JPH0985417A - ダイカスト装置及びダイカスト方法 - Google Patents
ダイカスト装置及びダイカスト方法Info
- Publication number
- JPH0985417A JPH0985417A JP26929095A JP26929095A JPH0985417A JP H0985417 A JPH0985417 A JP H0985417A JP 26929095 A JP26929095 A JP 26929095A JP 26929095 A JP26929095 A JP 26929095A JP H0985417 A JPH0985417 A JP H0985417A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casting
- pins
- pin
- cast
- die
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダイカスト装置内で鋳バリの除去を可能とす
るダイカスト装置の提供。 【解決手段】 固定金型10と可動金型20が組合わさ
れキャビティ2を形成する。固定金型にはバネ付勢され
た第1の鋳抜きピン11、13が設けられ、可動金型に
は第2の鋳抜きピン31、32が第1の鋳抜きピンと対
向可能に設けられている。鋳抜き孔を形成するために型
締め時には第1の鋳抜きピン11、13と第2の鋳抜き
ピン31、32が当接する。第1の鋳抜きピン11、1
3は第2の鋳抜きピン31、32と同軸的に固定金型1
0に摺動可能に設けられている。第1、第2の鋳抜きピ
ンは当接した状態で駆動機構50により共に軸方向に移
動し鋳バリを除去する。
るダイカスト装置の提供。 【解決手段】 固定金型10と可動金型20が組合わさ
れキャビティ2を形成する。固定金型にはバネ付勢され
た第1の鋳抜きピン11、13が設けられ、可動金型に
は第2の鋳抜きピン31、32が第1の鋳抜きピンと対
向可能に設けられている。鋳抜き孔を形成するために型
締め時には第1の鋳抜きピン11、13と第2の鋳抜き
ピン31、32が当接する。第1の鋳抜きピン11、1
3は第2の鋳抜きピン31、32と同軸的に固定金型1
0に摺動可能に設けられている。第1、第2の鋳抜きピ
ンは当接した状態で駆動機構50により共に軸方向に移
動し鋳バリを除去する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダイカスト装置及び
ダイカスト方法に関し、特に鋳抜きピンを備えたダイカ
スト装置及びダイカスト方法に関する。
ダイカスト方法に関し、特に鋳抜きピンを備えたダイカ
スト装置及びダイカスト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】加圧鋳造によるロッカーアームの製造方
法が特開昭55−88973号公報に提案されている。
該公報によると第1の金型と、第1の金型と組合わされ
キャビティを形成する第2の金型と、第1の金型に固定
された第1の鋳抜きピンと、第2の金型に設けられ鋳抜
き孔を形成するためにキャビティ内で第1の鋳抜きピン
と対向可能に設けられた第2の鋳抜きピンと、第2の鋳
抜きピンを軸方向に駆動する駆動機構を備えたダイカス
ト装置が記載されている。鋳抜き孔はロッカーアームの
シャフト穴となる。
法が特開昭55−88973号公報に提案されている。
該公報によると第1の金型と、第1の金型と組合わされ
キャビティを形成する第2の金型と、第1の金型に固定
された第1の鋳抜きピンと、第2の金型に設けられ鋳抜
き孔を形成するためにキャビティ内で第1の鋳抜きピン
と対向可能に設けられた第2の鋳抜きピンと、第2の鋳
抜きピンを軸方向に駆動する駆動機構を備えたダイカス
ト装置が記載されている。鋳抜き孔はロッカーアームの
シャフト穴となる。
【0003】型締め時は第1の鋳抜きピンと第2の鋳抜
きピンとは互いに離反しているが、キャビティに溶湯を
充填し、溶湯が凝固する前に駆動機構により第2の鋳抜
きピンを第1の鋳抜きピン方向に移動させる。このこと
により鋳抜き孔が形成される。よって鋳造工程で、ロッ
カーアームのシャフト穴に相当する部分を鋳抜くことが
でき製品の一部を鋳造時に同時に形成することができ
る。
きピンとは互いに離反しているが、キャビティに溶湯を
充填し、溶湯が凝固する前に駆動機構により第2の鋳抜
きピンを第1の鋳抜きピン方向に移動させる。このこと
により鋳抜き孔が形成される。よって鋳造工程で、ロッ
カーアームのシャフト穴に相当する部分を鋳抜くことが
でき製品の一部を鋳造時に同時に形成することができ
る。
【0004】また実開昭60−99054号公報記載の
ダイカスト装置では、金型の一方に摺動可能な鋳抜きピ
ンを備えるとともに、該鋳抜きピンには他方の金型に突
き合せるための背圧手段が設けられたダイカスト鋳造装
置が開示されている。型締め時に仮に金型間に異物を挟
み込んでも、背圧手段により鋳抜きピンは必ず金型内面
に当接でき、鋳抜きピン先端に隙間が生じることがなく
なる。
ダイカスト装置では、金型の一方に摺動可能な鋳抜きピ
ンを備えるとともに、該鋳抜きピンには他方の金型に突
き合せるための背圧手段が設けられたダイカスト鋳造装
置が開示されている。型締め時に仮に金型間に異物を挟
み込んでも、背圧手段により鋳抜きピンは必ず金型内面
に当接でき、鋳抜きピン先端に隙間が生じることがなく
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで特開昭55−8
8973号公報記載の発明では、第2の鋳抜きピンの先
端が第1の鋳抜きピンの先端に当接する前に第2の鋳抜
きピンが停止すれば、ロッカーアームのシャフト穴は鋳
造中には完全には形成できず、型開き後に後加工が必要
となる。また両鋳抜きピンの先端同士が当接するまで第
2の鋳抜きピンが駆動されたとしても、鋳造圧力が高圧
の場合には両鋳抜きピンの当接面間に溶湯が侵入しバリ
が形成される。このバリは型開き後に後加工で取り除く
必要がある。
8973号公報記載の発明では、第2の鋳抜きピンの先
端が第1の鋳抜きピンの先端に当接する前に第2の鋳抜
きピンが停止すれば、ロッカーアームのシャフト穴は鋳
造中には完全には形成できず、型開き後に後加工が必要
となる。また両鋳抜きピンの先端同士が当接するまで第
2の鋳抜きピンが駆動されたとしても、鋳造圧力が高圧
の場合には両鋳抜きピンの当接面間に溶湯が侵入しバリ
が形成される。このバリは型開き後に後加工で取り除く
必要がある。
【0006】また実開昭60−99054号公報記載の
考案では、鋳造圧力が高圧の場合には溶湯が鋳抜きピン
と金型との当接面に侵入して鋳バリが形成される。鋳バ
リが形成された場合には金型から製品を取出した後に鋳
バリを除去する工程を必要とし、すると上述した問題が
ある。鋳バリの発生を防ぐために、金型面に対する鋳抜
きピンの付勢力を大きくすると、鋳抜きピンの先端がつ
ぶれ、鋳抜きピンの先端の径が大きくなり、製品形状に
悪影響を与えることになる。更に、鋳抜きピンの先端の
径が一定以上に太くなった場合には、製品から鋳抜きピ
ンが抜けなくなるという問題が起り得る。
考案では、鋳造圧力が高圧の場合には溶湯が鋳抜きピン
と金型との当接面に侵入して鋳バリが形成される。鋳バ
リが形成された場合には金型から製品を取出した後に鋳
バリを除去する工程を必要とし、すると上述した問題が
ある。鋳バリの発生を防ぐために、金型面に対する鋳抜
きピンの付勢力を大きくすると、鋳抜きピンの先端がつ
ぶれ、鋳抜きピンの先端の径が大きくなり、製品形状に
悪影響を与えることになる。更に、鋳抜きピンの先端の
径が一定以上に太くなった場合には、製品から鋳抜きピ
ンが抜けなくなるという問題が起り得る。
【0007】そこで本発明は、鋳抜き穴に発生した鋳バ
リをダイカスト装置内で除去することが可能なダイカス
ト装置を提供することを目的とする。
リをダイカスト装置内で除去することが可能なダイカス
ト装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、固定金型と可動金型とでキャビティが形成
され、該固定金型には第1の鋳抜きピンが設けられ該可
動金型には第2の鋳抜きピンが設けられ、該第1、第2
の鋳抜きピンにより鋳抜き孔を形成するダイカスト装置
において、該第1の鋳抜きピン11、13と該第2の鋳
抜きピン31、32とは同軸的に該金型10、30に摺
動可能にかつ型締め時に該第1、第2の鋳抜きピンが当
接可能に設けられ、該第1、第2の鋳抜きピンが当接し
た状態で該第1、第2の鋳抜きピンは軸方向に移動可能
であるダイカスト装置を提供している。
に本発明は、固定金型と可動金型とでキャビティが形成
され、該固定金型には第1の鋳抜きピンが設けられ該可
動金型には第2の鋳抜きピンが設けられ、該第1、第2
の鋳抜きピンにより鋳抜き孔を形成するダイカスト装置
において、該第1の鋳抜きピン11、13と該第2の鋳
抜きピン31、32とは同軸的に該金型10、30に摺
動可能にかつ型締め時に該第1、第2の鋳抜きピンが当
接可能に設けられ、該第1、第2の鋳抜きピンが当接し
た状態で該第1、第2の鋳抜きピンは軸方向に移動可能
であるダイカスト装置を提供している。
【0009】本発明は更に固定金型及び可動金型にそれ
ぞれ設けられた鋳抜きピンを互いに当接させる工程と、
キャビティ内に溶湯を射出する工程を有するダイカスト
方法において、該それぞれの鋳抜きピン11、13、3
1、32を互いに当接させたまま摺動させる工程を有す
るダイカスト方法を提供している。
ぞれ設けられた鋳抜きピンを互いに当接させる工程と、
キャビティ内に溶湯を射出する工程を有するダイカスト
方法において、該それぞれの鋳抜きピン11、13、3
1、32を互いに当接させたまま摺動させる工程を有す
るダイカスト方法を提供している。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態によるダイカ
スト装置について図1、図2に基づき説明する。ダイカ
スト装置1は、固定金型10と可動金型30が組合わさ
れることによりキャビティ2が画成される。固定金型1
0には射出スリーブ20が設けられ、射出スリーブ20
には射出プランジャ21が摺動可能に設けられている。
射出スリーブ20の端部はゲート部に接続されている。
スト装置について図1、図2に基づき説明する。ダイカ
スト装置1は、固定金型10と可動金型30が組合わさ
れることによりキャビティ2が画成される。固定金型1
0には射出スリーブ20が設けられ、射出スリーブ20
には射出プランジャ21が摺動可能に設けられている。
射出スリーブ20の端部はゲート部に接続されている。
【0011】固定金型10には第1の鋳抜きピンたる鋳
抜きピン11と鋳抜きピン13が摺動可能に挿入されて
いる。鋳抜きピン11は圧縮バネ12によりキャビティ
2方向に付勢され、鋳抜きピン13は圧縮バネ14によ
りキャビティ2方向に付勢されている。
抜きピン11と鋳抜きピン13が摺動可能に挿入されて
いる。鋳抜きピン11は圧縮バネ12によりキャビティ
2方向に付勢され、鋳抜きピン13は圧縮バネ14によ
りキャビティ2方向に付勢されている。
【0012】固定金型30側には製品押出し用の油圧シ
リンダ40と鋳抜きピン用の油圧シリンダ50が設けら
れている。製品押出し用の油圧シリンダ40には押出し
ピン板41が接続されており、油圧シリンダ40の動作
により、押し出しピン板41は金型方向及び金型から離
反する方向に移動可能に設けられている。そして押出し
ピン板41には鋳造後の製品を取出すための押出しピン
42が取付けられている。
リンダ40と鋳抜きピン用の油圧シリンダ50が設けら
れている。製品押出し用の油圧シリンダ40には押出し
ピン板41が接続されており、油圧シリンダ40の動作
により、押し出しピン板41は金型方向及び金型から離
反する方向に移動可能に設けられている。そして押出し
ピン板41には鋳造後の製品を取出すための押出しピン
42が取付けられている。
【0013】駆動機構たる鋳抜きピン用の油圧シリンダ
50が鋳抜きピン板51に接続して設けられている。油
圧シリンダ50の動作により、鋳抜きピン板51は金型
方向及び金型から離反する方向に移動可能に設けられて
いる。そして鋳抜きピン板51には第2の鋳抜きピンた
る鋳抜きピン31、32が取付けられている。鋳抜きピ
ン31、32は可動金型30に摺動可能に設けられてい
る。またこれらの鋳抜きピンの配置位置は所望の鋳造製
品の貫通穴相当部、例えばロッカーアームのシャフト穴
相当部である。鋳抜きピン31、32はそれぞれ鋳抜き
ピン11、13と同軸的に配置され、それぞれの鋳抜き
ピンの先端は当接可能である。またそれぞれの鋳抜きピ
ンの先端が当接した状態で鋳抜きピン11、31、1
3、32は軸方向に移動可能に設けられている。
50が鋳抜きピン板51に接続して設けられている。油
圧シリンダ50の動作により、鋳抜きピン板51は金型
方向及び金型から離反する方向に移動可能に設けられて
いる。そして鋳抜きピン板51には第2の鋳抜きピンた
る鋳抜きピン31、32が取付けられている。鋳抜きピ
ン31、32は可動金型30に摺動可能に設けられてい
る。またこれらの鋳抜きピンの配置位置は所望の鋳造製
品の貫通穴相当部、例えばロッカーアームのシャフト穴
相当部である。鋳抜きピン31、32はそれぞれ鋳抜き
ピン11、13と同軸的に配置され、それぞれの鋳抜き
ピンの先端は当接可能である。またそれぞれの鋳抜きピ
ンの先端が当接した状態で鋳抜きピン11、31、1
3、32は軸方向に移動可能に設けられている。
【0014】次に本実施例のダイカスト装置1の動作に
ついて説明する。可動金型30が固定金型10方向に前
進して型締めが行われる。このとき固定金型10に設け
られた鋳抜きピン11、13と可動金型30に設けられ
た鋳抜きピン31、32はキャビティ2のほぼ中央部で
それぞれ突き合される。ここでは鋳抜きピン11、13
をキャビティ2方向に付勢している圧縮スプリング1
2、14により、鋳抜きピン11と31の先端部相互及
び13と32の先端部相互は互いに圧力下で当接してい
る。
ついて説明する。可動金型30が固定金型10方向に前
進して型締めが行われる。このとき固定金型10に設け
られた鋳抜きピン11、13と可動金型30に設けられ
た鋳抜きピン31、32はキャビティ2のほぼ中央部で
それぞれ突き合される。ここでは鋳抜きピン11、13
をキャビティ2方向に付勢している圧縮スプリング1
2、14により、鋳抜きピン11と31の先端部相互及
び13と32の先端部相互は互いに圧力下で当接してい
る。
【0015】型締め完了後、射出スリーブ20内に溶湯
が注入され、プランジャチップ21が前進してゲート部
を介してキャビティ2内に溶湯が充填される。キャビテ
ィ7内に充填された溶湯は冷却により凝固する。ここで
鋳抜きピンが傷ついている場合や鋳造圧力が高い場合に
は鋳抜きピン11と鋳抜きピン31、鋳抜きピン14と
鋳抜きピン32の突き合せ部分に鋳バリが発生する。
が注入され、プランジャチップ21が前進してゲート部
を介してキャビティ2内に溶湯が充填される。キャビテ
ィ7内に充填された溶湯は冷却により凝固する。ここで
鋳抜きピンが傷ついている場合や鋳造圧力が高い場合に
は鋳抜きピン11と鋳抜きピン31、鋳抜きピン14と
鋳抜きピン32の突き合せ部分に鋳バリが発生する。
【0016】凝固完了後、油圧シリンダ50を駆動し、
圧縮スプリング12、14の付勢力に抗して鋳抜きピン
31、32を鋳抜きピン11、13方向に前進させる。
油圧シリンダ50の駆動により鋳抜きピン11、13は
圧縮バネ12、14の付勢力に抗して後退する。これに
より鋳抜きピン11と鋳抜きピン31、鋳抜きピン14
と鋳抜きピン32の突き合せ部分に発生した鋳バリは除
去される。
圧縮スプリング12、14の付勢力に抗して鋳抜きピン
31、32を鋳抜きピン11、13方向に前進させる。
油圧シリンダ50の駆動により鋳抜きピン11、13は
圧縮バネ12、14の付勢力に抗して後退する。これに
より鋳抜きピン11と鋳抜きピン31、鋳抜きピン14
と鋳抜きピン32の突き合せ部分に発生した鋳バリは除
去される。
【0017】その後、キャビティ2内に形成された製品
を押出しピン42により押出すと共に型開きを行う。型
開き後に固定金型10可動金型30を圧縮空気により清
掃し、離型材を塗布し鋳造サイクルが完了する。
を押出しピン42により押出すと共に型開きを行う。型
開き後に固定金型10可動金型30を圧縮空気により清
掃し、離型材を塗布し鋳造サイクルが完了する。
【0018】本発明は上述した実施の態様に限定されず
種々の変更が可能である。例えば、上述の実施の態様で
は固定金型10側の鋳抜きピン11、13を圧縮バネ1
2、14により付勢し、可動金型30側の鋳抜きピン3
1、32を油圧シリンダ50により駆動する構成とした
が、固定金型10側の鋳抜きピン11、13を油圧シリ
ンダにより駆動し、可動金型30側の鋳抜きピン31、
32を圧縮バネにより付勢する構成としても良い。
種々の変更が可能である。例えば、上述の実施の態様で
は固定金型10側の鋳抜きピン11、13を圧縮バネ1
2、14により付勢し、可動金型30側の鋳抜きピン3
1、32を油圧シリンダ50により駆動する構成とした
が、固定金型10側の鋳抜きピン11、13を油圧シリ
ンダにより駆動し、可動金型30側の鋳抜きピン31、
32を圧縮バネにより付勢する構成としても良い。
【0019】また、固定金型10側の鋳抜きピン11、
13と可動金型30側の鋳抜きピン31、32の両方を
油圧シリンダにより駆動する構成としても鋳バリ除去が
可能である。
13と可動金型30側の鋳抜きピン31、32の両方を
油圧シリンダにより駆動する構成としても鋳バリ除去が
可能である。
【0020】加えて、上述の実施の態様では製品の貫通
穴相当部に鋳抜きピン11、31、13、32を配置し
ているが、オーバーフロー部やゲート部の溶湯を切断す
るために、当該箇所に鋳抜きピンを配置させてもよい。
更に、製品の窓部や製品キャビティ部以外のインロー部
に発生したバリを除去することもできる。これらの場合
には、鋳抜きピンの先端形状を窓部の形状にしたり、鋳
抜きピンの代わりに外径がキャビティ部の形状と同形状
の型を使用する。
穴相当部に鋳抜きピン11、31、13、32を配置し
ているが、オーバーフロー部やゲート部の溶湯を切断す
るために、当該箇所に鋳抜きピンを配置させてもよい。
更に、製品の窓部や製品キャビティ部以外のインロー部
に発生したバリを除去することもできる。これらの場合
には、鋳抜きピンの先端形状を窓部の形状にしたり、鋳
抜きピンの代わりに外径がキャビティ部の形状と同形状
の型を使用する。
【0021】
【発明の効果】以上説明した本発明のダイカスト装置に
よれば、第1の鋳抜きピンと第2の鋳抜きピンとの突合
せ部に形成された鋳バリを金型内で容易に除去すること
ができる。このことにより、鋳造工程において鋳抜き孔
の鋳バリ除去を実行することができ、製品取り出し後の
後加工が不要となる。また、鋳バリ除去が簡単に実行で
きるので、鋳造圧力を高く設定したときにも第1の鋳抜
きピンの付勢力を著しく大きくする必要はなく、鋳抜き
ピンを保護することができる。この結果鋳抜きピンの強
度、精度を維持することができる。
よれば、第1の鋳抜きピンと第2の鋳抜きピンとの突合
せ部に形成された鋳バリを金型内で容易に除去すること
ができる。このことにより、鋳造工程において鋳抜き孔
の鋳バリ除去を実行することができ、製品取り出し後の
後加工が不要となる。また、鋳バリ除去が簡単に実行で
きるので、鋳造圧力を高く設定したときにも第1の鋳抜
きピンの付勢力を著しく大きくする必要はなく、鋳抜き
ピンを保護することができる。この結果鋳抜きピンの強
度、精度を維持することができる。
【図1】本発明の実施の態様による溶湯射出時のダイカ
ストマシンを示す縦断断面図。
ストマシンを示す縦断断面図。
【図2】本発明の実施の態様による鋳バリ除去時のダイ
カストマシンを示す縦断断面図。
カストマシンを示す縦断断面図。
2 キャビティ 10 固定金型 30 可動金型 11、13 鋳抜きピン(第1の鋳抜きピン) 12、14 圧縮バネ 31、32 鋳抜きピン(第2の鋳抜きピン)
Claims (2)
- 【請求項1】 固定金型と可動金型とでキャビティが形
成され、該固定金型には第1の鋳抜きピンが設けられ該
可動金型には第2の鋳抜きピンが設けられ、該第1、第
2の鋳抜きピンにより鋳抜き孔を形成するダイカスト装
置において、 該第1の鋳抜きピンと該第2の鋳抜きピンとは同軸的に
該金型に摺動可能にかつ型締め時に該第1、第2の鋳抜
きピンが当接可能に設けられ、 該第1、第2の鋳抜きピンが当接した状態で該第1、第
2の鋳抜きピンは軸方向に移動可能であることを特徴と
するダイカスト装置。 - 【請求項2】 固定金型及び可動金型にそれぞれ設けら
れた鋳抜きピンを互いに当接させる工程と、キャビティ
内に溶湯を射出する工程を有するダイカスト方法におい
て、 該それぞれの鋳抜きピンを互いに当接させたまま摺動さ
せる工程を有することを特徴とするダイカスト方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26929095A JPH0985417A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | ダイカスト装置及びダイカスト方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26929095A JPH0985417A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | ダイカスト装置及びダイカスト方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0985417A true JPH0985417A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17470294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26929095A Pending JPH0985417A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | ダイカスト装置及びダイカスト方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0985417A (ja) |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP26929095A patent/JPH0985417A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007083273A (ja) | 鋳造用金型装置 | |
EP1080862B1 (en) | Cutting apparatus for ingates and method for disc molding | |
JPH0985417A (ja) | ダイカスト装置及びダイカスト方法 | |
JP2001009878A (ja) | 射出成形金型 | |
JP2623310B2 (ja) | 鋳造装置 | |
JP5398147B2 (ja) | 射出成形用金型および成形品の製造方法 | |
JP2539333B2 (ja) | ダイカストホイ―ルの連続鋳造方法及びダイカスト機 | |
JP2678932B2 (ja) | 射出成形方法および射出成形装置 | |
JP4405870B2 (ja) | インサート成形用金型、インサート成形体及びインサート成形体の製造方法 | |
JP2966707B2 (ja) | 射出成形方法及び射出成形金型の構造 | |
JP4307687B2 (ja) | 鋳造方法及び鋳造用金型 | |
JP2005014317A (ja) | 射出成形方法と成形用金型装置 | |
JPH0716778B2 (ja) | 無孔質ダイキャスト装置 | |
JP2875921B2 (ja) | スリーブセット装置 | |
JP2750928B2 (ja) | ダイカストマシンに於けるインサートの位置決め方法 | |
JPS59125254A (ja) | ダイキャスト鋳造装置 | |
JPH06154987A (ja) | 鋳造用金型における押出し装置 | |
JPH0753383B2 (ja) | 成形方法 | |
JPH0740031A (ja) | 溶湯鍛造方法およびダイカストマシン | |
JP3319543B2 (ja) | ダイカスト鋳造における成形品の離型方法とその装置 | |
JP4098441B2 (ja) | 樹脂成形金型装置 | |
JPH0144138B2 (ja) | ||
JP2000141427A (ja) | 射出成形金型 | |
JP3238293B2 (ja) | 射出成形方法および射出成形機 | |
JP3541473B2 (ja) | 内周面にリブを有した中空部材の製造方法及びその製造装置 |