JPH0986306A - 干渉防止部品の取付構造 - Google Patents
干渉防止部品の取付構造Info
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- JPH0986306A JPH0986306A JP7270565A JP27056595A JPH0986306A JP H0986306 A JPH0986306 A JP H0986306A JP 7270565 A JP7270565 A JP 7270565A JP 27056595 A JP27056595 A JP 27056595A JP H0986306 A JPH0986306 A JP H0986306A
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- hole
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- interference prevention
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- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 第1に、部品点数が削減され部品コスト面に
優れ、第2に、取付工数が低減され作業コスト面にも優
れた、干渉防止部品の取付構造を提案する。 【解決手段】 この取付構造は、車輌本体側の板金部B
に取付けられ、もって板金部Bと配索されたワイヤリン
グハーネスAとの間の干渉を防止する、干渉防止部品5
の取付構造に関する。そしてこの干渉防止部品5は、略
板状をなすと共に、折曲端部6と穴部7と取付爪部8
と、を有してなる。そして折曲端部6は、板金部Bのワ
イヤリングハーネスA側のエッジ部分Cに外嵌,係合さ
れ、穴部7は、板金部Bに設けられた取付穴Dに対応位
置し、取付爪部8は、穴部7に片持ち構造で突設され、
その自由端9が板金部Bの取付穴Dの縁Eに押し込まれ
て係止されている。もって干渉防止部品5は、このよう
な折曲端部6の外嵌,係合と取付爪部8の押し込み,係
止により、板金部Bに取付け固定されてなる。
優れ、第2に、取付工数が低減され作業コスト面にも優
れた、干渉防止部品の取付構造を提案する。 【解決手段】 この取付構造は、車輌本体側の板金部B
に取付けられ、もって板金部Bと配索されたワイヤリン
グハーネスAとの間の干渉を防止する、干渉防止部品5
の取付構造に関する。そしてこの干渉防止部品5は、略
板状をなすと共に、折曲端部6と穴部7と取付爪部8
と、を有してなる。そして折曲端部6は、板金部Bのワ
イヤリングハーネスA側のエッジ部分Cに外嵌,係合さ
れ、穴部7は、板金部Bに設けられた取付穴Dに対応位
置し、取付爪部8は、穴部7に片持ち構造で突設され、
その自由端9が板金部Bの取付穴Dの縁Eに押し込まれ
て係止されている。もって干渉防止部品5は、このよう
な折曲端部6の外嵌,係合と取付爪部8の押し込み,係
止により、板金部Bに取付け固定されてなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、干渉防止部品の取
付構造に関する。すなわち、車輌において板金部とワイ
ヤリングハーネス間の干渉を防止する、干渉防止部品の
取付構造に関するものである。
付構造に関する。すなわち、車輌において板金部とワイ
ヤリングハーネス間の干渉を防止する、干渉防止部品の
取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2はこの種従来例の説明に供し、
(1)図は、板金部とワイヤリングハーネスとの干渉状
態の斜視図、(2)図は、従来の干渉防止部品の取付構
造の斜視図、(3)図は、同正断面図である。ワイヤリ
ングハーネスAは、例えばバッテリー電源からメータ
ー,ランプ,その他各種電装品に至る様々な電気配線を
束ねたものであり、車輌本体側の板金部B等に沿って、
配索されている。そして配索の関係上、図2の(1)図
に示したように、このようなワイヤリングハーネスA
が、車輌本体側の板金部Bのエッジ部分Cと当接,接
触,干渉する部位があり、そのままでは車輌走行中の振
動等により、ワイヤリングハーネスAが板金部Bのエッ
ジ部分Cの突端縁にて傷付けられ、損傷により電気配線
が切断されたりショートしたりする危険もある。
(1)図は、板金部とワイヤリングハーネスとの干渉状
態の斜視図、(2)図は、従来の干渉防止部品の取付構
造の斜視図、(3)図は、同正断面図である。ワイヤリ
ングハーネスAは、例えばバッテリー電源からメータ
ー,ランプ,その他各種電装品に至る様々な電気配線を
束ねたものであり、車輌本体側の板金部B等に沿って、
配索されている。そして配索の関係上、図2の(1)図
に示したように、このようなワイヤリングハーネスA
が、車輌本体側の板金部Bのエッジ部分Cと当接,接
触,干渉する部位があり、そのままでは車輌走行中の振
動等により、ワイヤリングハーネスAが板金部Bのエッ
ジ部分Cの突端縁にて傷付けられ、損傷により電気配線
が切断されたりショートしたりする危険もある。
【0003】そこで従来は、図2の(2)図や(3)図
に示した干渉防止部品1が用いられていた。そして、こ
の従来の干渉防止部品1は、略板状をなすと共に折曲端
部2と穴部3とを備えてなり、折曲端部2が、板金部B
のワイヤリングハーネスA側のエッジ部分Cに外嵌,係
合され、かつ穴部3が、板金部Bに設けられた取付穴D
に、締付具4を用いて締付け,固定されていた。このよ
うにして、従来の干渉防止部品1は、車輌本体側の板金
部Bに取付け固定され、もって、ワイヤリングハーネス
Aと板金部Bのエッジ部分Cとの間の干渉を防止してい
た。
に示した干渉防止部品1が用いられていた。そして、こ
の従来の干渉防止部品1は、略板状をなすと共に折曲端
部2と穴部3とを備えてなり、折曲端部2が、板金部B
のワイヤリングハーネスA側のエッジ部分Cに外嵌,係
合され、かつ穴部3が、板金部Bに設けられた取付穴D
に、締付具4を用いて締付け,固定されていた。このよ
うにして、従来の干渉防止部品1は、車輌本体側の板金
部Bに取付け固定され、もって、ワイヤリングハーネス
Aと板金部Bのエッジ部分Cとの間の干渉を防止してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。上述し
たように、従来のこの種干渉防止部品1は、その穴部3
を板金部Bの取付穴Dに合わせ、リテーナやねじ部材等
の締付具4を用いて、穴部3と取付穴D間を締付け,固
定することにより、折曲端部2の外嵌,係合と合わせ、
板金部Bに取付け固定されていた。そこで第1に、締付
具4が必須的とされる分だけ、部品点数が増加し部品コ
ストがかさむ、という問題が指摘されていた。第2に、
締付具4による締付け,固定を要する分だけ、干渉防止
部品1の取付け固定作業に手間取り、取付工数がかかる
等、作業コスト面にも問題が指摘されていた。
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。上述し
たように、従来のこの種干渉防止部品1は、その穴部3
を板金部Bの取付穴Dに合わせ、リテーナやねじ部材等
の締付具4を用いて、穴部3と取付穴D間を締付け,固
定することにより、折曲端部2の外嵌,係合と合わせ、
板金部Bに取付け固定されていた。そこで第1に、締付
具4が必須的とされる分だけ、部品点数が増加し部品コ
ストがかさむ、という問題が指摘されていた。第2に、
締付具4による締付け,固定を要する分だけ、干渉防止
部品1の取付け固定作業に手間取り、取付工数がかかる
等、作業コスト面にも問題が指摘されていた。
【0005】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の課題を解決すべくなされたものであって、取付爪
部を、穴部に一体的な片持ち構造で突設すると共に、そ
の自由端を、車輌本体側の板金部の取付穴の縁に押し込
み,係止するようにしたことにより、第1に、部品点数
が削減されると共に、第2に、取付工数も低減される、
干渉防止部品の取付構造を提案することを目的とする。
来例の課題を解決すべくなされたものであって、取付爪
部を、穴部に一体的な片持ち構造で突設すると共に、そ
の自由端を、車輌本体側の板金部の取付穴の縁に押し込
み,係止するようにしたことにより、第1に、部品点数
が削減されると共に、第2に、取付工数も低減される、
干渉防止部品の取付構造を提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。すなわち
この取付構造は、車輌において、車輌本体側の板金部に
取付けられ、もって上記板金部と配索されたワイヤリン
グハーネスとの間の干渉を防止する、干渉防止部品の取
付構造に関する。そして、上記干渉防止部品は、略板状
をなすと共に、折曲端部と穴部と取付爪部とを有してな
る。そして該折曲端部は、上記板金部のワイヤリングハ
ーネス側のエッジ部分に外嵌,係合され、該穴部は、上
記板金部に設けられた取付穴に対応位置し、該取付爪部
は、該穴部に片持ち構造で突設され、その自由端が上記
板金部の取付穴の縁に押し込まれて係止されている。も
って上記干渉防止部品は、このような該折曲端部の外
嵌,係合と該取付爪部の押し込み,係止とにより、上記
板金部に取付け固定されていること、を特徴とする。
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。すなわち
この取付構造は、車輌において、車輌本体側の板金部に
取付けられ、もって上記板金部と配索されたワイヤリン
グハーネスとの間の干渉を防止する、干渉防止部品の取
付構造に関する。そして、上記干渉防止部品は、略板状
をなすと共に、折曲端部と穴部と取付爪部とを有してな
る。そして該折曲端部は、上記板金部のワイヤリングハ
ーネス側のエッジ部分に外嵌,係合され、該穴部は、上
記板金部に設けられた取付穴に対応位置し、該取付爪部
は、該穴部に片持ち構造で突設され、その自由端が上記
板金部の取付穴の縁に押し込まれて係止されている。も
って上記干渉防止部品は、このような該折曲端部の外
嵌,係合と該取付爪部の押し込み,係止とにより、上記
板金部に取付け固定されていること、を特徴とする。
【0007】そして、この干渉防止部品は、車輌本体側
の板金部への取付けに際しては、まず折曲端部を、板金
部のワイヤリングハーネス側のエッジ部分に外嵌,係合
すると共に、穴部を、板金部の取付穴に対応位置させた
後、取付爪部を、穴部から押し込んで板金部の取付穴の
縁に係止する。この干渉防止部品は、このような取付構
造にて板金部に取付け固定され、もってワイヤリングハ
ーネスと板金部のエッジ部分間の干渉を、折曲端部にて
防止する。
の板金部への取付けに際しては、まず折曲端部を、板金
部のワイヤリングハーネス側のエッジ部分に外嵌,係合
すると共に、穴部を、板金部の取付穴に対応位置させた
後、取付爪部を、穴部から押し込んで板金部の取付穴の
縁に係止する。この干渉防止部品は、このような取付構
造にて板金部に取付け固定され、もってワイヤリングハ
ーネスと板金部のエッジ部分間の干渉を、折曲端部にて
防止する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に示すその発
明の実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1は、
本発明の実施の形態の説明に供し、(1)図は取付状態
の斜視図、(2)図は取付直前の正断面図、(3)図は
取付状態の正断面図である。
明の実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1は、
本発明の実施の形態の説明に供し、(1)図は取付状態
の斜視図、(2)図は取付直前の正断面図、(3)図は
取付状態の正断面図である。
【0009】この干渉防止部品5は、車輌において、車
輌本体側の板金部Bに取付けられ、もって、板金部Bと
配索されたワイヤリングハーネスAとの間の干渉を防止
する。まずワイヤリングハーネスAは、車輌のバッテリ
ー電源と、メーター,ランプ,カーステレオ,ヒータ
ー,クーラー,その他各種電装品との間の電気配線を、
途中において束ねた集合体よりなり、図示例では、フレ
キシブルな筒体内部に電気配線を収納した態様よりな
る。そして、このようなワイヤリングハーネスAは、車
輌本体側の板金部B等に沿って配索される。さてそこ
で、この干渉防止部品5は、折曲端部6と穴部7と取付
爪部8とを有してなり、これらにより、その取付構造が
構成されている。
輌本体側の板金部Bに取付けられ、もって、板金部Bと
配索されたワイヤリングハーネスAとの間の干渉を防止
する。まずワイヤリングハーネスAは、車輌のバッテリ
ー電源と、メーター,ランプ,カーステレオ,ヒータ
ー,クーラー,その他各種電装品との間の電気配線を、
途中において束ねた集合体よりなり、図示例では、フレ
キシブルな筒体内部に電気配線を収納した態様よりな
る。そして、このようなワイヤリングハーネスAは、車
輌本体側の板金部B等に沿って配索される。さてそこ
で、この干渉防止部品5は、折曲端部6と穴部7と取付
爪部8とを有してなり、これらにより、その取付構造が
構成されている。
【0010】まず、この干渉防止部品5は、各種樹脂製
やアルミニウム等の金属製よりなり、成形型を用い略板
状に押出し成形された後、打ち抜き加工等により、穴部
7が一旦左右に分割された態様で形成されると共に、せ
ん断加工等により、自由端9を分離形成する形態で取付
爪部8が形成される。そして、この干渉防止部品5の折
曲端部6は、板金部BのワイヤリングハーネスA側のエ
ッジ部分Cに、外嵌,係合される。すなわち折曲端部6
は、平板状の干渉防止部品5の一端部を、若干の間隔1
0を存しつつ反転折曲した略J字状の形状よりなり、こ
のように形成された折曲端部6の内側の間隔10に、板
金部Bのエッジ部分Cが密に挿入され、もって外嵌,係
合せしめられる。又、折曲端部6の外側は、各折曲箇所
においてアールを存しつつ、わん曲,折曲されている。
やアルミニウム等の金属製よりなり、成形型を用い略板
状に押出し成形された後、打ち抜き加工等により、穴部
7が一旦左右に分割された態様で形成されると共に、せ
ん断加工等により、自由端9を分離形成する形態で取付
爪部8が形成される。そして、この干渉防止部品5の折
曲端部6は、板金部BのワイヤリングハーネスA側のエ
ッジ部分Cに、外嵌,係合される。すなわち折曲端部6
は、平板状の干渉防止部品5の一端部を、若干の間隔1
0を存しつつ反転折曲した略J字状の形状よりなり、こ
のように形成された折曲端部6の内側の間隔10に、板
金部Bのエッジ部分Cが密に挿入され、もって外嵌,係
合せしめられる。又、折曲端部6の外側は、各折曲箇所
においてアールを存しつつ、わん曲,折曲されている。
【0011】干渉防止部品5の穴部7は、板金部Bに設
けられた取付穴Dに対応すべく位置している。図示例の
穴部7は、平板状をなす干渉防止部品5の中央に穿設さ
れると共に、折曲端部6に沿った横長状をなし、その短
径が、板金部Bの取付穴Dの同方向の径より若干長目に
設定されている。次に、干渉防止部品5の取付爪部8
は、穴部7に片持ち構造で突設され、その自由端9が、
板金部Bの取付穴Dの縁Eに押し込まれて係止されてな
る。すなわち、図示例の取付爪部8は、穴部7のワイヤ
リングハーネスA寄りの端縁中央部分から、反ワイヤリ
ングハーネスA方向に一体的に突設されている。そし
て、取付爪部8の基端から自由端9までの長さは、横長
状をなす穴部7の短径とほぼ一致すると共に、板金部B
の取付穴Dの同方向の径より若干長目に設定されてい
る。又、この取付爪部8は、その自由端9を押し込み,
係止が可能な程度の変形性・弾性を備えてなる。この干
渉防止部品5は、このような折曲端部6の外嵌,係合と
取付爪部8の押し込み,係止とにより、車輌本体側の板
金部Bに取付け固定される取付構造よりなる。
けられた取付穴Dに対応すべく位置している。図示例の
穴部7は、平板状をなす干渉防止部品5の中央に穿設さ
れると共に、折曲端部6に沿った横長状をなし、その短
径が、板金部Bの取付穴Dの同方向の径より若干長目に
設定されている。次に、干渉防止部品5の取付爪部8
は、穴部7に片持ち構造で突設され、その自由端9が、
板金部Bの取付穴Dの縁Eに押し込まれて係止されてな
る。すなわち、図示例の取付爪部8は、穴部7のワイヤ
リングハーネスA寄りの端縁中央部分から、反ワイヤリ
ングハーネスA方向に一体的に突設されている。そし
て、取付爪部8の基端から自由端9までの長さは、横長
状をなす穴部7の短径とほぼ一致すると共に、板金部B
の取付穴Dの同方向の径より若干長目に設定されてい
る。又、この取付爪部8は、その自由端9を押し込み,
係止が可能な程度の変形性・弾性を備えてなる。この干
渉防止部品5は、このような折曲端部6の外嵌,係合と
取付爪部8の押し込み,係止とにより、車輌本体側の板
金部Bに取付け固定される取付構造よりなる。
【0012】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。この干渉防止部品5
は、このように略板状をなすと共に、折曲端部6と穴部
7と取付爪部8とを有してなる。そしてこの干渉防止部
品5は、車輌本体側の板金部Bへの取付けに際しては、
まず折曲端部6を、板金部BのワイヤリングハーネスA
側のエッジ部分Cに外嵌,係合すると共に、穴部7を、
板金部Bの取付穴Dに対応位置させた後、取付爪部8
を、穴部7から押し込み(図示例では押下し)、板金部
Bの取付穴Dの縁E下に対し、引っ掛けるように係止す
る。干渉防止部品5は、このような取付構造にて板金部
Bに取付け固定され、もって、ワイヤリングハーネスA
と板金部Bのエッジ部分Cとの間の干渉を、両者間に介
在する折曲端部6にて防止する。つまり、板金部Bのエ
ッジ部分Cの突端縁は、干渉防止部品5のわん曲した折
曲端部6にて覆われているので、車輌の走行中の振動等
によりワイヤリングハーネスAと当接,接触,干渉して
も、ワイヤリングハーネスAが傷付けられ損傷すること
は阻止され、ワイヤリングハーネスAの電気配線が、切
断されたりショートしたりすることもなくなる。さてそ
こで、この干渉防止部品5の取付構造にあっては、次の
第1,第2のようになる。
いる。そこで以下のようになる。この干渉防止部品5
は、このように略板状をなすと共に、折曲端部6と穴部
7と取付爪部8とを有してなる。そしてこの干渉防止部
品5は、車輌本体側の板金部Bへの取付けに際しては、
まず折曲端部6を、板金部BのワイヤリングハーネスA
側のエッジ部分Cに外嵌,係合すると共に、穴部7を、
板金部Bの取付穴Dに対応位置させた後、取付爪部8
を、穴部7から押し込み(図示例では押下し)、板金部
Bの取付穴Dの縁E下に対し、引っ掛けるように係止す
る。干渉防止部品5は、このような取付構造にて板金部
Bに取付け固定され、もって、ワイヤリングハーネスA
と板金部Bのエッジ部分Cとの間の干渉を、両者間に介
在する折曲端部6にて防止する。つまり、板金部Bのエ
ッジ部分Cの突端縁は、干渉防止部品5のわん曲した折
曲端部6にて覆われているので、車輌の走行中の振動等
によりワイヤリングハーネスAと当接,接触,干渉して
も、ワイヤリングハーネスAが傷付けられ損傷すること
は阻止され、ワイヤリングハーネスAの電気配線が、切
断されたりショートしたりすることもなくなる。さてそ
こで、この干渉防止部品5の取付構造にあっては、次の
第1,第2のようになる。
【0013】まず第1に、この取付構造において干渉防
止部品5は、折曲端部6を、板金部Bのエッジ部分Cに
外嵌,係合すると共に、取付爪部8を、板金部Bの取付
穴Dの縁Eに押し込み,係止することにより、板金部B
に取付け固定される。このように干渉防止部品5は、締
付具を別途準備し使用することを要せず、締付具に代え
一体化された取付爪部8を用いることにより、取付け固
定されるので、その分だけ部品点数が削減される。第2
に、同様にこの取付構造によると、折曲端部6の外嵌,
係合と、取付爪部8の押し込み,係止とにより、干渉防
止部品5が板金部Bに取付け固定されるので、その取付
け固定作業はワンタッチで簡単容易に実施され、取付工
数も低減される。
止部品5は、折曲端部6を、板金部Bのエッジ部分Cに
外嵌,係合すると共に、取付爪部8を、板金部Bの取付
穴Dの縁Eに押し込み,係止することにより、板金部B
に取付け固定される。このように干渉防止部品5は、締
付具を別途準備し使用することを要せず、締付具に代え
一体化された取付爪部8を用いることにより、取付け固
定されるので、その分だけ部品点数が削減される。第2
に、同様にこの取付構造によると、折曲端部6の外嵌,
係合と、取付爪部8の押し込み,係止とにより、干渉防
止部品5が板金部Bに取付け固定されるので、その取付
け固定作業はワンタッチで簡単容易に実施され、取付工
数も低減される。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る干渉防止部品の取付構造
は、以上説明したように、取付爪部を、穴部に一体的な
片持ち構造で突設すると共に、その自由端を、車輌本体
側の板金部の取付穴の縁に押し込み,係止するようにし
たことにより、次の効果を発揮する。
は、以上説明したように、取付爪部を、穴部に一体的な
片持ち構造で突設すると共に、その自由端を、車輌本体
側の板金部の取付穴の縁に押し込み,係止するようにし
たことにより、次の効果を発揮する。
【0015】第1に、部品点数が削減される。すなわ
ち、この干渉防止部品の取付構造にあっては、取付爪部
の押し込み,係止により、干渉防止部品が車輌本体側の
板金部に取付け固定され、前述したこの種従来例のよう
に、リテーナやねじ部材等の締付具を、別途準備し使用
することを要しない。つまりこの取付構造では、この種
従来例の締付具に代え、干渉防止部品に一体化された取
付爪部を用いて取付け固定するので、その分だけ部品点
数が削減される等、部品コスト面に優れている。
ち、この干渉防止部品の取付構造にあっては、取付爪部
の押し込み,係止により、干渉防止部品が車輌本体側の
板金部に取付け固定され、前述したこの種従来例のよう
に、リテーナやねじ部材等の締付具を、別途準備し使用
することを要しない。つまりこの取付構造では、この種
従来例の締付具に代え、干渉防止部品に一体化された取
付爪部を用いて取付け固定するので、その分だけ部品点
数が削減される等、部品コスト面に優れている。
【0016】第2に、取付工数も低減される。すなわ
ち、この干渉防止部品の取付構造にあっては、折曲端部
を外嵌,係合すると共に、取付爪部を押し込み,係止す
るだけで、干渉防止部品が車輌本体側の板金部に取付け
固定され、前述したこの種従来例のように、リテーナや
ねじ部材等の締付具を用いて締付け固定する、面倒で手
間のかかる作業を要しない。このように、干渉防止部品
の取付け固定作業が簡単容易化されワンタッチ化され
て、取付工数が削減される等、作業コスト面にも優れて
いる。このように、この種従来例に存した課題がすべて
解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大
なるものがある。
ち、この干渉防止部品の取付構造にあっては、折曲端部
を外嵌,係合すると共に、取付爪部を押し込み,係止す
るだけで、干渉防止部品が車輌本体側の板金部に取付け
固定され、前述したこの種従来例のように、リテーナや
ねじ部材等の締付具を用いて締付け固定する、面倒で手
間のかかる作業を要しない。このように、干渉防止部品
の取付け固定作業が簡単容易化されワンタッチ化され
て、取付工数が削減される等、作業コスト面にも優れて
いる。このように、この種従来例に存した課題がすべて
解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大
なるものがある。
【図1】本発明に係る干渉防止部品の取付構造につい
て、その実施の形態の説明に供し、(1)図は、取付状
態の斜視図、(2)図は、取付直前の正断面図、(3)
図は、取付状態の正断面図である。
て、その実施の形態の説明に供し、(1)図は、取付状
態の斜視図、(2)図は、取付直前の正断面図、(3)
図は、取付状態の正断面図である。
【図2】従来例の説明に供し、(1)図は、板金部とワ
イヤリングハーネスとの干渉状態の斜視図、(2)図
は、従来の干渉防止部品の取付構造の斜視図、(3)図
は、同正断面図である。
イヤリングハーネスとの干渉状態の斜視図、(2)図
は、従来の干渉防止部品の取付構造の斜視図、(3)図
は、同正断面図である。
1 干渉防止部品(従来例のもの) 2 折曲端部(従来例のもの) 3 穴部(従来例のもの) 4 締付具 5 干渉防止部品(本発明のもの) 6 折曲端部(本発明のもの) 7 穴部(本発明のもの) 8 取付爪部 9 自由端 10 間隔 A ワイヤリングハーネス B 板金部 C エッジ部分 D 取付穴 E 縁
Claims (1)
- 【請求項1】 車輌において、車輌本体側の板金部に取
付けられ、もって上記板金部と配索されたワイヤリング
ハーネスとの間の干渉を防止する、干渉防止部品の取付
構造であって、 上記干渉防止部品は、略板状をなすと共に、折曲端部と
穴部と取付爪部とを有してなり、該折曲端部は、上記板
金部のワイヤリングハーネス側のエッジ部分に外嵌,係
合され、該穴部は、上記板金部に設けられた取付穴に対
応位置し、該取付爪部は、該穴部に片持ち構造で突設さ
れ、その自由端が上記板金部の取付穴の縁に押し込まれ
て係止されており、 上記干渉防止部品は、このような該折曲端部の外嵌,係
合と該取付爪部の押し込み,係止とにより、上記板金部
に取付け固定されていること、を特徴とする干渉防止部
品の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7270565A JPH0986306A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 干渉防止部品の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7270565A JPH0986306A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 干渉防止部品の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0986306A true JPH0986306A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17487937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7270565A Pending JPH0986306A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 干渉防止部品の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0986306A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018033431A (ja) * | 2016-09-02 | 2018-03-08 | 株式会社クボタ | 芝刈機 |
-
1995
- 1995-09-25 JP JP7270565A patent/JPH0986306A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018033431A (ja) * | 2016-09-02 | 2018-03-08 | 株式会社クボタ | 芝刈機 |
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