JP3503273B2 - ア−ムレスト - Google Patents

ア−ムレスト

Info

Publication number
JP3503273B2
JP3503273B2 JP15763995A JP15763995A JP3503273B2 JP 3503273 B2 JP3503273 B2 JP 3503273B2 JP 15763995 A JP15763995 A JP 15763995A JP 15763995 A JP15763995 A JP 15763995A JP 3503273 B2 JP3503273 B2 JP 3503273B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armrest
insert
vehicle
door trim
vehicle interior
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15763995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH092177A (ja
Inventor
徹 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Araco Corp filed Critical Araco Corp
Priority to JP15763995A priority Critical patent/JP3503273B2/ja
Publication of JPH092177A publication Critical patent/JPH092177A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3503273B2 publication Critical patent/JP3503273B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のドアに設置され
るア−ムレストに関する発明である。
【0002】
【従来の技術】車両のドアに設置されるア−ムレストと
して、従来は図5乃至図7に示される構成のものがあっ
た。すなわち、従来のア−ムレスト1は図5に示される
車両のドア11に設置されており、詳しくは図6に示す
ように、車両のドアのうち車両室内側を構成するドアト
リム13から車両室内側に突出状に形成されていた。ま
た、ア−ムレスト1自体は、図6に示すように、ア−ム
レスト表皮21,ア−ムレストパッド23およびア−ム
レストインサ−ト31の三層構造にて形成されている。
ここで、ア−ムレストインサ−ト31の構造について
は、図7に示すように、二枚の板状体を上下に配し、そ
の間に補強用のインサ−トリブ33を所定間隔にて複数
枚挿入して構成されている。また、ア−ムレストインサ
−ト31は、例えばPP材(ポリプロピレン材)等の樹
脂系材料あるいは例えばハ−ドボ−ド等の天然繊維系材
料といった一般的な芯材用材料を用いて形成されてい
る。そして、ア−ムレスト1はインサ−トリブ33によ
って剛性が高められて強度が確保され、外力によるア−
ムレスト1の変形が効果的に防止されるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のア−ムレスト1については以下の問題があっ
た。すなわち、インサ−トリブ33を設けたことによっ
てア−ムレストインサ−ト31が剛体構造となり、ア−
ムレスト1の補強および変形防止効果を実現することが
可能となった反面、例えば車両の側面部に他の車両が衝
突したり、あるいは事故によって車両の側面部が例えば
道路周辺の構造物に衝突した場合(以下「側突」とい
う)には、かかる剛体構造のア−ムレストインサ−ト3
1を有するア−ムレスト1が搭乗者の体に当たる可能性
がある。この場合、側突時の衝撃はア−ムレスト1を介
して直接的に搭乗者の体に伝わってしまい、搭乗者の安
全確保の見地より万全を期しがたい場合も考えられる。
一方、ア−ムレストインサ−ト31内を完全に空洞状に
成形すれば、ア−ムレスト1は側突時に容易につぶれや
すくなり衝撃緩和が可能となるが、通常時においてア−
ムレストインサ−ト31が些細な外力を受けて変形して
しまうおそれがあり、芯材として不適当となってしま
う。
【0004】そこで本発明は、十分な剛性を有するとと
もに側突時に搭乗者に伝わる衝撃を効果的に緩和するこ
とが可能であって、搭乗者の安全確保に万全を期すこと
が可能なア−ムレストを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は以下の手段を講じている。すなわち請
求項1の発明は、車両のドアトリムに形成または取付け
られるとともに、少なくとも芯材となるア−ムレストイ
ンサ−トを有するア−ムレストであって、前記ア−ムレ
ストインサ−トは内部が空洞状に形成されており、その
空洞状の内部において、前記ドアトリム側端面から車両
室内側端面へと前記ア−ムレストインサ−トを横断する
方向を長手方向とし且つ前記ドアトリム側端面から車両
室内側端面に達しない長さの板状の補強部材が設置され
ており、その車両室内側端面から少なくとも前記ドアト
リムに達しない範囲は空洞状に形成されたままである
とを特徴とするア−ムレストである。
【0006】また請求項の発明は、請求項に記載さ
れたア−ムレストにおいて、前記ア−ムレストインサ−
トの車両室内側端部には切欠部が形成されていることを
特徴とするア−ムレストである。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、ア−ムレストは、そ
の内部が空洞部とされており且つドアトリム側端面から
車両室内側端面に達しない範囲で補強部材が設置されて
おり、その車両室内側端面から少なくとも前記ドアトリ
ムに達しない範囲は空洞状に形成されたままである
め、補強部材が設置されていない車両室内側端面からの
空洞状に形成されたままである所定の範囲内では、側突
時にア−ムレストが搭乗者の体に当たった場合にア−ム
レストインサ−トが容易につぶれ易い構造とされ、搭乗
者に伝わる衝撃を緩和することが可能となる。さらに設
置された補強部材によってア−ムレストインサ−トは剛
性が弱められることがなく芯材としての機能を維持可能
であり、ア−ムレスト自体の剛性は弱められることがな
い。
【0008】請求項2の発明によれば、ア−ムレストイ
ンサ−トは、その車両室内側端部に形成された切欠部に
よって側突時に一層容易につぶれやすい構造とされるた
め、側突時に搭乗者に伝わる衝撃が一層容易に緩和され
ることとなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具現化した実施例であるア−
ムレスト101について、図面を参照しながら説明す
る。図1に示すように、本実施例のア−ムレスト101
は、車両のドア111に設けられたドアトリム113に
取付けられる。ここでドアトリム113は、ドア101
の車両室内側である内板を覆う内張り部品であり、一般
的にはドアトリム基材とドアトリム表皮の二層構造にて
形成されている。
【0010】また、ア−ムレスト101は、図2に示す
ように、芯材としての機能を果たすア−ムレストインサ
−ト131の上にア−ムレスト表皮121とア−ムレス
トパッド123とが被着された三層構造にて形成されて
おり、上記したドアトリム113に対してビス着あるい
は熱ガシメによる締着によって取付けられている。
【0011】ここで、ア−ムレスト101の材質として
は、ア−ムレスト表皮121については例えばPVC,
ファブリック,皮革等が用いられ、ア−ムレストパッド
123については例えばウレタンフォ−ム,ポリエチレ
ンフォ−ム等が用いられている。また、ア−ムレストイ
ンサ−ト131には例えばPP材等の樹脂系材料や例え
ばハ−ドボ−ド等の天然繊維系材料が用いられる。
【0012】なお、ア−ムレスト101は、本実施例で
はドアトリム113と別体にて形成したが、これを一体
的に形成する構造としてもよい。
【0013】次に、本発明の特徴的構成部材であるア−
ムレストインサ−ト131の構造について図3および図
4に基づいて説明する。図3は車両室内側からみたア−
ムレストインサ−ト131の斜視図であり、図4はドア
トリム113側(図1参照)からみたア−ムレストイン
サ−ト131の斜視図である。ア−ムレストインサ−ト
131は板材を適宜組み合わせた矩形体状に形成されて
おり、その内部は空洞部とされている。そして、図3に
示すように、車両室内側端面であるインサ−ト側壁部1
35にはインサ−ト切欠部137が所定の間隔にて形成
されている。ここでインサ−ト切欠部137は、側突時
においてア−ムレスト101が車両内の搭乗者に当たっ
た場合に、ア−ムレストインサ−ト131を容易につぶ
れやすくするための部材であり、かかる作用を奏するこ
とが可能な任意の形状・個数を採用し得る。
【0014】例えば本実施例では、図3および図4中、
縦方向を長手方向とするインサ−ト切欠部137をイン
サ−ト側壁部135からア−ムレストインサ−ト131
の上下面に延出するように形成しているが、これをア−
ムレストインサ−ト131の横方向を長手方向として1
つあるいは複数形成してもよい。あるいは、インサ−ト
側壁部135に適宜小窓状のインサ−ト切欠部を形成し
てもよい。なお、かかるインサ−ト切欠部137は請求
項2の発明における「切欠部」に対応している。また、
ア−ムレストインサ−ト131の内部を空洞部とするの
は請求項1及び請求項2の発明に対応している。
【0015】さらに本実施例では、ア−ムレストインサ
−ト131には、図4に示すように、ドアトリム113
側(図1参照)からア−ムレストインサ−ト131を横
断する方向を長手方向としてインサ−トリブ133が設
置されている。インサ−トリブ133は、ア−ムレスト
インサ−ト131の補強部材としての機能を果たす部材
であり、ア−ムレストインサ−ト131の横断面長さよ
りも短い長さ(ア−ムレストインサ−ト131のドアト
リム113側から車両室内側端面に達しない長さ)の板
状体として形成され、複数枚所定間隔にて設置されてい
る。なお、インサ−トリブ133は、請求項1の発明に
おける「補強部材」に対応している。
【0016】かくして、本実施例のア−ムレスト101
が形成される。次に、ア−ムレスト101の作用につい
て説明する。もし車両が側突した場合、図1に示すドア
111が衝撃によって車両室内側に折曲して搭乗者の体
151にア−ムレスト101が当たる場合がある。この
時、図2乃至図4に示すア−ムレストインサ−ト131
においては、インサ−トリブ133が設置されておらず
比較的剛性の低い車両室内側端面であるインサ−ト側壁
部135がまず搭乗者の体に当接する。そして、ア−ム
レストインサ−ト131は体への当接時につぶれながら
変形することが可能であるため、側突時の衝撃はかかる
変形によって効果的に緩和されることとなる。また、こ
の変形はインサ−ト切欠部137によって一層容易に生
じ得ることとなる。一方、インサ−トリブ133がア−
ムレストインサ−ト131の補強を司るため、通常の外
力でア−ムレスト101が変形してしまうことが効果的
に防止されることとなる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、十分な剛性を有すると
ともに搭乗者に伝わる側突時の衝撃を効果的に緩和する
ことが可能であって、搭乗者の安全確保に万全を期すこ
とが可能なア−ムレストが提供されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のア−ムレストを中心としたドアパネ
ル周辺の構造を示す図である。
【図2】本実施例のア−ムレストの構造を示す正面断面
図である。
【図3】ア−ムレストインサ−トの構造を示す斜視図で
ある。
【図4】同じく、ア−ムレストインサ−トの構造を示す
斜視図である。
【図5】従来のア−ムレストを中心としたドアパネル周
辺の構造を示す図である。
【図6】従来のア−ムレストの構造を示す正面断面図で
ある。
【図7】従来のア−ムレストインサ−トの構造を示す斜
視図である。
【符号の説明】
101 ア−ムレスト 121 ア−ムレスト表皮 123 ア−ムレストパッド 131 ア−ムレストインサ−ト 133 インサ−トリブ 135 インサ−ト側壁部 137 ア−ムレストインサ−ト切欠部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドアトリムに形成または取付けら
    れるとともに、少なくとも芯材となるア−ムレストイン
    サ−トを有するア−ムレストであって、 前記ア−ムレストインサ−トは内部が空洞状に形成され
    ており、その空洞状の内部において、前記ドアトリム側
    端面から車両室内側端面へと前記ア−ムレストインサ−
    トを横断する方向を長手方向とし且つ前記ドアトリム側
    端面から車両室内側端面に達しない長さの板状の補強部
    材が設置されており、その車両室内側端面から少なくと
    も前記ドアトリムに達しない範囲は空洞状に形成された
    ままであることを特徴とするア−ムレスト。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたア−ムレストにお
    いて、前記ア−ムレストインサ−トの車両室内側端部に
    は切欠部が形成されていることを特徴とするア−ムレス
    ト。
JP15763995A 1995-06-23 1995-06-23 ア−ムレスト Expired - Fee Related JP3503273B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15763995A JP3503273B2 (ja) 1995-06-23 1995-06-23 ア−ムレスト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15763995A JP3503273B2 (ja) 1995-06-23 1995-06-23 ア−ムレスト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH092177A JPH092177A (ja) 1997-01-07
JP3503273B2 true JP3503273B2 (ja) 2004-03-02

Family

ID=15654128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15763995A Expired - Fee Related JP3503273B2 (ja) 1995-06-23 1995-06-23 ア−ムレスト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3503273B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH092177A (ja) 1997-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100402780B1 (ko) 차량의 루프레일 사이드부 구조
US8029041B2 (en) Door trim-integrated pelvic impact energy-absorbing construction for vehicle
EP1502807B1 (en) Armrest structure and door provided therewith
US8011717B2 (en) Automotive interior component
US6983967B2 (en) Armrest with side impact resistance feature
US20090134660A1 (en) Side impact door trim buckle initiator design in armrest and grab handle region
JPH09175242A (ja) 車両用アームレスト
JPH05201300A (ja) 自動車の乗員保護装置
JPH1059107A (ja) エアバッグドアを有するインストルメントパネル
JP3177891B2 (ja) 自動車の扉構造
JPH10297345A (ja) 自動車用フットレスト
JPH11129840A (ja) 衝撃吸収部材
JP3503273B2 (ja) ア−ムレスト
JP2000103307A (ja) 衝突時の膝荷重低減装置
JP3838555B2 (ja) 内装部品におけるアームレスト構造
JP2005047375A (ja) 車両のアームレスト構造
JP2969051B2 (ja) 自動車用内装部品
JP2914598B2 (ja) 自動車用ドアトリム
EP2223829B1 (en) Automotive Interior component
JP2576591Y2 (ja) 自動車用内装部品
JPH07232556A (ja) 車両用内装トリム
JP3241175B2 (ja) 自動車のピラーガーニッシュ
JP3433078B2 (ja) 車両用内装部品の衝撃吸収構造
JPH0986317A (ja) グローブボックス構造
JPH072029A (ja) 自動車用緩衝内装材

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031201

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees