JPH0985246A - 電解水生成器 - Google Patents

電解水生成器

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JPH0985246A
JPH0985246A JP26632795A JP26632795A JPH0985246A JP H0985246 A JPH0985246 A JP H0985246A JP 26632795 A JP26632795 A JP 26632795A JP 26632795 A JP26632795 A JP 26632795A JP H0985246 A JPH0985246 A JP H0985246A
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JP
Japan
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cathode
anode
scale
water
polarity
Prior art date
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Pending
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JP26632795A
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English (en)
Inventor
Masahiro Terashita
昌宏 寺下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極表面処理材の均一な消耗を行って電極の
長寿命化を図ることができる電解水生成器を提供する。 【解決手段】 陽極5、陰極6に所定量のスケールSを
残存させるように極性変換回路を制御する制御回路を設
けた。制御回路が極性変換回路を制御して陽極5、陰極
6に所定量のスケールを残存させ、このスケールSが保
護膜の働きをし、電圧印加時に陽極5、陰極6の凸部2
0aに電流集中するようなことが避けられ、全面にわた
って均一に電流が流れることになる。このため、電極表
面処理材8の消耗の均一化が図れ、その分だけ、陽極
5、電極、ひいては装置の長寿命化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルカリイオン
水、酸性水を生成するために用いられる電解水生成器に
関する。
【0002】
【従来の技術】近時、飲用に供するアルカリイオン水及
び美容または消毒用等に用いられる酸性水を得るために
電解水生成器が利用されている。この電解水生成器の一
例として、図4に示す電解水生成器1がある。図におい
て、水道蛇口等の水供給源(図示省略)には、供給管2
を介して電解槽3が接続されており、電解槽3に水Wが
供給されるようになっている。供給管2には、図示しな
い通水制御弁が介装されており、電解槽3への通水を制
御する。
【0003】電解槽3は、水を貯留する槽本体4と、槽
本体4内に配置された陽極5、陰極6と、陽極5が配置
された領域M1 と陰極6が配置された領域M2 を分離す
るように配置した隔膜7とから大略構成されている。陽
極5、陰極6にそれぞれプラス電圧、マイナス電圧が印
加されることにより、領域M1 、M2 にそれぞれ酸性
水、アルカリイオン水が生成されるようになっている。
陽極5、陰極6には図6(a)に示すように所定膜厚の
イリジウム(Ir)やプラチナ(Pt)等の電極表面処理材
8が形成されている。
【0004】槽本体4における領域M1 ,M2 に臨む部
分のそれぞれには第1、第2の吐出口9,10が設けら
れている。第1、第2の吐出口9,10には第1、第2
の3方弁11,12を介して酸性水吐出管13、アルカ
リイオン水吐出管14が接続されている。この場合、第
1の3方弁11の第1、第2のポート11a,bが第1
の吐出口9、酸性水吐出管13にそれぞれ接続されてい
る。また、第2の3方弁12の第1、第2のポート12
a,bが第2の吐出口10、アルカリイオン水吐出管1
4にそれぞれ接続されている。
【0005】第1の3方弁11の第3のポート11c
は、アルカリイオン水吐出管14に分岐接続した第1の
補助管15の一端側に接続されている。第2の3方弁1
2の第3のポート12cは、酸性水吐出管13に分岐接
続した第2の補助管16の一端側に接続されている。
【0006】第1、第2の3方弁11,12は、通常電
解時(正規電圧印加時)、第3のポート11c,12c
が閉じて他のポート11a,b、12a,bが開いてお
り、これにより第1の吐出口9、第1、第2のポート1
1a,b、酸性水吐出管13からなる流路、及び第2の
吐出口10、第1、第2のポート12a,b、アルカリ
イオン水吐出管14からなる流路を確保するようにして
いる。また、洗浄時(逆電圧印加時)、第3のポート1
1c,12cが開き、第2のポート11b,12bが閉
じるように制御され、これにより第1の吐出口9、第
1、第3のポート11a,c、第1の補助管15、アル
カリイオン水吐出管14からなる流路、及び第2の吐出
口10、第1、第3のポート12a,c、第2の補助管
16、酸性水吐出管13からなる流路を形成する。
【0007】陽極5、陰極6は、極性変換回路(極性切
替手段)17を介して直流電源18に接続されている。
極性変換回路17には制御回路19が接続されている。
制御回路19は極性変換回路17を制御して、陽極5、
陰極6に印加する電圧の極性を切替えさせる。この場
合、制御回路19は、陽極5、陰極6にそれぞれプラ
ス、マイナス電圧(以下、適宜、正規電圧という。)を
印加する時間と、陽極5、陰極6にそれぞれマイナス、
プラス電圧(以下、逆電圧という。)を印加する時間と
が同等になるように、例えば図5の「陽極極性」の部分
に示すように一定時間にわたる電圧印加を、極性を代え
て交互に行うように制御する。
【0008】この電解水生成器1では、陽極5、陰極6
に、それぞれプラス、マイナス電圧を印加することによ
り、水を電気分解し、領域M1 (第1の吐出口9側)、
領域M2 (第2の吐出口10側)にそれぞれ酸性水、ア
ルカリイオン水を生成しそれぞれを酸性水吐出管13、
アルカリイオン水吐出管14から吐出する。
【0009】また、上述した水の電気分解により陽極
5、陰極6にはカルシウム(Ca)等のスケールが付着す
るが、この付着したスケールを除去して電極間抵抗の上
昇防止等を図る、いわゆる、洗浄動作を行うために、陽
極5、陰極6に逆電圧(それぞれマイナス、プラス電
圧)を印加する。この際、上記電解時の場合と反対に、
領域M1 ,M2 にそれぞれアルカリイオン水、酸性水が
生成される。なお、この場合も、第1、第2の3方弁1
1,12の開閉制御により、生成されたアルカリイオン
水、酸性水はそれぞれアルカリイオン水吐出管14、酸
性水吐出管13から吐出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電解水生成
器では、陽極、陰極の表面に、図6(a)に示すように
凹凸20が形成されており、電流が凸部20aに集中し
て流れることなどにより、電極表面処理材8が図6
(b)に示すように凸部20a部分で除去され不均一に
消耗する虞があり、このような事態になることを抑制す
ることが望まれている。
【0011】しかしながら、上述した電解水生成器1で
は、逆電圧印加時間と正規電圧印加時間とを同等にして
おり、正規電圧印加または逆電圧印加により付着された
スケールが陽極5、陰極6の鋭角の凸部20aを含め、
陽極5、陰極6の全面から除去されてしまう。このた
め、陽極5、陰極6の表面の鋭角の凸部20aに電流が
集中して流れ、上述した要望に適切には応えられなかっ
た。また、電極表面処理材8の消耗が図5「表面処理材
膜厚」の部分に示すように早く進んでしまうという問題
点もあった。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、電極表面処理材の均一な消耗を行って電極の長寿命
化を図ることができる電解水生成器を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、水を電気分解
してアルカリイオン水、酸性水を得る電解槽と、該電解
槽内に設けた陽極、陰極への印加電圧の極性を切替える
極性切替手段とを有する電解水生成器であって、陽極、
陰極に所定量のスケールを残存させるように極性切替手
段を制御する制御手段を設けたことを特徴とする。この
場合、スケール析出量を検出する手段を設け、前記制御
手段は、前記検出手段の検出データに基づいて極性切替
手段を制御するように構成してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態の電
解水生成器1を図1ないし図3に基づいて説明する。こ
の電解水生成器1は、図4に示す電解水生成器1に比し
て、正規電圧印加時間と逆電圧印加時間とが同等になる
ように極性変換回路17等を制御する制御回路19に代
えて、陽極5、陰極6に所定量のスケールSを残存させ
るように極性変換回路17を制御する制御回路19Aを
設けたこと、極間抵抗値検出器(付着スケール検出手
段)21を設けたことが異なっており、他の部材、部分
は図4に示す電解水生成器1と同等であり、この同等の
部材、部分についての説明、図示は、適宜、省略する。
【0015】極間抵抗値検出器21は、陽極5、陰極6
へのスケールの付着量に対して陽極5、陰極6間の抵抗
値が一定の対応関係にあることに基づいて、陽極5、陰
極6間の抵抗値を検出して、スケール付着量を求めるも
のであり、得られたスケール付着データを制御回路19
Aに出力する。
【0016】制御回路19Aは、極間抵抗値検出器21
からのスケール付着データに基づき、陽極5、陰極6に
所定量のスケールSを残存させるように極性変換回路1
7を制御する。本実施の形態では、制御回路19Aは、
図2「陽極極性」の部分に示すように、まず一定時間に
わたる正規電圧印加を断続してn1 回、行った後、次に
一定時間にわたる逆電圧印加を、前記n1 回に比して少
ないn2 回だけ、断続して行い、さらに次の一定時間に
わたる正規電圧印加をn3 回(n3 <n2 )行うように
制御する。この場合、極間抵抗値検出器21のスケール
付着データに基づき、陽極5、陰極6に適量のスケール
Sが残されるように正規電圧印加、逆電圧印加の回数が
決定される。
【0017】上述したように構成した電解水生成器1で
は、まず、図2に示すように一定時間にわたる正規電圧
の印加をn1 回、行い、これにより、陰極6に、適量の
スケール付着量に比して多い量のスケールを付着させ
る。次に、一定時間にわたる逆電圧印加を、前記n1
に比して少ないn2 回だけ、断続的に印加する。する
と、陽極5にスケールが付着すると共に、陰極6からス
ケールが除去される。この際、一定時間にわたる逆電圧
印加が、前記n1 回に比して少ない回数(n2 )である
ことにより、陰極6には適量のスケールSが残されるこ
とになる。また、次の一定時間にわたる正規電圧印加
は、前記逆電圧印加に比して少ない回数(n3回)行
う。これにより、陰極6に図3(b)及び図2「陰極表
面のスケール付着量」の部分に示すように適量のスケー
ルSが残される。
【0018】上述したように陽極5、陰極6に適量のス
ケールSが残されることにより、このスケールSが保護
膜の働きをし、電圧印加時に陽極5、陰極6には全面に
わたって均一に電流が流れ、凸部20aに電流集中する
ようなことが避けられる。このため、電極表面処理材8
の消耗の均一化が図れ、その分だけ、陽極5、陰極6の
溶出が防止され長寿命化が図れる。また、上述した陽極
5、陰極6の長寿命化に伴い、その分、装置の低廉化を
図ることが可能となる。
【0019】上記実施の形態では、付着スケール検出手
段が極間抵抗値検出器21である場合を例にしたが、こ
れに代えて電解槽3内の水温を検出する水温検出器、電
解槽3内の水の電気伝導率を検出する電気伝導率検出器
を用い、これらの検出器により検出された水温又は電気
伝導率の変化から付着スケール量を検出してもよい。ま
た、付着スケール検出手段を設けず、あらかじめ正規電
圧印加、逆電圧印加回数ひいては印加時間などを設定し
ておき、この設定データに基づいて極性変換回路17を
制御するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明は、制御手段が極性切替手段を制
御して陽極、陰極に所定量のスケールを残存させ、この
スケールが保護膜の働きをするので、電圧印加時に陽
極、陰極の凸部に電流集中するようなことが避けられ、
全面にわたって均一に電流が流れることになる。このた
め、電極表面処理材の消耗の均一化が図れ、その分だ
け、電極、ひいては装置の長寿命化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の電解水生成器を模式的
に示す図である。
【図2】同電解水生成器の作用を説明するための図であ
る。
【図3】同電解水生成器の電極の表面状態の変化を示す
図である。
【図4】従来の電解水生成器を模式的に示す図である。
【図5】同電解水生成器の作用を説明するための図であ
る。
【図6】同電解水生成器の電極の表面状態の変化を示す
図である。
【符号の説明】
1 電解水生成器 3 電解槽 4 槽本体 5 陽極 6 陰極 17 極性変換回路(極性切替手段) 19A 制御回路 21 極間抵抗値検出器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を電気分解してアルカリイオン水、酸
    性水を得る電解槽と、該電解槽内に設けた陽極、陰極へ
    の印加電圧の極性を切替える極性切替手段とを有する電
    解水生成器であって、陽極、陰極に所定量のスケールを
    残存させるように極性切替手段を制御する制御手段を設
    けたことを特徴とする電解水生成器。
  2. 【請求項2】 スケール析出量を検出する手段を有し、
    前記制御手段は、前記検出手段の検出データに基づいて
    極性切替手段を制御することを特徴とする請求項1記載
    の電解水生成器。
JP26632795A 1995-09-20 1995-09-20 電解水生成器 Pending JPH0985246A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26632795A JPH0985246A (ja) 1995-09-20 1995-09-20 電解水生成器

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JP26632795A JPH0985246A (ja) 1995-09-20 1995-09-20 電解水生成器

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JP (1) JPH0985246A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002136972A (ja) * 2000-10-31 2002-05-14 Pentel Corp 電気化学的防汚方法及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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