JPH10118652A - 電解水生成器 - Google Patents
電解水生成器Info
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- JPH10118652A JPH10118652A JP29767096A JP29767096A JPH10118652A JP H10118652 A JPH10118652 A JP H10118652A JP 29767096 A JP29767096 A JP 29767096A JP 29767096 A JP29767096 A JP 29767096A JP H10118652 A JPH10118652 A JP H10118652A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電極式または半導体式のpHセンサを用いず
に、電解水のpH値に応じた種々の制御を行うことがで
きる電解水生成器を提供する。 【解決手段】 被処理水のpHをパラメータとした電解
強度−電解水pHデータをあらかじめ記憶する記憶回路
20と、指定される被処理水のpHをアドレスとして電
解強度−電解水pHデータから求められる電解水pHを
表示するディスプレイ16と、被処理水の流量及び電解
電流値に基づいて電源回路6を制御する制御部15とを
備えた。従来技術で必要とされた、電極式または半導体
式のpHセンサを用いることなく、電解水のpH値に基
づく制御及び電解水のpH値の表示を行えるので、pH
センサの校正、洗浄、交換等を行わなくて済み、その分
だけメンテナンス性が向上する。単位流量あたりの積算
電流値が一定になるように電源回路6を制御することに
より電解水のpHを一定にすることができる。
に、電解水のpH値に応じた種々の制御を行うことがで
きる電解水生成器を提供する。 【解決手段】 被処理水のpHをパラメータとした電解
強度−電解水pHデータをあらかじめ記憶する記憶回路
20と、指定される被処理水のpHをアドレスとして電
解強度−電解水pHデータから求められる電解水pHを
表示するディスプレイ16と、被処理水の流量及び電解
電流値に基づいて電源回路6を制御する制御部15とを
備えた。従来技術で必要とされた、電極式または半導体
式のpHセンサを用いることなく、電解水のpH値に基
づく制御及び電解水のpH値の表示を行えるので、pH
センサの校正、洗浄、交換等を行わなくて済み、その分
だけメンテナンス性が向上する。単位流量あたりの積算
電流値が一定になるように電源回路6を制御することに
より電解水のpHを一定にすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルカリイオン
水、酸性水等の電解水を生成するために用いられる電解
水生成器に関する。
水、酸性水等の電解水を生成するために用いられる電解
水生成器に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、飲用に供するアルカリイオン水
(以下、アルカリ水という。)及び美容または消毒用等
に用いられる酸性イオン水(以下、酸性水という。)を
得るために電解水生成器が利用されている。この電解水
生成器の一例として、図4に示すものがある。図4にお
いて、電解槽1には、陽極2と、陰極3と、陽極2を配
置した領域Aと陰極3を配置した領域Bとを分離させる
隔壁4とが設けられている。陽極2及び陰極3には、極
性反転回路5を介して電源回路6が接続されており、陽
極2及び陰極3にそれぞれプラス、マイナス電圧を印加
することにより被処理水を電気分解して、それぞれの領
域に酸性水、アルカリ水を生成する。電解槽1には、陽
極2を配置した領域Aと陰極3を配置した領域Bに対応
して、それぞれ、吐出管7,8が接続されている。
(以下、アルカリ水という。)及び美容または消毒用等
に用いられる酸性イオン水(以下、酸性水という。)を
得るために電解水生成器が利用されている。この電解水
生成器の一例として、図4に示すものがある。図4にお
いて、電解槽1には、陽極2と、陰極3と、陽極2を配
置した領域Aと陰極3を配置した領域Bとを分離させる
隔壁4とが設けられている。陽極2及び陰極3には、極
性反転回路5を介して電源回路6が接続されており、陽
極2及び陰極3にそれぞれプラス、マイナス電圧を印加
することにより被処理水を電気分解して、それぞれの領
域に酸性水、アルカリ水を生成する。電解槽1には、陽
極2を配置した領域Aと陰極3を配置した領域Bに対応
して、それぞれ、吐出管7,8が接続されている。
【0003】電解槽1は、水供給管9を介して水道蛇口
等の水供給源10に接続されており、被処理水が供給さ
れるようになっている。水供給管9には、被処理水の通
水、遮断を行う流路制御手段11、被処理水の通水量を
調整する流路調整手段12、フローメータ13が、上流
から下流に向けて、この順で介装されている。
等の水供給源10に接続されており、被処理水が供給さ
れるようになっている。水供給管9には、被処理水の通
水、遮断を行う流路制御手段11、被処理水の通水量を
調整する流路調整手段12、フローメータ13が、上流
から下流に向けて、この順で介装されている。
【0004】水供給管9におけるフローメータ13の下
流側部分には、無機電解質添加手段14が接続されてい
る。無機電解質添加手段14は、目的とする電解水に応
じた種類の無機電解質を水供給管9に供給し得るように
なっている。目的とする電解水がアルカリ水である場
合、無機電解質として、例えばグリセリン酸カルシウム
または乳酸カルシウムが用いられ、また目的とする電解
水が酸性水である場合、無機電解質として、例えば塩化
ナトリウムまたは塩化カリウムが用いられる。
流側部分には、無機電解質添加手段14が接続されてい
る。無機電解質添加手段14は、目的とする電解水に応
じた種類の無機電解質を水供給管9に供給し得るように
なっている。目的とする電解水がアルカリ水である場
合、無機電解質として、例えばグリセリン酸カルシウム
または乳酸カルシウムが用いられ、また目的とする電解
水が酸性水である場合、無機電解質として、例えば塩化
ナトリウムまたは塩化カリウムが用いられる。
【0005】フローメータ13、電源回路6及び極性反
転回路5には制御部15が接続されている。制御部15
は、フローメータ13の計測データ等に基づいて電源回
路6及び極性反転回路5を制御して電解水の生成を行わ
せると共に、電極の付着物の除去等を行うようにしてい
る。
転回路5には制御部15が接続されている。制御部15
は、フローメータ13の計測データ等に基づいて電源回
路6及び極性反転回路5を制御して電解水の生成を行わ
せると共に、電極の付着物の除去等を行うようにしてい
る。
【0006】また、従来の電解水生成器の他の例とし
て、図5に示すものがある。この電解水生成器は、吐出
管7,8にそれぞれ、電極式または半導体式のpHセン
サ17を介装し、このpHセンサ17の検出データを制
御部15が入力するようにしている。この場合、制御部
15は、pHセンサ17の検出データに基づいて、ディ
スプレイ16の表示内容を制御すると共に、印加電圧の
調整等により電解水のpH値を調整するようにしてい
る。なお、電極式のpHセンサ17では、電解液(KC
l)を使用している。
て、図5に示すものがある。この電解水生成器は、吐出
管7,8にそれぞれ、電極式または半導体式のpHセン
サ17を介装し、このpHセンサ17の検出データを制
御部15が入力するようにしている。この場合、制御部
15は、pHセンサ17の検出データに基づいて、ディ
スプレイ16の表示内容を制御すると共に、印加電圧の
調整等により電解水のpH値を調整するようにしてい
る。なお、電極式のpHセンサ17では、電解液(KC
l)を使用している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した図
5の装置では、電極式または半導体式のpHセンサ17
の校正、洗浄、交換等を定期的に行う必要がありメンテ
ナンスが煩雑なものになっている。また、電極式または
半導体式のpHセンサ17は長期にわたって使用した場
合、精度の低下を招き安定した検出データを得られない
ことがある。また、電極式のpHセンサ17では、微量
の電解液(KCl)が電解水に混入する。このため、電
極式のpHセンサ17を、飲料水(アルカリ水)のpH
値の検出のために用いることは望ましくないものであっ
た。
5の装置では、電極式または半導体式のpHセンサ17
の校正、洗浄、交換等を定期的に行う必要がありメンテ
ナンスが煩雑なものになっている。また、電極式または
半導体式のpHセンサ17は長期にわたって使用した場
合、精度の低下を招き安定した検出データを得られない
ことがある。また、電極式のpHセンサ17では、微量
の電解液(KCl)が電解水に混入する。このため、電
極式のpHセンサ17を、飲料水(アルカリ水)のpH
値の検出のために用いることは望ましくないものであっ
た。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、電極式または半導体式のpHセンサを用いずに、電
解水のpH値に応じた種々の制御を行うことができる電
解水生成器を提供することを目的とする。
で、電極式または半導体式のpHセンサを用いずに、電
解水のpH値に応じた種々の制御を行うことができる電
解水生成器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電源回路により電解槽の陰極、陽極間に電圧を印加し、
被処理水を電気分解して電解水を得る電解水生成器であ
って、被処理水の電解強度−電解水pHデータを複数登
録する登録手段と、前記複数の電解強度−電解水pHデ
ータのうち一つを選択して、その一つの電解水pHを表
示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
電源回路により電解槽の陰極、陽極間に電圧を印加し、
被処理水を電気分解して電解水を得る電解水生成器であ
って、被処理水の電解強度−電解水pHデータを複数登
録する登録手段と、前記複数の電解強度−電解水pHデ
ータのうち一つを選択して、その一つの電解水pHを表
示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成において、被処理水の流量及び電解電流値に基づいて
電源回路を制御する制御手段を設けたことを特徴とす
る。
成において、被処理水の流量及び電解電流値に基づいて
電源回路を制御する制御手段を設けたことを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の電
解水生成器を図1ないし図3に基づいて説明する。な
お、図4及び図5に示す部材、部分と同等の部材、部分
についての、図示、説明は適宜、省略する。
解水生成器を図1ないし図3に基づいて説明する。な
お、図4及び図5に示す部材、部分と同等の部材、部分
についての、図示、説明は適宜、省略する。
【0012】この電解水生成器の電源回路6は、陽極2
及び陰極3への印加電圧、ひいては電解強度を調整可能
であり、かつ前記印加電圧、供給電流、陽極2及び陰極
3間の抵抗(以下、便宜上、電解槽抵抗という)値を検
出する機能を有したものになっており、これら印加電圧
値、供給電流値、電解槽抵抗値を制御部(制御手段)1
6に出力する。制御部15は、フローメータ13の検出
値及び電源回路6が検出する供給電流値に基づいて印加
電圧又は印加時間等を調整することにより単位流量あた
りの積算電流値が一定になるように電源回路6を制御
し、電気分解される被処理水の流量変化又は電導度変化
が生じた場合にも、得られる電解水(アルカリ水、酸性
水)のpHが一定になるようにしている。
及び陰極3への印加電圧、ひいては電解強度を調整可能
であり、かつ前記印加電圧、供給電流、陽極2及び陰極
3間の抵抗(以下、便宜上、電解槽抵抗という)値を検
出する機能を有したものになっており、これら印加電圧
値、供給電流値、電解槽抵抗値を制御部(制御手段)1
6に出力する。制御部15は、フローメータ13の検出
値及び電源回路6が検出する供給電流値に基づいて印加
電圧又は印加時間等を調整することにより単位流量あた
りの積算電流値が一定になるように電源回路6を制御
し、電気分解される被処理水の流量変化又は電導度変化
が生じた場合にも、得られる電解水(アルカリ水、酸性
水)のpHが一定になるようにしている。
【0013】制御部15にはディップスイッチ18、強
度設定スイッチ19、前記ディスプレイ(表示手段)1
6及び記憶回路(登録手段)20が接続されている。デ
ィップスイッチ18は、被処理水のpH値(本実施の形
態では、後述する地域A,B,Cの被処理水のpH値)
を示すpH設定信号Dを制御部15に出力する。強度設
定スイッチ19は、電解強度(本実施の形態では、弱、
中、強の電解強度)を示す電解強度設定信号Eを制御部
15に出力する。制御部15はpH設定信号D及び電解
強度設定信号Eに基づいて印加電圧、供給電流及び通電
時間を決定し、この決定値に基づいて電源回路6を制御
して電気分解を行わせる。さらに、制御部15は、pH
設定信号D及び電解強度設定信号Eを、後述する電解強
度−電解水pHデータに照合して、対応する電解水pH
を選択し、この選択信号をディスプレイ16に出力す
る。ディスプレイ16は、制御部15からの選択信号が
示す電解水pHを表示する。
度設定スイッチ19、前記ディスプレイ(表示手段)1
6及び記憶回路(登録手段)20が接続されている。デ
ィップスイッチ18は、被処理水のpH値(本実施の形
態では、後述する地域A,B,Cの被処理水のpH値)
を示すpH設定信号Dを制御部15に出力する。強度設
定スイッチ19は、電解強度(本実施の形態では、弱、
中、強の電解強度)を示す電解強度設定信号Eを制御部
15に出力する。制御部15はpH設定信号D及び電解
強度設定信号Eに基づいて印加電圧、供給電流及び通電
時間を決定し、この決定値に基づいて電源回路6を制御
して電気分解を行わせる。さらに、制御部15は、pH
設定信号D及び電解強度設定信号Eを、後述する電解強
度−電解水pHデータに照合して、対応する電解水pH
を選択し、この選択信号をディスプレイ16に出力す
る。ディスプレイ16は、制御部15からの選択信号が
示す電解水pHを表示する。
【0014】ところで、pH値が所定の大きさである被
処理水を電解強度の大きさを変えて電気分解すると、得
られる電解水のpH値が電解強度の大きさに応じて異な
ったものになる(電解強度を大きくすると、アルカリ水
ではpH値が大きくなり、酸性水ではpH値が小さくな
る)特性がある。また、一般に、被処理水のpH値は、
各自治体の水道局によって、すなわち地域によって多少
のばらつきがある。そして、被処理水のpH値が異なる
と、同等の電解強度で電気分解をしても、得られる電解
水のpH値が異なったものになることが知られている。
上述した特性の具体例を図2に示す。図2は、pH値が
それぞれ高、中、低(例えばpH値がそれぞれ略7.
9、7.3、6.7)である地域A,B,Cの被処理水
を対象とし、電解強度を弱、中、強として電気分解を行
って得られたデータである。図2から、電解強度を大き
くすると、アルカリ水ではpH値が大きくなり、酸性水
ではpH値が小さくなり、かつ、同等の電解強度で電気
分解をしても得られる電解水のpH値が異なったものに
なることが分かる。
処理水を電解強度の大きさを変えて電気分解すると、得
られる電解水のpH値が電解強度の大きさに応じて異な
ったものになる(電解強度を大きくすると、アルカリ水
ではpH値が大きくなり、酸性水ではpH値が小さくな
る)特性がある。また、一般に、被処理水のpH値は、
各自治体の水道局によって、すなわち地域によって多少
のばらつきがある。そして、被処理水のpH値が異なる
と、同等の電解強度で電気分解をしても、得られる電解
水のpH値が異なったものになることが知られている。
上述した特性の具体例を図2に示す。図2は、pH値が
それぞれ高、中、低(例えばpH値がそれぞれ略7.
9、7.3、6.7)である地域A,B,Cの被処理水
を対象とし、電解強度を弱、中、強として電気分解を行
って得られたデータである。図2から、電解強度を大き
くすると、アルカリ水ではpH値が大きくなり、酸性水
ではpH値が小さくなり、かつ、同等の電解強度で電気
分解をしても得られる電解水のpH値が異なったものに
なることが分かる。
【0015】この電解水生成器では、被処理水のpH
値、電解強度、電解水のpH値の間に、図2に示すよう
な特性があることに基づいて、被処理水のpH(地域
A,B,C, … )をパラメータとした電解強度−電
解水pHデータを記憶回路20に、あらかじめ記憶して
いる。
値、電解強度、電解水のpH値の間に、図2に示すよう
な特性があることに基づいて、被処理水のpH(地域
A,B,C, … )をパラメータとした電解強度−電
解水pHデータを記憶回路20に、あらかじめ記憶して
いる。
【0016】このように構成された電解水生成器の作用
を、図3に基づいて説明する。まず、各地域(本実施の
形態では地域A,B,Cを例にして説明する。)の被処
理水のpHを調査し、調査結果を記憶回路20にあらか
じめ記憶しておく(ステップS1)。そして、電解水生成
器の使用に際し、地域A,B,C(それぞれ、pH値が
高、中、低)のいずれの地域で用いるかを選択し(ステ
ップS2)、地域A(pH値が高域)で用いる場合、ディ
ップスイッチ18で設定1の操作を行い、pH値が高域
であることを示すpH設定信号Dを出力する(ステップ
S3)。地域B(pH値が中域)で用いる場合、ディップ
スイッチ18で設定2の操作を行い、pH値が中域であ
ることを示すpH設定信号Dを出力する(ステップS
4)。また、地域C(pH値が低域)で用いる場合、デ
ィップスイッチ18で設定3の操作を行い、pH値が低
域であることを示すpH設定信号Dを出力する(ステッ
プS5)。ステップS3,S4,S5に続いて、初期値(被処理
水のpH値:pH0)が設定される(ステップS6)。
を、図3に基づいて説明する。まず、各地域(本実施の
形態では地域A,B,Cを例にして説明する。)の被処
理水のpHを調査し、調査結果を記憶回路20にあらか
じめ記憶しておく(ステップS1)。そして、電解水生成
器の使用に際し、地域A,B,C(それぞれ、pH値が
高、中、低)のいずれの地域で用いるかを選択し(ステ
ップS2)、地域A(pH値が高域)で用いる場合、ディ
ップスイッチ18で設定1の操作を行い、pH値が高域
であることを示すpH設定信号Dを出力する(ステップ
S3)。地域B(pH値が中域)で用いる場合、ディップ
スイッチ18で設定2の操作を行い、pH値が中域であ
ることを示すpH設定信号Dを出力する(ステップS
4)。また、地域C(pH値が低域)で用いる場合、デ
ィップスイッチ18で設定3の操作を行い、pH値が低
域であることを示すpH設定信号Dを出力する(ステッ
プS5)。ステップS3,S4,S5に続いて、初期値(被処理
水のpH値:pH0)が設定される(ステップS6)。
【0017】次に、水供給源10等が操作されて通水が
開始され(ステップS7)、電源回路6が作動される(ス
テップS8)。この場合、地域A,B,C及び電解水のp
H値を前記電解強度−電解水pHデータに照合し、対応
する電解強度(弱、中、強)を選択する(ステップS
9)。電解強度として弱が選択された場合、供給電流CI
、印加電圧EI 、通電時間HI となるように電源回路
6を制御し(ステップS10 )、さらに、電解強度設定信
号E(この場合、弱)及びpH設定信号D(地域A,
B,Cのうちいずれの地域で用いるかを示す。)をアド
レスとして記憶回路20の記憶データから電解水のpH
値(このときのpH値をpH1 とする。)を求め、この
求めた電解水のpH値(pH1 )をディスプレイ16に
表示する(ステップS11 )。そして、続くステップS12
で、pH値がpH1 (=pH0 +pHI ,ただし、pH
I ;定数)になるか否かを判定(単位流量あたりの積算
電流値を一定とすることで、pH変化幅を制御して電解
を行うことによってpH1 になるか否かを流量と電流・
電圧値から判断する)し、NOと判定すると処理をステッ
プS10 に戻って行う。ステップS12 で、YES と判定する
と、電解水を生成する(ステップS13 )。
開始され(ステップS7)、電源回路6が作動される(ス
テップS8)。この場合、地域A,B,C及び電解水のp
H値を前記電解強度−電解水pHデータに照合し、対応
する電解強度(弱、中、強)を選択する(ステップS
9)。電解強度として弱が選択された場合、供給電流CI
、印加電圧EI 、通電時間HI となるように電源回路
6を制御し(ステップS10 )、さらに、電解強度設定信
号E(この場合、弱)及びpH設定信号D(地域A,
B,Cのうちいずれの地域で用いるかを示す。)をアド
レスとして記憶回路20の記憶データから電解水のpH
値(このときのpH値をpH1 とする。)を求め、この
求めた電解水のpH値(pH1 )をディスプレイ16に
表示する(ステップS11 )。そして、続くステップS12
で、pH値がpH1 (=pH0 +pHI ,ただし、pH
I ;定数)になるか否かを判定(単位流量あたりの積算
電流値を一定とすることで、pH変化幅を制御して電解
を行うことによってpH1 になるか否かを流量と電流・
電圧値から判断する)し、NOと判定すると処理をステッ
プS10 に戻って行う。ステップS12 で、YES と判定する
と、電解水を生成する(ステップS13 )。
【0018】中域を示す電解強度が選択された場合、上
述した弱の場合と同様の手順で、ステップS14 ,S15 ,
S16 ,S13 がそれぞれ実施される。この場合、供給電流
CII、印加電圧EII、通電時間HIIとなるように電源回
路6が制御され、電解水のpH値(pH2 )がディスプ
レイ16に表示される。ステップS16 中に示されるpH
IIは定数である。
述した弱の場合と同様の手順で、ステップS14 ,S15 ,
S16 ,S13 がそれぞれ実施される。この場合、供給電流
CII、印加電圧EII、通電時間HIIとなるように電源回
路6が制御され、電解水のpH値(pH2 )がディスプ
レイ16に表示される。ステップS16 中に示されるpH
IIは定数である。
【0019】強域を示す電解強度が選択された場合、上
述した弱の場合と同様の手順で、ステップS17 ,S18 ,
S19 ,S13 がそれぞれ実施される。この場合、供給電流
CS、印加電圧ES 、通電時間HS となるように電源回
路6が制御され、電解水のpH値(pH3 )がディスプ
レイ16に表示される。ステップS16 中に示されるpH
S は定数である。
述した弱の場合と同様の手順で、ステップS17 ,S18 ,
S19 ,S13 がそれぞれ実施される。この場合、供給電流
CS、印加電圧ES 、通電時間HS となるように電源回
路6が制御され、電解水のpH値(pH3 )がディスプ
レイ16に表示される。ステップS16 中に示されるpH
S は定数である。
【0020】上述したように、電解水のpH値に基づく
制御を行う上で、従来技術で必要とされた、電極式また
は半導体式のpHセンサ17を用いることなく、電解水
のpH値に基づく制御及び電解水のpH値の表示を行え
る。このため、pHセンサ17の校正、洗浄、交換等を
行わなくて済み、その分だけメンテナンス性が向上す
る。電解水のpH値を被処理水のpH値及び電解強度に
基づいて把握することが可能であり、最適なpH値を有
する電解水の生成を容易に行えることになる。
制御を行う上で、従来技術で必要とされた、電極式また
は半導体式のpHセンサ17を用いることなく、電解水
のpH値に基づく制御及び電解水のpH値の表示を行え
る。このため、pHセンサ17の校正、洗浄、交換等を
行わなくて済み、その分だけメンテナンス性が向上す
る。電解水のpH値を被処理水のpH値及び電解強度に
基づいて把握することが可能であり、最適なpH値を有
する電解水の生成を容易に行えることになる。
【0021】従来技術で必要とされていた電極式または
半導体式のpHセンサを用いておらず、電極式または半
導体式のpHセンサの長期使用に伴う精度の低下に起因
して制御精度の劣化を招くことがなく、電解水のpH値
に基づく制御を良好に行えるようになる。電極式のpH
センサを用いていないため、電極式のpHセンサの使用
に伴って起こり得た微量の電解液(KCl)の電解水へ
の混入がなくなる。このため、飲料水(アルカリ水)の
健全性を確実に維持できる。
半導体式のpHセンサを用いておらず、電極式または半
導体式のpHセンサの長期使用に伴う精度の低下に起因
して制御精度の劣化を招くことがなく、電解水のpH値
に基づく制御を良好に行えるようになる。電極式のpH
センサを用いていないため、電極式のpHセンサの使用
に伴って起こり得た微量の電解液(KCl)の電解水へ
の混入がなくなる。このため、飲料水(アルカリ水)の
健全性を確実に維持できる。
【0022】また、この電解水生成器では、フローメー
タ13の検出値及び電源回路6が検出する供給電流値に
基づいて印加電圧又は印加時間等を調整することにより
単位流量あたりの積算電流値が一定になるように電源回
路6を制御するので、電気分解される被処理水の流量変
化又は電導度変化が生じた場合にも、得られる電解水
(アルカリ水、酸性水)のpHが一定になり、良好な電
解水を得ることができる。
タ13の検出値及び電源回路6が検出する供給電流値に
基づいて印加電圧又は印加時間等を調整することにより
単位流量あたりの積算電流値が一定になるように電源回
路6を制御するので、電気分解される被処理水の流量変
化又は電導度変化が生じた場合にも、得られる電解水
(アルカリ水、酸性水)のpHが一定になり、良好な電
解水を得ることができる。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、電解水のpH値
に基づく制御及びその表示を行う上で、従来技術で必要
とされた、電極式または半導体式のpHセンサを用いる
ことなく、電解水のpH値に基づく制御及び電解水のp
H値の表示を行えるので、pHセンサの校正、洗浄、交
換等を行わなくて済み、その分だけメンテナンス性が向
上する。また、この発明は、電極式または半導体式のp
Hセンサを用いておらず、電極式または半導体式のpH
センサの長期使用に伴う精度の低下に起因して制御精度
の劣化を招くことがなく、電解水のpH値に基づく制御
を良好に行えるようになる。さらに、この発明は、電極
式のpHセンサを用いていないため、電極式のpHセン
サで起こり得た微量の電解液(KCl)の電解水への混
入がなくなるので、飲料水(アルカリ水)の健全性を確
実に維持できる。
に基づく制御及びその表示を行う上で、従来技術で必要
とされた、電極式または半導体式のpHセンサを用いる
ことなく、電解水のpH値に基づく制御及び電解水のp
H値の表示を行えるので、pHセンサの校正、洗浄、交
換等を行わなくて済み、その分だけメンテナンス性が向
上する。また、この発明は、電極式または半導体式のp
Hセンサを用いておらず、電極式または半導体式のpH
センサの長期使用に伴う精度の低下に起因して制御精度
の劣化を招くことがなく、電解水のpH値に基づく制御
を良好に行えるようになる。さらに、この発明は、電極
式のpHセンサを用いていないため、電極式のpHセン
サで起こり得た微量の電解液(KCl)の電解水への混
入がなくなるので、飲料水(アルカリ水)の健全性を確
実に維持できる。
【0024】請求項2記載の発明は、制御手段が被処理
水の流量及び電解電流値に基づいて電源回路を制御する
ことにより、単位流量あたりの積算電流値が一定になる
ように電源回路を制御することが可能となるので、電気
分解される被処理水の流量変化又は電導度変化が生じた
場合にも、得られる電解水(アルカリ水、酸性水)のp
Hが一定になり、良好な電解水を得ることができる。
水の流量及び電解電流値に基づいて電源回路を制御する
ことにより、単位流量あたりの積算電流値が一定になる
ように電源回路を制御することが可能となるので、電気
分解される被処理水の流量変化又は電導度変化が生じた
場合にも、得られる電解水(アルカリ水、酸性水)のp
Hが一定になり、良好な電解水を得ることができる。
【図1】本発明の一実施の形態の電解水生成器を模式的
に示すブロック図である。
に示すブロック図である。
【図2】図1の記憶回路に記憶されるデータを示す図で
ある。
ある。
【図3】図1の電解水生成器の作用を説明するためのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】従来の電解水生成器の一例を模式的に示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図5】従来の電解水生成器の他の例を模式的に示すブ
ロック図である。
ロック図である。
1 電解槽 2 陽極 3 陰極 6 電源回路 15 制御部 16 ディスプレイ 20 記憶回路
Claims (2)
- 【請求項1】 電源回路により電解槽の陰極、陽極間に
電圧を印加し、被処理水を電気分解して電解水を得る電
解水生成器であって、 被処理水の電解強度−電解水pHデータを複数登録する
登録手段と、 前記複数の電解強度−電解水pHデータのうち一つを選
択して、その一つの電解水pHを表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする電解水生成器。 - 【請求項2】 被処理水の流量及び電解電流値に基づい
て電源回路を制御する制御手段を設けたことを特徴とす
る請求項1記載の電解水生成器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29767096A JPH10118652A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 電解水生成器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29767096A JPH10118652A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 電解水生成器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10118652A true JPH10118652A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17849622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29767096A Pending JPH10118652A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 電解水生成器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10118652A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108249648A (zh) * | 2018-03-27 | 2018-07-06 | 上海工程技术大学 | 一种多级污水电絮凝处理系统 |
-
1996
- 1996-10-18 JP JP29767096A patent/JPH10118652A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108249648A (zh) * | 2018-03-27 | 2018-07-06 | 上海工程技术大学 | 一种多级污水电絮凝处理系统 |
CN108249648B (zh) * | 2018-03-27 | 2023-09-26 | 上海工程技术大学 | 一种多级污水电絮凝处理系统 |
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