JPH0979517A - 芯上下式石油燃焼機器 - Google Patents

芯上下式石油燃焼機器

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JPH0979517A
JPH0979517A JP23305095A JP23305095A JPH0979517A JP H0979517 A JPH0979517 A JP H0979517A JP 23305095 A JP23305095 A JP 23305095A JP 23305095 A JP23305095 A JP 23305095A JP H0979517 A JPH0979517 A JP H0979517A
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JP
Japan
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wick
fire extinguishing
earthquake
operating body
extinguishing mechanism
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Application number
JP23305095A
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English (en)
Inventor
Noboru Takahashi
昇 高橋
Masanobu Numao
正信 沼尾
Takeshi Osawa
岳史 大澤
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 子供のいたずら等では、燃焼を開始させない
ようにして、安全性の高い芯上下式石油燃焼機器を提供
できるようにする。 【解決手段】 上下動自在な灯芯8と、通常は上昇した
灯芯8を燃焼位置イに保持し、かつ、地震等の所定以上
の振動時には燃焼位置に保持した灯芯8を芯降下用バネ
18のバネ力で降下させて消火する対震消火機構12
と、ロック状態セット時に灯芯8を燃焼位置イに保持さ
せないチャイルドロック機構27とを備えた構成であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油ストーブ等の
芯上下式石油燃焼機器に関し、特にチャイルドロック機
構を備えた芯上下式石油燃焼機器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の石油ストーブ等の芯上下式石油
燃焼機器は、例えば、実公平6−45145号公報及び
実公平6−31297号公報等に開示されているよう
に、操作ダイヤルの回転操作、又は操作レバーの押し下
げ操作により、灯芯を燃焼位置に上昇させつつ、燃焼位
置に上昇した灯芯に点火して燃焼を開始させる構造とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来構成の芯上下式石油燃焼機器では、操作ダイヤル又は
操作レバーの芯上昇操作に連動する簡単操作で、点火燃
焼させられる構造となっているため、子供のいたずら等
により、簡単に燃焼を開始してしまい、大変危険であっ
た。
【0004】本発明は上述の実情に鑑みてなされたもの
であり、子供のいたずら等では、燃焼を開始させないよ
うにして、安全性の高い芯上下式石油燃焼機器を提供で
きるようにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、上下動自在な灯芯と、通常は上昇した灯芯を燃焼位
置に保持し、かつ、地震等の所定以上の振動時には燃焼
位置に保持した灯芯を芯降下用バネのバネ力で降下させ
て消火する対震消火機構と、ロック状態セット時に前記
灯芯を燃焼位置に保持させないチャイルドロック機構と
を備えた構成である。
【0006】請求項2に記載の本発明は、上下動自在な
灯芯と、通常は上昇した灯芯を燃焼位置に保持し、か
つ、地震等の所定以上の振動時には燃焼位置に保持した
灯芯を芯降下用バネのバネ力で降下させて消火する対震
消火機構と、上下動自在な操作体を有し、この操作体を
下動操作することにより前記対震消火機構を作動させて
消火する手動消火機構と、ロック状態セット時に前記灯
芯を燃焼位置に保持させないチャイルドロック機構とを
備え、このチャイルドロック機構は、ロック状態セット
時に前記手動消火機構の操作体を下動位置に保持し、か
つ、その操作体の下動位置への保持をロック状態セット
解除時に解くロック操作体を有している構成である。
【0007】請求項3に記載の本発明は、上下動自在な
灯芯と、通常は上昇した灯芯を燃焼位置に保持し、か
つ、地震等の所定以上の振動時には燃焼位置に保持した
灯芯を芯降下用バネのバネ力で降下させて消火する対震
消火機構と、上下動自在な操作体を有し、この操作体を
下動操作することにより前記対震消火機構を作動させて
消火する手動消火機構と、ロック状態セット時に前記灯
芯を燃焼位置に保持させないチャイルドロック機構とを
備え、このチャイルドロック機構は、ロック状態セット
時に前記手動消火機構の操作体を下動位置に保持し、か
つ、その下動位置への保持をロック状態セット解除時に
解くロック操作体を有し、前記手動消火機構には、チャ
イルドロック機構のロック状態セット解除時に前記操作
体を元位置に自動復帰させる復帰バネが設けられている
構成である。
【0008】請求項4に記載の本発明は、燃料タンク
と、この燃料タンクに設けられた上下動自在な灯芯と、
通常は上昇した灯芯を燃焼位置に保持し、かつ、地震等
の所定以上の振動時には燃焼位置に保持した灯芯を芯降
下用バネのバネ力で降下させて消火する対震消火機構
と、上下動自在な操作体を有し、この操作体を下動操作
することにより前記対震消火機構を作動させて消火する
手動消火機構と、ロック状態セット時に前記灯芯を燃焼
位置に保持させないチャイルドロック機構とを備え、前
記手動消火機構とチャイルドロック機構は、前記燃料タ
ンクを収容する外装ケースの前板に装着された操作ベー
スに一体に組み付けられている構成である。
【0009】請求項1に記載の芯上下式石油燃焼機器に
おいては、チャイルドロック機構は、ロック状態セット
時に灯芯を燃焼位置に保持させない構成としているの
で、チャイルドロック機構をセットすると、灯芯を上昇
させることができても、上昇した灯芯は燃焼位置に保持
されずに芯降下用バネのバネ力によって降下してしまう
ため、子供のいたずら等で点火燃焼させないようにでき
る。
【0010】請求項2に記載の芯上下式石油燃焼機器に
おいては、チャイルドロック機構は、ロック状態セット
時に手動消火機構の操作体を下動位置に保持し、かつ、
その操作体の下動位置への保持をロック状態セット解除
時に解くロック操作体を有しているので、ロック操作体
を操作することにより、子供のいたずら等で点火燃焼さ
せないようにできるばかりでなく、対震消火機構及び手
動消火機構を利用してチャイルドロック機構を構成で
き、チャイルドロック機構の構成の簡略化が図れる。
【0011】請求項3に記載の芯上下式石油燃焼機器に
おいては、手動消火機構には、チャイルドロック機構の
ロック状態セット解除時に操作体を元位置に自動復帰さ
せる復帰バネが設けられているので、チャイルドロック
機構のセットを解除すると、手動消火機構の操作体は自
動的に元位置に復帰することになり、速やかに通常の燃
焼開始操作を行うことができる。
【0012】請求項4に記載の芯上下式石油燃焼機器に
おいては、手動消火機構とチャイルドロック機構は、燃
料タンクを収容する外装ケースの前板に装着された操作
ベースに一体に組み付けられているので、手動消火機構
とチャイルドロック機構を予じめ操作ベースに組み付
け、その後、操作ベースを外装ケースの前板に取り付け
ることで、手動消火機構とチャイルドロック機構の組付
けを行うことができ、手動消火機構とチャイルドロック
機構は、相互の組付け状態にバラツキが生じないように
組み付けられるとともに、組付作業性を高めることがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図10に基づいて説明する。図において、1は燃
料タンクであり、この燃料タンク1は、タンク固定具2
を介して置台3上に固定されている。4は置台3に着脱
可能に取り付けられる外装ケースであり、この外装ケー
ス4は、それの前面下部に前板5を有し、この前板5の
内側に前記燃料タンク1を配置している。6は電池を収
容した電池ケースである。
【0014】7は燃料タンク1の上部に装着した芯案内
筒、8は燃料タンク1に上下動自在に設けた灯芯であ
り、この灯芯8は芯案内筒7に案内されて上下する。9
は芯案内筒7の上に載置された燃焼筒であり、灯芯8に
吸い上げられて気化した石油燃料(灯油)を燃焼させ
る。10は芯上下軸、11は芯上下軸10の先端に設け
られ操作ダイヤルであり、この操作ダイヤル11は、前
記前板5の前方に臨ませてある。前記芯上下軸10の適
所には作動ピン10Aが装着され、この作動ピン10A
は、後述する対震消火機構12の歯車17に関連させて
ある。
【0015】次に、対震消火機構12について説明す
る。この対震消火機構12は、揺動自在な感震器13
と、燃料タンク1に取り付けられた感震器ベース14
と、この感震器ベース14に回動自在に枢止され、感震
器13の所定以上の揺動で作動する作動板15と、この
作動板15に設けられた爪状の係止体16と、前記芯上
下軸10に回動自在に設けられ、前記係止体16が係脱
自在に係合する歯車17と、芯上下軸10の外周に巻回
され、灯芯8の上昇時に蓄力されて灯芯8を降下方向に
附勢する芯降下用バネ18等にて構成され、前記作動板
15の係止体16側にはスポット溶接にて作動板15に
固着した延長作動板19を設けている。
【0016】そして、前記対震消火機構12は、前記操
作ダイヤル11を時計方向に回転操作することにより、
芯上下軸10を介して上昇した灯芯8を係止体16と歯
車17との係合によって燃焼位置イに保持するととも
に、地震等の所定以上の振動によって感震器13が大き
く揺動した場合には、この感震器13の揺動により、作
動板15が作動して係止体16と歯車17との係合を離
脱させ、図4及び図5に示すように、燃焼位置イに上昇
している灯芯8を、蓄力された芯降下用バネ18のバネ
力で消火位置ロに急降下させて消火させるようになって
いる。
【0017】また、前記歯車17は合成樹脂にて成形さ
れており、この歯車17には、図5に示すように、前記
芯上下軸10の作動ピン10Aの回動範囲を規制する複
数の凸部17A、17Bが所定の間隔を存して一体に設
けられ、これら複数の凸部17A、17Bによって規制
された作動ピン10Aの回動範囲が、燃焼位置イに上昇
して保持された灯芯8の高さを調節するための燃焼調節
範囲となる。
【0018】20は前記前板5の一側部の前面側に取り
付けられた合成樹脂製の操作ベースであり、この操作ベ
ース20は、図2及び図10に示すように、上部略中央
に矩形開口21を有するとともに、この矩形開口21の
下方には横長開口22を有し、この操作ベース20に一
体に設けた複数の係合部(図示せず)を前記前板5に設
けた係止穴(図示せず)に係着することにより、前方か
ら前板5に簡単装着できるようにしてある。
【0019】次に、手動消火機構23について説明す
る。この手動消火機構23は、前記操作ベース20内に
上下動自在に組み込まれた合成樹脂製の操作体24と、
この操作体24を上方向に附勢する復帰バネ25とから
構成され、前記操作体24は、前記矩形開口21に挿通
されて外部に臨ませた消火操作用突部24Aと、側方に
向かって突出する作動片部24Bとを一体に有し、この
作動片部24Bは、図5及び図8に示すように、通常は
前記対震消火機構12の延長作動板19の上に所定の間
隔を存して対向位置させてあり、前記復帰バネ25は、
図6及び図7に示すように、それの一端が前記前板5に
設けた突片5Aに係着され、他端が操作体24の下突部
24Cに係着されている。また、前記操作体24には、
消火操作用突部24Aよりも下方に位置してガイド溝孔
26が設けられ、このガイド溝孔26は、図8〜図10
に示すように、溝方向を垂直方向と水平方向の直交する
2方向とした略逆L字状に形成されている。
【0020】そして、この手動消火機構23は、操作体
24の消火操作用突部24Aを復帰バネ25に抗して押
し下げることにより、操作体24の作動片部24Bが延
長作動板19を介して対震消火機構12の作動板15を
作動させ、この作動板15の作動で係止体16と歯車1
7との係合が外れ、燃焼位置イに上昇して保持された灯
芯8を、芯降下用バネ18のバネ力で消火位置ロに急降
下させて消火させるものである。
【0021】次に、チャイルドロック機構27について
説明する。このチャイルドロック機構27は、前記操作
ベース20内の下方部に左右方向にスライド可能に組み
込まれた合成樹脂製のロック操作体28を備えている。
このロック操作体28は、前記操作ベース20の前壁と
ロック操作体28との間に配置され、前記横長開口22
に挿通させて外部に臨ませたロック操作用突部28A
と、前記操作体24のガイド溝孔26に挿入した突部2
8Bとを一体成形してなる。
【0022】そして、このチャイルドロック機構27
は、前記消火操作用突部24Aを押し下げ操作して、操
作体24を下方に移動させた状態で、ロック状態のセッ
トを行なうことができる。即ち、操作体24を下方に移
動させると、作動片部24Bが延長作動板19を介して
対震消火機構12の作動板15を作動させた状態とな
り、灯芯8を燃焼位置イに保持できない状態になるとも
に、図9に示すように、ロック操作体28の突部28B
は、操作体24のガイド溝孔26の垂直方向部分の上端
部に位置することになり、この状態でロック操作用突部
28Aを横方向に移動操作すると、突部28Bはガイド
溝孔26の水平方向部分の奥部に移動し、操作体24は
下動位置に保持されたままとなって、チャイルドロック
機構27がセットされロック状態となる。
【0023】29は操作ダイヤル11の回転操作によっ
て前記灯芯8が燃焼位置イに達した時から点火位置ハと
なるまでの間にオンする点火スイッチ、30は点火スイ
ッチ29のオン動作でスパークを発生させて灯芯8に点
火する放電点火プラグ、31は操作ダイヤル11の回転
操作の途中(点火スイッチ29がオンする直前)で電池
電源を3ボルトから6ボルトに切り替える切り替えスイ
ッチ、32は灯芯8が消火位置ロに降下した時にオンす
る駆動スイッチ、33は駆動スイッチ32のオン動作に
よって一定時間(約60秒)動作する吸臭装置である。
なお、前記点火スイッチ29、切り替えスイッチ31及
び駆動スイッチ32のオン・オフ動作は、前記歯車17
の背面側に一体成形したカム(図示せず)によって行わ
れる。
【0024】次に、上記のように構成された芯上下式石
油燃焼機器について、その動作を説明する。まず、図2
に示す位置にある操作ダイヤル11を時計方向に回転操
作すると、この芯上下軸10が回転して消火位置ロにあ
る灯芯8が上昇する。この時、図5に示すように、芯上
下軸10の作動ピン10Aが歯車17の一方の凸部17
Aに当接して歯車17を時計方向に回転し、芯降下用バ
ネ18が蓄力される。灯芯8が燃焼位置イの近くまで上
昇すると、切り替えスイッチ31が電池電源を3ボルト
から6ボルトに切り替え、さらに灯芯8が上昇して燃焼
位置イに達すると点火スイッチ29がオンとなり、この
点火スイッチ29のオン動作で放電点火プラグ30がス
パークを発生させる。燃焼位置イに達した灯芯8がさら
に上昇して点火位置ハに達するまでの間、点火スイッチ
29はオン状態を保ってスパークの発生が継続し、灯芯
8に点火され、燃焼が開始される。
【0025】灯芯8の点火が確認された時点で、操作ダ
イヤル10から手を離すと、この時、係止体16は歯車
17の歯の無い部分に位置しているため、芯降下用バネ
18のバネ力が働いて、灯芯8は点火位置ハから燃焼位
置イまで下がり、点火スイッチ29がオフされて放電点
火プラグ30の点火動作が終了する。灯芯8が燃焼位置
イまで下がると係止体16が歯車17の歯に係合し、灯
芯8は燃焼位置イに保持される。燃焼開始から数分経過
して燃焼状態が安定してきたら、火力を調節する必要が
ある。火力を小さく調節する場合は、操作ダイヤル11
を反時計方向に逆回転させる。この操作ダイヤル11の
逆回転は、芯上下軸10の作動ピン10Aが一方の凸部
17Aから離れ、他方の凸部17Bに当接するまでであ
り、この操作ダイヤル11の逆回転可能範囲が燃焼調節
範囲となる。
【0026】次に、地震等の振動による消火について説
明する。燃焼中に地震等の所定以上の振動を機器が受け
ると、対震消火機構12が作動して消火する。即ち、地
震等の所定以上の振動によって感震器13が大きく揺動
すると、この感震器13の揺動により、作動板15が時
計方向に回動して係止体16と歯車17との係合が外れ
る。すると、蓄力されている芯降下用バネ18のバネ力
で歯車17が逆回転し、この歯車17の逆回転によって
一方の凸部17Aが作動ピン10Aを介して芯上下軸1
0を逆回転させ、燃焼位置イに保持された灯芯8は消火
位置ロまで急降下し、消火する。そして、歯車17の逆
回転で、切り替えスイッチ31が電池電源を6ボルトか
ら3ボルトに切り替えるとともに、消火位置ロに灯芯8
が降下すると、駆動スイッチ32がオンし、吸臭装置3
3に3ボルトの電池電力が供給されて吸臭装置33が駆
動する。この吸臭装置33はタイマによって一定時間
(約60秒)動作を継続して停止する。
【0027】次に、手動消火機構23による通常の消火
について説明する。図2、図6及び図8の位置にある消
火操作用突部24Aを押し下げると、図7及び図9に示
すように、操作体24が下動し、この操作体24の作動
片部24Bが延長作動板19を押し下げ、この延長作動
板19の下働に連動して対震消火機構12の作動板15
が回動する。この作動板15の回動により、係止体16
と歯車17との係合が外れ、燃焼位置イに上昇して保持
された灯芯8は、その保持が解除される。その後の消火
動作は対震消火機構12の消火動作と同じである。
【0028】次に、チャイルドロック機構27のロック
状態のセットについて説明する。セットする場合は、図
7及び図9に示すように、手動消火機構23の操作体2
4の消火操作用突部24Aを押し下げることにより、操
作体24を下方に移動させた状態で、図2に示す位置に
あるロック操作用突部28Aを右方向に移動させる。こ
の時、ロック操作体28の突部28Bは、図9に示すよ
うに、操作体24のガイド溝孔26の垂直方向部分の上
端部からガイド溝孔26の水平方向部分の奥部に移動
し、その奥部への突部28Bの移動によって、操作体2
4は下動位置に保持されて延長作動板19を押し下げた
ままとなり、灯芯8を燃焼位置イに保持できない状態が
維持され、チャイルドロック機構27のロック状態がセ
ットされる。
【0029】また、このチャイルドロック機構27のロ
ック状態のセットを解除する場合は、ロック操作用突部
28Aを元の位置に移動させる。このロック操作用突部
28Aを元の位置に戻すと、ロック操作体28の突部2
8Bは、操作体24のガイド溝孔26の垂直方向部分の
上端部に位置することになり、操作体24は復帰バネ2
5のバネ力で元の位置に復帰し、図8に示すように、操
作体24の作動片部24Bが延長作動板19から離れ、
作動板15の係止体16と歯車17とが係合し、こうし
て、チャイルドロック機構27はロック状態のセットが
解除される。
【0030】上述の構成によれば、チャイルドロック機
構27は、操作体24の消火操作用突部24Aを押し下
げて、ロック操作体28のロック操作用突部28Aを右
方向に移動させることにより、灯芯8が燃焼位置イに保
持されない状態が維持されるので、操作ダイヤル11の
回転操作により、灯芯8を上昇させることができるが、
上昇した灯芯8は、操作ダイヤル11から手を離すと、
燃焼位置イに保持されずに芯降下用バネ18のバネ力に
よって降下してしまうため、子供のいたずら等で点火燃
焼させないようにでき、安全性を大幅に向上させること
ができる。
【0031】また、チャイルドロック機構27は、ロッ
ク状態のセット時に、手動消火機構23の操作体24を
下動位置に保持するとともに、操作体24の下動位置へ
の保持を、ロック状態セット解除時に解く、ロック操作
体28によって構成されている。このロック操作体28
は、ロック操作用突部28Aと、操作体24のガイド溝
孔26に挿入される突部28Bを一体成形してなるの
で、ロック操作用突部28Aを右方向に移動操作するこ
とにより、子供のいたずら等で点火燃焼させないように
できるばかりでなく、対震消火機構12の作動板15及
び手動消火機構23の操作体24を利用してチャイルド
ロック機構を構成でき、チャイルドロック機構の構成の
簡略化が図れものである。
【0032】また、手動消火機構23の操作体24と前
板5との間には、チャイルドロック機構27のロック状
態セット解除時に操作体24を元位置に自動復帰させる
復帰バネ25を設けているので、ロック操作体28のロ
ック操作用突部28Aを元の位置に戻してロック状態を
解除すると、手動消火機構23の操作体24は復帰バネ
25の働きで元の位置に復帰し、速やかに通常の燃焼開
始操作を行うことができる。
【0033】また、操作体24とロック操作体28の双
方は、燃料タンク1を収容する外装ケース4の前板5に
装着された操作ベース20に一体に組み付けられている
ので、手動消火機構23とチャイルドロック機構27を
予じめ操作ベース20に組み付け、その後、操作ベース
20を前板5に取り付けることで、手動消火機構23と
チャイルドロック機構27の組付けを行うことができ、
手動消火機構23とチャイルドロック機構27は、相互
の組付け状態にバラツキが生じないように組み付けられ
るとともに、それらの組付作業性も良好となる。
【0034】尚、上記実施形態例は本発明の目的を達成
する一例として示したものであり、本発明の目的を達成
するものであれば、上記実施形態例の構成に限定される
ものではない。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、上下動自在な灯芯と、通常は上昇した灯芯を燃焼位
置に保持し、かつ、地震等の所定以上の振動時には燃焼
位置に保持した灯芯を芯降下用バネのバネ力で降下させ
て消火する対震消火機構と、ロック状態セット時に前記
灯芯を燃焼位置に保持させないチャイルドロック機構と
を備えた構成としているので、チャイルドロック機構の
セット時に、灯芯は燃焼位置に保持されずに降下してし
まうため、子供のいたずら等で点火燃焼する危険を防止
でき、安全な芯上下式石油燃焼機器を提供できる。
【0036】請求項2に記載の芯上下式石油燃焼機器に
おいては、チャイルドロック機構は、ロック状態セット
時に手動消火機構の操作体を下動位置に保持し、かつ、
その操作体の下動位置への保持をロック状態セット解除
時に解くロック操作体を有しているので、ロック操作体
を操作することにより、子供のいたずら等で点火燃焼さ
せないようにできるばかりでなく、対震消火機構及び手
動消火機構を利用してチャイルドロック機構を構成で
き、チャイルドロック機構の構成の簡略化が図れる。
【0037】請求項3に記載の芯上下式石油燃焼機器に
おいては、手動消火機構には、チャイルドロック機構の
ロック状態セット解除時に操作体を元位置に自動復帰さ
せる復帰バネが設けられているので、チャイルドロック
機構のセットを解除すると、手動消火機構の操作体は自
動的に元位置に復帰することになり、速やかに通常の燃
焼開始操作を行うことができる。
【0038】請求項4に記載の芯上下式石油燃焼機器に
おいては、手動消火機構とチャイルドロック機構は、燃
料タンクを収容する外装ケースの前板に装着された操作
ベースに一体に組み付けられているので、手動消火機構
とチャイルドロック機構を予じめ操作ベースに組み付
け、その後、操作ベースを外装ケースの前板に取り付け
ることで、手動消火機構とチャイルドロック機構の組付
けを行うことができ、手動消火機構とチャイルドロック
機構は、相互の組付け状態にバラツキが生じないように
組み付けられるとともに、組付作業性を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例の石油ストーブの一部切
欠外観正面図である。
【図2】前板部分の要部拡大図である。
【図3】外装ケースを外した状態の要部側面図である。
【図4】図3の要部拡大側面図である。
【図5】操作ダイヤルを外した状態の要部正面図であ
る。
【図6】手動消火機構の操作前の状態を示す要部縦断面
図である。
【図7】手動消火機構の操作時の状態を示す要部縦断面
図である。
【図8】手動消火機構の操作前の状態を示す要部背面図
である。
【図9】手動消火機構の操作時の状態を示す要部背面図
である。
【図10】操作ベースと手動消火機構の操作体とチャイ
ルドロック機構のロック操作体の斜視図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク 4 外装ケース 5 前板 8 灯芯 12 対震消火機構 18 芯降下用バネ 20 操作ベース 23 手動消火機構 24 操作体 25 復帰バネ 27 チャイルドロック機構 28 ロック操作体 イ 燃焼位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下動自在な灯芯と、通常は上昇した灯
    芯を燃焼位置に保持し、かつ、地震等の所定以上の振動
    時には燃焼位置に保持した灯芯を芯降下用バネのバネ力
    で降下させて消火する対震消火機構と、ロック状態セッ
    ト時に前記灯芯を燃焼位置に保持させないチャイルドロ
    ック機構とを備えたことを特徴とする芯上下式石油燃焼
    機器。
  2. 【請求項2】 上下動自在な灯芯と、通常は上昇した灯
    芯を燃焼位置に保持し、かつ、地震等の所定以上の振動
    時には燃焼位置に保持した灯芯を芯降下用バネのバネ力
    で降下させて消火する対震消火機構と、上下動自在な操
    作体を有し、この操作体を下動操作することにより前記
    対震消火機構を作動させて消火する手動消火機構と、ロ
    ック状態セット時に前記灯芯を燃焼位置に保持させない
    チャイルドロック機構とを備え、このチャイルドロック
    機構は、ロック状態セット時に前記手動消火機構の操作
    体を下動位置に保持し、かつ、その操作体の下動位置へ
    の保持をロック状態セット解除時に解くロック操作体を
    有していることを特徴とする芯上下式石油燃焼機器。
  3. 【請求項3】 上下動自在な灯芯と、通常は上昇した灯
    芯を燃焼位置に保持し、かつ、地震等の所定以上の振動
    時には燃焼位置に保持した灯芯を芯降下用バネのバネ力
    で降下させて消火する対震消火機構と、上下動自在な操
    作体を有し、この操作体を下動操作することにより前記
    対震消火機構を作動させて消火する手動消火機構と、ロ
    ック状態セット時に前記灯芯を燃焼位置に保持させない
    チャイルドロック機構とを備え、このチャイルドロック
    機構は、ロック状態セット時に前記手動消火機構の操作
    体を下動位置に保持し、かつ、その下動位置への保持を
    ロック状態セット解除時に解くロック操作体を有し、前
    記手動消火機構には、チャイルドロック機構のロック状
    態セット解除時に前記操作体を元位置に自動復帰させる
    復帰バネが設けられていることを特徴とする芯上下式石
    油燃焼機器。
  4. 【請求項4】 燃料タンクと、この燃料タンクに設けら
    れた上下動自在な灯芯と、通常は上昇した灯芯を燃焼位
    置に保持し、かつ、地震等の所定以上の振動時には燃焼
    位置に保持した灯芯を芯降下用バネのバネ力で降下させ
    て消火する対震消火機構と、上下動自在な操作体を有
    し、この操作体を下動操作することにより前記対震消火
    機構を作動させて消火する手動消火機構と、ロック状態
    セット時に前記灯芯を燃焼位置に保持させないチャイル
    ドロック機構とを備え、前記手動消火機構とチャイルド
    ロック機構は、前記燃料タンクを収容する外装ケースの
    前板に装着された操作ベースに一体に組み付けられてい
    ることを特徴とする芯上下式石油燃焼機器。
JP23305095A 1995-09-11 1995-09-11 芯上下式石油燃焼機器 Pending JPH0979517A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020072830A (ko) * 2001-03-13 2002-09-19 주식회사 파세코 주유시 자동소화장치
JP2009300068A (ja) * 2008-06-15 2009-12-24 Sengoku:Kk 石油燃焼機器のマイコン制御式時限自動消火装置

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