JPH0982653A - Cvd装置 - Google Patents

Cvd装置

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JPH0982653A
JPH0982653A JP26483295A JP26483295A JPH0982653A JP H0982653 A JPH0982653 A JP H0982653A JP 26483295 A JP26483295 A JP 26483295A JP 26483295 A JP26483295 A JP 26483295A JP H0982653 A JPH0982653 A JP H0982653A
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茂 水野
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
    • C23C16/455Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating characterised by the method used for introducing gases into reaction chamber or for modifying gas flows in reaction chamber
    • C23C16/45519Inert gas curtains
    • C23C16/45521Inert gas curtains the gas, other than thermal contact gas, being introduced the rear of the substrate to flow around its periphery

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CVD装置において、生産性を高め、良好か
つ安定した成膜分布、膜抵抗の再現性を得る。 【解決手段】 CVD装置において、反応室12に設けら
れた基板保持体13上に配置された基板14の周囲に配置さ
れ、かつ基板の外周縁部を覆うようにされたリング状部
材を設け、成膜工程時に基板保持体とリング状部材との
間の隙間を通して不活性ガスをパージガスとして基板の
外周縁付近に吹き出すように構成され、さらに上記リン
グ状部材が少なくとも2つのリング板31,32 を重ねて形
成され、かつ2つのリング板の隙間を通して不活性ガス
を基板の外周縁付近に吹き出すようにする。2つのリン
グ板の間には0.1〜3mmの隙間が形成されることが好
ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCVD装置に関し、
特に、CVD法(化学的気相成長法)により基板表面に
タングステン、窒化チタン、銅等の薄膜を形成する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年半導体の高集積化が進むにつれ、そ
の製造方法も変化しつつある。特に配線材料(例えばA
l,Ti,TiNなど)の薄膜形成は、これまでスパッ
タリング法によって行われてきたが、微細ホール部分の
埋込みはホール径が縮小し、その径に対する深さの比
(アスペクト比)が1を超えた段階でのスパッタリング
法による埋込みが非常に困難となってきた。その結果、
ホール部分で断線が起こりやすく、デバイスの信頼性を
維持することが難しくなっている。
【0003】現在、微細ホール埋設を巡ってCVD法に
よる薄膜形成、とりわけタングステン(W)薄膜が注目
されている。このCVD法によれば集積度が16M(メ
ガ)以降のデバイス中に使用されるアスペクト比2以上
のホールにおいても良好な段差被覆性で薄膜を形成する
ことができ、デバイスの信頼性を大幅に向上することが
可能となる。
【0004】図2を参照して従来のタングステン膜形成
用CVD装置を説明する。図2は当該CVD装置の要部
構造を示す。図示されない真空ポンプで排気されて内部
が減圧状態になっている反応容器11内の反応室12に
設置された基板保持体13上に基板14が配置される。
基板保持体13は、反応容器11の下壁15に気密に取
り付けられた石英窓16を通して加熱ランプ17により
光照射によって加熱される。基板14は、基板保持体1
3からの熱伝導によって加熱される。基板14の温度制
御は、基板保持体13の温度が熱電対18によって測定
され、その測定信号が加熱ランプ制御部(図示されず)
にフィードバックされることによって、行われる。基板
保持体13上に配置された基板14は、その外周縁部
が、その上側に配置されたリング板19によって覆われ
る。リング板19は、その内周縁部が基板14の外周縁
部に上下の空間的位置関係において重なるように配置さ
れる。リング板19は、複数箇所を支持部20で支持さ
れ、かつ支持部20が上下動するように構成されること
によって、リング板19自体が昇降動作を行うように設
けられる。リング板19の周囲には、さらに反応容器1
1の下壁に固定されたシールドリング21が設けられ
る。リング板19が下方位置にあるとき、リング板19
の外縁部全周の下部は、シールドリング21の上端全周
に接触する。またリング板19およびその支持部20の
内部には、温度を下げることによってリング板19への
膜付着をできるだけ少なくするための冷却通路22が形
成され、この冷却通路22には例えば水等の冷却媒体が
矢印23のごとく流れる。これにより、リング板19の
温度は、膜付着が起こらない程度の好ましい一定温度に
保持される。
【0005】一方、基板14の上方位置には基板14に
対向したガス供給部24が配置される。ガス供給部24
より反応ガス25が反応室内に導入され、基板14の表
面に所望の膜が形成される。成膜工程で生成された未反
応ガスおよび副生成ガスは、排気部26を通して外部へ
排気される。
【0006】また、反応ガスがリング板19と基板14
および基板保持体13との間の隙間に入り込んで基板1
4の縁・裏面や基板保持体13の裏面にW膜が付着しな
いように、リング板19は、その下面と基板14の外縁
表面とが一定距離(隙間A)に保たれるように基板14
の外周囲付近に配置され、さらにリング板19と基板保
持体13の隙間および上記隙間Aを通して、下側から供
給された不活性ガスをパージガスとして吹き出してい
る。不活性ガスは、反応ガスが上記隙間に侵入するのを
阻止する作用を有する。27は、上記不活性ガスを供給
するためのパージガス供給装置である。不活性ガスはリ
ング板19と基板保持体13との間からのみ吹き出るよ
うに、リング板19の外周縁部はシールドリング21に
圧接され、密閉状態が形成される。
【0007】上記のような従来のCVD装置で多数の基
板を処理する場合、基板は成膜処理終了後、次の基板と
交換され、1つの反応室内で1枚ずつか、または複数枚
ずつ、次々と連続して処理されていく。毎回の基板処理
条件であるガス流量、圧力、温度などは常に一定に保持
される。
【0008】成膜条件は、通常、成膜ガス流量として水
素H2 =300〜1000sccm、六フッ化タングステン
WF6 =50〜200sccm、成膜圧力は30〜100To
rr、成膜温度は400〜500℃であり、膜の用途によ
って成膜条件が定まる。膜の用途に応じた成膜条件とし
ては、例えば、ホール埋込み膜ではH2 /WF6 の比が
小さく、温度は低い400℃程度が有利であるとか、あ
るいは配線用膜では逆にH2 /WF6 の比を大きくし、
できるだけ高温で成膜することによって膜応力を低下さ
せるとか、である。また通常、成膜の前に核形成の成膜
ステップが設けられ、通常の条件として成膜ガス流量と
してWF6 =5〜10sccm,SiH=1〜4sccm、成膜
圧力は0.1〜5Torr、成膜温度は400〜500℃で
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のCVD装置で
は、各基板に対して繰返して成膜を行うことによって、
当該基板以外のリング板19へのW膜28の付着を引き
起こす。リング板19への付着したW膜28の堆積量が
増加すると、剥れなどを生じ、半導体生産で歩留り低下
の最大原因である微小なゴミすなわちパーティクルを発
生し、問題となる。W膜の成膜は成膜反応が生じる所定
温度以上であれば起こるので、リング板19へのW膜付
着の原因は、リング板19が上記所定温度以上の部分を
有すること、および反応ガスにさらされる部分を有する
こと、に存する。特に従来装置では、リング板の基板近
傍である内縁部付近に、顕著なW膜付着が起きていた。
【0010】またリング板へのW膜付着は、リング板の
近傍に位置する基板外周部での成膜速度を低下させ、成
膜の分布劣下を引き起こす原因となっていた。リング板
での成膜反応は、基板外周部の近傍で成膜反応が基板上
と同様に行われていることになり、基板外周付近での反
応副生成物の増加による成膜反応の抑制や、リング板上
での反応ガス(特にWF6 ガス)の消費によるガス供給
不足等を引き起こす。このため基板における成膜分布が
徐々に劣化すると考えられる。
【0011】リング板へのW膜付着に対する従来の対策
としては、各基板の処理ごとに、プラズマによるRIE
クリーニングや強反応制ガスによるケミカルエッチング
等を行い、クリーニングによって付着したW膜を除去し
ていた。しかし、この方法では、成膜時間の他にクリー
ニング時間がプロセス時間として必要となり、処理時間
が全体として長くなり、単位時間当りの基板処理量が低
下する。また使用ガスによっては排ガス処理設備に莫大
な投資を必要とする等、生産性の点で問題があった。
【0012】またRIEクリーニングや強反応性ガスを
用いたクリーニングでは、上記の問題以外に、プラズマ
や反応性ガスによってチャンバ内の部品が損傷を受け、
そのためチャンバ内の部品の劣化や摩耗が激しく、部品
交換の頻度が多くなり、生産コストが増大するという問
題があった。
【0013】さらに、上記クリーニングガスの処理でも
特別な排ガス処理施設を設置して行う場合が多く、その
ような場合、排ガス処理施設の設置や保守費用が増大し
て生産性を下げる。
【0014】本発明の目的は、上記の問題を解決するこ
とにあり、生産性を高め、良好かつ安定した成膜分布、
膜抵抗の再現性を得ることができるCVD装置を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段および作用】第1の本発明
(請求項1に対応)に係るCVD装置は、上記目的を達
成するため、反応室に設けられた基板保持体上に配置さ
れた基板の周囲に配置され、かつ基板の外周縁部を覆う
ようにされたリング状部材を設け、成膜工程時に基板保
持体とリング状部材との間の隙間を通して不活性ガスを
パージガスとして基板の外周縁付近に吹き出すように構
成され、上記リング状部材は少なくとも2つの板状部材
(リング板)を隙間を設けて重ねることにより形成さ
れ、かつ2つの板状部材の隙間を通して不活性ガスを基
板の外周縁付近に吹き出すように構成される。少なくと
も2つの板状部材の間には0.1〜3mmの隙間が形成さ
れることが好ましい。
【0016】第2の本発明(請求項2に対応)に係るC
VD装置は、上記第1の発明において、下側の板状部材
の上部表面は、上側の板状部材によって覆われるように
構成される。
【0017】第3の本発明(請求項3に対応)に係るC
VD装置は、上記第1の発明において、不活性ガスをリ
ング状部材の内縁の円周に沿って均一に吹き出すように
構成される。
【0018】第4の本発明(請求項4に対応)に係るC
VD装置は、上記第1の発明において、不活性ガスが、
ヘリウムガス、アルゴンガス、キセノンガス、クリプト
ンガスのうちいずれかであるように構成される。
【0019】本発明によるCVD装置では、基板は従来
通り成膜処理され、さらにパーティクル発生や分布劣下
などの原因であったリング状部材の膜付着が抑制され
る。すなわち、リング状部材を構成する少なくとも2枚
のリング板のうち、基板の成膜中、反応ガスに露出され
るリング板は最外部に位置するリング板のみであり、最
外部のリング板上にW膜が成膜すると、分布が劣化す
る。しかし、このリング板は、加熱された基板保持体に
直接向かい合っていないこと、リング板とリング板との
間には隙間が形成され、直接に接触がなく、減圧下とい
うこともあって熱伝導が遅く断熱されていること、さら
に、当該隙間に不活性ガスを流すことによって、基板成
膜中における反応ガスの侵入を防ぐと共に、リング板を
冷却していることから、従来のように、成膜が起こる温
度まで温度が上昇せず、従来起こっていたリング状部材
への成膜が非常に抑制され、分布の劣下が抑制される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0021】図1は、本発明によるCVD装置の実施形
態を示す要部断面図を示す。図1において、図2で説明
した要素と実質的に同一の要素には同一の符号を付し、
詳細な説明は省略する。反応容器11の内部には反応室
12が形成され、この反応室12に、基板14を載置す
るための基板保持体13、ガス供給部24、前述のリン
グ板19に相当するリング状部材を構成する例えば2枚
のリング板31,32の組、リング板31を支持する複
数の支持部20、シールドリング21が設けられる。基
板保持体13上の基板14は、基板保持体内に設けられ
た静電吸着機構あるいは真空チャック機構(図示され
ず)によって固定される。リング板31,32からなる
リング状部材は、基板14の外周縁部との間で所要の隙
間を形成するために、基板の上側に配置される。反応容
器11には、真空ポンプ(図示せず)につながる排気部
26が形成され、さらにその下壁に石英窓16が設けら
れる。石英窓16の下側には、基板保持体13を加熱す
るための加熱ランプ17が配置される。ガス供給部24
にはガス供給管33が接続され、外部から反応ガス25
が供給され、反応室12に反応ガスを導入する。下側の
リング板31およびリング板の支持部20の内部には冷
却通路22が形成され、この冷却通路22には外部から
冷却媒体が供給される。本実施形態での冷却媒体は例え
ば50〜85℃の温水である。リング板31,32への
成膜範囲を基板近傍に限定するため、これらのリング板
はW成膜が起こらない程度の一定温度に保たれる。また
基板保持体13には熱電対18が付加される。
【0022】成膜工程では、図示しない搬送機構によっ
て反応室12内に搬送された基板14が基板保持体13
の上面に配置され、かつ反応室12は真空ポンプによっ
て排気され減圧状態に維持されている。基板14の上側
であってその周縁部にリング状部材が配置される。
【0023】本実施形態では、リング状部材は、隙間B
をあけて上下に重ねられた2つのリング板31,32に
よって構成され、リング板31,32の内縁の下面と基
板14の外周縁の表面とが円周に沿って一定の距離(例
えば0.1〜0.5mm)に保たれている。リング板3
1,32の間の隙間は、不活性ガスを通すための例えば
0.1〜3mmの隙間である。上側のリング板32は下側
のリング板31を覆う形状を有している。リング板3
1,32の間に隙間を設けることによってリング状部材
の断熱効果を高めることができる。
【0024】パージガス供給装置27によって、基板保
持体13の周囲空間にパージガスとして不活性ガスが供
給される。また同時に、パージガス供給装置27から供
給される不活性ガスは、ガス供給管35、バルブ34を
介して2つのリング板31,32の間の隙間Bにも導入
される。下側のリング板31と基板保持体13との隙間
から吹き出す不活性ガス、および下側リング板31と上
側リング板32との間の隙間から吹き出す不活性ガスに
よって、下側リング板31では、反応室内に導入された
反応ガスにさらされないため、従来W膜が付着し易かっ
た基板に近いその内周部にW膜の付着がなくなり、また
上側リング板32では、従来のリング板の温度よりも格
段に温度が低く維持されるため、W膜の付着量も格段に
減少する。なおバルブ34の開度を調整することによっ
て、最適な不活性ガスの吹出し量を調整することができ
る。
【0025】下側リング板31と上側リング板32の隙
間に供給される不活性ガスの流量が十分大きければ、不
活性ガスはリング板31,32の内周に沿って均一に吹
き出され、W膜の付着に関する効果もリング板31,3
2の内周に沿って均一に得られる。
【0026】上記実施形態で、例えば、不活性ガス(A
rガス)の流量100〜500sccmに対し、リング板3
1,32の隙間の間隔は0.1〜0.5mmである。隙間
としては0.2mm程度がもっとも望ましい。
【0027】なお不活性ガスが、基板14および基板保
持体13と、2つのリング板31,32からなるリング
状部材との間からのみ吹き出るようにするため、リング
板31の外周部がシールドリング21によって密閉され
る。またリング板31,32の間も気密に保たれてお
り、不活性ガスは基板4の近傍の2つのリング板31,
32の間の隙間からのみ吹き出す。この場合、不活性ガ
スの吹出し方向が基板の表面に対してほぼ垂直になるよ
うに、2つのリング板31,32の隙間の開口部が形成
されている。なお、2つのリング板31,32の隙間の
開口部によるガスの吹出し方向は任意に設計することが
できる。
【0028】以上の構成によって、通常の成膜条件によ
っても、リング板32上へのW膜の成膜は従来の1/1
0〜1/20に減少し、基板14において良好な成膜分
布の再現性が得られた。
【0029】W膜形成条件としては、 核形成ステップ WF6 /SiH4 =10/2sccm 1.5Torr H2 =1000sccm 10 sec 厚膜形成ステップ WF6 /H2 =100/1000 s
ccm 40Torr 120sec であり、約0.6μmの膜厚のW膜が基板上に形成され
る。
【0030】上記実施形態によれば、上側のリング板3
2の上面へのW膜付着量が従来に比べ各段に減少し、リ
ング板31,32の交換のためのメンテナンスサイクル
も従来の2倍以上になる。従って、従来1000枚処理
ごとにリング板を交換していたのに対して、2000枚
処理ごとの交換で済むようになった。
【0031】なお不活性ガスの種類としては、好ましく
は、ヘリウムガス、アルゴンガス、キセノンガス、クリ
プトンガスのうちいずれかが使用される。またリング状
部材を構成するリング板の枚数は2枚に限定されず、2
枚よりも多くすることもできる。リング板の枚数が増
え、それらの重なりが増すほど断熱効果、および冷却効
果が高くなる。なお隣合う2枚のリング板の間では、下
位のリング板の上面が上位に位置するリング板によって
覆われるように構成されることが好ましい。
【0032】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、CVD装置による基板成膜において、基板の外周
縁部に配置されるリング状部材を、重ね合わされた少な
くとも2枚のリング板で構成し、かつリング板の間の隙
間に不活性ガスを流し、基板の外周縁部近傍に吹出すよ
うにしたため、生産性を高め、良好かつ安定した成膜分
布、膜抵抗の再現性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るCVD装置の実施形態を示す要部
縦断面図である。
【図2】従来のCVD装置の一例を示す要部縦断面図で
ある。
【符号の説明】
11 反応容器 12 反応室 13 基板保持体 14 基板 16 石英窓 17 加熱ランプ 21 シールドリング 27 パージガス供給装置 31,32 リング板 33 ガス供給管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板保持体上に配置された基板の周囲
    に、前記基板の外周縁部を覆うように配置されたリング
    状部材を設け、成膜工程時に前記基板保持体と前記リン
    グ状部材との間の隙間を通して不活性ガスを前記基板の
    外周縁付近に吹き出すようにしたCVD装置において、 前記リング状部材は、少なくとも2つの板状部材を隙間
    を設けて重ねて構成され、前記2つの板状部材の間の前
    記隙間を通して不活性ガスを前記基板の外周縁付近に吹
    き出すようにしたことを特徴とするCVD装置。
  2. 【請求項2】 下側の前記板状部材の上部表面は、上側
    の前記板状部材によって覆われることを特徴とする請求
    項1記載のCVD装置。
  3. 【請求項3】 前記不活性ガスは前記リング状部材の内
    縁の円周に沿って均一に吹き出すようにしたことを特徴
    とする請求項1記載のCVD装置。
  4. 【請求項4】 前記不活性ガスは、ヘリウムガス、アル
    ゴンガス、キセノンガス、クリプトンガスのうちいずれ
    かであることを特徴とする請求項1記載のCVD装置。
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