JPH0985464A - 抵抗溶接用電極装置及びこれを含む抵抗溶接装置 - Google Patents

抵抗溶接用電極装置及びこれを含む抵抗溶接装置

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JPH0985464A
JPH0985464A JP7269370A JP26937095A JPH0985464A JP H0985464 A JPH0985464 A JP H0985464A JP 7269370 A JP7269370 A JP 7269370A JP 26937095 A JP26937095 A JP 26937095A JP H0985464 A JPH0985464 A JP H0985464A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばナット本体のねじ部開口端面にキャッ
プを抵抗溶接する際、ナット本体及びキャップをそれぞ
れ位置決めした後、キャップの溶接部位から位置決め部
材を退避させても、キャップが非拘束状態にならないよ
うにし、キャップのナット本体に対する芯ずれ、ひいて
は不良品の発生を防止する。 【解決手段】 電極本体31に、キャップCを押さえる
ための押さえ部材34を軸方向に移動可能に設け、かつ
通常は圧縮スプリング37によりその押さえ部材34が
電極部33から突出した状態に保つ。そして電極本体3
1の下降過程で、円錐カム20がローラ12、13を介
してキャップCへの位置決め状態を解除する前に、押さ
え部材34がキャップCに当たって上方へ押し戻されつ
つ、キャップCをナット本体Nに押し付け、その後、電
極部33がキャップCに押し付けられて抵抗溶接が行わ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、抵抗溶接用電極
装置と、これを含む抵抗溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のタイヤを締め付けるため
に、例えば図12に示すように、ハブ50にハブボルト
51を植え込み、これにタイヤのホイール52(例えば
アルミホイール等)を、ハブナットHにより締め込むこ
とが行われている。ハブナットHのフランジ部53がワ
ッシャ54を介してホイール52に押し付けられる。こ
こでハブナットHとして、図13に示すような、ナット
本体Nの外側開口端にキャップCが抵抗溶接で一体化さ
れたものを用いる場合がある。つまり、フランジ部53
の両側に形成された円筒部55及び六角部56のうち、
六角部56の外端面に容器状のキャップCが抵抗溶接さ
れてキャップ付のハブナットHとなる。
【0003】このようにナット本体NにキャップCが溶
接されたハブナットHを得るために、例えば図10に示
す抵抗溶接装置が用いられている。この装置では、第一
の部材としてのナット本体Nの円筒部55を溶接位置に
位置決めする円筒部受部材1及び円筒部押出部材2、ナ
ット本体Nの六角部56を位置決めする六角部受部材3
及び六角部押出部材4等の第一の位置決め装置を備える
とともに、第二の部材としてのキャップCをナット本体
Nと同心的な溶接位置に位置決めするキャップ受部材5
及びキャップ押出部材6等の第二の位置決め装置が設け
られている。この例で、円筒部受部材1、六角部受部材
3は位置固定に設けられ、またキャップ受部材5はスプ
リング7によって前進端位置に付勢されている。一方、
円筒部押出部材2、六角部押出部材4はスライド基板8
に固定され、このスライド基板8を介してシリンダ8a
等の押出手段によって前進・後退するようになってい
る。また、キャップ押出部材6は、スプリング9を介し
てスライド基板8に連結され、通常は円筒部押出部材
2、六角部押出部材4とともに前進・後退する。
【0004】そして、スライド基板8により円筒部押出
部材2、六角部押出部材4及びキャップ押出部材6が、
図10より右側に退避した後退端位置にある状態で、ナ
ット組立体の供給工程として、図示しない各々のパーツ
フィーダーにより、ナット本体N及びキャップCが組立
体の位置関係、すなわちナット本体Nが上方向き、かつ
その上部開口端面にキャップCが載った位置関係で、こ
れらナット本体N及びキャップCが各押出部材2、4及
び6の先端位置に供給される。
【0005】次に、ナット組立体のセット工程として、
円筒部押出部材2がナット本体Nの円筒部に、六角部押
出部材4がナット本体Nの六角部に、またキャップ押出
部材6がキャップCにそれぞれ当接し、キャップCとナ
ット本体Nの組立状態の位置関係を保ったまま、シリン
ダ8aによりスライド基板8を介してこれらが前進端位
置まで前進し、このようなナット組立体を下型10上の
溶接位置にセッティングする。このとき、ナット本体N
の円筒部55は、円筒部受部材1と円筒部押出部材2の
間に挟まれ、ナット本体Nの六角部56は六角部受部材
3と六角部押出部材4の間に挟まれ、さらにキャップC
はキャップ受部材5とキャップ押出部材6の間にそれぞ
れ挟まれて溶接位置に保持された形となる。
【0006】なお、キャップ受部材5には、ブラケット
11aを介してローラ12が、またキャップ押出部材6
にもブラケット11bを介してローラ13が、互いに水
平方向で対向するように設けられ、これらローラ12及
び13の接近限度は、それぞれストッパ14及び15に
よって規定される。
【0007】上述のセット工程が完了すると、電極部材
60がシリンダ等の昇降装置62により下降し、その電
極部材60の外周部に装着された円錐カム20が、キャ
ップ受部材5のローラ12とキャップ押出部材6のロー
ラ13に当たる。電極部材60がさらに下降すると、円
錐カム20が両ローラ12及び13を回転させながらこ
れらを互いに離間する方向に押し広げる。従って、図1
1に示すように、電極部材60の下降に伴い、キャップ
受部材5とキャップ押出部材6とが共に、各々のスプリ
ング7、9の付勢力に抗して後退させられ、キャップC
の位置決め状態を解除して、キャップCの溶接位置から
離れた位置まで退避する。
【0008】その後、さらに下降する電極部材60の先
端の電極部33が、キャップCに押し付けられ、この状
態で電極ホルダ61と下型10との間に印加されている
電圧により、溶接電流がキャップCからナット本体Nに
流れて、キャップCがその開口縁の全周にわたりナット
本体Nの開口端面に抵抗溶接される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、電極部材60
の下降に伴って、キャップ受部材5とキャップ押出部材
6が円錐カム20により互いに離れる方向に退避してか
ら、電極部材60がキャップCをナット本体Nに押し付
けるまでの間に、一時的にではあるが、キャップCが非
拘束状態となる。通常の場合、ほとんど問題はないが、
まれにキャップCが非拘束状態で、セット位置からずれ
ることも考えられ、その場合、ナット本体Nとキャップ
Cとが芯ずれ状態で溶接されてしまい、不良品発生の原
因となる。このようなことから、この種のナットでは、
不良品を取り除くため、通常、全品検査も行われている
が、これは大変手間がかかり、コストアップの一因にな
る。
【0010】本発明の課題は、キャップ受け部材及びキ
ャップ押出部材等の位置決め装置が退避した状態で、キ
ャップ等の第二の部材が非拘束状態となることを回避す
る電極装置、並びにそれを含む抵抗溶接装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】請求項1
の発明では、ナット本体等の第一の部材及びキャップ等
の第二の部材を位置決めした状態で、第一の部材に第二
の部材を抵抗溶接するに際し、先端部に電極部を備えた
電極本体に、第二の部材を第一の部材に押し付ける押さ
え部材を設けたものである。電極本体は、自身の電極部
が第二の部材に接触してこれを第一の部材に押し付けた
状態で抵抗溶接を行う。
【0012】上述の押さえ部材は、その電極本体に進退
可能に設けられ、上記電極部より先端側に突出するよう
に付勢手段によって付勢される。またこの押さえ部材
は、その第二の部材に上記電極部に先立って押し付けら
れ、かつ電極本体が第二の部材に相対的に接近する過程
で、上記押し付け状態を維持しつつ電極本体側に上記付
勢手段の付勢力に抗して押し戻される。付勢手段として
は、一般的にはばね等の弾性部材が用いられる。
【0013】これにより、電極部が第二の部材に接触す
るのに先立って、上記押さえ部材が第二の部材に当た
り、その押さえ状態が維持されつつ、次に上記電極部が
第二の部材に当たってこれを第一の部材に押し付けて抵
抗溶接を行うため、溶接の過程、言い換えれば電極部の
接近過程で、第二の部材が第一の部材に対し、位置ずれ
を起こすことが防止される。
【0014】請求項2の発明では、第一及び第二の部材
が第一及び第二の位置決め装置により溶接位置に位置決
めされるとともに、その抵抗溶接の前に、第二の位置決
め装置を第二の部材から退避させる抵抗溶接装置におい
て、上述のような電極装置が用いられる。つまり、上記
電極本体が第二の部材を第一の部材に押し付けて抵抗溶
接する際に、第二の位置決め装置が第二の部材から退避
する前か退避する時に、その第二の部材に上記押さえ部
材を押し付けるようにする。そして、上記電極本体が第
二の部材に相対的に接近する過程で、上記押さえ部材が
その押し付け状態を維持しつつ電極本体側に押し戻され
るようにし、かつ最終的に電極部が第二の部材に押し付
けられて抵抗溶接を行うようにすれば、第二の位置決め
装置が退避した後に、第二の部材が非拘束状態になるこ
とを回避することができる。従って、第二の部材が第一
の部材に対して位置ずれを生じるおそれもなくなる。
【0015】請求項3の発明は、上記のような押さえ部
材を備えた電極装置を含んで抵抗溶接装置を構成したも
のである。その要件としては、第一及び第二の部材を溶
接位置にそれぞれ位置決めする第一及び第二の位置決め
装置、その抵抗溶接の前に、第二の位置決め装置を第二
の部材から退避させる位置決め退避装置、及び前述の電
極装置の組み合わせに係るものとなる。
【0016】なお、この発明は第一及び第二の部材とし
て、それぞれナット本体及びそのキャップに好適なもの
ではあるが、それに限らず、種々の部品・部材を抵抗溶
接するための電極装置に適用することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に示す実施例を参照しつつ説明する。図1は、その一
実施例である抵抗溶接装置の全体図である。この電極装
置30は電極本体31を備え、電極本体31には、位置
決め退避装置としての円錐カム20等のテーパ状カムが
固定されている。そしてこの電極本体31は、その先端
部に電極部33を備え、この電極部33は前述のナット
本体Nの開口部にセットされるキャップCの外形に対応
する凹形状に形成されている。つまり、図5に示すよう
に、電極本体31の先端(下端)面には、キャップCの
全部又はほぼ上半分を収容する凹部32が、電極本体3
1と同心的に形成されて電極部33の主体をなしてい
る。なお、この図5では、上述の円錐カム20が省略さ
れている。
【0018】電極本体31には、棒状の押さえ部材34
が軸方向(この例では上下方向)に移動可能に保持され
ている。この押さえ部材34は電極本体31の先端部よ
り小径のもので、電極本体31と同心的に、かつ上記凹
部32の中心部を通り(図6参照)、かつ電極本体31
の先端から下方へ突出するように配置される。その突出
限度は、押さえ部材34の上端に形成されたフランジ3
5が、電極本体31に形成されたストッパ面36に当接
することによって規定される。そして、この押さえ部材
34は圧縮スプリング37によって、通常はそのフラン
ジ35がストッパ面36に当たる突出限度に付勢されて
いて、その押さえ部材34の先端面はキャップCの上面
に当たり、電極部33はその凹部32においてキャップ
Cに被さり、これをナット本体Nに押さえ付けて抵抗溶
接するようになっている。その際に、押さえ部材34の
先端面は、電極部33の凹部32の底面まで、圧縮スプ
リング37を圧縮しつつ、押し戻されることとなる。
【0019】電極本体31はこの例で、上側部材40と
下側部材41との2分割構造とされ、下側部材41の軸
方向に、押さえ部材34を摺動可能に保持するガイド孔
42、圧縮スプリング37を収容するスプリング収容孔
43が形成されている。そのスプリング収容孔43の上
部には、雌ネジ孔44が形成され、ここにスプリング受
部材45が螺合されている。このスプリング受部材45
に形成された六角孔部46(図8も参照)に、工具を嵌
めて回転操作することにより、スプリング37が装着さ
れるとともに、そのスプリング力を調整することができ
る。
【0020】下側部材41の上端部にはテーパ外周面4
8が形成され、上側部材40の下端部にはこれと嵌まり
合うテーパ内周面49が形成されていて、これらの嵌合
により、上側部材40と下側部材41とが一体化されて
いる。上側部材40の上部には、さらにテーパ外周面4
7が形成され、電極本体31は上側部材40に形成され
たこのテーパ外周面47において、図1に示すホルダ6
1に装着され、かつシリンダ等の昇降装置62により昇
降する。なお、上側部材40及び下側部材41には、こ
れらを分解するための工具を係合させる二面取部56及
び58がそれぞれ形成されている(図7、図9も参
照)。
【0021】ここで、上側部材40と下側部材41との
2分割構造ではなく、一体構造で電極本体31を構成す
ることもできるが、この例のように2分割構造とすれ
ば、電極部33が使用によって損耗した場合、下側部材
41だけを交換すればよいため工具代が安価となる。さ
らに必要に応じて、下側部材41をさらに上側部分と電
極部33とに分けて、全体として3分割以上の構成とし
てもよい。
【0022】またこの例で、上側部材40と下側部材4
1は、テーパ嵌合で一体的に組み付けられているため、
両部材40及び41を広い面積で接触させることがで
き、通電抵抗を小さく抑えることができる。ただし、テ
ーパ嵌合の組付形態に限るものではない。
【0023】上述の押さえ部材34は、その材質とし
て、例えばステンレス等の非磁性材製のものとすること
ができる。そのようにすれば、磁気を帯びることがな
く、溶接スパッタを磁気吸着するようなことが回避され
るため、吸着したスパッタでキャップCを凹ませたりす
ることもない。なお、この押さえ部材34は、コスト・
加工性等の面から、ステンレス製が望ましいが、磁気を
帯びず、溶接熱に耐えるものであれば、他の金属でも絶
縁物であってもよい。
【0024】次に作動を説明する。図1のように、ナッ
ト本体NとキャップCとが、組み立て状態で下型10上
に位置決めされる。この位置決め工程は従来と同様であ
って、既に説明した通りである。電極本体31がナット
組立体(N、C)に向かって下降する。この過程で、円
錐カム20がキャップ受部材5のローラ12及びキャッ
プ押出部材6のローラ13に当たる前に、図2に示すよ
うに、まず押さえ部材34の先端がキャップCの上面に
当たる。この際、押さえ部材34の先端とキャップ受部
材5及びキャップ押出部材6とは干渉しない。つまり、
図3に示すように、押さえ部材34の先端はキャップC
の上面に当たるが、キャップ受部材5及びキャップ押出
部材6は、そのキャップCの側部下側を両側から拘束し
ているためである。この状態から、電極本体31がさら
に下降すると、押さえ部材34は圧縮スプリング37の
ばね力に抗して電極本体31の内部へ押し込まれ、その
反力でキャップCをナット本体Nの上面に押し付けた状
態に保つ。
【0025】図4に示すように、さらに電極本体31が
下降し、円錐カム20がローラ12及び13に当たって
これを両側に押し広げることにより、キャップ受部材5
及びキャップ押出部材6はこれと一体的に、かつスプリ
ング7及び9の付勢力に抗してキャップCから後退し、
キャップCの溶接部位から離れた位置まで退避する。し
かし、これらの部材5及び6がキャップCから離れて
も、上述の押さえ部材34が依然としてキャップCをナ
ット本体Nに押し付けているため、キャップCは拘束さ
れた状態で保たれる。その状態で、電極部33の凹部3
2が、キャップCの少なくとも上側部分に被さり、押さ
え部材34で押さえられているキャップCをナット本体
Nに更に押し付ける。この状態で電極部33から下型1
0へ溶接電流が流れ、キャップCの下端開口縁の全周が
ナット本体Nの上面に抵抗溶接される。
【0026】このように、電極本体31の下降過程で、
キャップ受部材5及びキャップ押出部材6によるキャッ
プCの位置決め状態が解かれる前に、押さえ部材34が
キャップCをナット本体Nに押し付け、さらに電極部3
3がキャップCをナット本体Nに押し付けつつ抵抗溶接
するため、キャップCがナット本体Nに対し芯ずれを起
こすおそれがない。このことが、不良品の発生ひいては
全品検査の必要性を解消することとなる。
【0027】上述のように抵抗溶接が完了すると、電極
本体31が上昇し、円錐カム20の上昇に従ってキャッ
プ受部材5及びキャップ押出部材6がスプリング7及び
9の付勢力により前進端位置に復帰する(セット工程完
了位置と同位置)。電極本体31の上昇作動が完了する
と、押出部材2、4及び6のスライド基板8がシリンダ
8a等によりナット組立体供給位置(後退端)まで後退
し、各押出部材2、4及び6等が当初の後退端位置に復
帰する。
【0028】その後、図示しないプッシャ機構により、
溶接されたキャップ付きハブナットHが溶接位置からシ
ューター等の排出部に押し出される。このプッシャ機構
によるナット払出しが完了すると、最初に戻って、ナッ
ト組立体の供給をスタートとするサイクルが繰り返され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体概略図。
【図2】その電極本体の下降工程を示す工程図。
【図3】その要部を示す拡大図。
【図4】電極本体の溶接工程を示す工程図。
【図5】図1における電極本体(ただし円錐カムを除去
したもの)を取り出して示す半断面図。
【図6】その底面図。
【図7】その平面図。
【図8】図5のA−A断面図。
【図9】図5のB−B断面図。
【図10】キャップ付ハブナットを得るための従来の抵
抗溶接装置の全体概略図。
【図11】その従来の作動を示す工程図。
【図12】溶接対象の一例であるキャップ付きハブナッ
トの締め込み状態の断面図。
【図13】そのハブナットのキャップとナット本体との
溶接形態を示す側面図。
【符号の説明】
1 円筒部受部材 2 円筒部押出部材 3 六角部受部材 4 六角部押出部材 5 キャップ受部材 6 キャップ押出部材 12、13 ローラ 30 電極装置 31 電極本体 33 電極部 34 押さえ部材 37 圧縮スプリング 40 上側部材 41 下側部材 N ナット本体(第一の部材) C キャップ(第二の部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一及び第二の部材を第一及び第二の位
    置決め装置により溶接位置に位置決めした状態で、第一
    の部材に第二の部材を抵抗溶接する抵抗溶接装置のため
    の電極装置であって、 先端部に電極部を備え、その電極部が前記第二の部材に
    接触してこれを前記第一の部材に押し付けた状態で抵抗
    溶接を行う電極本体と、 その電極本体に進退可能に設けられ、前記電極部より先
    端側に突出するように付勢手段によって付勢されるとと
    もに、前記電極本体が前記第二の部材を前記第一の部材
    に押し付けて抵抗溶接する際に、その第二の部材に前記
    電極部に先立って押し付けられ、かつ前記電極本体が前
    記第二の部材に相対的に接近する過程で前記押し付け状
    態を維持しつつ前記電極本体側に前記付勢手段の付勢力
    に抗して押し戻される押さえ部材と、 を含むことを特徴とする抵抗溶接用電極装置。
  2. 【請求項2】 第一の部材に第二の部材を抵抗溶接する
    ために、それら第一及び第二の部材を第一及び第二の位
    置決め装置により溶接位置に位置決めするとともに、そ
    の抵抗溶接の前に、前記第二の位置決め装置を前記第二
    の部材から退避させる抵抗溶接装置のための電極装置で
    あって、 先端部に電極部を備え、その電極部が前記第二の部材に
    接触してこれを前記第一の部材に押し付けた状態で抵抗
    溶接を行う電極本体と、 その電極本体に進退可能に設けられ、前記電極部より先
    端側に突出するように付勢手段によって付勢されるとと
    もに、前記電極本体が前記第二の部材を前記第一の部材
    に押し付けて抵抗溶接する際、前記第二の部材の位置決
    め装置が前記第二の部材から退避する前又は退避する時
    に、その第二の部材に前記電極部に先立って押し付けら
    れ、かつ前記電極本体が前記第二の部材に相対的に接近
    する過程で前記押し付け状態を維持しつつ前記電極本体
    側に前記付勢手段の付勢力に抗して押し戻される押さえ
    部材と、 を含むことを特徴とする抵抗溶接用電極装置。
  3. 【請求項3】 第一の部材に第二の部材を抵抗溶接する
    ための抵抗溶接装置であって、 第一の部材を溶接位置に位置決めする第一の位置決め装
    置と、 第二の部材を溶接位置に位置決めする第二の位置決め装
    置と、 前記抵抗溶接の前に、前記第二の位置決め装置を前記第
    二の部材から退避させる位置決め退避装置と、 その位置決め退避装置により前記第二の位置決め装置が
    前記第二の部材から退避して、その第二の部材の位置決
    め状態が解除された後に、前記第二の部材を第一の部材
    に押し付けて抵抗溶接を行う電極装置とを有し、かつそ
    の電極装置は、 先端部に電極部を備え、その電極部が前記第二の部材に
    接触してこれを前記第一の部材に押し付けた状態で電圧
    を印加する電極本体と、 その電極本体に進退可能に設けられ、前記電極部より先
    端側に突出するように付勢手段によって付勢されるとと
    もに、前記電極本体が前記第二の部材を前記第一の部材
    に押し付けて抵抗溶接する際に、前記第二の位置決め装
    置が前記第二の部材から退避する前又は退避する時に、
    その第二の部材に前記電極部に先立って押し付けられ、
    かつ前記電極本体が前記第二の部材に相対的に接近する
    過程で前記押し付け状態を維持しつつ前記電極本体側に
    前記付勢手段の付勢力に抗して押し戻される押さえ部材
    と、 を含むことを特徴とする抵抗溶接装置。
  4. 【請求項4】 前記第一の部材はハブナット本体であ
    り、前記第二の部材はそのハブナット本体のねじ部開口
    を被うキャップであって、 前記押さえ部材は、前記キャップの中央部をハブナット
    本体の端面に対して押し付ける一方、 前記電極部はその押し付けられた状態の前記キャップを
    ハブナット本体の端面に抵抗溶接するものである請求項
    1〜3のいずれかに記載の抵抗溶接用電極装置又は抵抗
    溶接装置。
JP7269370A 1995-09-21 1995-09-21 抵抗溶接用電極装置及びこれを含む抵抗溶接装置 Expired - Fee Related JP2898585B2 (ja)

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JP2019127648A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 新光機器株式会社 位置決めピン
WO2021260985A1 (ja) * 2020-06-24 2021-12-30 三菱電機株式会社 抵抗溶接機の電極加圧機構、抵抗溶接機および溶接方法並びに電磁開閉器の製造方法

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