JPH0345029Y2 - - Google Patents

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JPH0345029Y2
JPH0345029Y2 JP9422486U JP9422486U JPH0345029Y2 JP H0345029 Y2 JPH0345029 Y2 JP H0345029Y2 JP 9422486 U JP9422486 U JP 9422486U JP 9422486 U JP9422486 U JP 9422486U JP H0345029 Y2 JPH0345029 Y2 JP H0345029Y2
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  • Wick-Type Burners And Burners With Porous Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は燃芯を上下動することによつて燃焼
及び消火を行う石油ストーブ等の燃焼器具の消火
装置に関するものである。
<従来の技術> 従来よりこの種の石油燃焼器具の消火装置に於
いては、例えば実公昭49−47225号公報に開示さ
れている如く、芯案内筒に複数個の透孔を形成
し、燃芯の降下による消火時この透孔を介して新
鮮な外気を燃芯上端に流通させ冷却して、消化時
間を短縮しようとするものであつたが、しかし、
このものに於いては、瞬時に消火する必要がない
通常の消火時でも透孔より空気の流入がある為、
消火は短時間に行われるが、常に著しい臭気の発
生があつた。
そこで近年では例えば実公昭57−29185号公報
のように、透孔を通常の燃焼及び消火時は閉塞
し、緊急消火時のみ緊急消火装置に連動して透孔
を開口する遮蔽部材を備えたものが考えられ実施
されていた。
<考案が解決しようとする問題点> しかして上記のものでは、通常消火時著しい臭
気の発生はないが、消火時間が長過ぎると言う問
題があり、又燃焼時透孔が完全に遮蔽される為、
芯案内筒内を通り該芯案内筒上端の燃焼部へ向か
う上昇空気流が皆無となり、芯案内筒の上端部が
高温となつて燃芯からの油蒸気がこの芯案内筒の
上端部に付着し、これがタールとなつて燃芯の上
下動を阻害したり或いは臭気の原因になるもので
あつた。
<問題点を解決するための手段> この考案はこの点に着目し上記欠点を解決する
為、特にその構成を、透孔の外方に該透孔を開閉
する開閉板を設け該開閉板は燃焼時及び通常消火
時に透孔と小開口を保もつ小開口手段を備えると
共に連係部材を介して緊急消火装置と連係させ該
緊急消火装置の作動時に開閉板を透孔より大開口
させる事を特徴とする石油燃焼器具の消火装置に
係るものである。
<作用> 芯案内筒1上端に燃芯9先端を突出し点火装置
によつて点火すれば燃焼は開始されるものであ
り、この時緊急消火装置27は復帰スプリング2
0に芯降下用の蓄力を保持すると共に、この緊急
消火装置27と連動する開閉板29は芯案内筒1
の透孔28を小開口状態としているので、芯案内
筒1上端の燃焼部に向かつて透孔28より流入し
た少量の空気が流通し、燃焼で加熱されている芯
案内筒1上端を冷却し油蒸気の付着によるタール
を防止するものであり、又燃芯9を芯案内筒1内
に収納する通常の消火時にも、上記した小開口の
透孔28を介して少量の空気が芯案内筒1内の燃
芯9上端に流通してこの部分を冷却し、臭気を極
力抑え乍ら通常消火時の消火時間を速めるもので
ある。更に器具本体に所定値以上の傾動或いは振
動が与えられたり、手動操作された場合には、緊
急消火装置27が作動し復帰スプリング20の蓄
力解除で燃芯9が芯案内筒1内を急降下すると共
に、この緊急消火装置27の作動に連動して開閉
板29が透孔28の開口度を小開口から大開口へ
と切り換え、急降下状態の燃芯9上端に多量の冷
却用空気を供給して瞬時に消火させるものであ
る。
<実施例> 次にこの考案に係る石油燃焼器具の消火装置を
図面に示された好適な一実施例で説明する。
1は外筒2と燃油タンク3の中央部から立設す
る内筒4から成る芯案内筒で、外筒2と内筒4と
の間に芯案内溝5を形成すると共に上部には燃焼
筒(図示せず)が載置される火皿部6を有してい
る。7は内壁に複数個の係止爪8を切り起こして
燃芯9を支持し、該燃芯9と共に芯案内溝5を上
下動する芯止バンドで、外壁下方の適所にはそれ
ぞれ3個の係合ピン10を突出させて固着してい
る。11は上端を外筒2に固着し垂下された固定
筒で、周壁には芯止バンド7の係合ピン10と対
向する位置に3個の傾斜した案内溝12を備えて
いる。13は固定筒11外方に備えられた揺動自
在の回転筒で、周壁には固定筒11の案内溝12
と交差する3個の案内溝14及びラツク15が備
えられている。
前記芯止バンド7及び固定筒11及び回転筒1
3は、各案内溝12,14が合致した所で係合ピ
ン10を挿通することで一体の芯上下機構16を
構成し、ラツク15に歯合したピニオン17を一
端に備えた操作軸18の回転で燃芯9を上下動さ
せるものである。
19は芯案内筒1外方に突出した操作軸18の
他端に固着された連動板で、上部には操作軸18
とフリー状態で緊急消火用の復帰スプリング20
の一端を固着した回転板21の第1係止部22と
係合する係合部23を有し、更に下部には「く」
字状の揺動溝24が形成されている。
25は軸支部25′を支点に回動自在とした作
動体で、先端部には連動板19の揺動溝24に挿
通する連動ピン26を備えている。
前記連動板19及び復帰スプリング20及び回
転板21とで、燃芯9を通常消火時より更に下方
の芯案内筒1内に急降下させて消火する緊急消火
装置27を構成している。
28は芯案内筒1の外筒2上部の円周方向に沿
つて複数個形成された透孔で、通常の消火及び緊
急消火時の燃芯9上端より上方に備えられてい
る。29は前記芯案内筒1の透孔28を開閉する
開閉板で、周壁には燃焼時及び通常の消火時に透
孔28を小開口状態とする為に内方へ突出した小
開口手段である複数個のダボ30を形成し、更に
緊急消火装置27による緊急消火時には前記透孔
28を大開口する為、一端を芯案内筒1側壁に備
えられた固定部31に固着すると共に、他端を回
転板21に固着された作用ピン32と当接する当
接片33を有し支軸34を支点に回動自在とされ
た連係部材35に連結しており、更にこの連係部
材35は燃焼及び通常の消火時には引張スプリン
グ36の作用力で透孔28を開口する方向に開閉
板29を作動させ且つ緊急消火時の引張スプリン
グ36に反する作用ピン32の作用力で透孔28
を開口する方向に開閉板29を作動させるもので
ある。
37はほぼ中央の軸支部38を支点にシーソー
運動可能とした芯上下レバーで、一端部には作動
体25の連動ピン26を揺動自在に挿通した係合
溝39を有し、他端を上下動することで、連動ピ
ン26及び連動板19を介して操作軸18を回転
させ燃芯9を上下動させるものである。
40は振動等を感知する錘り41と該錘り41
の転倒によつて軸支部42を支点に回動する係止
板43とから成る感震装置で、係止板43は通常
時回転板21の第2係止部44と係合し、復帰ス
プリング20の燃芯9を降下させる逆回転力を保
持させるものである。
又連動板19は回転板21の第1係止部22と
第3係止部45間を回動自在で、緊急消火とは別
に芯上下レバー37による通常消火及び火力の調
節を自由に行えるものである。
46は燃油タンク3に形成された給油タンク
(図示せず)の給油部が挿入される受皿部である。
次にこの一実施例の作動について説明する。
今芯上下レバー37の一端を押し下げれば、軸
支部38を支点に連動ピン26が挿通した他端が
押し上げられ、連動ピン26を介して連動板19
及び作動体25が回動させられる。
そして連動板19は揺動溝24内を連動ピン2
6が移動し乍ら時計方向に回動されることで、操
作軸18を回転させると共に、係合部23と第1
係合部22との係合によつて回転板21も同時に
回動させ復帰スプリング20に逆回転力を蓄力さ
せ、第2係止部44が感振装置40の係止板43
と係合した状態で回転板21は保持される。
更に操作軸18が回転することで、他端に固着
されたピニオン17も回転し、これと歯合したラ
ツク15を介して回転筒13が固定筒11外方を
回動して、交差した案内溝12,14に挿通され
た係合ピン10を回動させ乍ら上昇させ、芯止バ
ンド7に保持された燃芯9を上昇させて上端を火
皿部6より突出させるものである。
又、この状態で突出された燃芯9上端に適宜の
点火手段で点火すれば、燃焼器具は燃焼を開始す
るものである。
更にこの時回転板21の作用ピン32による作
用力が該回転板21が回転することで解除され、
連係部材35は引張スプリング36の作用力で透
孔28を閉口する方向即ち芯案内筒1側に回動す
るので、前記透孔28は開閉板29によつて閉口
されるが、該開閉板29には複数個のダボ30が
形成されているので、透孔28と開閉板29との
間には小隙間が形成され小開口状態を維持する。
従つて燃焼時には、この小開口状態の透孔28
から芯案内筒1上端の燃焼部に向かう少量の空気
流が形成され、油蒸気の火皿部6への付着と該火
皿部6の高温加熱を防止することでタールの生成
を阻止するものである。
更に押し下げられた芯上下レバー37を押し上
げれば、該芯上下レバー37の他端は押し下げら
れ、連動ピン26を介して連動板19及び作動体
25が上記とは逆に反時計方向に回動し、これに
伴つて操作軸18及び芯上下機構16も上記とは
逆に回動して、燃芯9を降下させるものであり、
連動板19が保持された回転板21の第3係止部
45に係合部23を係合する位置で燃芯9は通常
消火位置に達し消火される。
しかしこの状態では回転板21の作用ピン32
と連係部材35の当接片33とは当接しないの
で、開閉板29は燃焼時と同じく引張スプリング
36の作用力で透孔28を小開口状態に保持し、
この透孔28から少量の空気が消火位置に降下し
た燃芯9上端に流通し、該燃芯9上端及び芯案内
溝5内を冷却し、透孔28が完全に閉口されてい
るものより速く消火出来ると共に、少量の空気の
流通で臭気の発生も気にならない程度に抑えられ
るものである。
次に何等かの原因で器具本体が所定値以上の傾
動及び振動を受けた場合には、これを感震装置4
0が検知し錘り41が転倒して係止板43による
回転板21の係止を解除することで、緊急消火装
置27が作動し復帰スプリング20の復帰力によ
つて、連動板19が強制的に反時計方向即ち燃芯
9の降下方向に回動させられ、燃芯9は瞬時に通
常消火装置より更に下方へ降下して消火する。
そしてこの状態では、燃芯9が通常消火時より
更に下方へ降下することで、緊急消火装置27の
回転板21が通常消火時より多く回動し、作用ピ
ン32と連係部材35の当接片33とが当接して
該連係部材35を支軸34を支点に回動させ、こ
れに伴つて一端に連結した開閉板29を固着した
他端を基点にして芯案内筒1外方に向けて広げる
ことによつて、透孔28は開口即ち大開口させら
れるので、急降下した燃芯9上端には多量の空気
が流通して該燃芯9上端を急速に冷却し、瞬間消
火を可能とするものである。
<考案の効果> 要するにこの考案は、透孔28の外方に該透孔
28を開閉する開閉板29を設け該開閉板29は
燃焼時及び通常消火時に透孔28と小開口を保も
つ小開口手段を備えると共に連係部材35を介し
て緊急消火装置27と連係させ該緊急消火装置2
7の作動時に開閉板29を透孔28より大開口さ
せるものであるから、燃焼及び通常消火時には小
開口の透孔より少量の空気が流通することで、燃
焼時に於いては油蒸気の火皿部への付着や該火皿
部の加熱を防止してタールの生成を阻止するもの
であり、又通常消火時に於いては少量の空気で燃
芯上端を冷却し極力臭気の発生を防止し乍ら消火
時間を速め使用勝手を良くするものであり、更に
緊急消火時には大開口する透孔から多量の空気を
流通させて通常消火時より強力に燃芯上端を冷却
することで、瞬間消火を可能として安全性を高め
ることが出来るものである。
又緊急消火の回数が少なく大半が燃焼と通常消
火の繰り返しである実使用に於いては、この大半
を占める燃焼及び通常消火時に透孔が小開口して
いることで、開閉板と透孔が密着している従来の
もののように該透孔からしみだした燃油等で長時
間のあいだに開閉板が芯案内筒外側面に張り付き
作動不良を起こすなどの心配もなく安心して使用
出来るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案一実施例を付した石油燃焼器
具の要部斜視図、第2図は同緊急消火装置の正面
図、第3図は同断面図、第4図は同要部の拡大断
面図であり、イは通常消火状態を示し、ロは緊急
消火状態を示すものである。 1……芯案内筒、9……燃芯、27……緊急消
火装置、28……透孔、29……開閉板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃芯9の上下動を案内する芯案内筒1に円周方
    向に沿つて複数個の透孔28を形成し、更に前記
    燃芯9を緊急消火装置27の作動で芯案内筒1内
    に急降下させて消火するようにしたものに於い
    て、前記透孔28の外方に該透孔28を開閉する
    開閉板29を設け該開閉板29は燃焼時及び通常
    消火時に透孔28と小開口を保もつ小開口手段を
    備えると共に連係部材35をを介して緊急消火装
    置27と連係させ該緊急消火装置27の作動時に
    開閉板29を透孔28より大開口させる事を特徴
    とする石油燃焼器具の消火装置。
JP9422486U 1986-06-19 1986-06-19 Expired JPH0345029Y2 (ja)

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JP9422486U JPH0345029Y2 (ja) 1986-06-19 1986-06-19

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JPS635268U JPS635268U (ja) 1988-01-14
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