JPH098443A - プリント配線板 - Google Patents

プリント配線板

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JPH098443A
JPH098443A JP7154667A JP15466795A JPH098443A JP H098443 A JPH098443 A JP H098443A JP 7154667 A JP7154667 A JP 7154667A JP 15466795 A JP15466795 A JP 15466795A JP H098443 A JPH098443 A JP H098443A
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JP
Japan
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layer
hole
peripheral wall
wiring board
power supply
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Withdrawn
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JP7154667A
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Mamoru Fujioka
守 藤岡
Hiroyuki Chiku
広幸 知久
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH098443A publication Critical patent/JPH098443A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0201Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3447Lead-in-hole components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/40Forming printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K3/42Plated through-holes or plated via connections
    • H05K3/429Plated through-holes specially for multilayer circuits, e.g. having connections to inner circuit layers

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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 電子部品のリードをプリント配線板のスルー
ホールに差し込んでフロー半田付けする場合に、スルー
ホール内に溶融している半田が良好に揚がるようにす
る。 【構成】 絶縁された状態で積層されている信号層、電
源層、及びアース層と、貫通孔52とこの内周壁上の銅
メッキ層53とよりなる複数のスルーホール51と、実
装される電子部品の端子のうちのアース端子が挿入され
るスルーホール51の銅メッキ層53とアース層55−
1との間にあるサーマルランド70とを有し、アース層
55−1のうちスルーホール51に臨む部分の環状のベ
タ層無し領域部71と、一端が銅メッキ層53と接続さ
れ、他端がアース層55−1のうち環状のベタ層無し領
域部71に臨む縁71aと接続されて、銅膜製の4つ線
状部73〜76とよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリント配線板に係り、
特に、スルーホールと信号層及び電源層との間に配して
あるサーマルランドに関する。電子部品を、そのリード
をプリント配線板のスルーホールに差し込んだ状態で半
田付けする手法として、工数削減の観点から、フローソ
ルダリング法が多く用いられている。フローソルダリン
グ法は、リードをスルーホールに差し込んで、電子部品
が仮実装してあるプリント配線板を、その下面を溶融し
ている半田に接触させつつ、溶融している半田を貯留し
ている半田槽の上側を移動させる手法である。溶融して
いる半田がスルーホール内に揚がり、リードがスルーホ
ールに半田付けされる。
【0002】ここで、電子部品及びプリント配線板に対
する熱の影響を抑えるため、半田の温度は、230〜2
40℃という比較的低い温度にしてある。このことは、
溶融している半田がスルーホール内に揚がり難いように
作用する。一方、電子部品の実装密度の向上、又は配線
の回路インピーダンス特性の向上等に伴って、プリント
配線板は層の数が現在の6〜8から例えば12へと増え
る傾向にある。層の数が増えると、プリント配線板は、
熱容量がかなり増える。このことも、溶融している半田
がスルーホール内に揚がり難いように作用する。
【0003】そこで、プリント配線板については、溶融
している半田がスルーホール内に揚がり易くすることが
要求されている。
【0004】
【従来の技術】図9(A),(B)は、従来のプリント
配線板10のうち、一のスルーホール11、及びこの周
囲の部分の構造を拡大して示す。ここで、スルーホール
11とは、プリント配線板10にドリルであけられた貫
通孔12と、この貫通孔の周壁上の銅メッキ層13とよ
りなるものをいう。プリント配線板10は、電源層1
4、アース層15、信号層16、17等を有する。電源
層14、アース層15、信号層16、17は、絶縁層に
よって互いに絶縁された状態で積層されている。電源層
14、アース層15は、共にベタ層である。
【0005】このスルーホール11は、プリント配線板
10に実装される電子部品20のアース端子21が挿入
される予定のスルーホールであり、スルーホールとアー
ス層15との間に、図9(B)に示すサーマルランド3
0が形成してある。なお、サーマルランド30は、電流
の通路としての機能を有すると共に、熱の伝導を抑制す
る作用をするものである。また、電子部品20の電源端
子が挿入される予定のスルーホールについては、スルー
ホールと電源層14との間に、同じくサーマルランドが
形成してある。
【0006】また、図9(A)中、25は半田であり、
フローソルダリング法によってスルーホール11内に揚
げられたものであり、アース端子21をスルーホール1
1に固定しているサーマルランド30は、図10
(A),(B),(C)に示すように、ベタ層であるア
ース層15の環状のベタ層無し領域部31と、直交した
線32に沿う銅膜製の線状部33、34、35、36
と、スルーホール11の銅メッキ層13よりスルーホー
ル11の外側にフランジ状(環状)に張り出ている銅膜
製のランド部37とよりなる。銅膜製の線状部33、3
4、35、36は、環状のベタ層無し領域部31を、放
射状に横切っている。
【0007】溶融している半田が、アース端子21が差
し込まれているスルーホール11内に下から上に揚がる
とき、半田の熱が、矢印40で示すように、アース端子
21に伝わると共に、矢印41で示すように、サーマル
ランド30を通ってベタ層であるアース層15に伝わっ
て、拡散する。
【0008】サーマルランド30の箇所についてみる
と、半田の熱は、図9(B)に示すように伝わる。ま
ず、熱は、矢印42で示すように、スルーホール11の
全周に亘部分からランド部37に略一様に伝わる。ラン
ド部37に伝わった熱は、矢印43で示すように、ラン
ド部37に沿って近くの線状部33、34、35、36
に向かう。この後、熱は、矢印44で示すように、各線
状部33、34、35、36を通ってアース層15に到
る。スルーホール11からベタ層であるアース層15に
到る熱の伝導路が4つの線状部33、34、35、36
に限られていることによって、熱の拡散が制限されてい
る。
【0009】これにより、溶融している半田は、アース
端子21が差し込まれているスルーホール11内に下か
ら上に揚がる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】現在、電子部品の実装
密度の向上、又は配線の回路インピーダンス特性の向上
等に伴って、プリント配線板は層の数が現在の6〜8か
ら例えば12へと増える傾向にある。層の数が増える
と、プリント配線板は、例えばアース層及び電源層を夫
々2つ有する層構造となり、熱容量がかなり増える。こ
のため、上記構成のサーマルランド30によっては、ア
ース端子が差し込まれているスルーホール内を下から上
に揚がりつつある溶融している半田からの熱の拡散を制
限することが不十分となる虞がある。
【0011】熱の拡散を制限することが不十分となる
と、スルーホール内を下から上に揚がりつつある溶融し
ている半田は、熱を多く奪われ、途中で凝固してしま
い、半田が十分に揚がらなくなってしまう。半田が十分
に揚がらなかった場合には、面倒な修復作業をすること
が必要となる。
【0012】そこで、本発明は上記課題を解決したプリ
ント配線板を提供することこを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、絶縁
層によって互いに絶縁された状態で積層されている信号
層、電源層、及びアース層と、貫通孔とこの内周壁上の
導体製の周壁層とよりなる複数のスルーホールと、該複
数のスルーホールのうち、実装される電子部品の端子の
うちの電源端子及びアース端子が挿入されるスルーホー
ルについて、該スルーホールの上記導体製の周壁層と上
記電源層及びアース層との間に配してあるサーマルラン
ドとよりなり、該サーマルランドは、上記電源層及びア
ース層のうち上記導体製の周壁層に臨む部分の環状のベ
タ層無し領域部と、一端が上記導体製の周壁層と接続さ
れ、他端が上記電源層及びアース層のうち上記環状のベ
タ層無し領域部に臨む縁と接続されて、該環状のベタ層
無し領域部を横切っている導体製の線状部とよりなり、
上記スルーホールよりその全周に亘って張り出すランド
部を有しない構成としたものである。 請求項2の発明
は、請求項1の線状部は、単数又は複数である構成とし
たものである。
【0014】請求項3の発明は、請求項1の線状部は、
上記導体製の周壁層と接続される側に、上記スルーホー
ルの周方向に張り出した張り出し部分を有し、該線状部
が、張り出し部分についても、上記スルーホールの周壁
層と接続された構成としたものである。
【0015】請求項4の発明は、請求項1の線状部は、
上記導体製の周壁層と接続される側に、上記スルーホー
ルの周方向に張り出した張り出し部分を有し、周方向上
隣合う線状部より互いに逆方向に張り出している張り出
し部分とが繋がっており、該線状部が、張り出し部分に
ついても、上記スルーホールの周壁層と接続された構成
としたものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明の、サーマルランドを、電源層
及びアース層のうち上記導体製の周壁層に臨む部分の環
状のベタ層無し領域部と、一端がスルーホールの導体製
の周壁層と接続され、他端が電源層及びアース層のうち
環状のベタ層無し領域部に臨む縁と接続されて、環状の
ベタ層無し領域部を横切っている導体製の線状部とより
なり、スルーホールよりその全周に亘って張り出すラン
ド部を有しない構成とした成は、サーマルランドを、所
謂ランド部を有しないランドレス構成とするように作用
する。このことは、周壁層から電源層及びアース層へ向
かって熱が逃げだす部分を、周壁層の全周囲のうちの一
部分に限定するように作用する。
【0017】請求項2の発明の、線状部の数を、単数又
は複数とした構成は、線状部の数を適宜定めることによ
って、サーマルランドが熱の拡散をしにくくする程度を
自由に決めることが出来る。請求項3の発明の、各線状
部の張り出し部分は、線状部がスルーホールの周壁層と
接続される部分の面積を増やすように作用する。
【0018】請求項4の発明の、周方向上隣合う線状部
より互いに逆方向に張り出している張り出し部分とが繋
がっている構成は、線状部がスルーホールの周壁層と接
続される部分の面積を最大に増やすように作用する。
【0019】
【実施例】図1(A),(B)は、本発明の一実施例の
プリント配線板50のうち、一のスルーホール51、及
びこの周囲の部分の構造を拡大して示す。ここで、スル
ーホール51とは、プリント配線板50にドリルであけ
られた貫通孔52と、この貫通孔52の周壁上の銅メッ
キ層53とよりなるものをいう。プリント配線板50
は、電源層54−1,54−2、アース層55−1,5
5−2、、信号層56−1〜56−7等を有し、12相
構造である。電源層54−1,54−2、アース層55
−1,55−2、、信号層56−1〜56−7等は、絶
縁層57によって互いに絶縁された状態で積層されてい
る。電源層54−1,54−2、アース層55−1,5
5−2は、共にベタ層である。
【0020】このスルーホール51は、プリント配線板
50に実装される電子部品20Aのアース端子21Aが
挿入される予定のスルーホールである。スルーホール5
1とアース層55−1との間、及びスルーホール51と
アース層55−2との間に、図1(B)に示すサーマル
ランド70が形成してある。なお、サーマルランド70
は、電流の通路としての機能を有すると共に、熱の伝導
を抑制する作用をするものである。
【0021】また、図1(A)中、25Aは半田であ
り、フローソルダリング法によってスルーホール51内
に揚げられたものであり、アース端子21Aをスルーホ
ール51に固定している。スルーホール51の下側半分
についてみると、図2に示すように、下から順に、信号
層ランド60、サーマルランド70、信号層ランド6
1、信号層ランド62、ランドレス部63を有する。信
号層ランド61、62は、夫々信号層56−1、56−
2に形成してある。ランドレス部63は、電源層54−
1に形成してある。
【0022】サーマルランド70は、図2及び図3
(A),(B)に示すように、ベタ層であるアース層5
5−1の環状のベタ層無し領域部71と、直交した線7
2に沿う銅膜製の線状部73、74、75、76とより
なる。図3(C)の銅膜製のランド部37に対応する部
分は有しない。銅膜製の線状部73、74、75、76
は、環状のベタ層無し領域部71を、放射状に横切って
いる。線状部73、74、75、76の外側の端73a
〜76aは、アース層55−1の環状のベタ層無し領域
部71に臨む縁55−1aと接続してある。線状部7
3、74、75、76の内側の端73b〜76bは、貫
通孔52の周壁上の銅メッキ層53と直接接続してあ
る。
【0023】次に、溶融している半田が、アース端子2
1が差し込まれているスルーホール11内に下から上に
揚がるとき、半田の熱が如何に拡散するかについて、説
明する。スルーホール11内を下から上に揚がりつつあ
る溶融している半田の熱は、図1(A)中、矢印80で
示すように、アース端子21Aに伝わると共に、矢印8
1で示すように、サーマルランド70を通ってベタ層で
あるアース層55−1,55−2に伝わって、拡散す
る。
【0024】サーマルランド70の箇所についてみる
と、半田の熱は、図1(B)に示すように伝わる。ま
ず、熱は、矢印82で示すように、スルーホール51の
全周に亘部分のうち線状部73、74、75、76が接
続されている4箇所83、84、85、86だけから外
側に伝わる。この後、熱は、矢印87で示すように、各
線状部73、74、75、76を通ってアース層55−
1又は55−2に到る。
【0025】上記のサーマルランド70においては、
スルーホール51からベタ層であるアース層55−1に
到る熱の伝導路が4つの線状部73、74、75、76
に限られていることに加えて、スルーホール51から
外側に伝わる熱の出口が4つの接続箇所83、84、8
5、86に限定されているため、熱の拡散の程度が、図
9(B)に示す従来のサーマルランド30に比べて、更
に制限されている。
【0026】プリント配線板50は12層を有し、従来
のプリント配線板10に比べて熱容量が高く、よって溶
融している半田は熱を奪われ易く、溶融している半田は
スルーホール内に揚がり難い状況となっているけれど
も、上記のサーマルランド70によって、熱の拡散の程
度が十分に制限されているため、溶融している半田は、
アース端子21Aが差し込まれているスルーホール51
内に下から上に、プリント配線板50の上面まで良好に
揚がる。
【0027】このため、半田付け不良は発生しにくく、
面倒な修復作業をすることが必要でなくなる。また、た
とえ、修復作業が必要となった場合でも、上記のサーマ
ルランド70によって、熱の拡散の程度が十分に制限さ
れているため、半田ごての熱が半田に有効に作用し、修
復作業は比較的簡単に行われる。
【0028】また、4つの線状部73、74、75、7
6は、アース層55−1へ流れる電流の通路としても正
常に機能する。なお、アース層55−1の環状のベタ層
無し領域部71の径D1は、2.1mm、スルーホール5
1の径D2は、0.85mm、線状部73、74、75、
76の幅Wは、0.45mmである。
【0029】また、上記のプリント配線板50におい
て、電子部品20Aの電源端子が挿入される予定のスル
ーホールについては、スルーホールと電源層54−1,
54−2との間に、上記のサーマルランド70と同じ構
成のサーマルランドが形成してある。
【0030】次に、サーマルランドの変形例について説
明する。図4のサーマルランド70Aは、図1(B)の
サーマルランド70より一つの線状部76を取り除いた
構成であり、ベタ層であるアース層55−1の環状のベ
タ層無し領域部71と、3つの線状部73、74、75
とよりなる。このサーマルランド70Aは、図1(B)
のサーマルランド70よりも熱の拡散を更に制限する。
【0031】図5のサーマルランド70Bは、図1
(B)のサーマルランド70より2つの線状部74、7
6を取り除いた構成であり、ベタ層であるアース層55
−1の環状のベタ層無し領域部71と、2つの線状部7
3、75とよりなる。このサーマルランド70Bは、図
4のサーマルランド70Aよりも熱の拡散を更に制限す
る。
【0032】図6のサーマルランド70Cは、図1
(B)のサーマルランド70より3つの線状部74、7
5、76を取り除いた構成であり、ベタ層であるアース
層55−1の環状のベタ層無し領域部71と、1つの線
状部73とよりなる。このサーマルランド70Cは、図
5のサーマルランド70Bよりも熱の拡散を更に制限す
る。
【0033】これらのサーマルランド70A,70B,
70Cは、プリント配線板の特性に応じて採用される。
図7のサーマルランド70Dは、図1(B)のサーマル
ランド70において、線状部73、74、75、76の
形状を変更した構成である。線状部73A、74A、7
5A、76Aは、内側の端73b〜76b側の部分にス
ルーホール51の周方向状両側に張り出している略三角
形状の張り出し部分73c,74c,75c,76cを
有する。線状部73A、74A、75A、76Aは、張
り出し部分73c,74c,75c,76cを含めた部
分でスルーホール51の貫通孔52の周壁上の銅メッキ
層53と接続してある。このため、線状部73A、74
A、75A、76Aとスルーホール51とは、図1
(B)のサーマルランド70に比べて高い信頼性で接続
されている。
【0034】図8のサーマルランド70Eは、図1
(B)のサーマルランド70において、線状部73、7
4、75、76の形状を変更した構成である。線状部7
3B、74B、75B、76Bは、内側の端73b〜7
6b側の部分にスルーホール51の周方向両側に張り出
している略三角形状の張り出し部分73d,74d,7
5d,76dを有する。張り出し部分73d,74d,
75d,76dの張り出し寸法X2は、上記の張り出し
部分73c,74c,75c,76cの張り出し寸法X
1より大きく、周方向上隣合う線状部73B、74B、
75B、76Bより互いに逆方向に張り出している張り
出し部分、例えば、張り出し部分73dと張り出し部分
74dとが繋がっている。
【0035】線状部73B、74B、75B、76B
は、張り出し部分73d,74d,75d,76dを含
めた部分でスルーホール51の貫通孔52の周壁上の銅
メッキ層53と接続してある。このため、線状部73
B、74B、75B、76Bとスルーホール51とは、
図7のサーマルランド70Cに比べて更に高い信頼性で
接続されている。
【0036】なお、図1(A)、図4乃至図8に示す構
成のサーマルランド70、70A〜70Eを、現在の6
乃至8層のプリント配線板の電源層及びアース層に適応
することも可能である。この構成のプリント配線板によ
れば、溶融半田の温度を従来より下げても、良好な半田
揚がりを保証出来る。即ち、フローソルダリング法を、
溶融半田の温度を従来より下げた状態(例えば、220
℃)で実施することが出来る。
【0037】これによって、実装される電子部品20A
に対する熱の影響が従来に比べて少なくなり、実装され
た電子部品20Aの信頼性を従来に比べてより厚く保証
できる。また、プリント配線板に対する熱の影響も従来
に比べて少なくなり、プリント配線板のふくれ、層間又
は銅箔の剥離、反り、捩じれを効果的に防止出来る。
【0038】また、上記のサーマルランド70、70A
〜70Eを有するプリント配線板は、層の数とは関係な
く、次の効果を有する。即ち、電源層及びアース層のス
ルーホールとの接続部を、ランドレスの形状とすること
によって、上記の接続部をランドを有する形状とした場
合に比べて、接続部について不良が発生しにくくなる。
よって、プリント配線板の製造の歩留りが向上する。
【0039】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
サーマルランドを、電源層及びアース層のうち導体製の
周壁層に臨む部分の環状のベタ層無し領域部と、一端が
導体製の周壁層と接続され、他端が電源層及びアース層
のうち環状のベタ層無し領域部に臨む縁と接続されて、
環状のベタ層無し領域部を横切っている導体製の線状部
とよりなる構成としてあるため、、サーマルランドを、
所謂ランド部を有しないランドレス構成となり、これに
よって、周壁層から電源層及びアース層へ向かって熱が
逃げだす部分が、周壁層の全周囲のうちの一部分に限定
される構造とし得る。
【0040】これにより、スルーホール内のはんだより
電源層及びアース層へ逃げる熱の量を従来に比べて大幅
に抑えることが出来、層の数が現在の6〜8から例えば
12へと増えた場合においても、良好な半田揚がりを保
証出来る。このため、半田付け不良は発生しにくく、面
倒な修復作業をすることが必要でなくなる。また、たと
え、修復作業が必要となった場合でも、上記のサーマル
ランドによって、熱の拡散の程度が十分に制限されてい
るため、半田ごての熱が半田に有効に作用し、修復作業
を比較的簡単に行わうことが出来るまた、層の数が現在
の6〜8のままである場合には、溶融半田の温度を従来
より下げても、良好な半田揚がりを保証出来る。即ち、
フローソルダリング法を、溶融半田の温度を従来より下
げた状態で実施することが出来る。
【0041】これによって、実装される電子部品に対す
る熱の影響が従来に比べて少なくなり、実装された電子
部品の信頼性を従来に比べてより厚く保証できる。ま
た、プリント配線板に対する熱の影響も従来に比べて少
なくなり、プリント配線板のふくれ、層間又は銅箔の剥
離、反り、捩じれを効果的に防止出来る。
【0042】また、請求項1の発明になるプリント配線
板は、層の数とは関係なく、次の効果を有する。即ち、
電源層及びアース層のスルーホールとの接続部を、ラン
ドレスの形状とすることによって、上記の接続部をラン
ドを有する形状とした場合に比べて、接続部について不
良が発生しにくくなる。よって、プリント配線板の製造
の歩留りが向上する。
【0043】請求項2の発明によれば、線状部の数を、
単数又は複数とした構成としてあるため、線状部の数を
適宜定めることによって、サーマルランドが熱の拡散を
しにくくする程度を自由に決めることが出来る。請求項
3の発明によれば、各線状部が、スルーホールの導体製
の周壁層と接続される側に、上記スルーホールの周方向
に張り出した張り出し部分を有する構成としてあるた
め、線状部がスルーホールの周壁層と接続される部分の
面積が、張り出し部分を有しない場合に比べて増え、サ
ーマルランドのスルーホールとの電気的接続の信頼性の
向上を図ることが出来る。
【0044】請求項4の発明によれば、周方向上隣合う
線状部より互いに逆方向に張り出している張り出し部分
とが繋がっている構成であるため、線状部がスルーホー
ルの周壁層と接続される部分の面積が、最大に増え、サ
ーマルランドのスルーホールとの電気的接続の信頼性の
更なる向上を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になるプリント配線板を、サ
ーマルランドの構造と併せて示す図である。
【図2】図1(A)のスルーホールのうち下半分部分の
ランドの構造を示す図である。
【図3】図1(B)及び図2中のサーマルランドの構造
を説明する図である。
【図4】サーマルランドの第1の変形例を示す図であ
る。
【図5】サーマルランドの第2の変形例を示す図であ
る。
【図6】サーマルランドの第3の変形例を示す図であ
る。
【図7】サーマルランドの第4の変形例を示す図であ
る。
【図8】サーマルランドの第5の変形例を示す図であ
る。
【図9】従来のプリント配線板を、サーマルランドの構
造と併せて示す図である。
【図10】図9(B)のサーマルランドの構造を説明す
る図である。
【符号の説明】
50 プリント配線板 51 スルーホール 52 貫通孔 53 銅メッキ層 54−1,54−2 電源層 55−1,55−2 アース層 55−1a アース層の環状のベタ層無し領域部に臨む
縁 56−1〜56−7 信号層 57 絶縁層 60,61,62 信号層ランド 63 ランドレス部 70,70A〜70E サーマルランド 71 環状のベタ層無し領域部 72 直交した線 72〜76、72A〜76A、72B〜76B 銅膜製
の線状部 72a〜76a 線状部の外側の端 72b〜76b 線状部の内側の端 72c〜76c,72d〜76d 略三角形状の張り出
し部分 80、81、82、87 熱の伝わりを示す矢印 83〜86 線状部のスルーホールへの接続箇所

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁層によって互いに絶縁された状態で積
    層されている信号層、電源層、及びアース層と、 貫通孔とこの内周壁上の導体製の周壁層とよりなる複数
    のスルーホールと、 該複数のスルーホールのうち、実装される電子部品の端
    子のうちの電源端子及びアース端子が挿入されるスルー
    ホールについて、該スルーホールの上記導体製の周壁層
    と上記電源層及びアース層との間に配してあるサーマル
    ランドとよりなり、 該サーマルランドは、上記電源層及びアース層のうち上
    記導体製の周壁層に臨む部分の環状のベタ層無し領域部
    と、一端が上記導体製の周壁層と接続され、他端が上記
    電源層及びアース層のうち上記環状のベタ層無し領域部
    に臨む縁と接続されて、該環状のベタ層無し領域部を横
    切っている導体製の線状部とよりなり、上記スルーホー
    ルよりその全周に亘って張り出すランド部を有しない構
    成としたことを特徴とするプリント配線板。
  2. 【請求項2】請求項1の線状部は、単数又は複数である
    構成としたことを特徴とするプリント配線板。
  3. 【請求項3】請求項1の線状部は、上記導体製の周壁層
    と接続される側に、上記スルーホールの周方向に張り出
    した張り出し部分を有し、該線状部が、張り出し部分に
    ついても、上記スルーホールの周壁層と接続された構成
    としたことを特徴とするプリント配線板。
  4. 【請求項4】請求項1の線状部は、上記導体製の周壁層
    と接続される側に、上記スルーホールの周方向に張り出
    した張り出し部分を有し、周方向上隣合う線状部より互
    いに逆方向に張り出している張り出し部分とが繋がって
    おり、該線状部が、張り出し部分についても、上記スル
    ーホールの周壁層と接続された構成としたことを特徴と
    するプリント配線板。
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