成することにより、オ−バラップ出
力位相比較器とノンオーバラップ出力位相比較器を別々
に設けるよりも簡易な構成にて実現することができる。
【0039】次に、チャージポンプの構成例について説
明する。図9は、電流源を用いたチャージポンプの構成
を示す図面である。チャージポンプは、2つの電流源1
7,18と2つの負論理でオンするスイッチ19−1,
19−2から構成される。
【0040】オーバーラップ出力またはノンオーバーラ
ップ出力の位相比較器6,7からのUP信号はUP信号
端子に入力され、スイッチ19−1をオン/オフする。
また、オーバーラップ出力またはノンオーバーラップ出
力の位相比較器6,7からのDN信号はDN信号端子に
入力され、スイッチ19−2をオン/オフする。ここで
は、UP信号およびDN信号は負論理で接続されている
ため、それぞれの信号がLowの時にオンし、High
の場合はオフするものとする。
【0041】UP信号がLowとなりスイッチ19−1
がオンすると、ループフィルタに接続される端子Doに
電流源17が接続され、一定の電流Icpがループフィ
ルタに注入される。また、DN信号がLowとなりスイ
ッチ19−2がオンすると、上記Doに電流源18が接
続され、一定の電流Icnがループフィルタから引込ま
れる。オーバーラップ出力位相比較器6の場合、UP信
号とDN信号が同時にLowとなるが、その時は2つの
スイッチ19−1,19−2がともにオンすることとな
る。そのため、ループフィルタ3にはIcp−Icnと
なる電流が供給される。一般に、2つの電流源の電流値
はほぼ等しく設定するため、UP信号とDN信号が同時
にLowとなった場合の電流は零となる。
【0042】図1の実施例の場合、2つのチャージポン
プ8,9が用いられるが、その構成は、図9に示す構成
と同一であるが、ループ利得を変化させるため、電流源
の電流値がチャージポンプ8とチャージポンプ9とでは
異なる値を用いている。この実施例では第1のチャージ
ポンプの電流値をIc1,第2のチャージポンプの電流
値をIc2とする。周波数切り替え時の高速収束を実現
するため、Ic2>Ic1となることが望ましいが、収
束時の安定性も考慮に入れて電流値を設定する必要があ
る。
【0043】図10は、ループフィルタ3の構成を示
す。この実施例では閉ループ全体が3次ループとなる回
路構成を用いたが、この例にとらわれることなく、必要
な次数のループフィルタを構成することが可能である。
【0044】ループフィルタ3は第1および第2のチャ
ージポンプ8,9の電流供給端子DoとGNDの間に接
続されるキャパシタ(C1)26と、同じくDoとGN
D間に接続された抵抗(R1)21とキャパシタ(C
2)22とから構成される。このループフィルタ3の伝
達関数は、(数1)に示される。
【0045】
【数1】
【0046】このループフィルタ3を用いたときの閉ル
ープ利得が0dBとなる閉ループ帯域周波数は(数2)
によって示される。
【0047】
【数2】
【0048】(数2)から閉ループ帯域周波数はチャー
ジポンプの電流値に比例するので、この電流値を可変す
ることにより、短い収束時間にて、安定なPLL周波数
シンセサイザーを実現することができる。
【0049】図1に示す実施例ではオーバーラップ出力
位相比較器6とノンオーバーラップ出力位相比較器7と
がそれぞれ第1のチャージポンプ8と第2のチャージポ
ンプ9とを制御する構成のため、PLL周波数シンセサ
イザーの周波数が切り替えられた後の動作は以下のよう
になる。
【0050】まず、周波数が切り替えられた後の未収束
の段階ではオーバーラップ出力位相比較器6とノンオー
バーラップ出力位相比較器7ともにUP信号、DN信号
を発生するのでループフィルタ3に供給される電流値は
Ic1+Ic2となり、閉ループ帯域周波数は、(数
3)となる。
【0051】
【数3】
【0052】次に、閉ループによる収束動作が行われ、
2つの位相比較器6,7における位相誤差が小さくな
り、ノンオーバーラップ出力位相比較器7のノンオーバ
ーラップ幅に接近した場合について説明する。図11は
収束過程における位相誤差とその時点に対応したチャー
ジポンプから供給される電流値を示す。ノンオーバーラ
ップ出力位相比較器7のノンオーバーラップ幅よりも小
さい位相誤差(T1)の条件では、ノンオーバーラップ
出力位相比較器7の制御信号は発生しなくなる。したが
って、第2のチャージポンプ9からループフィルタ3に
供給される電流値は収束開始直後の位相誤差が大きいと
きのIc1+Ic2から減少しIc1となる。その結
果、閉ループ帯域周波数は(数4)となり、狭帯域化に
よる帯域外雑音の抑圧が可能となり、安定なPLL周波
数シンセサイザーの発振を行うことができる。
【0053】
【数4】
【0054】最後に、本発明に関する周波数シンセサイ
ザーを用いた無線通信端末装置の構成例について説明す
る。無線通信端末装置は送信回路24と受信回路26と
分波器27とアンテナ28と周波数シンセサイザー25
とそれらを制御する制御回路23から構成される。
【0055】制御回路23は受信回路26にて受信した
データをもとに、無線通信装置の状態を制御するととも
に、周波数シンセサイザーに発振する周波数を指示す
る。周波数シンセサイザー25は指示された発振周波数
を送信回路24および受信回路26に供給する。送信回
路24は周波数シンセサイザー25から与えられた発振
周波数をもとに、制御回路からの送信信号を変調した送
信波を発生し、分波器27にて不要周波数成分を抑圧し
たのち、アンテナ28から送信される。
【0056】また、アンテナ28から受信した信号は分
波器27にて不要信号成分の抑圧後、受信回路26に入
力される。受信回路26は上記周波数シンセサイザー2
5からの信号を用いて受信信号を復調し、復号結果を制
御回路23に出力する。
【0057】制御回路23は送受信された信号から、所
望のデータを音声や画像に変換し、出力する。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、チャージポンプからル
ープフィルタに供給される電流値がPLL周波数シンセ
サイザーの閉ループの収束状況である位相誤差に応じて
変化させることができるので、位相誤差が大きくなる周
波数を切り替えた後の収束過程では、チャージポンプか
らループフィルタに供給される電流値を大きく設定し、
広い閉ループ帯域周波数により高速の収束が可能とな
り、また、位相誤差が小さく、収束がほぼ終了する時点
では、チャージポンプからループフィルタに供給される
電流値がノンオーバーラップ出力位相比較器による制御
が停止するので自動的に小さくなり、不連続な周波数の
飛びを発生させることなく狭い閉ループ帯域周波数によ
り帯域外雑音を抑圧した安定な発振に移行することがで
きる。
【0059】オーバーラップ出力位相比較器をノンオー
バーラップ出力位相比較器の一部としてとりこみ、オー
バーラップ出力を利用してノンオーバーラップ出力を得
ることにより、上記効果を簡易な構成により達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関するPLL周波数シンセサイザーの
実施例を示す図。
【図2】従来のPLL周波数シンセサイザーを示す図。
【図3】オーバーラップ出力位相比較器の構成例を示す
図。
【図4】ノンオーバーラップ出力位相比較器の構成例を
示す図。
【図5】オーバーラップ/ノンオーバーラップ出力位相
比較器の構成例を示す図。
【図6】オーバーラップ出力位相比較器の動作タイムチ
ャートを示す図。
【図7】ノンオーバーラップ出力位相比較器の動作タイ
ムチャートを示す図。
【図8】オーバーラップ/ノンオーバーラップ出力位相
比較器の動作タイムチャートを示す図。
【図9】チャージポンプの構成例を示す図。
【図10】ループフィルタの構成例を示す図。
【図11】周波数切り替え時の位相誤差収束とチャージ
ポンプ電流値の変化を示す図。
【図12】周波数シンセサイザーを用いた無線通信装置
を示す図。
【符号の説明】
1…位相比較器、2…チャージポンプ、3…ループフィ
ルタ、4…プログラマブル分周器、5…電圧制御発振
器、6…オーバーラップ出力位相比較器、7…ノンオー
バーラップ出力位相比較器、8…第1のチャージポン
プ、9…第2のチャージポンプ、10−1〜10−13
…2入力NAND、11−1〜11−4…3入力NAN
D、12−1〜12−2…4入力NAND、13…遅延
回路、14−1〜14−2…抵抗、15−1〜15−2
…キャパシタ、16−1〜16−4…INV、17,1
8…電流源、19−1〜19−2…スイッチ、20,2
2…キャパシタ、21…抵抗、23…制御回路、24…
送信回路、25…周波数シンセサイザー、26…受信回
路、27…分波器、28…アンテナ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部から指定された任意の分周数にて電圧
    制御発振器の出力を分周する分周器と、該分周器の出力
    の位相と任意の基準信号の位相とを比較する位相比較器
    と、上記位相比較器からの第1の制御信号によって制御
    される第1のチャージポンプと、上記位相比較器からの
    第2の制御信号によって制御される第2のチャージポン
    プと、上記第1のチャージポンプの出力と上記第2のチ
    ャージポンプの出力とを結合した信号を帯域制限するル
    ープフィルタとからなり、上記電圧制御発振器は、その
    発振周波数を上記ループフィルタの出力にて制御され、
    上記第1の制御信号が、上記第1のチャージポンプを高
    い電圧へ制御する信号と低い電圧へ制御する信号とを同
    時に発生する状態を有し、上記第2の制御信号が、上記
    第2のチャージポンプを高い電圧へ制御する信号と低い
    電圧へ制御する信号のどちらか一方だけを発生すること
    を特徴とする周波数シンセサイザー。
  2. 【請求項2】前記位相比較器が、前記分周器の出力と前
    記基準信号とを入力とし前記第1の制御信号を出力する
    第1の位相比較部と、前記分周器の出力と前記基準信号
    とを入力とし該第1の位相比較部を包含し前記第1の制
    御信号を利用して前記第2の制御信号を出力する第2の
    位相比較部とからなることを特徴とする請求項1記載の
    周波数シンセサイザー。
  3. 【請求項3】前記基準信号を入力とする第1の2入力N
    ANDと第1の3入力NANDとで構成された第1のラ
    ッチ回路と、前記分周器の出力を入力とする第2の2入
    力NANDと第2の3入力NANDとで構成された第2
    のラッチ回路と、上記第1の2入力NANDの出力を入
    力とする第3の2入力NANDと第4の2入力NAND
    とで構成された第3のラッチ回路と、上記第2の2入力
    NANDの出力を入力とする第5の2入力NANDと第
    6の2入力NANDとで構成された第4のラッチ回路
    と、上記第1の2入力NANDの出力と上記第2の2入
    力NANDの出力と上記第3の2入力NANDの出力と
    第5の2入力NANDの出力を入力とする4入力NAN
    Dと、該4入力NANDの出力を遅延させる第1の遅延
    回路とからなり、該第1の遅延回路の出力と上記第3の
    2入力NANDの出力を第1の3入力NANDの入力と
    し、上記第1の遅延回路の出力と上記第5の2入力NA
    NDの出力を第2の3入力NANDの入力とし、上記第
    1の遅延回路の出力を上記第4の2入力NANDの入力
    と上記第6の2入力NANDの入力とし、さらに、上記
    第1の2入力NANDの出力と上記第2の2入力NAN
    Dの出力を入力とする第7の2入力NANDと、上記第
    1の3入力NANDの出力の反転信号を出力する第1の
    インバータ回路と、上記第2の3入力NANDの出力の
    反転信号を出力する第2のインバータ回路と、上記第7
    の2入力NANDの出力を遅延させる第2の遅延回路
    と、該第2の遅延回路の出力と上記第1のインバータ回
    路の出力と上記第2の3入力NANDの出力を入力とす
    る第3の3入力NANDと、該第2の遅延回路の出力と
    上記第2のインバータ回路の出力と上記第1の3入力N
    ANDの出力を入力とする第4の3入力NANDとから
    なり、上記第1の3入力NANDの出力と上記第2の3
    入力NANDの出力を前記第1の制御信号として出力
    し、上記第3の3入力NANDの出力と上記第4の3入
    力NANDの出力を前記第2の制御信号として出力する
    ことを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の周
    波数シンセサイザー。
  4. 【請求項4】外部から指定された任意の分周数にて電圧
    制御発振器の出力を分周する分周器と、該分周器の出力
    の位相と任意の基準信号の位相とを比較し、第1のチャ
    ージポンプを高い電圧へ制御する信号と低い電圧へ制御
    する信号とを同時に発生する状態を有する第1の位相比
    較器と、上記分周器の出力の位相と上記基準信号の位相
    とを比較し、第2のチャージポンプを高い電圧へ制御す
    る信号と低い電圧へ制御する信号のどちらか一方だけが
    発生する第2の位相比較器と、上記第1の位相比較器の
    出力によって制御される上記第1のチャージポンプと、
    上記第2の位相比較器の出力によって制御される上記第
    2のチャージポンプと、上記第1のチャージポンプの出
    力と上記第2のチャ−ジポンプの出力とを結合した信号
    を帯域制限するループフィルタと、該ループフィルタの
    出力にて発振周波数が制御される上記電圧制御発振器と
    からなることを特徴とする周波数シンセサイザー。
  5. 【請求項5】外部から指定された任意の分周数にて電圧
    制御発振器の出力を分周する分周器と、該分周器の出力
    の位相と任意の基準信号の位相とを比較する第1の位相
    比較器と、上記分周器の出力の位相と上記基準信号の位
    相とを比較する第2の位相比較器と、上記第1の位相比
    較器の出力によって制御される第1のチャージポンプ
    と、上記第2の位相比較器の出力によって制御される第
    2のチャージポンプと、上記第1のチャージポンプの出
    力と上記第2のチャージポンプの出力とを結合した信号
    を帯域制限するループフィルタとからなり、上記電圧制
    御発振器は、その発振周波数を上記ループフィルタの出
    力にて制御され、上記第1の位相比較器が、上記第1の
    チャージポンプを高い電圧へ制御する信号と低い電圧へ
    制御する信号とを同時に発生する状態を有し、上記第2
    の位相比較器が、上記第2のチャージポンプを高い電圧
    へ制御する信号と低い電圧へ制御する信号のどちらか一
    方だけを発生することを特徴とする周波数シンセサイザ
    ー。
  6. 【請求項6】無線通信装置を制御する制御回路と、該制
    御回路からの指定された周波数にて発振する周波数シン
    セサイザーと、上記制御回路からの送信データと周波数
    シンセサイザーからの発振信号をもとに送信信号を生成
    する送信回路と、送信信号を帯域制限する分波器と、無
    線信号を送出および受信を行うアンテナと、受信した受
    信信号を上記周波数シンセサイザーからの発振信号をも
    とに復調する受信回路とからなり、上記制御回路を介し
    て音声や画像を入出力する無線通信装置において、上記
    周波数シンセサイザーが請求項1乃至5のいずれかに記
    載の周波数シンセサイザーであることを特徴とする無線
    通信装置。
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