JPH0986317A - グローブボックス構造 - Google Patents

グローブボックス構造

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JPH0986317A
JPH0986317A JP7250575A JP25057595A JPH0986317A JP H0986317 A JPH0986317 A JP H0986317A JP 7250575 A JP7250575 A JP 7250575A JP 25057595 A JP25057595 A JP 25057595A JP H0986317 A JPH0986317 A JP H0986317A
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JP
Japan
Prior art keywords
glove box
side wall
box structure
wall
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP7250575A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyuki Noukaku
成行 能角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH0986317A publication Critical patent/JPH0986317A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の衝突時に十分に荷重を吸収できる安全
性の高いグローブボックスを提供する。 【解決手段】 車両のインストルメントパネル10に設
けられ乗員の座席前方に位置する前面壁12と、後面壁
13と両壁間で車両前後方向に形成される側壁14とを
有するグローブボックス構造において、側壁14は前面
壁12に所定値以上の衝撃荷重が作用したときに変形し
て同衝撃エネルギーを吸収し得る変形部16を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のグローブボッ
クスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の助手席前方のインストルメントパ
ネルに設けられるグローブボックスは、乗員の座席前方
に位置する前面壁と、この前面壁に対向した後面壁と、
これら両壁間で車両前後方向に形成される側壁とを有す
る箱状に形成されていてインストルメントパネルに対し
て開閉可能になっていた。このグローブボックスの側壁
は、車両前後方向に直線的に形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車両の衝突等により助
手席の乗員の膝がグローブボックスに激突した時に、側
壁に対して荷重が加わる。従来のグローブボックスの側
壁は直線的に形成されていたので、側壁に加えられる荷
重のモードが座屈となり、乗員の膝への荷重が初期に急
激に加えられる傾向となり、衝撃を十分に吸収できず、
安全性が低いという問題があった。また、上述の技術に
は、側壁が折れる時の折れ点にばらつきがあり、側壁に
加わる荷重及び、側壁の挙動をコントロールしずらいと
いう問題があった。
【0004】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、車両の衝突時に十分に荷重を吸収できる安
全性が高く、さらに側壁に加わる荷重及び、側壁の挙動
を容易にコントロールできるグローブボックスを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
車両のインストルメントパネルに設けられ乗員の座席前
方に位置する前面壁と、後面壁と同両壁間で車両前後方
向に形成される側壁とを有するグローブボックス構造に
おいて、上記側壁は上記前面壁に所定値以上の衝撃荷重
が作用したときに変形して同衝撃エネルギーを吸収し得
る変形部を有することを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載のグ
ローブボックス構造において、上記変形部は上記グロー
ブボックスの内側に向かって曲がった略くの字型の形状
であり、上記側壁は車両の前後方向に伸びて形成され、
同側壁の曲げ変形を制御する補強部材を有することを特
徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のグローブボックス構造において、上記補強部材は上
下に複数設けられていることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1、2又は
3記載のグローブボックス構造において、上記補強部材
は切り込みを有することを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1又は2記
載のグローブボックス構造において、上記補強部材は上
記側壁の上端部に設けられていることを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項1又は2記
載のグローブボックス構造において、上記変形部は上記
側壁の肉厚を変化して形成されていることを特徴とす
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1において、符号10は車両の車室内の前部に
配置されたインストルメントパネルを表している。助手
席に対向したインストルメントパネル10の下部にはグ
ローブボックス11が設けられている。
【0012】グローブボックス11は、図1、図2に示
すように、乗員の座席前方に位置する前面壁12と、前
面壁12に対向した後面壁13とこれら両壁間で車両前
後方向に形成される側壁14とを有していて、樹脂等に
より形成されていて、上面に開口が設けられている。グ
ローブボックス11は、図示しない軸に回動自在に支持
されていて、インストルメントパネル10に対して開閉
可能になっている。
【0013】前面壁12の表面は、グローブボックス1
1の開口が閉塞された時に、インストルメントパネル1
0の表面の形状に倣うように湾曲して形成されている。
前面壁12の裏面の上端部には、グローブボックス11
を閉塞した時に、インストルメントパネル10の内方に
設けられた図示しない係合部に係合する係合片17が設
けられている。
【0014】側壁14には、前面壁12に所定値以上の
衝撃荷重が作用した時、例えば車両が衝突して助手席に
着座している乗員の膝15が前面壁12に当たった時に
グローブボックス11の内側に向かって変形して衝撃エ
ネルギーを吸収する変形部16がそれぞれ形成されてい
る。変形部16は、側壁14の中央部をグローブボック
ス11の内側に向かって略くの字型に曲げて形成されて
いる。
【0015】側壁14の外部には、車両の前後方向に伸
びて形成された補強部材としてのリブ18が設けられて
いる。リブ18は側壁14に上下に並んで複数設けられ
ていて、前面壁12に所定値以上の衝撃荷重が作用した
時に側壁14の曲げ変形を制御する。なお、本例ではリ
ブ18を側壁14に3個設けているが、3個に制限され
ることはない。
【0016】ここで、発明者は所定値の衝撃荷重を前面
壁12に作用させて、乗員の膝15に加わる荷重と、変
形部16の変位量との関係を調べる実験を行なった。そ
の結果を図3に示す。図3において、横軸は変位量を、
縦軸は荷重をそれぞれ表している。曲線Aはリブ18が
無いグローブボックスの場合、曲線Bはリブ18を設け
たグローブボックスの場合、さらに曲線Cは側壁に変形
部を持たない従来のグローブボックスの場合をそれぞれ
表している。
【0017】同図より明らかなように、変形部16を設
けると、変形部を持たない従来の場合に比べて、衝撃の
初期における乗員の膝15にかかる荷重が小さくなる。
また、吸収荷重が不足の場合は、側壁14にリブ18を
設けることにより、荷重をコントロールできる。さら
に、図4に示すように、リブ18に切り込み18aを形
成して、荷重をコントロールしてもよい。
【0018】上記構成のグローブボックス11の前面壁
12に乗員の膝15が衝突し、所定値以上の衝撃荷重が
作用すると、図2に仮想線で示すごとく、側壁14の変
形部16がグローブボックス11の内方に向かって弾性
変形し、衝撃エネルギーが吸収され、乗員の膝15に作
用する荷重が低減される。
【0019】図5に別のリブ28の例を示す。リブ28
は帯状に形成され、側壁14の上端部にそれぞれ固定さ
れている。このようにリブ28を側壁14の上端部に設
けると、グローブボックス11の通常時の使用におい
て、グローブボックス11に生じる歪み等の変形を防止
できる。リブ28を複数設けても良いし、さらに、切り
込みを入れても良いこと勿論である。
【0020】上述の実施例では、変形部16は側壁14
を曲げて形成していたが、図6に示すように、側壁24
の中央部の肉厚を他の部分よりも薄くして変形部26を
形成しても良い。また図7に示すように、上記側壁14
の上端部の肉厚を他の部分より大きく形成してもよく、
さらに図8に示すように同側壁14の上端部に一定幅の
リブ27を形成しても同様の効果を得ることが出来る。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、側壁に前
面壁に所定値以上の衝撃荷重が作用したときに変形して
同衝撃エネルギーを吸収する変形部を設けたので、助手
席に着座している乗員の膝に作用する荷重が低減され、
安全性が向上する。
【0022】請求項2記載の発明によれば、変形部をグ
ローブボックスの内側に向かって曲がった略くの字型の
形状とし、側壁が曲げ変形を制御する補強部材を有する
ので、側壁の荷重をコントロールできる。
【0023】請求項3記載の発明によれば、補強部材を
上下に複数設けたので、側壁の挙動を容易にコントロー
ルできる。
【0024】請求項4記載の発明によれば、補強部材が
切り込みを有するので、側壁の荷重をコントロールでき
る。
【0025】請求項5記載の発明によれば、補強部材を
側壁の上端部に設けたので、グローブボックスの通常使
用において、グローブボックスに生じる歪み等の変形を
防止できる。
【0026】請求項6記載の発明によれば、側壁の肉厚
を変化させて変形部を設けたので、助手席に着座してい
る乗員の膝に作用する荷重が低減され、安全性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す車両のインストルメン
トパネルの要部の斜視図である。
【図2】図1のグローブボックスの平面図である。
【図3】膝に作用する荷重と変形部の変位量との関係を
示すグラフである。
【図4】切り込みが形成された補強部材の要部を示す平
面図である。
【図5】別の補強部材が適用されたグローブボックスの
斜視図である。
【図6】別の変形部の要部を示す平面図である。
【図7】aは側壁の上端部の肉圧を他の部分よりも大き
くしたグローブボックスの要部の斜視図、bは図7aの
X−X断面図である。
【図8】aは側壁の上端部にリブを形成したグローブボ
ックスの要部の斜視図、bは図8aのY−Y断面図であ
る。
【符号の説明】
10 インストルメントパネル 11 グローブボックス 12 前面壁 13 後面壁 14、24 側壁 15 膝 16、26 変形部 17 係合片 18、27、28 補強部材としてのリブ 18a 切欠き

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のインストルメントパネルに設けられ
    乗員の座席前方に位置する前面壁と、後面壁と同両壁間
    で車両前後方向に形成される側壁とを有するグローブボ
    ックス構造において、 上記側壁は上記前面壁に所定値以上の衝撃荷重が作用し
    たときに変形して同衝撃エネルギーを吸収し得る変形部
    を有することを特徴とするグローブボックス構造。
  2. 【請求項2】上記変形部は上記グローブボックスの内側
    に向かって曲がった略くの字型の形状であり、上記側壁
    は車両の前後方向に伸びて形成され、同側壁の曲げ変形
    を制御する補強部材を有することを特徴とする請求項1
    記載のグローブボックス構造。
  3. 【請求項3】上記補強部材は上下に複数設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のグローブボック
    ス構造。
  4. 【請求項4】上記補強部材は切り込みを有することを特
    徴とする請求項1、2又は3記載のグローブボックス構
    造。
  5. 【請求項5】上記補強部材は上記側壁の上端部に設けら
    れていることを特徴とする請求項1又は2記載のグロー
    ブボックス構造。
  6. 【請求項6】上記変形部は上記側壁の肉厚を変化して形
    成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のグ
    ローブボックス構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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