JPH0984387A - 圧縮機用電動機制御装置 - Google Patents

圧縮機用電動機制御装置

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JPH0984387A
JPH0984387A JP7238105A JP23810595A JPH0984387A JP H0984387 A JPH0984387 A JP H0984387A JP 7238105 A JP7238105 A JP 7238105A JP 23810595 A JP23810595 A JP 23810595A JP H0984387 A JPH0984387 A JP H0984387A
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compressor
lock
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motor
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Kazunori Kurimoto
和典 栗本
Keiji Ogawa
啓司 小川
Koji Hamaoka
孝二 浜岡
Hiromi Shibuya
浩洋 渋谷
Hideji Ogawara
秀治 小川原
Yasuhiro Tsujii
康浩 辻井
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Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機においてロックが連続で起こったと
き、回路や圧縮機等にストレスを与えて、最悪時には破
損につながるので、N回連続でロックが起こった場合、
圧縮機運転を停止させることで回路や圧縮機等の破損か
ら防止する。 【構成】 交流電源11と、整流回路12と、インバー
タ回路13と、直流電動機14と、圧縮機15と、位置
検出手段16と、転流手段17と、回転数指令手段18
と、ロック判定手段19と、回転数指令手段20と、ロ
ックカウント手段21と、第1タイマーカウント手段2
2と、デューティ設定手段23と、チョッピング信号発
生手段24と、合成手段25と、ドライブ手段26とか
ら構成されているので、ロックがN回連続で起こると圧
縮機15運転を停止させ再起動させないことで回路ある
いは圧縮機15等を破損することから防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮機用電動機制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の圧縮機用電動機制御装置としては
例えば特開昭63−176980号公報に示されている
ものがある。
【0003】以下、図面を参照しながら上記従来の圧縮
機用電動機制御装置を説明する。図7は、従来の圧縮機
用電動機制御装置のブロック図である。図7において、
1は三相同期電動機であるモータである。2はインバー
タでありモータ1に三相出力する。3は汎用マイクロコ
ンピュータからなる制御用マイクロコンピュータであ
り、モータの運転周波数信号(H)を出力する。4は汎
用マイクロコンピュータからなる電源用マイクロコンピ
ュータであり、前記運転周波数信号(H)を入力する
と、モータ1を駆動するための波形整形出力を出力す
る。5はドライブ手段であり、前記波形整形出力を入力
とし、トランジスタ等の複数のスイッチング手段で構成
し、前記波形整形出力に基づいてインバータ2の6個の
パワートランジスタのベースをトリガし、回転磁界を構
成し、運転周波数信号(H)に則した回転数でモータ1
を駆動する。
【0004】以上のように構成された圧縮機用電動機制
御装置について、以下その動作を説明する。
【0005】モータ1の起動時の過負荷状態が発生する
とモータはロックする。制御用マイクロコンピュータ3
はモータ1を何れかの周波数で運転せしめる運転周波数
信号(H)を出力し、インバータ2も三相出力を発生し
ているにもかかわらず、モータ1は停止していることに
なる。このようなロック状態ではモータ1の巻線に大電
流が流れ、長時間流れると巻線の焼損が生じる。これを
防止するため、ロック状態では運転周波数信号(H)を
0とし、インバータ2からの出力を停止せしめてロック
状態を解除している。また、例えばマイクロコンピュー
タ3で3分間のタイマをカウントし、過負荷状態の原因
が消失するのを待ってからモータ1を再起動させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成は、マイクロコンピュータ3で3分間のタイマ
をカウントして圧縮機の吐出側と吸い込み側との圧力平
衡がとれない極めて過負荷な状態時には再びロックが起
こり、ロックが連続して起こる可能性がある。このよう
に連続してロックが起こった場合、回路や圧縮機等にス
トレスを与えて最悪時には破損に至るという欠点があっ
た。
【0007】本発明は従来の課題を解決するもので、連
続してロックが起こった場合、圧縮機運転停止後、再起
動しないようにさせる圧縮機用電動機制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】本発明の他の目的は、圧縮機の吐出側と吸
込み側との圧力平衡がとれない極めて過負荷な状態を圧
力平衡がとれる状態にまで改善させてから圧縮機を再起
動させることである。
【0009】また、上記従来の構成は、万が一回路や圧
縮機等に故障があってロックを検出していたとするなら
ユーザーやサービスマンにとって簡単には原因が分から
ないと言う欠点があった。
【0010】本発明の他の目的は、圧縮機の吐出側と吸
込み側との圧力平衡がとれて、ロックが起こると回路あ
るいは圧縮機等に故障があると異常表示する制御装置を
提供することを目的をする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の圧縮機用電動機制御装置は、交流入力を直流
に変換する整流回路と、複数個の半導体スイッチ及びダ
イオードをブリッジ結線したインバータ回路と、ピスト
ンの往復動にて圧縮を行う圧縮機と、前記圧縮機を動作
させる直流電動機と、前記直流電動機の回転子の位置を
検出するとともに回転パルスを発生する位置検出手段
と、前記位置検出手段の出力をもとに前記インバータ回
路の半導体スイッチング素子の動作を決定する転流手段
と、前記位置検出手段から前記直流電動機の回転子の位
置を検出し回転数を検出する回転数検出手段と、前記回
転数検出手段によって前記直流電動機のロック状態を判
定しロック信号を出力するロック判定手段と、前記ロッ
ク信号を入力すると回転数指令0を出力するとともに、
後述する第1タイマーカウント手段で出力された時間信
号を入力すると前記圧縮機を再起動させるとともに、後
述するロックカウント手段から出力する停止信号により
回転数指令0を出力する回転数指令手段と、前記回転数
指令0を出力するとカウントするロックカウント手段
と、前記ロックカウント手段によりカウントを出力する
と一定時間t1をカウントする第1タイマーカウント手
段と、前記回転数指令手段によりデューティを設定する
デューティ設定手段と、前記直流電動機の回転数を可変
するためのチョッピングを行うための信号を発生するチ
ョッピング信号発生手段と、前記転流手段の出力と前記
チョッピング信号発生手段の出力とを合成する合成手段
と、前記合成手段の出力により前記インバータ回路の半
導体スイッチをオン/オフさせるドライブ手段とから構
成されている。
【0012】また、さらに、上記構成に加え、前記ロッ
クカウント手段によりN回カウントを出力すると一定時
間t2をカウントし、時間t2後に前記回転数指令手段
で圧縮機を再起動させる第2タイマーカウント手段を備
えた構成をなっている。
【0013】また、さらに、上記構成に加え、前記ロッ
クカウント手段でN回カウントされてさらにロックカウ
ントされようとすると異常判定表示をする異常判定表示
手段を備えた構成となっている。
【0014】
【作用】本発明の圧縮機用電動機制御装置は、ロックが
N回連続で起こると圧縮機運転を停止させることで回路
あるいは圧縮機等を破損することから防止できる。
【0015】また、前記圧縮機運転停止後、圧縮機の吐
出側と吸込み側との圧力平衡がとれない極めて過負荷な
状態を圧力平衡がとれる状態にまで改善されるぐらいの
時間を経過してから圧縮機を再起動させることでロック
しないようにできる。
【0016】また、前記圧力平衡がとれて圧縮機を再起
動させてもロックが起こった場合、回路あるいは圧縮機
等に故障があると判定でき異常判定表示をすることでユ
ーザーやサービスマンに知らせることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明による圧縮機用電動機制御装置
の第1の実施例について、図面を参照しながら説明す
る。
【0018】図1は、本発明の第1の実施例による圧縮
機用電動機制御装置のブロック図である。図2は、同実
施例の動作を示すフローチャートである。
【0019】図1において、11は交流電源である。1
2は交流電源11の交流電圧を直流電圧に変換する倍電
圧整流回路である。
【0020】13はインバータ回路であり、6個の半導
体スイッチ(トランジスタ)が3相ブリッジ接続されて
おり、かつ各々のトランジスタに並列・逆方向でダイオ
ードが接続されている。
【0021】14は直流電動機であり、前記インバータ
回路13の出力により駆動される。15は圧縮機であり
前記直流電動機14により駆動される。16は前記直流
電動機14の回転子(図示せず)の回転位置を検出する
とともに、回転パルスを発生する位置検出手段であり、
前記直流電動機14の逆起電圧から位置を検出する方式
である。
【0022】17は転流手段であり、前記位置検出手段
16の出力から前記インバータ回路13の半導体スイッ
チを転流させ転流パルスを作り出す。18は回転数指令
手段であり、前記直流電動機14の回転数指令信号を出
力する。19はロック判定手段であり、前記回転数検出
手段によって前記直流電動機のロック状態を判定しロッ
ク信号を出力する。
【0023】20は回転数指令手段であり、前記ロック
信号を入力すると回転数指令0を出力するとともに、後
述する第1タイマーカウント手段で出力された時間信号
を入力すると前記圧縮機を再起動させるとともに、後述
するロックカウント手段から出力する停止信号により回
転数指令0を出力する。
【0024】21はロックカウント手段であり、前記回
転数指令0を出力するとカウントする。
【0025】22は第1タイマーカウント手段であり、
前記ロックカウント手段によりカウントを出力すると一
定時間t1をカウントする。
【0026】23はデューティ設定手段であり、前記回
転数指令手段20によりデューティ値を設定する。24
はチョッピング信号発生手段であり、前記直流電動機1
4の回転数を可変するために、前記デューティ値に従い
一定周波数でオン/オフ比率の異なる波形を作り出す。
【0027】25は合成手段であり、前記転流パルスと
前記チョッピング信号とを合成する。
【0028】26はドライブ手段であり、前記合成手段
25の出力により前記インバータ回路13の6個の半導
体スイッチをオン/オフさせる。
【0029】以上のように構成された圧縮機用電動機制
御装置について、以下その動作を図2のフローチャート
をもとにして説明する。
【0030】まず、STEP1において、ロックカウン
ト手段21でのロックカウント値nは初期値n=0を入
力する。
【0031】次に、STEP2において、圧縮機15を
起動する。次に、STEP3において、ロック判定手段
19でロックが起こったか否か判定し、ロックが起こら
なければ、圧縮機15運転を継続する。ロックが起こる
と、STEP4において、回転数指令手段20で回転数
指令0を出力し、圧縮機15運転を停止する。
【0032】次に、STEP5において、ロックカウン
ト手段21でロックカウント値nと一定値N(本実施例
ではN=10)とを比較し、n<Nでなければ、圧縮機
5運転を再起動させない。n<Nであれば、STEP6
において、ロックカウント手段21でnをインクリメン
トし、STEP7において、第1タイマーカウント手段
22で時間t=t1(本実施例ではt1=5(分))を
入力する。
【0033】次に、STEP8において、時間tが経過
したか否か判定し、時間tが経過していないなら、時間
tが経過するのを待つ。時間tが経過したなら、圧縮機
15を再び起動するように、回転数指令手段20で圧縮
機15運転される回転数指令が出力される。
【0034】以上のように本実施例の圧縮機用電動機制
御装置は、交流電源11と、整流回路12と、インバー
タ回路13と、直流電動機14と、圧縮機15と、位置
検出手段16と、転流手段17と、回転数指令手段18
と、ロック判定手段19と、回転数指令手段20と、ロ
ックカウント手段21と、第1タイマーカウント手段2
2と、デューティ設定手段23と、チョッピング信号発
生手段24と、合成手段25と、ドライブ手段26とか
ら構成されているので、ロックがN回連続で起こると圧
縮機15運転を停止させ再起動させないことで回路ある
いは圧縮機15等を破損することから防止できる。
【0035】次に、本発明による圧縮機用電動機制御装
置の第2の実施例について、図面を参照しながら説明す
る。なお、第1の実施例と同一構成については、同一符
号を付して詳細な説明は省略する。
【0036】図3は、本発明の第2の実施例による圧縮
機用電動機制御装置のブロック図である。図4は、同実
施例の動作を示すフローチャートである。
【0037】図3において、27は第2タイマーカウン
ト手段であり、ロックカウント手段21によりN回カウ
ントを出力すると一定時間t2をカウントする。本実施
例は第1の実施例による圧縮機用電動機制御装置に、さ
らに第2タイマーカウント手段を設けたものである。
【0038】以上のように構成された圧縮機用電動機制
御装置について、以下その動作を図4のフローチャート
をもとにして説明する。
【0039】まず、STEP1において、ロックカウン
ト手段21でのロックカウント値nは初期値n=0を入
力する。
【0040】次に、STEP2において、圧縮機15を
起動する。次に、STEP3において、ロック判定手段
19でロックが起こったか否か判定し、ロックが起こら
なければ、圧縮機15運転を継続する。ロックが起こる
と、STEP4において、回転数指令手段20で回転数
指令0を出力し、圧縮機15運転を停止する。
【0041】次に、STEP5において、ロックカウン
ト手段21でロックカウント値nと一定値N(本実施例
ではN=10)とを比較し、n<Nでなければ、圧縮機
5運転を再起動させない。n<Nであれば、STEP6
において、ロックカウント手段21でnをインクリメン
トし、STEP9において、再びロックカウント値nと
一定値Nとを比較する。n<Nでなければ、STEP1
0において、第2タイマーカウント手段27で時間t=
t2(本実施例ではt2=60(分))を入力する。S
TEP7において、第1タイマーカウント手段22で時
間t=t1(本実施例ではt1=5(分))を入力す
る。
【0042】次に、STEP8において、時間tが経過
したか否か判定し、時間tが経過していないなら、時間
tが経過するのを待つ。時間tが経過したなら、圧縮機
15を再び起動するように、回転数指令手段20で圧縮
機15運転される回転数指令が出力される。
【0043】以上のように本実施例の圧縮機用電動機制
御装置は、交流電源11と、整流回路12と、インバー
タ回路13と、直流電動機14と、圧縮機15と、位置
検出手段16と、転流手段17と、回転数指令手段18
と、ロック判定手段19と、回転数指令手段20と、ロ
ックカウント手段21と、第1タイマーカウント手段2
2と、デューティ設定手段23と、チョッピング信号発
生手段24と、合成手段25と、ドライブ手段26と、
第2タイマーカウント手段27とから構成されているの
で、圧縮機15運転停止後、圧縮機15の吐出側と吸込
み側との圧力平衡がとれない極めて過負荷な状態を圧力
平衡がとれる状態にまで改善させてから圧縮機15を再
起動させることでロックしないようにできる。
【0044】次に、本発明による圧縮機用電動機制御装
置の第3の実施例について、図面を参照しながら説明す
る。なお、第2の実施例と同一構成については、同一符
号を付して詳細な説明は省略する。
【0045】図5は、本発明の第3の実施例による圧縮
機用電動機制御装置のブロック図である。図6は、同実
施例の動作を示すフローチャートである。
【0046】図5において、28は異常判定表示手段で
あり、ロックカウント手段21でN回カウントされてさ
らにロックカウントされようとすると異常判定表示をす
る。本実施例は第2の実施例による圧縮機用電動機制御
装置に、さらに異常判定表示手段を設けたものである。
【0047】以上のように構成された圧縮機用電動機制
御装置について、以下その動作を図6のフローチャート
をもとにして説明する。
【0048】まず、STEP1において、ロックカウン
ト手段21でのロックカウント値nは初期値n=0を入
力する。
【0049】次に、STEP2において、圧縮機15を
起動する。次に、STEP3において、ロック判定手段
19でロックが起こったか否か判定し、ロックが起こら
なければ、圧縮機15運転を継続する。ロックが起こる
と、STEP4において、回転数指令手段20で回転数
指令0を出力し、圧縮機15運転を停止する。
【0050】次に、STEP5において、ロックカウン
ト手段21でロックカウント値nと一定値N(本実施例
ではN=10)とを比較し、n<Nでなければ、圧縮機
5運転を再起動させず、STEP11において、異常判
定表示をする。n<Nであれば、STEP6において、
ロックカウント手段21でnをインクリメントし、ST
EP9において、再びロックカウント値nと一定値Nと
を比較する。n<Nでなければ、STEP10におい
て、第2タイマーカウント手段27で時間t=t2(本
実施例ではt2=60(分))を入力する。STEP7
において、第1タイマーカウント手段22で時間t=t
1(本実施例ではt1=5(分))を入力する。
【0051】次に、STEP8において、時間tが経過
したか否か判定し、時間tが経過していないなら、時間
tが経過するのを待つ。時間tが経過したなら、圧縮機
15を再び起動するように、回転数指令手段20で圧縮
機15運転される回転数指令が出力される。
【0052】以上のように本実施例の圧縮機用電動機制
御装置は、交流電源11と、整流回路12と、インバー
タ回路13と、直流電動機14と、圧縮機15と、位置
検出手段16と、転流手段17と、回転数指令手段18
と、ロック判定手段19と、回転数指令手段20と、ロ
ックカウント手段21と、第1タイマーカウント手段2
2と、デューティ設定手段23と、チョッピング信号発
生手段24と、合成手段25と、ドライブ手段26と、
第2タイマーカウント手段27と、異常判定手段28と
から構成されているので、ロックカウント値n=Nとな
り圧縮機15の吐出側と吸込み側との圧力平衡がとれて
圧縮機15を再起動させてもロックが起こった場合、回
路あるいは圧縮機15等に故障があると判定し異常判定
表示をすることでユーザーやサービスマンに知らせるこ
とができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、交流入力
を直流に変換する整流回路と、複数個の半導体スイッチ
及びダイオードをブリッジ結線したインバータ回路と、
ピストンの往復動にて圧縮を行う圧縮機と、前記圧縮機
を動作させる直流電動機と、前記直流電動機の回転子の
位置を検出するとともに回転パルスを発生する位置検出
手段と、前記位置検出手段の出力をもとに前記インバー
タ回路の半導体スイッチング素子の動作を決定する転流
手段と、前記位置検出手段から前記直流電動機の回転子
の位置を検出し回転数を検出する回転数検出手段と、前
記回転数検出手段によって前記直流電動機のロック状態
を判定しロック信号を出力するロック判定手段と、前記
ロック信号を入力すると回転数指令0を出力するととも
に、後述する第1タイマーカウント手段で出力された時
間信号を入力すると前記圧縮機を再起動させるととも
に、後述するロックカウント手段から出力する停止信号
により回転数指令0を出力する回転数指令手段と、前記
回転数指令0を出力するとカウントするロックカウント
手段と、前記ロックカウント手段によりカウントを出力
すると一定時間t1をカウントする第1タイマーカウン
ト手段と、前記回転数指令手段によりデューティを設定
するデューティ設定手段と、前記直流電動機の回転数を
可変するためのチョッピングを行うための信号を発生す
るチョッピング信号発生手段と、前記転流手段の出力と
前記チョッピング信号発生手段の出力とを合成する合成
手段と、前記合成手段の出力により前記インバータ回路
の半導体スイッチをオン/オフさせるドライブ手段とか
ら圧縮機用電動機制御装置を構成するのでロックがN回
連続で起こると圧縮機運転を停止させることにより回路
あるいは圧縮機等を破損することから防止できる。
【0054】また、さらに、第2タイマーカウント手段
を備えたことにより、圧縮機運転停止後、圧縮機の吐出
側と吸込み側との圧力平衡がとれない極めて過負荷な状
態を圧力平衡がとれる状態にまで改善されるぐらいの時
間を経過してから圧縮機を再起動させることによりロッ
クしないようにできる。
【0055】また、さらに、異常判定表示手段を備える
ことにより、圧縮機の吐出側と吸込み側との圧力平衡が
とれて圧縮機を再起動させてもロックが起こった場合、
回路あるいは圧縮機等に故障があると判定でき異常判定
表示をすることによりユーザーやサービスマンに知らせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧縮機用電動機制御装置の第1の
実施例のブロック図
【図2】同実施例の圧縮機用電動機制御装置の動作を示
すフローチャート
【図3】本発明による圧縮機用電動機制御装置の第2の
実施例のブロック図
【図4】同実施例の圧縮機用電動機制御装置の動作を示
すフローチャート
【図5】本発明による圧縮機用電動機制御装置の第3の
実施例のブロック図
【図6】同実施例の圧縮機用電動機制御装置の動作を示
すフローチャート
【図7】従来の圧縮機用電動機制御装置のブロック図
【符号の説明】
11 交流電源 12 整流回路 13 インバータ回路 14 直流電動機 15 圧縮機 16 位置検出手段 17 転流手段 18 回転数検出手段 19 ロック判定手段 20 回転数指令手段 21 ロックカウント手段 22 第1タイマーカウント手段 23 デューティ設定手段 24 チョッピング信号発生手段 25 合成手段 26 ドライブ手段 27 第2タイマーカウント手段 28 異常判定表示手段
フロントページの続き (72)発明者 渋谷 浩洋 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 小川原 秀治 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 辻井 康浩 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流入力を直流に変換する整流回路と、
    複数個の半導体スイッチ及びダイオードをブリッジ結線
    したインバータ回路と、ピストンの往復動にて圧縮を行
    う圧縮機と、前記圧縮機を動作させる直流電動機と、前
    記直流電動機の回転子の位置を検出するとともに回転パ
    ルスを発生する位置検出手段と、前記位置検出手段の出
    力をもとに前記インバータ回路の半導体スイッチング素
    子の動作を決定する転流手段と、前記位置検出手段から
    前記直流電動機の回転子の位置を検出し回転数を検出す
    る回転数検出手段と、前記回転数検出手段によって前記
    直流電動機のロック状態を判定しロック信号を出力する
    ロック判定手段と、前記ロック信号を入力すると回転数
    指令0を出力するとともに、後述する第1タイマーカウ
    ント手段で出力された時間信号を入力すると前記圧縮機
    を再起動させるとともに、後述するロックカウント手段
    から出力する停止信号により回転数指令0を出力する回
    転数指令手段と、前記回転数指令0を出力するとカウン
    トするロックカウント手段と、前記ロックカウント手段
    によりカウントを出力すると一定時間t1をカウントす
    る第1タイマーカウント手段と、前記回転数指令手段に
    よりデューティを設定するデューティ設定手段と、前記
    直流電動機の回転数を可変するためのチョッピングを行
    うための信号を発生するチョッピング信号発生手段と、
    前記転流手段の出力と前記チョッピング信号発生手段の
    出力とを合成する合成手段と、前記合成手段の出力によ
    り前記インバータ回路の半導体スイッチをオン/オフさ
    せるドライブ手段とからなる圧縮機用電動機制御装置。
  2. 【請求項2】 交流入力を直流に変換する整流回路と、
    複数個の半導体スイッチ及びダイオードをブリッジ結線
    したインバータ回路と、ピストンの往復動にて圧縮を行
    う圧縮機と、前記圧縮機を動作させる直流電動機と、前
    記直流電動機の回転子の位置を検出するとともに回転パ
    ルスを発生する位置検出手段と、前記位置検出手段の出
    力をもとに前記インバータ回路の半導体スイッチング素
    子の動作を決定する転流手段と、前記位置検出手段から
    前記直流電動機の回転子の位置を検出し回転数を検出す
    る回転数検出手段と、前記回転数検出手段によって前記
    直流電動機のロック状態を判定しロック信号を出力する
    ロック判定手段と、前記ロック信号を入力すると回転数
    指令0を出力するとともに、後述する第1タイマーカウ
    ント手段、第2タイマーカウント手段で出力された時間
    信号を入力すると前記圧縮機を再起動させるとともに、
    後述するロックカウント手段から出力する停止信号によ
    り回転数指令0を出力する回転数指令手段と、前記回転
    数指令0を出力するとカウントを出力するロックカウン
    ト手段と、前記ロックカウント手段によりカウントを出
    力すると一定時間t1をカウントする第1タイマーカウ
    ント手段と、前記ロックカウント手段によりN回カウン
    トを出力すると一定時間t2をカウントする第2タイマ
    ーカウント手段と、前記回転数指令手段によりデューテ
    ィを設定するデューティ設定手段と、前記直流電動機の
    回転数を可変するためのチョッピングを行うための信号
    を発生するチョッピング信号発生手段と、前記転流手段
    の出力と前記チョッピング信号発生手段の出力とを合成
    する合成手段と、前記合成手段の出力により前記インバ
    ータ回路の半導体スイッチをオン/オフさせるドライブ
    手段とからなる圧縮機用電動機制御装置。
  3. 【請求項3】 交流入力を直流に変換する整流回路と、
    複数個の半導体スイッチ及びダイオードをブリッジ結線
    したインバータ回路と、ピストンの往復動にて圧縮を行
    う圧縮機と、前記圧縮機を動作させる直流電動機と、前
    記直流電動機の回転子の位置を検出するとともに回転パ
    ルスを発生する位置検出手段と、前記位置検出手段の出
    力をもとに前記インバータ回路の半導体スイッチング素
    子の動作を決定する転流手段と、前記位置検出手段から
    前記直流電動機の回転子の位置を検出し回転数を検出す
    る回転数検出手段と、前記回転数検出手段によって前記
    直流電動機のロック状態を判定しロック信号を出力する
    ロック判定手段と、後述するロックカウント手段でN回
    カウントされてさらにロックカウントされようとすると
    異常を検出し警告を発する異常判定手段と、前記ロック
    信号を入力すると回転数指令0を出力するとともに、後
    述する第1タイマーカウント手段、第2タイマーカウン
    ト手段で出力された時間信号を入力すると前記圧縮機を
    再起動させるとともに、後述するロックカウント手段か
    ら出力する停止信号により回転数指令0を出力する回転
    数指令手段と、前記回転数指令0を出力するとカウント
    するロックカウント手段と、前記ロックカウント手段に
    よりカウントを出力すると一定時間t1をカウントする
    第1タイマーカウント手段と、前記ロックカウント手段
    によりN回カウントを出力すると一定時間t2をカウン
    トする第2タイマーカウント手段と、前記回転数指令手
    段によりデューティを設定するデューティ設定手段と、
    前記直流電動機の回転数を可変するためのチョッピング
    を行うための信号を発生するチョッピング信号発生手段
    と、前記転流手段の出力と前記チョッピング信号発生手
    段の出力とを合成する合成手段と、前記合成手段の出力
    により前記インバータ回路の半導体スイッチをオン/オ
    フさせるドライブ手段とからなる圧縮機用電動機制御装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6188551B1 (en) 1998-07-30 2001-02-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of controlling compressor for refrigerator
JP2009108754A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Toshiba Corp 圧縮機の制御装置
JP2009299945A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Denso Corp 電動コンプレッサの駆動装置、電動コンプレッサ、冷凍サイクル装置、および空調装置

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JP2009299945A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Denso Corp 電動コンプレッサの駆動装置、電動コンプレッサ、冷凍サイクル装置、および空調装置

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