JP2008200807A - シート積層体の角丸切断装置 - Google Patents

シート積層体の角丸切断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】熟練技術が不要で、省力化・高能率で、隣接する辺に沿って接線状に整然と規則正しく切断することを可能としたシート積層体の角丸切断装置を提供すること。
【解決手段】シート積層体Wを載置する定盤1と、定盤1に載置されたシート積層体Wを切断位置に位置決めする位置決め手段2と、位置決めされたシート積層体Wを四隅を除く部分で定盤1に向けて押圧する積層体押圧手段3と、積層体押圧手段3によって定盤1に押圧されているシート積層体Wの四隅を丸く切断する切断手段4とを備えており、前記積層体押圧手段3と切断手段4とは、前者が先行してシート積層体Wの押圧動作を行い、後者が押圧下のシート積層体Wの四隅の切断動作を行うように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、輪転機等の印刷機から送出される印刷物(例えば、新聞折り込み、チラシ、カタログ等の広告紙葉)等のシート積層体の隅角部を隣接する辺に対して接線状に丸く切断するためのシート積層体の角丸切断装置に関するものである。
本出願人は、オフセット輪転印刷機等で印刷されたチラシやカタログ等の印刷物の印刷後の周囲がギザギザ(ミシン目切断線)となっており、また、周囲に印刷されていない白紙部分が存在することもあるため、化粧仕上げカットを行う場合等に使用されるシート積層体の縁切り装置を提案している(特許文献1参照)。
特開2005−138244号公報
しかし、最近では、チラシやカタログによる商品販売促進効果をアップするために、チラシやカタログの四隅を丸く切断することが一部の広告主やスポンサー等から要求されるようになってきている。
従来のシート積層体の切断装置としては、上記特許文献1のように、チラシ等の各辺を直線状に切断するものは提供されていたが、四隅を丸く切断するのに適した装置は提供されていないのが実情であった。なお、トムソン方式とよばれる手動操作の機械があるが、これは、1枚ずつ丸く切るもので10枚くらいまでなら切断可能であるが、千枚単位などになると無理であり、また、汎用プレスを応用した装置(業界では、ポンスとよばれている)に刃物を取り付けて足踏み式プレスで四隅を一隅ずつ順番に丸く切断するものがあるが、これでは、熟練技術者が必要であり、パート作業者では取り扱うことが出来ず、しかも、作業性が悪く非能率であり、省力化できず、また、隣接する辺に沿って接線状に整然と規則正しく切断することが困難である等の問題点があった。
本発明は、従来の上記問題点に鑑みて開発されたもので、その目的とするところは、熟練技術が不要で、省力化・高能率で、隣接する辺に沿って接線状に整然と規則正しく切断することを可能としたシート積層体の角丸切断装置を提供することである。
前記目的を達成するために本発明は、シート積層体を載置する定盤と、定盤に載置されたシート積層体を切断位置に位置決めする位置決め手段と、位置決めされたシート積層体を四隅を除く部分で定盤に向けて押圧する積層体押圧手段と、積層体押圧手段によって定盤に押圧されているシート積層体の四隅を丸く切断する切断手段とを備えており、
前記積層体押圧手段と切断手段とは、前者が先行してシート積層体の押圧動作を行い、後者が押圧下のシート積層体の四隅の切断動作を行うように構成されていることを特徴としている。
上記構成によれば、シート積層体を定盤上に位置決めしておいて、先ず、積層体押圧手段で動かないように押圧しておき、その状態で、シート積層体の四隅を切断手段で丸く切断させているため、熟練技術が不要で、この種のシート積層体を千枚単位や二千枚単位等のロット単位で高能率で切断することができ、作業の省力化・自動化が図れ、コスト低減も実現することができる。
また、前記位置決め手段は、定盤に載置されたシート積層体を前後方向の後面側と左右方向の何れか一方の側面側との隣接する2辺で位置決めする位置決めプレートを備えており、後面側の位置決めプレートは固定され、側面側の位置決めプレートは左右方向の一側から他側に向けてシート積層体の排出動作手段を介して移動可能とされており、
前記定盤は、前記側面側の位置決めプレートに対向する他側側に排出シュートを備えていると共に、前記固定位置決めプレートに対向する前面側に挿入準備作業台を備えており、しかも、該挿入準備作業台から固定位置決めプレートに向けて前後方向の後方が低くなる傾斜面として構成されていることを特徴としている。
上記構成によれば、定盤上でのシート積層体の位置決めを最少部材数で行わせることができ、しかも、位置決めプレートの一方を排出プレートに兼用させることができ、定盤の傾斜面によって定盤上でのシート積層体の位置決めを容易にすることができる。
また、前記切断手段は、シート積層体の四隅に対応する刃物を備えており、各刃物は、刃先形状が平面視で略1/4円弧状とされ、且つ、円弧の内側が直線面で外側が刃先に向けて薄肉化する傾斜面とされた片刃形状とされていると共に、円弧の周方向両端内面が円弧の外側へ反った傾斜面乃至曲面とされており、各刃物と対応する位置の前記定盤にはゴムなどの緩衝材が設けられていることを特徴としている。
上記構成によれば、千枚単位や二千枚単位等のロット単位であっても、シート積層体の隣接する辺に沿って接線状に整然と規則正しく切断することができる。
また、前記切断手段の各刃物は、シート積層体の四隅に対して、一斉、前後又は左右独立、四隅各々独立、の何れかの態様で切断動作手段を介して定盤の上方から定盤に向けて降下動作可能とされていることを特徴としている。
上記構成によれば、用途目的や顧客の要望に応じて最適の切断動作を選択適用して実施することができる。
本発明によれば、熟練技術が不要で、省力化・高能率で、隣接する辺に沿って接線状に整然と規則正しく切断することを可能としたシート積層体の角丸切断装置を提供することができる。
以下、本発明装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明装置の左側面図、図2は正面図、図3は右側面図を示している。
本発明の装置は、図1〜図3に示すように、シート積層体Wを載置する定盤1と、定盤1に載置されたシート積層体Wを切断位置に位置決めする位置決め手段2と、位置決めされたシート積層体Wを四隅を除く部分で定盤1に向けて押圧する積層体押圧手段3と、積層体押圧手段3によって定盤1に押圧されているシート積層体Wの四隅を丸く切断する切断手段4とを備えており、前記積層体押圧手段3と切断手段4とは、前者が先行してシート積層体Wの押圧動作を行い、後者が押圧下のシート積層体Wの四隅の切断動作を行うように構成されている。
前記位置決め手段2は、図4に示すように、定盤1に載置されたシート積層体Wを前後方向の後面側と左側面側との隣接する2辺で位置決めする位置決めプレート5、6を備えており、後面側の位置決めプレート5は固定され、側面側の位置決めプレート6は左側から右側に向けてシート積層体Wの排出動作手段7を介して移動可能とされている。
上記排出動作手段7は、流体圧シリンダ7aで構成され、そのピストンロッド7bの先端が位置決めプレート6に固着されている。
前記定盤1は、前記側面側(左側)の位置決めプレート6に対向する他側側(右側)に排出シュート8を備えている(図2、図5(A)(B)参照)と共に、前記固定位置決めプレート5に対向する前面側に挿入準備作業台9を備えており(図1〜図3、図6(A)(B)参照)、しかも、該挿入準備作業台9から固定位置決めプレート5に向けて前後方向の後方が低くなる傾斜面として構成されている。
前記切断手段4は、シート積層体Wの四隅に対応する4個の刃物10を備えており、各刃物10は、図7(A)(B)に示すように、刃先形状が平面視で略1/4円弧状とされ、且つ、円弧の内側が直線面10aで外側が刃先に向けて薄肉化する傾斜面10bとされた片刃形状とされていると共に、円弧の周方向両端内面が円弧の外側へ反った傾斜面10cとされている。即ち、傾斜面10cの外側への反り量αは、接線に対して僅かな角度とすればよく、また、傾斜面10cに代えて円弧状の曲面としてもよい。
上記各刃物10と対応する位置の前記定盤1には、図4に示すように、ゴムなどの緩衝材1a(図4参照)が設けられている。
前記切断手段4の各刃物10は、シート積層体Wの四隅に対して、前後独立して切断動作手段11を介して定盤1の上方から定盤1に向けて降下動作可能とされている。
定盤1は、図1〜図3に示すように、機械本体の下半部を構成する矩形箱状の下部フレーム12の前側天板13の中央付近の上面に取り付けられている。前側天板13は、前後方向の後方が低くなるように傾斜して形成されており、この前側天板13の前後方向中央部下面を補強材14で支持されている。この補強材14は、下部フレーム12の左右方向に延びて両端を下部フレーム12の両側板に固着されている。
上記下部フレーム12の右側上面には、図5に示す排出シュート8がブラケット8aを介して取り付けられており、この排出シート8は、側面視でL字形とされ、定盤1の上面及び固定の位置決めプレート5と面一に延設されている。
また、上記下部フレーム12の左側上面には、前記排出動作手段7の流体圧シリンダ7aが固着されている。
さらに、上記下部フレーム12の前面上部には、図6に示す挿入準備作業台9がブラケット9aを介して固着されている。このブラケット9aは、水平板9a1と、水平板9a1の下面に一体に固着された垂直板9a2とからなっている。
そして、上記前側天板13の上面には、図1〜図3に示すように、矩形箱状の上部フレーム15が後方へ傾斜させた状態で固着載置されており、この上部フレーム15内に積層体押圧手段3と切断手段4とが取付配置されている。
上部フレーム15は、後面の左右両側をステー材16によって下部フレーム12の後側天板17に支持させている。
上部フレーム15の左右側面下半部には、排出動作手段7によって位置決めプレート6が通過する開口部15a、15bが形成されている。右側面の開口部15bは、シート積層体Wが通過可能な大きさとされている。
積層体押圧手段3は、上部フレーム15内で押圧動作手段18を介して定盤1に向けてシート積層体Wを押圧するシート押圧プレート19を有している。
押圧動作手段18は、図8に示すように、シート押圧プレート19の上面中央部にピストンロッド20の下端を連結した流体圧シリンダ21と、この流体圧シリンダ21の両側対称位置でシート押圧プレート19の上面に下端を固着した2本のガイドロッド22とを備えている。
上記流体圧シリンダ21は、上部フレーム15内にピストンロッド20の動作方向を定盤1に直交する方向にして取付支持されており、2本のガイドロッド22も上部フレーム15内に流体圧シリンダ21の動作方向と平行に移動可能に案内支持されている(図1、図3参照)。
切断手段4は、上部フレーム15内で切断動作手段11を介して定盤1に向けて降下動作せしめられる刃物取付台23を有している。
切断動作手段11は、図9に示すように、刃物取付台23の上面中央部にピストンロッド24の下端を連結した流体圧シリンダ25と、この流体圧シリンダ25の両側対称位置で刃物取付台23の上面に下端を固着した2本のガイドロッド26とを備えている。
上記流体圧シリンダ25は、上部フレーム15内にピストンロッド24の動作方向を定盤1に直交する方向にして取付支持されており、2本のガイドロッド26も上部フレーム15内に流体圧シリンダ25の動作方向と平行に移動可能に案内支持されている(図1、図3参照)。
刃物10は、図9に示すように、刃物ホルダー27を介して刃物取付台23の左右両側の対称位置にそれぞれ2本の取付ネジ28で取付位置調整可能に取付支持されている。
刃物ホルダー27は、図10(A)(B)(C)に示すように、平面視で略1/4円弧状の板で構成され、上端面にネジ穴29が2〜3個形成されており、下半部内面に段部30が凹設されている。この段部30に刃物10が内面を面一にして取付ネジ31により取り替え交換可能に取り付けられている。
上記段部30には、上下方向に長い挿通孔32が形成されており、刃物10には、取付ネジ穴33が形成されていて、前記取付ネジ31によって締結可能とされている。
刃物ホルダー27は、図11(A)(B)に示すように、円筒体34を周方向に4等分して形成され、ネジ穴29及び段部30は、分割前の円筒体34の段階で形成されている。
刃物取付台23の左右両側の対称位置には、図9に示すように、刃物ホルダー27の上端を2本の取付ネジ28で取付支持するために2個の十字状孔35が上下方向に貫通して形成されている。この2個の十字状孔35は、図12(A)(B)に示すように、刃物10の円弧の中心に相当する中心0から等距離の位置に孔の交点P1、P2が設定されており、中心0に対する交点P1、P2のなす角度は略90°に設定され、十字の方向は刃物取付台23の左右前後方向と一致せしめられている。
上記上記2個の十字状孔35の交点P1、P2間の間隔は、図10(A)に示す刃物ホルダー27の上端面の両側の2個のネジ穴29間の間隔と同一に設定されており、これによって、刃物ホルダー27は、刃物取付台23に対して、刃物10の向きを一定に保持させた状態で刃物取付台23の左右方向及び前後方向に平行移動させて取付位置の調整が可能とされている。
本実施形態において、刃物取付台23は、図1、図3に示すように、シート押圧プレート19の前後方向両側に分割して配置されており、前後の刃物取付台23には、シート積層体Wの四隅を丸く切断するための4個の刃物10が前側左右の2個と後側左右の2個に分けてそれぞれ刃物ホルダー27を介して取り付けられている。そのため、刃物取付台23は、前側用と後側用とを対称な形状とされており、実際には、図12(A)(B)に示すものを表裏逆にして使用している。
図2に示すように、上部フレーム15の前面下半部には、シート積層体Wを挿入するための窓36が開口形成されており、この窓36には、図1、図3に示すように、開閉蓋37が開閉動作手段38を介して開閉可能に取り付けられている。開閉動作手段38は、上部フレーム15の上部と開閉蓋37との間に取り付けられており、流体圧シリンダ38aとピストンロッド38bとで構成されている。
開閉蓋37は、窓36の上縁にヒンジ39を介して上下方向に開閉できるように取り付けられている。この開閉蓋37は、アクリル等の透明板材で構成されるのが好ましく、これによって、切断作業中の内部の様子を点検可能とすることができる。
また、上記窓36の前側には、挿入準備作業台9が水平に設置されている。この挿入準備作業台9のブラケット9aには、操作スイッチ類が設置されている。先ず、水平板9a1の左側には、図6に示すように、排出単動スイッチ40、前側角丸切断単動スイッチ41、後側角丸切断単動スイッチ42、積層体押圧単動スイッチ43、手動・自動切換スイッチ44の5種類の単動スイッチ群が「入」と「切」の切換が可能な状態で配置されており、これらは、故障時や整備点検時等に排出動作手段7、前後の切断動作手段11、押圧動作手段18をそれぞれ単独で動作させる場合に使用され、通常運転時には、使用しないため、着脱可能なカバー45で被覆されている。
そして、水平板9a1の右側には、非常停止スイッチ46が配置されている。また、垂直板9a2の左側には、自動運転のための入・切の切換スイッチ47と、そのスタート指令スイッチとなる押しボタン48が配置されている。
さらに、垂直板9a2の右側には、開閉蓋37の開閉のための入・切の切換スイッチ49と、そのスタート指令スイッチとなる押しボタン50が配置されている。また、下部フレーム12の右側で排出シュート8の後方に制御箱51が設置され、この制御箱51の上面に、運転準備スイッチ52、非常停止スイッチ53、電源表示ランプ54が配置されている。
運転準備スイッチ52と非常停止スイッチ53は、押しボタンからなり、前者を押圧すると運転準備が行われ、その間、同押しボタン内の緑ランプが点灯し、運転準備が完了すると消灯するようにされており、後者を押圧すると全部が非常停止して同押しボタン内の赤ランプが点灯するように電気配線されており、この赤ランプ点灯状態で後者をもう一度押圧すると、非常停止が解除され、赤ランプが消灯するように構成されている。
なお、上部フレーム15の右側面上部には、自動運転中に点灯する緑色回転灯55が設置されている。
また、排出動作手段7、前後の切断動作手段11及び押圧動作手段18並びに開閉蓋37の開閉動作手段38には、それぞれの動作端を検出するリミットスイッチ(図示省略)が設置されており、これらは、図1〜図3に示す状態を原位置として待機せしめられ、しかも、後述するように動作回路が設計されており、この動作回路は、制御箱51内の制御電気回路として集約して設置されている。
下部フレーム12内には、上記各動作手段の駆動ユニット56(図1参照)が設置されており、この駆動ユニット56は、詳細な図示を省略しているが、モータと、このモータで駆動される油圧ポンプと、作動油タンクと、エアコンプレッサと、ブロア等とを含み、少なくとも、前後の切断動作手段11並びに押圧動作手段18は、油圧駆動とされ、そのための油圧配管が上部フレーム15の後面に開口形成されている窓部を通して接続されており、排出動作手段7及び開閉動作手段38は、圧縮空気駆動とされ、そのためのエア配管が下部フレーム12から上部フレーム15側へ適宜接続配管されている。そして、シート積層体Wの四隅の切断カスを定盤1の四隅からブロアで吸引して下部フレーム12内に設置された回収箱にフィルタを通して回収するように構成されている。なお、下部フレーム12の後面と左側面には、内部点検用の開口部57が形成され、これらの開口部57は、金網製蓋58によって閉じられている。また、上部フレーム15の正面上部にも、内部点検用開口部59が形成されており、この開口部59は、盲蓋60によって閉じられている。
本発明装置の実施形態の構成は以上の通りであって、以下、その動作を説明する。
先ず、自動運転について説明する。
下部フレーム12の右側面の制御箱51上の運転準備スイッチ52を押圧する。これにより、駆動ユニット56のモータやエアコンプレッサが駆動され、運転可能状態にされる。
運転準備が完了すると、挿入準備作業台9上でシート積層体Wを準備する。この準備は、シート積層体Wが予めバンドで結束されている場合では、そのままの状態で定盤1に向けて押し込み、また、結束されていない場合では、シート積層体Wを揃えて定盤1に送り込み、シート積層体Wの後面と左側面とを位置決め手段2の位置決めプレート5、6に当接させて位置決めされる。
定盤1は、後部が低くなるように傾斜しているため、シート積層体Wの後面側の位置決めは、位置決め手段2の後面側の位置決めプレート5にシート積層体Wの自重を利用して行うことができる。シート積層体Wの左側面を位置決めするのは、作業者の手作業により位置決めプレート6に当たるまでシート積層体Wを定盤1上で左側に押すことによって行われる。
この状態で、前面両側の押しボタン48、50を同時に押圧する。以後、次の順序所で自動運転が開始される。
(1)開閉蓋37が閉じる。(閉鎖を確認しないと以後の動作を行わないように設定されている。閉鎖の確認は、リミットスイッチで行われる。)
(2)シート押圧プレート19が降下動作する。
(3)前側刃物取付台23が降下動作する。(降下端に達すると、下限リミットスイッチが動作して直ぐに上昇復帰せしめられ、上昇端で上限リミットスイッチが動作して次回まで待機せしめられる。)
(4)後側刃物取付台23が降下動作する。(降下端に達すると、下限リミットスイッチが動作して直ぐに上昇復帰せしめられ、上昇端で上限リミットスイッチが動作して次回まで待機せしめられる。)
(5)シート押圧プレート19が上昇復帰する。
(6)排出動作手段7が排出動作する。(前進端に達すると、前進端リミットスイッチが動作して直ぐに後退復帰せしめられ、後退端でリミットスイッチが動作して次回まで待機せしめられる。)
(7)開閉蓋37が開く。(これで1サイクルが終了し、次回まで待機せしめられる。)
次のシート積層体Wを準備して、定盤1上に位置決め挿入し、以後、上記(1)〜(7)の動作を反復する。
なお、単動の動作は、カバー45を外して、40〜44のスイッチを個別に操作することにより行われる。
図13〜図15は、刃物取付台23に対する刃物ホルダー27の別の取付構造を示す説明図面であって、以下、これについて説明する。
刃物取付台23の下面には、図13の(A)(B)及び図14に示すように前後及び左右方向に対して45°の角度で蟻溝61を左右方向中央及び前後方向中央から左右及び前後に対称に形成されている。
そして、刃物ホルダー27の上端面には、図15(A)(B)(C)に示すように、蟻溝61の入口幅に嵌合する切欠部62が形成されている。
また、蟻溝61の奥溝に嵌合する蟻突部用板63(図15(D)参照)が別に準備され、これを刃物ホルダー27の上面にネジ穴29を利用して固着される。
この場合、蟻突部用板63にもネジ穴29に対応させて挿通孔64が形成され、皿頭ネジで固着される。
そして、刃物ホルダー27の上端面に固着された蟻突部用板63は、刃物取付台23の蟻溝61の奥溝に嵌合される。
また、刃物取付台23の蟻溝61には、図15(E)(F)に示す直方体形状の基準ブロック65が図13(A)(B)に示すように取付ネジ66で蟻溝61に長手方向を直交させて固着される。
この基準ブロック65には長手方向に沿う長孔67が形成されており、この長孔67に調整ネジ68が挿通され、この調整ネジ68の先端が刃物ホルダー27の外側面に形成されたネジ穴69に螺合されている。
上記基準ブロック65と刃物ホルダー27との間には、コイルスプリング等の弾性部材70が介在せしめられており、これによって、刃物ホルダー27は、基準ブロック65に対して調整ネジ68の締め込みでは基準ブロック65側に接近せしめられ、緩めれば基準ブロック65から離隔せしめられるように構成されている。
適正な位置に調整された刃物ホルダー27は、図14に示すネジ71によって刃物取付台23に固定される。ネジ71は、刃物取付台23に形成されたネジ穴72にねじ込まれ、下端を蟻突部用板63の上面に圧接することにより、刃物ホルダー27を刃物取付台23に固定する構造とされている。
上記実施形態によれば、刃物10の刃物取付台23に対する取付位置の微調整を調整ネジ68の締め緩め度合いによって左右前後に平行移動させて調整ができ、さらに、基準ブロック65の長孔67内で左右に移動させることによって、刃物10の円弧方向の角度を微調整することができる。
本発明装置の実施形態は、以上であるが、本発明装置は、この実施形態にのみ制約されるものではなく、種々変更して実施することが出来る。例えば、図面の実施形態では、側面側の位置決めプレート6を左側面に配置し、右側へ向けてシート積層体Wを排出させるようにしているが、左右逆にしてもよい。
また、図面の実施形態では、切断手段4の各刃物10は、シート積層体Wの四隅に対して、前後独立して切断動作させるようにした場合を例示しているが、これは、用途や目的などに応じて、例えば、一斉に、又は、左右独立して、或いは、四隅各々独立して切断動作させるようにしてもよい。
さらに、装置全体は、シート積層体Wのサイズに合わせて定盤1と切断手段3の上部フレーム15に対する取付位置を変更することで対応可能である。
本発明装置の左側面図である。 同装置の正面図である。 同装置の右側面図である。 定盤と位置決めプレートとの関係を示す概略斜視図である。 (A)(B)は排出シュートの正面図と側面図である。 (A)(B)は挿入準備作業台の平面図と正面図である。 (A)(B)は刃物の平面図と側面図である。 積層体押圧手段の概略斜視図である。 切断手段の概略斜視図である。 (A)(B)(C)は刃物ホルダーの平面図と正面図と縦断側面図である。 (A)(B)は刃物ホルダーの製作例を示す平面図と正面図である。 (A)(B)は刃物取付台の平面図と側面図である。 (A)(B)(C)は前後用刃物取付台と刃物ホルダー及び刃物の取付調整手段の別の実施形態を示す下面図と側面図である。 図13の実施形態の概略構造を示す分解斜視説明図である。 (A)(B)(C)は図13の実施形態における刃物ホルダーの平面図と正面図と側面図であり、(D)は蟻突部用板の平面図、(E)(F)は基準ブロックの正面図と平面図である。
符号の説明
W シート積層体
1 定盤
2 位置決め手段
3 積層体押圧手段
4 切断手段
5 位置決めプレート
6 位置決めプレート
7 排出動作手段
8 排出シュート
9 挿入準備作業台
10 刃物
11 切断動作手段
12 下部フレーム
13 前側天板
14 補強材
15 上部フレーム
15a 左側面の開口部
15b 右側面の開口部
16 ステー材
17 後側天板
18 押圧動作手段
19 シート押圧プレート
20 ピストンロッド
21 流体圧シリンダ
22 ガイドロッド
23 刃物取付台
24 ピストンロッド
25 流体圧シリンダ
26 ガイドロッド
27 刃物ホルダー
36 前面の窓
37 開閉蓋
38 開閉動作手段
39 ヒンジ

Claims (4)

  1. シート積層体を載置する定盤と、定盤に載置されたシート積層体を切断位置に位置決めする位置決め手段と、位置決めされたシート積層体を四隅を除く部分で定盤に向けて押圧する積層体押圧手段と、積層体押圧手段によって定盤に押圧されているシート積層体の四隅を丸く切断する切断手段とを備えており、
    前記積層体押圧手段と切断手段とは、前者が先行してシート積層体の押圧動作を行い、後者が押圧下のシート積層体の四隅の切断動作を行うように構成されていることを特徴とするシート積層体の角丸切断装置。
  2. 前記位置決め手段は、定盤に載置されたシート積層体を前後方向の後面側と左右方向の何れか一方の側面側との隣接する2辺で位置決めする位置決めプレートを備えており、後面側の位置決めプレートは固定され、側面側の位置決めプレートは左右方向の一側から他側に向けてシート積層体の排出動作手段を介して移動可能とされており、
    前記定盤は、前記側面側の位置決めプレートに対向する他側側に排出シュートを備えていると共に、前記固定位置決めプレートに対向する前面側に挿入準備作業台を備えており、しかも、該挿入準備作業台から固定位置決めプレートに向けて前後方向の後方が低くなる傾斜面として構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート積層体の角丸切断装置。
  3. 前記切断手段は、シート積層体の四隅に対応する刃物を備えており、各刃物は、刃先形状が平面視で略1/4円弧状とされ、且つ、円弧の内側が直線面で外側が刃先に向けて薄肉化する傾斜面とされた片刃形状とされていると共に、円弧の周方向両端内面が円弧の外側へ反った傾斜面乃至曲面とされており、各刃物と対応する位置の前記定盤にはゴムなどの緩衝材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載のシート積層体の角丸切断装置。
  4. 前記切断手段の各刃物は、シート積層体の四隅に対して、一斉、前後又は左右独立、四隅各々独立、の何れかの態様で切断動作手段を介して定盤の上方から定盤に向けて降下動作可能とされていることを特徴とする請求項3に記載のシート積層体の角丸切断装置。
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