JPH0983396A - 受信機 - Google Patents

受信機

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JPH0983396A
JPH0983396A JP7256748A JP25674895A JPH0983396A JP H0983396 A JPH0983396 A JP H0983396A JP 7256748 A JP7256748 A JP 7256748A JP 25674895 A JP25674895 A JP 25674895A JP H0983396 A JPH0983396 A JP H0983396A
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JP
Japan
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clock signal
signal
external clock
input
internal
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Application number
JP7256748A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Murakami
佳裕 村上
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Priority to US08/708,326 priority patent/US6345175B1/en
Publication of JPH0983396A publication Critical patent/JPH0983396A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B15/00Suppression or limitation of noise or interference
    • H04B15/02Reducing interference from electric apparatus by means located at or near the interfering apparatus
    • H04B15/04Reducing interference from electric apparatus by means located at or near the interfering apparatus the interference being caused by substantially sinusoidal oscillations, e.g. in a receiver or in a tape-recorder
    • H04B15/06Reducing interference from electric apparatus by means located at or near the interfering apparatus the interference being caused by substantially sinusoidal oscillations, e.g. in a receiver or in a tape-recorder by local oscillators of receivers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、受信機において、複数台の受信機を
近接させて運用する際に局部発振器等の相互干渉により
生じるビートの発生を防止するようにする。 【解決手段】外部クロツクの供給を検出した際に、外部
クロツク信号が入力されたか否かに応じて、基準クロツ
ク信号とするクロツク信号を内部クロツク信号及び外部
クロツク信号の何方か一方に切り替えるようにした。外
部クロツク信号が入力された場合には、基準クロツク信
号を内部クロツク信号から外部クロツク信号に切り替え
れば、複数の受信機を近接させて運用する際に同一のク
ロツクを各受信機の基準クロツク信号として共有させる
ことができ、各受信機相互間において、局部発振信号の
偏差は生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術(図3及び図4) 発明が解決しようとする課題(図5〜図7) 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1及び図2) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は受信機に関し、例え
ばワイヤレス・マイクロホン・システムで用いられる受
信機に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、ワイヤレス・マイクロホン・シス
テムにおいては、送信機側で所望の音声を電気信号化し
て送信し、受信機側で受信した当該信号を音声信号に復
元してスピーカ等より出力するようになされている。こ
の種のワイヤレス・マイクロホン・システムの受信機と
して、図3に示すようなPLL(Phase Lock Loop) シン
セサイザ方式の受信機1がある。
【0004】受信機1は、アンテナ2で受信した無線信
号S1を帯域フイルタ3に入力して所定の周波数帯域を
抽出した後、高周波増幅器4で増幅する。帯域フイルタ
5は増幅された信号から再度所定の周波数帯域の信号を
抽出し、混合器6に送出する。混合器6は、局部発振信
号生成部7より供給される局部発振信号S2を用いて、
帯域フイルタ5から与えられる信号を周波数変換するこ
とにより帯域信号S3を形成し、帯域フイルタ8に送出
する。
【0005】帯域フイルタ8により更に周波数帯域の抽
出を施された帯域信号S3は、高周波増幅器9で増幅さ
れて混合器10に与えられる。混合器10は、局部発振
信号生成部7より供給される局部発振信号S4を用い
て、高周波増幅器9より与えられる帯域信号S3を周波
数変換することにより中間周波信号S5を形成し、中間
周波増幅器11に送出する。中間周波増幅器11で増幅
された中間周波信号S5は検波回路12で検波され、こ
のようにして音声信号S6が復元される。
【0006】ここで図4に示すように、局部発振信号生
成部7は、内部発振器13、分周器14及び15、PL
L(Phase locked loop )処理部16及び17で構成さ
れており、内部発振器13で生成した内部クロツク信号
S7を分周器14及び15でそれぞれ所定の周波数に分
周した後、PLL処理部16及び17にそれぞれ供給す
る。
【0007】PLL処理部16は、分周器14から与え
られる発振信号を位相比較回路18及び低域フイルタ1
9を介して電圧制御発振回路20に与えて所望の周波数
の局部発振信号S2を生成して混合器6(図3)に供給
する。このとき局部発振信号S2は、分周器21により
分周された後、位相比較回路18に帰還されて位相差の
検出が行われる。位相比較回路18は当該検出により検
出された位相差に応じた信号を生成して、低域フイルタ
19を介して電圧制御発振回路20に与えることにより
局部発振信号S2の周波数を修正させる。
【0008】このようにPLL処理部16は、入力され
る発振信号と当該発振信号に基づいて生成した局部発振
信号S2との位相差を検出し、検出結果に基づいて生成
する局部発振信号S2の周波数を修正するようにしたこ
とにより、安定度を保つた周波数でなる局部発振信号S
2を生成することができる。なお、PLL処理部17も
同様の構成、機能でなるため説明は省略する。
【0009】すなわち受信機1は無線信号S1を受信
し、局部発振信号7より供給される安定した2つの局部
発振信号S2及びS4を用いて、当該無線信号S1を元
の音声信号に復元して出力するようになされている。因
みに内部発振器13で生成される内部クロツク信号S7
は、例えばCPU等の制御回路(図示せず)にも供給さ
れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
受信機1においては、図5及び図6に示すように、複数
台の受信機1を近接させて使用したりアンテナ2を共用
して用いた場合、内部発振器13の生成する内部クロツ
ク信号S7や混合器6及び10に供給される局部発振信
号S2及びS4等の高周波信号が受信機1の筐体外部に
漏れて互いに干渉し合うことによりビートを発生する問
題がある。
【0011】このようなビートの発生を回避するため
に、受信機1A及び1Bのシールドを強化したり、アン
テナ2を共用している場合には受信機1A及び1B間に
アイソレータを挿入するなどして高周波信号の漏れを軽
減する方法が考えられているが、これらの方法により高
周波信号の漏れを完全に防ぐことは困難である。
【0012】ビートの発生は、同一周波数帯の局部発振
信号を用いている場合に顕著にあらわれる。すなわち図
7に示すように、例えば受信機1Aが850[MHz]、受信機
1Bが851[MHz]、受信機1Cが852[MHz]の局部発振周波
数を使用している場合、受信機1A及び1Bの局部発振
出力の相互変調により849[MHz]及び852[MHz]の周波数帯
域に高調波a及びbが発生する。高調波aの発生した周
波数帯域は受信機1Cの使用する局部発振周波数帯であ
り、当該高調波aの周波数と受信機1Cの局部発振周波
数との差分dによりビートが発生することになる。ま
た、同様に受信機1B及び1Cの相互変調により生じる
高調波によつて受信機1Aにもビートが発生する。受信
機1Bにおいても同様である。このようにビート周波数
は、異なる周波数の差分であるために各受信機1の局部
発振周波数が完全に同一であれば発生しないことにな
る。
【0013】ところが、局部発振信号の基準となる内部
クロツク信号S7には、それぞれの発振子である内部発
振器13(図4)の精度により偏差が生じる。例えば精
度が±5[ppm]である内部発振器13において850[MHz]の
局部発振周波数でなる発振信号を生成した場合、850[MH
z]±4.25[kHz] の偏差が生じることになる。完全な精度
を有する発振器を作ることは困難であるため、内部発振
器13より供給される内部クロツク信号S7を用いて生
成される局部発振周波数に偏差が生じることは実際上回
避することができない。また上述したような精度の偏差
により発生するビート周波数は可聴帯域内に落ち込む可
能性が大きく、問題をより深刻なものとしている。
【0014】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、複数台の受信機を近接させて運用する際に、局部発
振信号等の相互干渉により生じるビートの発生を防止す
ることができる受信機を提案しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、外部クロツク信号が入力されたか
否かに応じて、基準クロツク信号とするクロツク信号を
内部クロツク信号及び外部クロツク信号の何方か一方に
切り替えるようにした。
【0016】外部クロツク信号が入力された場合には、
基準クロツク信号を内部クロツク信号から外部クロツク
信号に切り替えれば、複数の受信機を近接させて運用す
る際に同一のクロツクを各受信機の基準クロツク信号と
して共有させることができ、各受信機相互間において、
局部発振信号の偏差は生じない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0018】図1において、30は全体として内部発振
器を示し、通常は内部で生成している内部クロツク信号
S12を基準クロツク信号CK1として分周回路14及
び15(図4)等に送出しているが、外部クロツク信号
S10の入力を検出すると内部クロツク信号S12の生
成を停止すると共に、内部クロツク信号S12と切り替
えて当該外部クロツク信号S10を基準クロツク信号C
K1として送出するようになされている。なおここで、
内部クロツク生成部60は内部発振器13(図4)に、
内部クロツク信号S12は内部クロツク信号S7(図
4)にそれぞれ対応している。
【0019】内部発振器30は端子31より入力される
外部クロツク信号S10を、バツフアとして配されたイ
ンバータ32、33及び34を介して分配させ、外部ク
ロツク信号検出部40及び切り替えスイツチ50へそれ
ぞれ送出する。
【0020】外部クロツク信号検出部40は外部クロツ
ク信号S10が入力された否かを検出して、切り替えス
イツチ50、停止制御部70及びリセツト信号発生部8
0に、『H』レベル又は『L』レベルでなる制御信号S
11を送出するようになされている。すなわち外部クロ
ツク信号検出部40は、入力される外部クロツク信号S
10の直流成分をコンデンサC1 により除去した後、ダ
イオードD1 及びD2 により整流する。コンデンサ
1 、C2 、抵抗R1 及びR2 は、整流された外部クロ
ツク信号S10を分圧及び平滑することにより直流電圧
1 に変換する。こうして得られた直流電圧V1 は、電
圧比較器41に与えられる。
【0021】電圧比較器41は抵抗R3 及びR4 により
分圧された電源電圧Vccを基準電圧として入力してお
り、当該基準電圧と直流電圧V1 とを比較することによ
り外部クロツク信号S10が入力されたか否かを判定
し、『H』レベル又は『L』レベルの制御信号S11を
送出する。このように分圧された電源電圧Vccを基準電
圧としたことにより、雑音レベル信号が入力された場合
でも当該雑音レベル信号は基準電圧以下であるために外
部クロツク信号S10が入力されたと誤認せず、誤動作
を防止し得る。なお、ここで抵抗R5 は当該電圧比較器
41の帰還抵抗である。また抵抗R6は、当該電圧比較
器41がオープンコレクタであるために設けられた負荷
抵抗である。
【0022】また切り替えスイツチ50は、内部クロツ
ク生成部60により生成されて端子51に入力される内
部クロツク信号S12と端子52に入力される外部クロ
ツク信号S10とを電圧比較器41から送出される制御
信号S11の電圧レベルに応じて切り替えて送出するよ
うになされている。すなわち、切り替えスイツチ50は
『L』レベルの制御信号S11を入力されることによ
り、端子51と端子53とを接続して内部クロツク生成
部60から供給される内部クロツク信号S12を送出
し、『H』レベルの制御信号S11を入力されることに
より端子52と端子53とを接続するように接続を切り
替えて外部クロツク信号S10を送出する。
【0023】内部クロツク生成部60は、一方をアース
接地した負荷容量でなるコンデンサC4 及びC5 の他方
を水晶振動子X1 の両端にそれぞれ接続している。また
当該水晶振動子X1 の両端にはインバータ61及び帰還
抵抗R7 が並列に接続されている。内部クロツク生成部
60は水晶振動子X1 で生成した発振信号をインバータ
61の出力端よりインバータ35を介し、内部クロツク
信号S12としてスイツチ50へ送出する。なお、水晶
振動子X1 の一端とインバータ61の出力端との間に
は、励振レベルの制限用として抵抗R8 が設けられてい
る。
【0024】さらに停止制御部70は、電圧比較器41
から送出される制御信号S11の電圧レベルに応じて、
内部クロツク生成部60による内部クロツク信号S12
の送出を停止させるようになされている。すなわち停止
制御部70は制御信号S11を抵抗R9 及びR10により
分圧し、トランジスタQ1 のベースに入力する。トラン
ジスタQ1 は制御信号S11が『H』レベルであつた場
合にオン状態となり、インバータ61への入力をアース
に短絡させて『L』レベルに固定させ、内部クロツク生
成部60により生成される内部クロツク信号S12の送
出を停止させる。
【0025】またリセツト信号発生部80は、電圧比較
器41から供給される制御信号S11の立ち上がり及び
立ち下がり時にリセツト信号S13を生成して送出す
る。これは、基準クロツク信号CK1が内部クロツク信
号S12より外部クロツク信号S10に切り替わる場
合、及びその逆の場合に一定時間だけ不定となる可能性
があり、当該基準クロツク信号CK1を供給されている
CPU(図示せず)が誤動作してしまう場合が考えられ
るためである。リセツト信号発生部80は、基準クロツ
ク信号CK1の切り替わり時にCPUにリセツト信号S
13を与えることにより当該誤動作の発生を防止するよ
うになされている。
【0026】すなわち、リセツト信号発生部80は入力
される制御信号S11が『H』レベルに立ち上がり時及
び『L』レベルに立ち下がり時にENOR(Exclusive
NOR)回路81より電圧レベル『H』のリセツト信号S
13を送出する。なお、抵抗R11及びコンデンサC6
当該リセツト信号S13のパルス幅を決定するために設
けられている。
【0027】内部発振器30は、このようにして切り替
えられた外部クロツク信号S10をバツフアとして設け
られたインバータ36及び37を介して分配し、基準ク
ロツク信号CK1として出力する。インバータ36を介
して出力される基準クロツク信号CK1は分周回路14
及び15(図4)に供給され、インバータ37を介して
出力される基準クロツク信号CK1及びリセツト信号S
13はCPU(図示せず)に与えられる。
【0028】なお、外部クロツク信号S10は、外部に
設けられた外部クロツク生成装置(図示せず)から供給
されるようになされている。因みに放送局及び撮影現場
等では当該外部クロツク生成装置に、内部発振器30を
有する受信機1を複数台接続するようにして運用され
る。このような外部クロツク生成装置はその筐体上に受
信機1を複数設置できるように十分な大きさを有してお
り、各受信機1を接続したままでの移動を容易にしてい
る。
【0029】以上の構成において、図2に内部発振器3
0のクロツク切り替えタイミングを示す。時刻T1以前
の外部クロツク信号S10が入力されていない場合で
は、外部クロツク信号検出部40において外部クロツク
信号S10は検出されない。このため電圧比較器41か
らは信号レベル『L』の制御信号S11が送出されてい
る。
【0030】『L』レベルの制御信号S11が入力され
ているため、スイツチ50は端子51及び53間を接続
している。これにより内部クロツク生成部60で生成し
た内部クロツク信号S12が基準クロツク信号CK1と
してインバータ36及び37を介して分周器14、15
(図4)及びCPU(図示せず)に送出されている。
【0031】この際、制御信号S11が『L』レベルで
あるため、停止制御部70のトランジスタQ1 はオフ状
態であり、内部クロツク生成部60を停止させない。ま
たリセツト信号発生部80は、入力される制御信号S1
1に立ち上がり又は立ち下がりの変化が無いため、送出
するリセツト信号S13が『L』状態のままである。
【0032】次に、時刻T1時点で外部クロツク信号S
10の入力が開始された場合、外部クロツク信号検出部
40において外部クロツク信号S10が検出され、電圧
比較器41から『H』レベルの制御信号S11が送出さ
れる。なお当該制御信号S11は、外部クロツク信号S
10の入力が停止されるまで『H』レベルの状態を維持
する。
【0033】『H』レベルの制御信号S11が入力され
たことにより、スイツチ50は端子52及び53間を接
続するように切り替えられる。これにより、端子52側
に入力された外部クロツク信号S10は基準クロツク信
号CK1としてインバータ36及び37を介して分周器
14、15(図4)及びCPU(図示せず)に送出され
る。
【0034】同時に、『H』レベルの制御信号S11が
入力されたことにより、停止制御部70のトランジスタ
1 がオン状態になり、内部クロツク生成部60を停止
させる。これにより、外部クロツク信号S10と内部ク
ロツク信号S12との相互干渉によりビートが発生する
ことを防止する。またリセツト信号発生部80は、制御
信号S11に立ち上がりの変化を検出して『H』状態の
リセツト信号S13を所定のパルス幅でCPU(図示せ
ず)に送出する。
【0035】さらに、時刻T2時点で外部クロツク信号
S10の入力が停止された場合、外部クロツク信号検出
部40において外部クロツク信号S10は検出されず、
電圧比較器41から『L』レベルの制御信号S11が送
出される。『L』レベルの制御信号S11が入力された
ことにより停止制御部70のトランジスタQ1 がオフ状
態になる。これにより内部クロツク生成部60の停止が
解除され、内部クロツク生成部60は再び内部クロツク
信号S12を生成し端子51に送出する。
【0036】『L』レベルの制御信号S11が入力され
たことにより、スイツチ50は端子51及び53間を接
続するように切り替えられる。これにより、端子51側
に入力された内部クロツク信号S12が再び基準クロツ
ク信号CK1としてインバータ36及び37を介して分
周器14、15(図4)及びCPU(図示せず)に送出
されるようになる。またリセツト信号発生部80は、外
部クロツク信号S10の停止により制御信号S11に立
ち下がりの変化を検出して『H』レベルのリセツト信号
S13を所定のパルス幅でCPU(図示せず)に送出す
る。
【0037】このように内部発振器30は、外部クロツ
ク信号S10の入力を検出して外部クロツク信号S10
を内部クロツク信号S12と切り替え、当該外部クロツ
ク信号S10を基準クロツク信号CK1として受信機1
(図1)内の各部に供給するようにしたことにより、複
数の受信機1に単一の基準クロツク信号CK1を共有さ
せることができる。かくして、単一の基準クロツク信号
を用いたことにより、従来のように各受信機1内のクロ
ツクの精度から生じるビート周波数を0にすることがで
きる。
【0038】以上の構成によれば、外部クロツク信号S
10の入力を検出して当該外部クロツク信号S10を内
部クロツク信号S12と切り替える内部発振器30を設
けて、複数の受信機1を当該外部クロツク信号S10で
なる同一の基準クロツク信号CK1により動作させるよ
うにしたことにより、複数台の受信機1を近接させて運
用する際に生じるビートを防止することができる受信機
1が実現できる。
【0039】なお上述の実施例においては、基準クロツ
ク信号CK1を、内部で生成した内部クロツク信号S1
2から外部クロツク信号S10に切り替える内部発振器
30を有する受信機1について述べたが、本発明はこれ
に限らず、受信機1と同様に内部発振器30を備えた送
信機と併用することにより、中継器として用いてもよ
い。
【0040】すなわち、受信機1と送信機とを一台ずつ
で一組とし、これを複数組、外部クロツク信号を生成す
る生成装置に並列に接続し、送信されてきた無線信号を
受信機1で受信した後に送信機で送信するようにする。
このように受信機1及び送信機を同一の基準クロツク信
号CK1で動作させるようにしたことにより、受信機1
の局部発振周波数と送信機の送信周波数との干渉により
発生するビート周波数を防止することができる中継器が
実現できる。
【0041】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、外部クロ
ツク信号の入力を検出した際に、基準クロツク信号を内
部クロツク信号から当該外部クロツク信号に切り替える
ようにしたことにより、外部クロツク信号を基準クロツ
ク信号として複数の受信機で共有し各受信機を同一のク
ロツク信号で動作させることができる。かくして複数台
の受信機を近接させて運用する際に、使用する基準クロ
ツク信号を同一のクロツクに切り替えることによりビー
トの発生を防止することができる受信機を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による内部発振器を示す回路
図である。
【図2】クロツク信号の切り替えタイミングを示すタイ
ミング図である。
【図3】従来の受信機を示すブロツク図である。
【図4】局部発振信号生成部を示すブロツク図である。
【図5】局部発振信号の相互干渉を説明するために供す
る略線図である。
【図6】局部発振信号の相互干渉を説明するために供す
る略線図である。
【図7】ビート周波数の発生を説明するために供する図
表である。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C……受信機、2……アンテナ、
3、5、8……帯域フイルタ、4、9……高周波増幅
器、6、10……混合器、7……局部発振信号生成部、
11……中間周波増幅器、12……検波回路、13、3
0……内部発振器、14、15、21……分周器、1
6、17……PLL処理部、18……位相比較回路、1
9……低域フイルタ、20……電圧制御発振回路、3
1、51、52、53……端子、32、33、34、3
5、36、37、61……インバータ、40……外部ク
ロツク信号検出部、41……電圧比較器、50……切り
替えスイツチ、60……内部クロツク生成部、70……
停止制御部、80……リセツト信号発生部、81……E
NOR回路、R1 〜R11……抵抗器、C1 〜C6 ……コ
ンデンサ、D1 、D2 ……ダイオード、Q1 ……トラン
ジスタ、X1 ……水晶発振器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準クロツク信号に基づいて生成した局部
    発振信号を用いて送信機側より送信される無線信号の周
    波数を変換して中間周波信号を形成し、当該中間周波信
    号を検波することにより音声信号を復元する受信機にお
    いて、 外部クロツク信号が入力されない場合は内部クロツク信
    号を上記基準クロツク信号として選択し、 上記外部クロツク信号が入力された場合は当該外部クロ
    ツク信号を上記基準クロツク信号として選択することを
    特徴とする受信機。
  2. 【請求項2】上記受信機は、 上記内部クロツク信号を生成する内部クロツク生成手段
    と、 上記外部クロツク信号が入力されたか否かを検出する検
    出手段と、 上記検出手段により、上記外部クロツク信号の入力を検
    出した場合は当該外部クロツク信号を上記基準クロツク
    信号として選択し、上記外部クロツク信号の入力が検出
    されない場合は上記内部クロツク信号を上記基準クロツ
    ク信号として選択するスイツチ切り替え手段と、 上記検出手段により上記外部クロツク信号の入力を検出
    した場合、上記内部クロツク信号の生成を停止させる停
    止手段とを具えることを特徴とする請求項1に記載の受
    信機。
  3. 【請求項3】上記外部クロツク信号の入力開始時及び入
    力停止時に、上記受信機を制御する制御手段に所定のパ
    ルス幅でなるリセツト信号を送出するリセツト手段を具
    えたことを特徴とする請求項1に記載の受信機。
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