JPH0986509A - カートンの搬送装置 - Google Patents
カートンの搬送装置Info
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- JPH0986509A JPH0986509A JP26929195A JP26929195A JPH0986509A JP H0986509 A JPH0986509 A JP H0986509A JP 26929195 A JP26929195 A JP 26929195A JP 26929195 A JP26929195 A JP 26929195A JP H0986509 A JPH0986509 A JP H0986509A
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- Japan
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- carton
- ear
- holder
- actuator
- ears
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フラットトップの成形工程に適したカートン
の搬送装置を提供する。 【解決手段】 一対の三角形状の耳部CT5が側方に突
出するようにくせ折りされるカートンCTの保持具13
を有し、保持具13には、耳部CT5を受け止める耳受
け13eが設けられたカートンの搬送装置において、カ
ートンCTを保持具13に対して一対の耳部13eの並
び方向と略直交する特定方向に搬入又は搬出する移送機
構2を設ける。移送機構2には、前記特定方向に直線運
動する可動部200を備えたアクチュエータ20と、カ
ートンCTと前記特定方向に係合可能な係合部材21と
を設ける。アクチュエータ20は保持具13の移動経路
に対してカートンCTの端面側に離れるように配置し、
アクチュエータ20の可動部200と係合部材21と
は、耳受け13eを前記特定方向に迂回するように連結
する。
の搬送装置を提供する。 【解決手段】 一対の三角形状の耳部CT5が側方に突
出するようにくせ折りされるカートンCTの保持具13
を有し、保持具13には、耳部CT5を受け止める耳受
け13eが設けられたカートンの搬送装置において、カ
ートンCTを保持具13に対して一対の耳部13eの並
び方向と略直交する特定方向に搬入又は搬出する移送機
構2を設ける。移送機構2には、前記特定方向に直線運
動する可動部200を備えたアクチュエータ20と、カ
ートンCTと前記特定方向に係合可能な係合部材21と
を設ける。アクチュエータ20は保持具13の移動経路
に対してカートンCTの端面側に離れるように配置し、
アクチュエータ20の可動部200と係合部材21と
は、耳受け13eを前記特定方向に迂回するように連結
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の耳部が側方
へ突出するようにくせ折りされるカートンの搬送装置に
関する。
へ突出するようにくせ折りされるカートンの搬送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】紙、プラスチック等を基材とするカート
ンに目的物を充填し、続いてカートンの上端部を密封し
て平坦面形状に成形する組立充填機としては、例えば特
開昭56−48901号公報に記載されたものがある。
この組立充填機には、カートンの搬送装置が付設され、
その搬送装置はカートンを適当数ずつ保持する保持具
と、その保持具を複数の工程間で移動させる機構とが設
けられる。保持具には、カートンの上端部をくせ折りす
る際に形成される耳部を受け止める耳受けが設けられて
いる。搬送装置の終端部に達したカートンは、保持具の
移動経路の側方に配置された直線運動型のアクチュエー
タ(典型例として流体圧シリンダ)により保持具から搬
出される。なお、平坦面状に成形されたカートン上端部
をフラットトップと称することがあり、本明細書でもこ
の表現を適宜使用する。
ンに目的物を充填し、続いてカートンの上端部を密封し
て平坦面形状に成形する組立充填機としては、例えば特
開昭56−48901号公報に記載されたものがある。
この組立充填機には、カートンの搬送装置が付設され、
その搬送装置はカートンを適当数ずつ保持する保持具
と、その保持具を複数の工程間で移動させる機構とが設
けられる。保持具には、カートンの上端部をくせ折りす
る際に形成される耳部を受け止める耳受けが設けられて
いる。搬送装置の終端部に達したカートンは、保持具の
移動経路の側方に配置された直線運動型のアクチュエー
タ(典型例として流体圧シリンダ)により保持具から搬
出される。なお、平坦面状に成形されたカートン上端部
をフラットトップと称することがあり、本明細書でもこ
の表現を適宜使用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フラットトップを成形
する場合、カートンの耳部は側方へ突出するように折り
畳まれ、さらに下方に折り曲げられてカートンの胴部に
接合される。このとき、耳部の折り方が弱いと、耳部の
接合不良や外観不良の原因となる。特に耳部の頂点付近
が強く折られていないとその傾向が強い。
する場合、カートンの耳部は側方へ突出するように折り
畳まれ、さらに下方に折り曲げられてカートンの胴部に
接合される。このとき、耳部の折り方が弱いと、耳部の
接合不良や外観不良の原因となる。特に耳部の頂点付近
が強く折られていないとその傾向が強い。
【0004】また、保持具に対してカートンを搬入ある
いは搬出する機構を設けるに当たっては、その機構が保
持具から突出する耳受けと干渉しないことを前提としつ
つ機構をコンパクトに構成することが望まれる。上述し
た公報記載の装置では、搬出用のアクチュエータを保持
具に対してカートンの搬出方向に直線的に配置している
ため、アクチュエータが搬送装置の側方に突出し、レイ
アウトに改善の余地がある。
いは搬出する機構を設けるに当たっては、その機構が保
持具から突出する耳受けと干渉しないことを前提としつ
つ機構をコンパクトに構成することが望まれる。上述し
た公報記載の装置では、搬出用のアクチュエータを保持
具に対してカートンの搬出方向に直線的に配置している
ため、アクチュエータが搬送装置の側方に突出し、レイ
アウトに改善の余地がある。
【0005】本発明は、フラットトップの成形工程に適
したカートンの搬送装置を提供することを目的とする。
したカートンの搬送装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一対
の三角形状の耳部が側方に突出するようにくせ折りされ
るカートンの保持具を有し、前記保持具には、前記耳部
を受け止める耳受けが設けられたカートンの搬送装置に
おいて、前記耳受けが、前記耳部をその全周に渡って受
け止めるように設けられたものである。
の三角形状の耳部が側方に突出するようにくせ折りされ
るカートンの保持具を有し、前記保持具には、前記耳部
を受け止める耳受けが設けられたカートンの搬送装置に
おいて、前記耳受けが、前記耳部をその全周に渡って受
け止めるように設けられたものである。
【0007】請求項2の発明は、一対の三角形状の耳部
が側方に突出するようにくせ折りされるカートンの保持
具を有し、前記保持具には、前記耳部を受け止める耳受
けが設けられたカートンの搬送装置において、前記カー
トンを、前記保持具に対して前記一対の耳部の並び方向
と略直交する特定方向に搬入又は搬出する移送機構を具
備し、前記移送機構には、前記特定方向に直線運動する
可動部を備えたアクチュエータと、前記カートンと前記
特定方向に係合可能な係合部材と、が設けられ、前記ア
クチュエータは前記保持具の移動経路に対して前記カー
トンの端面側に離れるように配置され、前記アクチュエ
ータの前記可動部と前記係合部材とは、前記耳受けを前
記特定方向に迂回するように連結されているものであ
る。
が側方に突出するようにくせ折りされるカートンの保持
具を有し、前記保持具には、前記耳部を受け止める耳受
けが設けられたカートンの搬送装置において、前記カー
トンを、前記保持具に対して前記一対の耳部の並び方向
と略直交する特定方向に搬入又は搬出する移送機構を具
備し、前記移送機構には、前記特定方向に直線運動する
可動部を備えたアクチュエータと、前記カートンと前記
特定方向に係合可能な係合部材と、が設けられ、前記ア
クチュエータは前記保持具の移動経路に対して前記カー
トンの端面側に離れるように配置され、前記アクチュエ
ータの前記可動部と前記係合部材とは、前記耳受けを前
記特定方向に迂回するように連結されているものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図7を参照して本発明の一
実施形態を説明する。まず、搬送装置に先立ってカート
ンの組立手順を図6及び図7を参照して説明する。図6
(a)は、くせ折りされる前のカートンCTを示すもの
で、その上端部には、フラットトップを成形するために
必要な罫線(折り曲げ線、図では一点鎖線で示す。)K
が予め刻印されている。目的物の充填に先だって、カー
トンCTは、まず、図6(b)に示すようにくせ折りさ
れる。この段階では、カートンCTの上端縁を所定幅で
横一線に突き合わせたリブ部CT3が形成され、カート
ンCTの上面CT4は略平坦(水平)となるまで折り込
まれる。上面CT4の両側には、カートンCTの側方に
三角形状に突出する扁平な耳部CT5が形成される。く
せ折り後は、図6(c)に示すようにカートンCTの上
端部がくせ折り前の方向に折り戻されて折りぐせが弱め
られる。この後、カートンCTの開口部分から目的物が
充填される。充填後は、図7(a)に示すように、カー
トンCTが再度折り込まれてリブ部CT3が密封され
る。この後、図7(b)に示すようにリブ部CT3が上
面CT4に密着するよう折り込まれる。続いて、図7
(c)に示すように耳部CT5が胴部CT6に接合され
る。以上の工程において、カートンCTの耳部CT5の
頂点T(図6(b)参照)の付近を強く折らないと、胴
部CT6に接合された耳部CT5の頂点Tが浮き上が
り、その部分から耳部CT5が剥がれ易くなる等の不都
合が生じる。
実施形態を説明する。まず、搬送装置に先立ってカート
ンの組立手順を図6及び図7を参照して説明する。図6
(a)は、くせ折りされる前のカートンCTを示すもの
で、その上端部には、フラットトップを成形するために
必要な罫線(折り曲げ線、図では一点鎖線で示す。)K
が予め刻印されている。目的物の充填に先だって、カー
トンCTは、まず、図6(b)に示すようにくせ折りさ
れる。この段階では、カートンCTの上端縁を所定幅で
横一線に突き合わせたリブ部CT3が形成され、カート
ンCTの上面CT4は略平坦(水平)となるまで折り込
まれる。上面CT4の両側には、カートンCTの側方に
三角形状に突出する扁平な耳部CT5が形成される。く
せ折り後は、図6(c)に示すようにカートンCTの上
端部がくせ折り前の方向に折り戻されて折りぐせが弱め
られる。この後、カートンCTの開口部分から目的物が
充填される。充填後は、図7(a)に示すように、カー
トンCTが再度折り込まれてリブ部CT3が密封され
る。この後、図7(b)に示すようにリブ部CT3が上
面CT4に密着するよう折り込まれる。続いて、図7
(c)に示すように耳部CT5が胴部CT6に接合され
る。以上の工程において、カートンCTの耳部CT5の
頂点T(図6(b)参照)の付近を強く折らないと、胴
部CT6に接合された耳部CT5の頂点Tが浮き上が
り、その部分から耳部CT5が剥がれ易くなる等の不都
合が生じる。
【0009】図5は本発明に係る搬送装置が組み込まれ
たカートンCTの組立充填機の平面図である。この組立
充填機は、カートンCTの底部の密封及び成形を行うボ
トム成形部A1と、カートンCTの上端部のくせ折りか
ら目的物の充填を経て密封までを行う充填部A2と、密
封されたカートン上端部にフラットトップを成形するト
ップ成形部A3とを有する。本発明に係る搬送装置1は
充填部A2に設置され、カートンCTを供給位置P1か
ら搬出位置P2まで鉛直軸10の回りに反時計方向に搬
送する。供給位置P1には、ボトム成形部A1にて処理
されたカートンが例えば手作業にて供給される。
たカートンCTの組立充填機の平面図である。この組立
充填機は、カートンCTの底部の密封及び成形を行うボ
トム成形部A1と、カートンCTの上端部のくせ折りか
ら目的物の充填を経て密封までを行う充填部A2と、密
封されたカートン上端部にフラットトップを成形するト
ップ成形部A3とを有する。本発明に係る搬送装置1は
充填部A2に設置され、カートンCTを供給位置P1か
ら搬出位置P2まで鉛直軸10の回りに反時計方向に搬
送する。供給位置P1には、ボトム成形部A1にて処理
されたカートンが例えば手作業にて供給される。
【0010】図1は、搬送装置1の要部を一部省略して
示す平面図である。また、図1の搬送装置1を矢印IIa
方向からみた状態を(一部断面を示す)を図2(a)
に、IIb−IIb線に沿った断面を図2(b)にそれぞれ
示す。これらの図から明らかなように、搬送装置1は、
鉛直軸10を中心として回転可能なベース11と、この
ベース11の外周に回転方向へ等しいピッチにて取り付
けられる8本(図1では5本のみ示す)のアーム12
と、アーム12の先端に取り付けられるバスケット13
とを有する。バスケット13は、鉛直方向に延びる支持
板13aと、上下方向に位置調整可能な状態で支持板1
3aに取り付けられる可動板13bと、可動板13bか
らバスケット13の回転経路の外側へ突出するように設
けられた二種類のロッド13c、13dと、支持板13
aの上端に取り付けられた一対の耳受け13eとを有す
る。ロッド13b同士の間隔はカートンCTの幅よりも
狭く、これらのロッド13bにてカートンCTの底面が
支持される。また、ロッド13cの間隔はカートンCT
の幅よりも幾らか大きく、これらのロッド13cと可動
板13bとによってカートンCTの胴部CT6がその三
面側から保持される。
示す平面図である。また、図1の搬送装置1を矢印IIa
方向からみた状態を(一部断面を示す)を図2(a)
に、IIb−IIb線に沿った断面を図2(b)にそれぞれ
示す。これらの図から明らかなように、搬送装置1は、
鉛直軸10を中心として回転可能なベース11と、この
ベース11の外周に回転方向へ等しいピッチにて取り付
けられる8本(図1では5本のみ示す)のアーム12
と、アーム12の先端に取り付けられるバスケット13
とを有する。バスケット13は、鉛直方向に延びる支持
板13aと、上下方向に位置調整可能な状態で支持板1
3aに取り付けられる可動板13bと、可動板13bか
らバスケット13の回転経路の外側へ突出するように設
けられた二種類のロッド13c、13dと、支持板13
aの上端に取り付けられた一対の耳受け13eとを有す
る。ロッド13b同士の間隔はカートンCTの幅よりも
狭く、これらのロッド13bにてカートンCTの底面が
支持される。また、ロッド13cの間隔はカートンCT
の幅よりも幾らか大きく、これらのロッド13cと可動
板13bとによってカートンCTの胴部CT6がその三
面側から保持される。
【0011】耳受け13eの上面130は、カートンC
Tの耳部CT5をその全周に渡って受けられるよう、耳
部CT5よりも大きな三角形状に形成されている。これ
により、耳部CT5をその頂点Tに至るまで強く折り畳
むことが可能となる。支持板13aに対する可動板13
bの高さを調整することにより、耳部CT5と耳受け面
130の高さとを合わせることができる。
Tの耳部CT5をその全周に渡って受けられるよう、耳
部CT5よりも大きな三角形状に形成されている。これ
により、耳部CT5をその頂点Tに至るまで強く折り畳
むことが可能となる。支持板13aに対する可動板13
bの高さを調整することにより、耳部CT5と耳受け面
130の高さとを合わせることができる。
【0012】ベース11は、図示しない割り出し機構に
より、供給位置P1と一つのバスケット13とが一致し
た状態を基準として図1の反時計方向に45°(アーム
12の周方向のピッチに等しい)刻みで間欠的に回転駆
動される。供給位置P1のバスケット13に投入された
カートンCTは、バスケット13が回転する毎にステー
ションS1〜S5(図5参照)に順次送られる。ステー
ションS1では、カートンCTを罫線Kに沿って折り込
むくせ折り処理が、ステーションS2ではカートンCT
を先の折り込み方向と逆向きに折り曲げて折りぐせを弱
めるくせ戻し処理が、ステーションS3では液体、粉体
などの目的物を充填する充填処理が、ステーションS4
ではカートンCTのリブ部CT3の内面を加熱して当該
内面に被覆された樹脂を溶融させる加熱処理が、ステー
ションS5では、カートンCTの上端部を再度折り込み
つつリブ部CT3を挟み込んで密封する密封処理がそれ
ぞれ行われる。各処理に用いる装置の詳細は省略する。
より、供給位置P1と一つのバスケット13とが一致し
た状態を基準として図1の反時計方向に45°(アーム
12の周方向のピッチに等しい)刻みで間欠的に回転駆
動される。供給位置P1のバスケット13に投入された
カートンCTは、バスケット13が回転する毎にステー
ションS1〜S5(図5参照)に順次送られる。ステー
ションS1では、カートンCTを罫線Kに沿って折り込
むくせ折り処理が、ステーションS2ではカートンCT
を先の折り込み方向と逆向きに折り曲げて折りぐせを弱
めるくせ戻し処理が、ステーションS3では液体、粉体
などの目的物を充填する充填処理が、ステーションS4
ではカートンCTのリブ部CT3の内面を加熱して当該
内面に被覆された樹脂を溶融させる加熱処理が、ステー
ションS5では、カートンCTの上端部を再度折り込み
つつリブ部CT3を挟み込んで密封する密封処理がそれ
ぞれ行われる。各処理に用いる装置の詳細は省略する。
【0013】ステーションS5から搬出位置P2には、
図7(a)に示す状態のカートンCTが搬送される。図
3に示すように、搬出位置P2には、カートンCTをバ
スケット13からトップ成形部A3側へ搬出するための
移送機構2が設けられる。なお、移送機構2を図3の矢
印IV方向からみた状態を図4に示す。移送機構2は、エ
アーシリンダ20によって押し出しブロック21をバス
ケット13の回転半径方向(図3の左右方向)に移動さ
せ、これによりカートンCTをバスケット13からトッ
プ成形部A3の搬送面Xへ搬出する。なお、図3では、
押し出しブロック21がバスケット13の回転中心側へ
最も後退した状態を実線で、トップ成形部A3側へ最も
接近した状態を想像線でそれぞれ示している。移送機構
2の詳細は次の通りである。
図7(a)に示す状態のカートンCTが搬送される。図
3に示すように、搬出位置P2には、カートンCTをバ
スケット13からトップ成形部A3側へ搬出するための
移送機構2が設けられる。なお、移送機構2を図3の矢
印IV方向からみた状態を図4に示す。移送機構2は、エ
アーシリンダ20によって押し出しブロック21をバス
ケット13の回転半径方向(図3の左右方向)に移動さ
せ、これによりカートンCTをバスケット13からトッ
プ成形部A3の搬送面Xへ搬出する。なお、図3では、
押し出しブロック21がバスケット13の回転中心側へ
最も後退した状態を実線で、トップ成形部A3側へ最も
接近した状態を想像線でそれぞれ示している。移送機構
2の詳細は次の通りである。
【0014】エアーシリンダ20はバスケット13の回
転経路の上方に配置され、その可動部200はカートン
CTの搬出方向に直線運動する。押し出しブロック21
は、カートンCTの胴部CT6に対してバスケット13
の回転半径方向中心側から係合可能な複数のパッド21
0と、パッド210を支持する支持板211と、支持板
211と可動部200を連結する連結板212とを有す
る。パッド210は、バスケット13の耳受け13eと
可動板13bとの隙間B1及び可動板13bの切欠B2
(図2(b)参照)を通過してカートンCTと係合する
ように設けられる。支持板211は、バスケット13の
耳受け13eの並び方向(図4で上下方向)に対向させ
て一対設けられる。支持板211同士の間隔は、可動板
13bの同方向の幅より大きく、一対の耳受け13eの
頂点間の距離よりも小さい。支持板211の上端は耳受
け13eよりも低く設定される。従って、可動部200
をトップ成形部A3側へ移動させることにより、図3に
想像線で示したように、パッド210をバスケット13
の回転経路の外周側へ突出させてカートンCTを搬送面
Xに押し出すことができる。
転経路の上方に配置され、その可動部200はカートン
CTの搬出方向に直線運動する。押し出しブロック21
は、カートンCTの胴部CT6に対してバスケット13
の回転半径方向中心側から係合可能な複数のパッド21
0と、パッド210を支持する支持板211と、支持板
211と可動部200を連結する連結板212とを有す
る。パッド210は、バスケット13の耳受け13eと
可動板13bとの隙間B1及び可動板13bの切欠B2
(図2(b)参照)を通過してカートンCTと係合する
ように設けられる。支持板211は、バスケット13の
耳受け13eの並び方向(図4で上下方向)に対向させ
て一対設けられる。支持板211同士の間隔は、可動板
13bの同方向の幅より大きく、一対の耳受け13eの
頂点間の距離よりも小さい。支持板211の上端は耳受
け13eよりも低く設定される。従って、可動部200
をトップ成形部A3側へ移動させることにより、図3に
想像線で示したように、パッド210をバスケット13
の回転経路の外周側へ突出させてカートンCTを搬送面
Xに押し出すことができる。
【0015】パッド210をトップ成形部A3側に最大
限に突出させたとき、押し出しブロック21が耳受け1
3eをバスケット13の回転中心側に迂回するように支
持板211の長さ及び連結板212の取付位置が設定さ
れている。ここで、耳受け13eと押し出しブロック2
1との干渉を避けるには、例えば連結板212が耳受け
13eの頂点部分よりも外側を通過するように押し出し
ブロック21を構成することもできる。しかしながら、
その場合には、隣接するバスケット13の耳受け13e
同士の間に、押し出しブロック21が通過するのに十分
な隙間を設ける必要がある。耳受け13eの大きさを代
えることなくそのような隙間を設けるためには、バスケ
ット13の回転半径を大きくせざるを得ない。本実施形
態によれば、耳受け13eの外側にそのような隙間を設
けなくてよいから、バスケット13の回転半径を最小限
に設定して搬送装置1をコンパクトに構成できる。
限に突出させたとき、押し出しブロック21が耳受け1
3eをバスケット13の回転中心側に迂回するように支
持板211の長さ及び連結板212の取付位置が設定さ
れている。ここで、耳受け13eと押し出しブロック2
1との干渉を避けるには、例えば連結板212が耳受け
13eの頂点部分よりも外側を通過するように押し出し
ブロック21を構成することもできる。しかしながら、
その場合には、隣接するバスケット13の耳受け13e
同士の間に、押し出しブロック21が通過するのに十分
な隙間を設ける必要がある。耳受け13eの大きさを代
えることなくそのような隙間を設けるためには、バスケ
ット13の回転半径を大きくせざるを得ない。本実施形
態によれば、耳受け13eの外側にそのような隙間を設
けなくてよいから、バスケット13の回転半径を最小限
に設定して搬送装置1をコンパクトに構成できる。
【0016】また、エアーシリンダ20を押し出しブロ
ック21に対してバスケット13の回転中心側に直列に
配置したならば、耳受け13eを迂回するように押し出
しブロック21を構成する必要はない。しかしながら、
その場合には、エアーシリンダ20を納めるスペースを
確保するためにバスケット13の回転半径をむやみに小
さくできない。本実施形態では、エアーシリンダ20と
押し出しブロック21とがカートンの搬送方向と直交す
る方向(上下方向)に並べられているので、バスケット
13の回転半径が小さいままでもエアーシリンダ20の
ストロークを大きく確保できる。
ック21に対してバスケット13の回転中心側に直列に
配置したならば、耳受け13eを迂回するように押し出
しブロック21を構成する必要はない。しかしながら、
その場合には、エアーシリンダ20を納めるスペースを
確保するためにバスケット13の回転半径をむやみに小
さくできない。本実施形態では、エアーシリンダ20と
押し出しブロック21とがカートンの搬送方向と直交す
る方向(上下方向)に並べられているので、バスケット
13の回転半径が小さいままでもエアーシリンダ20の
ストロークを大きく確保できる。
【0017】以上の実施形態と請求項との対応におい
て、バスケット13が保持具に、エアーシリンダ20が
アクチュエータに、押し出しブロック21が係合部材に
それぞれ相当する。なお、上記の実施形態ではカートン
を鉛直軸の回りに回転させる搬送装置について説明した
が、本発明はそれ以外の搬送装置にも適用できる。アク
チュエータはエアーシリンダに限らず、直線運動型のも
のであれば置換可能である。カートンを保持具に搬入す
る際にも本発明の移送機構を利用できる。
て、バスケット13が保持具に、エアーシリンダ20が
アクチュエータに、押し出しブロック21が係合部材に
それぞれ相当する。なお、上記の実施形態ではカートン
を鉛直軸の回りに回転させる搬送装置について説明した
が、本発明はそれ以外の搬送装置にも適用できる。アク
チュエータはエアーシリンダに限らず、直線運動型のも
のであれば置換可能である。カートンを保持具に搬入す
る際にも本発明の移送機構を利用できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、フラットトップの成形過程で形成される耳部を
その頂点に至るまで強く折り曲げることができるから、
折り曲げ不足に起因する種々の不都合を回避できる。
よれば、フラットトップの成形過程で形成される耳部を
その頂点に至るまで強く折り曲げることができるから、
折り曲げ不足に起因する種々の不都合を回避できる。
【0019】また、請求項2の発明によれば、耳受け付
きの保持具を備えた搬送装置において、保持具に対する
カートンの搬入または搬送用の移送機構と耳受けとの干
渉を防止しつつ移送機構をコンパクトに構成できる。
きの保持具を備えた搬送装置において、保持具に対する
カートンの搬入または搬送用の移送機構と耳受けとの干
渉を防止しつつ移送機構をコンパクトに構成できる。
【図1】本発明の実施形態に係る搬送装置の要部を示す
平面図。
平面図。
【図2】図1装置の詳細を示す図で、(a)は図1の矢
印IIa方向からの側面図、(b)は図1のIIb−IIb線
に沿った断面図。
印IIa方向からの側面図、(b)は図1のIIb−IIb線
に沿った断面図。
【図3】図1の装置の搬出位置に付設された移送機構の
側面図。
側面図。
【図4】図3の移送機構を同図のIV方向からみた状態を
示す図。
示す図。
【図5】図1の搬送装置が組み込まれるカートンの組立
充填機の平面図。
充填機の平面図。
【図6】図5の組立充填機によるカートン上端部の組立
手順を示す図。
手順を示す図。
【図7】図6に続く組立手順を示す図。
1…搬送装置 2…移送機構 13…バスケット 13e…耳受け 20…エアーシリンダ 21…押し出しブロック CT…カートン CT5…耳部
Claims (2)
- 【請求項1】 一対の三角形状の耳部が側方に突出する
ようにくせ折りされるカートンの保持具を有し、前記保
持具には、前記耳部を受け止める耳受けが設けられたカ
ートンの搬送装置において、 前記耳受けは、前記耳部をその全周に渡って受け止める
ように設けられていることを特徴とするカートンの搬送
装置。 - 【請求項2】 一対の三角形状の耳部が側方に突出する
ようにくせ折りされるカートンの保持具を有し、前記保
持具には、前記耳部を受け止める耳受けが設けられたカ
ートンの搬送装置において、 前記カートンを、前記保持具に対して前記一対の耳部の
並び方向と略直交する特定方向に搬入又は搬出する移送
機構を具備し、 前記移送機構には、前記特定方向に直線運動する可動部
を備えたアクチュエータと、前記カートンと前記特定方
向に係合可能な係合部材と、が設けられ、 前記アクチュエータは前記保持具の移動経路に対して前
記カートンの端面側に離れるように配置され、 前記アクチュエータの前記可動部と前記係合部材とは、
前記耳受けを前記特定方向に迂回するように連結されて
いることを特徴とするカートンの搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26929195A JPH0986509A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | カートンの搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26929195A JPH0986509A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | カートンの搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0986509A true JPH0986509A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17470308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26929195A Pending JPH0986509A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | カートンの搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0986509A (ja) |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP26929195A patent/JPH0986509A/ja active Pending
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