JPH0980641A - 複写機の光学系駆動装置 - Google Patents

複写機の光学系駆動装置

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JPH0980641A
JPH0980641A JP7263483A JP26348395A JPH0980641A JP H0980641 A JPH0980641 A JP H0980641A JP 7263483 A JP7263483 A JP 7263483A JP 26348395 A JP26348395 A JP 26348395A JP H0980641 A JPH0980641 A JP H0980641A
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JP
Japan
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during
optical system
stepping motor
drive
frequency
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Application number
JP7263483A
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English (en)
Inventor
Takashi Tonobe
隆 渡延
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写機等における、光学系駆動装置の共振現
象を押えた駆動を実現する。 【解決手段】 複写機等の光学系の駆動手段としてステ
ッピングモータを用いる。前記光学系の往走査加速運転
中の前記ステッピングモータ駆動周波数は、該ステッピ
ングモータの固有振動数を通過するように設定されてい
る。かつ、その往走査加速運転中に前記ステッピングモ
ータをマイクロステップ駆動させ、その駆動電流の最大
値を往走査定速運転時よりも大きく設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機に装備され
る光学系駆動装置に関するものであるが、ファクシミ
リ、イメージスキャナ等の情報機器の情報読み取り装置
等にも応用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、原稿台固定方式の複写機におけ
る光学系の一例を説明するための図で、周知のように、
原稿は、コンタクトガス1上にセットされ、下方にある
露光ランプ2から出た光が原稿を反射し、第1ミラー3
a、第2ミラー3b、第3ミラー3c、レンズ4、第4
ミラー3d、第5ミラー3e、第6ミラー3fを経て、
感光体ドラム5に達する。これにより、反射光による像
が感光体ドラム5上に静電潜像を結像する。また、その
際、露光ランプ2と第1ミラー3aを搭載した第1走行
体(スキャナ)6と、第2ミラー3bと第3ミラー3c
を搭載した第2走行体(スキャナ)7が、1:1/2の
速度比をもって原稿走査方向に移動していき、感光体ド
ラム5の回転に同期することで画像形成がなされる。
【0003】図4は、図3に示した第1走行体6及び第
2走行体7の駆動方式の一例を説明するための斜視図
で、一般的には、これら走行体(スキャナ)は、図4に
示すように、スキャナモータ8とワイヤ・プーリー機構
によって実現され、スキャナモータ8としては、オープ
ンループ制御が可能で、低コストであるステッピングモ
ータを用いた例が数多く採用され、実用化も進んでい
る。
【0004】図5は、スキャナモータ8の運転パターン
を示し、同図は、1回のコピー動作についての速度変化
を表しており、速度正側は光学系の往走査(モータ正
転)を、負側は復走査(モータ逆転)を示している。な
お、原稿画像の読み取りは往走査の定速運転時になる。
複写機としては、このときの定速性が画像品質や静粛性
に影響を及ぼす。
【0005】そのため、定速運転時の振動を押えるのに
様々な工夫が案出されてきた。ステッピングモータの振
動抑制方法としては、ダンパの装着、摩擦負荷の装着、
慣性負荷の装着、防振材の使用、駆動電流のダウン、マ
イクロステップ駆動、駆動周波数の変更等が挙げられ
る。その中でも、マイクロステップ駆動を用いて対策し
た例の一つとして、特開平4−8198号公報が挙げら
れる。
【0006】マイクロステップ駆動とは、相電流の大き
さを細かく変化させることで、近似的に励磁極を連続回
転させるもので、2相モータの場合、正弦波状と余弦波
状の相電流を与える。このマイクロステップ駆動による
と高分解能で低振動な駆動が得られるが、トルクがフル
ステップ時よりも落ちる欠点がある。そのため、特開平
4−8198号公報では、加減速運転時にはマイクロス
テップ駆動を行わず、定速運転時にのみマイクロステッ
プ駆動を行う方法が案出されている。これにより、負荷
の立ち上げ、立ち下げ時に必要なトルクをかせいでい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステッ
ピングモータには必ず固有振動数というものがあり、こ
の固有振動数と駆動周波数が一致すると、いわゆる共振
現象が起こってしまう。複写機の場合、変倍率200%
時の駆動周波数と50%の駆動周波数では、4倍の違い
があり、非常に広範囲な周波数で使用しなければならな
いため、共振現象が起こる可能性が高い。もし往走査中
に共振が起こった場合、画像に悪影響が現われることが
わかっている。また、往走査中のマイクロステップ駆動
では、振動抑制効果があるにしても、固有振動数におけ
る共振有象には効果があまり得られないことが確認され
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、光学
系の駆動手段としてステッピングモータを用いた複写機
の光学系駆動装置において、前記光学系の往走査加速運
転中の前記ステッピングモータ駆動周波数が、該ステッ
ピングモータの固有振動数を通過するように設定し、か
つ、その往走査加速運転中に前記ステッピングモータを
マイクロステップ駆動させ、駆動電流の最大値を往走査
定速運転時よりも大きく設定したものであり、これによ
って、固有振動数を考慮した駆動周波数の設定方法とそ
れに伴う駆動パターンを提供し、共振現象を押えた駆動
を実現したものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ステッピングモータの往走査定速運転中におい
ても、マイクロステップ駆動を行うこととしたものであ
り、これにより、請求項1の発明により得られる画像よ
りもさらに高品質な画像を得ることができるようにした
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の光学系駆動装置の機構概
略は、図3および4に示した従来の光学系駆動装置の同
様のものであるが、使用する駆動周波数の設定方法と、
それに伴なう駆動方法に特徴がある。以下、変倍率50
〜200%の複写機を例にとり、本発明の一実施例につ
いて説明する。図1は、スキャナモータ8の振動特性を
示す図で、同図より、固有振動数の現れている周波数を
みると、0〜385pps間であることがわかる。そこ
で、本発明では、まず、往走査定速運転時の一番遅い周
波数であるコピー倍率200%の駆動周波数を385p
psに決定する。これにより、各倍率時の駆動周波数が
決まり、最大で倍率50%時の1540ppsとなる。
このとき、385pps以下の周波数は、加速運転時の
周波数に割り当てたことになる。すなわち、加速運転中
に固有振動数を通過するように設定する。これにより、
固有振動数と駆動周波数の一致は短時間であるので、共
振の発生を押さえる効果が得られる。場合によっては、
この設定により十分なこともあるが、短時間の通過であ
ってもいったん起こった共振がしばらく続き、定速運転
時まで振動が残ってしまうことがある。そのため、画像
品質の劣化やビビリ音による騒音を招いてしまう。
【0011】そこで、本発明では、この加速運転時にマ
イクロステップ駆動を行う。固有振動数を短時間に通過
することと、マイクロステップ駆動の振動抑制効果によ
り、共振は起こらず、低振動で静粛性に優れた駆動が得
られる。なお、加速運転時は定速運転時よりもトルクが
必要となるので、駆動電流の最大値を定速運転時よりも
大きく設定する必要がある。
【0012】図2は、以上のような設定を実現する回路
の一例としてのブロック図で、表1にその機能を示す。
図2において、11はマイクロコンピュータ(CP
U)、12はROM(リードオンリーメモリ)、13は
励磁電流切換回路、14はドライバ、15はモータで同
図は、2相モータの例を示し、図中、CLKはクロック
入力、CWBは回転方向設定、MODE1,MODE2
は励磁モードの設定、REFは電流値設定電圧端子を表
している。マイクロコンピュータ11は、リードオンリ
ーメモリ(ROM)12からモータの運転パターン(図
5)にあった周波数、回転方向、励磁モード、電流設定
を読み込み、ドライバ14に入力する。なお、電流設定
は励磁電流切換回路13を介して入力されており、その
回路は抵抗とスイッチング素子で構成され、励磁電流を
Hモード,Lモードと大きさを変えられる。
【0013】
【表1】
【0014】表1の機能表によれば、まず、往走査加速
運転時はCWBを1、MODE1を1、MODE2を1
にセットし、励磁電流をHモードとし、クロックを徐々
に上げていく。そして、所定の周波数になると、MOD
E1を0にセットすることでマイクロステッフ駆動から
1−2相励磁に切り換え、励磁電流をLモードとし、ク
ロックを一定にして定速運転となる。減速運転、復走査
時もこれに準ずる。以上のような動作により、低振動
で、静粛性に優れた駆動が可能となる。
【0015】次に、定速運転時に1−2相励磁ではな
く、加速運転時同様にマイクロステップ駆動させた場合
について考える。すなわち、モード1を1にセットした
ままの状態である。マイクロステップ駆動は、共振現象
が起こらなければ振動抑止効果が十分あることは前述し
たとおりである。いま、共振が起こりうる固有振動数を
加速運転中に通過してしまい、定速運転中には起こり得
ない設定となっている。そのため、定速運転中にマイク
ロステップ駆動を行えば、その駆動はより低振動なもの
となり、複写機としては画像品質のより高い、静粛性の
より優れたものが得られることになる。
【0016】なお、以上のような設定に対し、加速運転
中に固有振動数がとれない場合があり得る。すなわち、
複写機のコピースピードとして決まってくる往走査、復
走査の駆動周波数や、モータのプルアウトトルクの制限
等が考えられる。その場合、駆動系の減速比の変更、モ
ータへの摩擦負荷、慣性負荷の取り付け等により対応す
ることになる。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によると、固有振動数を
加速運転時に通過するように設定し、さらに、そのとき
マイクロステップ駆動を行うようにしたので、従来のよ
うな共振現象が一瞬起こっても、その振動が定速運転時
に残るということがなくなり、それにより、複写機とし
て画像品質の高い、また、静粛性に優れたものが得られ
る。
【0018】請求項2の発明によると、固有振動数が加
速運転時にとられているので、マイクロステップ駆動を
定速運転時に行うことができ、従来よりもマイクロステ
ップ駆動の振動抑制効果を定速運転時にいかすことがで
き、それにより、より画像品質の高い、静粛性により優
れた複写機の光学系駆動装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、スキャナモータの振動特性を示す図
である。
【図2】 本発明による光学系駆動装置を実現する回路
の一例としてのブロック図である。
【図3】 原稿台固定方式の複写機における光学系の一
例を説明するための図である。
【図4】 図3に示した第1走行体6及び第2走行体7
の駆動方式の一例を説明するための斜視図である。
【図5】 スキャナモータ8の運転パターンを示す図で
ある。
【符号の説明】
1…コンタクトガラス、2…露光ランプ、3a〜3f…
ミラー、4…レンズ、5…感光体ドラム、6…第1走行
体(スキャナ)、7…第2走行体(スキャナ)、8…ス
キャナモータ、11…マイクロコンピュータ、12…リ
ードオンリーメモリ(ROM)、13…励磁電流切換回
路、14…ドライバ、15…モータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系の駆動手段としてステッピングモ
    ータを用いた複写機の光学系駆動装置において、前記光
    学系の往走査加速運転中の前記ステッピングモータ駆動
    周波数が、該ステッピングモータの固有振動数を通過す
    るように設定し、かつ、その往走査加速運転中に前記ス
    テッピングモータをマイクロステップ駆動させ、駆動電
    流の最大値を往走査定速運転時よりも大きく設定してい
    ることを特徴とした複写機の光学系駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記ステッピングモータの往走査定速運
    転中においてもマイクロステップ駆動を行うことを特徴
    とする請求項1記載の複写機の光学系駆動装置。
JP7263483A 1995-09-18 1995-09-18 複写機の光学系駆動装置 Pending JPH0980641A (ja)

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JP7263483A JPH0980641A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 複写機の光学系駆動装置

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JP7263483A JPH0980641A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 複写機の光学系駆動装置

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JPH0980641A true JPH0980641A (ja) 1997-03-28

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ID=17390143

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JP7263483A Pending JPH0980641A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 複写機の光学系駆動装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001083225A1 (en) * 2000-05-02 2001-11-08 Convolve, Inc. Vibration control technology and interface for computer printers and scanners

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001083225A1 (en) * 2000-05-02 2001-11-08 Convolve, Inc. Vibration control technology and interface for computer printers and scanners

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