JPH0980876A - 電子写真プリンタの露光装置位置調整方法 - Google Patents

電子写真プリンタの露光装置位置調整方法

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JPH0980876A
JPH0980876A JP7235750A JP23575095A JPH0980876A JP H0980876 A JPH0980876 A JP H0980876A JP 7235750 A JP7235750 A JP 7235750A JP 23575095 A JP23575095 A JP 23575095A JP H0980876 A JPH0980876 A JP H0980876A
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engaging
latent image
electrostatic latent
exposure device
fixing
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JP7235750A
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English (en)
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Tadashi Takahashi
忠 高橋
Takahiko Manda
隆彦 萬田
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】露光装置の位置調整を正確に行い、また、露光
装置及び静電潜像保持体の交換を簡単にし、しかも露光
装置をコンパクトにする。 【解決手段】レーザ走査装置121 を固定部材32,3
3を使用してフレーム23に仮止めする。この状態で、
調整用治具38をフレームの上から跨ぐように装着す
る。そして調整用治具の係合部材46,47をフレーム
の孔48に挿入して固定部材の係合孔328,329に
係合し、固定部材のフレームに対する仮止めを緩める。
この状態で調整用治具の微動ステージ34,35,3
6,37,51,52を操作してレーザ走査装置の位置
の微調整を行う。そして、この調整が終了すると、固定
部材をフレームに対して固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ等
の電子写真プリンタの露光装置位置調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プリンタは、例えば感光ドラム
を帯電装置で帯電し、この帯電した感光ドラムを露光装
置からの光ビームで露光して印刷情報を静電潜像として
記録し、この静電潜像を現像装置のトナーにより現像し
て顕像化し、この顕像化したトナー像を転写紙に転写し
て印刷を行う構成になっている。そして、露光装置とし
ては、LEDなどの発光素子を多数配置したアレイを感
光ドラムに近接して配置し、各発光素子から光ビームを
印刷情報に基づいてオン、オフ制御して露光を行い静電
潜像を記録するものや印刷情報に基づいてオン、オフす
るレーザ光をポリゴンミラーや揺動式反射鏡により走査
して露光を行い静電潜像を記録するものなどが知られて
いる。
【0003】また、電子写真プリンタにはモノクロ印刷
を行うもの、カラー印刷を行うものがあるが、カラー印
刷する電子写真プリンタとしては、イエロー、マゼン
タ、シアンの3原色を印刷する電子写真プロセスステー
ション及びブラックを印刷する電子写真プロセスステー
ションの4台の電子写真プロセスステーションを印刷用
紙の搬送路に対して直列に並べ、印刷用紙を搬送して各
プロセスステーションで異なる色の印刷を順次行ってカ
ラー印刷を行う、いわゆる4連タンデム式カラー電子写
真プリンタが知られている。
【0004】このようなカラー電子写真プリンタにおい
ては、各プロセスステーションを相互に近接して配置す
ることが、装置を小型化するためにも、また、印刷を安
定して行うためにも必要となる。こうした事情から、各
プロセスステーションで使用する露光装置は感光ドラム
の上方に位置して搬送路の垂直方向に縦長に配置されて
いる。
【0005】ところで、レーザ光を走査する方式の露光
装置は、レーザ発光源と、このレーザ発光源からのレー
ザ光を偏向走査するポリゴンミラー等の設置部位の位置
の安定保持が特に重要で、これらをハウジング内に一体
的に組み立てた後にプリンタ本体に組込む方式が取られ
る。このとき露光装置と感光ドラムとの相対的な位置関
係を、光学的な焦点合わせや印刷位置合わせのために、
調整する必要がある。例えば、特開平6−75182号
公報に記載したものは、剛性フレームを備え、この剛性
フレーム上に光学系を一体的に配置した光学モジュー
ル、すなわち、レーザ走査式露光装置を設け、この露光
装置の剛性フレームの両側に2つの調節ブロックを装着
している。そして、先ず、ドラムを模倣した整合取付具
を使用し、この整合取付具の端部に各調節ブロックの下
端に形成した逆V字形状の切欠部を当接させ、この状態
で各調節ブロックに設けた調節ネジを操作して走査線と
媒体との間のx方向、z方向、θx方向、θz方向の位
置関係を調整し、この調整が完了した後にクランプネジ
を締め付けて剛性フレームに対し調整された位置に調節
ブロックを固定するようになっている。すなわち、シュ
ミレーションにより走査線と媒体との位置関係を調整す
るようになっている。その後、プリンタ本体のドラムの
軸受に各調節ブロックの下端に形成した逆V字形状の切
欠部を当接させることで、ドラムと露光装置との位置関
係がシュミレーションで調整した状態で維持され、これ
により確実な位置決めができるというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように、
露光装置側に調節ブロックを装着して位置調整を行うも
のでは、調節ブロック及び位置調整を行う調整ネジ等の
調整手段が露光装置側に付属するため、露光装置が大き
くなり、また、露光装置に組込む部品も多くなるという
問題があった。また、装置全体や光学系の寿命に比べて
感光ドラムの寿命が短いのが一般的であり、このため途
中で感光ドラムもしくは感光ドラムを含むユニットを交
換する場合が発生し、このような場合、露光装置も取外
すことになり、一般のユーザが簡単に交換することがで
きなかった。
【0007】そこで、請求項1記載の発明は、露光装置
の位置調整が正確にできると共に露光装置及び静電潜像
保持体の交換が簡単にでき、また、露光装置に位置の調
整手段を配置する必要がなく露光装置をコンパクトにで
きる電子写真プリンタの露光装置位置調整方法を提供す
る。
【0008】また、請求項2記載の発明は、露光装置の
位置調整が正確にできると共に露光装置及び静電潜像保
持体の交換が簡単にでき、また、露光装置に位置の調整
手段を配置する必要がなく露光装置をコンパクトにで
き、しかも露光装置をフレームに固定するために使用す
る固定部材に対する露光装置の位置決めが簡単にできる
電子写真プリンタの露光装置位置調整方法を提供する。
【0009】また、請求項3記載の発明は、露光装置の
位置調整が正確にできると共に露光装置及び静電潜像保
持体の交換が簡単にでき、また、露光装置に位置の調整
手段を配置する必要がなく露光装置をコンパクトにで
き、しかも露光装置と静電潜像保持体との相対位置設定
が精度よく簡単にできる電子写真プリンタの露光装置位
置調整方法を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
静電潜像保持体を帯電装置で帯電し、この帯電した静電
潜像保持体を露光装置からの光ビームで露光して印刷情
報を静電潜像として記録し、この静電潜像を現像装置の
トナーにより現像して顕像化し、この顕像化したトナー
像を転写材に転写して印刷を行う電子写真プリンタにお
いて、露光装置を、両側にそれぞれ固定部材を介してプ
リンタ本体のフレームに固定する場合に、露光装置のハ
ウジングの両側にそれぞれ複数の係合ピンを設け、ま
た、各固定部材に2つ以上の係合孔を設けると共に各係
合ピンの係合部を設け、露光装置のハウジングの両側の
各係合ピンを各固定部材の係合部に対して係合すると共
に、この各固定部材をプリンタ本体のフレームに仮止め
し、この状態で外側からフレームに開けた孔を通して調
整用治具の係合部材を各固定部材の係合孔に係合させ、
この状態で各固定部材のフレームに対する仮止めを緩め
て調整用治具の係合部材を主走査方向、副走査方向及び
この各方向と直交する方向に微動調整して露光装置の位
置決めを行い、この位置決め終了後に各固定部材をフレ
ームに固定することにある。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
子写真プリンタの露光装置位置調整方法において、露光
装置を静電潜像保持体の上方に配置してこの静電潜像保
持体に対して光ビームを上方から照射する構成とし、露
光装置のハウジングの両側に設けた係合ピンをそれぞれ
上下の2本とし、各固定部材の係合部は、露光装置の下
側の係合ピンを副走査方向に押付けるバネ部材とこの係
合ピンを支持する基準当接部からなる第1の係合部と、
露光装置の上側の係合ピンを下方向及び副走査方向に押
付ける係止部材とこの上側の係合ピンを支持するL字形
当接部からなる第2の係合部とからなる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の電
子写真プリンタの露光装置位置調整方法において、露光
装置からの光ビームの主走査範囲の少なくとも両端を検
知できるように検知器を配置したセンサ保持部材を用意
し、このセンサ保持部材を静電潜像保持体に代えてこの
静電潜像保持体の装着方法と同一の装着方法でプリンタ
本体に装着し、装着時、検知器の検知面を静電潜像保持
体の表面位置と一致させ、露光装置からの光ビームを検
知器で検知したときに出力する電気信号により位置ずれ
を修正することにある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、この実施の形態は、本発明
を4連タンデム式カラー電子写真プリンタに適用したも
のについて述べる。図1及び図2に示すように、本体ケ
ース1内の中央部に電子写真プロセスステーションユニ
ット2を配置し、そのユニット2の下に用紙搬送機構3
を配置し、その用紙搬送機構3の下に給紙機構4を配置
している。前記用紙搬送機構3は、無端帯状の用紙搬送
ベルト5を駆動ローラ6、従動ローラ7及びテンション
ローラ8a,8b,8cに掛けわたして構成している。
前記電子写真プロセスステーションユニット2は、用紙
搬送ベルト5と対向する上方の位置に4個の電子写真プ
ロセスステーション91 ,92 ,93 ,94 を所定の間
隔を隔てて配置している。すなわち、前記電子写真プロ
セスステーションユニット2は、4個の電子写真プロセ
スステーション91 ,92 ,93 ,94をプリンタ本体
のフレーム23の所定の位置に固定している。
【0014】前記各電子写真プロセスステーション
1 ,92 ,93 はカラー印刷に必要なイエロー、マゼ
ンタ、シアンの電子写真プロセスステーションであり、
前記電子写真プロセスステーション94 は黒印刷のため
のブラックの電子写真プロセスステーションであり、前
記用紙搬送ベルト2の搬送方向の上流から下流に、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に配置してい
る。前記各電子写真プロセスステーション91 〜9
4 は、静電潜像保持体として感光ドラム101 ,1
2 ,103 ,104 を設け、この感光ドラム101
102 ,103 ,104 の周囲に帯電装置111 ,11
2 ,113 ,114 、露光装置であるレーザ走査装置1
1 ,122 ,123 ,124 、現像装置131 ,13
2 ,133 ,134 、転写ローラ141 ,142 ,14
3 ,144 、クリーニング装置151 ,152 ,1
3 ,154 を配置して構成している。
【0015】前記転写ローラ141 ,142 ,143
144 は、前記用紙搬送ベルト5を間に介して前記感光
ドラム101 ,102 ,103 ,104 と対向配置して
いる。前記レーザ走査装置121 ,122 ,123 ,1
4 は、前記感光ドラム101 ,102 ,103 ,10
4 の上方に縦長に配置している。前記給紙機構4は、給
紙カセット16を設け、この給紙カセット16から転写
材である転写紙を給紙ローラ17により1枚ずつピック
アップして送り出し、搬送ローラ18、ガイド19、レ
ジストローラ20を介して前記用紙搬送ベルト5上に送
り出すようになっている。
【0016】前記用紙搬送ベルト5の先端部に用紙搬送
ベルト5上の転写紙がずれないように静電吸着する吸着
装置21を設け、前記給紙カセット16から送り出され
た転写紙を用紙搬送ベルト5と共に帯電してこの用紙搬
送ベルト5に密着させるようになっている。前記各電子
写真プロセスステーション91 〜94 で転写紙に順次転
写した画像は最終的には熱定着装置22によって加熱定
着してから排出するようになっている。
【0017】このプリンタは、ホストコンピュータ等外
部から画像を形成するための信号が入力されると、給紙
カセット16から給紙ローラ17によって転写紙がピッ
クアップされ、搬送ローラ18、レジストローラ20に
よりタイミングを合わせられて用紙搬送ベルト5上に送
り出される。そして転写紙は吸着装置21によって用紙
搬送ベルト5上に静電吸着され搬送中に位置ずれを起こ
すこと無く用紙搬送ベルト5と共に移動する。
【0018】一方、画像信号は各色に対応した信号とし
て、レーザ走査装置121 〜124にそれぞれ供給され
る。例えば、イエローの画像信号はレーザ走査装置12
1 に供給され、レーザ走査装置121 はこの画像信号に
応じてレーザ光を射出し、帯電装置111 により一様に
帯電された感光ドラム101 を露光して静電潜像を形成
する。そして、感光ドラム101 上の静電潜像は現像装
置131 によりイエローのトナーで現像されて顕像化
し、転写ローラ141 により用紙搬送ベルト5上の転写
紙にイエローのトナー像が転写される。転写後の感光ド
ラム101 はクリーニング装置151 により残留トナー
がクリーニングされ、さらに除電ランプ(図示せず)に
より除電されて次の電子写真プロセスに備えるようにな
る。
【0019】同様に、マゼンタ、シアン、ブラックの画
像信号はレーザ走査装置122 〜124 にそれぞれ供給
され、マゼンタ、シアン、ブラックの電子写真プロセス
ステーション92 ,93 ,94 により用紙搬送ベルト5
上の転写紙にマゼンタ、シアン、ブラックのトナー像が
順次転写される。こうして転写紙上にはカラー画像が形
成され、この転写紙は熱定着装置22によって加熱定着
されてから排出される。
【0020】次にこの実施の形態の要部について述べ
る。図3は前記フレーム23に対してレーザ走査装置1
1 〜124 を組込む場合の取付け方法を説明するため
の分解斜視図で、例えば、フレーム23に対してレーザ
走査装置121 を組込む場合は、先ず、フレーム23に
対して感光ドラム101 の取付け位置に、この感光ドラ
ムと同一の方法でセンサボード31を装着する。そし
て、レーザ走査装置121 を固定部材32,33を使用
してフレーム23に仮止めする。
【0021】前記レーザ走査装置121 は、図5に示す
ように、ハウジング121内に、光源である半導体レー
ザ発振器122、この半導体レーザ発振器122からの
レーザ光を偏向走査するポリゴンミラー123、このポ
リゴンミラー123を回転駆動するモータ124、ポリ
ゴンミラー123からの走査レーザ光を反射する第1の
反射鏡125、この第1の反射鏡125で反射した走査
レーザ光をさらに反射して補正レンズ126に導く第2
の反射鏡127等を収納している。また、前記ハウジン
グ121の両側壁外部には前記固定部材32,33に係
合する上下2本の係合ピン128,129を設けてい
る。なお、他のレーザ走査装置122 〜124 も同様の
構成になっている。
【0022】前記固定部材32は、図6に示すように、
長方形状の板状部材321の片側に長辺に沿って溝状ガ
イド部322を形成し、この溝状ガイド部322の内側
の側壁323の下部を外側の側壁324よりも短くして
この部分に一端をねじ止めした板バネ325を設け、こ
の板バネ325で前記レーザ走査装置121 のハウジン
グ121に設けた下側の係合ピン129を前記外側の側
壁324に押圧して支持するようにしている。すなわ
ち、前記外側の側壁324の下部は係合ピン129を支
持する基準当接部を形成し、前記板バネ325と側壁3
24とで第1の係合部を構成している。
【0023】また、前記板状部材321の残る片側の上
部にはL字形当接部326を取付け、このL字形当接部
326に係止金具(係止部材)327の一端をねじ止め
し、この係止金具327の他端側で前記レーザ走査装置
121 のハウジング121に設けた上側の係合ピン12
8を下方向及び副走査方向に押圧してL字形当接部32
6の内側面に当接させて支持するようにしている。ま
た、前記板状部材321には、中央部の上下に係合孔3
28,329を設けると共に、この各係合孔328,3
29の下方にそれぞれこの固定部材32を前記フレーム
23に固定するためのねじ孔330,331を設けてい
る。なお、固定部材33も左右の違いはあるが固定部材
32と同様の構成になっている。
【0024】このような固定部材32,33を使用して
レーザ走査装置121 をフレーム23に仮止めした状態
で、微動ステージ34,35を一端側に垂下させて設け
ると共に微動ステージ36,37を他端側に垂下させて
設けた調整用治具38をフレーム23の上からこのフレ
ーム23を跨ぐように装着する。前記センサボード31
は、板状部材39の面上の両端部に、前記レーザ走査装
置121 からの光ビームの主走査範囲の両端に位置し
て、CCDエリア・イメージセンサなどの2次元の光ス
ポット及び光ビームの位置が検出できる1対の検知器4
0,41を配置している。そして、図4に示すように、
各検知器40,41の検知面の高さはここに装着する感
光ドラム101 の感光面の高さに一致させている。な
お、センサボード31に対して検知器を両端のみでなく
中間部も含めて多数配置してもよい。前記板状部材39
の両端には前記感光ドラム101 と同一の装着機構を設
けている。
【0025】前記露光装置121 からの光ビームを前記
検知器40,41で検知したときに出力する電気信号
を、図4に示すように、それぞれビデオ信号変換装置の
一種である画像プロファイル発生装置42,43を介し
てビデオモニタ44,45に供給し、このビデオモニタ
44,45で光ビームが正規の位置に照射しているかを
監視できるようになっている。前記フレーム23の各露
光装置121 〜124 を取付ける両サイドには前記調整
用治具38の微動ステージ35,37に固定した係合部
材46,47を外側から挿入するための孔48,48,
…をそれぞれ開けている。そして、前記調整用治具38
の係合部材46,47をこの孔48を介して挿入し、前
記固定部材32,33の係合孔328,329に係合す
る。
【0026】前記調整用治具38の一端及び他端側の上
部には前記係合部材46,47を上下調整する微動ステ
ージ51,52を設けている。すなわち、前記調整用治
具38は、図3に双方向矢印で示すように、微動ステー
ジ35,37のノブ35a,37aを回転させることに
より係合部材46,47を主走査方向に微動調整し、微
動ステージ34,36のノブ34a,36aを回転させ
ることにより係合部材46,47を副走査方向に微動調
整し、微動ステージ51,52のノブ51a,52aを
回転させることにより係合部材46,47を主走査方向
及び副走査方向と直交する方向に微動調整するようにな
っている。
【0027】従って、前記調整用治具38の係合部材4
6,47を孔48を介して前記固定部材32,33の各
係合孔328,329に係合させるとき、係合部材4
6,47と係合孔328,329に位置ずれがあれば微
動ステージ34,36のノブ34a,36aや微動ステ
ージ51,52のノブ51a,52aを回転操作して位
置合わせを行う。
【0028】前記調整用治具38の係合部材46,47
と前記固定部材32,33の係合孔328,329との
係合ができると、次に、固定部材32,33のフレーム
23に対する仮止めを緩める。これにより、レーザ走査
装置121 は調整用治具38の微動ステージ34,3
5,36,37,51,52による微小な移動が可能と
なる。従って、レーザ走査装置121 を駆動し、ビデオ
モニタ44,45を見ながら画面上の光量分布のグラフ
が予め設定した標準のグラフパターンと一致するように
各微動ステージ34,35,36,37,51,52を
調整することでレーザ走査装置121 の感光ドラム10
1 に対する相対位置を精度よく設定できる。そして、こ
の調整が終了すると、固定部材32,33をフレーム2
3に対して固定する。
【0029】以上はフレーム23に対してレーザ走査装
置121 を取付けるときの作業手順について述べたが、
フレーム23に対して他のレーザ走査装置122 〜12
4 を取付けるときも同様の手順で行われる。この場合
に、各レーザ走査装置121 〜124 の取付けの都度、
同一の調整用治具38を繰返し使用してもよいが、例え
ば、調整用治具38を各レーザ走査装置121 〜124
に対応して4個用意すれば、それぞれの調整用治具を使
用して各レーザ走査装置121 〜124 の取付け行い、
全てのレーザ走査装置の取付けが一旦終了した後に、テ
スト印字を行い、印字状況により再調整を行うことが可
能となり、このようにすることで1つの調整用治具の取
付け及び取外しを繰り返すよりも作業が容易で、しかも
作業時間を短縮できる。
【0030】このように、レーザ走査装置121 〜12
4 を固定部材32,33を介してフレーム23に取付け
る構成とし、取付ける場合に調整用治具38を使用して
いるので、レーザ走査装置の取付け作業が簡単にでき、
従ってレーザ走査装置が故障した場合に調整用治具があ
ればレーザ走査装置の交換作業をプリンタを特別な修理
場所に運搬すること無く設置場所で簡単にできる。ま
た、調整用治具38に固定部材32,33の係合孔32
8,329に係合する係合部材46,47を設け、この
係合部材46,47を微動ステージ34,35,36,
37,51,52により主走査方向、副走査方向及びこ
の各方向と直交する方向に微動調整できる構成としてい
るので、固定部材32,33に固定したレーザ走査装置
の位置調整が正確にできる。
【0031】また、感光ドラムに代えてレーザ走査装置
からの光ビームの主走査範囲の両端に位置して1対の検
知器40,41を配置したセンサボード31を使用し、
レーザ走査装置からの光ビームを各検知器40,41で
検知したときの電気信号を画像プロファイル発生装置4
2,43を介してビデオモニタ44,45に供給し、こ
のビデオモニタ44,45の画面上に表示される光量分
布のグラフを標準のグラフパターンと一致するように各
微動ステージ34,35,36,37,51,52を調
整するので、レーザ走査装置の感光ドラムに対する相対
位置を精度よく設定できる。
【0032】また、レーザ走査装置には何等位置調整の
ため手段を組込む必要がないので、レーザ走査装置の部
品数が増加することがなくレーザ走査装置のコンパクト
化を図ることができる。また、レーザ走査装置を固定部
材32,33に取付ける場合に、レーザ走査装置のハウ
ジンン121に設けた下側の係合ピン129を板バネ3
25で基準当接部を形成する側壁324に押圧して支持
するので、固定部材32,33に対するレーザ走査装置
の位置決めが簡単にできる。さらに、調整用治具38は
使用時において感光ドラムとは全く分離して使用し、ま
た、使用後は除去しているので、寿命等により感光ドラ
ムを交換する場合に、レーザ走査装置を取り外す必要は
なく、感光ドラムの交換が簡単にでき、ユーザサイドで
の交換も可能である。
【0033】なお、前述した実施の形態は、本発明を4
連タンデム式カラー電子写真プリンタに適用したものに
ついて述べたが必ずしもこれに限定するものではなく、
電子写真プロセスステーションを1台のみ使用したモノ
クロ印刷の電子写真プリンタであってもよい。また、前
述した実施の形態では露光装置としてレーザ走査装置を
使用したものについて述べたが必ずしもこれに限定する
ものではなく、LED等の発光素子を感光ドラムに近接
して多数、ライン状に配置したものであってもよい。ま
た、静電潜像保持体として感光ドラムを使用したものに
ついて述べたが必ずしもこれに限定するものではない。
【0034】
【発明の効果】以上、請求項1記載の本発明によれば、
露光装置の位置調整が正確にできると共に露光装置及び
静電潜像保持体の交換が簡単にでき、また、露光装置に
位置の調整手段を配置する必要がなく露光装置をコンパ
クトにできる。
【0035】また、請求項2記載の発明によれば、露光
装置の位置調整が正確にできると共に露光装置及び静電
潜像保持体の交換が簡単にでき、また、露光装置に位置
の調整手段を配置する必要がなく露光装置をコンパクト
にでき、しかも露光装置をフレームに固定するために使
用する固定部材に対する露光装置の位置決めが簡単にで
きる。
【0036】また、請求項3記載の発明によれば、露光
装置の位置調整が正確にできると共に露光装置及び静電
潜像保持体の交換が簡単にでき、また、露光装置に位置
の調整手段を配置する必要がなく露光装置をコンパクト
にでき、しかも露光装置と静電潜像保持体との相対位置
設定が精度よく簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す一部切欠した外観斜
視図。
【図2】同実施の形態の内部を示す概略構成図。
【図3】同実施の形態におけるレーザ走査装置のプリン
タ本体のフレームに対する取付け手順を説明するための
要部の分解斜視図。
【図4】同実施の形態においてレーザ走査装置の位置調
整を行う際の位置ずれ調整方法を説明するための図。
【図5】同実施の形態におけるレーザ走査装置の構成を
示す一部切欠した外観斜視図。
【図6】同実施の形態における固定部材の構成を示す側
面図。
【符号の説明】
1 〜 94 …電子写真プロセスステーション 101 〜104 …感光ドラム(静電潜像保持体) 111 〜114 …帯電装置 121 〜124 …レーザ走査装置(露光装置) 131 〜134 …現像装置 141 〜144 …転写ローラ 23…フレーム 31…センサボード 32,33…固定部材 328,329…係合孔 38…調整用治具 34,35,36,37,51,52…微動ステージ 46,47…係合部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像保持体を帯電装置で帯電し、こ
    の帯電した静電潜像保持体を露光装置からの光ビームで
    露光して印刷情報を静電潜像として記録し、この静電潜
    像を現像装置のトナーにより現像して顕像化し、この顕
    像化したトナー像を転写材に転写して印刷を行う電子写
    真プリンタにおいて、 前記露光装置を、両側にそれぞれ固定部材を介してプリ
    ンタ本体のフレームに固定する場合に、前記露光装置の
    ハウジングの両側にそれぞれ複数の係合ピンを設け、ま
    た、前記各固定部材に2つ以上の係合孔を設けると共に
    前記各係合ピンの係合部を設け、前記露光装置のハウジ
    ングの各係合ピンを前記各固定部材の係合部に対して係
    合すると共に、この各固定部材を前記プリンタ本体のフ
    レームに仮止めし、この状態で外側から前記フレームに
    開けた孔を通して調整用治具の係合部材を前記各固定部
    材の係合孔に係合させ、この状態で前記各固定部材の前
    記各フレームに対する仮止めを緩めて前記調整用治具の
    係合部材を主走査方向、副走査方向及びこの各方向と直
    交する方向に微動調整して前記露光装置の位置決めを行
    い、この位置決め終了後に前記各固定部材を前記フレー
    ムに固定することを特徴とする電子写真プリンタの露光
    装置位置調整方法。
  2. 【請求項2】 露光装置を静電潜像保持体の上方に配置
    してこの静電潜像保持体に対して光ビームを上方から照
    射する構成とし、前記露光装置のハウジングの両側に設
    けた係合ピンをそれぞれ上下の2本とし、各固定部材の
    係合部は、前記露光装置の下側の係合ピンを副走査方向
    に押付けるバネ部材とこの係合ピンを支持する基準当接
    部からなる第1の係合部と、前記露光装置の上側の係合
    ピンを下方向及び副走査方向に押付ける係止部材とこの
    上側の係合ピンを支持するL字形当接部からなる第2の
    係合部とからなることを特徴とする請求項1記載の電子
    写真プリンタの露光装置位置調整方法。
  3. 【請求項3】 露光装置からの光ビームの主走査範囲の
    少なくとも両端を検知できるように検知器を配置したセ
    ンサ保持部材を用意し、このセンサ保持部材を静電潜像
    保持体に代えてこの静電潜像保持体の装着方法と同一の
    装着方法でプリンタ本体に装着し、装着時、前記検知器
    の検知面を静電潜像保持体の表面位置と一致させ、前記
    露光装置からの光ビームを前記検知器で検知したときに
    出力する電気信号により位置ずれを修正することを特徴
    とする請求項1記載の電子写真プリンタの露光装置位置
    調整方法。
JP7235750A 1995-09-13 1995-09-13 電子写真プリンタの露光装置位置調整方法 Pending JPH0980876A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001154435A (ja) * 1999-11-30 2001-06-08 Canon Inc 画像形成装置
JP2008112188A (ja) * 2008-01-18 2008-05-15 Mitsubishi Chemicals Corp 画像形成方法及び画像形成装置
US9056510B2 (en) 2011-10-12 2015-06-16 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus

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