JPH0986431A - 作業車のステアリング装置 - Google Patents

作業車のステアリング装置

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JPH0986431A
JPH0986431A JP24154195A JP24154195A JPH0986431A JP H0986431 A JPH0986431 A JP H0986431A JP 24154195 A JP24154195 A JP 24154195A JP 24154195 A JP24154195 A JP 24154195A JP H0986431 A JPH0986431 A JP H0986431A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリングケースと油圧ポンプが離れて配
置されていたので直進性が悪くなっていた。 【解決手段】 HST式変速装置により走行変速を行
い、丸ハンドル5と前後進レバー30の回動によって油
圧モータMの回転速度を変更可能とすると共に、前記丸
ハンドル5の回動を直線方向の運動に変更する動力伝達
機構をステアリングケース40内に収納し、該ステアリ
ングケース40を可変容量型の油圧ポンプP1と一体的
に組み付けた。また、ハンドルの操向をピニオン39a
とラック45aを介して行い、該ラックの中央部に規制
凹部45cを設け、該規制凹部にロックピン46aを挿
抜可能に配置すると共に、副変速スイッチの作動で高低
変速を可能とし、該副変速スイッチを、前記ロックピン
を挿抜駆動するソレノイド46と、副変速装置を行う電
磁バルブ77に接続し、高速走行時に旋回を規制すべく
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハンドルの回転によ
って左右の油圧モータの回転数を変更させて操向を行う
構成において、このハンドルの回転を油圧モータの斜板
の回動に変更させるステアリングケースの配置構成に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、作業車両にHST式変速装置を装
備して、左右の油圧モータによって、クローラー式走行
装置を駆動し、この左右の油圧モータの回転数をハンド
ルの回転に対応させて変更することによって操向するよ
うにした技術は公知となっている。このような走行車両
において、ハンドルの回転を斜板の角度を変更するトラ
ニオンアームの前後または左右動に変更するために、フ
ロントコラムの下部にはステアリングケースが配設され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
において、ステアリングケースから油圧ポンプのトラニ
オンアームの間はリンクやロッドを介して連結していた
ために、組み付ける時に誤差が生じ、また、連結部には
多少のアソビがあり、これらが重なって、左右のトラニ
オンアームへの回動長が異なり、直進性を低下させる原
因となっていた。また、油圧ポンプはエンジンやミッシ
ョンケース等とともに、機体フレームに対して防振ゴム
を介して防振支持され、一方、ステアリングケースは機
体フレームに一体的に支持されているので、油圧ポンプ
とステアリングケースとの固有振動数は異なることにな
る。よって、ハンドルの回動がステアリングケースから
リンクやロッド等を介して油圧ポンプの斜板に伝達され
たときには、振動の違いによって、共振した場合等では
中立位置が不安定となり、直進性能が低くなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するために、次のような手段を用いる。即
ち、可変容量型の油圧ポンプと油圧モータを閉回路によ
って連結したHST式変速装置により走行変速を行い、
丸ハンドルの回転と前後進レバーの回動によって油圧モ
ータの回転速度を変更可能として走行駆動するととも
に、前記丸ハンドルの回転運動を直線方向の運動に変更
する動力伝達機構をステアリングケース内に収納し、該
動力伝達機構からリンク機構を介して油圧ポンプの斜板
を回動して操向及び変速を行う構成において、機体フレ
ームにエンジンと一体的に油圧ポンプを防振支持し、該
油圧ポンプ側面に、ステアリングケースを一体的に組み
付けたものである。
【0005】また、ハンドルのステアリング軸に連設し
たピニオン軸にピニオンを設け、該ピニオンをラックと
噛合し、該ラックの中央部に規制凹部を設け、該規制凹
部にロックピンを挿抜可能に配置すると共に、運転部に
副変速スイッチを設け、該副変速スイッチの作動で高低
変速を可能とし、該副変速スイッチを、前記ロックピン
を挿抜駆動するアクチュエーターと、副変速装置を高低
変速するアクチュエーターに接続し、高速走行時に旋回
を規制すべく構成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、添付の図面に示した実施例
の構成を説明する。図1はクローラー型トラクタの全体
側面図、図2は同じく平面図、図3は運転部のキャビン
内部平面図、図4はフロントミッションケースと油圧ポ
ンプとステアリングケースとリアミッションケースの平
面図、図5は油圧回路図、図6はステアリングケース内
の平面図、図7は斜板角制御手段を示す図である。
【0007】図1、図2において全体構成から説明す
る。クローラー型のトラクタは機体フレーム1の前部に
エンジンEを載置し、ボンネット2内に収納している。
機体フレーム1の後端には三点リンク式の作業機装着装
置Aを配置し、該作業機装着装置Aの後端に作業機Bを
装着し、昇降手段4によって昇降可能としている。な
お、本実施例の作業機Bはロータリ耕耘装置であり、昇
降手段4は油圧シリンダーである。
【0008】前記ボンネット2の後部にはキャビン3が
配置され、該キャビン3内にハンドル5や運転席6を内
装して運転部Cを構成している。該キャビン3の左右両
側には燃料タンク7と作動油タンク8が配設されてい
る。また、前記機体フレーム1の下方にはクローラー式
走行装置Dを配置している。
【0009】該クローラー式走行装置Dは走行フレーム
12を機体下方に配設し、該走行フレーム12の前端に
油圧モータMによって駆動される駆動スプロケット13
を配置し、後端に緊張できるように従動輪14を配置
し、走行フレーム12の下部に転動輪15・15・・・
を配置し、上部にローラー16を軸支し、これら駆動ス
プロケット13、従動輪14、転動輪15、ローラー1
6の周囲にクローラ17を巻回して、左右の駆動スプロ
ケット13・13を油圧モータM・Mによって回動させ
ることで走行するようにしている。
【0010】前記エンジンEの後部には図2、図4に示
すように、クラッチケースを介してフロントミッション
ケース20が固設され、該フロントミッションケース2
0の後部に一対の可変容量型の油圧ポンプP1・P1と
HST式変速装置への作動油補給用の油圧ポンプP2が
直列に配置されて、該エンジンE及びフロントミッショ
ンケース20、油圧ポンプP1・P1・P2、及び後述
するステアリングケース40が防振ゴム11・11・・
・によって機体フレーム1に対して防振支持されてい
る。該油圧ポンプP1・P1と左右の油圧モータM・M
はそれぞれ配管によって連通して閉回路を構成し、HS
T式変速装置としている。油圧ポンプP1・P1より油
圧モータM・Mへ圧油を送油して、油圧モータM・Mを
駆動するようにしている。また、機体フレーム1の後部
にはリアミッションケース21が配設され、前記フロン
トミッションケース20よりユニバーサルジョイント2
2を介してリアミッションケース21に動力が伝達され
る。該リアミッションケース21の後面にはPTO軸1
9が後方へ突出され、該PTO軸19にユニバーサルジ
ョイント23を介して作業機Bに動力が伝達されるよう
に構成している。
【0011】そして、前記フロントミッションケース2
0とリアミッションケース21の間には、連結パイプ2
8・29によって連通されて両ケース内の潤滑油が流通
できるようにし、該連結パイプ28のフロントミッショ
ンケース20側の取付部には作業機駆動用の油圧ポンプ
P3とフィルター38が配設されている。なお、連結パ
イプ28・29は2本としているが、それ以上の連結パ
イプで連結することも可能であり、油圧ポンプP3とフ
ィルター38は連結パイプ29に配置してもよい。そし
て、連結パイプ28・29は好ましくは、左右両側の下
部に配設して、油圧ポンプP3の作動でフロントミッシ
ョンケース20とリアミッションケース21の間を潤滑
油が循環するようにしている。
【0012】このように構成することで、フィルター3
8は容易に交換することが可能となり、メンテナンスが
容易にでき、前後のミッションケース内の潤滑油を作動
油として利用できるので、タンク容量を増加することが
できて、作動油タンクを小容量化またはなくすことがで
きる。また、潤滑油が連結パイプ28・29を通って循
環することによって、パイプ外周が外気によって冷却さ
れ、ファン等を設けることなく油温の上昇を押さえるこ
とができる。
【0013】前記運転部C内は図3に示すように、前記
ボンネット2の後部にフロントコラム9が設けられ、そ
の後方に運転席6を配置し、該運転席6の右側に右レバ
ーガイド25を設けて、ポジションレバー31やドラフ
トコントロールレバー33等を設け、左側にPTO変速
レバー34・35等を設けている。そして、前記フロン
トコラム9の上面より丸形のハンドル5が突出され、該
フロントコラム9の上面には速度計や燃料計等の操作パ
ネル27が配置され、更に、フロントコラム9の上面の
進行方向に向かって右側にアクセルレバー24が突出さ
れ、左側に前後進レバー30が突出されている。該前後
進レバー30のグリップ30aには作業機昇降レバー3
2と副変速スイッチ37が設けられている。36はブレ
ーキペダルである。
【0014】次に油圧回路を説明する。油圧モータM・
Mの出力軸上には駆動スプロケット13・13が固設さ
れて、クローラー17・17を回動することができる。
また、油圧モータMには油圧サーボ式のブレーキ74と
副変速機構75が一体的に設けられており、ブレーキ7
4はブレーキ用油圧弁76を切り換えることによって作
動させることができ、この切り換えは、前記ブレーキペ
ダル36を踏むことによって制動でき、また、エンジン
Eを始動させて油圧ポンプP1・P1を駆動することに
よって制動を解除する構成としている。前記副変速機構
75はアクチュエーター、本実施例では変速用電磁バル
ブ77を切り換えることで流量を高低2段に変更できる
ようにしている。該電磁バルブ77は前記副変速スイッ
チ37の操作で切り換えられるようにしている。78は
パイロット油圧切り換えバルブである。80は制御バル
ブであり、前記ポジションレバー31や作業機昇降レバ
ー32の操作で昇降手段4を伸縮させたり外部の油圧装
置へ送油したりできるようにしている。79はモーター
であり、前記作業機昇降レバー32と接続され、該作業
機昇降レバー32の操作でモーター79を駆動して、制
御バルブ80のスプールを変更して、昇降手段4を伸縮
して作業機Bを昇降できるようにしている。
【0015】そして、図4に示すように、前記油圧ポン
プP1・P1の側部にステアリングケース40が一体的
に組み付けられており、該ステアリングケース40の略
中央上にピニオン軸39が上方に突出され、該ピニオン
軸39に前記ハンドル5の中央より延出したステアリン
グ軸とユニバーサルジョイント等を介して連結されてい
る。前記ピニオン軸39はできるだけハンドル5の下方
に位置させている。
【0016】前記ステアリングケース40内の構成は、
図6に示すように、前後方向に角軸(本実施例では三角
軸)よりなる変速軸41とスライド軸44が平行に横架
され、変速軸41はステアリングケース40に軸受を介
して、回転自在に支持され、その一端はステアリングケ
ース40より外側へ突出してアーム48を固設してい
る。該アーム48にはリンク機構を介して前後進レバー
30と連動連結されている。
【0017】前記スライド軸44の前後中央部にスライ
ド作用体45の基部45bがスライド自在に外嵌され、
その両側にガイドアーム47・47が摺動自在に外嵌さ
れている。前記スライド作用体45の下部には前後方向
にラック45aが固定され、該ラック45aは前記ピニ
オン軸39下端に固設したピニオン39aと噛合させて
いる。該ラック45a上部には規制凹部45cが固設さ
れ、該規制凹部45cの凹部内にロックピン46aを嵌
入可能としている。該ロックピン46aはアクチュエー
ター、本実施例ではソレノイド46を作動させることに
よって突出させることができ、該ソレノイド46はステ
アリングケース40の側面に固設され、該ソレノイド4
6は前記副変速スイッチ37と接続されている。
【0018】該副変速スイッチ37には油圧モータMを
高低2段に変速するための電磁バルブ77と接続されて
おり、該副変速スイッチ37を押して高速側に変速する
と、ソレノイド46を作動させてロックピン46aを突
出し、該ロックピン46aが規制凹部45cに嵌入する
ことによって、ハンドル5を回動させたときに、ピニオ
ン39aの回動によって、ラック45aが摺動される
が、規制凹部45cによって直進方向より一定の範囲内
しか回転できなくなり、高速走行時の急旋回を防止して
いる。逆に、副変速スイッチ37が低速に切り換えてい
るときには、ロックピン46aが規制凹部45cより出
ているので、ハンドル5の回動が規制されることなく旋
回できる。
【0019】また、ガイドアーム47・47の中央部に
は摺動体43・43が回転自在に内嵌されて、該摺動体
43・43はボス43a・43aを介して変速軸41上
に摺動自在に外嵌している。該摺動体43・43の間に
は前記規制体45cを位置させ、摺動体43・43の外
側はバネ42・42によって中央側へ付勢されている。
また、摺動体43・43の一端からはアーム43b・4
3bを突出して、後述するガイド体50・50の一端に
枢結している。前記ガイドアーム47・47の他端には
ボス部47a・47aを設け、ガイド体50・50の中
央より突出した回動軸50a・50aを回転自在に枢支
している。
【0020】該ガイド体50・50は断面視コ字状に構
成されて側方を開放し、この開放部分にローラー51・
51が挿入され、ガイド体50・50内を前後方向に摺
動自在に嵌入している。該ローラー51・51は支持ア
ーム52・52の一端に回転自在に支持され、該支持ア
ーム52・52の他端は枢支軸54・54に固定され、
該枢支軸54・54はステアリングケース40に回転自
在に枢支され、該枢支軸54・54の他端にはアーム5
3・53が固設され、該アーム53・53には斜板角制
御手段Gのスプールコントロールレバー55・55と枢
結されている。
【0021】前記斜板角制御手段Gを一側の油圧ポンプ
P1について、図7より説明する。油圧ポンプP1の斜
板に連動連結した斜板作動軸91に、トラニオンアーム
92の基部が固設され、該トラニオンアーム92の他端
に設けた長孔にサーボスプール93に固設したピン94
を挿入している。該サーボスプール93はサーボシリン
ダー95内に挿入され、該サーボスプール93はサーボ
シリンダー95内でバネ96・96によって中立位置に
付勢している。該サーボスプール93の一端にスプール
コントロールレバー55が枢支され、該スプールコント
ロールレバー55の中途部は枢支軸97によって枢支さ
れ、他端は前記アーム53を枢支している。
【0022】前記油圧ポンプP1・P1の斜板の角度を
変更することによって、作動油の吐出量を無段階に変更
できて、吐出方向も変更でき、前後進と主変速が同時に
行え、また、左右の吐出量を変更することで油圧モータ
M・Mの左右の回転速度を変更することによって旋回さ
せることができる。この斜板の角度を変更するのが、前
記ハンドル5と前後進レバー30であり、該前後進レバ
ー30を前または後へ回動することによって、リンク機
構、アーム48を介して変速軸41が回動され、この回
動によって摺動体43・43が回動され、アーム43b
・43bを介してガイド体50・50を回動軸50a・
50aを中心に回動する。更に、該ガイド体50・50
に嵌合したローラー51・51を介して支持アーム52
・52を回動し、枢支軸54・54、アーム53・5
3、スプールコントロールレバー55・55と回動し
て、サーボスプール93・93を摺動させて、トラニオ
ンアーム92・92を同角度回動させて斜板の角度を変
更し、主変速を行う。
【0023】また、ハンドル5を回動すると、その回動
によってピニオン軸39が回動され、ピニオン39aに
噛合したラック45aを摺動させる。このラック45a
の摺動により、スライド作用体45が一側のガイドアー
ム47を押し、ガイドアーム47は主変速で回動された
アーム43bの角度を保ったまま変速軸41及びスライ
ド軸44に沿って摺動し、ボス47aに嵌合したガイド
体50も同時に摺動させる。このガイド体50の摺動に
よって、ローラー51はガイド体50の凹部に沿って回
動軸50a側へ移動して、支持アーム52は中立方向に
回動して、枢支軸54、アーム53、スプールコントロ
ールレバー55と回動して、サーボスプール93を摺動
させて、トラニオンアーム92を減速方向に回動し、一
側の油圧モータMの回転数を減少させて、左右の速度差
によって旋回する。更に、ハンドル5を回動すると、前
記スライド作用体45も摺動して、ローラー51はガイ
ド体50の凹部に沿って回動軸50aを越えて移動し、
サーボスプール93は中立位置を越えて、トラニオンア
ーム92は逆転方向に回動し、左右の油圧モータM・M
は互いに逆方向に回動してスピンターンができる。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したことによ
り次のような効果を奏する。即ち、請求項1の如く構成
したので、ステアリングケースとHST式変速装置の油
圧ポンプが一体的に直接組み付けられ、ステアリングケ
ースをサブアッシーとして、組み付け調整ができて、組
立工数も削減できる。そして、ステアリングケースと油
圧ポンプの間に配置していたリンクやロッドをなくすこ
とができて、そのリンクやロッドで生じる誤差をなく
し、精度良く組み立てることができて、しかも、ステア
リングケースと油圧ポンプが機体フレームに対して防振
支持されるので、固有振動数が同一となり、ステアリン
グケースと油圧ポンプが別々に振動しないので、ステア
リングケースから油圧ポンプへハンドルの回動力が伝わ
る時の誤差が減少して直進性も向上できたのである。ま
た、ステアリングケースを油圧ポンプの側部に配置する
ので、フロントコラム上のスペースをなくしてステップ
の足元を広くとることができ、地上高を上げることもで
きる。更に、ステアリングケースと斜板角制御手段のケ
ースを一つのケースによって構成すれば、部品点数の削
減ができて、ステアリングケース内のピニオンやアーム
等を潤滑油内に漬けることもでき、耐久性を向上でき
て、寿命も延ばすことができる。
【0025】また、請求項2の如く、副変速スイッチ
を、ロックピンを挿抜駆動するアクチュエーターと、副
変速装置を高低変速するアクチュエーターに接続したの
で、副変速を高速側に切り換えると、ロックピンがラッ
クの移動を規制して、ハンドルの回動角が直進方向から
一定範囲内しか回動できなくなり、高速で急旋回するこ
とができなくなり、転倒等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クローラー型トラクタの全体側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】運転部のキャビン内部平面図である。
【図4】フロントミッションケースと油圧ポンプとステ
アリングケースとリアミッションケースの平面図であ
る。
【図5】油圧回路図である。
【図6】ステアリングケース内の平面図である。
【図7】斜板角制御手段を示す図である。
【符号の説明】
P1 油圧ポンプ M 油圧モータ 5 ハンドル 30 前後進レバー 37 副変速スイッチ 40 ステアリングケース 45c 規制凹部 46 ソレノイド 46a ロックピン 77 電磁バルブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変容量型の油圧ポンプと油圧モータを
    閉回路によって連結したHST式変速装置により走行変
    速を行い、丸ハンドルの回転と前後進レバーの回動によ
    って油圧モータの回転速度を変更可能として走行駆動す
    るとともに、前記丸ハンドルの回転運動を直線方向の運
    動に変更する動力伝達機構をステアリングケース内に収
    納し、該動力伝達機構からリンク機構を介して油圧ポン
    プの斜板を回動して操向及び変速を行う構成において、
    機体フレームにエンジンと一体的に油圧ポンプを防振支
    持し、該油圧ポンプ側面に、ステアリングケースを一体
    的に組み付けたことを特徴とする作業車のステアリング
    装置。
  2. 【請求項2】 ハンドルのステアリング軸に連設したピ
    ニオン軸にピニオンを設け、該ピニオンをラックと噛合
    し、該ラックの中央部に規制凹部を設け、該規制凹部に
    ロックピンを挿抜可能に配置すると共に、運転部に副変
    速スイッチを設け、該副変速スイッチの作動で高低変速
    を可能とし、該副変速スイッチを、前記ロックピンを挿
    抜駆動するアクチュエーターと、副変速装置を高低変速
    するアクチュエーターに接続し、高速走行時に旋回を規
    制すべく構成したことを特徴とする作業車のステアリン
    グ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106965854A (zh) * 2017-03-29 2017-07-21 星光农机股份有限公司 传动控制装置
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