JPH0985547A - 加工機のワーク供給装置 - Google Patents

加工機のワーク供給装置

Info

Publication number
JPH0985547A
JPH0985547A JP25083995A JP25083995A JPH0985547A JP H0985547 A JPH0985547 A JP H0985547A JP 25083995 A JP25083995 A JP 25083995A JP 25083995 A JP25083995 A JP 25083995A JP H0985547 A JPH0985547 A JP H0985547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
plate
transfer
supply device
cartridge case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25083995A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Ogawa
好雄 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AKITSU KOGYO KK
AKITU IND
Original Assignee
AKITSU KOGYO KK
AKITU IND
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AKITSU KOGYO KK, AKITU IND filed Critical AKITSU KOGYO KK
Priority to JP25083995A priority Critical patent/JPH0985547A/ja
Publication of JPH0985547A publication Critical patent/JPH0985547A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工機のワーク加工位置に対するワークの補
給・排出作業を、供給構造のコンパクト化と簡素化を図
りながら能率良く行う。 【解決手段】 加工機のワーク加工位置Pに臨む部位
に、複数のワーク1を積層状態で収納するワーク収納部
4を設け、このワーク収納部4内に収納されたワーク1
全体に対してワーク加工位置P側に向かって移送力を付
与し続ける移送手段6と、移送されてくる最前端のワー
ク1をワーク加工位置Pで受け止めるワーク受止め手段
7と、該ワーク受止め手段7にて受け止められている加
工後のワーク1をワーク加工位置Pから排出するワーク
排出手段8とを設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂板や金属
板等の板状体の一側面にネームや図柄等を彫刻する彫刻
機などの加工機に対して、板状体等のワークを供給する
ワーク供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のワーク供給装置では、図9、図1
0に示すように、加工機のワーク加工位置に臨む部位の
フレーム06に、左右一対の横断面形状がほぼ逆台形状
のレール07と、右ネジ01と左ネジ02とが回転軸芯
方向の中央位置で振り分け形成されたネジ軸03とを設
けるとともに、ワークの一例である板状体(例えば、ネ
ームプレート)05を挟持固定する一対の挟持台04の
下面の各々には、前記両レール07に摺動自在に嵌合す
るアリ溝08を備えた摺動案内部材09と、前記ネジ軸
03に螺合可能な雌ネジ010を形成してあるネジ部材
011とを設けて、前記ネジ軸03の一端部に取付けた
ハンドル012の回転操作によって、前記両挟持台04
を遠近方向に相対移動させることにより、板状体05を
挟持固定する状態と板状体05の脱着を許容する挟持解
除状態とに切り替え自在に構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のワーク供給装置
による場合は、両挟持台04に挟持固定された板状体0
5に対する加工が終了する度に、ハンドル012を回転
操作して両挟持台04を挟持解除状態に切り替え、加工
後の板状体05を取り外したのち、新しい板状体05を
ワーク加工位置Pに保持した状態で、再びハンドル01
2を回転操作して両挟持台05を挟持固定状態に切り替
えなければならず、板状体05の取り替えに多くの手間
を要する問題があった。本発明は、上述の実情に鑑みて
為されたものであって、その目的は、加工機のワーク加
工位置に対するワークの補給・排出作業を、供給構造の
コンパクト化と簡素化を図りながら能率良く行うことの
できる加工機のワーク供給装置を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の加工機のワーク供給装置の特徴構成は、加工機のワー
ク加工位置に臨む部位に、複数のワークを積層状態で収
納するワーク収納部を設け、このワーク収納部内に収納
されたワーク全体に対してワーク加工位置側に向かって
移送力を付与し続ける移送手段と、ワーク加工位置に移
送されてくる最前端のワークをワーク加工位置で受け止
めるワーク受止め手段と、該ワーク受止め手段にて受け
止められている加工後のワークをワーク加工位置から排
出するワーク排出手段とを設けた点にある。上記特徴構
成によれば、ワーク収納部に積層状態で収納された複数
のワークが、移送手段によって常時ワーク加工位置側に
向かって移送し続けられているから、ワーク受止め手段
にて受け止められている加工後のワークを、ワーク排出
手段にてワーク加工位置から排出したとき、積層状態に
あるワーク全体がワーク加工位置側に移送され、その最
前端に位置する次の未加工のワークがワーク受止め手段
にてワーク加工位置で受け止められる。従って、加工機
のワーク加工位置に対するワークの補給・排出作業を能
率良く行うことができるとともに、ワーク収納部内で積
層されたワーク全体を常時ワーク加工位置側に移送付勢
して、加工後のワークの排出動作によって次の未加工の
ワークをワーク加工位置に自動的に送り出すように構成
してあるが故に、例えば、加工機のワーク加工位置に対
してワークを一列状態で載置搬送する搬送装置と、該搬
送装置を加工終了信号に基づいてワーク載置間隔分だけ
駆動制御する制御装置とを設けたものに比して、ワーク
供給構造のコンパクト化と簡素化を図ることができる。
【0005】本発明の請求項2に記載の加工機のワーク
供給装置の特徴構成は、前記ワーク収納部が、固定部に
取付けられた開閉自在なケーシングに、複数のワークを
積層状態で収納するカートリッジケースを着脱自在に装
着して構成されている点にある。上記特徴構成によれ
ば、ケーシング外の広い空間において、カートリッジケ
ース内に複数のワークを予め装着しておくことができ
る。従って、ワーク収納部内のワークが無くなったと
き、カートリッジケースを取り替えるだけで済むから、
ワーク補給作業の容易化を図ることができるばかりでな
く、ワーク補給のための加工中断時間を短縮して加工作
業能率の向上を図ることができる。
【0006】本発明の請求項3に記載の加工機のワーク
供給装置の特徴構成は、前記カートリッジケースに、当
該カートリッジケースを前記ケーシング内に装着したと
き、前記移送手段の移送力付与体が突入し、かつ、当該
移送力付与体のワーク積層方向での移動を許容する開口
が形成されているとともに、前記カートリッジケースの
内面と移送方向最後端に位置する収納ワークとの間に
は、前記移送力付与体の突入を許容するための差し込み
空間を現出する差込み手段が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、ケーシングにカートリッジケー
スを装着するだけで、移送手段の移送力付与体が、カー
トリッジケースの開口を通して差込み手段にて形成され
た差し込み空間内に差し込まれるから、カートリッジケ
ースの装着時に、移送力付与体の差し込み空間を確保す
るために、カートリッジケース内に収納されたワーク全
体を人為操作で一々移動させる必要がない。従って、ワ
ーク補給のための加工中断時間を更に短縮して加工作業
能率の一層の向上を図ることができる。
【0007】本発明の請求項4に記載の加工機のワーク
供給装置の特徴構成は、前記移送手段が、前記移送力付
与体をワーク積層方向に沿って往復移動させるエアーシ
リンダから構成されている点にある。上記特徴構成によ
れば、油圧シリンダ等の液体圧シリンダを用いる場合に
比してワーク供給構造の簡素化を促進することができ
る。
【0008】本発明の請求項5に記載の加工機のワーク
供給装置の特徴構成は、前記ワーク受止め手段が、前記
移送手段にて移送されてくる最前端のワークをワーク加
工位置で受止め保持する接当部材から構成されている点
にある。上記特徴構成によれば、ワーク加工位置に対応
する部位にワーク受止め用の接当部材を設けるだけで済
むから、ワーク供給構造の簡素化を促進することができ
る。
【0009】本発明の請求項6に記載の加工機のワーク
供給装置の特徴構成は、前記ワーク排出手段が、ワーク
移送方向に対して直交又はほぼ直交する方向に往復移動
するエアーシリンダの可動体に、前記ワーク受止め手段
にて受け止められている加工後の最前端のワークをワー
ク加工位置から押圧排出するためのワーク押圧面と、前
記移送手段による次のワークのワーク加工位置への移送
を接当阻止する受け面とを備えた押圧操作体を取り付け
て構成されている点にある。上記特徴構成によれば、請
求項4に記載の構成と同様に、油圧シリンダ等の液体圧
シリンダを用いる場合に比してワーク供給構造の簡素化
を促進することができるとともに、一つの押圧操作体を
もって、加工後のワークの排出作用と次の未加工のワー
クのワーク加工位置への移送阻止作用とを行わせるか
ら、これら両作用をそれぞれ別の部材をもって行う場合
に比して部品点数の削減を図ることが可能で、ワーク供
給構造の簡素化を一層促進することができる。
【0010】本発明の請求項7に記載の加工機のワーク
供給装置の特徴構成は、前記ワークが板状体であり、ま
た、前記ワーク収納部が、複数の板状体を上下方向に積
層状態で収納するように構成されているとともに、前記
押圧操作体の受け面が、前記ワーク加工位置に受け止め
られている最前端の板状体の板厚内で、かつ、それの下
面よりも上方に配置されている点にある。上記特徴構成
によれば、ワーク加工位置に受け止められている加工後
の板状体を押圧排出する際、押圧操作体が次の未加工の
板状体と衝突することがなく、加工後のワークの排出作
用及び次の未加工のワークのワーク加工位置への移送阻
止作用を確実に発揮させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図2は本発明のワーク供給
装置が設けられる加工機の一例を示し、この加工機が、
ワーク1の一側面に文字や模様を彫刻するための彫刻部
2Aを備えた彫刻機2であり、この彫刻機2で彫刻され
るワーク1としては、合成樹脂製の長方形状の板状体に
形成されたネームプレートである。前記彫刻機2は、4
本の脚3Bを備えた取付け台(固定部の一例)3の長方
形状の天板3A上面に、彫刻部2Aが天板3Aの一側縁
から外方に突出する状態で載置固定されているととも
に、前記彫刻機2は内装されているマイクロコンピュー
ター、又は、この彫刻機2に接続される汎用のコンピュ
ーターにより駆動制御されている。そして、前記作業台
3には、前記彫刻機2の彫刻部2Aの直下方に位置する
プレート彫刻位置(ワーク加工位置)Pに、彫刻前のプ
レート1を移送供給する本発明のワーク供給装置が取付
けられている。
【0012】以下、本発明のワーク供給装置の実施形態
を図面に基づいて説明する。図1〜図6に示すように、
このワーク供給装置は、彫刻機2のプレート彫刻位置P
に臨む部位に、複数枚のプレート1を積層状態で収納す
るプレート収納部(ワーク収納部)4を設けるととも
に、このプレート収納部4に対して、当該プレート収納
部4内に収納されたプレート1全体に対してプレート彫
刻位置P側に向かって移送力を付与し続ける移送手段6
と、移送されてくる最前端のプレート1Aをプレート彫
刻位置Pで受け止めるプレート受止め手段(ワーク受止
め手段)7と、該ワーク受止め手段7にて受け止められ
ている彫刻後のプレート1をプレート彫刻位置Pから排
出するプレート排出手段(ワーク排出手段)8とを設け
て構成されている。
【0013】図1〜5に示すように、前記プレート収納
部4は、取付け台3の脚3B同士に亘って架設されてい
る上下2段の桟部材3Cにボルト固定された開閉自在な
ケーシング9に、複数のワーク1を積層状態で収納する
有底矩形筒状のカートリッジケース10を着脱自在に装
着して構成されている。
【0014】前記ケーシング9は、取付け台3の桟部材
3C側に位置する縦長長方形状の背板4Aと、当該背板
4Aの下部に固着される上方及び背板4A側に向かって
開口する底部カバー体4Bと、この底部カバー体4Bの
左右側壁部分の上縁と背板4Aの長辺側側縁とに亘って
固着された縦長長方形状の左右一対の側板4C,4D
と、背板4Aの内面と相対向する両側板4C,4D間の
開口を開閉自在に閉止する蓋体4Eとを組み付て構成さ
れている。尚、前記蓋体4Eは両側板4C,4Dに対し
て、蓋体4Eの四隅に設けられている固定ボルト5を介
して固着されていて、これら固定ボルト5を緩めて蓋体
4Eをケーシング9から取り外すことにより、両側板4
C,4D間の前記開口が開放され、当該開口を通してケ
ーシング9内に収納されるカートリッジケース10を交
換することができるように構成されている。
【0015】図3、図4に示すように、前記カートリッ
ジケース10は、ケーシング9の両側板4C,4Dの下
端部で、幅方向蓋体4E側の内面に亘って固着されてい
る載置台11上に載置され、両側板4C,4Dの幅方向
中間部の内面の各々に上下方向に沿って固着されている
棒状の規制部材12と、両側板4C,4Dと、蓋体4E
とで囲まれたケーシング9内の空間13に嵌入保持され
た状態で収納されている。図8に示すように、前記カー
トリッジケース10には、当該カートリッジケース10
をケーシング9内の空間13に装着したとき、前記移送
手段6の移送力付与体14の先端部分が突入し、かつ、
当該移送力付与体14の先端部分のプレート積層方向で
の移動を許容する開口10Aが形成されているととも
に、カートリッジケース10の内面と移送方向最後端に
位置する収納ワーク1との間には、前記移送力付与体1
4の突入を許容するための差し込み空間としての凹部1
5Aを備えた差込み手段としての逆凹状の受け台15が
挿入保持されている。また、前記受け台15の上面に
は、積層状態で収納されたワーク1を載置保持する受け
板16が取り付けられている。
【0016】前記移送手段6はエアーシリンダであっ
て、背板4Aの内面のうち、幅方向で一方の側板4C側
に少し偏位した中間位置の上下方向に沿って固着されて
いるとともに、このエアーシリンダ6の可動体6Aに、
カートリッジケース10内に収納されたプレート1全体
に対してプレート彫刻位置P側に向かって移送力を付与
する前記移送力付与体14としての断面逆Lの字状の押
圧部材が取り付けられていて、当該押圧部材14の先端
部分14Aが、カートリッジケース10内をワーク積層
方向に沿って往復移動可能に構成されている。前記受け
台15は押圧部材14の先端部分14Aに下方から受け
止められ、エアーシリンダ6の可動体6Aの上方への移
動で、押圧部材14の先端部分14Aに受け止められな
がらプレート彫刻位置P側に向かって移送される。
【0017】図4〜図6に示すように、前記ワーク受止
め手段7が、前記エアーシリンダ6の可動体6Aにて往
復移動される押圧部材14及び受け台15を介して移送
されてくる最前端のプレート1をプレート彫刻位置Pで
受止め保持する一対の板状の接当部材から構成されてい
て、これら両接当部材7の各々が、その一側縁7Aをカ
ートリッジケース10の上部開口の上方側に少し突出さ
せた状態で、前記ケーシング9の両側板4C,4Dの上
端の各々にビス止め固定されている。従って、前記エア
ーシリンダ6の作動に伴って移送されてくる最前端のプ
レート1は、プレート彫刻位置Pに達すると上面が前記
両接当部材7の一側縁7Aの下面に接当して、それ以上
の上方への移送が接当阻止される。
【0018】前記蓋体4Eの上端面とカートリッジケー
ス10の上端縁とは、ケーシング9にカートリッジケー
ス10を装着した状態でぼぼ面一状となるように構成さ
れていて、蓋体4Eの上端面及びカートリッジケース1
0の上端縁を繋ぐ仮想水平面と、両接当片7の一側縁7
Aの下面との間には、一枚のプレート1の厚みよりも大
で、二枚のプレート1を積層した状態の厚みよりも少に
構成された隙間Sが形成されている。
【0019】前記プレート排出手段8は、プレート移送
方向に対して直交又はほぼ直交する前後方向に往復移動
するエアーシリンダ8Aの可動体8Bに、前記接当部材
7にて受け止められている加工後の最前端のプレート1
をプレート彫刻位置Pから前記隙間Sを通して前方に押
圧排出するためのワーク押圧面8aと、前記移送手段を
構成するエアーシリンダ6による次の未加工のプレート
1のプレート彫刻位置Pへの移送を接当阻止する受け面
8bとを備えた押圧操作体8Cを取り付けて構成されて
いる。前記押圧操作体8Cは、その受け面8bが、前記
プレート彫刻位置Pに受け止められている最前端のプレ
ート1の板厚内で、かつ、それの下面よりも上方に配置
されるように、前記両側板4C,4Dの上端面の各々に
取り付けられている凹状のガイド溝を備えた一対のガイ
ド部材19に摺動移動自在に姿勢保持されている。前記
押圧操作体8Cによりプレート彫刻位置Pから排出され
たプレート1は、プレート1の排出位置の下方に配設さ
れるカゴや箱等の回収容器(図示せず)内に自重落下し
て受け取られ、そのまま回収することができるように構
成されている。尚、プレート1の排出位置の下方にベル
トコンベア等からなる回収装置を設けて実施してもよ
い。
【0020】図6に示すように、前記ケーシング9の一
方の側板4Cの上端側の外面にはエアーシリンダ17が
固着されていて、当該エアーシリンダ17の作動によ
り、このエアーシリンダ17の可動体17Aの先端面
で、プレート彫刻位置Pに位置する最前端のプレート1
をケーシング9の他方の側板4D内面に押圧移動させ
て、当該プレート1をピストンロッド17A先端と他方
の側板4D内面とで挾持固定し、前記彫刻機2の彫刻部
2Aの駆動力でプレート1Aが移動することを防止して
あり、このエアーシリンダ17をもってプレート彫刻位
置Pに位置する最前端のプレート1の固定手段が構成さ
れている。
【0021】次に、本発明のワーク供給装置の稼働状態
を説明する。本発明のワーク供給装置と彫刻機2とは、
この彫刻機2を駆動制御するマイクロコンピューター、
又は、この彫刻機2を駆動制御する汎用のコンピュータ
ーを介して接続されていて、ワーク供給装置と彫刻機2
とが連係して稼働するように制御されている。そして、
複数枚のプレート1が積層状態で収納されている前記カ
ートリッジケース10を、ケーシング9に装着して彫刻
機2を起動操作すると、前記移送手段を構成するエアー
シリンダ6の可動体6Aがプレート彫刻位置P側に向か
って上昇駆動し、押圧部材14と受け台15とを介し
て、カートリッジケース10内のプレート1全体に対し
てプレート彫刻位置P側に向かって移送力が付与され、
最前端のプレート1が前記プレート受止め手段を構成す
る一対の接当部材7と接当するまで、これらプレート1
全体がプレート彫刻位置P側に向かって移送される。そ
して、最前端のプレート1と前記両接当部材7とが接当
したのちも、プレート1全体に移送力を付与し続けるこ
とにより、プレート1全体が接当部材7と受け台15と
により挾持される。尚、この移送力は、前記接当部材7
とプレート彫刻位置Pに位置する最前端のプレート1と
の接当により、当該接当部材7が撓み変形してプレート
1がプレート彫刻位置Pよりも上方側に抜出し移動しな
い程度の力に設定されている。前記プレート彫刻位置P
で受け止められた最前端のプレート1は、固定手段を構
成するエアーシリンダ17にて挾持固定されて、彫刻機
2の彫刻部2Aにて上面側に所定の文字や模様が彫刻さ
れ、彫刻作業が終了すると、前記エアーシリンダ17に
よる挾持固定が解除され、その後、このプレート1が前
記エアーシリンダ8の押圧操作体8Aにてプレート彫刻
位置Pから押し出されて排出されるとともに、押圧操作
体8Aがエアーシリンダ8側に引き戻されたのちは、プ
レート1全体に付与されている移送力で、次の未加工の
プレート1がプレート彫刻位置Pまで移送されて、再
び、この彫刻作業が繰り返される。尚、カートリッジケ
ース10内のプレート1が、彫刻作業の繰り返しにより
無くなると、作業終了センサー(図示せず)がこの空状
態を検知して、前記エアーシリンダ6の可動体6Aがプ
レート彫刻位置P側から復動移動して、彫刻機2を起動
操作する前の初期位置まで下降され、その後、この空の
カートリッジケース10をケーシング9から取り出し
て、複数枚のプレート1が収納されている新しいカート
リッジケース10と交換することにより、再び、彫刻作
業を継続することができる。
【0022】前記固定ケーシング13内に装着されるカ
ートリッジケース10の最大寸法としては、プレート1
の移送方向に沿う高さが262mm、長辺方向長さが6
2mm、短辺方向長さが37mmであって、各壁面の肉
厚が0.5mmに形成されているカートリッジケース1
0の場合、このカートリッジケース10内に収納される
プレート1の大きさとしては、板厚が約2mm、長辺方
向長さ60mm、短辺方向長さが35mmである。ま
た、彫刻されるプレート1が、上記長辺方向長さ及び短
辺方向長さよりも小さいものである場合は、この寸法に
応じた長辺方向長さ及び短辺方向長さに構成されたカー
トリッジケース10を用い、このカートリッジケース1
0を固定ケーシング13内に装着して実施すればよい。
この場合、図7に示すように、蓋体4Eのケーシング9
側内面に第1スペーサー20を、当該第1スペーサー2
0の上端面が蓋体4Eの上端面と面一となる状態でビス
止め固定するとともに、前記エアーシリンダ17が設け
られていない側板4Dの内面に第2スペーサー20を、
当該第2スペーサー20の上端面が側板4Dの上端面と
面一となる状態でビス止め固定して、固定ケーシング1
3の内面とカートリッジケース10の外面との間に形成
される隙間を埋めて、ケーシング9内でのカートリッジ
ケース10のガタツキを吸収するように構成されてい
る。前記両スペーサー20,21の各々は複数枚の板体
22を積層して構成されていて、板体22の積層枚数を
変更することにより、カートリッジケース10の大きさ
に対応できるに構成されている。尚、この場合、前記受
止め手段を構成する一対の接当部材7のうち、第2スペ
ーサー20設けられる側板4Dに取付けられている一方
の接当片7は、その一端縁7Aをカートリッジケース1
0の上方に位置させることができる長さを備えた接当部
材7に交換する。
【0023】〔その他の実施形態〕 前記実施形態では、加工機2として彫刻機を例示し
たが、この彫刻機に限定されるものではなく、ワークの
表面に文字や模様を印刷する印刷機やワークの表面を磨
く研磨機等であってもよい。 前記実施形態では、ワーク1として矩形状の合成樹
脂製のネームプレートを例示したが、矩形状に限定され
るものではなく、三角形状又は円形状であってもよく、
また、厚みのあるブロックであってもよく、また、ネー
ムプレートに限定されるものではなく、風景模様やシン
ボルマーク等が彫刻されるプレート又はブロックであっ
てもよい。尚、ワーク1の形状を変更する場合、そのワ
ーク1の形状に合わせてカートリッジケース10の形状
も変更する。また、ワーク1の材質としては、金属製、
木製又は紙製等であってもよい。 前記移送手段6、ワーク排出手段8、固定手段17
としてはエアーシリンダを用いたのもに限定されるもの
ではなく、同じ流体圧シリンダの一例である油圧シリン
ダを用いてもよく、また、電動モータ又は電磁ソレノイ
ド等を用いてもよい。 前記ワーク受止め手段7としては一対の接当部材に
限定されるものではなく、固定ケーシング13の上部開
口を覆う蓋部材から構成してもよい。尚、この場合、蓋
部材には、ワークの加工領域に相当する部分に開口が設
けられる。 前記蓋体4Eは、ケーシング9に対して蝶番を介し
て揺動開閉自在に取付けられていてもよい。つまり、ケ
ーシング9に対して開閉自在に取付けられているなら
ば、その構造は適宜変更が可能である。 前記実施形態では、ワークを上方向に移送可能な姿
勢にワーク供給装置を設けたが、ワーク供給装置を取り
付ける加工機の形態によっては、ワークを水平方向に移
送する姿勢でワーク供給装置を設けて実施してもよい。
【0024】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワーク供給装置を取り付けた加工機の側面図
【図2】ワーク供給装置を取り付けた加工機の正面図
【図3】ワーク供給装置の下部断面図
【図4】ワーク供給装置の上部断面図
【図5】ワーク供給装置の平面図
【図6】ワーク供給装置の上部断面図
【図7】別のカートリッジケースを装着した状態の一部
切り欠き平面図
【図8】カートリッジケースの斜視図
【図9】従来技術を示す縦断面図
【図10】従来技術を示す横断面図
【符号の説明】
1 ワーク 2 加工機 3 固定部 4 ワーク収納部 6 移送手段 7 ワーク受止め手段 8 ワーク排出手段 8A エアーシリンダ 8B 可動体 8C 押圧操作体 8a ワーク押圧面 8b 受け面 9 ケーシング 10 カートリッジケース 10A 開口 14 移送力付与体 15 差込み手段 15A 差し込み空間 P ワーク加工位置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工機(2)のワーク加工位置(P)に
    臨む部位に、複数のワーク(1)を積層状態で収納する
    ワーク収納部(4)を設け、このワーク収納部(4)内
    に収納されたワーク(1)全体に対してワーク加工位置
    (P)側に向かって移送力を付与し続ける移送手段
    (6)と、移送されてくる最前端のワーク(1)をワー
    ク加工位置(P)で受け止めるワーク受止め手段(7)
    と、該ワーク受止め手段(7)にて受け止められている
    加工後のワーク(1)をワーク加工位置(P)から排出
    するワーク排出手段(8)とを設けてある加工機のワー
    ク供給装置。
  2. 【請求項2】 前記ワーク収納部(4)は、固定部
    (3)に取付けられた開閉自在なケーシング(9)に、
    複数のワークを積層状態で収納するカートリッジケース
    (10)を着脱自在に装着して構成されている請求項1
    記載の加工機のワーク供給装置。
  3. 【請求項3】 前記カートリッジケース(10)には、
    当該カートリッジケース(10)を前記ケーシング
    (9)内に装着したとき、前記移送手段(6)の移送力
    付与体(14)が突入し、かつ、当該移送力付与体(1
    4)のワーク積層方向での移動を許容する開口(10
    A)が形成されているとともに、前記カートリッジケー
    ス(10)の内面と移送方向最後端に位置する収納ワー
    ク(1)との間には、前記移送力付与体(14)の突入
    を許容するための差し込み空間(15A)を現出する差
    込み手段(15)が設けられている請求項2記載の加工
    機のワーク供給装置。
  4. 【請求項4】 前記移送手段(6)が、前記移送力付与
    体(14)をワーク積層方向に沿って往復移動させるエ
    アーシリンダである請求項3記載の加工機のワーク供給
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ワーク受止め手段(7)が、前記移
    送手段(6)にて移送されてくる最前端のワーク(1)
    をワーク加工位置(P)で受止め保持する接当部材であ
    る請求項1、2、3又は4記載の加工機のワーク供給装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ワーク排出手段(8)が、ワーク移
    送方向に対して直交又はほぼ直交する方向に往復移動す
    るエアーシリンダ(8A)の可動体(8B)に、前記ワ
    ーク受止め手段(7)にて受け止められている加工後の
    最前端のワーク(1)をワーク加工位置(P)から押圧
    排出するためのワーク押圧面(8a)と、前記移送手段
    (6)による次の未加工のワーク(1)のワーク加工位
    置(P)への移送を接当阻止する受け面(8b)とを備
    えた押圧操作体(8C)を取り付けて構成されている請
    求項1、2、3、4又は5記載の加工機のワーク供給装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ワーク(1)が板状体であり、前記
    押圧操作体(8C)の受け面(8b)が、前記ワーク加
    工位置(P)に受け止められている最前端の板状体
    (1)の板厚内で、かつ、それの下面よりも上方に配置
    されている請求項6記載の加工機のワーク供給装置。
JP25083995A 1995-09-28 1995-09-28 加工機のワーク供給装置 Pending JPH0985547A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25083995A JPH0985547A (ja) 1995-09-28 1995-09-28 加工機のワーク供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25083995A JPH0985547A (ja) 1995-09-28 1995-09-28 加工機のワーク供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0985547A true JPH0985547A (ja) 1997-03-31

Family

ID=17213787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25083995A Pending JPH0985547A (ja) 1995-09-28 1995-09-28 加工機のワーク供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0985547A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07148533A (ja) * 1993-11-30 1995-06-13 Amada Co Ltd 板材加工機におけるワーク供給排出装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07148533A (ja) * 1993-11-30 1995-06-13 Amada Co Ltd 板材加工機におけるワーク供給排出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009166505A (ja) 彫刻装置
US5096346A (en) Side face machining apparatus
JP3018164B2 (ja) 部品自動供給装置
GB2091684A (en) A ribbon cartridge handling apparatus
EP0230764B1 (en) Pallet clamping device
RU95120083A (ru) Способ пуска или переналадки машины для сварки обечаек, модульный магазин и машина для осуществления способа
JPH0985547A (ja) 加工機のワーク供給装置
JP2008200807A (ja) シート積層体の角丸切断装置
CN111922186A (zh) 一种金属板材加工用冲孔装置
CN216614713U (zh) 一种方便更换压花辊的压花机
US4034517A (en) Workpiece finishing machine
JP2669141B2 (ja) 突上げ塑性加工装置
GB2231887A (en) A pocket cloth folding device
CN213857259U (zh) 一种自动上料出料铣床
KR102104280B1 (ko) 냉장고 힌지 가공장치
JPS60130428A (ja) プレス機用型交換装置
US5520111A (en) Plate exchange apparatus for printing press
JPH04501998A (ja) 収納シートサイズが調整可能な組立容器用シート類のマガジン
US5678270A (en) Device for positioning and blocking soles and machine fitted with such device
KR102598032B1 (ko) 인쇄 롤러 연마장치
CN216067765U (zh) 一种pcb锣机卸料装置
CN218432050U (zh) 一种眼镜袋弹簧片包布机的折料机构
CN218908950U (zh) 一种便于上料的卧式加工中心
CN219324637U (zh) 一种金属板材连续折弯机
CN213135948U (zh) 一种cnc加工气缸固定夹具