JPH098253A - 薄膜キャパシタ及びその製造方法 - Google Patents

薄膜キャパシタ及びその製造方法

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JPH098253A
JPH098253A JP8122636A JP12263696A JPH098253A JP H098253 A JPH098253 A JP H098253A JP 8122636 A JP8122636 A JP 8122636A JP 12263696 A JP12263696 A JP 12263696A JP H098253 A JPH098253 A JP H098253A
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新太郎 山道
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐シリコン拡散導電層及び耐酸化性導電層を
下部電極とする薄膜キャパシタにおいて、耐シリコン拡
散導電層が高誘電率層を形成する際に酸化されて接触抵
抗が低下し、容量密度が低下していた。これを防止する
ために、下部電極側面全体に大きな側壁絶縁スペーサを
設けていたが、集積度が低下していた。 【解決手段】 シリコン基板1上にコンタクトホールC
ONTを有する絶縁層2を設ける。耐シリコン拡散導電
層4、耐酸化性導電層5よりなる下部電極層を設け、そ
の上に高誘電率層6及び上部電極層7を設ける。耐シリ
コン拡散導電層4は小さなその側面のみを覆う側壁絶縁
スペーサ8によって高誘電率層6から隔離されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダイナミックランダ
ムアクセスメモリ(DRAM)のメモリセルのスタック
ドキャパシタとして用いられる薄膜キャパシタ及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、DRAMセルにおいては、スタックドキャパシタ
は、ポリシリコンよりなる下部電極、ポリシリコンより
なる上部電極、及びこれらの間に酸化シリコン、あるい
は酸化シリコン/窒化シリコン/酸化シリコン(ON
O)よりなるキャパシタ誘導体層よりなる。この場合、
酸化シリコンあるいはONOの誘電率は比較的小さい。
【0003】最近、DRAMの微細化に伴い、スタック
ドキャパシタも微細化している。特に、0.3〜0.3
5μmルールを採用する256MbDRAMでは、酸化
シリコンもしくはONOをキャパシタ誘電体層として用
いると、その厚さは4nm以下となり、製造が困難であ
る。従って、スタックドキャパシタの容量を大きくする
ために、キャパシタ誘電体層としてたとえばSiTiO
3あるいは(Ba,Sr)TiO3(BST)よりなる高
誘電率層を用いているようになった。
【0004】図51は第1の従来の薄膜キャパシタを示
す断面図である。図51において、1は低抵抗のN型単
結晶シリコン基板、2は酸化シリコンよりなる絶縁層で
あって、そのコンタクトホールCONT内にはN型ポリ
シリコンプラグ3が埋め込められている。ポリシリコン
プラグ3上には、高融点金属たとえばTiNよりなる耐
シリコン拡散導電層4及び貴金属あるいは導電性酸化物
たとえばPtあるいはRuO2よりなる耐酸化性導電層
5が下部電極層として形成されている。また、下部電極
層を覆うようにSrTiO3もしくはBSTよりなる高
誘電率層6が形成され、さらに、その上に上部電極層7
が形成されている(参照:P-Y. Lesaicherre et al.,
"A Gbit-scale DRAM stacked capacitor technology wi
th ECR MOCVD SiTiO3and RIE patterned Ruo2/TiN stor
age nodes", IEDM, pp.831-834, 1994). この場合、貴
金属は高誘電率層6を形成するための酸素雰囲気におけ
る酸素とほとんど反応せず、従って、貴金属あるいは導
電性酸化物と高誘電率層6との間には低誘電率の貴金属
の酸化物はほとんど発生しない。このように、貴金属あ
るいは導電性酸化物は耐酸化性導電層6として作用す
る。
【0005】しかしながら、貴金属あるいは導電性酸化
物は、450℃のような低温度においても、シリコンと
反応として低誘電率の金属シリサイドを生成する。この
ため、高融点金属が貴金属あるいは導電性酸化物とポリ
シリコンプラグ3との間に挿入され、貴金属あるいは導
電性酸化物がポリシリコンプラグ3と直接接触しないよ
うにしている。この場合、高融点金属が貴金属は600
℃の温度ではシリコンとほとんど反応せず、従って、高
融点金属シリサイドはほとんど生成されない。従って、
高融点金属は耐シリコン拡散導電層として作用する。な
お、耐酸化性導電層としても耐シリコン拡散導電層とし
ても作用する導電層は現在発見されていない。
【0006】しかしながら、図51に示すスタックドキ
ャパシタにおいては、高誘電率層6が有機金属CVD
(MOCVD)法により成長するときに、図51の矢印
Xに示すごとく、耐シリコン拡散導電層4の高融点金属
が酸素にさらされている。従って、高融点金属は酸素と
容易に反応して酸化される。この場合、高融点金属の酸
化度はMOCVD法の温度に依存する。すなわち、図5
3の従来1に示すごとく、MOCVD温度が550℃よ
り高くなると、ポリシリコンプラグ3と下部電極層
(4,5)との間の接触抵抗が著しく低下し、従って、
スタックドキャパシタの容量密度が著しく低下するとい
う課題がある。
【0007】図52は第2の従来の薄膜キャパシタを示
す断面図である。図52においては、下部電極層(4,
5)の側壁全体に側壁絶縁スペーサ8が高誘電率層6の
形成前に形成されている(参照:T.Emori et al., "A n
ewly Designed Planar Stacked Capacitor Cell with H
igh dielectirc Constant Film for 256Mbit DRAM",IED
M, pp. 631-634, 1993)。従って、高誘電率層6がRF
スパッタリング法により成長しても、高融点金属よりな
る耐シリコン拡散導電層4は側壁絶縁スペーサ8によっ
て覆われており、従って、高融点金属は酸化されにく
い。すなわち、図53の従来2に示すごとく、RFスパ
ッタリング温度が550℃以上になっても、接触抵抗は
増加せず、また、スタックドキャパシタの容量密度は減
少よりむしろ増加している。これは、RFスパッタリン
グ温度が高ければ、高誘電率層6の結晶特性が改良され
るからである。
【0008】しかしながら、図52に示すスタックドキ
ャパシタにおいては、側壁絶縁スペート8の存在のため
に、スタックドキャパシタの横方向長さが増加し、集積
度が低下するという課題がある。特に、0.2μmを採
用する1GビットDRAMにおいては、高誘電率層の物
理的サイズが制限されているので、下部電極層をより立
体化しなければならない。また、耐酸化性導電層の厚さ
が小さく、従って、高誘電率層との接触面積が小さくな
り、大きな容量が期待できないという課題もある。従っ
て、本発明の目的は、高誘電率層を有する高集積度のキ
ャパシタを提供することにある。他の目的は上述のキャ
パシタの製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明は、シリコン基板、コンタクトホールを有す
る絶縁層、耐シリコン拡散導電層及び耐酸化性導電層よ
りなる下部電極層、上部電極層、及びこれら電極層間の
高誘電率層を有するキャパシタにおいて、耐シリコン拡
散導電層をコンタクトホール上もしくはコンタクトホー
ル内に設けると共に、高誘電率層より隔離する。また、
高誘電率層は耐酸化性導電層の上面上及び側面上に形成
される。すなわち、大きな側壁絶縁スペーサを用いるこ
となく(たとえ用いても側壁絶縁スペーサは小さい)、
耐シリコン拡散導電層を高誘電率層より効率的に隔離す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る薄膜キャパシ
タの第1の実施の形態を示す断面図である。図1におい
ては、1は約0.1Ω・cmの低抵抗N型単結晶シリコン
基板、2は約600nm厚さの酸化シリコンよりなる絶
縁層であって、そのコンタクトホールCONT内にはり
んが導入されたN型ポリシリコンプラグ3が埋め込めら
れている。ポリシリコンプラグ3上には、高融点金属た
とえばTiNよりなる約100nm厚さ、耐シリコン拡
散導電層4及び貴金属あるいは導電性酸化物たとえばR
uO2(500nm)/Ru(50nm)よりなる耐酸
化性導電層5が下部電極層として形成されている。ま
た、耐シリコン拡散導電層4側壁のみに窒化シリコンよ
りなる側壁絶縁スペーサ8が設けられている。このよう
にして、高誘電率層6は耐酸化性導電層5の上面と共に
側面に接触している。また、耐シリコン拡散導電層4は
高誘電率層6から隔離されている。また、下部電極層を
覆うようにSrTiO3もしくはBSTよりなる高誘電
率層6が形成されている。さらに、高誘電率層6上にA
l/TiNよりなる上部電極層7が形成されている。
【0011】また、図1においては、高誘電率層6をM
OCVD法にて成長させるときに、耐シリコン拡散導電
層4の高融点金属は側壁絶縁スペーサ8によって完全に
覆われている。また、図52においては、下部電極とし
て耐酸化性導電層5の上面しか利用していないので、容
量は小さいが、図1においては、下部電極として耐酸化
性導電層5の上面及び側面を利用しているので、図52
の薄膜キャパシタに比べて容量を大きくできる。従っ
て、1GビットDRAMに適用できる。さらに、側壁絶
縁やスペーサ8の高さは図52の場合に比べて低いの
で、耐酸化性導電層6の厚さを大きくできる。従って、
高融点金属は酸化されることがない。すなわち、図2に
示すごとく、MOCVD温度が550℃以上になって
も、接触抵抗は増加せず、また、スタックドキャパシタ
の容量密度は減少よりむしろ増加している。これは、M
OCVD温度が高ければ、高誘電率層6の結晶特性が改
良されるからである。また、上述のごとく、耐酸化性導
電層5の高誘電率層6との有効な接触面積は図52の場
合に比べて大きいので、下部電極層の高さを小さくでき
る。さらに、側壁絶縁スペーサ8は図52の場合に比べ
て小さいので、集積度を向上できる。
【0012】図3は本発明に係る薄膜キャパシタの第2
の実施の形態を示す断面図である。図3においては、図
1の側壁絶縁層スペーサ8は存在せず、また、耐シリコ
ン拡散導電層4の横方向サイズを図1に比べて小さくし
てある。これにより、耐シリコン拡散導電層4は高誘電
率層6から隔離されている。また、耐酸化性導電層5の
高誘電率層6との有効な接触面積は図1の場合に比べて
大きいので、下部電極層の高さを小さくできる。さら
に、側壁絶縁スペーサ8は存在しないので、集積度を向
上できる。
【0013】図4は本発明に係る薄膜キャパシタの第3
の実施の形態を示す断面図である。図4においては、耐
シリコン拡散導電層4の横方向サイズを図1の場合に比
べて小さくしてある。すなわち、側壁絶縁層8は耐酸化
性導電層5の下に位置するようにしてある。このように
して図1の場合に比べて集積度の向上が図られる。ま
た、耐シリコン拡散導電層4は高誘電率層6から隔離さ
れている。
【0014】図5は本発明に係る薄膜キャパシタの第4
の実施の形態を示す断面図である。図5においては、耐
シリコン拡散導電層4はコンタクトホールCONT内に
埋め込まれている。これにより、耐シリコン拡散導電層
4は高誘電率層6から隔離されている。また、耐酸化性
導電層5の高誘電率層6との有効な接触面積は図1の場
合に比べて大きいので、下部電極層の高さをさらに小さ
くできる。さらに、耐シリコン拡散導電層4はコンタク
トホールCONTに適合しているので、耐シリコン拡散
導電層4の位置決め用の特別なステップは不要となり、
この結果、図4の場合に比べて製造コストを低減でき
る。
【0015】図6は本発明に係る薄膜キャパシタの第5
の実施の形態を示す断面図である。図6においては、耐
シリコン拡散導電層4及び耐酸化性導電層5の一部がコ
ンタクトホールCONT内に埋め込まれている。これに
より、耐シリコン拡散導電層4は高誘電率層6から隔離
されている。また、図5の場合と同様に、耐酸化性導電
層5の高誘電率層6との有効な接触面積は図1の場合に
比べて大きいので、下部電極層の高さをさらに小さくで
きる。さらに、耐シリコン拡散導電層4はコンタクトホ
ールCONTに適合しているので、耐シリコン拡散導電
層4の位置決め用の特別なステップは不要となり、この
結果、図4の場合に比べて製造コストを低減できる。さ
らに、耐シリコン拡散導電層5の縦方向の位置決めは正
確性を必要としないので、製造コストを低減できる。
【0016】図7は本発明に係る薄膜キャパシタの第6
の実施の形態を示す断面図である。図7においては、耐
シリコン拡散導電層4はコンタクトホールCONT内に
完全に埋め込まれている。すなわち、ポリシリコンプラ
グ3は形成せず、従って、図7の薄膜キャパシタは絶縁
層2の厚さが小さく、かつコンタクトホールCONTの
直径が大きい場合に適する。これにより、耐シリコン拡
散導電層4は高誘電率層6から隔離されている。また、
耐酸化性導電層5の高誘電率層6との有効な接触面積は
図1の場合に比べて大きいので、下部電極層の高さをさ
らに小さくできる。さらに、耐シリコン拡散導電層4は
コンタクトホールCONTに完全に適合しているので、
耐シリコン拡散導電層4の位置決め用の特別なステップ
は不要となり、この結果、図4の場合に比べて製造コス
トを低減できる。
【0017】図8は本発明に係る薄膜キャパシタの第7
の実施の形態を示す断面図である。図8においては、耐
シリコン拡散導電層4及び耐酸化性導電層5の一部がコ
ンタクトホールCONT内に埋め込まれている。すなわ
ち、この場合も、ポリシリコンプラグ3は形成せず、従
って、図7の薄膜キャパシタは絶縁層2の厚さが小さ
く、かつコンタクトホールCONTの直径が大きい場合
に適する。これにより、耐シリコン拡散導電層4は高誘
電率層6から隔離されている。また、耐酸化性導電層5
の高誘電率層6との有効な接触面積は図1の場合に比べ
て大きいので、下部電極層の高さをさらに小さくでき
る。さらに、耐シリコン拡散導電層4はコンタクトホー
ルCONTに完全に適合しているので、耐シリコン拡散
導電層4の位置決め用の特別なステップは不要となり、
この結果、図4の場合に比べて製造コストを低減でき
る。
【0018】図9、図10、図11、図12、図13、
図14、図15は本発明に係る薄膜キャパシタの第8、
第9、第10、第11、第12、第13、第14の実施
の形態を示す断面図であって、図1、図3、図4、図
5、図6、図7、図8の薄膜キャパシタを変更したもの
である。すなわち、耐シリコン拡散導電層4とポリシリ
コンプラグ3(もしくはシリコン基板1)との間に、シ
リコンコンタクト層9を設けてある。たとえば、耐シリ
コン拡散導電層4は約50nm厚さのTiNよりなり、
シリコンコンタクト層9は約50nm厚さのTiSi2
よりなる。一般に、TiNのような窒化金属とシリコン
との接触特性は悪く、従って、これらの間の接触抵抗は
比較的大きい。最悪の場合、窒化金属はシリコンから剥
離されてしまう。これに対し、TiSi2 のような金属
シリサイドとシリコン、シリコン酸化物、シリコン窒化
物との接触特性は良い。従って、シリコンコンタクト層
9は耐シリコン拡散導電層4とポリシリコンプラグ9
(あるいはシリコン基板1)との接触を改良し、この結
果、ポリシリコンプラグ3(あるいはシリコン基板1)
と下部電極層(4、5、9)との接触抵抗をさらに減少
できる。また、製造歩留りも向上できる。
【0019】図16、図17、図18は本発明に係る薄
膜キャパシタの第15、第16、第17の実施の形態を
示す断面図であって、図9、図10、図11の薄膜キャ
パシタを変更したものである。すなわち、シリコンコン
タクト層9の横方向サイズは図9、図10、図11の場
合に比べて小さくしてある。従って、薄膜キャパシタの
サイズを小さくでき、この結果、集積度の向上を図れ
る。
【0020】図19、図20、図21、図22は本発明
に係る薄膜キャパシタの第18、第19、第20、第2
1の実施の形態を示す断面図であって、図12、図1
3、図14、図15の薄膜キャパシタを変更したもので
ある。すなわち、シリコンコンタクト層9はコンタクト
ホールCONT内の絶縁層2の側壁にも形成されてい
る。この結果、シリコンコンタクト層9の形成が容易と
なり、製造歩留りの向上を図れる。
【0021】次に、本発明に係る薄膜キャパシタの製造
方法を説明する。
【0022】図23、図24、図25は図1の薄膜キャ
パシタの製造方法を説明するための断面図である。始め
に、図23の(A)を参照すると、約0.1Ω・cmの
抵抗値を有するN型単結晶シリコン基板1を熱酸化して
約600nm厚さの酸化シリコンよりなる絶縁層2を形
成する。次いで、絶縁層2にコンタクトホールCONT
を形成する。次いで、CVD法により全面に約1μm厚
さのポリシリコン層3’を形成し、これにりんイオンを
導入してその抵抗値を下げる。次に、図23の(B)を
参照すると、塩素ガスを用いて反応性イオンエッチング
(RIE)法によりポリシリコン層3’をエッチバック
し、これにより、ポリシリコンプラグ3をコンタクトホ
ールCONT内に埋め込める。次に、図23の(C)を
参照すると、TiN層及びRuO2 /Ru層を反応性D
Cスパッタリング法により形成する。次いで、TiN層
及びRuO2 /Ru層を塩素及び酸素の混合ガスを用い
て電子サイクロトロン共鳴(ECR)プラズマエッチン
グ法によりパターニングし、TiNよりなる耐シリコン
拡散導電層4及びRuO2 (500nm)/Ru(50
nm)よりなる耐酸化性導電層5を形成する。
【0023】次に、図24の(A)を参照すると、窒化
シリコン層8’をCVD法により形成する。次に、図2
4の(B)を参照すると、塩素ガスを用いたRIE法に
よりエッチバックし、これにより、窒化シリコンよりな
る側壁絶縁スペーサ8を形成する。この場合、側壁絶縁
スペーサ8は耐シリコン拡散導電層4の側壁のみを覆っ
ており、耐酸化性導電層5の側壁は側壁絶縁スペーサ8
によって一部しか覆われていない。
【0024】次に、図25の(A)を参照すると、Ba
(DPM)2 、Sr(DPM)2 、Ti(i−OC3
7 )及び酸素ガスを用いたECR−MOCVD法により
全面に約100nm厚さのBSTよりなる高誘電率層6
を形成する。ここで、DPMはbis-dipivaloylmethanat
e である。なお、このとき、基板温度は400〜700
℃とされ、ガス圧力は約7mTorrとされる。最後
に、図25の(B)を参照すると、Arガスを用いたD
Cスパッタリング法により全面にAl(1μm)/Ti
N(50nm)よりなる上部電極層7を形成する。次い
で、上部電極層7は塩素ガスを用いたRIE法によりエ
ッチングされ、図1の薄膜キャパシタが得られることに
なる。
【0025】なお、図23の(C)に示す工程におい
て、図26の(A)に示すごとく、TiN層4’の形成
の前に、TiSi2 よりなるシリコンコンタクト層9を
形成する。これにより、図9の薄膜キャパシタを得るこ
とができる。また、図26の(B)に示すごとく、Ti
N層4’の形成の前に、Ti層(図示せず)を形成し、
窒素雰囲気中で約700℃の急速ランプ加熱を約30s
行うと、ポリシリコンプラグ3上にTiSi2 よりなる
シリコンコンタクト層9が形成される。次いで、TiN
層4’を形成する。これにより、図16を示す薄膜キャ
パシタが得られることになる。
【0026】図27、図28は図3の薄膜キャパシタの
製造方法を説明するための断面図である。始めに、図2
7の(A)を参照すると図23の(A)と同様に、約
0.1Ω・cmの抵抗値を有するN型単結晶シリコン基
板1を熱酸化して約600nm厚さの酸化シリコンより
なる絶縁層2を形成する。次いで、絶縁層2にコンタク
トホールCONTを形成する。次いで、CVD法により
全面に約1μm厚さのポリシリコン層3’を形成し、こ
れにりんイオンを導入してその抵抗値を下げる。次に、
図27の(B)を参照すると、図23の(B)と同様
に、塩素ガスを用いてRIE法によりポリシリコン層
3’をエッチバックし、これにより、ポリシリコンプラ
グ3をコンタクトホールCONT内に埋め込める。次
に、図27の(C)を参照すると、TiN層を反応性D
Cスパッタリング法により形成する。次いで、TiN層
を塩素及び酸素の混合ガスを用いてプラズマエッチング
法によりパターニングし、TiNよりなる耐シリコン拡
散導電層4を形成する。
【0027】次に、図28の(A)を参照すると、反応
性DCスパッタリング法によりRuO2 /Ru層を形成
する。次いで、塩素及び酸素の混合ガスを用いたECR
プラズマエッチング法によりRuO2 /Ru層をエッチ
ングしてRuO2 (500nm)/Ru(50nm)よ
りなる耐酸化性導電層5を形成する。次に、図28の
(B)を参照すると、図25の(A)と同様に、Ba
(DPM)2 、Sr(DPM)2 、Ti(i−OC3
7 )及び酸素ガスを用いたECR−MOCVD法により
全面に約100nm厚さのBSTよりなる高誘電率層6
を形成する。なお、このとき、基板温度は400〜70
0℃とされ、ガス圧力は約7mTorrとされる。最後
に、図28の(C)を参照すると、図25の(B)と同
様に、Arガスを用いたDCスパッタリング法により全
面にAl(1μm)/TiN(50nm)よりなる上部
電極層7を形成する。次いで、上部電極層7は塩素ガス
を用いたRIE法によりエッチングされ、図3の薄膜キ
ャパシタが得られることになる。
【0028】なお、図27の(C)に示す工程におい
て、図29の(A)に示すごとく、TiN層4’の形成
の前に、TiSi2 よりなるシリコンコンタクト層9を
形成する。これにより、図10の薄膜キャパシタを得る
ことができる。また、図29の(B)に示すごとく、T
iN層4’の形成の前に、Ti層(図示せず)を形成
し、窒素雰囲気中で約700℃の急速ランプ加熱を約3
0s行うと、ポリシリコンプラグ3上にTiSi2 より
なるシリコンコンタクト層9が形成される。次いで、T
iN層4’を形成する。これにより、図17を示す薄膜
キャパシタが得られることになる。
【0029】図30、図31,図32は図4の薄膜キャ
パシタの製造方法を説明するための断面図である。始め
に、図30の(A)を参照すると図27の(A)と同様
に、約0.1Ω・cmの抵抗値を有するN型単結晶シリ
コン基板1を熱酸化して約600nm厚さの酸化シリコ
ンよりなる絶縁層2を形成する。次いで、絶縁層2にコ
ンタクトホールCONTを形成する。次いで、CVD法
により全面に約1μm厚さのポリシリコン層3’を形成
し、これにりんイオンを導入してその抵抗値を下げる。
次に、図30の(B)を参照すると、図27の(B)と
同様に、塩素ガスを用いてRIE法によりポリシリコン
層3’をエッチバックし、これにより、ポリシリコンプ
ラグ3をコンタクトホールCONT内に埋め込める。次
に、図30の(C)を参照すると、TiN層及びRuO
2 /Ru層を反応性DCスパッタリング法により形成す
る。次いで、TiN層及びRuO2 /Ru層を塩素及び
酸素の混合ガスを用いてプラズマエッチング法によりパ
ターニングし、TiNよりなる耐シリコン拡散導電層4
及びRuO2 (500nm)/Ru(50nm)よりな
る耐酸化性導電層5を形成する。
【0030】次に、図31の(A)を参照すると、耐シ
リコン拡散導電層4の側面のみをアンモニア過水、硝酸
過水あるいは塩酸過水選択的にエッチングする。次に、
図31の(B)を参照すると、図24の(A)と同様
に、窒化シリコン層8’をCVD法により形成する。次
に、図31の(C)を参照すると、塩素ガスを用いたR
IE法によりエッチバックし、これにより、窒化シリコ
ンよりなる側壁絶縁スペーサ8を形成する。この場合、
側壁絶縁スペーサ8は耐酸化性導電層5の下に位置して
いる。すなわち、側壁絶縁スペーサ8は耐シリコン拡散
導電層4の側壁を覆っており、耐酸化性導電層5の側壁
は側壁絶縁スペーサ8によって覆われていない。
【0031】次に、図32の(A)を参照すると、図2
8の(B)と同様に、Ba(DPM)2 、Sr(DP
M)2 、Ti(i−OC3 7 )及び酸素ガスを用いた
ECR−MOCVD法により全面に約100nm厚さの
BSTよりなる高誘電率層6を形成する。なお、このと
き、基板温度は400〜700℃とされ、ガス圧力は約
7mTorrとされる。最後に、図30の(B)を参照
すると、図28の(C)と同様に、Arガスを用いたD
Cスパッタリング法により全面にAl(1μm)/Ti
N(50nm)よりなる上部電極層7を形成する。次い
で、上部電極層7は塩素ガスを用いたRIE法によりエ
ッチングされ、図4の薄膜キャパシタが得られることに
なる。
【0032】なお、図30の(C)に示す工程におい
て、図33の(A)に示すごとく、TiN層4’の形成
の前に、TiSi2 よりなるシリコンコンタクト層9を
形成する。これにより、図11の薄膜キャパシタを得る
ことができる。また、図33の(B)に示すごとく、T
iN層4’の形成の前に、Ti層(図示せず)を形成
し、窒素雰囲気中で約700℃の急速ランプ加熱を約3
0s行うと、ポリシリコンプラグ3上にTiSi2 より
なるシリコンコンタクト層9が形成される。次いで、T
iN層4’を形成する。これにより、図18を示す薄膜
キャパシタが得られることになる。
【0033】図34、図35、図36は図5の薄膜キャ
パシタの製造方法を説明するための断面図である。始め
に、図34の(A)を参照すると図23の(A)と同様
に、約0.1Ω・cmの抵抗値を有するN型単結晶シリ
コン基板1を熱酸化して約600nm厚さの酸化シリコ
ンよりなる絶縁層2を形成する。次いで、絶縁層2にコ
ンタクトホールCONTを形成する。次いで、CVD法
により全面に約1μm厚さのポリシリコン層3’を形成
し、これにりんイオンを導入してその抵抗値を下げる。
次に、図34の(B)を参照すると、図23の(B)と
同様に、塩素ガスを用いてRIE法によりポリシリコン
層3’をエッチバックし、これにより、ポリシリコンプ
ラグ3をコンタクトホールCONT内に埋め込める。こ
の場合、ポリシリコンプラグ3の上面は絶縁層2の上面
より約100nmだけ低くされている。次に、図34の
(C)を参照すると、約600nm厚さのTiN層4’
をアルゴン及び窒素の混合ガスを用いた反応性DCスパ
ッタリング法により形成する。
【0034】次に、図35の(A)を参照すると、コロ
イダルシリカを用いた化学機械的研磨(CMP)法によ
り絶縁層2上のTiN層4’を除去し、TiNよりなる
耐シリコン拡散導電層4をコンタクトホールCONTに
埋め込ませる。次に、図35の(B)を参照すると、反
応性DCスパッタリング法によりRuO2 /Ru層を形
成する。次いで、塩素及び酸素の混合ガスを用いたEC
Rプラズマエッチング法によりRuO2 /Ru層をエッ
チングしてRuO2 (500nm)/Ru(50nm)
よりなる耐酸化性導電層5を形成する。
【0035】次に、図36の(A)を参照すると、図2
5の(A)と同様に、Ba(DPM)2 、Sr(DP
M)2 、Ti(i−OC3 7 )及び酸素ガスを用いた
ECR−MOCVD法により全面に約100nm厚さの
BSTよりなる高誘電率層6を形成する。なお、このと
き、基板温度は400〜700℃とされ、ガス圧力は約
7mTorrとされる。最後に、図36の(B)を参照
すると、図25の(B)と同様に、Arガスを用いたD
Cスパッタリング法により全面にAl(1μm)/Ti
N(50nm)よりなる上部電極層7を形成する。次い
で、上部電極層7は塩素ガスを用いたRIE法によりエ
ッチングされ、図3の薄膜キャパシタが得られることに
なる。
【0036】なお、図34の(C)に示す工程におい
て、TiN層4’の形成の前に、TiSi2 よりなるシ
リコンコンタクト層9を形成する。これにより、図19
の薄膜キャパシタを得ることができる。また、図37の
(A)に示すごとく、TiN層4’の形成の前に、約1
00nm厚さのTi層4aをDCスパッタリング法によ
り形成する。次いで、図37の(B)に示すごとく、窒
素雰囲気中で約700℃の急速ランプ加熱を約30s行
うと、ポリシリコンプラグ3上のみにTiSi2 よりな
るシリコンコンタクト層9が形成され、また、同時に、
Ti層4aはTiN層4bに変換される。次いで、図3
7の(C)に示すごとく、TiN層4’が形成される。
これにより、図12の薄膜キャパシタを得ることができ
る。
【0037】図38、図39、図40もまた図5の薄膜
キャパシタの製造方法を説明するための断面図である。
始めに、図38の(A)を参照すると、約0.1Ω・c
mの抵抗を有するN型単結晶シリコン基板1上に約1μ
m厚さのポリシリコン層3’をCVD法により形成し、
これにりんイオンを導入してポリシリコン層3’の抵抗
値を下げる。次いで、約600nm厚さのTiN層4’
をアルゴン及び窒素の混合ガスを用いた反応性DCスパ
ッタリング法により形成する。次に、図38(B)を参
照すると、TiN層4’及びポリシリコン層3’をパタ
ーニングして耐シリコン拡散層4及びポリシリコン層3
を形成する。次に、図38の(C)を参照すると、酸化
シリコンよりなる絶縁層2をCVD法により形成する。
【0038】次に、図39の(A)を参照すると、コロ
イダルシリカを用いたCMP法により絶縁層2上のTi
N層4’を除去し、耐シリコン拡散導電層4を絶縁層2
から露出させる。次に、図39の(B)を参照すると、
図35の(B)と同様に、反応性DCスパッタリング法
によりRuO2 /Ru層を形成する。次いで、塩素及び
酸素の混合ガスを用いたECRプラズマエッチング法に
よりRuO2 /Ru層をエッチングしてRuO2 (50
0nm)/Ru(50nm)よりなる耐酸化性導電層5
を形成する。
【0039】次に、図40の(A)を参照すると、図3
6の(A)と同様に、Ba(DPM)2 、Sr(DP
M)2 、Ti(i−OC3 7 )及び酸素ガスを用いた
ECR−MOCVD法により全面に約100nm厚さの
BSTよりなる高誘電率層6を形成する。なお、このと
き、基板温度は400〜700℃とされ、ガス圧力は約
7mTorrとされる。最後に、図40の(B)を参照
すると、図36の(B)と同様に、Arガスを用いたD
Cスパッタリング法により全面にAl(1μm)/Ti
N(50nm)よりなる上部電極層7を形成する。次い
で、上部電極層7は塩素ガスを用いたRIE法によりエ
ッチングされ、図5の薄膜キャパシタが得られることに
なる。
【0040】なお、図38の(A)に示す工程におい
て、図35に示すごとく、TiN層4’の形成の前に、
約100nm厚さのTi層をDCスパッタリング法によ
り形成する。次いで、窒素雰囲気中で約700℃の急速
ランプ加熱を約30s行うと、ポリシリコン層3’上の
みに、TiSi2 よりなるシリコンコンタクト層9が形
成され、また、同時に、Ti層はTiN層に変換され
る。次いで、TiN層4’が形成される。これにより、
図13の薄膜キャパシタを得ることができる。
【0041】図42、図43、図44は図6の薄膜キャ
パシタの製造方法を説明するための断面図である。始め
に、図40の(A)を参照すると、図34の(A)と同
様に、約0.1Ω・cmの抵抗値を有するN型単結晶シ
リコン基板1を熱酸化して約600nm厚さの酸化シリ
コンよりなる絶縁層2を形成する。次いで、絶縁層2に
コンタクトホールCONTを形成する。次いで、CVD
法により全面に約1μm厚さのポリシリコン層3’を形
成し、これにりんイオンを導入してその抵抗値を下げ
る。次に、図42の(B)を参照すると、図34の
(B)と同様に、塩素ガスを用いてRIE法によりポリ
シリコン層3’をエッチバックし、これにより、ポリシ
リコンプラグ3をコンタクトホールCONT内に埋め込
める。この場合、ポリシリコンプラグ3の上面は絶縁層
2の上面より著しく低くされている。次に、図42
(C)を参照すると、図34の(C)と同様に、約60
0nm厚さのTiN層4’をアルゴン及び窒素の混合ガ
スを用いた反応性DCスパッタリング法により形成す
る。
【0042】次に、図43の(A)を参照すると、塩素
ガスを用いたRIE法により絶縁層2上のTiN層4’
を除去し、TiNよりなる耐シリコン拡散導電層4をコ
ンタクトホールCONTに完全に埋め込ませる。この場
合、耐シリコン拡散導電層4の上面は絶縁層2の上面よ
り低くされている。次に、図43の(B)を参照する
と、反応性DCスパッタリング法によりRuO2 /Ru
層を形成する。次いで、塩素及び酸素の混合ガスを用い
たECRプラズマエッチング法によりRuO2 /Ru層
をエッチングしてRuO2 (500nm)/Ru(50
nm)よりなる耐酸化性導電層5を形成する。この場
合、耐酸化性導電層5の一部もコンタクトホールCON
T内に埋め込められる。
【0043】次に、図44の(A)を参照すると、図3
6の(A)と同様に、Ba(DPM)2 、Sr(DP
M)2 、Ti(i−OC3 7 )及び酸素ガスを用いた
ECR−MOCVD法により全面に約100nm厚さの
BSTよりなる高誘電率層6を形成する。なお、このと
き、基板温度は400〜700℃とされ、ガス圧力は約
7mTorrとされる。最後に、図44の(B)を参照
すると、図36の(B)と同様に、Arガスを用いたD
Cスパッタリング法により全面にAl(1μm)/Ti
N(50nm)よりなる上部電極層7を形成する。次い
で、上部電極層7は塩素ガスを用いたRIE法によりエ
ッチングされ、図6の薄膜キャパシタが得られることに
なる。
【0044】なお、図42の(C)に示す工程におい
て、TiN層4’の形成の前に、TiSi2 よりなるシ
リコンコンタクト層9を形成する。これにより、図20
の薄膜キャパシタを得ることができる。また、図45の
(A)に示すごとく、TiN層4’の形成の前に、約1
00nm厚さのTi層4aをDCスパッタリング法によ
り形成する。次いで、図45の(B)に示すごとく、窒
素雰囲気中で約700℃の急速ランプ加熱を約3Ds行
うと、ポリシリコンプラグ3上のみに、 TiSi2
りなるシリコンコンタクト層9が形成され、また、同時
に、Ti層4aはTiN層4bに変換される。次いで、
図45の(C)に示すごとく、TiN層4’が形成され
る。これにより、図13の薄膜キャパシタを得ることが
できる。
【0045】図46、図47は図7の薄膜キャパシタの
製造方法を説明するための断面図である。始めに、図4
6の(A)を参照すると、約0.1Ω・cmの抵抗値を
有するN型単結晶シリコン基板1を熱酸化して約600
nm厚さの酸化シリコンよりなる絶縁層2を形成する。
次いで、絶縁層2にコンタクトホールCONTを形成す
る。次いで、約600nm厚さのTiN層4’をアルゴ
ン及び窒素の混合ガスを用いた反応性DCスパッタリン
グ法により形成する。次に、図46の(B)を参照する
と、コロイダルシリカを用いたCMP法により絶縁層2
上のTiN層4’を除去し、TiNよりなる耐シリコン
拡散導電層4をコンタクトホールCONTに埋め込ませ
る。次に、図46の(C)を参照すると、反応性DCス
パッタリング法によりRuO2 /Ru層を形成する。次
いで、塩素及び酸素の混合ガスを用いたECRプラズマ
エッチング法によりRuO2 /Ru層をエッチングして
RuO2 (500nm)/Ru(50nm)よりなる耐
酸化性導電層5を形成する。
【0046】次に、図47の(A)を参照すると、図3
6の(A)と同様に、Ba(DPM)2 、Sr(DP
M)2 、Ti(i−OC3 7 )及び酸素ガスを用いた
ECR−MOCVD法により全面に約100nm厚さの
BSTよりなる高誘電率層6を形成する。なお、このと
き、基板温度は400〜700℃とされ、ガス圧力は約
7mTorrとされる。最後に、図47の(B)を参照
すると、図36の(B)と同様に、Arガスを用いたD
Cスパッタリング法により全面にAl(1μm)/Ti
N(50nm)よりなる上部電極層7を形成する。次い
で、上部電極層7は塩素ガスを用いたRIE法によりエ
ッチングされ、図7の薄膜キャパシタが得られることに
なる。
【0047】なお、図46の(C)に示す工程におい
て、TiN層4’の形成の前に、TiSi2 よりなるシ
リコンコンタクト層9を形成する。これにより、図21
の薄膜キャパシタを得ることができる。また、図48の
(A)に示すごとく、TiN層4’の形成の前に、約1
00nm厚さのTi層4aをDCスパッタリング法によ
り形成する。次いで、図48の(B)に示すごとく、窒
素雰囲気中で約700℃の急速ランプ加熱を約30s行
うと、シリコン基板1上のみにTiSi2 よりなるシリ
コンコンタクト層9が形成され、また、同時に、Ti層
4aはTiN層4bに変換される。次いで、図48の
(C)に示すごとく、TiN層4’が形成される。これ
により、図14の薄膜キャパシタを得ることができる。
【0048】図49、図50は図8の薄膜キャパシタの
製造方法を説明するための断面図である。始めに、図4
9の(A)を参照すると図46の(A)と同様に、約
0.1Ω・cmの抵抗値を有するN型単結晶シリコン基
板1を熱酸化して約600nm厚さの酸化シリコンより
なる絶縁層2を形成する。次いで、絶縁層2にコンタク
トホールCONTを形成する。次いで、約600nm厚
さのTiN層4’をアルゴン及び窒素の混合ガスを用い
た反応性DCスパッタリング法により形成する。次に、
図49の(B)を参照すると、塩素を用いたRIE法に
より絶縁層2上のTiN層4’を除去し、TiNよりな
る耐シリコン拡散導電層4をコンタクトホールCONT
に完全に埋め込ませる。この場合、耐シリコン拡散導電
層4の高さは絶縁層により低い。次に、図49の(C)
を参照すると、図46の(C)と同様に、反応性DCス
パッタリング法によりRuO2 /Ru層を形成する。次
いで、塩素及び酸素の混合ガスを用いたECRプラズマ
エッチング法によりRuO2 /Ru層をエッチングして
RuO2 (500nm)/Ru(50nm)よりなる耐
酸化性導電層5を形成する。
【0049】次に、図50の(A)を参照すると、図4
7の(A)と同様に、Ba(DPM)2 、Sr(DP
M)2 、Ti(i−OC3 7 )及び酸素ガスを用いた
ECR−MOCVD法により全面に約100nm厚さの
BSTよりなる高誘電率層6を形成する。なお、このと
き、基板温度は400〜700℃とされ、ガス圧力は約
7mTorrとされる。最後に、図50の(B)を参照
すると、図47の(B)と同様に、Arガスを用いたD
Cスパッタリング法により全面にAl(1μm)/Ti
N(50nm)よりなる上部電極層7を形成する。次い
で、上部電極層7は塩素ガスを用いたRIE法によりエ
ッチングされ、図8の薄膜キャパシタが得られることに
なる。
【0050】なお、図49の(A)に示す工程におい
て、TiN層4’の形成の前に、TiSi2 よりなるシ
リコンコンタクト層9を形成する。これにより、図22
の薄膜キャパシタを得ることができる。また、図48の
(A)に示すごとく、TiN層4’の形成の前に、約1
00nm厚さのTi層4aをDCスパッタリング法によ
り形成する。次いで、図48の(B)に示すごとく、窒
素雰囲気中で約700℃の急速ランプ加熱を行うと、約
30s行うと、シリコン基板1上のみにTiSi2 より
なるシリコンコンタクト層9が形成され、また、同時
に、Ti層4aはTiN層4bに変換される。次いで、
図48の(C)に示すごとく、TiN層4’が形成され
る。これにより、図15の薄膜キャパシタを得ることが
できる。
【0051】なお、上述の発明の実施の形態において
は、ポリシリコンプラグ3をCVD法により形成してい
るが、選択エピタキシャル成長法により形成してもよ
い。また、りんの代りにゲルマニウムを不純物として用
いることができる。また、耐シリコン拡散導電層は、T
i、W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つの金属、ま
たはTi、W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つの窒
化物、または窒素を含むTi、W、Ta、Mo、Niの
少なくとも1つの金属、またはTi、W、Ta、Mo、
Niの少なくとも1つのシリサイドより構成できる。こ
の場合、耐シリコン拡散導電層4とシリコンとの反応温
度が高導電率層6の形成のECR−MOCVD処理温度
400〜700℃より低ければよい。特に、耐シリコン
拡散導電層4が金属シリサイドよりなるときには、高融
点金属層たとえばTiを用いることにより、シリコンコ
ンタクト層9を耐シリコン拡散導電層4と自己整合的に
形成できる。
【0052】また、シリコンコンタクト層9はTi、
W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つ以上のシリサイ
ドより構成できる。これらのシリサイドは500℃でさ
え耐シリコン拡散能力を有しており、また、シリコンを
含んでいるので、シリコンとの接触抵抗は小さい。さら
に、耐酸化性導電層5は、Ru、Re、Os、Ir、P
t、Pd、Rhの少なくとも1つの金属、またはRu、
Re、Os、Ir、Rhの少なくとも1つ酸化物、また
はRu、Re、Os、Ir、Rhの少なくとも1つのシ
リサイドまたはPt、Pdの少なくとも1つより構成で
きる。特に、RuO2 及びRuは微細加工技術の点で優
れている。
【0053】さらに、高誘電率層6としては、化学式A
BO3 で表され、それぞれAとしてBa、Sr、Pb、
Ca、La、Li、Kのうち少なくとも1つ、Bとして
Zr、Ti、Ta、Nb、Mg、Mn、Fe、Zn、W
のうち少なくとも1つを含むもの、例えば、SrTiO
3 PbTiO3 、Pb(Zr,Ti)O3 、(Pb,L
a)(Zr,Ti)O3 、Pb(Mg,Nb)O3 、P
b(Mg,W)O3 、Pb(Zn,Nb)O3 、LiT
aO3 、LiNbO3 、KTaO3 、KNbO3 など、
あるいは化学式(Bi2 2 )(Am-1m3m+1
(m=1、2、3、4、5)で表され、AとしてBa、
Sr、Pb、Ca、K、Biのうち少なくとも1つ、B
としてNb、Ta、Ti、Wの少なくとも1つを含むも
の、例えば、Bi4Ti312、SrBi2Ta29 、S
rBi2Nb29 、あるいは化学式のTa25 などを
用いる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、耐
酸化性導電層が高誘電率層から小さい側壁絶縁スペーサ
もくしは側壁絶縁スペーサなしに隔離されているので、
薄膜キャパシタを小さくでき、従って、高集積度を図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄膜キャパシタの第1の実施の形
態を示す断面図である。
【図2】図1の薄膜キャパシタの接触抵抗及び容量密度
を示すグラフである。
【図3】本発明に係る薄膜キャパシタの第2の実施の形
態を示す断面図である。
【図4】本発明に係る薄膜キャパシタの第3の実施の形
態を示す断面図である。
【図5】本発明に係る薄膜キャパシタの第4の実施の形
態を示す断面図である。
【図6】本発明に係る薄膜キャパシタの第5の実施の形
態を示す断面図である。
【図7】本発明に係る薄膜キャパシタの第6の実施の形
態を示す断面図である。
【図8】本発明に係る薄膜キャパシタの第7の実施の形
態を示す断面図である。
【図9】本発明に係る薄膜キャパシタの第8の実施の形
態を示す断面図である。
【図10】本発明に係る薄膜キャパシタの第9の実施の
形態を示す断面図である。
【図11】本発明に係る薄膜キャパシタの第10の実施
の形態を示す断面図である。
【図12】本発明に係る薄膜キャパシタの第11の実施
の形態を示す断面図である。
【図13】本発明に係る薄膜キャパシタの第12の実施
の形態を示す断面図である。
【図14】本発明に係る薄膜キャパシタの第13の実施
の形態を示す断面図である。
【図15】本発明に係る薄膜キャパシタの第14の実施
の形態を示す断面図である。
【図16】本発明に係る薄膜キャパシタの第15の実施
の形態を示す断面図である。
【図17】本発明に係る薄膜キャパシタの第16の実施
の形態を示す断面図である。
【図18】本発明に係る薄膜キャパシタの第17の実施
の形態を示す断面図である。
【図19】本発明に係る薄膜キャパシタの第18の実施
の形態を示す断面図である。
【図20】本発明に係る薄膜キャパシタの第19の実施
の形態を示す断面図である。
【図21】本発明に係る薄膜キャパシタの第20の実施
の形態を示す断面図である。
【図22】本発明に係る薄膜キャパシタの第21の実施
の形態を示す断面図である。
【図23】図1の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図24】図1の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図25】図1の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図26】図9、図16の薄膜キャパシタの製造方法を
説明するための断面図である。
【図27】図3の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図28】図3の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図29】図10、図17の薄膜キャパシタの製造方法
を説明するための断面図である。
【図30】図4の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図31】図4の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図32】図4の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図33】図11、図18の薄膜キャパシタの製造方法
を説明するための断面図である。
【図34】図5の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図35】図5の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図36】図5の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図37】図12の薄膜キャパシタの製造方法を説明す
るための断面図である。
【図38】図5の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図39】図5の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図40】図5の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図41】図13の薄膜キャパシタの製造方法を説明す
るための断面図である。
【図42】図6の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図43】図6の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図44】図6の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図45】図13の薄膜キャパシタの製造方法を説明す
るための断面図である。
【図46】図7の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図47】図7の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図48】図13の薄膜キャパシタの製造方法を説明す
るための断面図である。
【図49】図8の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図50】図8の薄膜キャパシタの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図51】第1の薄膜キャパシタを示す断面図である。
【図52】第2の従来の薄膜キャパシタを示す断面図で
ある。
【図53】図51、図52の薄膜キャパシタの接触抵抗
及び容量密度を示すグラフである。
【符号の説明】
1─単結晶シリコン基板 2─絶縁層 3─ポリシリコンプラグ 4─耐シリコン拡散導電層 5─耐酸化性導電層 6─高誘電率層 7─上部電極層 8─側壁絶縁スペーサ 9─シリコンコンタクト層 CONT─コンタクトホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/04 21/822

Claims (69)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板(1)と、 該シリコン基板上に形成されたポリシリコン層(3)
    と、 該ポリシリコン層上に形成された耐シリコン拡散導電層
    (4)及び該耐シリコン拡散導電層上に形成された耐酸
    化性導電層(5)よりなる下部電極層と、 前記耐酸化性導電層の上面及び側面に形成された高誘電
    率層(6)と、 該高誘電率層上に形成された上部電極層(7)とを具備
    し、前記耐シリコン拡散導電層が前記高誘電率導電層よ
    り隔離されている薄膜キャパシタ。
  2. 【請求項2】 さらに、前記半導体基板上に形成された
    絶縁層(2)を具備し、 前記ポリシリコン層が前記絶縁層内のコンタクトホール
    (CONT)内に形成された請求項1に記載の薄膜キャ
    パシタ。
  3. 【請求項3】 さらに、前記耐シリコン拡散導電層が前
    記絶縁層内のコンタクトホール内に形成された請求項2
    に記載の薄膜キャパシタ。
  4. 【請求項4】 さらに、前記耐酸化性導電層の下部が前
    記絶縁層内のコンタクトホール内に形成された請求項3
    に記載の薄膜キャパシタ。
  5. 【請求項5】 前記耐シリコン拡散導電層の幅とほぼ同
    一であり、 さらに、前記耐シリコン拡散導電層の側壁を覆う側壁絶
    縁スペーサ(8)を具備する請求項4に記載の薄膜キャ
    パシタ。
  6. 【請求項6】 前記耐シリコン拡散導電層の幅より小さ
    く、 前記耐酸化性導電層が前記耐シリコン拡散導電層の側壁
    を覆う請求項4に記載の薄膜キャパシタ。
  7. 【請求項7】 前記耐シリコン拡散導電層の幅より小さ
    く、 さらに、前記耐酸化性導電層下に設けられ前記耐シリコ
    ン拡散導電層の側壁を覆う側壁絶縁スペーサ(8)を具
    備する請求項4に記載の薄膜キャパシタ。
  8. 【請求項8】 さらに、 前記ポリシリコン層と前記耐シリコン拡散導電層との間
    にシリコンコンタクト層を具備し、 該シリコンコンタクト層は前記誘電率層より隔離されて
    いる請求項1に記載の薄膜キャパシタ。
  9. 【請求項9】 前記耐シリコン拡散導電層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つの金属、または
    Ti、W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つの窒化
    物、または窒素を含むTi、W、Ta、Mo、Niの少
    なくとも1つの金属、またはTi、W、Ta、Mo、N
    iの少なくとも1つのシリサイドよりなる請求項1に記
    載の薄膜キャパシタ。
  10. 【請求項10】 前記耐酸化性導電層は、Ru、Re、
    Os、Ir、Pt、Pd、Rhの少なくとも1つの金
    属、またはRu、Re、Os、Ir、Rhの少なくとも
    1つの酸化物、またはRu、Re、Os、Ir、Rhの
    少なくとも1つのシリサイドよりなる請求項1に記載の
    薄膜キャパシタ。
  11. 【請求項11】 前記シリコンコンタクト層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つのシリサイドよ
    りなる請求項8に記載の薄膜キャパシタ。
  12. 【請求項12】 前記高誘電率層は、ABO3,Bi2
    2(Xm-1m3m+1)(m−1,2,…,5)あるい
    は、Ta25 ただし、AはBa、Sr、Pb、Ca、Li、Kの少な
    くとも1つ、BはZr,Ti、Ta、Nb、Mg、M
    n、Fe、Zn、Wの少なくとも1つ、XはBa,S
    r、Pb、Ca、K、Biの少なくとも1つ、ZはT
    i、Ta、Nbの少なくとも1つよりなる請求項1に記
    載の薄膜キャパシタ。
  13. 【請求項13】 シリコン基板(1)と、 該シリコン基板上に形成された絶縁(2)と、 該シリコン基板上の前記絶縁層内のコンタクトホール
    (CONT)内に形成された耐シリコン拡散導電層
    (4)及び該耐シリコン拡散導電層上に形成された耐酸
    化性導電層(5)よりなる下部電極層と、 前記耐酸化性導電層の上面及び側面に形成された高誘電
    率層(6)と、 該高誘電率層上に形成された上部電極層(7)とを具備
    し、前記耐シリコン拡散導電層が前記高誘電率導電層よ
    り隔離されている薄膜キャパシタ。
  14. 【請求項14】 さらに、前記耐酸化性導電層の下部が
    前記絶縁層内のコンタクトホール内に形成された請求項
    13に記載の薄膜キャパシタ。
  15. 【請求項15】 さらに、前記絶縁層のコンタクトホー
    ル内に形成され前記ポリシリコン層と前記耐シリコン拡
    散導電層との間に設けられたシリコンコンタクト層
    (9)を具備する請求項13に記載の薄膜キャパシタ。
  16. 【請求項16】 前記耐シリコン拡散導電層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つの金属、または
    Ti、W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つの窒化
    物、または窒素を含むTi、W、Ta、Mo、Niの少
    なくとも1つの金属、またはTi、W、Ta、Mo、N
    iの少なくとも1つのシリサイドよりなる請求項13に
    記載の薄膜キャパシタ。
  17. 【請求項17】 前記耐酸化性導電層は、Ru、Re、
    Os、Ir、Pt、Pd、Rhの少なくとも1つの金
    属、またはRu、Re、Os、Ir、Rhの少なくとも
    1つの酸化物、またはRu、Re、Os、Ir、Rhの
    少なくとも1つのシリサイドよりなる請求項13に記載
    の薄膜キャパシタ。
  18. 【請求項18】 前記シリコンコンタクト層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つのシリサイドよ
    りなる請求項15に記載の薄膜キャパシタ。
  19. 【請求項19】 前記高誘電率層は、ABO3,Bi2
    2(Xm-1m3m+1)(m−1,2,…,5)あるいは
    Ta25、 ただし、AはBa、Sr、Pb、Ca、Li、Kの少な
    くとも1つ、BはZr、Ti、Ta、Nb、Mg、M
    n、Fe、Zn、Wの少なくとも1つ、XはBa、S
    r、Pb、Ca、K、Biの少なくとも1つ、ZはT
    i、Ta、Nbの少なくとも1つよりなる請求項13に
    記載の薄膜キャパシタ。
  20. 【請求項20】 シリコン基板(1)に絶縁層(2)を
    形成する工程と、 該絶縁層にコンタクトホール(CONT)を形成する工
    程と、 該絶縁層にコンタクトホールにポリシリコンプラグ
    (3)を埋め込む工程と、 該ポリシリコンプラグ及び前記絶縁層上に耐シリコン拡
    散導電層(4)を形成する工程と、 該耐シリコン拡散導電層上に耐酸化性導電層(5)を形
    成する工程と、 該耐酸化性導電層及び前記耐シリコン拡散導電層をエッ
    チングして下部電極層を形成する工程と、 前記耐シリコン拡散導電層の側壁のみに側壁絶縁スペー
    サ(8)を形成する工程と、 前記耐酸化性導電層及び前記側壁絶縁スペーサ上に高誘
    電率層(6)を形成する工程と、 該高誘電率層上に上部電極層(7)を形成する工程とを
    具備する薄膜キャパシタの製造方法。
  21. 【請求項21】 さらに、前記ポリシリコンプラグの埋
    込み後前記耐シリコン拡散導電層の形成前に、前記ポリ
    シリコンプラグ上にシリコンコンタクト層(9)を形成
    する工程を具備する請求項20に記載の薄膜キャパシタ
    の製造方法。
  22. 【請求項22】 さらに、 前記ポリシリコンプラグの埋込み後、該ポリシリコンプ
    ラグ上に高融点金属層を形成する工程と、 該高融点金属層に窒素雰囲気中でランプアニールを施し
    てシリコンコンタクト層(9)を形成する工程とを具備
    する請求項20に記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  23. 【請求項23】 前記耐シリコン拡散導電層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つの金属、または
    Ti、W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つの窒化
    物、または窒素を含むTi、W、Ta、Mo、Niの少
    なくとも1つの金属、またはTi、W、Ta、Mo、N
    iの少なくとも1つのシリサイドよりなる請求項20に
    記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  24. 【請求項24】 前記耐酸化性導電層は、Ru、Re、
    Os、Ir、Pt、Pd、Rhの少なくとも1つの金
    属、またはRu,Re,Os,Ir,Rhの少なくとも
    1つの酸化物、またはRu,Re,Os,Ir,Rhの
    少なくとも1つのシリサイドよりなる請求項20に記載
    の薄膜キャパシタの製造方法。
  25. 【請求項25】 前記シリコンコンタクト層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つのシリサイドよ
    りなる請求項21に記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  26. 【請求項26】 前記シリコンコンタクト層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つのシリサイドよ
    りなる請求項22に記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  27. 【請求項27】 前記高誘電率層は、ABO3,Bi2
    2(Xm-1m3m+1)(m−1,2,…,5)あるいは
    Ta25、 ただし、AはBa、Sr、Pb、Ca、Li、Kの少な
    くとも1つ、BはZr、Ti、Ta、Nb、Mg、M
    n、Fe、Zn、Wの少なくとも1つ、XはBa、S
    r、Pb、Ca、K、Biの少なくとも1つ、ZはT
    i,Ta,Nbの少なくとも1つよりなる請求項20に
    記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  28. 【請求項28】 シリコン基板(1)に絶縁層(2)を
    形成する工程と、 該絶縁層にコンタクトホール(CONT)を形成する工
    程と、 該絶縁層にコンタクトホールにポリシリコンプラグ
    (3)を埋め込む工程と、 該ポリシリコンプラグ及び前記絶縁層上に耐シリコン拡
    散導電層(4)を形成する工程と、 該耐シリコン拡散導電層をエッチングして第1の下部電
    極層を形成する工程と、 該第1の下部電極層上に耐酸化性導電層(5)を形成す
    る工程と、 該耐酸化性導電層をエッチングして前記第1の下部電極
    層の幅より大きな幅を有する第2の下部電極層を形成す
    る工程と、 前記第2の下部電極層及び前記絶縁層上に高誘電率層
    (6)を形成する工程と、 該高誘電率層上に上部電極層を形成する工程とを具備す
    る薄膜キャパシタの製造方法。
  29. 【請求項29】 さらに、前記ポリシリコンプラグの埋
    込み後前記耐シリコン拡散導電層の形成前に、前記ポリ
    シリコンプラグ上にシリコンコンタクト層(9)を形成
    する工程を具備する請求項28に記載の薄膜キャパシタ
    の製造方法.
  30. 【請求項30】 さらに、 前記ポリシリコンプラグの埋込み後、該ポリシリコンプ
    ラグ上に高融点金属層を形成する工程と、 該高融点金属層に窒素雰囲気中でランプアニールを施し
    てシリコンコンタクト層(9)を形成する工程とを具備
    する請求項28に記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  31. 【請求項31】 前記耐シリコン拡散導電層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つの金属、または
    Ti、W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つの窒化
    物、または窒素を含むTi、W、Ta、Mo、Niの少
    なくとも1つの金属、またはTi、W、Ta、Mo、N
    iの少なくとも1つのシリサイドよりなる請求項28に
    記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  32. 【請求項32】 前記耐酸化性導電層は、Ru、Re、
    Os、Ir、Pt、Pd、Rhの少なくとも1つの金
    属、またはRu,Re,Os,Ir,Rhの少なくとも
    1つの酸化物、またはRu,Re,Os,Ir,Rhの
    少なくとも1つのシリサイドよりなる請求項28に記載
    の薄膜キャパシタの製造方法。
  33. 【請求項33】 前記シリコンコンタクト層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つのシリサイドよ
    りなる請求項29に記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  34. 【請求項34】 前記シリコンコンタクト層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つのシリサイドよ
    りなる請求項30に記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  35. 【請求項35】 前記高誘電率層は、ABO3,Bi2
    2(Xm-1m3m+1)(m−1,2,…,5)あるいは
    Ta25、 ただし、AはBa、Sr、Pb、Ca、Li、Kの少な
    くとも1つ、BはZr,Ti,Ta,Nb,Mg,M
    n,Fe,Zn,Wの少なくとも1つ、XはBa,S
    r,Pb,Ca,K,Biの少なくとも1つ、ZはT
    i,Ta,Nbの少なくとも1つよりなる請求項26に
    記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  36. 【請求項36】 シリコン基板(1)に絶縁層(2)を
    形成する工程と、 該絶縁層にコンタクトホール(CONT)を形成する工
    程と、 該絶縁層にコンタクトホールにポリシリコンプラグ
    (3)を埋め込む工程と、 該ポリシリコンプラグ及び前記絶縁層上に耐シリコン拡
    散導電層(4)を形成する工程と、 該耐シリコン拡散導電層上に耐酸化性導電層(5)を形
    成する工程と、 該耐酸化性導電層及び前記耐シリコン拡散導電層をエッ
    チングして下部電極層を形成する工程と、 該下部電極層の形成後に、前記耐シリコン拡散導電層の
    周囲のみをエッチングする工程と、 該耐シリコン拡散導電層の周囲をエッチングした後に、
    前記耐酸化性導電層の下側かつ前記耐シリコン拡散導電
    層の側壁に側壁絶縁スペーサ(8)を形成する工程と、 前記耐酸化性導電層及び前記側壁絶縁スペーサ上に高誘
    電率層(6)を形成する工程と、 該高誘電率層上に上部電極層(7)を形成する工程とを
    具備する薄膜キャパシタの製造方法。
  37. 【請求項37】 さらに、前記ポリシリコンプラグの埋
    込み後前記耐シリコン拡散導電層の形成前に、前記ポリ
    シリコンプラグ上にシリコンコンタクト層(9)を形成
    する工程を具備する請求項36に記載の薄膜キャパシタ
    の製造方法。
  38. 【請求項38】 さらに、 前記ポリシリコンプラグの埋込み後、該ポリシリコンプ
    ラグ上に高融点金属層を形成する工程と、 該高融点金属層に窒素雰囲気中でランプアニールを施し
    てシリコンコンタクト層(9)を形成する工程とを具備
    する請求項36に記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  39. 【請求項39】 前記耐シリコン拡散導電層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つの金属、または
    Ti、W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つの窒化
    物、または窒素を含むTi、W、Ta、Mo、Niの少
    なくとも1つの金属、またはTi、W、Ta、Mo、N
    iの少なくとも1つのシリサイドよりなる請求項36に
    記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  40. 【請求項40】 前記耐酸化性導電層は、Ru、Re、
    Os、Ir、Pt、Pd、Rhの少なくとも1つの金
    属、またはRu、Re、Os、Ir、Rhの少なくとも
    1つの酸化物、またはRu、Re、Os、Ir、Rhの
    少なくとも1つのシリサイドよりなる請求項36に記載
    の薄膜キャパシタの製造方法。
  41. 【請求項41】 前記シリコンコンタクト層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つのシリサイドよ
    りなる請求項37に記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  42. 【請求項42】 前記シリコンコンタクト層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つのシリサイドよ
    りなる請求項38に記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  43. 【請求項43】 前記高誘電率層は、ABO3,Bi2
    2(Xm-1m3m+1)(m−1,2,…,5)あるいは
    Ta25、 ただし、AはBa、Sr、Pb、Ca、Li、Kの少な
    くとも1つ、BはZr,Ti,Ta,Nb,Mg,M
    n,Fe,Zn,Wの少なくとも1つ、XはBa,S
    r,Pb,Ca,K,Biの少なくとも1つ、ZはT
    i,Ta,Nbの少なくとも1つよりなる請求項36に
    記載の薄膜キャパシタ製造方法。
  44. 【請求項44】 シリコン基板(1)に絶縁層(2)を
    形成する工程と、 該絶縁層にコンタクトホール(CONT)を形成する工
    程と、 該絶縁層にコンタクトホールにポリシリコンプラグ
    (3)を埋め込む工程と、 該ポリシリコンプラグ上の前記絶縁層のコンタクトホー
    ル内に耐シリコン拡散導電層(4)を形成する工程と、 該耐シリコン拡散導電層及び前記絶縁層上に耐酸化性導
    電層(5)を形成する工程と、 該耐酸化性導電層をエッチングして前記耐シリコン拡散
    導電層と共に下部電極層を形成する工程と、 前記下部電極層及び前記絶縁層上に高誘電率層(6)を
    形成する工程と、 該高誘電率層上に上部電極層(7)を形成する工程とを
    具備する薄膜キャパシタの製造方法。
  45. 【請求項45】 さらに、前記ポリシリコンプラグの埋
    込み後前記耐シリコン拡散導電層の形成前に、前記ポリ
    シリコンプラグ上にシリコンコンタクト層(9)を形成
    する工程を具備する請求項44に記載の薄膜キャパシタ
    の製造方法。
  46. 【請求項46】 前記耐酸化性導電層を形成する工程は
    前記耐酸化性導電層の下部を前記コンタクトホール内に
    形成する請求項44に記載の薄膜キャパシタの製造方
    法。
  47. 【請求項47】 さらに、 前記ポリシリコンプラグの埋込み後、該ポリシリコンプ
    ラグ上に高融点金属層を形成する工程と、 該高融点金属層に窒素雰囲気中でランプアニールを施し
    てシリコンコンタクト層(9)を形成する工程とを具備
    する請求項44に記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  48. 【請求項48】 前記耐シリコン拡散導電層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つの金属、または
    Ti、W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つの窒化
    物、または窒素を含むTi、W、Ta、Mo、Niの少
    なくとも1つの金属、またはTi、W、Ta、Mo、N
    iの少なくとも1つのシリサイドよりなる請求項44に
    記載の薄膜キャパシタ製造方法。
  49. 【請求項49】 前記耐酸化性導電層は、Ru、Re、
    Os、Ir、Pt、Pd、Rhの少なくとも1つの金
    属、またはRu、Re、Os、Ir、Rhの少なくとも
    1つの酸化物、またはRu,Re、Os、Ir、Rhの
    少なくとも1つのシリサイドよりなる請求項44に記載
    の薄膜キャパシタの製造方法。
  50. 【請求項50】 前記シリコンコンタクト層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つのシリサイドよ
    りなる請求項45に記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  51. 【請求項51】 前記シリコンコンタクト層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つのシリサイドよ
    りなる請求項46に記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  52. 【請求項52】 前記高誘電率層は、ABO3,Bi2
    2(Xm-1m3m+1)(m−1,2,…,5)あるいは
    Ta25、 ただし、AはBa,Sr,Pb,Ca,Li,Kの少な
    くとも1つ、BはZr,Ti,Ta,Nb,Mg,M
    n,Fe,Zn,Wの少なくとも1つ、XはBa,S
    r,Pb,Ca,K,Biの少なくとも1つ、ZはT
    i,Ta,Nbの少なくとも1つよりなる請求項45に
    記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  53. 【請求項53】 シリコン基板(1)上にポリシリコン
    層(3’)を形成する工程と、 該ポリシリコン層上に耐シリコン拡散導電層(4)を形
    成する工程と、 該耐シリコン拡散導電層及び前記ポリシリコン層をエッ
    チングして第1の下部電極層を形成する工程と、 該第1の下部電極層及び前記シリコン基板上に絶縁層
    (2)を形成する工程と、 該絶縁層に化学機械的研磨を施して前記耐シリコン拡散
    導電層の表面を露出させる工程と、 該耐シリコン拡散導電層及び前記絶縁層上に耐酸化性導
    電層(5)を形成する工程と、 該耐酸化性導電層をエッチングして第2の下部電極層を
    形成する工程と、 前記第2の下部電極層及び前記絶縁層上に高誘電率層
    (6)を形成する工程と、 該高誘電率層上に上部電極層(7)を形成する工程とを
    具備する薄膜キャパシタの製造方法。
  54. 【請求項54】 さらに、前記ポリシリコン層の形成後
    前記耐シリコン拡散導電層の形成前に、前記ポリシリコ
    ン層上にシリコンコンタクト層(9)を形成する工程を
    具備する請求項53に記載の薄膜キャパシタの製造方
    法。
  55. 【請求項55】 さらに、 前記ポリシリコン層の形成後、該ポリシリコン層上に高
    融点金属層を形成する工程と、 該高融点金属層に窒素雰囲気中でランプアニールを施し
    てシリコンコンタクト層(9)を形成する工程とを具備
    する請求項53に記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  56. 【請求項56】 前記耐シリコン拡散導電層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つの金属、または
    Ti、W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つの窒化
    物、または窒素を含むTi、W、Ta、Mo、Niの少
    なくとも1つの金属、またはTi、W、Ta、Mo、N
    iの少なくとも1つのシリサイドよりなる請求項53に
    記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  57. 【請求項57】 前記耐酸化性導電層は、Ru、Re、
    Os、Ir、Pt、Pd、Rhの少なくとも1つの金
    属、またはRu、Re、Os、Ir、Rhの少なくとも
    1つの酸化物、またはRu、Re、Os、Ir、Rhの
    少なくとも1つのシリサイドよりなる請求項53に記載
    の薄膜キャパシタの製造方法。
  58. 【請求項58】 前記シリコンコンタクト層は、Ti,
    W,Ta,Mo,Niの少なくとも1つのシリサイドよ
    りなる請求項54に記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  59. 【請求項59】 前記シリコンコンタクト層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つのシリサイドよ
    りなる請求項55に記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  60. 【請求項60】 前記高誘電率層は、ABO3,Bi2
    2(Xm-1m3m+1)(m−1,2,…,5)あるいは
    Ta25、 ただし、AはBa、Sr、Pb、Ca、Li、Kの少な
    くとも1つ、BはZr、Ti、Ta、Nb、Mg、M
    n、Fe、Zn、Wの少なくとも1つ、XはBa、S
    r、Pb、Ca、K、Biの少なくとも1つ、ZはT
    i、Ta、Nbの少なくとも1つよりなる請求項53に
    記載の薄膜キャパシタ。
  61. 【請求項61】 シリコン基板(1)に絶縁層(2)を
    形成する工程と、 該絶縁層にコンタクトホール(CONT)を形成する工
    程と、 前記絶縁層のコンタクトホール内に耐シリコン拡散導電
    層(4)を形成する工程と、 該耐シリコン拡散導電層及び前記絶縁層上に耐酸化性導
    電層(5)を形成する工程と、 該耐酸化性導電層をエッチングして前記耐シリコン拡散
    導電層と共に下部電極層を形成する工程と、 前記下部電極層及び前記絶縁層上に高誘電率層(6)を
    形成する工程と、 該高誘電率層上に上部電極層(7)を形成する工程とを
    具備する薄膜キャパシタの製造方法。
  62. 【請求項62】 さらに、前記コンタクトホールの形成
    後前記耐シリコン拡散導電層の埋込み前に、前記シリコ
    ン基板上にシリコンコンタクト層(9)を形成する工程
    を具備する請求項61に記載の薄膜キャパシタの製造方
    法。
  63. 【請求項63】 前記耐酸化性導電層を形成する工程は
    前記耐酸化性導電層の下部を前記コンタクトホール内に
    形成する請求項61に記載の薄膜キャパシタの製造方
    法。
  64. 【請求項64】 さらに、 前記コンタクトホールの形成後、前記シリコン基板上に
    高融点金属層を形成する工程と、 該高融点金属層に窒素雰囲気中でランプアニールを施し
    てシリコンコンタクト層(9)を形成する工程とを具備
    する請求項61に記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  65. 【請求項65】 前記耐シリコン拡散導電層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つの金属、または
    Ti、W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つの窒化
    物、または窒素を含むTi、W、Ta、Mo、Niの少
    なくとも1つの金属、またはTi、W、Ta、Mo、N
    iの少なくとも1つのシリサイドよりなる請求項61に
    記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  66. 【請求項66】 前記耐酸化性導電層は、Ru、Re、
    Os、Ir、Pt、Pd、Rhの少なくとも1つの金
    属、またはRu、Re、Os、Ir、Rhの少なくとも
    1つの酸化物、またはRu、Re、Os、Ir、Rhの
    少なくとも1つのシリサイドよりなる請求項51に記載
    の薄膜キャパシタ。
  67. 【請求項67】 前記シリコンコンタクト層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つのシリサイドよ
    りなる請求項61に記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  68. 【請求項68】 前記シリコンコンタクト層は、Ti、
    W、Ta、Mo、Niの少なくとも1つのシリサイドよ
    りなる請求項64に記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  69. 【請求項69】 前記高誘電率層は、ABO3,Bi2
    2(Xm-1m3m+1)(m−1,2,…,5)あるいは
    Ta25、 ただし、AはBa、Sr、Pb、Ca、Li、Kの少な
    くとも1つ、BはZr,Ti,Ta,Nb,Mg,M
    n,Fe,Zn,Wの少なくとも1つ、XはBa,S
    r,Pb,Ca,K,Biの少なくとも1つ、ZはT
    i,Ta,Nbの少なくとも1つよりなる請求項61に
    記載の薄膜キャパシタの製造方法。
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