JPH0980845A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

Info

Publication number
JPH0980845A
JPH0980845A JP7259486A JP25948695A JPH0980845A JP H0980845 A JPH0980845 A JP H0980845A JP 7259486 A JP7259486 A JP 7259486A JP 25948695 A JP25948695 A JP 25948695A JP H0980845 A JPH0980845 A JP H0980845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
toner
image carrier
developing device
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7259486A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Ito
功 伊藤
Hideaki Tanaka
英明 田中
Tetsuo Kodera
哲郎 小寺
Satoru Hirosaki
悟 広崎
Tomoo Kobayashi
智雄 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP7259486A priority Critical patent/JPH0980845A/ja
Publication of JPH0980845A publication Critical patent/JPH0980845A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真式のカラー画像形成装置におい
て、トナー像を転写した後の像担持体上に残留するトナ
ーを回収し、これを再利用するとともに、通常のカラー
画像を形成する際には濃度や色相のずれを生じることな
く、優れた画像を形成する。 【解決手段】 通常のカラー画像を形成するために用
いられる複数の現像装置2Y、2M、2C、2Bの他
に、転写後の像担持体上の残留トナーを回収でき、更に
単色での現像を行うことのできるトナー回収手段兼用現
像装置4を設置する。カラー画像を形成した後の残留ト
ナーは、このトナー回収手段兼用現像装置4に回収さ
れ、カラートナーを収容した現像装置へは混入されな
い。また、トナー回収手段兼用現像装置4には黒色トナ
ーが収容されており、回収されたトナーと混合して試し
刷りなどの現像に用いることにより、トナーを廃棄する
ことなく再利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる色のトナー
を収容した複数の現像装置を備えるカラー画像形成装置
に係り、特にトナー像を転写した後の像担持体上を清掃
し、この時に回収したトナーを再利用するカラー画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、像担持体上にトナー像を形成
した後、用紙に転写するいわゆる電子写真方式の画像形
成装置では、転写工程後の像担持体上に残留するトナー
を清掃するクリーニング装置が設置されている。そし
て、広く用いられてるクリーニング装置は、像担持体表
面と接触するクリーニング部材を有し、像担持体の回転
にともなって表面に残留するトナーを剥離して除去する
ようになっている。このようなクリーニング装置で像担
持体から除去されたトナーは一般的には廃棄されるが、
近年普及しつつあるカラー画像形成装置では、複数色の
トナー像を重ね合わせるので、使用するトナー量が多
く、転写後の像担持体上に残留するトナー量も増えて多
くのトナーが廃棄されることになる。このため、転写後
の像担持体から回収したトナーを再利用する装置が提案
されており、例えば、特開昭56−159666号公
報、特開平5−249796号公報に開示されるものが
ある。
【0003】特開昭56−159666号公報に記載さ
れるカラー画像形成装置は、感光体(像担持体)の周囲
にイエロー、マゼンタ、シアンのトナーを収容した3台
の現像装置を備えており、各々の現像装置は感光体と対
向する位置に現像ローラを有し、該現像ローラ上に磁気
ブラシを形成して現像を行うものである。また、これら
の現像装置はクリーニング機能をも備えており、各色の
トナー像の形成・転写毎に感光体上に残留しているトナ
ーを、同色の現像装置でクリーニングするものである。
【0004】また、特開平5−249796号公報に記
載されるカラー画像形成装置は、イエロー、マゼンタ、
シアンのトナーを収容した非接触式の各現像装置の他
に、接触方式の黒用の現像装置を備え、各色のトナー像
を転写した後の感光体上に残留しているトナーを黒用の
現像装置でクリーニング・回収する。そして、回収した
トナーは黒色トナーと共に黒色の現像時に使用するもの
である。
【0005】上記画像形成装置はいずれも、現像装置に
クリーニング機能を持たせることにより、回収トナーを
そのまま現像に再利用するようになっており、このよう
な装置は、クリーニングブレード等によって回収された
トナーを現像装置に搬送して再利用する装置(例えば、
特開昭60−156081号公報に開示の装置)に比
べ、構造が簡単で部品数を少なくすることができるとい
う利点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような現像装置により残留トナーを回収し、再利用する
画像形成装置にも次のような問題点がある。特開昭56
−159666号公報に記載される画像形成装置におい
ては、カラー画像をイエロー、マゼンタ、シアンの3色
の現像剤を用いて形成しているため、黒色の発色性が悪
く、黒を含んだ高画質画像を得ることが困難である。ま
た、各色のトナー像を形成して転写する毎に、感光体上
の残留トナーを同じ現像装置でクリーニングする必要が
あり、クリーニング工程を行なうために、感光体をさら
に一回転させる必要がある。したがって、一枚の画像形
成に時間を要するという問題がある。特開平5−249
796号公報に記載の画像形成装置では、黒色トナーの
中に他色のトナーが回収されるので、墨入れ時に各色の
濃度や色相にずれが生じたり、明度の低い色において色
相のずれが生じる。
【0007】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、トナー像転写後の像担持
体上に残留するトナーを廃棄することなく再利用すると
ともに、高画質のカラー画像を迅速に形成することがで
きる画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、 複数色のトナー像
を重ねあわせてカラー画像を得る電子写真式のカラー画
像形成装置であって、表面が周回するように駆動され、
該表面に静電電位の差による潜像が形成される像担持体
と、 前記像担持体を一様に帯電する帯電装置と、 色
分解された各色像に対応する静電潜像を、露光またはイ
オンの発生により、前記像担持体上に形成する像書き込
み装置と、 前記静電潜像を各々対応する色のトナーの
付着により可視化する複数台の現像装置と、 前記像担
持体上で形成されたトナー像を記録媒体、または中間転
写材上に転写する転写装置と、 前記トナー像が転写さ
れた後の像担持体に残留するトナーの回収、及びトナー
の転移による単色画像の現像のいずれにも用いることが
できるトナー回収手段兼用現像装置とを有するものとす
る。
【0009】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載のカラー画像形成装置において、 前記トナー回
収手段兼用現像装置が、前記像担持体の表面の周回方向
における、前記転写手段の下流側であって、カラー画像
を形成するための複数台の現像装置が対向する位置の上
流側に設けられ、 該トナー回収手段兼用現像装置の上
流側であって、前記転写装置の下流側に、前記トナー像
を転写した後の像担持体周面を一様に帯電するトナー回
収前帯電装置を有するものとする。
【0010】請求項1に記載のカラー画像形成装置にお
いて、上記帯電装置は、像を書き込む前に像担持体を一
様に帯電するものであるが、この帯電装置を転写後の像
担持体の帯電および残留トナーの電荷の調整に併せて用
いるものであってもよい。
【0011】(作用)請求項1、請求項2に記載の発明
は上記のような構成を有しているので、それぞれ次に記
載の通りに作用する。請求項1に記載の発明に係るカラ
ー画像形成装置では、カラー画像の現像を行なうための
現像装置とは別に、像担持体に残留するトナーの回収と
単色画像の現像とを行うことのできるトナー回収手段兼
用現像装置を有しているので、通常のカラー画像形成時
には、カラー画像用の現像装置を用いてトナー像を形成
し、このトナー像を転写した後は、像担持体上に残留し
たトナーをトナー回収手段兼用現像装置により回収す
る。このため、カラー画像形成時に用いられる現像装置
内には残留トナーが混入することがなく、濃度や色相の
ずれのない優れたカラー画像を得ることができる。一
方、レイアウトの確認や試し刷りを行なう場合にトナー
回収手段兼用現像装置を用いて現像を行なうことによ
り、回収されたトナーを再利用することができる。
【0012】また、請求項2に記載の発明に係るカラー
画像形成装置では、トナー回収手段兼用現像装置の上流
側にトナー回収前帯電装置が設けられているので、転写
後の像担持体を一様に帯電するとともに、残留トナーの
電荷を整えた状態でトナーの回収を行なうことができ
る。したがって、残留トナーの回収性能が向上し、高画
質の画像を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は請求項1または請求項2に記
載の発明に係るカラー画像形成装置の第1の例を示す概
略構成図である。このカラー画像形成装置は、回転駆動
される円筒状の像担持体1を有し、この周囲に、像担持
体1を帯電するための帯電装置3と、イエロー用、マゼ
ンタ用、シアン用、黒用の現像装置2Y,2M,2C,
2Bと、用紙ガイド9に沿って搬送されて来る用紙を周
面に担持して回転する転写ドラム7と、像担持体1上の
トナー像を転写ドラム7上の用紙に転移させる転写装置
8と、転写後の像担持体上1の電荷を整えるためのトナ
ー回収前帯電装置5と、各色のトナー像を転写した後の
像担持体1上に残留するトナーを回収することができる
トナー回収手段兼用現像装置4とを備えている。
【0014】上記像担持体1は、導電性のドラムの周面
に有機感光体層(OPC)を形成したもので導電性のド
ラムは電気的に接地されており、像光6を照射すること
により像担持体上に潜像が形成される。上記有機感光体
層は、これに代えてセレンやアモルファスシリコンなど
他の感光体層を用いることもできる。また、本実施例は
像の書き込みを露光により行なっているが、イオンビー
ムを用いる場合には、ドラムの周面にポリエチレンテレ
フタレート、酸化アルミニウム等の誘電体層を設けた像
担持体を用いることもできる。また本実施例において
は、像担持体1の周長は使用される用紙の最大長より大
きくなるように設定されている。つまり、用紙一枚分の
画像を像担持体の周面に重なることなく書き込むことが
できるようになっている。
【0015】像光6照射前の像担持体の帯電を行う帯電
装置3及び転写後に像担持体の帯電を行う帯電装置5
は、コロナ放電により像担持体を所定の電位に帯電する
ことができるスコロトロンが用いられている。これらの
帯電装置は、スコロトロンに代えてローラ帯電器やブラ
シ帯電器等を用いてもよい。
【0016】上記現像装置2Y,2M,2C,2Bは、
像担持体1と対向する位置に現像ローラを備え、トナー
と磁性キャリアとを含む二成分現像剤を収容するもので
ある。上記現像ローラは磁石を内蔵しており、現像ロー
ラの周面に磁性キャリアが穂状に連なった磁気ブラシを
形成するようになっている。また、現像ローラには現像
バイアス電圧を印加することができるようになってお
り、現像工程においてトナーと同極性の現像バイアス電
圧が印加されることにより、磁性キャリアに付着したト
ナーが像担持体の像光照射部に転移し、現像が行われ
る。
【0017】上記転写ドラムは、周面が誘電体で形成さ
れており、記録用紙を静電気力によって吸着して回転す
るものである。また、転写装置8は転写ドラム7の内側
に固定支持されており、像担持体上に形成されたトナー
像を各色毎に転写ドラム上の用紙に転写するようになっ
ている。
【0018】トナー回収手段兼用現像装置4にはブラッ
クのトナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤が収容
されており、先に述べた現像装置2Y,2M,2C,2
Bと同様に現像ローラ上に磁気ブラシを形成し、潜像に
トナーを転移して現像を行うことができる。また、トナ
ー像を転写した後の残留トナーが像担持体上にある場合
には、像担持体と現像ローラとの間に形成された電界の
作用により、トナーを磁気ブラシに吸着し、回収するこ
とができるようになっている。
【0019】次に、このような画像形成装置の動作につ
いて説明する。像担持体1は図1中に示す矢印の方向に
周速100mm/sで回転駆動されており、帯電装置3
で表面電位がほぼ一様に−600Vとなるように帯電さ
れ、半導体レーザーとポリゴン回転ミラーとを内蔵する
レーザー書き込み装置(図示せず)からのレーザー光6
で、イエロー像に相当する潜像が像担持体1の所定の位
置に形成される。この潜像は、イエロー用現像装置2Y
と対向する位置へ移動し、ここで像担持体表面の帯電極
性と同じ極性の電荷すなわち負電荷を持つイエロートナ
ーが像担持体1のレーザー光照射部に転移して潜像が可
視化される。像担持体1上のイエロートナー像は、さら
に像担持体1の回転により転写ドラム7と対向する位置
に移動し、転写装置8により、転写ドラム上の用紙に転
写される。その後、像担持体1はトナー回収前帯電装置
5と対向する位置で表面が再帯電され、像担持体1の表
面電位を−600Vとするとともに、残留するトナーの
電荷が整えられた後、トナー回収手段兼用現像装置4と
対向する位置に移動する。この時トナー回収手段兼用現
像装置4内の現像ローラには−300Vのバイアス電圧
が印加されており、現像ローラ表面に形成される磁気ブ
ラシの摺擦力と前記バイアス電圧によって形成される電
界の作用により、像担持体上の残留イエロートナーは磁
気ブラシに吸着され、像担持体の表面がクリーニングさ
れる。
【0020】クリーニングの終了後、2回目のサイクル
として像担持体1は帯電装置3により帯電され、その後
レーザー書き込み装置からのレーザー光6で、マゼンタ
像に相当する潜像が像担持体1の所定の位置に形成され
る。この潜像には、マゼンタ用現像装置2Mから負電荷
を持つマゼンタトナーが転移し、現像が行なわれる。像
担持体1上に形成されたマゼンタトナー像は、先に転移
されたイエロートナー像に重ねて転写され、像担持体は
再帯電・クリーニング工程を経る。
【0021】以後同様に3回目のサイクルとして帯電装
置3による帯電、レーザー光6による潜像の形成、シア
ン用の現像装置2Cによる現像、転写ドラム7上の用紙
への転写が行われる。さらに4回目のサイクルとして、
帯電装置3による帯電、レーザー光6による潜像の形
成、黒色用現像装置2Bによる現像、転写ドラム7上の
用紙への転写の各工程を経る。
【0022】黒色用現像装置2Bによる黒色像の現像工
程が終了し、すべての色のトナー像が用紙上に重ねて転
写された後、用紙は転写ドラム7から剥離され、定着部
(図示せず)に搬送されて定着工程が施される。一方、
像担持体はトナー回収前帯電装置で再帯電され、トナー
回収手段兼用現像装置4で黒色の残留トナーがクリーニ
ングされた後、次の画像形成工程に入る。
【0023】次に、トナー回収手段兼用現像装置4で現
像を行う場合について説明する。該トナー回収手段兼用
現像装置による現像はレイアウト確認や、下書きチェッ
ク用の画像として、単色の画像を形成する時に用いられ
る。まず帯電装置3によって像担持体1表面が帯電さ
れ、これにレーザー光6による潜像の書き込みを行い、
トナー回収手段兼用装置4と対向する位置で潜像が現像
される。その後像担持体上のトナー像は転写装置8によ
り用紙上に転写され、定着装置(図示せず)により定着
される。一方、像担持体1は帯電装置5により電荷を整
えられた後、トナー回収手段兼用現像装置4により、今
度は表面に残留しているトナーをクリーニングし、その
後、次の画像形成を行う。このような工程では、像の書
き込み・現像を行なった後、再び像書き込み位置を通過
した後に転写されるので、像の先端が現像され、像書き
込み位置に再び到達したときには既に像の書き込みを終
了している必要があり、像担持体の周長は一枚分の画像
を完全に書き込むことができるだけの長さが必要とな
る。
【0024】以上説明したように本実施例の画像形成装
置において、カラー画像を形成するときには、像担持体
が一回転する間にトナー像の転写と像担持体上のクリー
ニングを行うことができるので、画像形成を高速で行う
ことができ、また、残留トナーを通常のカラー画像形成
時には用いないトナー回収手段兼用現像装置に回収する
ことができるので、回収したトナーがカラー画像形成用
のトナーと混ざることがなく、得られるカラー画像は優
れたものとなる。さらに、トナー回収手段兼用現像装置
を試し刷り等の画像形成に用いることにより、回収され
たトナーを廃棄することなく、再使用することができ
る。
【0025】なお、上記カラー画像形成装置は、像担持
体上に形成したトナー像を転写ドラム上に担持した用紙
に重ねて転写するものであるが、上記転写ドラムに変え
て中間転写体を設け、この中間転写体上に各色のトナー
像を重ねて転写し、さらにこれらのトナー像を一括して
用紙上に転写するものであってもよい。
【0026】次に請求項1または請求項2に記載の発明
に係るカラー画像形成装置の第2の例について説明す
る。図2に示されるカラー画像形成装置は、図1に示す
画像形成装置と同様の像担持体11、4台の現像装置1
2Y,12M,12C,12B、帯電装置13,15、
転写ドラム17、転写装置18、トナー回収手段兼用現
像装置14を有しており、これらの構成に加えて、トナ
ー回収手段兼用現像装置の直前においてもレーザー光2
0による書き込みが可能となっている。
【0027】この装置におけるカラー画像形成時の動作
については、図1に示す実施例と同様であるが、トナー
回収手段兼用現像装置14を用いて現像を行う場合にお
いては、帯電装置15で帯電した後、レーザー光20に
よる像の書き込み、トナー回収手段兼用現像装置14に
よる現像、転写装置18による転写を、像担持体が一回
転する間に行うことができるため、高速で画像形成を行
うことができる。また像担持体11の周長は使用される
用紙の最大長より小さくてもよいので、装置を小型化す
ることができる。ただし、転写が終了した部分は、帯電
装置15で一様に帯電された後、クリーニングが行なわ
れる前に像光の照射が行なわれ、トナー回収手段兼用現
像装置14によってクリーニングと新たな潜像の可視化
が同時に行なわれる。このため、残留トナーがある状態
で潜像の書き込みが行なわれることになり、トナーの影
響を受けて画像に欠陥を生じることがある。
【0028】一方、同様の装置において、像担持体11
の周長を使用される用紙の最大長より大きくすると、ト
ナー回収手段兼用現像装置14を用いて単色像の現像を
行なう場合にも、十分にクリーニングがなされた像担持
体の周面に像を書き込むことができ、試し刷り等であっ
ても高画質の画像を得ることができる。
【0029】次に請求項1または請求項2に記載の発明
に係るカラー画像形成装置の第3の例について説明す
る。図3に示される画像形成装置は、円筒状の像担持体
21の周囲に、該像担持体21を帯電させるための帯電
装置23と、イエロー用、マゼンタ用、シアン用、黒用
の現像装置22Y,22M,22C,22Bと、現像さ
れたトナー像を用紙上に転写する転写装置28と、転写
後の像担持体上に残留するトナーを除去することのでき
るトナー回収手段兼用現像装置24とが配置されてお
り、像担持体上に各色のトナー像を重ねて形成した後、
複数色のトナー像を一度の工程で用紙上に転写するもの
である。
【0030】上記現像装置22Y,22M,22C,2
2Bは、先に述べた実施例と同様に、トナーと磁性キャ
リアとを含む二成分現像剤の磁気ブラシを吸着しながら
搬送する現像ローラを備えており、この現像ローラに現
像バイアス電圧を印加するようになっている。また、各
現像装置22は少なくとも現像終了後には像担持体21
に対して非接触となる構成になっており、特公平3−2
304号公報などに示されるような、次工程において像
担持体21上のトナー像が乱されたり、像担持体21上
のトナーが現像装置22側に逆転移しないような工夫が
施されている。
【0031】このような画像形成装置においては、画像
形成の動作が開始されるとまず像担持体21が帯電装置
23により帯電され、レーザー書き込み装置(図示せ
ず)からのレーザー光26でイエロー像に相当する潜像
が像担持体の所定の位置に形成される。この潜像はイエ
ロー用現像装置22Yと対向する位置に移動し、ここで
像担持体の帯電極性と同じ極性の電荷を持つイエロート
ナーが、像担持体21のレーザー光照射部に転移し、潜
像が可視化される。
【0032】次に2回目のサイクルとして、像担持体2
1は帯電装置23により再帯電され、前工程(イエロー
像の形成工程)でレーザー光の照射を受け、電位が下が
った部分が再び元の電位近くまで回復する。その後、レ
ーザー書き込み装置からマゼンタ像に相当するレーザー
光26が像担持体21の所定の位置に再度照射され、表
面に潜像が形成される。この潜像は、マゼンタ用現像装
置22Mから転移されるマゼンタトナーによって可視化
され、トナー像が重ね合わされる。以後同様に、3回目
のサイクルとして、シアン像の形成、4回目のサイクル
として、ブラック像の形成が行なわれる。
【0033】黒色用現像装置22Bによる黒色像の現像
工程が終了した時点では、像担持体21上にイエロー、
マゼンタ、シアン、黒色のトナー像が重ね合わされて存
在する。これらのトナー像は転写装置28により、用紙
ガイドに沿って進入してきた用紙上に、1回の工程で転
写される。転写終了後、用紙は像担持体から剥離され、
定着工程が施される。一方、転写終了後、像担持体21
は帯電装置23により帯電されるとともに残留トナーの
電荷が整えられ、トナー回収手段兼用現像装置24によ
り回収・除去されて次の画像形成工程に入る。
【0034】なお、トナー回収手段兼用現像装置24を
現像装置として用いる場合は、帯電装置23による像担
持体21表面の帯電、レーザー光26による潜像の書き
込み、トナー回収手段兼用現像装置24による現像、転
写装置28によるトナー像の用紙への転写により画像形
成が行われる。
【0035】本実施例のカラー画像形成装置によれば、
各色のトナー像を像担持体上で重ねて形成し、一括して
用紙に転写するので、転写ドラムまたは中間転写体が不
要となり、装置を小型化することができる。
【0036】図4は、請求項1または請求項2に記載の
発明に係るカラー画像形成装置の第4の例を示す概略構
成図である。この画像形成装置は、図3に示す装置と同
様に、像担持体31上に複数色のトナー像を重ねて形成
するものであるが、この装置では、カラー画像を形成す
るために像担持体31の周囲に4台の帯電装置33と、
4台のカラー画像形成用現像装置31と、4か所で像光
の照射を行なうことができる像書き込み装置とを有して
おり、さらに、単色画像の形成とクリーニングのため
に、1台の帯電装置35と、トナー回収手段兼用現像装
置34と、単色画像用の像を書き込む手段とを備えてい
る。このような装置では、像担持体31が一回転する間
に、四色のすべての像を像担持体31上に重ねて形成
し、転写・クリーニングを行うことができるので、一層
短時間で画像形成を行うことができる。
【0037】次に請求項1または請求項2に記載の発明
に係る画像形成装置の第5の例について説明する。図5
に示される画像形成装置は、無端状に形成された感光体
ベルト51と、この感光体ベルト51を周回可能に張架
する4つの支持ローラ61と、上記感光体ベルト51上
にフルカラーのトナー像を形成する4台の現像装置52
Y,52M,52C,52Bと、現像装置の直前で感光
体ベルト51を一様に帯電する帯電装置53M,53
C,53Bと、感光体ベルト51上に形成されたトナー
像を用紙ガイド59,60に沿って送られてくる用紙上
に転写する二つの転写ローラ57,58と、二つの転写
ローラ間で感光体ベルト51と対向するように配置され
たトナー回収手段兼用現像装置54と、このトナー回収
手段兼用現像装置の直前で感光体ベルト51を帯電する
トナー回収前帯電装置53とを有しており、張架された
感光体ベルト51の4か所でレーザー光56Y,56
M,56C,56Bを照射して像の書き込みができるよ
うになっている。
【0038】上記転写ローラ57,58にはバイアス電
圧が印加されており、記録用紙を介して感光体ベルト5
1に圧接されることにより、感光体ベルト51上のトナ
ー像を用紙に転移させることができるようになってい
る。また、トナー回収手段兼用現像装置54の下流側に
ある第1の転写ローラ57は感光体ベルト51をトナー
の帯電極性と同極性に一様に帯電することもできるよう
になっている。上記トナー回収手段兼用現像装置54
は、カラー画像形成用の現像装置52Y,52M,52
C,52Bと同じ構成を有するものであり、ブラックト
ナーが収容されている。
【0039】このような画像形成装置においては、画像
形成の動作が開始されると、まず感光体ベルト51の表
面が第1の転写ローラ57によりほぼ一様に帯電され、
レーザー書き込み装置(図示せず)からのレーザー光5
6Yでイエロー像に相当する潜像が感光体ベルトの所定
の位置に形成される。この潜像はイエロー用現像装置5
2Yにより現像され、続いて帯電装置63による帯電、
マゼンタ像に対応する像光の照射、現像装置52Mから
のトナーの転移により、イエロー像にマゼンタ像が重ね
合わされる。以後同様にシアン像、黒色像が感光体ベル
ト51上で重ね合わせて形成される。この時、各現像装
置は第3、第4の例と同様に、前工程で現像された感光
体ベルト51上のトナー像を乱したり、感光体ベルト上
のトナーが現像装置側に逆転移されないような工夫が施
されている。
【0040】感光体ベルト上で重ね合わされたトナー像
は、用紙ガイド59に沿って進入してきた用紙上に、第
2の転写ローラ58によって一度に転写され、転写され
た用紙は第2の転写ローラ58から剥離されて定着工程
へと進む。一方、感光体ベルト51はさらに周回移動
し、帯電装置55により表面電位および残留トナーの電
荷が整えられた後、トナー回収手段兼用現像装置54に
より残留トナーが回収され、次の画像形成工程に入る。
【0041】一方、トナー回収手段兼用現像装置54を
現像装置として用いる場合は、帯電装置53M,53
C,53Bのいずれかを用いて感光体ベルト51を帯電
し、レーザー光56Bにより潜像を形成した後、トナー
回収手段兼用現像装置54により現像を行うことができ
る。さらに感光体ベルト51上のトナー像は第1の転写
ローラ57を用いて、用紙ガイド60に沿って進入して
きた用紙上に転写される。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
画像形成装置では、カラー画像を形成するための現像装
置とは別に、トナー像を転写した後の像担持体上に残留
するトナーの回収と、この回収トナーを用いた現像とを
行うことのできるトナー回収手段兼用現像装置を有して
いるので、通常のカラー画像を形成する時には回収トナ
ーは用いられず、優れたカラー画像を得ることができ
る。またトナー像の形成と残留トナーのクリーニング
を、像担持体が一周回する間に行うことができるので、
高速でカラー画像を形成することができる。一方、試し
刷りやチェック用画像を形成する場合等には、トナー回
収手段兼用現像装置を用いてトナー像の形成を行なうこ
とにより、回収トナーも再利用され、廃棄トナーが生じ
ない。さらに請求項2に記載の画像形成装置では、転写
後の像担持体上に残留するトナーの回収を行う前に、帯
電器により像担持体表面を帯電することにより、像担持
体表面の電位がほぼ一様となり、トナーの電位も調整さ
れるので、トナーの回収をより確実に行なうことがで
き、高画質の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1または請求項2に記載の発明に係るカ
ラー画像形成装置の第1の例を示す概略構成図である。
【図2】請求項1または請求項2に記載の発明に係るカ
ラー画像形成装置の第2の例を示す概略構成図である。
【図3】請求項1または請求項2に記載の発明に係るカ
ラー画像形成装置の第3の例を示す概略構成図である。
【図4】請求項1または請求項2に記載の発明に係るカ
ラー画像形成装置の第4の例を示す概略構成図である。
【図5】請求項1または請求項2に記載の発明に係るカ
ラー画像形成装置の第5の例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,51 像担持体 2,12,22,32,52 現像装置 3,13,23,33,53 帯電装置(スコロトロ
ン) 4,14,24,34,54 トナー回収手段兼用現
像装置 5,15,35,55 帯電装置(トナー回収
前帯電用) 6,16,26,36,56 像光 7,17 転写ドラム 8,18,28,38 転写装置 9,19 用紙ガイド 20,37 像光(単色画像書き
込み用) 57,58 転写ローラ 59,60 用紙ガイド 61 支持ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/10 G03G 21/00 310 (72)発明者 広崎 悟 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 小林 智雄 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色のトナー像を重ねあわせてカラ
    ー画像を得る電子写真式のカラー画像形成装置であっ
    て、 表面が周回するように駆動され、該表面に静電電位の差
    による潜像が形成される像担持体と、 前記像担持体を一様に帯電する帯電装置と、 色分解された各色像に対応する静電潜像を、露光または
    イオンの発生により、前記像担持体上に形成する像書き
    込み装置と、 前記静電潜像を各々対応する色のトナーの付着により可
    視化する複数台の現像装置と、 前記像担持体上で形成されたトナー像を記録媒体、また
    は中間転写材上に転写する転写装置と、 前記トナー像が転写された後の像担持体に残留するトナ
    ーの回収、又はトナーの転移による単色画像の現像のい
    ずれにも用いることができるトナー回収手段兼用現像装
    置と、を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカラー画像形成装置
    において、 前記トナー回収手段兼用現像装置が、前記像担持体の表
    面の周回方向における、前記転写手段の下流側であっ
    て、カラー画像を形成するための複数台の現像装置が対
    向する位置の上流側に設けられ、 該トナー回収手段兼用現像装置の上流側であって、前記
    転写装置の下流側に、前記トナー像を転写した後の像担
    持体周面を一様に帯電するトナー回収前帯電装置を有す
    ることを特徴とするカラー画像形成装置。
JP7259486A 1995-09-13 1995-09-13 カラー画像形成装置 Withdrawn JPH0980845A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7259486A JPH0980845A (ja) 1995-09-13 1995-09-13 カラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7259486A JPH0980845A (ja) 1995-09-13 1995-09-13 カラー画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0980845A true JPH0980845A (ja) 1997-03-28

Family

ID=17334759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7259486A Withdrawn JPH0980845A (ja) 1995-09-13 1995-09-13 カラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0980845A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006235520A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006235520A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4698255B2 (ja) * 2005-02-28 2011-06-08 株式会社リコー 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010262266A (ja) 画像形成装置
JPH1172979A (ja) 画像形成装置
JP3025890B2 (ja) 画像形成装置
JPH0980845A (ja) カラー画像形成装置
JP3694587B2 (ja) 湿式画像形成装置
JP3848207B2 (ja) 画像形成装置
JP3296132B2 (ja) カラー電子写真装置
JP3485902B2 (ja) カラー画像記録装置
JP2001305871A (ja) 画像形成装置
JP3385008B2 (ja) カラー画像形成装置
JP3754937B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2888008B2 (ja) カラー電子写真方法および装置
JPH07168494A (ja) 多色画像形成装置のクリーニング制御装置
JP3862426B2 (ja) 画像形成装置
JP3188513B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2003173061A (ja) 画像形成装置
JP2589718B2 (ja) カラー電子写真方法
JP3509281B2 (ja) 画像形成装置
JPH06242708A (ja) クリーニング装置
JP2914531B2 (ja) 多色画像形成装置
JPH0561388A (ja) 電子写真装置
JPH0756413A (ja) カラー画像形成装置
JPH08254878A (ja) カラー画像形成装置
JPH08314231A (ja) 画像形成装置
JP2001290325A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021203