JPH0144949Y2 - - Google Patents

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JPH0144949Y2
JPH0144949Y2 JP1983134021U JP13402183U JPH0144949Y2 JP H0144949 Y2 JPH0144949 Y2 JP H0144949Y2 JP 1983134021 U JP1983134021 U JP 1983134021U JP 13402183 U JP13402183 U JP 13402183U JP H0144949 Y2 JPH0144949 Y2 JP H0144949Y2
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wick
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は室内暖房用のストーブなどとして使用
される灯芯式の液体燃料燃焼装置に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
この種の燃焼装置は灯芯を介して燃焼を継続さ
せるもので、すなわち繊維等で編組された円筒状
の灯芯が芯案内筒の外周に昇降自在に設けられ、
この灯芯の下端が液体燃料中に常時浸漬されてい
る。そして燃焼運転時に灯芯を上昇させ、その上
端を火皿部に臨ませ、つまり燃焼可能域に位置さ
せ、この位置においてその上端部に点火をして燃
焼を継続させる。そして灯芯を上昇操作した際に
は、その動作でスプリングに付勢力が蓄えられ、
消火時にその付勢力で灯芯が火皿部の下方に深
く、かつ一気に没入され、これにより消火が達成
される。
地震発生等の非常時には、感震機構が動作して
自動的に消火操作が行なわれ、また通常時には使
用者の作業により任意に消火操作が行なわれ、そ
のいずれにおいても灯芯は上述のようにスプリン
グの付勢力により火皿部の下方に深く、かつ一気
に没入される。
第1図は灯芯の没入深さと消火時間との関係を
示すもので、この図から明らかなように、灯芯が
一定以上没入しなければ消火が達成されないし、
また没入が深くなればなるほど消火時間が短かく
なり、それだけ安全性の点では有利となる。とこ
ろで、灯芯が火皿部の下方に没入すると、その灯
芯から一時的に未然ガスが多量に蒸発する。この
場合、灯芯の没入深さが浅いと、つまり消火時間
が長いと、そのガスが火皿部の残り火によりほと
んど燃えつくされるが、没入深さが深いと、つま
り消火時間が短かいと、ガスがほぼそのまま室内
空気中に臭気として拡散してしまう。すなわち、
第1図中に示すように灯芯の深さが一定以下のa
領域においては消火時に臭気の発生が少なく、不
快感を感じることがほとんどないが、灯芯の深さ
が一定以上に進むb領域においては、きつい臭気
が発生し不快感を伴うようになる。
地震発生等の非常時には、安全性の点から短時
間に消火を達成しなければならず、このため灯芯
を深く没入させているが、従来においてはとくに
危険のない通常時においても、同様に深く没入さ
せており、このため消火操作の都度、室内に臭気
が漂よい、不快感を感じるという問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案はこのような点に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、通常時における消
火の際には、灯芯の没入深さを規制して臭気の発
生を抑制することができるようにした液体燃料燃
焼装置を提供することにある。
〔考案の概要〕
本考案はこのような目的を達成するために、下
端部が液体燃料中に浸漬する灯芯を昇降自在に支
持し、この灯芯を火皿部の上方に上昇させ、この
状態でこの灯芯に点火をして燃焼させ、またこの
灯芯を火皿部の下方に没入させて消火するものに
おいて、回動自在な操作軸および振動の発生に応
じて回動する振動検知アームを設け、上記操作軸
に操作レバー、連動体および消火操作レバーを一
体的に取付けるとともに、さらに係止レバーを回
動自在に取付け、上記係止レバーにその一回動方
向に付勢力を与える復帰用のスプリングを設け、
上記連動体の先端部で上記灯芯を支持し、上記操
作レバーを上記係止レバーに所定範囲にて移動自
在に連係させ、上記操作レバーの先端部を下方に
変位させる動作で上記操作軸を回動し上記連動体
の先端部を上方に変位させて上記灯芯を火皿部の
上方にまで上昇させ、かつ操作レバーに連係する
上記係止レバーを上記復帰用のスプリングに抗し
て上記振動検知アームに係合させ、この係合によ
り上記灯芯を上昇位置に保持し、振動検知アーム
の作動時にはその動作で振動検知アームと係止レ
バーとの係合を解除させ上記復帰用のスプリング
の付勢力で操作軸を回動して灯芯を上昇位置から
火皿部の下方に没入させて自動消火を行ない、ま
た手動消火時には上記消火操作レバーに対する手
動操作で操作軸を回動して灯芯を上昇位置からそ
の下方に没入させ、この手動消火の操作時に上記
消火操作レバーの移動量をストツパにより規制
し、この規制により灯芯を自動消火の場合よりも
浅い没入位置に保持するようにしたものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を第2図ないし第12
図を参照して説明する。図中1は基台で、この基
台1上に固定タンク2が設けられている。固定タ
ンク2の一端側内底面から芯案内筒3が突出し、
この芯案内筒3の上端部は固定タンク2の上面に
形成された開口4を通してその上方に臨んでい
る。芯案内筒3の外周には、不燃繊維で形成され
た円筒状の灯芯5が昇降自在に嵌合されている。
この灯芯5の外周には金属製の芯ホルダ6が取付
けられており、この芯ホルダ6は灯芯5のほぼ下
半部外周を被うとともに、上端縁に鍔7を有し、
灯芯5がこの芯ホルダ6と一体に昇降動作するよ
うになつている。固定タンク2の上面には、開口
4から突出する芯案内筒3と同心的に配置してそ
の外周を被うバーナバスケツト8が着脱可能に設
けられている。このバーナバスケツト8は上端縁
にその外方に折曲する折曲片9を有し、この折曲
片9と芯案内筒3の上端に設けられた板材10と
で火皿部11が構成されている。そしてこの火皿
部11に燃焼筒12が着脱自在に載置されてい
る。なお、固定タンク2の他端側上面には給油口
13が形成され、この給油口13にカートリツジ
タンク(図示せず)が装着され、そのタンクから
固定タンク2内に常時一定のレベルを保つて灯油
等の液体燃料が供給され、この燃料中に灯芯5の
下端が常時浸漬するものである。
固定タンク2の前面側には基板14が垂直に設
けられ、この基板14から固定タンク2の内部に
亘つて操作軸15が回動自在に貫挿されている。
そしてこの操作軸15に固定タンク2の内部にお
いて連動体16が固着され、この連動体16は操
作軸15と直角をなしかつ互いに対向する一対の
腕17,17を有し、これら腕17,17が芯ホ
ルダ6の両側面部に配置している。各腕17,1
7の先端部にはそれぞれL形の取付溝19,19
が形成され、これら取付溝19,19が芯ホルダ
6の両側面に取付けられた軸23,23に遊合し
ている。なお、操作軸15が固定タンク2の壁面
を貫通する部分には適宜な油漏れ防止手段が施こ
されている。
固定タンク2から突出する操作軸15の一端に
は連結筒25が嵌着され、この連結筒25が軸受
14aを介して基板14に回動自在に支持されて
いる。そして連結筒25の外周一部から操作軸1
5に亘つてピン26が螺挿され、このピン26に
より連結筒25が操作軸15に対して固定されて
いる。連結筒25には、基板14から突出する部
分において手動消火レバー27の一端が回動自在
に取付けられ、この手動消火レバー27はその一
端縁に折曲片27aを有し、この折曲片27aが
手動消火レバー27の回動に伴つて上記ピン26
に当接するようになつている。そして基板14の
前面に上記手動消火レバー27の回動範囲を一定
に規制するストツパ24が例えば切起しにより設
けられている。なお、手動消火レバー27の他端
部にはゴムカバー27bが装着されている。基板
14の内側には第1および第2の操作レバー2
8,29が設けられ、これら操作レバー28,2
9にはそれぞれその一端が上記連結筒25に連結
されている。第1の操作レバー28は、連結筒2
5に一体に形成された舌片30,30を介してそ
の連結筒25に固着し、また第2の操作レバー2
9は連結筒25に回動自在に支持されている。さ
らに連結筒25には、操作レバー28と29との
間において係止レバー31が回動自在に支持され
ている。この係止レバー31は一端側の端縁に鉤
状の係止部32を、他端側の下側縁に直角に折曲
する折曲片33をそれぞれ有するとともに、スプ
リング34を介して図中反時計方向に弾性的に付
勢されている。そして上記折曲片33が第1の操
作レバー28の下側縁に衝合し、この衝合により
第1の操作レバー28も係止レバー31と一体的
に上記スプリング34によつて反時計方向に弾性
的に付勢されている。
基板14の前面には、点火操作板35および火
力操作板36がそれぞれ上下動自在に設けられて
いる。これら操作板35,36は前面に摘み3
7,38を、背面にピン39,40をそれぞれ有
している。そして点火操作板35のピン39が第
1の操作レバー28の他端側の上側縁部分を経て
第2の操作レバー29の他端部の長孔41に遊合
している。火力操作板36のピン40は基板14
に形成された上下に長い長孔58を挿通し、その
長孔58によつて火力操作板36の上下の移動範
囲が一定範囲に規制されている。そして上記ピン
40の先端に連接レバー42の一端が回動自在に
取付けられ、この連接レバー42の他端に調節レ
バー43の一端がピン44を介して回動自在に取
付けられている。調節レバー43にはほぼ中間部
に支持ピン45が突設されているとともに、他端
の端縁にその長手方向に向つて係合溝46が切欠
形成されている。上記支持ピン45は基板14に
形成された横方向に長い長孔47に遊合するとと
もに、基板14に掛止されたスプリング48によ
りその長孔47の一端側に偏立するように弾性的
に付勢されている。また係合溝46の一側縁と調
節レバー43の上側縁との間を結ぶ部分に円弧状
の導入部49が形成されている。第1の操作レバ
ー28の他端側の側面に上記係合溝46と係脱自
在の係合ピン50が突設されている。
基板14の一端側の内面部分には感震機構が設
けられ、51がそのフレームで、このフレーム5
1の上面に感震振り子52が配設されている。フ
レーム51の下面側にはほぼL字状に折曲する連
動板53が支持ピン54を介して回動自在に支持
されている。この連動板53は、上記支持ピン5
4を境にして一端側に感知部55を、他端側に係
止レバー31の係止部32と係脱自在の係止ピン
56をそれぞれ有している。そしてスプリング5
7を介して常時、図中反時計方向に弾性的に付勢
されている。フレーム51の上面および上記感知
部55にはそれぞれ透孔51a,55aが形成さ
れ、上記感震振り子52に突設された軸59がこ
れら透孔51a,55aを遊挿し、この軸59の
先端に円盤60が取付けられている。そして感震
振り子52が地震等の発生により傾動すると、円
盤60の周縁が感知部55の下面に当接して連動
板53がスプリング57に抗して回動操作される
ようになつている。
バーナバスケツト8の外側面には点火機構が設
けられ、63がそのフレームである。フレーム6
3には点火レバー64が軸65を介して回動自在
に設けられ、この点火レバー64の自由端に点火
ヒータ66が取付けられている。点火レバー64
はスプリング67によりバーナバスケツト8から
離間する方向すなわち、図中時計方向に弾性的に
付勢されているとともに、中間部にブラケツト6
8を有し、このブラケツト68に押上げレバー6
9の一端が軸70を介して回動自在に取付けられ
ている。押上げレバー69の他端には掛合部71
が形成され、この掛合部71が燃焼筒12の最外
周に配置する保護筒72の下端縁に掛合してい
る。フレーム63には乾電池(図示せず)と導通
する電極板73が設けられ、この電極板73が点
火レバー64と対向していて、この点火レバー6
4の回動変位に伴つてそれと接触し、点火ヒータ
66に通電をするようになつている。ブラケツト
68の端部には軸74が設けられ、この軸74に
伝達レバー75の一端が掛合している。基板14
の内面に支持板76が設けられ、この支持板76
に伝達レバー75の中間部がピン77を介して回
動自在に支持されている。そして伝達レバー75
の他端と第2の操作レバー29の中間部とが連結
条78により連結されている。また、伝達レバー
75の他端と支持板76との間にスプリング79
が張設され、このスプリング79により連結条7
8を介して第2の操作レバー29が上方側すなわ
ち図中反時計方向に付勢されている。なお、80
は基板14の側縁部に設けられ、第1の操作レバ
ー28と当接自在の弾性材からなるストツパであ
る。
次に動作について説明する。燃焼待機状態にお
いては、第1および第2の操作レバー28,29
がそれぞれ連結筒25を支点に上方側に傾斜し、
また灯芯5が芯案内筒3の下端部に位置してい
る。この状態から点火操作板35を摘み37を介
して下方に押下げると、第2の操作レバー29が
スプリング79に抗して連結筒25を支点に時計
方向に回動する。この際、第1の操作レバー28
が点火操作板35の背面に設けられたピン39に
よつて押下げられ、第2の操作レバー29と一体
的に回動する。この回動に伴い、第1の操作レバ
ー28の係合ピン50がまず調節レバー43の導
入部49に当接し、この当接により調節レバー4
3がスプリング48に抗して左方向に押動かさ
れ、この動作で係合ピン50が導入部49を通過
し、この通過後に調節レバー43がスプリング4
8の付勢力で右方向に移動復帰し係合ピン50が
係合溝46に係合する。この係合後にもさらに係
合ピン50が下降し、この下降により調節レバー
43が支持ピン45を支点に時計方向に回動し、
火力操作板36が連接レバー42を介して押上げ
られる。第1の操作板28の回動により操作軸1
5も一体に回動し、連動体16を介して灯芯5が
芯ホルダ6とともに引上げられ、灯芯5の上端が
火皿部11に上方に突出する。すなわち燃焼可能
域にまで上昇する。第1の操作レバー28が最下
部にまで押下げられている状態のもとで、灯芯5
は最も高い点火位置に保持される。第2の操作レ
バー29の回動により連結条78を介して伝達レ
バー75の他端側が引下げられ、一端側が上昇す
る。この上昇により点火レバー64が軸65を支
点にスプリング67に抗して回動し、この回動に
伴い押上げレバー69が上昇し、燃焼筒12の一
側面側が押上げられる。この押上げにより燃焼筒
12が傾斜し点火ヒータ66と対向する部分の火
皿部11が開放される。そして点火レバー64の
回動に伴い、このレバー64が電極板73に接触
して点火ヒータ66が通電され、このヒータ66
が火皿部11の上方に進入して灯芯5に接触し、
この接触により灯芯5に対する点火が達成され
る。第1の操作レバー28が回動する際には、こ
れと一体的に係止レバー31がスプリング34に
抗して時計方向に回動し、その一端の鉤状の係止
部32が感震機構の連動板53の係止ピン56に
一時接触してそこを通過する。
灯芯5への点火が達成されたのちに、使作者に
よる点火操作板35の押下げが解除され、この解
除により第2の操作レバー29がスプリング79
の付勢力で反時計方向に回動し、当初の位置に復
帰する。またこれに応じて点火レバー64および
押上げレバー69がスプリング67の付勢力で当
初の位置に復帰し、燃焼筒12が火皿部11上に
正規の正立状態で定置する。第2の操作レバー2
9が回動復帰するのに伴い第1の操作レバー28
および係止レバー31もスプリング34の付勢力
で反時計方向に回動するが、その回動直後に係止
レバー31の係止部32が感震機構の係止ピン5
6に係止し、したがつて第1の操作レバー28お
よび係止レバー31の回動量はごく僅かに抑えら
れ、またスプリング34に大きな付勢力が蓄えら
れる。そしてその回動に連動して灯芯5が点火位
置から僅かに引下げられ、強火力の燃焼位置に定
まる。したがつてこのまま放置すれば強火力の燃
焼が継続する。
これに対し、燃焼火力を他の中火力や弱火力に
設定する場合には、火力操作板36を押下げ操作
してそれを行う。すなわち火力操作板36を摘み
38を介して押下げると、連接レバー42を介し
てその動作が調節レバー43に伝わり、この調節
レバー43が支持ピン45を支点にして反時計方
向に回動する。調節レバー43は係合溝46と係
合ピン50との係合により第1の操作レバー28
と連結しており、このため調節レバー43に連動
して第1の操作レバー28が反時計方向に回動す
る。第1の操作レバー28の時計方向の動きは係
止レバー31の折曲片33によつて規制されてい
るが、反時計方向に対する動きは何ら規制される
ことはなく、したがつてこの第1の操作レバー2
8は調節レバー43に連動して自由に回動する。
そしてこの回動により灯芯5が強火力の燃焼位置
から火力操作板36の押下げ量に応じる中火力や
弱火力の燃焼位置にまで引下げられ、これにより
その設定火力の燃焼状態が継続する。また、燃焼
状態を再び強火力に設定する場合には火力操作板
36を押上げてそれを行う。
火力操作板36は長孔58によつてその移動範
囲が規制されており、このため灯芯5の燃焼時に
おける最下降位置が常に適正な一定位置に定ま
り、それ以上の下げ過ぎが防止され、したがつて
灯芯5の下げ過ぎによる不完全燃焼の発生がな
く、常に適正な燃焼を得られる。
次に消火について説明する。まず、通常時にお
ける消火に際しては、手動消火レバー27を反時
計方向に回動操作する。この操作に伴い、手動消
火レバー27の折曲片27aがピン26に当接し
て操作軸15が反時計方向に回動し、これにより
灯芯5が火皿部11の下方に没入し、消火が達成
される。この際、操作軸15の回動に応じて第1
の操作レバー28も反時計方向に回動するが、こ
のとき調節レバー43がその回動力で支持ピン4
5を支点に反時計方向に回動するとともに、長孔
47に沿つて左方向に移動し、これにより第1の
操作レバー28の係合ピン50が調節レバー43
の係合溝46から離脱し、第1の操作レバー28
のみが燃焼待機位置に復帰する。したがつてこの
状態で燃焼運転を再び開始する場合には、係止レ
バー31をスプリング34に抗して回動させるこ
となく、軽い力で点火操作板35により第1およ
び第2の操作レバー28,29を押下げるのみ
で、それを行なうことができる。
一方、燃焼中に地震が発生した場合において
は、感震振り子52が傾動し、円盤60が連動板
53に当接し、これに伴い連動板53が支持ピン
54を支点にスプリング57に抗して時計方向に
回動し、係止ピン56が係止レバー31の係止部
32から離脱する。そしてこの離脱により係止レ
バー31がスプリング34の付勢力で反時計方向
に一気に回動する。この際、係止レバー31の折
曲片33が第1の操作レバー28の下側縁に衝合
するから、その第1の操作レバー28も係止レバ
ー31と一体的に反時計方向に回動する。第1の
操作レバー28の係合ピン50は調節レバー43
の係合溝46に係合しているが、その操作レバー
28の回動力で前述の手動による場合と同様に、
係合溝46から離脱する。第1の操作レバー28
の反時計方向の回動により、操作軸15が一体に
回動し連動体16を介して灯芯5が一気にかつ大
きく火皿部11の下方に没入し、これにより消火
が瞬時にかつ確実に達成される。
このように地震発生の非常時には、スプリング
34の付勢力で自動的に灯芯5が火皿部11の下
方に深く、かつ一気に没入し、したがつて短時間
に確実に消火する。これに対し、通常時に手動消
火レバー27を回動操作して行なう消火の場合に
は、その手動消火レバー27の回動に伴つてそれ
がストツパ24に当接し、これにより操作軸15
の回動範囲が規制され、したがつて灯芯5は火皿
部11の下方の浅い位置、すなわち第1図中のs
付近にとどまる。この場合、消火時間は非常時の
自動消火に比べて長くなるが、通常時での消火で
あるからそれはとくに問題となるようなことはな
い。そして湘火時間が長いため臭気の発生が抑制
され、使用者に対して不快感を与えることがない
という利点が生じる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、通常時に
おける消火の際には、灯芯の没入深さを浅く規制
して臭気の発生を抑制することができ、したがつ
て使用者に対し不快感を与えることがなく、また
手動消火後に再び燃焼を開始させる際に、軽い力
で灯芯を上昇させることができ、良好な操作性を
得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は灯芯の没入深さと消火時間との関係を
示す曲線図、第2図ないし第12図は本考案の一
実施例を示し、第2図は全体の構成図、第3図は
基板の正面図、第4図は灯芯を連動する機構部分
の平面図、第5図は同じく側面図、第6図は手動
消火レバー部分の斜視図、第7図は灯芯を昇降さ
せる機構部分の燃焼待機時における状態を示す正
面図、第8図は同じく燃焼時における状態を示す
正面図、第9図は感震機構部分の正断面図、第1
0図は点火をする機構部分の点火前の状態を示す
側断面図、第11図は同じく点火時の状態を示す
側断面図、第12図は点火レバーを連動する機構
部分の正面図である。 5……灯芯、11……火皿部、15……操作
軸、24……ストツパ(規制機構)、27……手
動消火レバー、34……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下端部が液体燃料中に浸漬する灯芯を昇降自在
    に支持し、この灯芯を火皿部の上方に上昇させ、
    この状態でこの灯芯に点火をして燃焼させ、また
    この灯芯を火皿部の下方に没入させて消火するも
    のにおいて、回動自在な操作軸および振動の発生
    に応じて回動する振動検知アームを設け、上記操
    作軸に操作レバー、連動体および消火操作レバー
    を一体的に取付けるとともに、さらに係止レバー
    を回動自在に取付け、上記係止レバーにその一回
    動方向に付勢力を与える復帰用のスプリングを設
    け、上記連動体の先端部で上記灯芯を支持し、上
    記操作レバーを上記係止レバーに所定範囲にて移
    動自在に連係させ、上記操作レバーの先端部を下
    方に変位させる動作で上記操作軸を回動し上記連
    動体の先端部を上方に変位させて上記灯芯を火皿
    部の上方にまで上昇させ、かつ操作レバーに連係
    する上記係止レバーを上記復帰用のスプリングに
    抗して上記振動検知アームに係合させ、この係合
    により上記灯芯を上昇位置に保持し、振動検知ア
    ームの作動時にはその動作で振動検知アームと係
    止レバーとの係合を解除させ上記復帰用のスプリ
    ングの付勢力で操作軸を回動して灯芯を上昇位置
    から火皿部の下方に没入させて自動消火を行な
    い、また手動消火時には上記消火操作レバーに対
    する手動操作で操作軸を回動して灯芯を上昇位置
    からその下方に没入させ、この手動消火の操作時
    に上記消火操作レバーの移動量をストツパにより
    規制し、この規制により灯芯を自動消火の場合よ
    りも浅い没入位置に保持することを特徴とした液
    体燃料燃焼装置。
JP13402183U 1983-08-30 1983-08-30 液体燃料燃焼装置 Granted JPS6043871U (ja)

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JP13402183U JPS6043871U (ja) 1983-08-30 1983-08-30 液体燃料燃焼装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6029519A (ja) * 1983-07-28 1985-02-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液体燃料燃焼器具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6029519A (ja) * 1983-07-28 1985-02-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液体燃料燃焼器具

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