JPH0981004A - 回収トナー容器及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents
回収トナー容器及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置Info
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- JPH0981004A JPH0981004A JP7263508A JP26350895A JPH0981004A JP H0981004 A JPH0981004 A JP H0981004A JP 7263508 A JP7263508 A JP 7263508A JP 26350895 A JP26350895 A JP 26350895A JP H0981004 A JPH0981004 A JP H0981004A
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- wall
- toner
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 現像後に生じる廃トナーの回収・収納容器を
できるだけ小さくすることを可能にし、よりコンパクト
なプロセスカートリッジの設計を可能にする。 【解決手段】 クリーニング手段1内に形状記憶材料か
らなるバネ部材15を用いることにより、装置中での使
用前後の温度変化に起因する形状の変化と廃トナーの自
重とを利用し、他の強制的な圧縮手段を付設することな
く、トナー収納部11cにおける廃トナーの凝集を促が
す。図示バイアスバネ部材16を併用する構造と回収容
器の底部に相当する部分に屈曲を繰り返す容積可変の部
材として組み込んだ構造がある。更にスクイシート11
bに形状記憶樹脂塗料を塗布し、歪みを装置内の熱によ
り自然矯正する構成を盛り込んだものである。
できるだけ小さくすることを可能にし、よりコンパクト
なプロセスカートリッジの設計を可能にする。 【解決手段】 クリーニング手段1内に形状記憶材料か
らなるバネ部材15を用いることにより、装置中での使
用前後の温度変化に起因する形状の変化と廃トナーの自
重とを利用し、他の強制的な圧縮手段を付設することな
く、トナー収納部11cにおける廃トナーの凝集を促が
す。図示バイアスバネ部材16を併用する構造と回収容
器の底部に相当する部分に屈曲を繰り返す容積可変の部
材として組み込んだ構造がある。更にスクイシート11
bに形状記憶樹脂塗料を塗布し、歪みを装置内の熱によ
り自然矯正する構成を盛り込んだものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像後の残余トナ
ーを回収する容器を含むカートリッジ枠体を構成するプ
ロセスカートリッジの回収トナー容器及び該容器を備え
たプロセスカートリッジ及び該プロセスカートリッジを
着脱可能な電子写真画像形成装置に関する。
ーを回収する容器を含むカートリッジ枠体を構成するプ
ロセスカートリッジの回収トナー容器及び該容器を備え
たプロセスカートリッジ及び該プロセスカートリッジを
着脱可能な電子写真画像形成装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は後述従来
の技術を更に発展させたものであり、その目的とすると
ころは、特別に外部からの仕事を入力せずに、所定のト
ナー凝集の状態を得るものである。装置使用中、停止中
の環境(温度)変化が、上記の状態を得る駆動力とな
り、このためにロール、ギア等の部材を必要としない。
の技術を更に発展させたものであり、その目的とすると
ころは、特別に外部からの仕事を入力せずに、所定のト
ナー凝集の状態を得るものである。装置使用中、停止中
の環境(温度)変化が、上記の状態を得る駆動力とな
り、このためにロール、ギア等の部材を必要としない。
【0003】従って、より簡素で安価な、省エネルギの
機構の廃トナー回収容器及び該容器を含むプロセスカー
トリッジ及び該プロセスカートリッジを着脱可能な電子
写真画像形成装置を提供することを目的とするものであ
る。
機構の廃トナー回収容器及び該容器を含むプロセスカー
トリッジ及び該プロセスカートリッジを着脱可能な電子
写真画像形成装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は電
子写真感光体と、電子写真感光体に作用するクリーニン
グ手段を含むプロセス手段と、前記電子写真感光体及び
プロセス手段を収容するカートリッジ枠体と、を有し、
電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッ
ジの回収トナー容器において、電子写真感光体上の残留
トナーを除去するクリーニング部材と、前記クリーニン
グ部材で除去した廃トナーを収納する廃トナー収容部
と、前記クリーニング部材で除去した廃トナーを廃トナ
ー収納部へ導き、廃トナー収納部を密閉状態とするスク
イシートと、前記廃トナー収納部に面する可動又は変形
可能な壁部材と、前記壁部材を電子写真画像形成装置の
休止時の温度と使用時の温度差により可動又は変形可能
とする壁部材変動手段と、を備え、廃トナーの凝集を行
うことを特徴とする回収トナー容器である。
子写真感光体と、電子写真感光体に作用するクリーニン
グ手段を含むプロセス手段と、前記電子写真感光体及び
プロセス手段を収容するカートリッジ枠体と、を有し、
電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッ
ジの回収トナー容器において、電子写真感光体上の残留
トナーを除去するクリーニング部材と、前記クリーニン
グ部材で除去した廃トナーを収納する廃トナー収容部
と、前記クリーニング部材で除去した廃トナーを廃トナ
ー収納部へ導き、廃トナー収納部を密閉状態とするスク
イシートと、前記廃トナー収納部に面する可動又は変形
可能な壁部材と、前記壁部材を電子写真画像形成装置の
休止時の温度と使用時の温度差により可動又は変形可能
とする壁部材変動手段と、を備え、廃トナーの凝集を行
うことを特徴とする回収トナー容器である。
【0005】本発明の第2の発明は前記壁部材変動手段
は、前記壁部材に結合された形状記憶部材を有すること
を特徴とする第1の発明に記載のプロセスカートリッジ
の回収トナー容器である。
は、前記壁部材に結合された形状記憶部材を有すること
を特徴とする第1の発明に記載のプロセスカートリッジ
の回収トナー容器である。
【0006】本発明の第3の発明は前記壁部材変動手段
は、形状記憶材料からなるバネ部材と、該バネ部材とは
逆の力を生ずるバネ部材との結合構成で配置されてお
り、該形状記憶材料からなるバネ部材が加熱により復元
形状に戻ることを特徴とする第2の発明に記載のプロセ
スカートリッジの回収トナー容器である。
は、形状記憶材料からなるバネ部材と、該バネ部材とは
逆の力を生ずるバネ部材との結合構成で配置されてお
り、該形状記憶材料からなるバネ部材が加熱により復元
形状に戻ることを特徴とする第2の発明に記載のプロセ
スカートリッジの回収トナー容器である。
【0007】本発明の第4の発明は前記可動の壁部材
は、この壁部材の移動方向の側部とトナー回収容器の外
壁との間に空隙を有し、該空隙を埋める摺動補助部材を
有することを特徴とする第1又は第2もしくは第3の発
明に記載のプロセスカートリッジの回収トナー容器であ
る。
は、この壁部材の移動方向の側部とトナー回収容器の外
壁との間に空隙を有し、該空隙を埋める摺動補助部材を
有することを特徴とする第1又は第2もしくは第3の発
明に記載のプロセスカートリッジの回収トナー容器であ
る。
【0008】本発明の第5の発明は前記摺動補助部材が
可動の壁部材に固定されたものであることを特徴とする
第4の発明に記載のプロセスカートリッジの回収トナー
容器である。
可動の壁部材に固定されたものであることを特徴とする
第4の発明に記載のプロセスカートリッジの回収トナー
容器である。
【0009】本発明の第6の発明は前記摺動補助部材が
トナー回収容器の外壁に固定されたものであることを特
徴とする第4の発明に記載のプロセスカートリッジの回
収トナー容器である。
トナー回収容器の外壁に固定されたものであることを特
徴とする第4の発明に記載のプロセスカートリッジの回
収トナー容器である。
【0010】本発明の第7の発明は前記摺動補助部材が
発泡弾性体であることを特徴とする第4又は第5もしく
は第6の発明に記載のプロセスカートリッジの回収トナ
ー容器である。
発泡弾性体であることを特徴とする第4又は第5もしく
は第6の発明に記載のプロセスカートリッジの回収トナ
ー容器である。
【0011】本発明の第8の発明は前記摺動補助部材が
表面摩擦抵抗の小さい発泡弾性体であることを特徴とす
る第4から第7の発明の何れか1つに記載のプロセスカ
ートリッジの回収トナー容器である。
表面摩擦抵抗の小さい発泡弾性体であることを特徴とす
る第4から第7の発明の何れか1つに記載のプロセスカ
ートリッジの回収トナー容器である。
【0012】本発明の第9の発明は可動の壁部材の移動
方向の側部とトナー回収容器の外壁とが、該可動の壁部
材の移動範囲に対して余裕をもって伸縮する柔軟なフィ
ルム材料により隙間なく結合した構成であることを特徴
とする第1又は第2もしくは第3の発明に記載のプロセ
スカートリッジの回収トナー容器である。
方向の側部とトナー回収容器の外壁とが、該可動の壁部
材の移動範囲に対して余裕をもって伸縮する柔軟なフィ
ルム材料により隙間なく結合した構成であることを特徴
とする第1又は第2もしくは第3の発明に記載のプロセ
スカートリッジの回収トナー容器である。
【0013】本発明の第10の発明は前記可動又は変形
可能な壁部材は電子写真感光体に向って開口するトナー
回収開口部に隣接する壁に柔軟フィルムシートを介して
結合されていて、可動又は変形可能な壁部材は屈曲部を
有し、該屈曲部に形状記憶材料の屈曲部材が結合されて
いることを特徴とする第1又は第2の発明に記載のプロ
セスカートリッジの回収トナー容器である。
可能な壁部材は電子写真感光体に向って開口するトナー
回収開口部に隣接する壁に柔軟フィルムシートを介して
結合されていて、可動又は変形可能な壁部材は屈曲部を
有し、該屈曲部に形状記憶材料の屈曲部材が結合されて
いることを特徴とする第1又は第2の発明に記載のプロ
セスカートリッジの回収トナー容器である。
【0014】本発明の第11の発明は前記スクイシート
が形状記憶樹脂又は形状記憶樹脂との複合構成となって
いることを特徴とする第1発明から第10の発明の何れ
か1つに記載のプロセスカートリッジの回収トナー容器
である。
が形状記憶樹脂又は形状記憶樹脂との複合構成となって
いることを特徴とする第1発明から第10の発明の何れ
か1つに記載のプロセスカートリッジの回収トナー容器
である。
【0015】本発明の第12の発明は前記スクイシート
が形状記憶樹脂の薄板で裏打接合されたものである第1
1の発明に記載の回収トナー容器である。
が形状記憶樹脂の薄板で裏打接合されたものである第1
1の発明に記載の回収トナー容器である。
【0016】本発明の第13の発明は前記スクイシート
が形状記憶樹脂の薄膜塗工処理されたものである第11
の発明に記載の回収トナー容器である。
が形状記憶樹脂の薄膜塗工処理されたものである第11
の発明に記載の回収トナー容器である。
【0017】本発明の第14の発明は電子写真感光体
と、電子写真感光体に作用するクリーニング手段を含む
プロセス手段と、前記電子写真感光体及びプロセス手段
を収容するカートリッジ枠体と、を有し、電子写真画像
形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジの回収トナ
ー容器において、電子写真感光体上の残留トナーを除去
するクリーニング部材と、前記クリーニング部材で除去
した廃トナーを収納する廃トナー部と、前記クリーニン
グ部材で除去した廃トナーを廃トナー収納部へ導き、収
納部を密閉状態とするスクイシートと、前記廃トナー収
納部に面する可動又は変形可能な壁部材と、前記壁部材
を電子写真画像形成装置の休止時の温度と使用時の温度
差により可動又は変形可能とする壁部材変動手段と、を
備え、廃トナーの凝集を行う回収トナー容器を備えたこ
とを特徴とするプロセスカートリッジである。
と、電子写真感光体に作用するクリーニング手段を含む
プロセス手段と、前記電子写真感光体及びプロセス手段
を収容するカートリッジ枠体と、を有し、電子写真画像
形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジの回収トナ
ー容器において、電子写真感光体上の残留トナーを除去
するクリーニング部材と、前記クリーニング部材で除去
した廃トナーを収納する廃トナー部と、前記クリーニン
グ部材で除去した廃トナーを廃トナー収納部へ導き、収
納部を密閉状態とするスクイシートと、前記廃トナー収
納部に面する可動又は変形可能な壁部材と、前記壁部材
を電子写真画像形成装置の休止時の温度と使用時の温度
差により可動又は変形可能とする壁部材変動手段と、を
備え、廃トナーの凝集を行う回収トナー容器を備えたこ
とを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0018】本発明の第15の発明はプロセスカートリ
ッジを着脱可能で、記録媒体に画像を形成するための電
子写真画像形成装置において、a、電子写真感光体と、
電子写真感光体に作用するクリーニング手段を含むプロ
セス手段と、前記電子写真感光体及びプロセス手段とを
有するカートリッジ枠体と、電子写真感光体上の残留ト
ナーを除去するクリーニング部材と、前記クリーニング
部材で除去した廃トナーを収納する廃トナー収納部と、
前記クリーニング部材で除去した廃トナーを廃トナー収
納部へ導き廃トナー収納部を密閉状態とするスクイシー
トと、前記廃トナー収納部に面する可動又は変形可能な
壁部材と、前記壁部材を電子写真画像形成装置の休止時
の温度と使用時の温度差により可動又は変形可能とする
壁部材変動手段を備え、廃トナーの凝集を行う回収トナ
ー容器と、を有するプロセスカートリッジを取り外し可
能に装着するための装着手段と、b、前記記録媒体を搬
送するための搬送手段と、を有することを特徴とする電
子写真画像形成装置である。
ッジを着脱可能で、記録媒体に画像を形成するための電
子写真画像形成装置において、a、電子写真感光体と、
電子写真感光体に作用するクリーニング手段を含むプロ
セス手段と、前記電子写真感光体及びプロセス手段とを
有するカートリッジ枠体と、電子写真感光体上の残留ト
ナーを除去するクリーニング部材と、前記クリーニング
部材で除去した廃トナーを収納する廃トナー収納部と、
前記クリーニング部材で除去した廃トナーを廃トナー収
納部へ導き廃トナー収納部を密閉状態とするスクイシー
トと、前記廃トナー収納部に面する可動又は変形可能な
壁部材と、前記壁部材を電子写真画像形成装置の休止時
の温度と使用時の温度差により可動又は変形可能とする
壁部材変動手段を備え、廃トナーの凝集を行う回収トナ
ー容器と、を有するプロセスカートリッジを取り外し可
能に装着するための装着手段と、b、前記記録媒体を搬
送するための搬送手段と、を有することを特徴とする電
子写真画像形成装置である。
【0019】
【従来の技術】プリンタ等の画像形成装置は、帯電器に
よって一様に帯電させた感光体ドラムに選択的な露光を
して潜像を形成し、現像器によって前記潜像を現像剤で
顕像化すると共に、該現像剤による像を記録媒体に転写
して画像記録を行なう。この様な装置にあって、発生す
る廃トナー(回収トナー)は長期間使用下で無視できな
い量となる為、本来の機能に関係しない空間を広く必要
とする。
よって一様に帯電させた感光体ドラムに選択的な露光を
して潜像を形成し、現像器によって前記潜像を現像剤で
顕像化すると共に、該現像剤による像を記録媒体に転写
して画像記録を行なう。この様な装置にあって、発生す
る廃トナー(回収トナー)は長期間使用下で無視できな
い量となる為、本来の機能に関係しない空間を広く必要
とする。
【0020】この為、廃トナーを発生させないようにト
ナーを再使用(リユース)するとか、現像時に廃トナー
が生じないプロセスを採用する等が考えられている。
ナーを再使用(リユース)するとか、現像時に廃トナー
が生じないプロセスを採用する等が考えられている。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明の実施の形態
は電子写真感光体ドラムと、電子写真感光体ドラムに作
用する帯電器、現像器、クリーニング器等のプロセス手
段と、前記電子写真感光体ドラム及びプロセス手段を収
容するカートリッジ枠体と、を有し、画像形成装置に着
脱可能なプロセスカートリッジのクリーニング器の回収
トナー容器において、電子写真感光体ドラム上の残留ト
ナーを除去するクリーニングブレードと、前記クリーニ
ングブレードで除去した廃トナーを収納する廃トナーを
廃トナー収納部へ導き、廃トナー収納部を密閉状態とす
るスクイシートと、前記廃トナー収納部に面する可動又
は変形可能な内壁と、前記内壁を電子写真画像形成装置
の休止時の温度と使用時の温度差により可動又は変形可
能とする形状記憶部材、バイメタル構造・気体封入容器
等の壁部材変動手段と、を備え、廃トナーの凝集を行う
ことを特徴とする回収トナー容器である。
は電子写真感光体ドラムと、電子写真感光体ドラムに作
用する帯電器、現像器、クリーニング器等のプロセス手
段と、前記電子写真感光体ドラム及びプロセス手段を収
容するカートリッジ枠体と、を有し、画像形成装置に着
脱可能なプロセスカートリッジのクリーニング器の回収
トナー容器において、電子写真感光体ドラム上の残留ト
ナーを除去するクリーニングブレードと、前記クリーニ
ングブレードで除去した廃トナーを収納する廃トナーを
廃トナー収納部へ導き、廃トナー収納部を密閉状態とす
るスクイシートと、前記廃トナー収納部に面する可動又
は変形可能な内壁と、前記内壁を電子写真画像形成装置
の休止時の温度と使用時の温度差により可動又は変形可
能とする形状記憶部材、バイメタル構造・気体封入容器
等の壁部材変動手段と、を備え、廃トナーの凝集を行う
ことを特徴とする回収トナー容器である。
【0022】本発明の第2の発明の実施の形態は前記壁
部材変動手段は、前記内壁に結合された形状記憶部材を
有することを特徴とする第1の発明の実施の形態に記載
のプロセスカートリッジの回収トナー容器である。
部材変動手段は、前記内壁に結合された形状記憶部材を
有することを特徴とする第1の発明の実施の形態に記載
のプロセスカートリッジの回収トナー容器である。
【0023】本発明の第3の発明の実施の形態は前記壁
部材変動手段は、形状記憶材料からなるコイルバネと、
該コイルバネ部材とは逆の力を生ずるバネとの結合構成
で配置されており、該形状記憶材料からなるコイルバネ
が加熱により復元形状に戻ることを特徴とする第2の発
明の実施の形態に記載のプロセスカートリッジの回収ト
ナー容器である。本発明の4の発明の実施の形態は前記
可動の内壁は、この内壁の移動方向の側部とトナー回収
容器の外壁との間に空隙を有し、該空隙を埋める摺動補
助部材を有することを特徴とする第1又は第2もしくは
第3の発明の実施の形態に記載のプロセスカートリッジ
の回収トナー容器である。
部材変動手段は、形状記憶材料からなるコイルバネと、
該コイルバネ部材とは逆の力を生ずるバネとの結合構成
で配置されており、該形状記憶材料からなるコイルバネ
が加熱により復元形状に戻ることを特徴とする第2の発
明の実施の形態に記載のプロセスカートリッジの回収ト
ナー容器である。本発明の4の発明の実施の形態は前記
可動の内壁は、この内壁の移動方向の側部とトナー回収
容器の外壁との間に空隙を有し、該空隙を埋める摺動補
助部材を有することを特徴とする第1又は第2もしくは
第3の発明の実施の形態に記載のプロセスカートリッジ
の回収トナー容器である。
【0024】本発明の第5の発明の実施の形態は前記摺
動補助部材が可動の内壁に固定されたものであることを
特徴とする第4発明の実施の形態に記載のプロセスカー
トリッジの回収トナー容器である。
動補助部材が可動の内壁に固定されたものであることを
特徴とする第4発明の実施の形態に記載のプロセスカー
トリッジの回収トナー容器である。
【0025】本発明の第6の発明の実施の形態は前記摺
動補助部材がトナー回収容器の外壁に固定されたたもの
であることを特徴とする第4の発明の実施の形態に記載
のプロセスカートリッジである。
動補助部材がトナー回収容器の外壁に固定されたたもの
であることを特徴とする第4の発明の実施の形態に記載
のプロセスカートリッジである。
【0026】本発明の第第7の発明の実施の形態は前記
摺動補助部材が発泡弾性体であることを特徴とする第4
又は第5もしくは第6の発明の実施の形態に記載のプロ
セスカートリッジの回収トナー容器である。
摺動補助部材が発泡弾性体であることを特徴とする第4
又は第5もしくは第6の発明の実施の形態に記載のプロ
セスカートリッジの回収トナー容器である。
【0027】本発明の第8の発明の実施の形態は前記摺
動補助部材が摺動部側に表面摩擦抵抗の小さいフィルム
を貼り付られた発泡弾性体であることを特徴とする第4
から第7の発明の実施の形態の何れか1つに記載のプロ
セスカートリッジの回収トナー容器である。
動補助部材が摺動部側に表面摩擦抵抗の小さいフィルム
を貼り付られた発泡弾性体であることを特徴とする第4
から第7の発明の実施の形態の何れか1つに記載のプロ
セスカートリッジの回収トナー容器である。
【0028】本発明の第9の発明の実施の形態は可動の
内壁部の移動方向の側部とトナー回収容器の外壁とが、
該可動の内壁の移動範囲に対して余裕をもって伸縮する
柔軟なフィルム材料により隙間なく結合した構成である
こととを特徴とする第1又は第2もしくは第3の発明の
実施の形態に記載のプロセスカートリッジの回収トナー
容器である。
内壁部の移動方向の側部とトナー回収容器の外壁とが、
該可動の内壁の移動範囲に対して余裕をもって伸縮する
柔軟なフィルム材料により隙間なく結合した構成である
こととを特徴とする第1又は第2もしくは第3の発明の
実施の形態に記載のプロセスカートリッジの回収トナー
容器である。
【0029】本発明の第10の発明の実施の形態は前記
可動又は変形可能な内壁は電子写真感光体ドラムに向っ
て開口するトナー回収開口部に隣接する外壁に柔軟なフ
ィルムシートを介して結合されていて、可動又は変形可
能な内壁は屈曲部を有し、該屈曲部に形状記憶材料の屈
曲部材が結合されていることを特徴とする第1又は第2
の発明の実施の形態に記載のプロセスカートリッジの回
収トナー容器である。
可動又は変形可能な内壁は電子写真感光体ドラムに向っ
て開口するトナー回収開口部に隣接する外壁に柔軟なフ
ィルムシートを介して結合されていて、可動又は変形可
能な内壁は屈曲部を有し、該屈曲部に形状記憶材料の屈
曲部材が結合されていることを特徴とする第1又は第2
の発明の実施の形態に記載のプロセスカートリッジの回
収トナー容器である。
【0030】本発明の第11の発明の実施の形態は前記
スクイシートが形状記憶樹脂又は形状記憶樹脂との複合
構成となっていることを特徴とする第1から第10の発
明の実施の形態の何れか1つに記載のプロセスカートリ
ッジの回収トナー容器である。
スクイシートが形状記憶樹脂又は形状記憶樹脂との複合
構成となっていることを特徴とする第1から第10の発
明の実施の形態の何れか1つに記載のプロセスカートリ
ッジの回収トナー容器である。
【0031】本発明の第12の発明の実施の形態は前記
スクイシートが形状記憶樹脂の薄板で裏打接合されたも
のである第11の発明の実施の形態に記載の回収トナー
容器である。
スクイシートが形状記憶樹脂の薄板で裏打接合されたも
のである第11の発明の実施の形態に記載の回収トナー
容器である。
【0032】本発明の第13の発明の実施の形態は前記
スクイシートが形状記憶樹脂の薄膜塗工処理されたもの
である第11の発明の実施の形態に記載の回収トナー容
器である。
スクイシートが形状記憶樹脂の薄膜塗工処理されたもの
である第11の発明の実施の形態に記載の回収トナー容
器である。
【0033】本発明の第14の発明の実施の形態は電子
写真感光体ドラムと、電子写真感光体ドラムに作用する
帯電器、現像器、クリーニング器等のプロセス手段と、
前記電子写真感光体ドラム及び前記プロセス手段を収容
するカートリッジ枠体と、を有し、電子写真画像形成装
置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写
真感光体ドラム上の残留トナーを除去するクリーニング
ブレードと、前記クリーニングブレードで除去した廃ト
ナーを収納する廃トナー収納部と、前記クリーニングブ
レードで除去した廃トナーを廃トナー収納部へ導き、廃
トナー収納部を密閉状態とするスクイシートと、前記廃
トナー収納部に面する可動又は変形可能な内壁と、前記
内壁を画像形成装置の休止時の温度と使用時の温度差に
より可動又は変形可能とする形状記憶部材、バイメタル
構造、気体封入容器等の壁部材変動手段と、を備え、廃
トナーの凝集を行う回収トナー容器を備えたことを特徴
とするプロセスカートリッジである。
写真感光体ドラムと、電子写真感光体ドラムに作用する
帯電器、現像器、クリーニング器等のプロセス手段と、
前記電子写真感光体ドラム及び前記プロセス手段を収容
するカートリッジ枠体と、を有し、電子写真画像形成装
置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写
真感光体ドラム上の残留トナーを除去するクリーニング
ブレードと、前記クリーニングブレードで除去した廃ト
ナーを収納する廃トナー収納部と、前記クリーニングブ
レードで除去した廃トナーを廃トナー収納部へ導き、廃
トナー収納部を密閉状態とするスクイシートと、前記廃
トナー収納部に面する可動又は変形可能な内壁と、前記
内壁を画像形成装置の休止時の温度と使用時の温度差に
より可動又は変形可能とする形状記憶部材、バイメタル
構造、気体封入容器等の壁部材変動手段と、を備え、廃
トナーの凝集を行う回収トナー容器を備えたことを特徴
とするプロセスカートリッジである。
【0034】本発明の第15の発明の実施の形態はプロ
セスカートリッジを着脱可能で、記録紙に画像を形成す
るための電子写真画像形成装置において、a、電子写真
感光体ドラムと、電子写真感光体ドラムに作用する帯電
器、現像器、クリーニング器等のプロセス手段と、電子
写真感光体ドラム及び前記プロセス手段とを有するカー
トリッジ枠と、電子写真感光体ドラム上の残留トナーを
除去するクリーニングブレードと、前記クリーニングブ
レードで除去した廃トナーを収納する廃トナー収納部
と、前記クリーニングブレードで除去した廃トナーを廃
トナー収納部へ導き、廃トナー収納部を密閉状態とする
スクイシートと、前記廃トナー収納部に面する可動又は
変形可能な内壁と、前記内壁を画像形成装置の休止時の
温度と使用時の温度差により可動又は変形可能とする形
状記憶部材、バイメタル構造、気体封入容器等の壁部材
変動手段と、を備え、廃トナーの凝集を行う回収トナー
容器と、を有するプロセスカートリッジを取り外し可能
に装着するための装着ガイドと、b、前記記録紙を搬送
するための搬送コロ及びガイド部材と、を有することを
特徴とする電子写真画像形成装置である。
セスカートリッジを着脱可能で、記録紙に画像を形成す
るための電子写真画像形成装置において、a、電子写真
感光体ドラムと、電子写真感光体ドラムに作用する帯電
器、現像器、クリーニング器等のプロセス手段と、電子
写真感光体ドラム及び前記プロセス手段とを有するカー
トリッジ枠と、電子写真感光体ドラム上の残留トナーを
除去するクリーニングブレードと、前記クリーニングブ
レードで除去した廃トナーを収納する廃トナー収納部
と、前記クリーニングブレードで除去した廃トナーを廃
トナー収納部へ導き、廃トナー収納部を密閉状態とする
スクイシートと、前記廃トナー収納部に面する可動又は
変形可能な内壁と、前記内壁を画像形成装置の休止時の
温度と使用時の温度差により可動又は変形可能とする形
状記憶部材、バイメタル構造、気体封入容器等の壁部材
変動手段と、を備え、廃トナーの凝集を行う回収トナー
容器と、を有するプロセスカートリッジを取り外し可能
に装着するための装着ガイドと、b、前記記録紙を搬送
するための搬送コロ及びガイド部材と、を有することを
特徴とする電子写真画像形成装置である。
【0035】(実施の形態の詳細な説明)以下、実施の
形態について詳細に説明する。
形態について詳細に説明する。
【0036】ここで纏まったグループ毎に概略の実施の
形態で説明し、更に必要あるものについて、具体的な提
案と説明を加える。
形態で説明し、更に必要あるものについて、具体的な提
案と説明を加える。
【0037】先ずプロセスカートリッジ及び該プロセス
カートリッジを着脱可能な画像形成装置に於ける位置付
けを図面を参照して具体的に説明する。
カートリッジを着脱可能な画像形成装置に於ける位置付
けを図面を参照して具体的に説明する。
【0038】ここでは説明の順序として、プロセスカー
トリッジを装着した画像形成装置の全体構成を説明し、
次に枠体の結合構成について説明する。
トリッジを装着した画像形成装置の全体構成を説明し、
次に枠体の結合構成について説明する。
【0039】{全体構成}図1はプロセスカートリッジ
の構成説明図であり、図2はプロセスカートリッジを装
着した電子写真画像形成装置の構成説明図であり、図3
はプロセスカートリッジの装着構成説明図である。
の構成説明図であり、図2はプロセスカートリッジを装
着した電子写真画像形成装置の構成説明図であり、図3
はプロセスカートリッジの装着構成説明図である。
【0040】また、図4はトナー回収容器における状況
を示した図である。
を示した図である。
【0041】この画像形成装置Aは、図2に示す様に、
光学系1から画像情報に基づいた光像を照射して像担持
体である感光体ドラム8にトナー像を形成する。そして
前記トナー像の形成と同期して、記録媒体2をカセット
3aからピックアップローラ3b、反転ローラ3c及び
これに圧接して従動回転するピンチローラ3c1,3c
2,3c3等からなる搬送手段3で搬送し、且つプロセ
スカートリッジBとしてカートリッジ化された画像形成
部において、前記感光体ドラム8に形成したトナー像を
転写手段としての転写ローラ4に電圧印加することによ
って記録媒体2に転写し、その記録媒体2をヒーター5
aを内蔵する定着回転体5b、及び前記回転体5bに記
録媒体2を押圧して搬送する駆動ローラ5cからなる定
着手段5に搬送し、転写トナー像を記録媒体2に定着す
る。そしてこの記録媒体2を排出ローラ対3d1,3d
2及び排出ローラ対3e1,3e2で搬送し、反転搬送
経路6を通して排出部7へと排出する如く構成してい
る。
光学系1から画像情報に基づいた光像を照射して像担持
体である感光体ドラム8にトナー像を形成する。そして
前記トナー像の形成と同期して、記録媒体2をカセット
3aからピックアップローラ3b、反転ローラ3c及び
これに圧接して従動回転するピンチローラ3c1,3c
2,3c3等からなる搬送手段3で搬送し、且つプロセ
スカートリッジBとしてカートリッジ化された画像形成
部において、前記感光体ドラム8に形成したトナー像を
転写手段としての転写ローラ4に電圧印加することによ
って記録媒体2に転写し、その記録媒体2をヒーター5
aを内蔵する定着回転体5b、及び前記回転体5bに記
録媒体2を押圧して搬送する駆動ローラ5cからなる定
着手段5に搬送し、転写トナー像を記録媒体2に定着す
る。そしてこの記録媒体2を排出ローラ対3d1,3d
2及び排出ローラ対3e1,3e2で搬送し、反転搬送
経路6を通して排出部7へと排出する如く構成してい
る。
【0042】一方、前記画像形成部を形成するプロセス
カートリッジBは、図1に示す様に、感光層を有する感
光体ドラム8を回転し、その表面を帯電手段である帯電
ローラ9への電圧印加によって一様に帯電し、前記光学
系1からの光像を露光部を介して感光体ドラム8に露光
して潜像を形成し、現像手段10によって現像するよう
に構成している。この現像手段10は、トナー収納部1
0a内のトナーをトナー送り部材10bで送り出し、固
定磁石10cを内蔵した現像ローラ10dを回転させる
と共に、現像ブレード10eによって摩擦帯電電荷を付
与したトナー層を現像ローラ10dの表面に一様に形成
し、そのトナーを前記潜像に応じて感光体ドラム8へ転
移させることによってトナー像を形成して可視像化す
る。
カートリッジBは、図1に示す様に、感光層を有する感
光体ドラム8を回転し、その表面を帯電手段である帯電
ローラ9への電圧印加によって一様に帯電し、前記光学
系1からの光像を露光部を介して感光体ドラム8に露光
して潜像を形成し、現像手段10によって現像するよう
に構成している。この現像手段10は、トナー収納部1
0a内のトナーをトナー送り部材10bで送り出し、固
定磁石10cを内蔵した現像ローラ10dを回転させる
と共に、現像ブレード10eによって摩擦帯電電荷を付
与したトナー層を現像ローラ10dの表面に一様に形成
し、そのトナーを前記潜像に応じて感光体ドラム8へ転
移させることによってトナー像を形成して可視像化す
る。
【0043】そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極
性の電圧を印加してトナー像を記録媒体2に転写した後
は、クリーニングブレード11aによって感光体ドラム
8に残留したトナーを掻き落とすと共に、スクイシート
11bによってすくい取り廃トナー収納部11cへあつ
めるクリーニング手段11によって感光体ドラム8上の
残留トナーを除去するように構成している。
性の電圧を印加してトナー像を記録媒体2に転写した後
は、クリーニングブレード11aによって感光体ドラム
8に残留したトナーを掻き落とすと共に、スクイシート
11bによってすくい取り廃トナー収納部11cへあつ
めるクリーニング手段11によって感光体ドラム8上の
残留トナーを除去するように構成している。
【0044】尚、前記感光体ドラム8等の各部品は、H
IPS(ハイインパクトポリスチレン)で成型した上枠
体12と下枠体13とを結合したカートリッジ枠体内に
収納してカートリッジ化され、装置本体14に設けられ
たカートリッジ装着手段に対して着脱可能に装着され
る。
IPS(ハイインパクトポリスチレン)で成型した上枠
体12と下枠体13とを結合したカートリッジ枠体内に
収納してカートリッジ化され、装置本体14に設けられ
たカートリッジ装着手段に対して着脱可能に装着され
る。
【0045】前記カートリッジ装着手段は、開閉部材1
4aを開くと、図3に示すように、カートリッジ装着ス
ペースが設けてあり、装置本体14の左右内側面にカー
トリッジ装着ガイド部材G1が取付けてあり、この左右
ガイド部材G1にはプロセスカートリッジBを挿入する
為のガイド部G2が対向して設けてある。このガイド部
G2に沿ってプロセスカートリッジBを挿入し、開閉部
材14aを閉じることによってプロセスカートリッジB
を画像形成装置Aに装着するものである。
4aを開くと、図3に示すように、カートリッジ装着ス
ペースが設けてあり、装置本体14の左右内側面にカー
トリッジ装着ガイド部材G1が取付けてあり、この左右
ガイド部材G1にはプロセスカートリッジBを挿入する
為のガイド部G2が対向して設けてある。このガイド部
G2に沿ってプロセスカートリッジBを挿入し、開閉部
材14aを閉じることによってプロセスカートリッジB
を画像形成装置Aに装着するものである。
【0046】{実施の形態の1}図5は模式的に示すク
リーニング枠体(12,13)の図であり、外壁17は
下枠体13又は及び上枠体12のクリーニング手段11
部分を示している。内壁18はクリーニング枠体12,
13内に移動自在に収納され、外壁17と内壁18の間
にはコイルばねの形状の形状記憶合金バネ15、バイア
スバネ部材16が配され、各バネは各々外壁17と内壁
18に両端が固定されている。この各バネの外壁17、
内壁18への固定方法は図示されないが、夫々座巻部を
一巻以上とし、座巻部を巻き込んだ板金を介して固定さ
れるものである。
リーニング枠体(12,13)の図であり、外壁17は
下枠体13又は及び上枠体12のクリーニング手段11
部分を示している。内壁18はクリーニング枠体12,
13内に移動自在に収納され、外壁17と内壁18の間
にはコイルばねの形状の形状記憶合金バネ15、バイア
スバネ部材16が配され、各バネは各々外壁17と内壁
18に両端が固定されている。この各バネの外壁17、
内壁18への固定方法は図示されないが、夫々座巻部を
一巻以上とし、座巻部を巻き込んだ板金を介して固定さ
れるものである。
【0047】具体的な構成としては、図1に示すように
形状記憶合金バネ15、バイアスバネ部材16は同心的
に配され、形状記憶合金バネ15の内側にバイアスバネ
部材16を設けてもよく、この反対でもよい。記録媒体
2の搬送方向に直角方向(長手方向という)に廃トナー
収納部11cは長く、上記形状記憶合金バネ15、バイ
アスバネ部材16は廃トナー収納部11cの長手方向両
側に設けるのが適当である。
形状記憶合金バネ15、バイアスバネ部材16は同心的
に配され、形状記憶合金バネ15の内側にバイアスバネ
部材16を設けてもよく、この反対でもよい。記録媒体
2の搬送方向に直角方向(長手方向という)に廃トナー
収納部11cは長く、上記形状記憶合金バネ15、バイ
アスバネ部材16は廃トナー収納部11cの長手方向両
側に設けるのが適当である。
【0048】上記において下枠体13に一体成形又は別
体で固定されたバネ座部材17aに形状記憶合金バネ1
5、バイアスバネ部材16が固定される。内壁18は移
動自在であるがその位置は形状記憶合金バネ15、バイ
アスバネ部材16により規定される。内壁18と対向す
るクリーニングブレード11a、感光体ドラム8、スク
イシート11b間は下枠体13を底とする容器状であ
り、ここが廃トナー収容部となる。
体で固定されたバネ座部材17aに形状記憶合金バネ1
5、バイアスバネ部材16が固定される。内壁18は移
動自在であるがその位置は形状記憶合金バネ15、バイ
アスバネ部材16により規定される。内壁18と対向す
るクリーニングブレード11a、感光体ドラム8、スク
イシート11b間は下枠体13を底とする容器状であ
り、ここが廃トナー収容部となる。
【0049】尚、内壁18は図1の紙面に直角方向に長
く、クリーニング枠体(12,13)の両端壁(側壁)
と摺動するようになっているか又は密封手段を介して接
している。
く、クリーニング枠体(12,13)の両端壁(側壁)
と摺動するようになっているか又は密封手段を介して接
している。
【0050】上記における形状記憶合金バネ15のガラ
ス転位点Tgの温度が画像形成装置の電源オフで休止中
の廃トナー収納部11cの温度と、画像形成装置の電源
が入力された状態での温度との間にあるように形状記憶
合金バネ15の材質が選ばれている。
ス転位点Tgの温度が画像形成装置の電源オフで休止中
の廃トナー収納部11cの温度と、画像形成装置の電源
が入力された状態での温度との間にあるように形状記憶
合金バネ15の材質が選ばれている。
【0051】ここではバネ弾性と形状記憶材料の特性を
組み合わせ、廃トナーの回収容器の移動内壁18の支持
を構成するものであり、そのポイントとなる点は、該形
状記憶合金バネ15が、温度変化とトナーの蓄積によ
り、どのように変動し、作用するかである。この点につ
いて、図5(1)、(2)により説明する。
組み合わせ、廃トナーの回収容器の移動内壁18の支持
を構成するものであり、そのポイントとなる点は、該形
状記憶合金バネ15が、温度変化とトナーの蓄積によ
り、どのように変動し、作用するかである。この点につ
いて、図5(1)、(2)により説明する。
【0052】ここで前記形状記憶合金バネ15を構成す
る形状記憶材料について説明する。
る形状記憶材料について説明する。
【0053】形状記憶合金について、これには変態を伴
う形状記憶がある。これは高温で形状の記憶処理された
合金が、Ms点(マルテンサイト変態開始温度)以上、
As点(オーステナイト変態開始温度)以下の温度で変
形し、Mf点、(マルテンサイト変態終了温度)以下に
冷却すると一旦その変形された形状に固定されるが、こ
れをAf点(オーステナイト変態終了温度)以上に加熱
すると、熱弾性マルテンサイト変態により、もとの形状
に戻るというものである。
う形状記憶がある。これは高温で形状の記憶処理された
合金が、Ms点(マルテンサイト変態開始温度)以上、
As点(オーステナイト変態開始温度)以下の温度で変
形し、Mf点、(マルテンサイト変態終了温度)以下に
冷却すると一旦その変形された形状に固定されるが、こ
れをAf点(オーステナイト変態終了温度)以上に加熱
すると、熱弾性マルテンサイト変態により、もとの形状
に戻るというものである。
【0054】又、擬弾性を利用した形状記憶の効果があ
る。
る。
【0055】これは熱弾性の合金にAf点以上の温度の
オーステナイト相の状態で、応力をかけると、応力誘起
変態により優先方位をもったマルテンサイト相が生じて
変形し、応力を除去するともとの形状に復帰するもので
ある。
オーステナイト相の状態で、応力をかけると、応力誘起
変態により優先方位をもったマルテンサイト相が生じて
変形し、応力を除去するともとの形状に復帰するもので
ある。
【0056】その利用方法としては、Ms点以上で応力
をかけて超弾性歪を生じさせ、続いて冷却し、一旦その
歪みを拘束する。これを加熱して、その拘束要因を開放
すれば、形状が復帰するという性質を用いる。
をかけて超弾性歪を生じさせ、続いて冷却し、一旦その
歪みを拘束する。これを加熱して、その拘束要因を開放
すれば、形状が復帰するという性質を用いる。
【0057】この場合、回復形状が、より伸張した状態
となって、廃トナー収納部11cを縮小するケース
(1)と、逆に、収縮した状態となって廃トナー収納部
11cを拡張するケース(2)とが考えられる。
となって、廃トナー収納部11cを縮小するケース
(1)と、逆に、収縮した状態となって廃トナー収納部
11cを拡張するケース(2)とが考えられる。
【0058】§ケース(1)の場合。
【0059】形状記憶合金バネ15のガラス転位点Tg
以下では、バイアスバネ部材16の自由長における状態
と同じ寸法で構成されている。画像形成装置A内におい
て使用されている時等、環境温度が上昇し、ガラス転位
点Tg以上になった時、形状記憶合金バネ15は伸張し
たバネ形状となり、この時、廃トナー収容部11cを圧
縮する。同時にバイアスバネ部材16は形状記憶合金バ
ネ15の伸張に併せ伸張する。この時、バイアスバネ部
材16には常時収縮しようとする力が働く。
以下では、バイアスバネ部材16の自由長における状態
と同じ寸法で構成されている。画像形成装置A内におい
て使用されている時等、環境温度が上昇し、ガラス転位
点Tg以上になった時、形状記憶合金バネ15は伸張し
たバネ形状となり、この時、廃トナー収容部11cを圧
縮する。同時にバイアスバネ部材16は形状記憶合金バ
ネ15の伸張に併せ伸張する。この時、バイアスバネ部
材16には常時収縮しようとする力が働く。
【0060】又、移動する内壁18の移動を規制する部
材、例えば各バネ15,16の伸縮方向の直線ガイドを
設けて内壁18を案内してもよく、或は平行リンク機構
で内壁18を平行移動するようにしてもよい。又、内壁
18は図1の紙面に直角方向の枢軸で上端側を枢着さ
れ、揺動自在としてもよい。
材、例えば各バネ15,16の伸縮方向の直線ガイドを
設けて内壁18を案内してもよく、或は平行リンク機構
で内壁18を平行移動するようにしてもよい。又、内壁
18は図1の紙面に直角方向の枢軸で上端側を枢着さ
れ、揺動自在としてもよい。
【0061】この実施の形態では、図5の形は図1にお
けるクリーニング手段11と同位置の断面であり、この
断面形状で各部材はクリーニング枠体(12,13)長
手方向両側の端板近くまであり、長手方向両端は直接又
は摺動部材を介して廃トナー収納部壁20(図6、図
7、図8参照)と摺動又は、柔軟なシート材で閉塞され
ている。
けるクリーニング手段11と同位置の断面であり、この
断面形状で各部材はクリーニング枠体(12,13)長
手方向両側の端板近くまであり、長手方向両端は直接又
は摺動部材を介して廃トナー収納部壁20(図6、図
7、図8参照)と摺動又は、柔軟なシート材で閉塞され
ている。
【0062】この状態で、廃トナーが、廃トナー収納部
11cに入ってきて堆積するため、所定の堆積により、
その圧が、収納部壁(図5で言う内壁18)を押す力と
なる時期が来る。
11cに入ってきて堆積するため、所定の堆積により、
その圧が、収納部壁(図5で言う内壁18)を押す力と
なる時期が来る。
【0063】画像形成装置Aの停止時には温度が下が
り、その温度がガラス転位点Tg以下になると形状記憶
合金バネ15は低温時の変態となるため、バイアスバネ
部材16の収縮力に負け、又、トナーの堆積による押し
圧によって、廃トナー収納部11cの内壁18は押し戻
される。
り、その温度がガラス転位点Tg以下になると形状記憶
合金バネ15は低温時の変態となるため、バイアスバネ
部材16の収縮力に負け、又、トナーの堆積による押し
圧によって、廃トナー収納部11cの内壁18は押し戻
される。
【0064】次に温度が上昇し、ガラス転位点Tg以上
になると形状記憶合金バネ15は又、伸張し、廃トナー
収納部の内壁18を押し、中の廃トナーを圧迫する。こ
の時、温度も上昇した条件であるので、その圧力と相俟
って、トナーの凝集が一部生ずる。
になると形状記憶合金バネ15は又、伸張し、廃トナー
収納部の内壁18を押し、中の廃トナーを圧迫する。こ
の時、温度も上昇した条件であるので、その圧力と相俟
って、トナーの凝集が一部生ずる。
【0065】以下、これが繰り返され、廃トナー収納部
11c下部において堆積した廃トナーは、通常状態より
も、凝集した状態となり、より多くの廃トナーが収納さ
れる。
11c下部において堆積した廃トナーは、通常状態より
も、凝集した状態となり、より多くの廃トナーが収納さ
れる。
【0066】§ケース(2)の場合。
【0067】形状記憶合金バネ15のガラス転位点Tg
以下では、形状記憶合金バネ15は自由長における状態
のバイアスバネ部材16と同じ寸法で構成されている。
画像形成装置A内において使用されている時等、環境温
度が上昇し、ガラス転位点Tg以上になった時、形状記
憶合金バネ15は収縮したバネ形状となり、この時、ト
ナー収納部11cを拡張する。同時にバイアスバネ部材
16は形状記憶合金バネ15の収縮に併せ収縮する。こ
の時、バイアスバネ部材16には常時伸張しようとする
力が働く。
以下では、形状記憶合金バネ15は自由長における状態
のバイアスバネ部材16と同じ寸法で構成されている。
画像形成装置A内において使用されている時等、環境温
度が上昇し、ガラス転位点Tg以上になった時、形状記
憶合金バネ15は収縮したバネ形状となり、この時、ト
ナー収納部11cを拡張する。同時にバイアスバネ部材
16は形状記憶合金バネ15の収縮に併せ収縮する。こ
の時、バイアスバネ部材16には常時伸張しようとする
力が働く。
【0068】この状態で、廃トナーが、廃トナー収納部
11cに入ってきて堆積するため、装置の停止時には温
度が下がり、ガラス転位点Tg以下になると形状記憶合
金バネ15は低温時の変態となるため、バイアスバネ部
材16の伸張力に負け、廃トナー収納部11cの内壁1
8は押し戻されるので、トナー堆積部分の面積が狭ま
り、圧縮される。
11cに入ってきて堆積するため、装置の停止時には温
度が下がり、ガラス転位点Tg以下になると形状記憶合
金バネ15は低温時の変態となるため、バイアスバネ部
材16の伸張力に負け、廃トナー収納部11cの内壁1
8は押し戻されるので、トナー堆積部分の面積が狭ま
り、圧縮される。
【0069】次に温度が上昇しガラス転位点Tg以上に
なると形状記憶合金バネ15は又、収縮し、廃トナー収
納部11cの内壁18を引っ張り、廃トナー収納部11
cを広げる。
なると形状記憶合金バネ15は又、収縮し、廃トナー収
納部11cの内壁18を引っ張り、廃トナー収納部11
cを広げる。
【0070】又、画像形成装置Aの停止時には前記同
様、廃トナーを圧迫するため、徐々に廃トナーの凝集が
生じ、ケース(1)と同様の状態になる。
様、廃トナーを圧迫するため、徐々に廃トナーの凝集が
生じ、ケース(1)と同様の状態になる。
【0071】次に形状記憶合金の知られた例としては、
TiNi合金(商品名ニチノール)やCu基合金系があ
る。TiNi合金を材料とした形状記憶合金は記録用ペ
ン駆動ユニットのワイヤー、凝血フィルター、医療用ク
リップ、または人工心臓の等人工筋肉として、用いられ
ている。
TiNi合金(商品名ニチノール)やCu基合金系があ
る。TiNi合金を材料とした形状記憶合金は記録用ペ
ン駆動ユニットのワイヤー、凝血フィルター、医療用ク
リップ、または人工心臓の等人工筋肉として、用いられ
ている。
【0072】またCu基合金を材料とした形状記憶合金
はクランプ、ディスクシール、配管の継手、自動開閉窓
用起動器のバネ等として用いられている。
はクランプ、ディスクシール、配管の継手、自動開閉窓
用起動器のバネ等として用いられている。
【0073】前記TiNi合金は、約40℃に変態点が
あり、40℃以下でマルテンサイト相であるから、この
状態で力を加えると容易に変形する。この変形された状
態をそのままMs点以下に冷却すると、一旦安定する。
これをAf点以上の母相になるまで加熱すると、マルテ
ンサイト相からオーステナイト相に変態して元の形状に
戻るものである。
あり、40℃以下でマルテンサイト相であるから、この
状態で力を加えると容易に変形する。この変形された状
態をそのままMs点以下に冷却すると、一旦安定する。
これをAf点以上の母相になるまで加熱すると、マルテ
ンサイト相からオーステナイト相に変態して元の形状に
戻るものである。
【0074】TiNi合金と同様な熱弾性型マルテンサ
イト変態を示す形状記憶合金の例を示すと以下のように
なる。尚、Ms点−190℃から100℃のどこかに設
定可能である。
イト変態を示す形状記憶合金の例を示すと以下のように
なる。尚、Ms点−190℃から100℃のどこかに設
定可能である。
【0075】Ag−Cd(44〜49at%Cd),A
u−Cd(46.5〜50at%Cd),Cu−Al−
Ni(14〜14.5wt%Al,3〜4.5wt%N
i),Cu−Au−Zn(23〜28at%Au,45
〜47at%Zn),Cu−Sn(〜15at%S
n),Cu−Zn(38.5〜41.5at%Zn),
Cu−Zn−Si,Cu−Zn−Sn,Cu−Zn−A
l,Cu−Zn−Ga,IN−Tl(18〜23at%
Tl),Ni−Al(30〜38at%Al) 以上では形状記憶合金を用いた例を示したが、これは合
金のみならず、形状記憶樹脂を用いて構成することも可
能である。
u−Cd(46.5〜50at%Cd),Cu−Al−
Ni(14〜14.5wt%Al,3〜4.5wt%N
i),Cu−Au−Zn(23〜28at%Au,45
〜47at%Zn),Cu−Sn(〜15at%S
n),Cu−Zn(38.5〜41.5at%Zn),
Cu−Zn−Si,Cu−Zn−Sn,Cu−Zn−A
l,Cu−Zn−Ga,IN−Tl(18〜23at%
Tl),Ni−Al(30〜38at%Al) 以上では形状記憶合金を用いた例を示したが、これは合
金のみならず、形状記憶樹脂を用いて構成することも可
能である。
【0076】ここで、形状記憶樹脂について説明する
と、変化量の多少はあるが、形状記憶効果と言ってよい
性質は、プラスチック材にもあることが知られている。
例えば、ナイロン66(商品名)は形状記憶合金と同じ
ような挙動を示す。即ち、Tg(ガラス転位点)以上の
温度で曲げて、そのまま冷却すると、力を除去してもそ
のままの形状であるが、ガラス転位点Tg以上に加熱す
ると変形がもとに戻る。
と、変化量の多少はあるが、形状記憶効果と言ってよい
性質は、プラスチック材にもあることが知られている。
例えば、ナイロン66(商品名)は形状記憶合金と同じ
ような挙動を示す。即ち、Tg(ガラス転位点)以上の
温度で曲げて、そのまま冷却すると、力を除去してもそ
のままの形状であるが、ガラス転位点Tg以上に加熱す
ると変形がもとに戻る。
【0077】形状記憶樹脂には復元形状を保持する構造
があり、且つ、変形した時にその形を一旦保持しようと
する構造がある。
があり、且つ、変形した時にその形を一旦保持しようと
する構造がある。
【0078】樹脂に於ける形状記憶には復元形状を保持
する仕組みとして、(1)分子鎖の絡みあい構造、
(2)架構構造、(3)結晶の形成、(4)相構造、等
がある。
する仕組みとして、(1)分子鎖の絡みあい構造、
(2)架構構造、(3)結晶の形成、(4)相構造、等
がある。
【0079】又、変形時あるいは2次成型された形状を
保持する仕組みとして、 1)ガラス転移点、2)結晶の融解再形成、3)相構造
の融解再形成 等がある。
保持する仕組みとして、 1)ガラス転移点、2)結晶の融解再形成、3)相構造
の融解再形成 等がある。
【0080】特に形状記憶の特性を出すべく設計された
材料としては以下のものが知られている。
材料としては以下のものが知られている。
【0081】日本ゼオンのポリノルボルネン(商品名)
は、形状記憶温度が150℃以上、形状回復温度は35
℃に設計されたものである。
は、形状記憶温度が150℃以上、形状回復温度は35
℃に設計されたものである。
【0082】クラレ製のトランス−1、4−ポリイソプ
レンは、元の形状(回復した時の形状)を固定するとき
に加硫架橋するものである。これは再度の形状変更はで
きない。
レンは、元の形状(回復した時の形状)を固定するとき
に加硫架橋するものである。これは再度の形状変更はで
きない。
【0083】旭化成工業のスチレンブタジエン共自重体
は、ポリエチレンとブタジエンのガラス転移点の違いを
うまく利用したもので、形状記憶温度は120℃以上、
形状回復温度は60〜90℃とされている。
は、ポリエチレンとブタジエンのガラス転移点の違いを
うまく利用したもので、形状記憶温度は120℃以上、
形状回復温度は60〜90℃とされている。
【0084】三菱重工業のポリウレタン系記憶樹脂は形
状固定の手段にポリウレタンの一部結晶構造を利用した
ものである。
状固定の手段にポリウレタンの一部結晶構造を利用した
ものである。
【0085】形状記憶温度は200℃前後、回復温度は
−30〜60℃と広い。
−30〜60℃と広い。
【0086】利用方法としては、1次成型により復元形
状を化学的又は物理的に固定する。更にそれを1次成型
温度より低い温度て2次成型する。この時は単に物理的
な構造変化で形状が固定されているだけであるので、低
温固化した状態からゴム状態に転移するのに適当な温度
条件を与えることにより復元形状に戻る。
状を化学的又は物理的に固定する。更にそれを1次成型
温度より低い温度て2次成型する。この時は単に物理的
な構造変化で形状が固定されているだけであるので、低
温固化した状態からゴム状態に転移するのに適当な温度
条件を与えることにより復元形状に戻る。
【0087】形状記憶樹脂の使用例としては、形状記憶
合金で用途開発されたものを樹脂に代えて適用したもの
として、歯科矯正用ワイヤー、眼鏡の弦、ブラジャーの
形状維持用ワイヤー、等がある。更に、樹脂としての特
徴を活かした例として、隙間防止材、医療用固定具等が
知られている。
合金で用途開発されたものを樹脂に代えて適用したもの
として、歯科矯正用ワイヤー、眼鏡の弦、ブラジャーの
形状維持用ワイヤー、等がある。更に、樹脂としての特
徴を活かした例として、隙間防止材、医療用固定具等が
知られている。
【0088】尚、形状記憶樹脂は形状記憶合金に比べ変
形量が大きく、安価で加工も容易等の利点があるが、形
状回復時の復元力は合金より弱く、回復速度も遅い等の
欠点もある。
形量が大きく、安価で加工も容易等の利点があるが、形
状回復時の復元力は合金より弱く、回復速度も遅い等の
欠点もある。
【0089】その為に、その特徴に応じて用いればよ
い。
い。
【0090】{実施の形態2}この実施の形態2は実施
の形態1とは異なり、各バネがコイルばね形状でないも
のである。
の形態1とは異なり、各バネがコイルばね形状でないも
のである。
【0091】クリーニング手段11の下枠体13内に図
9に示すように廃トナー収納部11cを設ける。
9に示すように廃トナー収納部11cを設ける。
【0092】下枠体13内にはトナー収納部隔壁21が
固定され、この隔壁21にフィルム部材22を介して廃
トナー収納部壁20が接続している。廃トナー収納部壁
20は容器状で廃トナー収納部11cを構成している。
廃トナー収容部壁20には屈曲部20aが設けられてい
る。
固定され、この隔壁21にフィルム部材22を介して廃
トナー収納部壁20が接続している。廃トナー収納部壁
20は容器状で廃トナー収納部11cを構成している。
廃トナー収容部壁20には屈曲部20aが設けられてい
る。
【0093】上記廃トナー収容部壁20の屈曲部20a
の外側には、同屈曲部20aに密接する屈曲部材19が
接合されている(図9(1)(2)参照)。屈曲部材1
9は形状記憶合金又は形状記憶樹脂である。
の外側には、同屈曲部20aに密接する屈曲部材19が
接合されている(図9(1)(2)参照)。屈曲部材1
9は形状記憶合金又は形状記憶樹脂である。
【0094】さて、上記構成においては、バイアスバネ
の助けがないため、その代わりの主力が、廃トナーTの
堆積による圧力となる。
の助けがないため、その代わりの主力が、廃トナーTの
堆積による圧力となる。
【0095】廃トナーTを圧縮する力で、主にその凝集
をさせるものであるから、該屈曲部材19が開いたり、
閉じたりすることが可能な構成である様考慮しなければ
ならない。
をさせるものであるから、該屈曲部材19が開いたり、
閉じたりすることが可能な構成である様考慮しなければ
ならない。
【0096】するとガラス転位点Tg以上の温度で、回
復形状となるのであるから、その後のガラス転位点Tg
以下の温度で次の廃トナーTの圧縮動作を可能とするた
めには、廃トナー収納部11cをガラス転位点Tg以上
で圧縮する形状とすれば、廃トナーTの堆積により、ガ
ラス転位点Tg以下で押広げられる余地が生ずる。この
場合、ポイントになるのは、トナー堆積の圧力に負ける
ように、屈曲部材19の厚み、形状を設計することであ
る。
復形状となるのであるから、その後のガラス転位点Tg
以下の温度で次の廃トナーTの圧縮動作を可能とするた
めには、廃トナー収納部11cをガラス転位点Tg以上
で圧縮する形状とすれば、廃トナーTの堆積により、ガ
ラス転位点Tg以下で押広げられる余地が生ずる。この
場合、ポイントになるのは、トナー堆積の圧力に負ける
ように、屈曲部材19の厚み、形状を設計することであ
る。
【0097】従って、該屈曲移動部分をも、廃トナー収
納部11cの構造部材として期待する構成とするには困
難があり、移動部と構造部というように機能を分離させ
た構造とすることが望ましい。
納部11cの構造部材として期待する構成とするには困
難があり、移動部と構造部というように機能を分離させ
た構造とすることが望ましい。
【0098】概略の動作は次のようである。
【0099】装置内での使用或はガラス転位点Tg以上
の温度の環境下で、屈曲部材19が屈曲し(図9
(1))、この状態で廃トナーTが徐々に堆積してい
く。
の温度の環境下で、屈曲部材19が屈曲し(図9
(1))、この状態で廃トナーTが徐々に堆積してい
く。
【0100】更に堆積し、廃トナーTの圧力が屈曲部材
19のガラス転位点Tg以下での変態における剛性に打
ち勝ち、広がるようになる(図9(2))。
19のガラス転位点Tg以下での変態における剛性に打
ち勝ち、広がるようになる(図9(2))。
【0101】次の使用時等で、上記のサイクルが繰り返
され、徐々に廃トナーTの凝集が進み、通常時の廃トナ
ーTの凝集より、コンパクトになるので、より多くの廃
トナーTが収納できるのである。
され、徐々に廃トナーTの凝集が進み、通常時の廃トナ
ーTの凝集より、コンパクトになるので、より多くの廃
トナーTが収納できるのである。
【0102】図10は廃トナー収納部11cをフィルム
部材22で構成し、その底部を図9と同様に廃トナー収
納壁20の屈曲部20aの外側に屈曲部材19を接合し
たものである。この場合も同様でガラス転位点Tg以上
の温度でトナー収納部壁20が図10(1)のように収
縮し、ガラス転位点Tg以下の温度ではトナーTの重量
でトナー収納部壁20が押し拡げられるものである。
部材22で構成し、その底部を図9と同様に廃トナー収
納壁20の屈曲部20aの外側に屈曲部材19を接合し
たものである。この場合も同様でガラス転位点Tg以上
の温度でトナー収納部壁20が図10(1)のように収
縮し、ガラス転位点Tg以下の温度ではトナーTの重量
でトナー収納部壁20が押し拡げられるものである。
【0103】{実施の形態3}図11に示すようにスク
イシート取付部材24にスクイシート11bが取り付け
られている。スクイシート11bはポリエチレンテレフ
タレートフィルム26の感光体ドラム8側に後述の形状
記憶材料25を層状に備えたものである。
イシート取付部材24にスクイシート11bが取り付け
られている。スクイシート11bはポリエチレンテレフ
タレートフィルム26の感光体ドラム8側に後述の形状
記憶材料25を層状に備えたものである。
【0104】これは実施の形態1又は2に付加した構成
であり、スクイシート11bの感光体ドラム8への圧接
力を可変とするものである。廃トナー収納部11cにお
ける入り口のスクイシート11bの感光体ドラム8への
当接具合を均一とし、若干のたわみが生じたとしても、
スクイシート11bに付与した形状記憶樹脂材料の形状
回復力によって回復し、特に使用時に於ける当接の安定
性が得られる。
であり、スクイシート11bの感光体ドラム8への圧接
力を可変とするものである。廃トナー収納部11cにお
ける入り口のスクイシート11bの感光体ドラム8への
当接具合を均一とし、若干のたわみが生じたとしても、
スクイシート11bに付与した形状記憶樹脂材料の形状
回復力によって回復し、特に使用時に於ける当接の安定
性が得られる。
【0105】温度低下時、スクイシート11bは感光体
ドラム8への圧接力を強めて、実施の形態1又は2の作
用により、トナーが圧縮されても感光体ドラム8とスク
イシート11b間からトナーが洩れない。温度上昇時、
スクイシート11bは感光体ドラム8への圧接力を弱
め、感光体ドラム8上の残留トナーの通過を許すように
する。
ドラム8への圧接力を強めて、実施の形態1又は2の作
用により、トナーが圧縮されても感光体ドラム8とスク
イシート11b間からトナーが洩れない。温度上昇時、
スクイシート11bは感光体ドラム8への圧接力を弱
め、感光体ドラム8上の残留トナーの通過を許すように
する。
【0106】従って、スクイシート11bについて単独
で用いても、プロセスカートリッジBを異なる色のプロ
セスカートリッジBに変換する場合等のプロセスカート
リッジBの姿勢変化に対しても、廃トナー収納部11c
の密封性能を高めることができる。
で用いても、プロセスカートリッジBを異なる色のプロ
セスカートリッジBに変換する場合等のプロセスカート
リッジBの姿勢変化に対しても、廃トナー収納部11c
の密封性能を高めることができる。
【0107】実施の形態1,2との併用時には、感光体
ドラム8から廃トナーを掻き落とす構造部分はスクイシ
ート11bと共に柔軟な準開口部とも言うべき部分であ
り、廃トナー収納部11c内外の気圧変動で隙間の生じ
得るところである。従って、ここにおいて、緊密な当接
が得られておれば、そうでない場合より、遥かに安定し
た構成となる。
ドラム8から廃トナーを掻き落とす構造部分はスクイシ
ート11bと共に柔軟な準開口部とも言うべき部分であ
り、廃トナー収納部11c内外の気圧変動で隙間の生じ
得るところである。従って、ここにおいて、緊密な当接
が得られておれば、そうでない場合より、遥かに安定し
た構成となる。
【0108】ここでスクイシート11bに形状記憶樹脂
を付与する手段について、概略説明する。
を付与する手段について、概略説明する。
【0109】材料としては、前述した樹脂例があるが、
例えば、ゲルナック(商品名、日本オートメーション)
の各種製品を使い分ける方法がある。即ち、塗料タイプ
のものをスクイシート11bの片面に塗工処理する。或
は薄板状又はフィルム状のものをスクイシート11bに
接着処理する方法がある。
例えば、ゲルナック(商品名、日本オートメーション)
の各種製品を使い分ける方法がある。即ち、塗料タイプ
のものをスクイシート11bの片面に塗工処理する。或
は薄板状又はフィルム状のものをスクイシート11bに
接着処理する方法がある。
【0110】{実施の形態4}図9、図10において屈
曲部材19と少なくとも屈曲材19と廃トナー収納部壁
20を夫々異なる熱膨張部材としバイメタル構造となる
ように屈曲部材19と廃トナー収納部壁20を結合す
る。
曲部材19と少なくとも屈曲材19と廃トナー収納部壁
20を夫々異なる熱膨張部材としバイメタル構造となる
ように屈曲部材19と廃トナー収納部壁20を結合す
る。
【0111】このようにすることによっても、プロセス
カートリッジBの温度上昇時と温度低下時にトナー収納
部11cの容積は可変となり、トナーを凝縮し得る。
カートリッジBの温度上昇時と温度低下時にトナー収納
部11cの容積は可変となり、トナーを凝縮し得る。
【0112】{実施の形態5}図5の実施の形態におい
て形状記憶合金バネ15とバイアスバネ部材16の組合
せに代るものとして、気体を用いる。例えば、不活性ガ
スを封入した軟質ゴム容器、或は不活性ガスを封入した
ベローズ両端を端板で封止したもの等を用いる。これら
は、温度上昇により膨張して内壁18を前進し、温度低
下により内壁18が後退する作用が行われる。
て形状記憶合金バネ15とバイアスバネ部材16の組合
せに代るものとして、気体を用いる。例えば、不活性ガ
スを封入した軟質ゴム容器、或は不活性ガスを封入した
ベローズ両端を端板で封止したもの等を用いる。これら
は、温度上昇により膨張して内壁18を前進し、温度低
下により内壁18が後退する作用が行われる。
【0113】
(実施例1)図4に於ける廃トナー収納部11cで、ク
リーニングブレード11a及びスクイシート11bを設
けたトナー掻き落とし部に対向する例えば外壁を底面と
した場合の一方の側面又は両側面に図5で説明したバネ
形状の部材即ち、形状記憶合金バネ15及びバイアスバ
ネ16を設置し、更に図6に示したように移動内壁18
廃トナー収納部壁20との摺動隙間部にシーリング部材
23を接合した構成を主体とする廃トナー収納部11c
である。
リーニングブレード11a及びスクイシート11bを設
けたトナー掻き落とし部に対向する例えば外壁を底面と
した場合の一方の側面又は両側面に図5で説明したバネ
形状の部材即ち、形状記憶合金バネ15及びバイアスバ
ネ16を設置し、更に図6に示したように移動内壁18
廃トナー収納部壁20との摺動隙間部にシーリング部材
23を接合した構成を主体とする廃トナー収納部11c
である。
【0114】ここでバネ部材は通常の剛性バネのバイア
スバネ16と形状記憶合金(ここではCu基合金を利用
している)からなり、これらの径と数で適宜所望の強度
に調整できる。
スバネ16と形状記憶合金(ここではCu基合金を利用
している)からなり、これらの径と数で適宜所望の強度
に調整できる。
【0115】なお、移動内壁18に接合したシーリング
部材23はポリウレタン主体の発泡弾性体を移動部位の
隙間高さより、5〜20%厚くしたものである。
部材23はポリウレタン主体の発泡弾性体を移動部位の
隙間高さより、5〜20%厚くしたものである。
【0116】ここでシーリング部材23は断面が図6に
示すように溝23a形をしていて、この溝23aが内壁
18の側部(縁)に嵌合し、トナー収納部壁20とシー
リング部材23が摺動するようになっている。
示すように溝23a形をしていて、この溝23aが内壁
18の側部(縁)に嵌合し、トナー収納部壁20とシー
リング部材23が摺動するようになっている。
【0117】(実施例2)ここで、実施例1の該シーリ
ング部材23をシリコーンゴム系の発泡弾性体に代えた
ものを上記同様に接合したものである。
ング部材23をシリコーンゴム系の発泡弾性体に代えた
ものを上記同様に接合したものである。
【0118】(実施例3)図4に於ける廃トナー収納部
11cでトナー掻き落とし部に対向する外壁17を底面
とした場合の一方の側面又は両側面に図5で説明したバ
ネ形状部材15,16を設置し、更に、図7で示したよ
うに、移動内壁18の移動範囲を越える部分にわたり、
これらの摺動隙間部長さより、5〜20%厚く表面摩擦
抵抗の小さい発泡弾性体のシーリング部材24をトナー
収納部壁20に接合したものである。
11cでトナー掻き落とし部に対向する外壁17を底面
とした場合の一方の側面又は両側面に図5で説明したバ
ネ形状部材15,16を設置し、更に、図7で示したよ
うに、移動内壁18の移動範囲を越える部分にわたり、
これらの摺動隙間部長さより、5〜20%厚く表面摩擦
抵抗の小さい発泡弾性体のシーリング部材24をトナー
収納部壁20に接合したものである。
【0119】ここでは該シーリング部材24にウレタン
ゴム発泡弾性体で、移動内壁18と摺動する表面に滑ら
かなスキン層24aを有するものを用いた(ポロン
等)。
ゴム発泡弾性体で、移動内壁18と摺動する表面に滑ら
かなスキン層24aを有するものを用いた(ポロン
等)。
【0120】(実施例4)図4に於けるクリーニング手
段11の廃トナー収納部11cで、トナー掻き落とし部
のクリーニングブレード11aに対向する外壁17を底
面とした場合の一方の側面又は両側面に図5で説明した
バネ形状の部材即ち、形状記憶合金バネ15及びバイア
スバネ部材16を設置し、更に図8で示したように移動
内壁18と廃トナー収納部壁20との摺動隙間部を柔軟
なポリエチレンフィルム部材22で移動の余裕をもたし
て漏れなくふさぎ、該フィルム部材22の両端を移動内
壁18及び廃トナー収納部壁20に夫々接合し、廃トナ
ー収納部11cを密封したものである。
段11の廃トナー収納部11cで、トナー掻き落とし部
のクリーニングブレード11aに対向する外壁17を底
面とした場合の一方の側面又は両側面に図5で説明した
バネ形状の部材即ち、形状記憶合金バネ15及びバイア
スバネ部材16を設置し、更に図8で示したように移動
内壁18と廃トナー収納部壁20との摺動隙間部を柔軟
なポリエチレンフィルム部材22で移動の余裕をもたし
て漏れなくふさぎ、該フィルム部材22の両端を移動内
壁18及び廃トナー収納部壁20に夫々接合し、廃トナ
ー収納部11cを密封したものである。
【0121】ここでバネ部材は通常の剛性バネと形状記
憶合金(ここではCu基合金を利用している)からな
り、これらの径と数で適宜所望の強度に調整できる。
憶合金(ここではCu基合金を利用している)からな
り、これらの径と数で適宜所望の強度に調整できる。
【0122】(実施例5)図4における廃トナー収納部
11cでトナー掻き落とし部に対向する外壁17部分に
おいて、図9に説明する構造を付与したものである。
11cでトナー掻き落とし部に対向する外壁17部分に
おいて、図9に説明する構造を付与したものである。
【0123】ここで図9の屈曲部材19はNiTi合金
の薄板を用いている。
の薄板を用いている。
【0124】(実施例6)各実施例と比較例に於ける、
スクイシート11bに形状記憶樹脂塗料を塗工処理した
ものを接合して構成しているものである。
スクイシート11bに形状記憶樹脂塗料を塗工処理した
ものを接合して構成しているものである。
【0125】
【比較例】図4に該略図示された廃トナー回収(収納)
容器である。
容器である。
【0126】(実施例の評価方法)効果の評価方法は各
例に於ける、廃トナー収納部に少しづつ廃トナーTを充
填し、使用している形状記憶材料のガラス転位点Tgの
上下に温度をふらして、トナーの凝集具合を観察するこ
とで行った。
例に於ける、廃トナー収納部に少しづつ廃トナーTを充
填し、使用している形状記憶材料のガラス転位点Tgの
上下に温度をふらして、トナーの凝集具合を観察するこ
とで行った。
【0127】上記材料は40〜55℃で機能するように
ガラス転位点Tgを設定している。
ガラス転位点Tgを設定している。
【0128】本構成のものの機能は前記した概略実施の
形態で説明したものであり、上記各実施例の排トナー回
収(収納)容器に於いても、ほぼ同様の結果が得られて
いる。
形態で説明したものであり、上記各実施例の排トナー回
収(収納)容器に於いても、ほぼ同様の結果が得られて
いる。
【0129】これに対して、比較例の構成では熱上昇起
因と考えられる緩い凝集は観察されたものの、更に固化
した凝集は観察されなかった。
因と考えられる緩い凝集は観察されたものの、更に固化
した凝集は観察されなかった。
【0130】なお、前述したプロセスカートリッジと
は、例えば電子写真感光体等と、プロセス手段を備えた
ものである。
は、例えば電子写真感光体等と、プロセス手段を備えた
ものである。
【0131】従って、そのプロセスカートリッジの態様
としては、前述した実施例のもの以外にも、例えば電子
写真感光体と帯電手段とを一体的にカートリッジ化し、
装置本体に着脱可能にするもの、更には電子写真感光体
と、前記プロセス手段・廃トナーを回収、収納する容器
等の2つ以上のものを組み合わせて一体的にカートリッ
ジ化し、装置本体に着脱可能にするもの等がある。
としては、前述した実施例のもの以外にも、例えば電子
写真感光体と帯電手段とを一体的にカートリッジ化し、
装置本体に着脱可能にするもの、更には電子写真感光体
と、前記プロセス手段・廃トナーを回収、収納する容器
等の2つ以上のものを組み合わせて一体的にカートリッ
ジ化し、装置本体に着脱可能にするもの等がある。
【0132】即ち、前述したプロセスカートリッジと
は、帯電手段、現像手段またはクリーニング手段の少な
くとも1つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ
化して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。
は、帯電手段、現像手段またはクリーニング手段の少な
くとも1つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ
化して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。
【0133】更に少なくとも現像手段と電子写真感光体
とを一体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能と
するものを言う。
とを一体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能と
するものを言う。
【0134】更に前述した実施例では画像形成装置とし
てレーザービームプリンターを例示したが、本発明はこ
れに限定する必要はなく、例えば電子写真複写機、ファ
クシミリ装置、或はワードプロセッサ等の他の画像形成
装置に使用することも当然可能である。
てレーザービームプリンターを例示したが、本発明はこ
れに限定する必要はなく、例えば電子写真複写機、ファ
クシミリ装置、或はワードプロセッサ等の他の画像形成
装置に使用することも当然可能である。
【0135】
【発明の効果】本発明は前述したように、外力を入力す
る部材及びその外力により駆動される余分な機構を必要
としないで、使用中・使用後の温度変化により回収トナ
ー容器の容積変化を生じさせ、廃トナーの凝集を生じせ
しめ、廃トナーを圧縮して凝縮し、容積を小さくするこ
とができる。従って回収トナー容器の寿命が長くなり、
プロセスカートリッジの長寿命化に寄与する。又、画像
形成装置においてはプロセスカートリッジの交換回数が
減少する。
る部材及びその外力により駆動される余分な機構を必要
としないで、使用中・使用後の温度変化により回収トナ
ー容器の容積変化を生じさせ、廃トナーの凝集を生じせ
しめ、廃トナーを圧縮して凝縮し、容積を小さくするこ
とができる。従って回収トナー容器の寿命が長くなり、
プロセスカートリッジの長寿命化に寄与する。又、画像
形成装置においてはプロセスカートリッジの交換回数が
減少する。
図面は何れも実施の形態又は実施例を示し、
【図1】本発明に係るプロセスカートリッジの縦断面図
である。
である。
【図2】プロセスカートリッジを装着した画像形成装置
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図3】プロセスカートリッジの装着部の斜視図であ
る。
る。
【図4】回収トナー容器の従来例の縦断面図である。
【図5】(1),(2)移動壁圧縮・拡大部のバネ材の
構成を示す模式図である。
構成を示す模式図である。
【図6】移動壁の摺動補助部材の隣接部の縦断面図であ
る。
る。
【図7】移動壁の隣接部摺動補助部材の縦断面図であ
る。
る。
【図8】柔軟なフィルムで摺動部空間が覆われた構成の
模式図である。
模式図である。
【図9】(1),(2)移動壁部の屈曲部の縦断面図で
ある。
ある。
【図10】(1),(2)移動壁部の屈曲部内壁が柔軟
なフィルムで覆われた構成の縦断面図である。
なフィルムで覆われた構成の縦断面図である。
【図11】スクイシート部位の縦断面図である。
A・・画像形成装置 B・・プロセスカートリッジ 1・・光学系 2・・記録媒体 3・・搬送手段 3a・・カセット 3b・・ピックア
ップローラ 3c・・反転ローラ 3c1,3c2,3
c3・・ピンチローラ 3d1,3d2,3e1,3e
2・・排出ローラ 4・・転写ローラ 5・・定着手段 5a・・ヒータ 5b・・定着回転
体、5c・・駆動ローラ 6・・反転搬送経路 7・・排出部 8・・感光体ドラム 9・・帯電ローラ 10・・現像手段 10a・・トナー収容部 10b・
・トナー送り部材 10c・・固定磁石 10d・・現
像ローラ 10e・・現像ブレード 11・・クリーニング手段 11a・・クリーニングブ
レード 11b・・スクイシート 11c・・廃トナー
収納部 12・・上枠体、 13・・下枠体 (12,13)・・クリーニング枠体 14・・装置本体 14a・・開閉部材 15・・形状記憶合金バネ 16・・バイアスバネ部材 17・・外壁 18・・内壁 19・・屈曲部材 20・・廃トナー収納部壁 21・・トナー収納部隔壁 22・・フィルム部材 23・・移動内壁に接合した発泡樹脂シーリング部材
23a・・溝 24・・スクイシート取り付け部材 24a・・スキン
層 25・・塗料タイプ等形状記憶樹脂材料 26・・ポリエチレンテレフタレートフィルム
ップローラ 3c・・反転ローラ 3c1,3c2,3
c3・・ピンチローラ 3d1,3d2,3e1,3e
2・・排出ローラ 4・・転写ローラ 5・・定着手段 5a・・ヒータ 5b・・定着回転
体、5c・・駆動ローラ 6・・反転搬送経路 7・・排出部 8・・感光体ドラム 9・・帯電ローラ 10・・現像手段 10a・・トナー収容部 10b・
・トナー送り部材 10c・・固定磁石 10d・・現
像ローラ 10e・・現像ブレード 11・・クリーニング手段 11a・・クリーニングブ
レード 11b・・スクイシート 11c・・廃トナー
収納部 12・・上枠体、 13・・下枠体 (12,13)・・クリーニング枠体 14・・装置本体 14a・・開閉部材 15・・形状記憶合金バネ 16・・バイアスバネ部材 17・・外壁 18・・内壁 19・・屈曲部材 20・・廃トナー収納部壁 21・・トナー収納部隔壁 22・・フィルム部材 23・・移動内壁に接合した発泡樹脂シーリング部材
23a・・溝 24・・スクイシート取り付け部材 24a・・スキン
層 25・・塗料タイプ等形状記憶樹脂材料 26・・ポリエチレンテレフタレートフィルム
Claims (15)
- 【請求項1】 電子写真感光体と、 電子写真感光体に作用するクリーニング手段を含むプロ
セス手段と、 前記電子写真感光体及びプロセス手段を収容するカート
リッジ枠体と、を有し、電子写真画像形成装置に着脱可
能なプロセスカートリッジの回収トナー容器において、 電子写真感光体上の残留トナーを除去するクリーニング
部材と、 前記クリーニング部材で除去した廃トナーを収納する廃
トナー収納部と、 前記クリーニング部材で除去した廃トナーを廃トナー収
納部へ導き廃トナー収納部を密閉状態とするスクイシー
トと、 前記廃トナー収納部に面する可動又は変形可能な壁部材
と、 前記壁部材を電子写真画像形成装置の休止時の温度と使
用時の温度差により可動又は変形可能とする壁部材変動
手段と、を備え、廃トナーの凝集を行うことを特徴とす
る回収トナー容器。 - 【請求項2】 前記壁部材変動手段は、前記壁部材に結
合された形状記憶部材を有することを特徴とする請求項
1に記載のプロセスカートリッジの回収トナー容器。 - 【請求項3】 前記壁部材変動手段は、形状記憶材料か
らなるバネ部材と、該バネ部材とは逆の力を生ずるバネ
部材との結合構成で配置されており、該形状記憶材料か
らなるバネ部材が加熱により復元形状に戻ることを特徴
とする請求項2に記載のプロセスカートリッジの回収ト
ナー容器。 - 【請求項4】 前記可動の壁部材は、この壁部材の移動
方向の側部とトナー回収容器の外壁との間に空隙を有
し、該空隙を埋める摺動補助部材を有することを特徴と
する請求項1又は2もしくは3に記載のプロセスカート
リッジの回収トナー容器。 - 【請求項5】 前記摺動補助部材が可動の壁部材に固定
されたものであることを特徴とする請求項4に記載のプ
ロセスカートリッジの回収トナー容器。 - 【請求項6】 前記摺動補助部材がトナー回収容器の外
壁に固定されたものであることを特徴とする請求項4に
記載のプロセスカートリッジの回収トナー容器。 - 【請求項7】 前記摺動補助部材が発泡弾性体であるこ
とを特徴とする請求項4又は5もしくは6に記載のプロ
セスカートリッジの回収トナー容器。 - 【請求項8】 前記摺動補助部材が表面摩擦抵抗の小さ
い発泡弾性体であることを特徴とする請求項4から7の
何れか1つに記載のプロセスカートリッジの回収トナー
容器。 - 【請求項9】 可動の壁部材の移動方向の側部とトナー
回収容器の外壁とが、該可動の壁部材の移動範囲に対し
て余裕をもって伸縮する柔軟なフィルム材料により隙間
なく結合した構成であることを特徴とする請求項1又は
2もしくは3記載のプロセスカートリッジの回収トナー
容器。 - 【請求項10】 前記可動又は変形可能な壁部材は電子
写真感光体に向って開口するトナー回収開口部に隣接す
る壁に柔軟フィルムシートを介して結合されていて、可
動又は変形可能な壁部材は屈曲部を有し、該屈曲部に形
状記憶材料の屈曲部材が結合されていることを特徴とす
る請求項1又は2に記載のプロセスカートリッジの回収
トナー容器。 - 【請求項11】 前記スクイシートが形状記憶樹脂又は
形状記憶樹脂との複合構成となっていることを特徴とす
る請求項1から10の何れか1つに記載のプロセスカー
トリッジの回収トナー容器。 - 【請求項12】 前記スクイシートが形状記憶樹脂の薄
板で裏打接合されたものである請求項11に記載の回収
トナー容器。 - 【請求項13】 前記スクイシートが形状記憶樹脂の薄
膜塗工処理されたものである請求項11に記載の回収ト
ナー容器。 - 【請求項14】 電子写真感光体と、 電子写真感光体に作用するクリーニング手段を含むプロ
セス手段と、 前記電子写真感光体及びプロセス手段を収容するカート
リッジ枠体と、を有し、電子写真画像形成装置に着脱可
能なプロセスカートリッジの回収トナー容器において、 電子写真感光体上の残量トナーを除去するクリーニング
部材と、 前記クリーニング部材で除去した廃トナーを収納する廃
トナー部と、 前記クリーニング部材で除去した廃トナーを廃トナー収
納部へ導き収納部を密閉状態とするスクイシートと、 前記廃トナー収納部に面する可動又は変形可能な壁部材
と、 前記壁部材を電子写真画像形成装置の休止時の温度と使
用時の温度差により可動又は変形可能とする壁部材変動
手段と、を備え、廃トナーの凝集を行う回収トナー容器
を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 【請求項15】 プロセスカートリッジを着脱可能で、
記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成装置
装置において、 a、電子写真感光体と、 電子写真感光体に作用するクリーニング手段を含むプロ
セス手段と、 前記電子写真感光体及びプロセス手段とを有するカート
リッジ枠体と、 電子写真感光体上の残留トナーを除去するクリーニング
部材と、 前記クリーニング部材で除去した廃トナーを収納する廃
トナー収納部と、 前記クリーニング部材で除去した廃トナーを廃トナー収
納部へ導き、廃トナー収納部を密閉状態とするスクイシ
ートと、 前記廃トナー収納部に面する可動又は変形可能な壁部材
と、 前記壁部材を電子写真画像形成装置の休止時の温度と使
用時の温度差により可動又は変形可能とする壁部材変動
手段を備え、廃トナーの凝集を行う回収トナー容器と、
を有するプロセスカートリッジを取り外し可能に装着す
るための装着手段と、 b、前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7263508A JPH0981004A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 回収トナー容器及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7263508A JPH0981004A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 回収トナー容器及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0981004A true JPH0981004A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=17390507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7263508A Pending JPH0981004A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 回収トナー容器及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0981004A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7418221B2 (en) | 2003-10-21 | 2008-08-26 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Transfer unit used with image forming apparatus |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP7263508A patent/JPH0981004A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7418221B2 (en) | 2003-10-21 | 2008-08-26 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Transfer unit used with image forming apparatus |
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