JPH07298675A - 圧縮機用電動機制御装置 - Google Patents

圧縮機用電動機制御装置

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Publication number
JPH07298675A
JPH07298675A JP6084543A JP8454394A JPH07298675A JP H07298675 A JPH07298675 A JP H07298675A JP 6084543 A JP6084543 A JP 6084543A JP 8454394 A JP8454394 A JP 8454394A JP H07298675 A JPH07298675 A JP H07298675A
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JP
Japan
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compressor
chopping signal
motor
output
rotation
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Pending
Application number
JP6084543A
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English (en)
Inventor
Hiromi Shibuya
浩洋 渋谷
Koji Hamaoka
孝二 浜岡
Hideji Ogawara
秀治 小川原
Hideo Hayashi
秀雄 林
Yasuhiro Tsujii
康浩 辻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP6084543A priority Critical patent/JPH07298675A/ja
Publication of JPH07298675A publication Critical patent/JPH07298675A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直流ブラシレス電動機を搭載したロータリー
圧縮機を駆動するインバータにおいて、インバータ回路
と直流電動機の配線ミスによる圧縮機の逆回転を検出
し、前記圧縮機を停止させた後、正回転で再起動させる
ことが可能な圧縮機用電動機制御装置を実現するもので
ある。 【構成】 回転方向検出手段A17が圧縮機温度により
ロータリー圧縮機5の正転/逆転を検出し、配線ミスに
より前記圧縮機が逆転している場合には、まず、前記圧
縮機5を停止させる。次に、起動シーケンス制御手段1
3が、補正用起動シーケンス記憶手段15が記憶する転
流パルスとチョッピング信号を出力することにより前記
圧縮機5が正転で再起動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリー圧縮機用電
動機制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のロータリー圧縮機用電動機制御装
置としては、例えば実開平04−238009号公報に
示されている。
【0003】この特長は、インバータにより回転数制御
する直流ブラシレス電動機の回転子磁極位置検出をセン
サレス方式で行い、ホール素子等による回転子磁極位置
検出に比べて、信頼性が高く、低コストな可変速ロータ
リー圧縮機を実現するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、インバータと直流電動機の配線ミスがあ
るとロータリー圧縮機が逆転し、破損に至る可能性があ
るという課題を有していた。
【0005】本発明は上記課題に鑑み、ロータリー圧縮
機の正転/逆転を圧縮機温度により検出し、配線ミスに
より圧縮機が逆転している場合には、圧縮機を停止し、
補正用起動シーケンスパターンにより圧縮機を再起動す
る。このため、配線ミスが生じても必ず圧縮機を正転さ
せることが可能な圧縮機用電動機制御装置を低コストに
実現できる。
【0006】また、ロータリー圧縮機の正転/逆転を圧
縮機圧力により検出し、配線ミスにより圧縮機が逆転し
ている場合には、圧縮機を停止し、補正用起動シーケン
スパターンにより圧縮機を再起動する。このため、配線
ミスが生じても速やかに圧縮機を停止させ、正転で再起
動させるため、逆転による圧縮機の損傷を最低限に抑え
ることが可能な圧縮機用電動機制御装置を実現できる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の圧縮機用電動機制御装置は、複数個の半導体
スイッチ及びダイオードをブリッジ結線したインバータ
回路と、前記インバータ回路により動作する直流電動機
と、前記直流電動機により駆動されるロータリー圧縮機
と、前記直流電動機の回転子の位置を検出する位置検出
手段と、前記位置検出手段の出力を基に前記インバータ
回路の半導体スイッチの動作を決定する転流パルスを出
力する転流手段と、前記直流電動機の回転数を可変にす
るチョッピングを行うためのチョッピング信号を発生す
るチョッピング信号発生手段と、前記転流パルスと前記
チョッピング信号とを合成する合成手段と、前記合成手
段の出力により前記インバータ回路の半導体スイッチを
オン/オフさせるドライブ手段と、前記直流電動機の起
動時には前記位置検出手段の出力が得られないため、前
記合成手段に前記転流パルスと前記チョッピング信号を
出力する起動シーケンス制御手段と、起動時に前記ロー
タリー圧縮機を正転させるための前記転流パルスと前記
チョッピング信号を記憶する正転用起動シーケンスパタ
ーン記憶手段と、起動時に前記ロータリー圧縮機を逆転
させるための前記転流パルスと前記チョッピング信号を
記憶する補正用起動シーケンスパターン記憶手段と、前
記ロータリー圧縮機の温度を検出する圧縮機温度センサ
と、前記検出した圧縮機温度とあらかじめ設定しておく
圧縮機基準温度とを比較することにより前記圧縮機が正
転であるか逆転であるかを検出するとともに、逆転なら
ば前記合成手段の出力を停止する回転方向検出手段A
と、前記回転方向検出手段Aの出力により逆転の場合に
は前記補正用起動シーケンスパターン記憶手段が記憶す
る前記転流パルスと前記チョッピング信号を前記起動シ
ーケンス制御手段に出力するパターン切り替え手段と、
起動時には前記起動シーケンス制御手段と前記合成手段
とを接続し、起動後は前記転流手段と前記チョッピング
信号発生手段とを前記合成手段に接続する運転モード切
り替え手段とを備えたものである。
【0008】また、本発明の圧縮機用電動機制御装置
は、複数個の半導体スイッチ及びダイオードをブリッジ
結線したインバータ回路と、前記インバータ回路により
動作する直流電動機と、前記直流電動機により駆動され
るロータリー圧縮機と、前記直流電動機の回転子の位置
を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の出力を
基に前記インバータ回路の半導体スイッチの動作を決定
する転流パルスを出力する転流手段と、前記直流電動機
の回転数を可変にするチョッピングを行うためのチョッ
ピング信号を発生するチョッピング信号発生手段と、前
記転流パルスと前記チョッピング信号とを合成する合成
手段と、前記合成手段の出力により前記インバータ回路
の半導体スイッチをオン/オフさせるドライブ手段と、
前記直流電動機の起動時には前記位置検出手段の出力が
得られないため、前記合成手段に前記転流パルスと前記
チョッピング信号を出力する起動シーケンス制御手段
と、起動時に前記ロータリー圧縮機を正転させるための
前記転流パルスと前記チョッピング信号を記憶する正転
用起動シーケンスパターン記憶手段と、起動時に前記ロ
ータリー圧縮機を逆転させるための前記転流パルスと前
記チョッピング信号を記憶する補正用起動シーケンスパ
ターン記憶手段と、前記ロータリー圧縮機の圧力を検出
する圧縮機圧力センサと、前記検出した圧縮機圧力とあ
らかじめ設定しておく圧縮機基準圧力とを比較すること
により前記圧縮機が正転であるか逆転であるかを検出す
るとともに、逆転ならば前記合成手段の出力を停止する
回転方向検出手段Bと、前記回転方向検出手段Bの出力
により逆転の場合には前記補正用起動シーケンスパター
ン記憶手段が記憶する前記転流パルスと前記チョッピン
グ信号を前記起動シーケンス制御手段に出力するパター
ン切り替え手段と、起動時には前記起動シーケンス制御
手段と前記合成手段とを接続し、起動後は前記転流手段
と前記チョッピング信号発生手段とを前記合成手段に接
続する運転モード切り替え手段とを備えたものである。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成によって、前記回転方向
検出手段Aが前記圧縮機温度により前記ロータリー圧縮
機の正転/逆転を検出し、配線ミスにより前記ロータリ
ー圧縮機が逆転している場合には、まず、前記合成手段
の出力を停止し前記ロータリー圧縮機を停止させる。次
に、前記起動シーケンス制御手段が、前記補正用起動シ
ーケンス記憶手段が記憶する前記転流パルスと前記チョ
ッピング信号を前記合成手段に出力することにより前記
ロータリー圧縮機が正転で再起動される。このため、配
線ミスが生じても必ず前記ロータリー圧縮機を正転させ
ることが可能な圧縮機用電動機制御装置を低コストに実
現できる。
【0010】また、本発明は上記した構成によって、前
記回転方向検出手段Bが前記圧縮機圧力により前記ロー
タリー圧縮機の正転/逆転を検出し、配線ミスにより前
記ロータリー圧縮機が逆転している場合には、まず、前
記合成手段の出力を停止し前記ロータリー圧縮機を停止
させる。次に、前記起動シーケンス制御手段が、前記補
正用起動シーケンス記憶手段が記憶する前記転流パルス
と前記チョッピング信号を前記合成手段に出力すること
により前記ロータリー圧縮機が正転で再起動される。こ
のため、配線ミスが生じても速やかに前記ロータリー圧
縮機を停止させ、正転で再起動させるため、逆転による
前記ロータリー圧縮機の損傷を最低限に抑えることが可
能な圧縮機用電動機制御装置を実現できる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例1の圧縮機用電動機制御
装置について図面を参照しながら説明する。
【0012】図1は本発明の実施例1の圧縮機用電動機
制御装置の全体構成図である。図1において、1は交流
電源である。2は交流電源1の交流電圧を直流電圧に変
換する倍電圧整流回路であり、ダイオード2a〜2dと
コンデンサ2e〜2fが接続された構成となっている。
【0013】3はインバータ回路であり、半導体スイッ
チ(トランジスタ)3a〜3fが3相ブリッジ接続され
ており、かつ各々のトランジスタに並列・逆方向でダイ
オード3g〜3lが接続されている。
【0014】4は直流電動機であり、前記インバータ回
路3の出力により駆動される。5はロータリー圧縮機で
あり前記直流電動機4により駆動される。6は前記直流
電動機4の回転子(図示せず)の回転位置を検出すると
共に、回転パルスを発生する位置検出手段であり、前記
直流電動機4の逆機電圧から位置を検出する方式であ
る。
【0015】7は前記位置検出手段6の出力から前記イ
ンバータ回路3の半導体スイッチ3a〜3fを転流させ
る転流パルスを作り出す転流手段である。8は回転数指
令手段であり、前記直流電動機4の回転数指令信号を出
力する。9は回転数検出手段であり、前記位置検出手段
6の回転パルスを一定期間(例えば0.5秒など)カウ
ントする。
【0016】10はデューティ設定手段であり、前記回
転数指令手段8の回転数指令信号と、前記回転数検出手
段9で検出された実際の回転数の差から、両者が一致す
るようにデューティ値を出力する。11はチョッピング
信号発生手段であり、前記直流電動機4の回転数を可変
にするために、前記デューティ値に従い一定周波数でオ
ン/オフ比率の異なる波形を作り出す。
【0017】12はセンサレス運転部であり、前記位置
検出手段6、前記転流手段7、前記回転数指令手段8、
前記回転数検出手段9、前記デューティ設定手段10、
前記チョッピング信号発生手段11とから構成される。
【0018】13は起動シーケンス制御手段であり、前
記直流電動機4の起動時には前記位置検出手段6の出力
が得られないため、前記転流パルスと前記チョッピング
信号とを出力する。
【0019】14は正転用起動シーケンスパターン記憶
手段であり、起動時に前記ロータリー圧縮機5を正転さ
せるための前記転流パルスと前記チョッピング信号とを
記憶している。図2に前記正転用起動シーケンスパター
ンを示す。図2において、A+、B+、C+、A−、B
−、C−はそれぞれ、前記半導体スイッチ3a、3b、
3c、3d、3e、3fを動作させる前記転流パルスで
ある。また、チョッピングデューティは前記チョッピン
グデューティのオン/オフ比率である。
【0020】15は補正用起動シーケンスパターン記憶
手段であり、起動時に前記ロータリー圧縮機5を逆転さ
せるための前記転流パルスと前記チョッピング信号とを
記憶している。図3に前記補正用起動シーケンスパター
ンを示す。前記正転用起動シーケンスパターンのB+と
C+、B−とC−とを入れ換えた転流パルスであり、こ
のため、結線ミスによる前記ロータリー圧縮機の逆転運
転が生じた場合に前記補正用起動シーケンスパターンに
より正転で再起動することができる。
【0021】16は圧縮機温度センサであり、前記ロー
タリー圧縮機5の吐出管温度を検出する。17は回転方
向検出手段Aであり、一定時間t後の前記吐出管温度T
aとあらかじめ設定しておく吐出管基準温度Tbとを比
較することにより、前記ロータリー圧縮機5の運転方向
をTa≧Tbならば正転、Ta<Tbならば逆転である
と検出するとともに、逆転ならば後述する合成手段20
の出力を停止する。
【0022】18はパターン切り替え手段であり、前記
回転方向検出手段A17の出力により正転の場合には前
記正転用起動シーケンスパターン記憶手段14が記憶す
る前記転流パルスと前記チョッピング信号を、逆転の場
合には前記ロータリー圧縮機5が停止後前記補正用起動
シーケンスパターン記憶手段15が記憶する前記転流パ
ルスと前記チョッピング信号を前記起動シーケンス制御
手段13に出力する。
【0023】19は起動シーケンス運転部であり、前記
起動シーケンス制御手段13、前記正転用起動シーケン
スパターン記憶手段14、前記補正用起動シーケンスパ
ターン記憶手段15と、前記回転方向検出手段A17
と、前記パターン切り替え手段18とから構成される。
【0024】20は運転モード切り替え手段であり、起
動時には前記起動シーケンス制御手段13と後述する合
成手段21とを接続し、起動後は前記転流手段7と前記
チョッピング信号発生手段11とを前記合成手段21に
接続する。
【0025】21は合成手段であり、前記転流パルスと
前記チョッピング信号とを合成する。22はドライブ手
段であり、前記合成手段21の出力により前記インバー
タ回路3の半導体スイッチ3a〜3fをオン/オフさせ
る。
【0026】次に、前記起動シーケンス運転部19の動
作について図4のフローチャートを用いて説明する。
【0027】まず、STEP101で起動時ならば前記
運転モード切り替え手段20は前記起動シーケンス制御
手段13と前記合成手段21とを接続する。そして、S
TEP102で前記パターン切り替え手段18は前記正
転用起動シーケンスパターン記憶手段14が記憶する前
記転流パルスと前記チョッピング信号を前記起動シーケ
ンス制御手段13に出力することにより、前記ロータリ
ー圧縮機5は前記正転用起動シーケンスパターンで運転
される。
【0028】次に、STEP103で一定時間tが経過
するまで待機し、tが経過したならば、STEP104
に進む。そして、前記回転方向検出手段A17が吐出管
温度Taとあらかじめ設定しておく吐出管基準温度Tb
とを比較し、Ta≧Tbならば前記ロータリー圧縮機5
の運転方向は正転であるため終了する。Ta<Tbなら
ば逆転であるためSTEP105に進み、前記合成手段
20の出力を停止し、前記ロータリー圧縮機5を停止さ
せる。
【0029】そして、STEP106で前記パターン切
り替え手段18は前記補正用起動シーケンスパターン記
憶手段14が記憶する前記転流パルスと前記チョッピン
グ信号を前記起動シーケンス制御手段13に出力するこ
とにより、前記ロータリー圧縮機5は前記補正用起動シ
ーケンスパターンにより正転で再起動される。
【0030】このため、配線ミスによる逆転が生じて
も、再起動により正転させることが可能な圧縮機用電動
機制御装置を低コストで実現できる。
【0031】次に、本発明の実施例2について、図面を
参照しながら説明する。図5は本発明の実施例2の圧縮
機用電動機制御装置の全体構成図である。図5において
図1に示した実施例1の圧縮機用電動機制御装置の全体
構成図と同様の構成のものは同番号を付し、説明を省略
する。
【0032】23は圧縮機圧力センサであり、前記ロー
タリー圧縮機5の吐出圧力を検出する。24は回転方向
検出手段Bであり、起動直後の前記吐出圧力Paとあら
かじめ設定しておく吐出圧力Pbとを比較することによ
り、前記ロータリー圧縮機5の運転方向をPa≧Pbな
らば正転、Pa<Pbならば逆転であると検出するとと
もに、逆転ならば前記合成手段20の出力を停止し、前
記補正用起動シーケンスパターンにより圧縮機を再起動
する。
【0033】このため、配線ミスによる逆転が生じても
速やかに圧縮機を停止させ、正転で再起動させるため、
逆転による圧縮機の損傷を最低限に抑えることが可能な
圧縮機用電動機制御装置を実現できる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明の圧縮機用電動機制
御装置は、複数個の半導体スイッチ及びダイオードをブ
リッジ結線したインバータ回路と、前記インバータ回路
により動作する直流電動機と、前記直流電動機により駆
動されるロータリー圧縮機と、前記直流電動機の回転子
の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の
出力を基に前記インバータ回路の半導体スイッチの動作
を決定する転流パルスを出力する転流手段と、前記直流
電動機の回転数を可変にするチョッピングを行うための
チョッピング信号を発生するチョッピング信号発生手段
と、前記転流パルスと前記チョッピング信号とを合成す
る合成手段と、前記合成手段の出力により前記インバー
タ回路の半導体スイッチをオン/オフさせるドライブ手
段と、前記直流電動機の起動時には前記位置検出手段の
出力が得られないため、前記合成手段に前記転流パルス
と前記チョッピング信号を出力する起動シーケンス制御
手段と、起動時に前記ロータリー圧縮機を正転させるた
めの前記転流パルスと前記チョッピング信号を記憶する
正転用起動シーケンスパターン記憶手段と、起動時に前
記ロータリー圧縮機を逆転させるための前記転流パルス
と前記チョッピング信号を記憶する補正用起動シーケン
スパターン記憶手段と、前記ロータリー圧縮機の温度を
検出する圧縮機温度センサと、前記検出した圧縮機温度
とあらかじめ設定しておく圧縮機基準温度とを比較する
ことにより前記圧縮機が正転であるか逆転であるかを検
出するとともに、逆転ならば前記合成手段の出力を停止
する回転方向検出手段Aと、前記回転方向検出手段Aの
出力により逆転の場合には前記補正用起動シーケンスパ
ターン記憶手段が記憶する前記転流パルスと前記チョッ
ピング信号を前記起動シーケンス制御手段に出力するパ
ターン切り替え手段と、起動時には前記起動シーケンス
制御手段と前記合成手段とを接続し、起動後は前記転流
手段と前記チョッピング信号発生手段とを前記合成手段
に接続する運転モード切り替え手段とを設けることによ
り、前記回転方向検出手段Aが前記圧縮機温度により前
記ロータリー圧縮機の正転/逆転を検出し、配線ミスに
より前記ロータリー圧縮機が逆転している場合には、ま
ず、前記合成手段の出力を停止し前記ロータリー圧縮機
を停止させる。次に、前記起動シーケンス制御手段が、
前記補正用起動シーケンス記憶手段が記憶する前記転流
パルスと前記チョッピング信号を前記合成手段に出力す
ることにより前記ロータリー圧縮機が正転で再起動され
る。このため、配線ミスが生じても必ず前記ロータリー
圧縮機を正転させることが可能な圧縮機用電動機制御装
置を低コストに実現できる。
【0035】また、本発明の圧縮機用電動機制御装置
は、複数個の半導体スイッチ及びダイオードをブリッジ
結線したインバータ回路と、前記インバータ回路により
動作する直流電動機と、前記直流電動機により駆動され
るロータリー圧縮機と、前記直流電動機の回転子の位置
を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の出力を
基に前記インバータ回路の半導体スイッチの動作を決定
する転流パルスを出力する転流手段と、前記直流電動機
の回転数を可変にするチョッピングを行うためのチョッ
ピング信号を発生するチョッピング信号発生手段と、前
記転流パルスと前記チョッピング信号とを合成する合成
手段と、前記合成手段の出力により前記インバータ回路
の半導体スイッチをオン/オフさせるドライブ手段と、
前記直流電動機の起動時には前記位置検出手段の出力が
得られないため、前記合成手段に前記転流パルスと前記
チョッピング信号を出力する起動シーケンス制御手段
と、起動時に前記ロータリー圧縮機を正転させるための
前記転流パルスと前記チョッピング信号を記憶する正転
用起動シーケンスパターン記憶手段と、起動時に前記ロ
ータリー圧縮機を逆転させるための前記転流パルスと前
記チョッピング信号を記憶する補正用起動シーケンスパ
ターン記憶手段と、前記ロータリー圧縮機の圧力を検出
する圧縮機圧力センサと、前記検出した圧縮機圧力とあ
らかじめ設定しておく圧縮機基準圧力とを比較すること
により前記圧縮機が正転であるか逆転であるかを検出す
るとともに、逆転ならば前記合成手段の出力を停止する
回転方向検出手段Bと、前記回転方向検出手段Bの出力
により逆転の場合には前記補正用起動シーケンスパター
ン記憶手段が記憶する前記転流パルスと前記チョッピン
グ信号を前記起動シーケンス制御手段に出力するパター
ン切り替え手段と、起動時には前記起動シーケンス制御
手段と前記合成手段とを接続し、起動後は前記転流手段
と前記チョッピング信号発生手段とを前記合成手段に接
続する運転モード切り替え手段とを設けることにより、
前記回転方向検出手段Bが前記圧縮機圧力により前記ロ
ータリー圧縮機の正転/逆転を検出し、配線ミスにより
前記ロータリー圧縮機が逆転している場合には、まず、
前記合成手段の出力を停止し前記ロータリー圧縮機を停
止させる。次に、前記起動シーケンス制御手段が、前記
補正用起動シーケンス記憶手段が記憶する前記転流パル
スと前記チョッピング信号を前記合成手段に出力するこ
とにより前記ロータリー圧縮機が正転で再起動される。
このため、配線ミスが生じても速やかに前記ロータリー
圧縮機を停止させ、正転で再起動させるため、逆転によ
る前記ロータリー圧縮機の損傷を最低限に抑えることが
可能な圧縮機用電動機制御装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の圧縮機用電動機制御装置の
全体構成図
【図2】本実施例の正転用起動シーケンスパターンを示
す図
【図3】本実施例の補正用起動シーケンスパターンを示
す図
【図4】本実施例の起動シーケンス運転部のフローチャ
ート
【図5】本発明の実施例2の圧縮機用電動機制御装置の
全体構成図
【符号の説明】
3 インバータ回路 4 直流電動機 5 ロータリー圧縮機 6 位置検出手段 7 転流手段 11 チョッピング信号発生手段 13 起動シーケンス制御手段 14 正転用起動シーケンスパターン記憶手段 15 補正用起動シーケンスパターン記憶手段 17 回転方向検出手段A 18 パターン切り替え手段 20 運転モード切り替え手段 21 合成手段 22 ドライブ手段 23 圧縮機圧力センサ 24 回転方向検出手段B
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 秀雄 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 辻井 康浩 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の半導体スイッチ及びダイオード
    をブリッジ結線したインバータ回路と、前記インバータ
    回路により動作する直流電動機と、前記直流電動機によ
    り駆動されるロータリー圧縮機と、前記直流電動機の回
    転子の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手
    段の出力を基に前記インバータ回路の半導体スイッチの
    動作を決定する転流パルスを出力する転流手段と、前記
    直流電動機の回転数を可変にするチョッピングを行うた
    めのチョッピング信号を発生するチョッピング信号発生
    手段と、前記転流パルスと前記チョッピング信号とを合
    成する合成手段と、前記合成手段の出力により前記イン
    バータ回路の半導体スイッチをオン/オフさせるドライ
    ブ手段と、前記直流電動機の起動時には前記位置検出手
    段の出力が得られないため、前記合成手段に前記転流パ
    ルスと前記チョッピング信号を出力する起動シーケンス
    制御手段と、起動時に前記ロータリー圧縮機を正転させ
    るための前記転流パルスと前記チョッピング信号を記憶
    する正転用起動シーケンスパターン記憶手段と、起動時
    に前記ロータリー圧縮機を逆転させるための前記転流パ
    ルスと前記チョッピング信号を記憶する補正用起動シー
    ケンスパターン記憶手段と、前記ロータリー圧縮機の温
    度を検出する圧縮機温度センサと、前記検出した圧縮機
    温度とあらかじめ設定しておく圧縮機基準温度とを比較
    することにより前記圧縮機が正転であるか逆転であるか
    を検出するとともに、逆転ならば前記合成手段の出力を
    停止する回転方向検出手段Aと、前記回転方向検出手段
    Aの出力により逆転の場合には前記補正用起動シーケン
    スパターン記憶手段が記憶する前記転流パルスと前記チ
    ョッピング信号を前記起動シーケンス制御手段に出力す
    るパターン切り替え手段と、起動時には前記起動シーケ
    ンス制御手段と前記合成手段とを接続し、起動後は前記
    転流手段と前記チョッピング信号発生手段とを前記合成
    手段に接続する運転モード切り替え手段とからなる圧縮
    機用電動機制御装置。
  2. 【請求項2】 複数個の半導体スイッチ及びダイオード
    をブリッジ結線したインバータ回路と、前記インバータ
    回路により動作する直流電動機と、前記直流電動機によ
    り駆動されるロータリー圧縮機と、前記直流電動機の回
    転子の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手
    段の出力を基に前記インバータ回路の半導体スイッチの
    動作を決定する転流パルスを出力する転流手段と、前記
    直流電動機の回転数を可変にするチョッピングを行うた
    めのチョッピング信号を発生するチョッピング信号発生
    手段と、前記転流パルスと前記チョッピング信号とを合
    成する合成手段と、前記合成手段の出力により前記イン
    バータ回路の半導体スイッチをオン/オフさせるドライ
    ブ手段と、前記直流電動機の起動時には前記位置検出手
    段の出力が得られないため、前記合成手段に前記転流パ
    ルスと前記チョッピング信号を出力する起動シーケンス
    制御手段と、起動時に前記ロータリー圧縮機を正転させ
    るための前記転流パルスと前記チョッピング信号を記憶
    する正転用起動シーケンスパターン記憶手段と、起動時
    に前記ロータリー圧縮機を逆転させるための前記転流パ
    ルスと前記チョッピング信号を記憶する補正用起動シー
    ケンスパターン記憶手段と、前記ロータリー圧縮機の圧
    力を検出する圧縮機圧力センサと、前記検出した圧縮機
    圧力とあらかじめ設定しておく圧縮機基準圧力とを比較
    することにより前記圧縮機が正転であるか逆転であるか
    を検出するとともに、逆転ならば前記合成手段の出力を
    停止する回転方向検出手段Bと、前記回転方向検出手段
    Bの出力により逆転の場合には前記補正用起動シーケン
    スパターン記憶手段が記憶する前記転流パルスと前記チ
    ョッピング信号を前記起動シーケンス制御手段に出力す
    るパターン切り替え手段と、起動時には前記起動シーケ
    ンス制御手段と前記合成手段とを接続し、起動後は前記
    転流手段と前記チョッピング信号発生手段とを前記合成
    手段に接続する運転モード切り替え手段とからなる圧縮
    機用電動機制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100461611C (zh) * 2005-07-01 2009-02-11 国际整流器公司 启动无传感器马达的系统和方法

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